面接に関するコラム
56 件
- リクルーター面談の逆質問でするべき質問とは|ポイントは4つ! 171,213 views 近年、多くの企業で取り入れられているリクルーター面談。リクルーター面談では逆質問をする時間が基本的に設けられています。面談だからといって、準備をせずその場しのぎの質問をしていると印象が悪くなり、本選考の評価にも影響する可能性があります。そうならないために、本記事ではリクルーター面談における逆質問の考え方を紹介します。本記事のコンテンツそもそもリクルーター制度とは逆質問はストーリーで〜入社から現在まで〜逆質問はストーリーで〜現在から数十年後まで〜逆質問はストーリーで〜最後に自らのキャリアプランを相談〜番外編〜リクルーターの気分を損ねる質問例〜終わりにそもそもリクルーター制度とはリクルーター・リクルーター制度とはリクルーター・リクルーター制度とは、"自社の社員が就活生と直接コンタクトを取ることにより、優秀な人材の獲得や採用活動のサポートをすることを目的とする制度"のことを指しています。リクルーター・リクルーター制度について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。⇨そしてリクルーターと面談をすることをリクルーター面談と呼びます。このリクルーター面談で企業は優秀な学生を確保するための囲い込みと、選考前の絞り込みを行うことを目的として行っています。そのためリクルーター面談で逆質問を行う際にも「自分は企業にとって採用したほうがいい人材である」と思ってもらうためにも、以下の点を意識して取り組む必要があります。自身の志望度の高さをアピールすること業界理解・企業理解をより深めること自身の企業選びの軸がその企業と合致しているかを確認することリクルーター面談においての逆質問の基本的な考え方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。⇨そこでこれらを踏まえた上で、金融業界を受けていた筆者の経験に基づき、逆質問の考え方を以下で解説していきます。逆質問はストーリーで〜入社から現在まで〜1時間の逆質問を乗り越える上では、質問を体系立てて質問するオーダーを整理し、事前に用意しておくことが重要です。そこで筆者は、リクルーターのキャリアや価値観を知ることを意識して以下の質問をしていました。(1)お名前と入社何年目かを教えてください。まずはじめに、名前と入社何年目かといったこれまでのキャリアを押さえておきましょう。」では、「企業で働く"人"から説明する」という切り口が語られていますが、ここで名前と部署をメモしておけば、その後の選考に進むことができた場合にリクルーターの方の話題を出すことができます。OB訪問と違い、選考の一環と考えられるリクルーター面談では名刺のような情報媒体を得ることが難しいため、忘れずメモしておくことをおすすめします。(2)就職活動当時なぜ金融業界に興味を持っていて、他にどのような業界を見ていたのか。なぜ金融業界を志望していたのか。企業選びの軸のようなものがあったならば教えてください。筆者は金融業界を志望していたため、あらかじめ金融業界と親和性のある業界を把握しておき、その中でもなぜ金融業界なのかということを把握するようにしていました。「」にある通り、親和性のある業界を研究、業界比較をしっかりすることで、その後の選考でも面接官に納得感を持たせることができます。リクルーターの方は学生時代のアルバイトや専攻内容、サークルや部活動の経験やきっかけから金融業界を志望している場合が多い印象を持ちました。以下の記事も参考にしてください。参考:→自分なりの企業選び軸を決定することで不要な業界研究をカットすることができます。上記記事では企業選びの軸の定め方や内定者の軸も紹介していますので是非ご覧下さい。(3)金融業界の中でもなぜ〇〇業なのか、なぜ今の会社なのか例えば金融業界の中では銀行・損保・証券・信託など多種多様ですが、なぜ〇〇業、今の会社選んだのかというのは是非押さえておきたいところです。その内容でリクルーターの方は今の会社に就職しているわけですから、これは一つの模範解答と捉えることもできます。以下の参考記事を事前に読んでリクルーター面談に臨んで頂くと、読者様の中で納得感を持ちながら面談を終えることができるのではないでしょうか。参考:→その業界である理由が言語化できれば、あとは業界内比較をすれば良いこととなりますが、これに回答するためには非常に明快な3つのアプローチがあります。上記記事ではそれらについて詳しく解説しているため是非参考にしてみて下さい。(4)学生時代の経験が活きていると思った瞬間はいつ、どのような場面ですか?筆者の場合、最終面接の場でよく「ここで内定を出したらあなたは何に打ち込みますか?」と問われました。これはその経験を土台にした質問となります。実際の仕事で活きる力を残りの学生生活でどのように培っていくか答えられるよう、リクルーター面談を利用してその業界・会社で活きる力をおさえておくと良いのではないでしょうか。多くの場合は以下の参考記事に示す5つの強みに集約されると思いますので、是非参考にしてみてください。参考:→実際に仕入れた情報及び自分自身の経験から、実際に評価される自己PR・志望動機の作り方の基本となるフレームワークについて話したいと思います。(5)現在担当している仕事のやり甲斐を教えてくださいどんな時にやり甲斐を感じ、一方でどのような時にモチベーションが下がるのかセットでおさえておくと、その業界や会社の長所と短所の一端をおさえることができると言えます。あるリクルーターの方は、「やり甲斐と困難は表裏一体」とおっしゃっていましたが、リクルーターの回答に対して自らが面白みを感じられるか、困難も踏まえた上で頑張っていけるかどうか考えてみると良いのではないでしょうか。上記のような質問を通して対話していると、(5)までで20分から30分くらいです。もしリクルーターが入社5,6年目くらいだった場合、1,2回の部署や支店の異動を経験している場合が多いです。自らの望むキャリアが叶えられる形での異動なのか、それとも青天の霹靂に感じられる異動(=人事部がリクルーターの新しい力の開拓を期待している場合)だったのかも聞いておくと、最後に本音としてその会社に入社するかどうかの判断材料となるのではないでしょうか。逆質問はストーリーで〜現在から数十年後まで〜(6)現在から数十年先のキャリアプラン、この会社で成し遂げたい夢を教えてくださいリクルーターの現在の部署からどのような部署に異動することが一般的で、どのような候補があるのかおさえておくと、自らの働くイメージがつきやすいのではないでしょうか。例えば銀行業であれば、最初は支店での経験やリテール経験を積み、そこで実績を残した銀行員が大企業営業部といった花形部門に異動というようになります。リクルーターの方がどのような大志をもって日々働いているのか知ることで、その会社におけるやり甲斐の有り様を知ることができるのではないでしょうか。(7)この先のキャリアでどのような力が必要だと思うか、どのようなことを今現在努力しているか希望の部署への異動のためにどのような力が必要だと思うか、という質問の裏返しとなります。特定部署で必要とされる(であろう)力を整理しておくことで、面談後に自らのキャリアプランに組み込むことができるかどうか考えることができます。会社では一般に人事部や上司とのキャリア面談なるものが1年に1回以上用意されているようなので、上記のような質問に対してかなりリアルで説得力のある回答が返ってきてとても勉強になったことを覚えています。リクルーターの入社時から現在、今後考えている理想のキャリアの遍歴を知り、本番の面接時にキャリアプランを尋ねられた時に的はずれな回答をしないように心がけたいところです。(7)までで私の場合は30分から40分が経過していました。逆質問はストーリーで〜最後に自らのキャリアプランを相談〜(8)自分は現在御社で入社後10年ほど先までのキャリアプランを描いています。実際の社員の立場から聞いてこれが妥当か、どのような力を身につけるべきか教えてください。筆者の場合は今まで質問したオーダー通りに、今度は自らの考えるキャリアプランを共有してその盲点を修正するということを実践していました。ここでは盲点を修正できるというメリットだけではなく、「この学生はこんなことに興味があるんだな、今度はこの学生の希望の部署のリクルーターをぶつけてみよう」ということをリクルーターに意識させ、次のリクルーター面談に繋がる可能性を高めることができると考えられます。(8)を終える頃には1時間のリクルーター面談も終わりを迎えていました。8つの質問をテンプレ通りに質問していたわけでは決してなく、話が弾んでいるうちに聞きたかったことにも答えられていた、という場合もあります。上記の質問はあくまで例なので、自ら聞きたいことを加えて整理しておけば場当たり的な質問は確実に回避できると言って良いでしょう。番外編〜リクルーターの気分を損ねる質問例〜番外編として、私がアルバイト先やゼミの先輩にOB訪問をしたとき、リクルーター面談時や説明会時の質問として「これだけはやめろ」と言われたことを紹介したいと思います。(1)半沢直樹のような銀行ドラマってどこまで真実なのですか?これは支店の雰囲気によりけりですし、そもそも銀行の生々しい真実をリクルーターが語るとは到底考えられないので、自分から質問するのはやめるべきとのことでした。(2)メガバンク3行の違いって何だと思いますか?大方の人が「他の銀行で働いたことがないからわからない」といって答えが終了するので、実は無意味な質問の一つとのことです。ちなみにですが、質問の仕方を変えて、「なぜ今の銀行を選んだのか」だと、ある程度的を得た答えが返ってくることが多かったです。終わりにいかがだったでしょうか。リクルーター面談は逆質問が中心ながら決して短い時間ではありません。しかし、せっかくの時間なので選考に向けて有効な時間としてもらえればと思います。そこで、質問内容を入念に用意整理し、特に本記事においては、リクルーターの方の学生自体から入社までのキャリアステップ、今後のキャリアプランというストーリー形式で行っていくことをご紹介いたしました。6月の選考解禁を踏まえると3月~5月にかけてリクルーター面談が本格化すると思われます。以下の記事も参考にしながら準備を始めることをおすすめします。リクルーター完全攻略記事一覧1.そもそもリクルーターって何?2.リクルーター面談の対策は何をするべきか3.リクルーター面談でするべき逆質問とは4.リクルーター面談に臨む前に知っておくべき基本マナー5.リクルーターへのメールの書き方と具体例6.リクルーターへの電話の基本マナーと具体例7.リクルーター制度実施企業一覧(全39社)
