面接に関するコラム
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- 【面接が上手い人の特徴】問われているのは瞬発力ではなく思考力? 101,897 views 面接というと、瞬発力が試される、いわゆる口がうまい人が通過するというイメージを抱いている就職活動生が多いようです。行き当たりばったりの質問に対してうまく答えられるかどうかという運の要素が強いために不公平感を感じると言う方と毎年会います。口ばっかりうまい人に最適化された試験だから仕事と全然結びつかないので意味がないと主張するのは学生だけでなく大人の中にもいますが、本当にそうなのでしょうか。そんなに非効率的な試験であるのであれば、日本だけでなく海外でも行われないはずですが、実態としては海外においても面接が最も重要な入社試験であるケースが多そうです。今回は非難されがちな面接という試験の本質について考えたいと思います。▼目次クリックで展開本記事のアウトライン・問われているのは普段から物事を考える力・普段から考えていない人はフリーズする・一番大事なのはアウトプットすること・結局嘘はバレる・最後に問われているのは普段から物事を考える力面接では思考の瞬発力が問われていると勘違いしている人が多いようですが、実態としては普段からどれだけ深く物事を考えているのかが問われていると言えます。典型的な面接の失敗ケースで考えてみましょう。面接官:じゃあ簡単に自分自身の強みとそれを表すエピソードを教えてください。学生:強みはリーダーシップを持って、周囲の人を巻き込み目標を達成することです。学生時代はスポーツ系のサークルに所属しており、全国大会出場を目標に主将としてチームを引っ張ることに注力してきました。またゼミにおいても代表として共同論文を執筆するために教授や周囲の協力を得て学内表彰されました。(準備してきた通り!)面接官:なるほど、ありがとうございます。それでは周囲の人に協力してもらう上で大事なことは何だと思いますか?学生:(あ、想定してない質問だ。。。)えー、やっぱり密なコミュニケーションが大事だと思います。スポーツ系のサークルでも親しみのある主将として仲間と話す時間を大事にしていました。面接官:話す時間の長さが大事ということでしょうか?どれだけ長く話しても信用できないな、協力したくないなと思ってしまう人もいると思いますがどう思いますか?学生:(突っ込まれた、圧迫面接か??)えー、そうですね。長く話していても、信用できない人もいますね。。。就活生はこういった面接を初期の段階では繰り返すことになると思います。「なぜ」や「どういうことか」を何度も深堀されると、準備不足で答えられなくなってしまう人が多いように感じます。自己PRや学生時代頑張ったことですらこれなので、志望動機やキャリアビジョンなどについて聞かれたらもっと困ることになるでしょう。さて上記のようなやり取りにおいて、問われているのは瞬発力でしょうか?「周囲の人に協力してもらう上で大事なことは何か?」という想定していない質問に対して準備をしておけばよいのでしょうか?答えは半分はイエスで、半分はノーだと個人的には考えています。準備をしておけば、「周囲の人に協力してもらう上で大事なことは何か?」という想定していなかった質問には答えられるかもしれませんが、その答えから生じるであろう次の質問は想定外の質問になります。準備をすればするほど、想定外の質問が増えてしまうことが予想されます。面接官が追加で質問をしなくなる時というのは、「これ以上深堀しても納得させてもらえないな」と思った時か、「非常によく考えているな、評価しよう」と思った時です。面接の場において後者のように評価されるためには、深い部分で面接官に納得・共感してもらう必要があります。それでは次に面接感が共感し、評価された面接のケースについて見てみましょう。面接官:じゃあ簡単に自分自身の強みとそれを表すエピソードを教えてください。学生:強みはリーダーシップを持って、周囲の人を巻き込み目標を達成することです。学生時代はスポーツ系のサークルに所属しており、全国大会出場を目標に主将としてチームを引っ張ることに注力してきました。またゼミにおいても代表として共同論文を執筆するために教授や周囲の協力を得て学内表彰されました。(準備してきた通り!)面接官:なるほど、ありがとうございます。それでは周囲の人に協力してもらう上で大事なことは何だと思いますか?学生:うーん、そうですね。個人的には三つ意識しています。一つ目はチームに対して貢献する意識を持つこと、二つ目は当たり前のことを確実に実行すること、三つ目は個人として結果を残すことです。面接官:なぜそのように思うようになったのですか?学生:少し長くなってしまいますが、中学生時代の部活でチームで一番うまかったにも関わらずキャプテンになれなかった経験が強いと思います。当時はエゴの固まりのような人間で結果さえ残せば何をしてもいいと思っていました。練習に遅刻もすればグラウンドの整備や準備もさぼりがちでした。一方で目立ちたがり屋で意見も主張するタイプだったので当然キャプテンになるものだと思っていましたが、キャプテンに指名されたのは自分よりも技術的には劣っており、意見もいうタイプではない同級生でした。このことに当時の顧問の先生にかなり強く反発し、一時期ふてくされていました。数ヶ月はふてくされていたのですが、ふてくされても状況が変わるわけでもなく、ふてくされている間に自分より下手だと思っていた同級生が頭角を出すなど、このままじゃレギュラーも危ういと危機感を持ちました。そこでまずは監督に媚を売るではないのですが、注意されたことを改善するようにして、遅刻もせず、グラウンド整備をやり、声も出すようにしたら、同級生からもより信用してもらえるようになったと感じました。高校の部活においては先ほどお答えした三つのことを意識して三年生時にはキャプテンに指名されました。面接官:なるほど、そこまででよいですよ。(よく考えている学生だな。)ちなみにその三つの意識はうちの会社で仕事する上でも重要だと思いますか?学生:正直なところ仕事をしたことがないのでわかりませんが、仕事もチームとして共通の目標を達成するものだと考えれば、同じことが言えると思います。新入社員の時から会社にどう貢献するのか考え実践し、当たり前のレベルを高めて、個人としても結果を残すことで周りから認められるようになるのかなと漠然とではありますがイメージしています。面接官:わかりました、ありがとうございます。(この学生は上に推薦しておこうかな)前段の失敗ケースに比べるとかなり深いところまで考えていることが伝わると思いますがいかがでしょうか。「周囲の人に協力を得るにはどうすればいいか」について深く考えてきたからこそ、仕事においてもいかせる能力としてアピールが可能になっています。こういった思考をするためには瞬発力というよりも普段から「周りの人に協力してもらうにはどうすればいいのか」、「リーダーとして率いていくためには自分に何が足りないのか」といったことを考えて、時には年上のアドバイスを受けて考えて、アウトプットしてさらに考えを深める必要があるでしょう。こういった就職活動で本当に重要だと思える「思考を深める」ということに取り組んでいる人は少ないように感じます。参考:→「ガクチカ」の書き方の解説記事です。エントリーシートを完成させるだけでは内定は出ません。その後の面接に向けてという視点についても解説をしています。普段から考えていない人はフリーズするちなみに先日、オリンピック銅メダリストの為末さんがブログにおいて、「自分で考えること」について書いていましたがその内容は面接にも繋がるように思います。自分で考えるということは当事者感覚とも近いと思う。自分で考えていないと言われる人の特徴はフリーズにあると思う。想定外の何かに出会った時、意外な質問をされた時、意見を求められた時、フリーズする。固まるか、もしくは定型文をしゃべる。考えていない人はいつも出くわしてから考えるし、問われてから考える。普段から自分で自分に問いかけるということをしない。だからある意味で彼らにとっては毎回が初めての出会いと言える。外から働きかけられない限り考えない。為末さんブログより一部引用就職活動においても、上記のような想定外の質問が来たときにフリーズしたり、定型文として世間一般に広まっている綺麗事(コミュニケーションが大事など)を話してしまう人は多いのではないでしょうか。上記で面接の成功例の一つをご紹介しましたが、普段からちゃんと考えておくとあのレベルで面接官の質問に答えることができるようになります。