- IR資料から読み解く総合商社の今後投資すべき分野について 25,683 views 前回は企業が抱える課題とその解決策の提案のヒントが得られることをワコールのIR資料を元に説明しました。今回は総合商社の面接で聞かれることがある「今後総合商社が投資すべき分野」という課題を考えるヒントとなるIR資料をご紹介することで、総合商社志望の学生のお役に立てばと思います。本記事のコンテンツ▶︎5大商社中期経営計画▶︎抑えるべきポイント4つ▶︎投資すべき分野の考え方▶︎まとめ▶︎総合商社業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介5大商社中期経営計画上場企業の多くが2〜5年単位で中長期の詳細な経営計画を作成し、発表しています。前回ご紹介したIR資料の多くが、今年と翌年の話を中心にするのに対して、経営計画では向こう2〜5年の計画を発表します。総合商社各社も中期経営計画を下記の通り発表しています。参考:三菱商事中期経営計画参考:三井物産参考:住友商事参考:伊藤忠商事参考:丸紅公表している項目は各社異なりますが、概ねどのような事業にどれだけの投資を行うのか、及び各事業の特徴、今後の世界経済の流れについて書かれているのがわかるのではないでしょうか。抑えるべきポイント4つ「総合商社が今後投資すべき事業は何か」という問いに答える際に重要になるのは、・今後の投資計画・事業ごとの特性の二つになるでしょう。各社がどのような考えを持って投資計画を立てているのか、またそもそも投資対象となる各事業ごとにどのような特性があるのか大まかに理解しておくと、投資すべき事業を考える指針になるでしょう。事業投資に対する基本的な考え方は「三菱商事中期経営計画2012」P7の「事業特性に応じた目標設定のイメージ」の項目がわかりやすいでしょう。事業のリスクが高いほど、目標となるリターンは高くなります。また事業のリスクが低ければ、目標となるリターンも低くなるでしょう。このように総合商社の事業投資においては、各事業ごとにリスクとリターンを勘案し、全体で取れるリスクのバランスを取りながら投資を実行しています。さてそれでは総合商社の各事業ごとの特性は何でしょうか?これも先ほどの資料から読み取れることを下記すると①資源関連分野は収益の柱ながらもハイリスク各社の中期経営計画を読むと、三菱商事「収益の柱として期待」、三井物産「収益基盤の強化」とあるように収益の柱としての投資が実行されています。一方で資源関連分野の投資の多くが権益に対して投資を実行するものであり、計画通りに資源が排出されないリスク及び資源価格が下落するリスクという二つのリスクを抱えています。そのため資源投資はハイリスク・ハイリターンの投資であると言えるでしょう。そのため、三菱商事「コスト削減等の経営努力による資産・事業の質向上」など非資源とのバランスを意識した戦略が取られています。②生活消費材関連分野は安定的収益同様に生活消費材関連分野に目を向けると、三菱商事「成長の牽引が期待」、住友商事「収益の柱をさらに太く」とあるように、収益を安定的に支える事業であると言えます。ビジネスモデルとしても、トレードの収益及び投資先企業の企業価値向上による連結収益の拡大など、資源関連分野に比べると、低いリスクで確実にリターンを得ることが可能な事業特性であると言えます。③機械・インフラ関連事業は成長産業機械関連事業に目を向けると、三菱商事「次の柱候補」、丸紅「新たな事業を海外で戦略的に推進」とあるように、成長産業であると各社が捉えていると言えます。④その他事業その他事業については各社の特色が出ていると言えますが、住友商事ではテクノロジー×イノベーション分野を「次世代新規ビジネス創出のための成長分野」としており、かなりの資金を投下しています。また丸紅では「ASEANやアフリカでのビジネス強化」を経営計画の中でも大々的に押し出しています。上記見てきた通り、中々わかりにくい総合商社の事業ごとの特性も中期経営計画を読み解くことで、各社が書く事業をどのように捉えているのかがよくわかるようになります。総合商社以外の企業においても同様にチェックしてみて下さい。投資すべき分野の考え方さて、ある程度の前提知識を入れることができたら、後は自分なりに整理して、投資すべき分野について自分の意見を考えるだけです。リーマンショック、ギリシャショックと世界経済が後退していると言われ、円高が進み、日本にとっては海外への投資のチャンスだとも言われ、総合商社の資源関連収益が減少に転じているとも言われる中で、総合商社はどの事業に投資すべきでしょうか?是非、自分なりの考えをまとめ、裏付けを取りながら説得力を持って話せる準備をして欲しいと思います。もちろんこの質問に答えることが出来れば、総合商社に内定するわけではありませんが、面接官としてはこの質問を通して、受けにくる学生の「論理的思考力」、「問題分析力」、「持論の説明力」など様々な能力を見ることができます。このような答えのない問題に対して、自分なりに分析し、裏付けとなるデータを集め、説得力を持って持論を述べることは、面接だけでなく、学業・ビジネス、普段の生活においても重要な能力です。是非、総合商社の面接対策として、上っ面の答えをなぞるだけではなく、生活の質を高めるスキルの習得と考えて、取り組み、実生活にも応用してもらえればと思います。まとめ「今後総合商社が投資すべき分野」という面接質問に答えるためには、「事業ごとの特性・各企業の今後の投資計画」を指針に、自分なりの意見を整理することが大切各社の中期経営計画を読むことで、「各事業ごとの特性・今後の投資計画」が理解できる総合商社業界完全攻略記事一覧1.【業界研究】今更聞けない総合商社とは?仕事・歴史・年収をわかりやすく解説2.【業界研究】総合商社の年収の全てが一目で丸わかり!3.【業界研究】理解している?総合商社と専門商社の違い4.【業界研究】五大総合商社比較5.【業界研究】就活に役立つ総合商社の歴史を解説6.【業界研究】総合商社とは?歴史・仕事内容・年収などを徹底比較|選考対策付き7.【業界研究】総合商社の最新動向まとめ総合商社業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。実際に総合商社志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。
- 面接で嘘をつくべきでない2つの理由 58,904 views こんにちは、16卒の慶應生です。巷では、「面接では盛ってなんぼ!とにかく嘘ばっかりついたよ。」という話であるとか、「就活の時期になるとサークルの幹事長、副幹事長が大量発生する。」などと言われており。もはや面接で嘘をつくのは当然の風潮であるかのように思えます。実際、私自身の友人でも就活ランキングで超上位に名を連ねるような大企業から、全てを嘘で塗り固めた自己PRを元に内定を貰った強者もいます。その反面、私自身は少しばかり数字を切り上げたりということはあったものの、志望動機、自己PR等でほぼ一切嘘をつかず、志望している会社から内定をいただくことができました。本日は私自身の実体験も踏まえて、面接における「嘘」について少し考えてみたいと思います。なぜ嘘が横行するのか?なぜ就活生の中で嘘が横行するのでしょか?それは、面接官と就活生の間の意識の乖離ではないか、と考えています。というのも、面接官→自分の会社とマッチングする人材が欲しい→その人自身のことを知りたい。就活生→自分がどれだけ優秀な人材かをパフォーマンスする場と考えている→自分が上げてきた実績をアピールしたい。「」のエントリーでも書いたように、面接官の方は能力以上にその人が将来自分の会社で働いていけるのか?ということを見ているようです。そのため、何をやってきた、ということ以上に、なぜやってきたのか、ということにフォーカスし、その人の一貫した人間性をはかろうとしているようです。嘘はつかないべき、と思う。上記のような視点を踏まえて、私自身は面接で嘘をつくべきでないと考えています。これは以下の2つの観点から考えられると思います。面接が突破しにくくなる内定後に困る面接が突破しにくくなる基本的には面接では一つの事柄に対して深掘りが行われます。先にも書いたように「なんでやったの?どんな工夫をしたの?それはなんで?」という風に様々な角度からその人がどんな人間なのか、ということをはかろうとしてきます。私の場合だと予備校での経験から自分自身の主体性ということを強みとして押していましたが、「他に主体性を発揮したエピソード、3つくらい教えてよ。」「小さい頃から主体性持ってる子だったの?違ったらその転換期はいつ?」という風に、様々な経験、多様な角度から検証されました。嘘をつかず、しっかりと自分自身の経験を棚卸していたので、ほぼ困ることなく質問に答えられたように思えます。逆に、嘘をついた場合だとそれを誤魔化すためにたくさんの嘘を重ねることになります。一つの経験についてしっかりとした準備をすることはそこまで難しいことではないような気がしますが、それを複数のエピソードで、または幼少期の自分自身まで嘘で塗り固め、一貫性を見つけるのは正直不可能に近いと考えます。自然と綻びが出てくるため、面接官に「こいつほんとのこと言ってるのかな?」という違和感が生じてしまいます。面接が突破しにくい実例「サークルの幹事長です!」と意気揚々に話している学生がいました。しかしながら、よくよく深掘りされているのを聞いてみると、普通の曜日練習のパートリーダー的な役割であることがありました。曜日練習のパートリーダーだと最初から伝えていれば、そこに対してどのような工夫があったであるとか、を話すことができたにもかかわらず、自分がやっていないであろうサークル運営について相当深く聞かれており、タジタジになっていました。参考までに、その彼とはその後の面接で会うことはありませんでした。内定後に困る周りは「嘘で塗り固めていない学生」が大半のはずです。ちなみに、自分自身の内定先でも似たような人が多く、面接で嘘をついたと言っている学生はほとんどいません。似たような学生が多い中で塗り固めて内定した会社、そんな会社でずっと働くことを考えると、意味もなく疲れてしまうように思えます。また、面接で話したことというのはある程度社員の方で共有されているようで、私自身も「予備校で働いてたんだよね?