一方で考えることを放棄してネットや本に落ちている「借り物の言葉」をいくら集めても、更なる想定外の質問に出くわすだけでしょう。一番大事なのはアウトプットすること深い思考をしようというと、机に向かって考える時間を増やそうとする人が多いのですが、逆です。人、出来れば厳しくアドバイスしてくれる社会人にあって自分の考えを伝えてダメだしを食らった方が100倍手っ取り早いでしょう。何となく自己分析した結果、「リーダーシップ」に関わるものを強みにしようと思ったら、自分なりに人を動かすために重要なことや、人と協力して組織が強くなるにはどうすればいいのかをさっと考えて、その考えをOB訪問などで社会人の先輩に話すようにするともっともっと早く大事なことに焦点をあてて考えられるようになるでしょう。「単に話す時間を長くすれば信頼関係って構築できるの?」とか「密なコミュニケーションってさっきから使ってるけどどういう質のコミュニケーションのことを言ってるの?」とか、厳しく突っ込んでくれる人であればあるほど考えるべき方向性が深まるのではないでしょうか。結局嘘はバレる就職活動で「盛って」話をする人がいますが、嘘やねつ造のレベルまでいくと、上記のように深く質問された時に困ることになるでしょう。自分の経験がフィクションだと上記のように深く聞かれる中で、ボロが出たり、一見まともに答えているようでも、自分の見た目や性格のキャラクターからかけ離れて面接官に違和感を与えてしまう危険性が高まります。見た目は、熱意で率いるリーダーというよりも冷静に考えて地道に行動するタイプの学生が、面接官に深く質問されるうちに、「人を動かすには熱い気持ちが大事です!」みたいな自分のキャラクターに合っていないことを話してしまうことはよくあります。深堀をされれば嘘や捏造はすぐにバレます。そのリスクを踏まえた上でどうするかは各自で判断してほしいと思います。最後にこのように面接で見られているのは、普段からどれだけ物事に対して深く考えられているかという点です。深く考えており、社会人が納得するレベルのものであれば、その考え方は必ずしも世間一般で重宝されている綺麗事である必要はありません。「誰かの笑顔のために働きたい」という言葉が似合う人は世間で使われている頻度に比べると圧倒的に少ないと言わざるを得ません。就職活動の時だけ「綺麗事を話す就活マシーン」が量産されてしまうことには、毎年頭を悩ませていますが、少しでも考えを深めてより多くの人に評価される学生が増えればと思ってこういったコラムを今後も書きたいと思います。仕事も就職活動にも正解がない中で、ある程度正しいやり方で行動しながら考え続けることが大事です。ぜひ世の中に蔓延する「安易な正解」に飛びつかず、自分なりに考えるクセを社会に出る前につけてほしいと思います。
- 就活生が面接でやりがちな5つのNG行動と改善方法 55,709 views 16卒外資系メーカー内定者です。本選考の面接で突如として現れる、"NG就活生"。本コラムをお読みのみなさんも面接中に「これはまずいだろう…」というような就活生を見かけたことはあるのではないでしょうか。こうしたNG就活生たちには1つの共通点があります。それは、総じて「正しい面接対策ができていない」ということです。特に"自分は面接が得意だ!"と思っている人、"学生時代頑張ったエピソードには困らない!"といった就活生ほど思わぬところで失敗するケースがあり、面接もきちんと練習しなければ内定までには至りません。たとえ力試しで受ける企業であったとしても、面接に関しては時間の許す限り対策をし、自分なりの「勝てる面接」のやり方を早くから身につけられると良いのではないでしょうか。本コラムでは「NG就活生の典型例」に加え、そこから見えてくる「正しい面接対策の方法」もご紹介します。これから就活に臨まれるみなさんにとって、少しでも参考となれば幸いです。NG就活生の面接での典型的行動5つ話が冗長すぎる受け答えを暗記しているやけに態度がでかい質問に答えていない過度の緊張・自信のなさが見られる(1)話が冗長すぎる「1分程度で自己PRをお願いします」と言われ、5分以上ひたすらしゃべりつづける就活生。「学生時代はバックパッカーとして世界中を飛び回り、大学ではサークルの幹部としてメンバーをまとめ、ゼミではマーケティングを学びビジネスコンテストにも出場し…」走馬灯のように思い出される学生時代の記憶を大演説し、話を終えた本人は大満足。面接官は苦笑い。みなさん、面接での受け答えは長ければいいというものではありません。まずは結論を先に述べ、1分と指示されたならきちんと1分以内にまとめましょう。(2)受け答えを暗記している「学生時代に最も力を注いだことは、国際ボランティアサークルでの活動です。…えー、国際ボランィアサークルでの活動で…あっ、私はその中でアフリカの貧しい地域に学校を建てようというプロジェクトに携わっており…んっ、関わっていて…?」言葉に詰まった途端に必ず前の文章に戻ったり、少しでも暗記した表現と違う言葉を言ってしまったら言い直す。面接官が就活生に求めるのは、正確に暗記された受け答えではありません。自分の思いを懸命に伝えようと奮闘する就活生の努力です。もちろん、面接前に質問を予想して受け答えの筋道を考えておくことは必須ですが、暗記はオススメできません。(3)やけに態度がでかい「じゃないですかぁ」「っていうか」などの明らかに面接向きではない言葉遣いで、面接官に対してもどこか「上から目線」で話す就活生。私はある企業のグループ面接中に、テーブルの下で足を組んでいるツワモノも見たことがあります。選考の場でも緊張せずにできるだけ自然体でいられるのは良いですが、面接官にフレンドリーに話そうと思っているのだとしても、さすがに限度があります。みなさんが面接官だったとしたら、そんなに態度の大きな就活生は扱いづらいし、後輩にはしたくないですよね…?(4)質問に答えていない「あなたの強みはなんだと思いますか」と問われているのに、自分の経験したことだけを自慢げに語って終了する就活生。「私はフットサルサークルで幹事長をしておりまして、大会までにメンバーをまとめるのに苦労しました。特に、経験者と初心者にはレベルの差があり…(中略)最終的には大会で優勝することができ、幹事長として溢れんばかりの達成感を覚えました」はい。この就活生がアピールしたかったのは、いったいこの人物のどんな強みだったのでしょうか?きっと、経験者・初心者の双方を上手くまとめ上げチームを優勝に導いた「リーダーシップ」なのでしょう。就活の面接では学生時代のエピソードを根拠に話を進めることがほとんどですが、エピソードが全面に出すぎて、何が言いたいのかわからなくなってしまう就活生が多くいます。(5)過度の緊張・自信のなさが見られる面接になると相手の目を見て話すことができなかったり、明らかに緊張しすぎていて言いたいことが10%も言えていない就活生。就活においては俗に「圧迫面接」と呼ばれ、面接官が意図的に就活生を追い詰めるような面接をすることがあります。もしもそんな圧迫面接にあったとき、緊張に負けてしまっていては非常にもったいないと思います。またグループ面接の場合は、緊張が理由で他の就活生に圧倒され、自分のペースを乱されてしまう就活生もいます。自分の未来がかかった面接を前にして、緊張しない人なんてほとんどいません。面接での失敗を緊張のせいにだけしたりせず、緊張を上手くコントロールすることも重要です。NG就活生にならないために、面接前に踏むべき2つのステップそれでは、前述したNG就活生のようにならないために最低限打っておくべき対策をご紹介します。STEP1.情報収集企業の新卒採用HPで"求める人材像"や"社風"のコーナー、あるいはunistyleをはじめとする就活サイトの"面接過去問例"などを参考に「されるであろう質問リスト」を作りましょう。その上で、各質問に対して「自身の就活の軸に基づいた」解答の筋道をつくっておきます。例えば、私はP&Gのマーケティング部門も受けていましたので、・P&G新卒採用HP「キーワード」・unistyle「P&Gの面接過去問リスト24選」などのような情報源を利用しながら、50~60ほどの質問リストを作りました。そのうえで、自身の就活の軸「グローバルに働きたい(これ以外にもいくつかありました)」ということや、同社にアピールしたい自身の強み「チームメンバーが能力を最大限に活かすリーダーシップ」「どのような環境でも発揮できる行動力」などを基準に、回答の大筋を考えておきました。先にも述べたように文章の丸暗記はオススメしませんが、筋道を考えておくことでより質問の意図を捉えた端的な回答ができるようになると思います。STEP2.実践型練習回答の道筋ができれば、あとは実践的な練習をするのみです。友人や先輩などにも協力してもらい、できるだけ模擬面接の機会を設けられると良いと思います。またその様子を録画して反省材料にすると、自身の問題点がより身にしみてわかります(私の場合は話している時に前後の動きが多く、落ち着きがないように見えていたので、意識的に改善しました笑)。また練習相手がいなくても、自分の作った解答リストに沿った受け答えが「口頭で」できるのかを練習することはできます。練習はいくらやっても損はないと思います。上記で紹介したNG就活生の典型例「なんだか態度の大きな話し方になってしまう人」や「緊張しやすい人」には特に有効な対策ではないでしょうか。おわりに「面接ではありのままの自分を見せるべきだし、対策なんかいらない!」と思っている方が、もういないことを願います。面接で自身のパフォーマンスを最大限にするため、そしてNG就活生にならないためには、必ず事前の対策が必要なのです。ただし、対策の段階で「企業に自分を合わせ過ぎないよう」に注意していただきたいと思います。相手(企業)を知ったうえで、自分という人間をどういった「切り口」で見せるのかを考え、対策を打っていくイメージが一番理想なのではないでしょうか。就活生のみなさんが面接で実力を発揮できることを祈っています。外部転職サービス愛知県東三河エリア特化型求人サイトTASUKI
- 面接の練習の大切さ丨ぶっつけ本番で本命企業を受けるのは危ない? 51,771 views 例年、本選考の前に一度の面接も受けずに本命の選考に臨む学生は意外なほど多くいますが、かなりリスクの高い行動だと感じます。自分では話すのが得意だと思っていても、気心の知れた友人と話すのと初対面の社会人相手に話すのとではまるで難しさが違います。かの有名なスティーブジョブズは、数分間のプレゼンのために何週間も前からそれこそ数百時間を費やして練習を行っていたとのことです。面接も事前にどれだけ準備できるかで本番のパフォーマンスが大きく変わるでしょう。本記事のコンテンツ・面接の練習を重ねるとよい理由・練習に業界や企業規模は関係ない・最後に面接の練習を重ねるとよい理由一番の面接練習は、実際に面接・面談を受けてみることだと思います。面接の雰囲気自体に慣れ、緊張が緩和されるというのが場数を踏むことの一番わかりやすいメリットです。また、都度フィードバックをもらうことで態度・受け答えの内容がともに洗練されていきます。最初のうちは落ちてもあまり気にせず、反省を次回に生かして積極的に数をこなすことをおすすめします。場慣れしつつ振る舞いやコミュニケーションの中身を改善していくことで、徐々に評価されるようになっていくでしょう。練習としての面接・面談を受ける場としては、①インターン選考②面接・面談を含んだスカウト系のイベント③OB訪問での面接練習依頼などが挙げられます。参考:→インターン選考でも特におすすめの、東京海上日動のインターンに関する記事です。練習に業界や企業規模は関係ない「自分は総合商社志望なのにIT業界の企業面接で評価されても仕方ない」「大企業を見ているのにベンチャーをわざわざ受けるなんて無駄」などと思う方もいるかもしれません。ですが、unistyleを通して多くの内定者と会う中で、企業が求める人材というのは業界や企業規模に関わらずある程度共通しているように感じました。そのため、ある企業で高い評価を得られた自己PRであれば、別業界の規模の異なる企業においても評価されやすいように思います。具体的には下記①ー⑤のどれか、もしくは複数の強みを伝えて内定している方が多いです。①個人として努力し成果を上げられる②関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる③リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる④価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる⑤今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる参考:人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み最後に受験に向けて練習問題を解かなかった人はおそらくいないでしょうし、スポーツにおいても日々の練習や練習試合なしにいきなり本番の試合に臨むということは無いでしょう。面接でも同じことが言えると思います。一人で黙々と自己分析や企業研究をすることも大事ですが、実際に面接・面談を受けて社会人からフィードバックをもらうことは、一人では気づけない視点が得られるため非常に有意義です。今のうちから「伝える能力」を磨いておくことが納得のいく就職活動をする上でも重要になってくるかと思いますので、是非勇気を持って一歩踏み出していただければ幸いです。
- 【外資系メーカー内定者が語る】面接でされて困った質問とその対策 33,013 views 外資系メーカー内定者です。過去に選考を受けた企業の面接を振り返ってみると、企業によって本当に様々な質問をされてきたと感じます。面接で聞かれる質問には大きく2種類あると考えられ、一方は「事前にある程度予測のできる質問」(志望動機や自己PRなど)で、もう一方は以下に紹介するような「予測が不可能な質問」です。特に後者のような質問は、緊張した状態で聞かれると何を答えればいいのかわからなくなってしまう場合があるため、注意が必要です。そこで本コラムでは、筆者が実際に面接で聞かれて困った質問をタイプ別にいくつかご紹介し、その対策法について考えていきたいと思います。本記事のアウトライン・面接でされて困った質問5選└抽象的な概念タイプ└執拗な深掘りタイプ└過去の反省タイプ└予想していた個数より多い└発想力が問われる質問・最後に面接でされて困った質問5選【1】抽象的な概念タイプ筆者は過去に面接官から「販売とは何だと思いますか(外資系メーカー)」「報道とはどうあるべきだと思いますか(日系マスコミ)」などといった抽象的な質問をされ、しどろもどろになってしまった経験があります。その時はひとまず思いつくままにだらだらと話してしまったのですが、いま思い返せばこうした質問に対しては「自分の素直な考えをわかりやすく述べた一言+そう考える根拠」を論理的に言うことができればよかったのだと思います。とっさに答えるのが難しい質問ではありますが、もちろん面接官たちも学生に完璧な回答を求めているわけではないと思います。こういった質問では、その学生がどこまで深く物事を捉えることができるのかを見ているのではないでしょうか。【2】執拗な深掘りタイプある外資系消費財メーカーの面接では「(家庭教師アルバイトのエピソードを話した際に)その生徒の成績を上げるために具体的に何冊のドリルを使ったのですか?生徒は何点から何点に上がったのですか?」などといった、自分の経験に関する細部の深掘りがされました。正直なところ「そこまでは覚えていない・・・」と思ってしまったこともありました。参考:→家庭教師や塾講師での経験を自己PRやガクチカ、志望動機で語る方法を解説した記事です。面接でも質問に対応するには、当然前段階であるES執筆の際にその経験を十分に分析する必要があります。教育系アルバイト経験のある方は是非ご覧ください。そもそも、最初の段階で「重要なポイントがどこなのかわかりやすいエピソードの説明」ができていれば、このように本質から外れた細かい質問をされることもなかったのではないかと反省しています。【3】過去の反省タイプ上記と同じ外資系メーカーの面接で「(部活内での意見対立をおさめた話をした際に)あなたの説得で本当に相手は納得したのですか、あなたの解決法は本当に一番妥当な手段だったと思いますか」と聞かれました。就職活動は多くの人が完璧を装い非の打ち所がないエピソードを話しがちですが、こうした自身の行動を冷静に見られているかどうかを確認する類の質問もされる可能性がありますので、やはり背伸びはせずに素直に話した方がよさそうです。またこの質問をする背景には「過去に自分がやったことが妥当かどうかの基準をどこに見いだすのか(自己満足で完結していないか、数値的成果を意識し客観的に判断できているか)」ということを評価する意図もあったように思います。【4】予想してた個数より多い某外資系化学メーカーの1次面接では「最近うれしかったこと2つを教えてください」と聞かれました。こうしたオーソドックスな質問に対する回答は一通り用意したつもりでいましたが、2つ聞かれるとは思わず、本番で少し焦ってしまいました。【5】発想力が問われる質問「自分自身にキャッチコピーつけて、売り出してみてください(外資系メーカー)」「自分を動物に例えるとなんだと思いますか」などといった、発想力の必要な質問が飛んできたこともあります。こうした質問に関して全て事前に考えておくことはまず不可能でしょう。ここで大切なのは、自己PRで伝えたい自分のイメージだけははっきりさせておき、それの流れに沿った回答をその都度考えることだと思います。最後にいかがでしたでしょうか。これまで見てきた5つの質問ほぼすべてに共通するのは「事前の対策が不可能な質問」だということです。面接でどんな質問をされるかは、当日会場へ行くまでわかりません。ただし、たとえ予想外の質問をされたとしてすぐには答えが出せなくとも、しっかりとした自分の軸さえあれば、必ず筋の通った回答ができるはずです。それを意識しながら面接に臨むことができれば、しっかりと結果もついてくるのではないでしょうか。