うちの親戚がそろそろ受験みたいなんだけどどうしたらいいのかな?」であるとか準体育会のテニス部に所属していることから、「今度テニス教えてよ!」という風に、言われることがあります。入社をゴールとして考えるといいかもしれませんが、嘘で塗り固めた自分を入社後も貫き通すと考えると、非常に大変な気がしてます。内定後に困る実例私自身の内定者の友人でも嘘を塗り固めて面接を突破した人がいました。私自身が内定した会社は割とイケイケな雰囲気で、良くも悪くも常にテンションが高い人が多いです。しかしながら、その友人は、みんなで騒いだりするのは決して好きなタイプではない、という人で、非常に困窮していました。「ほんとにこの会社でやっていけるのかな…」とまで、入社前にもかかわらず言っています。彼自身は「こんな自分を変えたい、けど自分の話だと内定できないから、とりあえず嘘で塗り固めよう」と考えて内定を手に入れることはできましたが、果たして、それが正しいのかと考えると、難しいところです。じゃあどうすればいいの?所謂輝かしいスペックを持っている必要はないのではないかと思います。もちろんあるに越したことはありませんが、私自身は予備校でのアルバイトを頑張ってきたことを押し続けて内定を得ました。企業の人事の方とも話していると、普通にサークルやって、飲み会して、授業出て…と言う風に普通の学生時代を過ごしてきた方が多いように思えます。「すごい企業だからこそ、すごい経験をしておかなければならない!でもそんなことやってないからどうしよう…」と短絡的に考えて、表面的な嘘で塗り固めた面接対策をするのではなく、自分自身の今までやってきたこと、その中でどんな思いだったのか、集団の中でどのような立ち位置だったのか、ということを棚卸して企業によって使い分けていくことが良いと思います。本記事では面接で嘘をつくべきでない2つの理由について解説してきました。こちらの動画では面接の全体像について紹介しています。ぜひご覧ください。
- 取るのは恥だが役に立つ!?就活に向けて "無資格"・人気資格より「おもしろ資格」を取得してもいいかも 22,654 views 【本記事のアウトライン】・資格が無いこと自体がマイナスになることはまずない・有名資格よりおもしろ資格が意外と役に立つ理由・おもしろ資格を取るメリット4つ・資格マニアの筆者オススメの資格3選【検索ワード】|運転免許正式名||就活資格ない||TOEIC書ける点|ESや履歴書で度々見かける「資格・免許」欄。そこに「普通自動車第一種運転免許」しか書けない、もしくは普免すらないことを何となく不安に感じている人は多いのではないでしょうか。こんにちは、18卒就活生です。一応就活はうまくいった方(だと思っている)なので、最近19卒の後輩からちょくちょく就活相談を受ける機会があります。中でも一番多いのはインターンESの添削なのですが、ここ最近で増えたなーと思っているのが以下のような質問です。・「免許ってATだとなんか言われたりしますか?」・「やっぱり簿記2級ぐらいは取っておいた方がいいんですかね?」・「〇〇さん、TOEICって何点持ってました?」この相談が増えた要因として、「本選考までにその試験を受けるチャンスが少なくなってきた」ことがあるではと推測しています。例えば、本記事執筆の2017年11月現在、今から申し込んで19卒の広報活動解禁日である2018年3月1日に間に合う(=結果が出る)日本商工会議所簿記検定の試験日は既にありません。年中試験日程があるイメージかもしれないTOEICListening&Reading公開テストですら、今から申し込もうとしても2018年1月28日のみが唯一の間に合う日程です。(しかもこの日は多くの大学が期末試験の時期で忙しく諦める学生が多い印象です)。参考:商工会議所の検定試験29年度試験日程カレンダー参考:TOEICListening&ReadingTest試験日程また、そもそもこういった有名資格で結果を出すためには当然ある程度の対策期間が必要であり、たとえ試験日程が存在しても今からの合格・高得点は難しいと言えるでしょう。とは言え、「資格・免許」欄が埋まらず、TOEICの点数ですら空欄で出す現状をなんとかしたいと考えている就活生は多いのではないでしょうか。以上を踏まえ今回は"資格"というキーワードに注目し、(今話題の?)"無資格"という状態にどう向き合っていくべきか、筆者の選考体験をもとに考えていきたいと思います。新卒就活と資格の関係|就活資格ない|といったワードで検索すると、毎年多くの就活生が悩む「就活に資格は必要なのか」という疑問について様々な考え方がサイト上で見られると思います。一概には言えませんが、筆者は新卒就活の場合は「あってマイナスになることは無いが、直接それが評価される機会は少ない」ぐらいに捉えています。これについては文系学生の学業成績を始めとした学術面の成果と近しいものがあると考えています。「文系の学問は直接仕事に活かされる機会が少ないから」という学術的な理由ももちろんありますが、他にもいくつか要因があると考えています。一つ目は「学業」と「仕事」の性質の違いについてです。以下の記事にもあるように、「学業」は主にインプットとしての性質が強い一方、ビジネスとは典型的なアウトプットの取り組みであることは理解しておく必要があるでしょう。そのため、仮に学業成績といったインプットの能力をアピールしたとしても、企業が求める人材の究極形である「企業の利益に貢献できる人材」であることを示すには至らず、的外れな自己PRで採用に繋がらないのが一つ目の要因だと考えられます。参考:上記の文章では「学業」という言葉を「資格」という言葉に置き換えてもほぼ意味が通ります。資格試験に合格するためには、「その試験日に向けてコツコツと勉強すること」が求められます。すなわち、周囲との関わりというよりは個人としての努力にあたるインプットの性質が強いため、それを達成したしても、「企業の利益に貢献できる」人材(≒採用基準を満たした人材)であることのアピールにはなかなか結びつきにくいと思っています。参考:また、「直接活かされる機会が少ない」という文についても同様のことが言えます。例えば、税理士の資格保持者が経理の仕事・司法試験合格者が法務の仕事のように実務上で直接活かされるケースはゼロではないでしょう。しかし、簿記2級・TOEIC700点程度の一般の学生でもそれなりに勉強すれば手の届く資格については、それが直接仕事に活かされることはほぼ無いと言っていいでしょう。「簿記2級持っているから経理の仕事をやりたいです」のような浅い志望動機を述べても評価されないのもこれが起因していると考えられます。多くの日系大企業では入社前や入社後にも資格取得の機会があります。資格に関連したeラーニングを無料で受講できる・合格後にお祝い金がもらえる企業ですらかなりの数が存在しています。なお、職種別採用の形をとる外資系企業やキャリア採用(経験者採用)では、ポテンシャル採用とも呼ばれる新卒採用は異なり、専門性が要求される可能性が高くなります。そのため、中途採用では資格の保持が比較的直接評価に繋がることも多いと考えられるでしょう。TOEICについては持っておいた方が安心?一方、大学生の最人気資格と言ってもいいTOEICに関しては、ある程度点数を取っておくべきという見方もあるようです。参考:上記の記事にもあるように、採用の段階でTOEICの点数で足切りをする有名企業は一定数存在するようです。このことからTOEICは、業界・企業によっては「無くてマイナスになる」資格と言えるかもしれません。(本調査から2年半以上経った現在では、上位学生の平均点がさらに上がっている可能性も考えられます。)自分の受ける企業がこのような基準を設けているかの情報収集を徹底し、該当する場合は以下の記事も参考に来年1月28日のチャンスに賭けてみるのも一つの手かもしれません。参考:「みんな取るから取らなきゃ」の問題点上記の内容を考慮すると、簿記やTOEICといった資格が大学生の間で人気なのは「その資格が社会で役立つから」というわけではないことが想像できるかと思います。「人気だから人気」、すなわち「他の多くの人が取るからとりあえず取る」という考えで取得に走る人がむしろ多いのではないでしょうか。この件に関連して、先述Twitterで以下のツイートがトレンドにあがりました。小学校→個性は認めない中学校→個性は認めない高校→個性は認めない大学→個性的な人かっこいい就活→あなたの個性を見せて社会人→個性は認めない@shinjukushakeTwitter内容の是非に関しては多少の議論はあるようですが、かなり多くの人から共感を呼んだようです。リツイート数の多さもその表れかもしれませんし、皆さんも少なからず思いあたる節はあるのではないでしょうか。これに従えば、人気企業の場合大学受験とは比べ物にならない倍率を突破する必要がある就職活動においては、「いかにミスをしないか」よりも「いかに"個性"を示せるか」に重点を置くべきなのはイメージできるかと思います。(ESはネガティブチェック・面接はポジティブチェックのためのフローであり、選考では圧倒的に後者の方が重要であるというお話も某大手損害保険会社の就活セミナーではありました。)にも関わらず、「みんな取るから自分も人気資格を取らなきゃ」という考えは、マイナス評価を避けようとする姿勢を取っている点で疑問が感じられます。(そもそも資格がないこと自体はマイナスにはまずならない時点でこの考えは根本的に誤っていると個人的には考えています。)もちろん、金融業界内定者がファイナンシャルプランナー(FP)を取る、IT業界内定者がITパスポートを取るといったように、内定後にある程度実務性がある資格を取りに行くというのはアリだと思っています。特に金融業界の友人は入社前から企業から指定された資格の勉強に追われている印象がありますが、逆に言えばそれは「内定をもらってからでも取れる」という意味でもあります。また、就職活動終了後の時間に余裕がある期間に比べれば、今の時期はインターンや大学の勉強などで多少なりとも忙しいかと思います。そのため、現時点では資格についてあれこれ心配するよりも、ES・面接の対策やOB訪問などに時間を割いた方がクレバーな選択と言えるのではないでしょうか。おもしろ資格を取るメリット4つーみんな取らないからこそ取るここまでの内容で、多くの就活生が取得している人気資格を自分も取ろうという考えはイマイチ的確でないことは何となく把握していただけたかと思います。とはいえ、ES・履歴書を書くとき毎回のように目にする「資格・免許」欄を空欄にして出すことに抵抗を感じる就活生も多いのではないかと考えています。「今から人気資格を取るのはあまり良くないけど、"無資格"のままでいるのもなあ...」だったら、人気でない資格、すなわち今回の場合「将来仕事で全く役に立たなそうな資格」をあえて狙いにいくのもアリなのではと個人的に考えています。ここでは、そういったおもしろ資格を取得するメリットについて、就活での各選考フローに照らしわせながら考えていきたいと思います。メリット1:検定内容によっては取得が簡単+何となく"すごそう"簿記・TOEICといった有名資格については、多くの就活生がES・履歴書に書くぶん、人事からしてもその級数・点数のレベルについてしっかり把握していることが大半です。そのため「簿記3級」「TOEIC500点」のようなそこそこの内容をアピールしても、「こいつ大したことないな」と逆に評価を落としてしまうケースすら考えられます。(冒頭で述べた|TOEIC書ける点|というワードが検索されがちなのもこういった背景があると思っています。)一方、同じ3級でも、「あいさつ検定3級」・「日本掃除能力検定3級」・「神社検定参級」・「家庭菜園検定3級」・「デザートクリエーター3級」と有名でない資格を書いた方が、人事からしても(普通は)認知していないため、実際の難易度に関係なく何となく"すごそう"に感じられるかもしれません。例えば、受験者の母集団にもよるため一概には言えませんが、「神社検定参級」は合格率70%を超えており、資格試験にしては難易度は低めと推測できるでしょう。第6回神社検定受験者統計いずれにせよ、簿記やTOEICの日程がもうないことを気にするよりも、今や3000を超えるとも言われる国内の資格を幅広く見ることの方が大切なのではないでしょうか。ちなみに、unistyleで以前TOEICの代替資格として紹介した"CASEC"も、この「有名じゃないからこそ"すごそう"に感じられる」ことを利用した資格試験にあたります。「そんなテスト認知度低いから評価されないでしょ?」とツッコミを入れる人もいるかもしれませんが、私の経験上、認知度が低い分、逆に「これはすごい資格ではないか」と面接官に思わせることもできますし、例えばCASEC700(TOEIC750相当)と書けばTOEIC信者の面接官にもアピールすることができます。とりあえず空欄よりはかなりマシだと思います。参考:メリット2:面接で"盛り上がる"(落とす理由が無くなる?)こちらは主に一次面接を始めとした序盤の面接で発揮されやすいメリットになります。多くの日系企業の場合、面接のメインテーマになるのは「ESで書いた内容の深掘り」です。筆者の経験上、ESでおもしろ資格について書いた場合、ほぼ間違いなく面接官はそれについて尋ねてきます。おもしろ資格については基本的に雑談程度で厳しい深掘りをされることはまずないうえ、自分の得意分野についての話になるため受け答えに困る心配も少なくなります。また、これについては運要素もありますが、その資格に関連する分野に面接官が興味がある場合に話が"盛り上がる"こともメリットだと思っています。ワイン検定を持っていた友人は、某建設会社の面接で選考官の家にワインサーバーがあり一次面接の半分近くがその話題で潰れた・歯科検定を持っていた友人は、某百貨店の面接で選考官が前日にインプラント治療を受けたばかりでちょうど話が盛り上がったという話も聞いたことがあります。特に初期の面接では、面接官が若手社員ということが多く、「この人と一緒に働きたいか」という基準で選定していることが多いと言われています。程度こそあれ、面接官が資格について興味を持って話が盛り上がったのであれば、いい意味で印象に残りあなた自身の評価は高まるでしょう。それでもし面接時間の多くが潰れたとしたら、面接官からすればあなたを「落とす理由」が少なくなります。もちろん、選考が進むと「本当にこの会社に来てくれるか」といった資格では示しにくい評価基準も出てきますので、資格を持っていることそれ自体のアピールに終始することないよう、全体のバランスを考えていくべきでしょう。メリット3:"あなたらしさ"+正直な印象?こちらについては以下の記事内容と近しいメリットになります。筆者はこれだけでなく、就職活動で使うエピソードは顧みずとも日常生活で常に生み出されているのではないかと考えています。朝起きて大学に行き授業に出席する・休みの日に友人と遊びにいくといった何気ない行動の積み重ねにこそ、「あなたらしさ」と呼ばれるようなものは存在しており、企業側も学生のそういった面を知りたいと考えているという見方もできるのではと考えています。参考:この記事では、就活で述べる経験・エピソードは、就活用に作らなくても日常生活から導くことができるという考えが述べられています。資格についてもこれに近く、例えば会計学と関連のない学問を専攻していた学生が簿記の資格をアピールしても、あまりに取ろうとする学生が多いため、「就活用にとりあえず所得したのではないか」と何となくマイナスにとらえられてしまうかもしれません。一方、一般に就活で「使えない」とされる資格を取得していた場合、それをわざわざ取得したのはその分野に対する興味・関心の表れであり、学生の素の部分を見ることができたと考えてもらいやすいのかもしれません。採用側は「就活用に作られた長所だらけのあなた」を見たいのではありません。特に自社に「合う」人材かを重視することが多い日系企業の場合は、学生の素の部分を見たいと考える企業が多いと言われています。(たとえ本当は就活のネタ作りとして取得したとしても)素の部分を資格という事実項目から伝えられるのであれば、今からでもそれを取りに行くことは有効なのではないでしょうか。世の中には完全無欠な人間なんて存在しません。どんな偉人にも欠点があります。就職活動の時ばかり、急に聖人君子のような言動をし始めるのは見ていてもいい気分がしないものです。参考:メリット4:ギャップウケが狙える?こちらもメリット3と関連する内容ですが、取得した資格により意外性を感じ取ってもらえることもメリットの一つだと思います。よくある例としては、「ゴリゴリ体育会系に見える学生の趣味が可愛らしいお菓子作り」「研究室に閉じこもる頭脳派の印象の院生がフルマラソン2時間台で走る高速ランナー」などがあると思います。こういった一般的なイメージとの"ギャップ"は面接官からに限らず基本人からのウケがいいものだと思っています。筆者にも「高校時代茶道部でぱっと見文化系に見えるのに実はめちゃくちゃ足が速い」という大学で一番の友人がいるのですが、個人的にはその彼のギャップを魅力に感じ仲良くなった節があると思っています(本人もその高校から大学への自分の変化をうまく活用して就活を進めていたとのことです)。このギャップは趣味・特技として述べるよりも、「取得」という事実が残る資格で示した方が説得力は高まるでしょう。例えば、上記のゴリゴリ体育会系学生の場合、「お菓子作りが趣味です!」と述べるよりも「お菓子作りが好きでスイーツコンシェルジュ検定ベーシックまで取得してしまいました!」と述べた方が格段にインパクトが強まると思います。別に面接官を"落とす"わけでも友達になるわけでもないのですが、こういったギャップ狙いで資格を取りに行くことは個人的にはアリだと思っています。体育会系やチャラチャラしている学生が大学での活動をしつこくアピールする際に、履歴書の片隅に語学資格があればその「ギャップ」に面接官はグっとくると私は思います。参考:資格マニアの私がオススメする資格3選ではここで、筆者が実際に在学中に取得したおもしろ資格について取り上げ紹介したいと思います。おもしろ資格例1:取れば男女共にモテモテ!?『夜景鑑賞士検定』夜景鑑賞士検定とは、夜景に関連した人材の育成を目的に発祥された、おもしろ資格の中では比較的メジャーな資格です。|面白い資格|などで検索すると比較的上位のサイトで紹介されていると思います。こちら、夜景好きな筆者が大学に入って(大学の定期試験や運転免許の学科試験などと比べても)一番勉強したと自身を持って言える資格になります。この資格で圧倒的に多い深掘りのパターンは「オススメの夜景を紹介して」というものです。特に面接会場の周辺や面接官の出身地などに関連した質問が多かった気がします。2017年では12月に2級・3級の試験が実施され、結果も受験後すぐに表示されるため来年3月の解禁日に十分間に合います。また、就活云々関係なく、友人との旅行・彼氏/彼女とのデートなど要所でまあまあ使える資格だと思っているので、就活を終えた18卒の方にもオススメしたい資格です。参考:夜景鑑賞士検定公式HP参考:資格はあるに限る!"夜景検定"がどうビジネスに役立つのか、現役人事が分析してみたおもしろ資格例2:花より団子。肉より魚。『魚食スペシャリスト検定』魚食スペシャリスト検定とは、国内消費の減少・乱獲といった魚食に関する様々な問題に目的意識を向け、後世へ日本の伝統的な魚食文化を繋いでいくことを目的にスタートしたおもしろ資格です。筆者が受験した際は「シーフードスマート検定」という名称でした。この資格は特に、メリット1「すごそう」・メリット4「ギャップウケ」で評価を狙えると考えています。一般に「若者は肉の方が好き」という認識の方も多く、「魚が好き」というのは見た目の印象関係なく「ギャップ」を感じてもらえるかもしれません。「魚についての知見がある」という大学生はまずいないでしょうから、たとえ3級でも「すごそう」に感じてもらえると思います。ちなみに、夜景鑑賞士検定とは異なり、こちらは普段の大学生活で役に立つことはほとんどありませんでした(笑)。参考:一般社団法人シーフードスマート主催魚食スペシャリスト検定おもしろ資格例3:本選考解禁直前の最終手段!?『ヨーグルト検定』「ヨーグルト検定」と言われれば、上記2つに比べてどのような資格かはイメージ付きやすいかと思います。しかしこちら、厳密には正式な認定資格ではありません。下のリンク先を見ればわかるように、公式サイト上で受験すれば10分程度で合格が可能です。認定資格でないものをES・履歴書に書くのはどうなのかという意見もあるかとは思いますが、個人的には面接で触れられたときに正直にその旨を述べれば特に問題ないのではと考えています。"無資格"よりは"非認定資格"を持っていた方がまだマシでしょう。もちろん、面接でヨーグルトについて深掘りされる可能性は考えられますので、主要銘柄の成分・特徴などある程度の知識はインプットしておいた方が無難だと思います。筆者の場合も、面接官が便秘気味らしくその改善に役立つヨーグルトの紹介を求められたことがありました。