- 【商社のインターン選考でも使える!!】総合商社の面接質問対策集 22,443 views はじめにこんにちは。16卒の総合商社内定者です。今年はすでに三井物産、伊藤忠商事、住友商事、双日がインターンシップを開催することを発表しており、そろそろ総合商社のインターンの面接対策を始める就活生もいると思います。総合商社のインターンに参加することは非常に重要で、アピールができれば社員の印象に残り、今後の選考にも有利になります。今回は私が実際に総合商社のインターン面接と本選考の面接でされた質問を挙げた上で対策を語ります。総合商社の面接でされる質問は自己PRと志望動機に大きく二分化されます。これに関しては「ロジカル面接術」においても述べられており、数少ない優良な就活本なので時間のある今のうちにぜひ読んでみて下さい。ロジカル面接術2016年基本編1.自己PR自己PRは自己分析の延長線上にあります。自分の人生を振り返り、伝えたいことを一本の串に刺し相手の前に差し出しましょう。また、ただ自分の強みを打ち出すだけでなく、いかに面接官の印象に残るかが重要になってきます。1-1.自己紹介総合商社は非常に人気のある業界で本選考では約100倍-200倍、インターン選考においても約50倍の倍率です。その為、面接官一人が一日あたりに面接する学生の数も多く、印象に残ることが非常に重要になってきます。そこで自己紹介は自分から主導権を握れる数少ないチャンスなので洗練されたものを用意しましょう。1-2.学生時代頑張ったこと(学業)・学生時代に注力した勉強に関して教えて・なぜその研究を選んだのか教えて・卒業論文に関して詳しく教えて・その研究から得られたことを教えて・卒業はできそう?・英語に関しては自信ある?・留学先で感じた文化や価値観の違いに関して教えて内定者で体育会の学生に話を聞くと、「勉強なんかせずにラグビーばっかりしていました。」と潔く勉強をしていなかったことを認め、面接で笑いをとっていた人もいました。しかし、体育会や起業経験などの余程の時間を割かなければいけない課外活動をしていない限りは勉強はしていたというべきでしょう。またその勉強内容が自己PRに結びついていると尚良しです。1-3.学生時代頑張ったこと(学業以外)・学生時代に学業以外で最も注力したことを教えて・サークルの活動内容を詳しく教えて・なぜその団体に入ることを決めたの?・後輩に指導する際に気をつけていた点を教えて・課外活動における挫折経験とそれをどのように乗り越えたかを教えて・その団体において一番苦しかった意思決定に関して教えて・あなたはどのようにリーダーシップを発揮するタイプ?最も自己分析をする分野がこれでしょう。学生時代頑張ったことに関して様々な角度から矢継ぎ早に質問が飛んできます。これも同じで自己PRに一貫性を持たせることで面接官の共感が得られる可能性が高くなります。1-4.自己PRまとめ・簡潔に自己紹介をして志望動機を話して・あなたの強みと弱みを教えて自己紹介、学生時代頑張ったことは一貫性と論理性がある必要があります。つまり上の自己紹介で述べたことと学生時代に頑張ったことの延長線上に自己PRがあります。強みと弱みもそこに触れるとより共感を得られるでしょう。また実際の面接では冒頭、2,3分で自己PRをして下さいと言われることもあるので。様々な長さの時間で自己PRをできるように準備をしておきましょう。2.志望動機本選考においてはなぜ商社なのか、なぜその会社なのか、なぜその部門なのかを細かく何度も訊かれます。インターン選考では希望する部署などは訊かれないものの、商社に入るとしたら何をやりたいかぐらいは話せるようにしておくと良いでしょう。2-1.商社業界に関する志望動機・なぜ商社を志望しているの?・それってメーカーでもできると思うんだけどなぜ商社にこだわる?・トレーディングと事業投資はどちらが重要だと思う?必ずされる質問です。特に本選考ではメーカーとの違いを聞かれる場面は多くある為、インターン選考の頃から意識しておくと良いでしょう。2-2.個別の企業に関する志望動機・組織の三菱と称される弊社でどのような役割を果たしたいか・弊社は「人の三井」といわれるように人材育成に力を入れているが、あなた自身が後輩を育成する際に心がけていたことは?・「三方よし」を実生活の中で意識することはあるか・浮利を追わずという事業精神があるが、利益と正義どちらかを取らなければいけない場面はあったか?・社是「正・新・和」の精神もしくは丸紅スピリットの中で共感するものとその理由を教えてこれに関しては自分が話す会社に対しての志望動機の中に組み込んでおくと説明がしやすいでしょう。全部に触れる必要があるとは思いません。自分が共感できる企業理念、事業精神に関して自分の経験を踏まえたうえで一貫性と論理性をもって話せれば問題ありません。2-3.部門に関する志望動機・エネルギー部門を志望しているようだけど、商社は配属リスクがあるから他の部門になる可能性もあるけど、他の部門でも良いの?・うちはその分野に関しては他商社に負けているけど、それでもその分野に興味があるの?インターン選考ではあまりされない質問だと思います。しかし、本選考に臨むにあたって各商社のセグメント別の状況を横並びにして把握しておくことは必須でしょう。そのクセをインターン選考の時からつけておくと非常に好感度が上がります。2-4.人に関する質問・OB訪問で印象に残っている社員の名前とその理由を教えて・セミナー、OB訪問、面接などで様々な社員とあったと思うけど、どんなところに共感できた?3.その他・今日の日経新聞に商社のニュースが出てたけど読んだ?・最近気になったニュースは?なぜ気になった?・今後の商社業界はどうなると思う?・自分の人生に大きく影響を与えた本とその理由を教えて・尊敬する人とその理由を教えて・40年後にどんな大人になっていたい?・質問したいことはある?・最後に何か言い残したことはある?外資系の面接に比べれば突拍子のない質問は少ないですが、少し考えないと答えられない問題や普段から情報のアンテナを張っていないと答えに窮してしまう質問もあるでしょう。日経新聞やNewspicksなどの経済ニュース媒体に普段から目を通しておくことを強くオススメします。実際に私が就職活動中にどのように経済のニュースを効率的に収集していたのかを下記のコラムにて解説していますので、ぜひご参照下さい。実際に面接でも助かった!総合商社内定者が語るNewsPicks活用法最後にインターン選考は非常に重要です。実際に2016卒の三菱商事や三井物産のインターンに参加した学生は結果的に志望業界からの内定を数多く獲得しています。総合商社志望者はインターン選考といえども気を抜かず、本気で対策をしていきましょう。