参考:雪印メグミルク株式会社ヨーグルト検定最後にー自分の興味・関心あることに対して意欲的に行動できる力は大切かも?と、これまでいろいろと述べてきましたが、筆者は別に「おもしろ資格は絶対に取っておけ」と就活目的で取ることを強く推奨しているわけではありません。「自分が興味ある資格があれば取っておいてもいいかも」と、実際に取る/取らないは個人の好きにすればいいぐらいに軽い気持ちで考えています。とは言え、いずれにせよ「自分が興味・関心を持ったことに対して意欲的に行動すること」は、就活関係なくに社会に出てからも求められる重要な素質だと考えています。例えば、面接で必ず聞かれる志望動機は「興味・関心」だけがあれば評価されるわけではありませんが、それを前提に話を進めていると思います。自分が興味あることに対して自ら「試験勉強」という形で行動し、「取得」という形で成果を出す。たとえそれがインプットの性質が強いとしても、「自社に興味・関心を持っているのなら入社後もモチベーション高く働いてくれるかもしれない」と思われるきっかけぐらいにはなるのかもしれません。「好きなことで生きていく」ではありませんが、「好きなことはとことんやる」ことができる人は個人的にも魅力を感じます。それをサークル・研究など多くの大学生がアピールする場所で発揮してもいいでしょうが、"資格"という形に残る成果で示していくのも一つの手として考えておいてもいいのではないでしょうか。以上、おもしろ資格取得の魅力について、「『就活で』役に」立つからの先まで考えるきっかけとして、本記事が少しでも「『皆さんの』役に」立てば幸いです。photobywecometolearn
- 就活生が面接でやりがちな5つのNG行動と改善方法 54,289 views 16卒外資系メーカー内定者です。本選考の面接で突如として現れる、"NG就活生"。本コラムをお読みのみなさんも面接中に「これはまずいだろう…」というような就活生を見かけたことはあるのではないでしょうか。こうしたNG就活生たちには1つの共通点があります。それは、総じて「正しい面接対策ができていない」ということです。特に"自分は面接が得意だ!"と思っている人、"学生時代頑張ったエピソードには困らない!"といった就活生ほど思わぬところで失敗するケースがあり、面接もきちんと練習しなければ内定までには至りません。たとえ力試しで受ける企業であったとしても、面接に関しては時間の許す限り対策をし、自分なりの「勝てる面接」のやり方を早くから身につけられると良いのではないでしょうか。本コラムでは「NG就活生の典型例」に加え、そこから見えてくる「正しい面接対策の方法」もご紹介します。これから就活に臨まれるみなさんにとって、少しでも参考となれば幸いです。NG就活生の面接での典型的行動5つ話が冗長すぎる受け答えを暗記しているやけに態度がでかい質問に答えていない過度の緊張・自信のなさが見られる(1)話が冗長すぎる「1分程度で自己PRをお願いします」と言われ、5分以上ひたすらしゃべりつづける就活生。「学生時代はバックパッカーとして世界中を飛び回り、大学ではサークルの幹部としてメンバーをまとめ、ゼミではマーケティングを学びビジネスコンテストにも出場し…」走馬灯のように思い出される学生時代の記憶を大演説し、話を終えた本人は大満足。面接官は苦笑い。みなさん、面接での受け答えは長ければいいというものではありません。まずは結論を先に述べ、1分と指示されたならきちんと1分以内にまとめましょう。(2)受け答えを暗記している「学生時代に最も力を注いだことは、国際ボランティアサークルでの活動です。…えー、国際ボランィアサークルでの活動で…あっ、私はその中でアフリカの貧しい地域に学校を建てようというプロジェクトに携わっており…んっ、関わっていて…?」言葉に詰まった途端に必ず前の文章に戻ったり、少しでも暗記した表現と違う言葉を言ってしまったら言い直す。面接官が就活生に求めるのは、正確に暗記された受け答えではありません。自分の思いを懸命に伝えようと奮闘する就活生の努力です。もちろん、面接前に質問を予想して受け答えの筋道を考えておくことは必須ですが、暗記はオススメできません。(3)やけに態度がでかい「じゃないですかぁ」「っていうか」などの明らかに面接向きではない言葉遣いで、面接官に対してもどこか「上から目線」で話す就活生。私はある企業のグループ面接中に、テーブルの下で足を組んでいるツワモノも見たことがあります。選考の場でも緊張せずにできるだけ自然体でいられるのは良いですが、面接官にフレンドリーに話そうと思っているのだとしても、さすがに限度があります。みなさんが面接官だったとしたら、そんなに態度の大きな就活生は扱いづらいし、後輩にはしたくないですよね…?(4)質問に答えていない「あなたの強みはなんだと思いますか」と問われているのに、自分の経験したことだけを自慢げに語って終了する就活生。「私はフットサルサークルで幹事長をしておりまして、大会までにメンバーをまとめるのに苦労しました。特に、経験者と初心者にはレベルの差があり…(中略)最終的には大会で優勝することができ、幹事長として溢れんばかりの達成感を覚えました」はい。この就活生がアピールしたかったのは、いったいこの人物のどんな強みだったのでしょうか?きっと、経験者・初心者の双方を上手くまとめ上げチームを優勝に導いた「リーダーシップ」なのでしょう。就活の面接では学生時代のエピソードを根拠に話を進めることがほとんどですが、エピソードが全面に出すぎて、何が言いたいのかわからなくなってしまう就活生が多くいます。(5)過度の緊張・自信のなさが見られる面接になると相手の目を見て話すことができなかったり、明らかに緊張しすぎていて言いたいことが10%も言えていない就活生。就活においては俗に「圧迫面接」と呼ばれ、面接官が意図的に就活生を追い詰めるような面接をすることがあります。もしもそんな圧迫面接にあったとき、緊張に負けてしまっていては非常にもったいないと思います。またグループ面接の場合は、緊張が理由で他の就活生に圧倒され、自分のペースを乱されてしまう就活生もいます。自分の未来がかかった面接を前にして、緊張しない人なんてほとんどいません。面接での失敗を緊張のせいにだけしたりせず、緊張を上手くコントロールすることも重要です。NG就活生にならないために、面接前に踏むべき2つのステップそれでは、前述したNG就活生のようにならないために最低限打っておくべき対策をご紹介します。STEP1.情報収集企業の新卒採用HPで"求める人材像"や"社風"のコーナー、あるいはunistyleをはじめとする就活サイトの"面接過去問例"などを参考に「されるであろう質問リスト」を作りましょう。その上で、各質問に対して「自身の就活の軸に基づいた」解答の筋道をつくっておきます。例えば、私はP&Gのマーケティング部門も受けていましたので、・P&G新卒採用HP「キーワード」・unistyle「P&Gの面接過去問リスト24選」などのような情報源を利用しながら、50~60ほどの質問リストを作りました。そのうえで、自身の就活の軸「グローバルに働きたい(これ以外にもいくつかありました)」ということや、同社にアピールしたい自身の強み「チームメンバーが能力を最大限に活かすリーダーシップ」「どのような環境でも発揮できる行動力」などを基準に、回答の大筋を考えておきました。先にも述べたように文章の丸暗記はオススメしませんが、筋道を考えておくことでより質問の意図を捉えた端的な回答ができるようになると思います。STEP2.実践型練習回答の道筋ができれば、あとは実践的な練習をするのみです。友人や先輩などにも協力してもらい、できるだけ模擬面接の機会を設けられると良いと思います。またその様子を録画して反省材料にすると、自身の問題点がより身にしみてわかります(私の場合は話している時に前後の動きが多く、落ち着きがないように見えていたので、意識的に改善しました笑)。また練習相手がいなくても、自分の作った解答リストに沿った受け答えが「口頭で」できるのかを練習することはできます。練習はいくらやっても損はないと思います。上記で紹介したNG就活生の典型例「なんだか態度の大きな話し方になってしまう人」や「緊張しやすい人」には特に有効な対策ではないでしょうか。おわりに「面接ではありのままの自分を見せるべきだし、対策なんかいらない!」と思っている方が、もういないことを願います。面接で自身のパフォーマンスを最大限にするため、そしてNG就活生にならないためには、必ず事前の対策が必要なのです。ただし、対策の段階で「企業に自分を合わせ過ぎないよう」に注意していただきたいと思います。相手(企業)を知ったうえで、自分という人間をどういった「切り口」で見せるのかを考え、対策を打っていくイメージが一番理想なのではないでしょうか。就活生のみなさんが面接で実力を発揮できることを祈っています。また、本記事では就活生が面接でやりがちな5つのNG行動と改善方法について解説してきましたが、こちらの動画では面接の全体像について紹介しています。本記事とあわせてご覧ください。