- 面接で嘘をつくべきでない2つの理由 61,122 views こんにちは、16卒の慶應生です。巷では、「面接では盛ってなんぼ!とにかく嘘ばっかりついたよ。」という話であるとか、「就活の時期になるとサークルの幹事長、副幹事長が大量発生する。」などと言われており。もはや面接で嘘をつくのは当然の風潮であるかのように思えます。実際、私自身の友人でも就活ランキングで超上位に名を連ねるような大企業から、全てを嘘で塗り固めた自己PRを元に内定を貰った強者もいます。その反面、私自身は少しばかり数字を切り上げたりということはあったものの、志望動機、自己PR等でほぼ一切嘘をつかず、志望している会社から内定をいただくことができました。本日は私自身の実体験も踏まえて、面接における「嘘」について少し考えてみたいと思います。なぜ嘘が横行するのか?なぜ就活生の中で嘘が横行するのでしょか?それは、面接官と就活生の間の意識の乖離ではないか、と考えています。というのも、面接官→自分の会社とマッチングする人材が欲しい→その人自身のことを知りたい。就活生→自分がどれだけ優秀な人材かをパフォーマンスする場と考えている→自分が上げてきた実績をアピールしたい。「」のエントリーでも書いたように、面接官の方は能力以上にその人が将来自分の会社で働いていけるのか?ということを見ているようです。そのため、何をやってきた、ということ以上に、なぜやってきたのか、ということにフォーカスし、その人の一貫した人間性をはかろうとしているようです。嘘はつかないべき、と思う。上記のような視点を踏まえて、私自身は面接で嘘をつくべきでないと考えています。これは以下の2つの観点から考えられると思います。面接が突破しにくくなる内定後に困る面接が突破しにくくなる基本的には面接では一つの事柄に対して深掘りが行われます。先にも書いたように「なんでやったの?どんな工夫をしたの?それはなんで?」という風に様々な角度からその人がどんな人間なのか、ということをはかろうとしてきます。私の場合だと予備校での経験から自分自身の主体性ということを強みとして押していましたが、「他に主体性を発揮したエピソード、3つくらい教えてよ。」「小さい頃から主体性持ってる子だったの?違ったらその転換期はいつ?」という風に、様々な経験、多様な角度から検証されました。嘘をつかず、しっかりと自分自身の経験を棚卸していたので、ほぼ困ることなく質問に答えられたように思えます。逆に、嘘をついた場合だとそれを誤魔化すためにたくさんの嘘を重ねることになります。一つの経験についてしっかりとした準備をすることはそこまで難しいことではないような気がしますが、それを複数のエピソードで、または幼少期の自分自身まで嘘で塗り固め、一貫性を見つけるのは正直不可能に近いと考えます。自然と綻びが出てくるため、面接官に「こいつほんとのこと言ってるのかな?」という違和感が生じてしまいます。面接が突破しにくい実例「サークルの幹事長です!」と意気揚々に話している学生がいました。しかしながら、よくよく深掘りされているのを聞いてみると、普通の曜日練習のパートリーダー的な役割であることがありました。曜日練習のパートリーダーだと最初から伝えていれば、そこに対してどのような工夫があったであるとか、を話すことができたにもかかわらず、自分がやっていないであろうサークル運営について相当深く聞かれており、タジタジになっていました。参考までに、その彼とはその後の面接で会うことはありませんでした。内定後に困る周りは「嘘で塗り固めていない学生」が大半のはずです。ちなみに、自分自身の内定先でも似たような人が多く、面接で嘘をついたと言っている学生はほとんどいません。似たような学生が多い中で塗り固めて内定した会社、そんな会社でずっと働くことを考えると、意味もなく疲れてしまうように思えます。また、面接で話したことというのはある程度社員の方で共有されているようで、私自身も「予備校で働いてたんだよね?うちの親戚がそろそろ受験みたいなんだけどどうしたらいいのかな?」であるとか準体育会のテニス部に所属していることから、「今度テニス教えてよ!」という風に、言われることがあります。入社をゴールとして考えるといいかもしれませんが、嘘で塗り固めた自分を入社後も貫き通すと考えると、非常に大変な気がしてます。内定後に困る実例私自身の内定者の友人でも嘘を塗り固めて面接を突破した人がいました。私自身が内定した会社は割とイケイケな雰囲気で、良くも悪くも常にテンションが高い人が多いです。しかしながら、その友人は、みんなで騒いだりするのは決して好きなタイプではない、という人で、非常に困窮していました。「ほんとにこの会社でやっていけるのかな…」とまで、入社前にもかかわらず言っています。彼自身は「こんな自分を変えたい、けど自分の話だと内定できないから、とりあえず嘘で塗り固めよう」と考えて内定を手に入れることはできましたが、果たして、それが正しいのかと考えると、難しいところです。じゃあどうすればいいの?所謂輝かしいスペックを持っている必要はないのではないかと思います。もちろんあるに越したことはありませんが、私自身は予備校でのアルバイトを頑張ってきたことを押し続けて内定を得ました。企業の人事の方とも話していると、普通にサークルやって、飲み会して、授業出て…と言う風に普通の学生時代を過ごしてきた方が多いように思えます。「すごい企業だからこそ、すごい経験をしておかなければならない!でもそんなことやってないからどうしよう…」と短絡的に考えて、表面的な嘘で塗り固めた面接対策をするのではなく、自分自身の今までやってきたこと、その中でどんな思いだったのか、集団の中でどのような立ち位置だったのか、ということを棚卸して企業によって使い分けていくことが良いと思います。
- 外資系投資銀行の面接過去問リスト 21,618 views こんにちは。16卒の慶應生です。17卒の選考も外資系はすでに盛んに行われており、外資系投資銀行に関してもウィンターインターンそして本選考が佳境に入ってきています。今回は筆者自身が外資系投資銀行を受けた中で実際にされた質問も交えながら、外資系投資銀行の面接でされる質問をあげ、分析していきたいと思います。外資系投資銀行は基本的には部門別採用方式をとっており、面接も志望している部門の社員と行います。様々な質問がされますが、いくつかのタイプに分類することができます。面接でされる質問のタイプ・志望動機・自己PR・金融関連・クイズ・変化球1.志望動機・なぜ金融・なぜ外資系投資銀行・なぜ弊社・なぜこの部門・併願している部門と比較した時の志望度を教えて実は志望動機は非常に重要で、かなり深く掘り下げてきます。某企業の投資銀行部門は圧迫面接で有名なので、緊張感のある中でロジカルに答える必要があるでしょう。そもそもとして、どのようなキャリアを歩みたいのか、その上でどのような業界を志望しているのかという点から出発して、なぜ日系の金融機関ではなくて外資系投資銀行なのか、外資系投資銀行の中でも志望している部門なのかを整理することができるとよいでしょう。また志望している部門と他に併願している部門とを比較した時の志望度を答える質問は難易度が高いので、十二分に用意していきましょう。2.自己PR・3分で自己PRして・あなたが日本中の誰にも負けていないところを教えて・英語で自己PRして・座右の銘は?・自分を色に例えると?・あなたの人生で最も面白かったことは?・あなたが尊敬する人とその理由は?・自分の人生で一番の挫折は?・あなたの40年後までのキャリアプランに関して教えて基本的にはオーソドックスな自己PRです。自己分析をした上で自分が打ち出したいものを相手に伝えることが求められます。グループ面接で一緒の学生は非常に高いスペックを持っていることが予想されますが、ここで堂々としていることが重要です。自分のやってきたことに自信を持って飾らずに話しましょう。大きなことを言うよりも一貫性があり、論理的な方が大事です。3.金融関連・今日の日経平均株価と対ドルの円相場教えて・ここ1年で気になったM&Aのニュースとその理由を教えて・アベノミクスの三本の矢に賛成か?なぜ?・一つ気になっている株の銘柄を教えて。また今後どう値動きすると思う?普段の生活における情報感度の高さ、そして問題意識を持てる学生かどうかを見ています。気になったニュースに関しては必ず用意しておきましょう。できれば日経新聞の一面に掲載されるような大きなニュースではなく、あまり他の学生が触れないようなニュースを知っておくと差別化が図れるでしょう。Newspicks、スマートニュース、Gunosyを利用して情報収集をするのも良いと思います。Newspicksに関しては有識者のコメントがついているので、問題意識を持つのに良いきっかけとなると思います。下記のコラムでは総合商社の内定者が実際にNewspicksを活用して就活を行っていたことを紹介しているのでぜひご参照下さい。参考:実際に面接でも助かった!総合商社内定者が語るNewsPicks活用法4.クイズ・3桁の四則演算・サイコロの確率のクイズ・早い者勝ちのクイズ・突然のグループディスカッション数字への強さを見ています。投資銀行ではどの部門においても多くの数字を扱います。そのために数字を用いた正確な計算、数字のセンスがあるかを見ています。これに関してはあまり対策は打てないと思います。実際に筆者も早い者勝ちのクイズを出された際には戸惑い、答えを出すのに普段以上の時間がかかりました。