- 関関同立から外資コンサルを受ける際の3つの関門と対処法 21,699 views はじめまして。16卒の外資コンサル内定者です。今回は、私大文系学部生が外資コンサルを受ける際にぶつかる3つの関門とその対処法についてご紹介したいと思います。ロジカルシンキングで戦わないESとテストを通過すると次はグループディスカッション。私の時は、学生6人に対し社員1人がつき45分間でケース課題をプレゼンするというものでした。すでに6人のうち半数以上が旧帝理系博士、学士も旧帝だけという状態。ここで私は、あえて前半部分に発生する定義設定のロジカルの戦いを捨て、後半部分の施策の検討で戦うことにしました。理由は単純で、理系院生が多い以上ファクトベースの話をもとにした論理性のみの戦いになると、圧倒的に文系学士には不利だと感じたからです。新たな視点や考え方を提供し続けることに注力することで、叩き台を提供する役割を担うことができます。自分の発言に論理性さえ担保しておけば、他の部分をアピールしても問題ないので、自分の得意な分野で勝負しよう。課題を自分ゴト化しよう次は外資コンサル名物の「ケース面接」。ここが最大の難関、と思われがちですが実はそうではありません。絶対に抑えておかなければならないのはプラン至るまでの論理性。しかし裏を返せば、論理性の評価だけでは院生と戦えないため、自分の得意分野をしっかり意識したプランにする必要があります。ここでは、実際に出題された問題を例に考えます。問題「昨年、小売業大手が一般向けに学童保育サービスへ開始した。そこで、さらに他業界が学童保育へ参入する場合どこが良いか具体的に述べ、そのメリットとシナジーについて答えよ。」アプローチ方法はいくつかありますが、私は地元の商店街をフィールドに活動していたので、先に提供場所を商店街に決定しました。これで実店舗型のビジネスになったので、ある程度考えやすくなりました。次に実店舗型ビジネスへの展開を求めている企業を考え、当時ダイレクトメールでのビジネスから脱却を図ると宣言していたベネッセの教材を利用し、商店街の客足が減る夕方に子どもを商店街のスペースで受け入れるプランで大枠を決定しました。実際はここから緻密にロジックツリーを作ったのですが、ここで大切なことは、宙に浮かんでいる一見難解なケース課題をわかりやすく「自分ゴト化」したことです。問題をすぐに自分のフィールドである商店街に置き換えたことで、非常にわかりやすく考えることができました。また、自分のフィールドで生まれたものは独自性のあるアイデアであることが多く、論理性以外で勝負することができます。会話の瞬発力を磨く最終関門は役員面接。おそらくすべての選考の中で最も時間が短く、最も運要素が強い選考だと思います。最初に確認されることは、「ファーストキャリアに外資コンサルを選ぶ理由」です。ここは前もって準備することができるので、どの角度から聞かれても対応できるレベルまで詰めておくと安心です。消去法で志望動機を作り上げると論理的に説明できるのでオススメです。参考:志望動機は「入りたい理由」ではなく「他業界ではダメな理由」を積み重ねて構成してみようさて、なぜここが最も難関なのか。それは志望動機以外の雑談で選考のほとんどの時間が費やされるからです。内定後に選考基準を聞いたところ、「会話の切り返し」、いわゆる「瞬発力」を見ており、質問に対して間を置いて返答した場合評価が下がりやすいとまで言っていました。こう書くと「質問次第で、運じゃないか!」と思われそうですが、瞬発力が必要になる切り返しは、ほとんど「働くイメージができているか」という部分に関わります。実際に評価された切り返しを例にご説明します。例1役員「仕事で一徹二徹するけど大丈夫?」自分「一徹二徹で解決するなら喜んでします。」例2役員「失敗したときに折れちゃいそうだね。そういう時どうするの?」自分「助けてくださらないんですか?ひたむきに頑張っている人は、助けてもらえる世界だと思っています。」言葉はその時々で適切なものをチョイスすれば問題ないですが、発言の内容は根本的にコンサルという仕事をどう捉えているかが如実に現れます。なぜ外資なのか、なぜコンサルなのか、コンサルの仕事のイメージはできているのか。前始末をしっかりしていればある程度対応できますので、恐れずに自信をもって挑んでください。コンサル業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。実際にコンサル業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。
- 外資系投資銀行の面接過去問リスト 20,513 views こんにちは。16卒の慶應生です。17卒の選考も外資系はすでに盛んに行われており、外資系投資銀行に関してもウィンターインターンそして本選考が佳境に入ってきています。今回は筆者自身が外資系投資銀行を受けた中で実際にされた質問も交えながら、外資系投資銀行の面接でされる質問をあげ、分析していきたいと思います。外資系投資銀行は基本的には部門別採用方式をとっており、面接も志望している部門の社員と行います。様々な質問がされますが、いくつかのタイプに分類することができます。面接でされる質問のタイプ・志望動機・自己PR・金融関連・クイズ・変化球1.志望動機・なぜ金融・なぜ外資系投資銀行・なぜ弊社・なぜこの部門・併願している部門と比較した時の志望度を教えて実は志望動機は非常に重要で、かなり深く掘り下げてきます。某企業の投資銀行部門は圧迫面接で有名なので、緊張感のある中でロジカルに答える必要があるでしょう。そもそもとして、どのようなキャリアを歩みたいのか、その上でどのような業界を志望しているのかという点から出発して、なぜ日系の金融機関ではなくて外資系投資銀行なのか、外資系投資銀行の中でも志望している部門なのかを整理することができるとよいでしょう。また志望している部門と他に併願している部門とを比較した時の志望度を答える質問は難易度が高いので、十二分に用意していきましょう。2.自己PR・3分で自己PRして・あなたが日本中の誰にも負けていないところを教えて・英語で自己PRして・座右の銘は?・自分を色に例えると?・あなたの人生で最も面白かったことは?・あなたが尊敬する人とその理由は?・自分の人生で一番の挫折は?・あなたの40年後までのキャリアプランに関して教えて基本的にはオーソドックスな自己PRです。自己分析をした上で自分が打ち出したいものを相手に伝えることが求められます。グループ面接で一緒の学生は非常に高いスペックを持っていることが予想されますが、ここで堂々としていることが重要です。自分のやってきたことに自信を持って飾らずに話しましょう。大きなことを言うよりも一貫性があり、論理的な方が大事です。3.金融関連・今日の日経平均株価と対ドルの円相場教えて・ここ1年で気になったM&Aのニュースとその理由を教えて・アベノミクスの三本の矢に賛成か?なぜ?・一つ気になっている株の銘柄を教えて。また今後どう値動きすると思う?普段の生活における情報感度の高さ、そして問題意識を持てる学生かどうかを見ています。気になったニュースに関しては必ず用意しておきましょう。できれば日経新聞の一面に掲載されるような大きなニュースではなく、あまり他の学生が触れないようなニュースを知っておくと差別化が図れるでしょう。Newspicks、スマートニュース、Gunosyを利用して情報収集をするのも良いと思います。Newspicksに関しては有識者のコメントがついているので、問題意識を持つのに良いきっかけとなると思います。下記のコラムでは総合商社の内定者が実際にNewspicksを活用して就活を行っていたことを紹介しているのでぜひご参照下さい。参考:実際に面接でも助かった!総合商社内定者が語るNewsPicks活用法4.クイズ・3桁の四則演算・サイコロの確率のクイズ・早い者勝ちのクイズ・突然のグループディスカッション数字への強さを見ています。投資銀行ではどの部門においても多くの数字を扱います。そのために数字を用いた正確な計算、数字のセンスがあるかを見ています。これに関してはあまり対策は打てないと思います。実際に筆者も早い者勝ちのクイズを出された際には戸惑い、答えを出すのに普段以上の時間がかかりました。外資系投資銀行のグループ面接ではほとんどの学生が高学歴で少なくとも私は東大、京大、一橋、東工大、慶應、早稲田以外の学生に会ったことはありませんでした。なのでクイズに対しての反応も早く非常にレベルの高いものとなります。普段から頭の柔軟性が必要とされるようなクイズに慣れておくことが良いでしょう。5.変化球・あなたのこれまでの人生に点数をつけて、その理由を教えて・あなたに値段をつけるならいくら?なんで?・リーダーシップに関して語って・ここにいる全員を笑わせて・君に内定を出したくなるような話をなにかして・無人島に一つだけ持っていけるとしたら何を持っていく?外資系投資銀行の面接における特徴が変化球の質問でしょう。現場の社員が多忙なスケジュールの合間を縫ってくるので、思いつきで上記のような質問をしてくることは多々あります。対策が打ちにくい質問が多いと思います。もしその場で答えることが難しいならば正直に少し考えさせて欲しいとの旨を伝えましょう。最後に外資系投資銀行は志望する学生のレベルが非常に高く、グループ面接などで一緒になった学生から学べる事もたくさんあります。ただ体育会や帰国子女でないと内定がもらえないということはなく、面接に関してもある程度の準備はできるのでぜひ、外資系投資銀行を志望していないとしてもチャレンジして欲しいと思います。本記事では外資系投資銀行の面接過去問リストを紹介してきました。こちらの動画では面接の全体像について解説しています。ぜひご覧ください。
- 全国転勤?地域限定?一般職?女子金融志望者が一度は悩む道 28,742 views 16卒の女子金融内定者です。私は就活の当初から、金融業界を志望していました。行きたい業界は決まっていたのに、私の頭を悩ませたのは「働き方選択の問題」でした。就活中に女子会をしても、この話題はいつも盛り上がったので就活女子は誰でも1回は悩むことがあるのではないかと思います。そんな将来の働き方、職種に悩める女子たちにこの記事を読んで頂きたいと思います。まず、どんな働き方が存在するのか例外はありますが、金融業界の多くの企業は3つから選ぶことができます。①全国型総合職世界を含め全国転勤があります。男子は主にこの職種であり、女子は少ないです。(金融業界の中でも銀行は比較的女子の割合が高く、損害保険会社は割合が低いと感じました。)②地域型総合職働く地域を限定することができ、会社によっては2つの地域の併願が可能だったりします。仕事内容は全国型総合職と変わらないという文言を掲げる企業が多いですが、企業によって差があります。③一般職地域型総合職と同様に地域を限定した働き方ができます。しかし上2つの総合職とは仕事内容が大きく異なり、主に事務・窓口などで働きます。企業によっては、入社後何年間は変更できる企業もあります。私は、就活を始めた当初は地域型総合職を希望していたのですが、途中で考え方が大きく変わり、全国型総合職を中心に就活をするようになりました。地域型総合職にも内定を頂き、すごく迷ったのですが結果的に全国型総合職として入社することを決めました。職種を決めるときに何がポイントなのかズバリ「将来の自分を描くこと」です。・ライフスタイル(転勤の有無)・仕事の裁量(本当に仕事内容は一緒なのか)・昇給スピード・給料・入社の難しさ比べるポイントはたくさんあるあります。その中で自分は将来、「何を大切にして生きていくのか」を深く見つめなおす必要があります。両方の職種の女性社員に話を聞くといいと思います。私が重視した点は、「仕事の裁量」です。これは個々の感じ方があると思いますが、私は全国型と地域型で仕事の幅が違うと感じました。女性として会社を引っ張っていく存在になりたいと思っていたので全国型を志望しました。面接でも「なぜその働き方なのか?」は絶対聞かれるここは、私が経験した全国型総合職社員採用での面接のお話をします。全国型総合職の面接ではほとんどの場合、「うちには地域型の働き方もあるけど、転勤ある全国型でいいの?本当に続けていけるの?」という質問をされました。ここはきっちり答えたいところです。私は以下の2つの理由を述べていました。①海外で働きたいから海外で働くことは、全国型総合職の特権です。(ただし会社によって異なるので、企業研究をしっかりしてください)また、なぜ海外で働きたいのかを論理的に答える必要があります。②私の人物像に当てはまったのは全国型社員であるから1だと多くの人とかぶってしまうと感じたので、私はこの答えを強調していました。全国型・地域型両方の女性社員さんとお会いした印象を述べてから、「私のアグレッシブな性格は全国型総合職として活かせる」ということを主張していました。どの選択が正しいか、結婚や出産、育児など実際その時になってみないとわかりません。あまり考え過ぎず、「その時になったらかんがえよう」という気持ちも大切だと思います。