外資系投資銀行のグループ面接ではほとんどの学生が高学歴で少なくとも私は東大、京大、一橋、東工大、慶應、早稲田以外の学生に会ったことはありませんでした。なのでクイズに対しての反応も早く非常にレベルの高いものとなります。普段から頭の柔軟性が必要とされるようなクイズに慣れておくことが良いでしょう。5.変化球・あなたのこれまでの人生に点数をつけて、その理由を教えて・あなたに値段をつけるならいくら?なんで?・リーダーシップに関して語って・ここにいる全員を笑わせて・君に内定を出したくなるような話をなにかして・無人島に一つだけ持っていけるとしたら何を持っていく?外資系投資銀行の面接における特徴が変化球の質問でしょう。現場の社員が多忙なスケジュールの合間を縫ってくるので、思いつきで上記のような質問をしてくることは多々あります。対策が打ちにくい質問が多いと思います。もしその場で答えることが難しいならば正直に少し考えさせて欲しいとの旨を伝えましょう。最後に外資系投資銀行は志望する学生のレベルが非常に高く、グループ面接などで一緒になった学生から学べる事もたくさんあります。ただ体育会や帰国子女でないと内定がもらえないということはなく、面接に関してもある程度の準備はできるのでぜひ、外資系投資銀行を志望していないとしてもチャレンジして欲しいと思います。
- リクルート志望者必見|自己PR・ガクチカ・志望動機・面接対策のポイント解説 59,144 views こんにちは、16卒のリクルート内定者です。本日は私自身が就職活動をする中でunistyle記事で参考にしたもの、また加えて私自身がリクルートに内定し、その中で感じたことを書いた記事をまとめたいと思います。今から就職活動を始めて、リクルートに興味がある、という方は是非参考にしていただければと思います。就職活動を始める上で、読んでおくべき記事は以下でまとめていますので参考にしてみて下さい。引用:就職活動をスタートする学生がまず最初に読むべきunistyle記事20選本記事のコンテンツ・リクルートの選考形態を知る・リクルートの特徴を掴む・自己PR・学生時代頑張ったことをつくる・志望動機をつくる・面接対策をする・まとめリクルートの選考形態を知る引用:リクルートホールディングス本選考情報引用:リクルートスタッフィング本選考情報まずは上記で本選考の情報を確認すると良いと思います。従来は各カンパニー毎に選考をする形でしたが、19卒以降の入社予定者を対象に、国内9社を統合して新卒採用を行う形となりました。これにより、応募作業の簡略化が行われています。リクルートの選考で特徴的なのが面接ではないかと考えられます。深堀が多くされる上に、時間も長く取られています。おそらく他の会社よりも長いのではないでしょうか?特に最終面接近くになると一人約1時間程度面接をしているようです。基本的なベースとしては学生時代頑張ったことからの深堀が主に面接で聞かれることです。リクルートの特徴を掴む各社の仕事や求める人材を確認するには以下の記事がおすすめですので是非参考にしてみて下さい。引用:リクルートホールディングスのESと採用HPから考えるリクルートホールディングスの求める人材引用:リクルートスタッフィングの採用HP・面接から見るリクルートスタッフィングの求める人材リクルートというと「起業家」「熱量のある営業マン」のような印象があるかと思いますが、それは各カンパニーによって異なると思っています。採用HPは各カンパニー毎で語られている内容が異なっているので、受けるカンパニー毎に読み込むことをお勧めします。基本的には「個人で努力して成果を上げていく」という力は前提だとは思いますが、それに加えて求められる力は若干異なるかと思います。そういった微妙な違いを自分なりに定義することは、他の就活生と差をつける点で非常に重要かと思います。引用:最短4年で課長!?実は全然社風が違うリクルートの実態!→OB訪問の情報を基にしたリクルートの社風についてまとめた記事です。リクルートに対して理解が薄い方は参考にしてみて下さい。引用:未来の起業家集団?!リクルート内定者が内定者懇親会に行って感じたこと→内定者がリクルートの懇親会にいって感じた内定者の雰囲気や社風についてまとめてあります。引用:営業タイプor企画タイプ!?リクルートの採用方針に見る企業が求める人材の変遷→企業のサービスのプロダクトサイクルによって実は求められう人材は変遷しています。リクルートの事例で紹介していますので参考にしてみてください。引用:EXILE…?テニサー代表…?リクルート内定者によるリクルート各カンパニーの分類→リクルート内定者が入社前の集まりで感じた各カンパニーごとの人物像の違いをまとめています。私自身のOB訪問をした経験や、内定してから感じた様々なことも記事にしているので、そこから自分なりの各カンパニー毎に求められている人材について考えていただければと思います。もちろん、これは1人の内定者の意見なので、鵜呑みにしすぎるのは良くないと感じています。必要なことは「リクルートのカンパニー毎には雰囲気や特徴が異なっている」ということを理解し、その上で自分なりに定義し準備することだと思います。自己PR・学生時代頑張ったことをつくる引用:内定レベルの学生時代頑張ったことが10分で書ける学生時代頑張ったことのフレームワーク→学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。引用:内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク→自己PRの書き方について徹底的に解説した記事です。企業が自己PRを通じて知りたいことや、評価される自己PR例、論理的な構成にするためのフレームワークなどが書かれていますのでESを書く際に参考にしてみて下さい。まずは自分自身の学生時代頑張ったこと・自己PRを上記エントリーを参考に作ってみましょう。基本的にはこの学生時代頑張ったことを軸として面接は進んでいきます。私の印象ですが一次面接等ではその頑張ったことへの工夫や発揮した人間性、困難などについて聞かれた記憶があります。そういった問いに対しては以下の記事を参考にすると良いでしょう。引用:取組・工夫→結果の評価ポイントと回答例→ガクチカで深堀られる取組・工夫の評価項目や、評価された回答例をまとめています。引用:目標と困難における評価ポイントと内定者の回答例→ガクチカの一項目でもある目標や困難の評価項目や、回答例を示しています。また二次面接以降では聞かれる内容がガラッと変わるように思います。「工夫」から「動機」を重視するようになっているように感じています。具体的な質問でいうと「なんでそれをやろうと思ったの?」「その強みはいつからだろうね、それはなんでなんだっけ?」というような具合です。私自身は下記記事等を参考に自分自身の経験を整理していました。特に「自分自身の経験に根ざした動機」を自分の言葉にするために、自己分析、他己分析を重ねました。多くの就活生は「大学での〜〜の経験から」と大学での経験で掘り下げが終わっていますが、内定者の多くは幼少期の原体験まで遡って、一貫した人間性をアピールしたように感じています。リクルートの内定を取る上でもっとも鬼門となるのはここだと私自身は感じています。引用:「なぜ取り組んだのか」という質問の意図と内定者の回答例→面接においても非常に重要となる「動機」の評価項目と回答例をまとめています。引用:自分の生い立ちを語ることで自己PRに説得力を持たせる方法→自身の強みの原点を語ることにより、自己PRに説得力を持たせる方法をまとめています。引用:複数エピソードを語ることで自己PRの説得力を補強しよう!→複数のエピソードを用意し、自己PRの説得力を持たせる方法についてまとめています。志望動機をつくる引用:内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク→志望動機の書き方について徹底的に解説した記事です。志望動機のありがちなNGパターンや、論理的な内容にするためのフレームワークなどについて書かれていますのでESを書く際の参考にしてみて下さい。これも自己PR・学生時代頑張ったことと同様にまずはフレームワークを元に作ってみましょう。ここで注意しておきたいことが、リクルートでは直接的な志望動機ということはあまり聞かれないということです。質問のされ方にもよりますが、私の場合だと「選社軸」「将来的にやりたいこと、成し遂げたい目標」などのような形で聞かれることが多かったように感じています。ここは人によって千差万別な気がしています。