- 大手広告マンが語る「就活とは恋愛」~彼氏彼女持ち「リア充」が就活で上手くいく理由~ 101,719 views 16卒のマスコミ内定者です。「就活と恋愛は一緒。だからモテない奴は就活も上手くいかないよ。」OB訪問で伺った某大手広告代理店電通に勤める社員の方がおっしゃった印象的な言葉です。その時私は「えっ・・・この人自分に酔っているのかな・・・意味不明だし・・・」と思いましたが、就職活動を終えてからこの言葉の意味が少しわかりました。16卒の自分自身を含めた周りの就職活動を見て、大学生活において彼氏彼女をゲットし、比較的充実した生活を送っていた学生は、確かに就職活動に成功し、自らの志望企業や超大手企業に内定した学生が多い印象を受けました(就職活動時に交際相手がいたかどうかは考慮に入れていません。また、所属大学も世間的には有名な大学の学生です。)。もちろんこの説に科学的な根拠は全くありません。筆者の感覚であることを念頭に入れて、軽い気持ちで読んでいただきたいです。さて、上記のように、なぜ恋愛上手の「リア充」は就職活動が上手くいく傾向にあるのでしょうか?筆者は就職活動、そして恋愛の経験から3つの理由を考えつきました。就職活動を恋愛へ置き換えて考えてみたり、実際にいた就活生の失敗談なども参考にしながら解説していきたいと思います。ちなみに恋愛と就職活動については、下記のようなコラムもあるのでぜひご参照ください。参考:藤沢数希氏の恋愛工学を就職活動に応用してみる:『ぼくは愛を証明しようと思う。』の書評伝え方の上手さ友人から聞いた話です。彼は某有名お菓子メーカーの面接で、志望理由を求められた際に、「○○という御社の商品が大好きだからです!」と爽やかに大きな声でその企業の扱う商品を褒め称えたそうです。すると人事はニッコリとしながら一言。「ではこれからもファンでいてくださいね。ありがとうございました。」友人は不採用となりました。恋愛に置き換えてみましょう。好きな異性が目の前にいて、「君の顔が好きだから付き合ってくれ!」と言ったところで、多くの人はOKしてくれないと思います。ましてや皆が狙うようなイケメンや美人であればなおさらでしょう。相手はそんな陳腐で表面的な言葉は聞き飽きているのです。そして、就職活動においても恋愛においても相手が求める人材というのは、表面的な魅力に飛びつき、応援する「ファン」ではなく、共に助け合い目標を達成できる「パートナー」であることを忘れてはいけません。その点を考えると、この伝え方はまずかったと推測できます。恋愛同様、面接も伝え方が大切です。「なぜこの商品が好きで、どういった過去の経験からその考えが生まれ、自分が入社すればどのようなメリットをもたらし、どんな貢献ができるのか」までしっかりと伝えることができれば、彼は選考をクリアできたのかもしれません。彼は学歴や就活スペックについては申し分ありませんでしたが、恋愛経験がきわめて少ない男でした。恋愛上手の「リア充」であれば、相手の立場に立って「伝え方」を変えることができたのかもしれませんね。相手が求めているモノへの想像力某大手テレビ局を受けた際に集団面接において、「好きな番組は何ですか?」という質問がきました。私の隣に座っていた女性は迷わず「私は○○が大好きです!」とライバル局の人気番組を語り始めました。当初笑顔だった面接官も次第に表情が変わっていきました。そして、次の選考で彼女の姿を見ることはありませんでした。確かにこの質問の意図は「好きなテレビ番組とその理由」であり、他社のものであっても全く構わないと思います。実際、他社番組の話をして通過した人もいるでしょう。しかし、これも恋愛に置き換えるとあまり得策であるとは言えないと思います。一緒にデートしている女性の前で「○○ちゃん、すごく可愛いよね」と違う女性の名前を言えば、相手の気分は決して良くはなく、その後告白したとしてもいい結果を得られない場合が多いでしょう。就職活動においても、これは成立します。なぜなら、就職活動も相手は「人」だからです。お世辞であっても、面接を受ける会社の特長や代表的な商品の魅力を語るくらいの下調べは、当たり前のマナーであると私は思います。この考えに賛同できない読者の方はぜひ最終面接で、その企業の同業他社の魅力について語ってください。きっと、内定通知を受け取ることはできないでしょう。日本の就職活動は学生の能力よりも志望度や熱意を重視します。一人の学生を採用するだけで何十万円の採用コストがかかるからです。そのような状況で、自分の会社と同様に他社へも好意や入社の意欲があるような「チャラい」人間を採用することには大きなリスクがあります。落ち着いて考えてみてください。様々な異性にアプローチをしている「チャラい」人間と、自分のことが大好きだと言い張る少しおバカで「純粋かつ誠実」な人間。どちらを選ぶのかを。就職活動において、本心から「純粋かつ誠実」な人間になることはリスクが高すぎます。本意ではなくても、「純粋かつ誠実」な人間を演じ、相手が求めている答えを用意することが大切であると思います。相手が喜んでくれる言動を想像できない人は恋愛においても、就職活動においても上手くいかないでしょう。自信体育会や留学経験者の「リア充」で、就職活動も成功する「バケモノ」と共通するのが、この自信です。よく「自信を持って!ファイト!」と応援してくれる人がいます。しかし、自信というものは「持つ」ものではなくて、その人間の今までの経験から「自然と滲み出てくるもの」であると思います。就職活動において、様々な経験を経て、自信に溢れているエネルギッシュな学生は確実に評価されます。例えば、面接で「○○さんは、英語はできる?」と問われたときに、「多少ですかね・・・読むくらいであれば・・・」と答えるTOEIC750点の学生と、「今まで様々なことにチャレンジして結果を残すことができました。だから英語もこれから全力で勉強します!任せてください!」という自信に満ち溢れたTOEIC未受験の学生、どちらを選ぶか。私であれば間違いなく後者を選ぶでしょう。結局、面接で問われていることは、今の能力ではなくて、これからの未知の仕事に対する考え方、自信、そして覚悟です。恋愛に置き換えても、全く根拠がないにもかかわらず「私が幸せにします!」と言い切るプロポーズが好まれます。それはなぜか。先ほどと同じです。問われているのは、今ではなく、未来に対する自信と覚悟だからです。そして、自信に溢れた人はそれに比例して対人能力にも優れている場合が多く、面接では圧倒的な力を発揮します。生物学的に異性から認められるということは大きな自信に繋がると言われています。つまり、恋愛上手の「リア充」は自分に対して自然に自信を持つことができているのです。それが就職活動のアドバンテージになっているのでしょう。逆に、自信が持てなくて困っている就活生は、恋愛にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。最後にまとめると、恋愛上手の「リア充」は自己表現や伝え方が上手く、相手のことを考える想像力に優れ、圧倒的な自信を持つということになります。もしかすると、体育会に入るよりも、留学するよりも、インターンシップに参加するよりも、異性と交際することの方が簡単に人間としての魅力や深みを増大させ、就職活動を成功させる近道になるのかもしれません。また、就職活動で迷うことがあった時、恋愛に置き換えて考え直してみてください。恋愛に置き換えれば、エントリーシートはラブレターであり、内定辞退はヤリ逃げです。つまり、就職活動の行動や決断の一つ一つがどれだけ大切なものか、感じることができます。ぜひ皆さんにもやっていただきたいです。恋愛の相手も会社も最終的には一つしか選ぶことができません。自分も相手も幸せになれる最高の道を模索してほしいと思います。リクルートのブライダル総研によると、20代から30代の男性では約35%、女性では約24%が異性との交際経験がないそうです。つまり、少なく見積もっても4人に1人は就職活動までに異性との交際経験がないことになります。この4分の1に該当する学生は満足した就職活動を送ることができないのか、そして残りの「リア充」たちは成功を収めることができるのかどうかは読者の方々自身の目で確かめてほしいです。もし異性との交際経験がなく、このコラムで不愉快な気持ちになってしまった就活生がいるとするならば、「この説を吹き飛ばすような結果を出す!」ということを発奮材料にして、就職活動を頑張ってほしいです。photobyAndreasSchalk