実際に「教育格差をなくしたい」というような明確なものを持つ人から、「自分自身がこういう風に生きていきたい」という漠然とした人々まで様々です。ただひとつ言えるのはその夢が「経験」に根ざしているか、という点だと考えています。下記記事を参考にしてください。引用:志望動機で書く「夢・成し遂げたいこと」に出会うための方法→将来会社でやりたいことをどのように考えていくかについて書かれています。過去の内定者のESも多く扱いながら解説しています。引用:あなたの志望動機が共感されないのは自分の経験に根ざしていないから?→志望動機に説得力を持たせるためにに自身の経験を盛り込む重要性や、その際の注意点をまとめた記事です。志望動機に悩みを持つ方は参考になるでしょう。引用:媚を売るのは辞めよう!「御社じゃなくてもいいんです」というのが最高の志望動機→多くの企業は、説明も出来ないのに第一志望だと答える学生を評価しません。やみくもに「第一志望です」と取りあえず答えるよりもしっかりとその企業の働き方のメリット・デメリットを冷静に比較しておくことが重要になるでしょう。参考記事では面接でも聞かれる頻度の多い質問の一つのキャリアビジョンについての内定者回答を提示します。面接対策をする上記の点を確認した上で、自分なりの学生時代頑張ったこと、志望動機を作ることができたら、あとは面接の練習を重ねていきましょう。先にも述べましたがリクルートでは「面接」が選考の大半を担っています。まずは面接の基本事項です。当たり前のことが多く書かれているようですが、できていない人も多くいると思いますので下記エントリーを確認してください。引用:アウトプット能力の向上面接編→実際の面接官との対話の中で心がけることがまとめてあります。どれも非常に重要な事項なので必ずお読み下さい。また面接時に気をつけておきたいことは「等身大の自分を表現する」ということだと、選考を受けていて感じました。私自身、あるリクルートの社員の方から「お前のそんな綺麗事なんて聞きたくないんだよ、本当はどう思ってんの?」と言われたことがありました。また、内定先では最終面接でも、「第一志望とは言い切れない」ということを真摯に伝えていました。文化なのでしょうか、自分の本心を語らないと嫌われる、その人の意思を尊重する、そんな社風を感じています。また嘘をつくのもオススメはしません。面接時間が長く様々な角度から「なんで?」ということをこれでもかというくらい聞かれるので、正直完璧な対策は難しいと感じています。以下の記事を参考にしていただけると良いかと思います。引用:媚を売るのは辞めよう!「御社じゃなくてもいいんです」というのが最高の志望動機→多くの企業は、説明も出来ないのに第一志望だと答える学生を評価しません。やみくもに「第一志望です」と取りあえず答えるよりもしっかりとその企業の働き方のメリット・デメリットを冷静に比較しておくことが重要になるでしょう。参考記事では面接でも聞かれる頻度の多い質問の一つのキャリアビジョンについての内定者回答を提示します。引用:面接で嘘をつくべきでない2つの理由→面接で嘘をついたことが大きくデメリットとなった事例とその理由を紹介しています。面接を嘘で乗り切ろうとしているっ方は必ず一度読んでみて下さい。引用:「御社が第一志望かはわかりません!」面接で嘘をつかずに正直に答えたら通過した。→多くの就活生が嘘をつく質問ですが、あえて嘘をつかないことによって通過した例もありますので参考にしてみて下さい。まとめいかがでしたか?リクルートの面接では経験やスペック以上に「一貫性」というものを深く問われているように感じていました。社員の方とお話をしていても、幼少期の原体験を原動力として自分自身の強みを発揮している方が多いように感じています。是非とも、リクルートに興味のある方は、自分自身の経験を棚卸しし、一貫性を持たせた上で、自分の強み、モチベーションの源泉などを自分の言葉で語れるようにしていただければと思います。
- 「社会に貢献したい」「コミュニケーション能力がある」実は面接官から評判が良くない面接用語集 41,611 views 「社会に貢献したい」「コミュニケーション能力がある」面接でこのような表現を使っていませんか?多くの就活生は面接官に少しでも良く聞こえる言葉を選択し面接に挑んでいると思います。しかし上記で述べた「社会に貢献したい」「コミュニケーション能力がある」などの言葉は、実は面接官からの評価を下げてしまっている可能性があります。今回は面接官にマイナスなイメージを持たれないようにするためにも、面接で言ってはいけない言葉を「志望動機」「自己PR」「逆質問」の3つに焦点を当てて紹介していきたいと思います。面接で言ってはいけない言葉~志望動機編~御社の将来性に惹かれて一見、聞こえよく感じるかもしれませんが、企業が志望動機を聞く理由は、「自社への志望度を知りたい」「入社の際のモチベーションを知りたい」の2つです。そのため、「御社の将来性に惹かれて…」では、モチベーションを伝えることができていないため、良い評価を得ることは難しいでしょう。企業の魅力を述べるのは構いませんが、それに加えて入社の際のモチベーションについて伝えることも忘れないようにしてください。福利厚生が良いから上記も先程の「御社の将来性に惹かれて」と同様で、その人のモチベーションや志望度が伝わりません。福利厚生は働く上で重要なものですが、志望度やモチベーションを伝える場で福利厚生について話すのは適切ではないでしょう。企業の制度についてではなく、入社したら何をしたいか(目標)、なぜそのような目標を設定したのかなどといった仕事面での志望動機を書くようにしましょう。成長させてくれるから成長というワード自体は悪くありません。ここでのNGポイントは「させてくれる」です。「させてくれる」と言ってしまうと主体性がないと思われてしまう可能性が高いです。志望動機では、どんなことを企業で成し遂げたいか、働く上ではどんなことをしたいのかをしっかりと伝えることが重要となるため、受け身の言葉ではなく、「〇〇をしたい」など、自発的な言葉で伝えるようにしましょう。御社のサービスや製品が昔から好きで応募しました上記は、お客様目線を持つことができているため企業側も業務上メリットがあります。しかし志望する理由が「商品が好きだから」だけはNGです。なぜならば、「利用する側」と「提供する側」の立場は異なるからです。いつまでも利用する側の立場から切り替えられない人材は企業にとって必要ありません。そのため志望動機を作成する上では、提供者側の視点から入社後企業にどのような貢献ができるのかをプラスで伝える必要があります。○○の仕事で一から学びたいと思いました上記だけでは企業からすると物足りません。学ぶ姿勢は大切ですが、企業が求めていることが企業に貢献してくれる人材であるため、「学びたい」で終わるのではなく、貢献できるという点もしっかりアピールするようにしましょう。キャリアアドバイザーに紹介されて応募しました上記は自分の意志が伝わりにくいです。企業側からしても本当に志望しているのか分かりにくく、マイナスなイメージを持たれてしまう可能性があります。たとえキャリアアドバイザーを通していたとしても、その会社を選ぶにあたって興味を持ったきっかけや理由はあるはずなので、自分の考えをしっかりと伝えるようにしましょう。日本の存在感を高めたい志望動機は実体験に基づいていないと評価されるのは難しいです。例えば「〇〇により日本の影響力が世界で下がっている。~~。そのためこのような事態を解決するような仕事がしたい。」一見上記のような文章は論理的かもしれませんが、これには実体験が一切含まれていないため、あまり良い文章とは言えません。実際、「日本の存在感を高めたい」という志望動機で内定する人は多いのですが、この志望動機で内定を得ている人は、留学や海外経験、研究など実体験をもとに語っているため評価されているということを忘れてはいけません。社会に貢献したい上記は志望動機でよく使われるワードではないでしょうか。しかしこれもあまりオススメできません。なぜなら、社会に貢献したいということだけでは、全ての仕事が当てはまってしまうからです。志望動機で「社会に貢献したい」と書く際は、どんな顧客に対し、どのように貢献したいのかより具体的に伝えることを意識するようにしましょう。まとめ志望動機でアピールすべきことは以下の2点です。●企業への志望度●入社の際のモチベーション上記2つを論理的に伝えることで、面接官に「だから弊社を志望しているのか」と思ってもらうことが重要です。参考:面接で言ってはいけない言葉~自己PR編~コミュニケーション能力には自信がありますそもそも、面接自体がコミュニケーション能力を測っている場であり、わざわざ言わなくても面接を通して確認できる能力になります。