- 体育会経験ではなくあえてアルバイトでの営業経験を伝えた、リクルート内定者による就職活動アドバイスその2 27,359 views 先日、リクルートの内定者と就活生によるWeb質問会を開催いたしました。その際に、多くの就職活動生の参考になる受け答えがありましたので、ここに記事として残したいと思います。リクルートを志望している方もそうでない方も参考になると思いますので、ぜひお読みください。今回はインタビューでの受け答えの中でも、OBが実際に受けた面接での質問と本人が意識したテクニックから、リクルートの内定者の学歴や人間性についてまとめました。よろしくお願いします。「志望動機よりも企業選びの軸を意識せよ!リクルート内定者が語る就職活動アドバイスその1」こちらも併せてご覧ください。回答者プロフィール【自己紹介】大学:文系(私立)学生時代に頑張っていたこと:予備校バイトでの営業活動、準体育会の活動内定先:リクルート人材部門を2つ、大手精密機械メーカー、スーパーゼネコン、他ベンチャー数社選社軸:①生まれや育ちの格差関係なく意思ある人が応援される世の中を作りたい②父親を超えるビジネスパーソンになりたい。受けていた業界:リクルート、機械メーカー、ゼネコン、マスコミを少々一言:特殊なスペックを持っていませんが、自分なりに考え抜いて複数社内定を得たように思います。内定者訪問や内定先からも呼ばれて17卒の皆さんの相談にものっているので、ぜひ参考にしてください。本日は宜しくお願い致します。面接や選考リクルートの面接では徹底的に「それはなぜ」の深堀りをされた①他社の選考も含め、面接で1番受け答えに困った質問、そのときどのように工夫して答えたか②リクルートに特徴的な質問(他社ではあまり聞かれなかった)があったら教えてくださいよろしくお願いいたします。①基本的な学生時代頑張ったことや志望動機ではありませんでしたが、内定をもらった精密機器メーカーの面接は非常に難易度は高かったです。具体的には、「僕、フレンチ派なんだけど和食好きになるように説得して」といった質問です。クリエイティブ系の質問は、その会社が自分に何を求めているのかを考えて臨みました。その会社は営業会社なので、営業マンとして私が大切だと思っていた「ヒアリング」を意識して回答しました。②徹底的に「それはなんで?」という風に聞かれることでしょうか?インターンの面接では、ある意味圧迫レベルで泣き出した子もいると聞いております笑人材業界についての志望動機はあまり聞かれない。選社軸という形で聞かれる!リクルートの面接の中で「人材業界」に対する興味・関心・志望動機などの質問が来たことはありますか?あれば、どのように答えたか教えてください。私自身にその質問が来たことはありません。リクルートでは志望動機は聞かれず、選社軸という形で聞かれます。ちなみに人材業界志望の人は印象ですが、半分にも満たないと感じています。面接は一問一答くらいの感覚で話し、伝えたいことをシンプルに伝えた選考のときに意識したことはなんですか?面接の時という認識でいいですか?面接の時だと、やはりよく言われることですが、「結論から話す」ということだと思います。私自身は一問一答くらいの感覚で面接をしていました。暑苦しさがなくても思いの強さは伝えられる!「話し方」と「一貫性」を意識!暑苦しくはないけど、熱い想いもちゃんと持っているということをどうやってアピールされていましたか?やはり思いの強さというのは、①話し方②一貫性の2つで語ることができると思っています。特に一貫性の部分では私自身は先にも述べた、父親からの教育というところが自分自身の人格の根本にある、ということを述べた上で、それに伴って、意思決定をし、今後も人生を描いていきたいということを伝えました。それを何度も話すことで自分の中で血肉化し、説得力を増すことで、想いは伝わると思っています。面接ではアルバイトの話に金銭を絡めて、実際に活躍しているイメージを与えたご自分のどういうところがリクルートに評価されたと思いますか?実際に人事の方に言われたのは「活躍しているイメージがついた」ということでした。通常のアルバイトの話に金銭を絡めて答えた点が評価されたと思います。アルバイトでの活躍を話すときは「企業の利益になっていたのか」をしっかり意識!金銭をからめたとは具体的にどのようなお話をしましたか(以前お話した社会人の方にビジネスの視点が足りないといわれてしまいました…)予備校活動だと多くの場合が生徒への成績のアプローチになるかと思います。しかしながら、予備校とは言っても営利企業であることに変わりはないので、儲けるために生徒を合格させ、成績を伸ばすということを前提として話していました。また、そういった前提から、特に親へのアプローチについては自分なりの方法論を話していました。学生時代がんばったことのエピソードは複数個用意し、人間性と強みに一貫性を持たせたご質問させていただきます。面接の話題に関するものなのですが①自分が大学で一番頑張ったのはサークルです。2年半力をつぎ込み、学内団体2位のサークルを1位にしました。②1年しかやらなかった学生団体。中身は詰まっているし、貴重な体験をしましたが、自分としてはサークルの方が思い入れがある。正直②の方が、面接官受けする気がするのですが、面接ではインパクトのある②をすべきでしょうか。つまらないことですが悩んでいます。よろしくお願いします。私自身も準体育会経験とアルバイトの2つで話を展開していましたが、アルバイトをメインにしていました。ちなみに準体育会では関東でも3位の成績を残していたので、面接官受けはこちらの方が良かったのではないかと思っていますが、あえてです。私の中であえてやっていた理由は①予備校の方が思い入れが強く、力強く話すことができたから②しれっと準体育会経験をアピールすることで、幅の広さをアピールしたかったから③普通の予備校の話を少し変わった視点で話すことで、自分の能力やスタンスをアピールしたかったからという点です。基本的には、その2つのエピソードから一貫した人間性と強みを話せれば問題ないかと思いますので、自分が話したい方を話すと良いかと思います。両方ともメインとして話せるように準備しておきましょう!逆質問は自分なりの仮説の確認を行った逆質問などで聞いていた事を教えて欲しいです。よろしくお願い致します。自分なりの仮説を交えて話すようにしていました。例えばですが私自身はいろいろな会社を比べる上で①自分自身に力がつきそうか②視座高く仕事ができるか③そのスピードは早いかという3点で比べていたので、リクルートでは③の部分は強いような気がしていますが、①、②はA社と比べるとちょっと弱いかなーと思っています、実際どうですかね?のように話していました。内定者の学歴や人間性内定者は早慶以上:march:その他=5:4:1①学歴フィルターが存在するとお聞きしたのですが、実際はどうでしょうか?②リクルートの面接では、包み隠すことなく自分らしくありのままに話した方がいいとお聞きしたのですが、他者の面接と比べ気をつけていたことはありますか?③テストセンターの基準はおよそどれほどでしょうか?①学歴についてですが印象としては早慶以上:5割marchレベル:4割その他:1割程度だと認識していただければと思います。リクルートは大企業の中では学歴フィルターはそこまで強くないと言われていますが、ある程度高めではあると思います。②基本的に自分はどの面接でも嘘はほとんどつかなかったので、これといってリクルートだから気をつけたということはありません。実際最終面接では「正直第一志望ではない」ということを自分なりの言葉で伝えることで、親身に相談にのっていただきました。嘘だとバレると一発でアウトなので、自分なりの言葉を使うようにすると良いかと思います。③テストセンターの基準は正直わかりません。ただ、そこまで高くないとは思います。また性格検査を重視しているという話は聞きました。私は問題集を2周程度して実際にテストセンターで受けた出来が良さそうなのを使い回していました。内定者は留学経験者が多い!そして、海外展開はこれから力を入れていく分野だと思われるそもそもリクルート=海外という認識は改めたほうがよろしいでしょうか。内定者の私からすると、そこまで海外色というのは強くないような気がしています。海外の様々な企業を買収しているという話もありますが、それはカンパニーによってまちまちかなーと。実際合計40人近くの社員さんにお会いしましたが海外でのキャリアを歩んでいるのは一人のみでした。ただし、留学経験者等は非常に多いので、これから力を入れていく分野だとは思います。内定者には自我と意志が強い人が多く、テンションが高い周囲のリクルート内定者を見て、共通していると感じる特徴などあれば教えてください。特徴はみなさんが抱いているものとほぼ変わらない気はしています。やはり非常にテンションが高く、自我が強い人、意志が強い人は多いとおもいます。決して暑苦しいタイプが多いわけではない!わたしは外に熱を発信するというよりは、内なる炎を燃やすタイプの人間なのですが、内定者の方や社員さんの方にそういう方はいますか?僕自身もめちゃくちゃ暑苦しいタイプではないよね、とフィードバックをいただいていたので、多くいると思いますよ。カンパニーによってカラーがあるので先に挙げた記事を参考にしていただけると幸いです。内定者に共通するのは「自分自身が先頭に立って大きな成果を残した経験」があることリクルートの同期にはどんな方が多いですか?人材系カンパニーとのことですが、学生時代の経験や雰囲気などに共通点があれば教えて下さい。一言で言うと「自分自身が先頭に立って大きな成果を残した人」が多いと思います。経験は学業やイベント、体育会、サークル、旅行、アルバイト、などなど多種多様ですが参考までに・部活動で世界一になった主将・世界一周経験者・有名大の首席・ミスコン出場者などなど、自分の意思と熱意を持っている人が多いかな、と思います。いわゆる調整役のような経験の人は少ないと思います。起業するつもりでリクルートで入社する内定者もいる!しかし、明確なビジョンを持っていることを伝えるべきリクルートの社員はリクルートを経て起業したり、起業以外にも退職したり、などという例が多いと感じているのですが、面接の際にもたとえば「10年後にはやめて起業します」と宣言してもよいのでしょうか?そう言って内定している人もいます。ただし、そこで考えなければならないのは・なぜ起業したいのか・なぜ今ではないのか・なぜ10年なのか・なぜリクルートなのか・リクルートでどんな力をつけるのかということを相当クリアに話す必要があると思います。そこがクリアなら内定することは難しくないと思います。最後にいかがでしたでしょうか。今回の質問会ではリクルートについての内定戦略だけでなく、本人の具体的な就職活動の軸や業界研究の仕方まで知ることが出来ました。きっと多くの就職活動生の参考になる回答があったのではないかと思います。内定者は塾でのアルバイトで行った経験と準体育会での経験2つを主に面接で話すようにしていたようですが、やはりどちらのエピソードでもアピールすべき強みが一貫していることが大事であることが分かりました。実際に自己分析をするうえでこの視点は非常に大事であり、たとえ体育会の部長や交換留学のエピソードなどの明らかにすごい複数の経歴があったとしても、自分が伝えたい強みや人物像をはっきりさせた上で話さなければ面接官に自分の強みを売りこむことが出来ません。ぜひ多くの就職活動生に今回の質問会で得た極意を生かして欲しいと思います。photobyMartinThomas