そのため、面接官の質問に対する回答でコミュニケーション能力をアピールするようにしましょう。短所はありません面接官が短所を聞く理由は「自分の短所を客観的に判断できているか」です。ここで短所を答えられないと、自己分析がしっかりと行えていないと判断されてしまうことがあります。また短所がないということは改善しようとする意志が見られないため、成長欲求がないと判断されます。面接官は短所を聞くことで「短所をどのように改善しようとしているか」を見ているため、自分の短所を踏まえた上で意識していることを答えられるようにしておきましょう。いろいろorさまざまこれらは非常に便利で意識していなければつい言ってしまう言葉ですが、面接官からすると何も伝わってきません。面接官としては、その「いろいろ」「さまざま」について具体的に聞きたいと思っています。そういった表現を使ってしまうと、「論理的ではない」「表現力がない」「魅力が分からない」といった印象を面接官に持たれ、マイナスな評価をされてしまう可能性があります。「さまざま」「いろいろ」といった表現ではなく、具体的な内容を伝えられるようにしましょう。〇〇性があります上記の〇〇性とは例を挙げると「社交性」や「協調性」になります。なぜ社交性や協調性といったような〇〇性がNGなのか、それは人によって理解に差が生まれやすいためです。面接では、短時間で面接官に自分のことを知ってもらわなければならないため、こういった抽象度が高いワードを使ってしまうと、うまく伝わらない可能性があります。しかし絶対に使うなというわけではありません。面接官にも伝わるように、エピソードをしっかりと固めて話せば問題ないと思います。まとめ正しい自己PRをするために大切なことは以下の2点になります。●企業のビジネスモデルを理解する●企業がどんな強みを求めているか明らかにする自己PRでは「企業にとって採用しなかったら損をする人材である」ということをアピールする必要があります。参考:面接で言ってはいけない言葉~逆質問編~質問は、特にありませんこれは絶対にNGです。質問がないということは志望意欲が低い、深掘りができていないと評価されてしまう可能性があります。逆質問では、企業に興味がある姿勢を示すべきであるため、何らかの質問はするようにしましょう。逆質問は事前に考えておくことが必要です。それでも逆質問が浮かばないという学生は、面接内容を振り返って考えてみるのも一つの手段であると言えます。どんな研修が受けられますか上記の質問では、主体性がある印象を持たれることは難しいと思います。企業に頼りたい、手取り足取り教えてほしいなどといった主体性に欠ける質問をすることは逆効果になってしまう可能性もあるため、注意が必要です。先程も述べたように、逆質問では志望度が高いことを面接官にアピールしましょう。今日の面接の評価はどうでしたでしょうかこの質問はできるだけ控えた方が良いでしょう。なぜなら、企業側には面接結果を伝える義務がないからです。自分の評価を求めるよりも、最後の最後まで自分を最大限アピールする方がより効果的だと思います。どのような事業展開をしていますか上記のようなHPを見れば誰でも分かる質問をしてしまうのはあまり良くありません。このような質問をすることによって、企業研究ができていないと評価されてしまう可能性が高いです。企業研究ができていないということは、企業への関心が低いと捉えられてしまい、マイナスなイメージを持たれてしまうこともあるため、注意しましょう。仕事内容について聞きたい時は、事業内容ではなく、もっと具体的な業務について聞くようにしましょう。福利厚生や給料について教えてください上記の質問をしてしまうと、仕事を条件だけで選んでいると思われてしまうリスクがあります。そうなるともちろん志望度も低く見られてしまいます。また、福利厚生や給料についてはHPなどの募集要項に記載されているため、逆質問で聞くのではなく自分で調べるようにしましょう。目標が達成できないとどうなりますか目標達成に関して聞くことは悪くありませんが、このような聞き方はあまり良くありません。この聞き方では、「初めから目標達成できないと諦めている」「ネガティブ」などといったマイナスの評価をされてしまうこともあります。目標達成に関して質問したい場合は、前向きな印象も持たれるような聞き方を心がけましょう。まとめ企業が逆質問を通して見ているポイントは以下の2つです。●企業への志望度●基礎的なコミュニケーション力つまり、逆質問では場の雰囲気や面接官の役職等から、今ここで何を質問するのが適切なのか見極められるか否かを見られていると言えます。参考:まとめ本記事では面接で言ってはいけない言葉を紹介しました。「これ良くないんだ」「このワード使ってた」など、意外とあまり良くない表現だと知られていなかった言葉もあったと思います。今回紹介した面接で言ってはいけない言葉は絶対ではありませんが、なるべく使わないほうが良いでしょう。せっかく進んだ面接で、面接官にマイナスな印象を持たれてしまうのはとても勿体ないことだと思います。面接対策をする際はぜひこの記事を参考にし、言葉選びをしてみてください。【関連記事】
- 渾身のアピールが評価されるとは限らない!大手企業9社内定の就活生が意識した「伝え方」 22,592 views こんにちは、16卒の金融業界内定者です。私は2015年の2月から就職活動を始め、最終的に金融機関や大手航空会社、通信、メーカーなど大手企業9社から内定を頂きました。面接の場で十中八九聞かれる質問として、「学生時代最も頑張ったこと」を聞かれる事になると思います。私は時間的にも労力的にも頑張った「新規事業でのインターン経験」をアピールしていました。幸いこのインターンでは概ね満足のいく成果を残すことができ、面接官もを感じ取ってくれるだろうと解釈していました。しかし、ある出来事をきっかけに「アピール内容の盲点」に気付くことができ、それを修正したことで9社の内定を得ることができたのだと思います。本記事では、その盲点と就活生の皆様に是非留意して頂きたいポイントについて紹介したいと思います。私の学生時代頑張ったことのフレームワークに沿ってアピールしていたので、ある程度内容をぼかした上で紹介したいと思います。【(1)結論】大学生対象の教育関連の新規事業を軌道にのせることに力を注いだ。【(2)動機】誰も成し遂げたことのないことに挑戦したい・後輩が将来活躍するきっかけを作りたいと考えていた。【(3)目標・困難】新規顧客になりうる大学生予備軍の高校生の入学を促進しようと考え、系列会社の予備校に通う高校生をターゲットとした。系列会社のため協力に対する同意を得る部分は容易だったが、問題はその会社で働く方と私との信頼関係が0の状態からスタートすることであった。そのため、高校生に対して営業を行う上で問題となる点を共有してもらうことさえ当初は困難であった。【(4)取組・工夫⇒結果】それまで担当する予備校には電話でのコンタクトを主流としていたが、実際に足を運ぶスタイルに変更した。実際に会って話を聞くことや、自分の事業に懸ける思いを共有することで心理的な距離が縮まり、次第に悩みや問題点を共有してくれるようになった。その結果、私と同じ業務を担当していたインターン生数十名の中でも好成績を残すことができた。【(5)人柄】真面目に話に耳を傾ける性格が、信頼獲得の際に活かされた。最後まで諦めずに物事をやり遂げる粘り強さも成功要因だと考えている。【(6)学び】相手の信頼を得るためには相手のところまで実際に足を運ぶような真摯な姿勢を見せることが大事だと実感した。自分自身の持ちうる熱意を伝えることが大事だと学ぶことができた。文面にするとそこまでではないですが、このように独自性はあるものの、聞き手・読み手が初見で理解するには高い能力が必要なアピール内容になっていました。渾身のアピールが評価されるとは限らない学生時代頑張ったことを話す場としては、圧倒的に一次・二次面接の時が多い印象です。序盤の私の一次・二次面接通過率として、個人面接はおよそ8割ほど・グループ面接はおよそ3割ほどでした。この通過率の開きについては後ほど考察するとして、当時の私は自分の何が通過率を下げているのか全くわかりませんでした。上記のようにに沿ってアピールしていたので、毎回自信満々で面接会場をあとにしていたにもかかわらずです。自分の頑張った取り組みについては誰よりも自信があり、特にグループ面接の場においては内容面からも自らのアピールが最も光っていたと自負したこともあったくらいです。学生時代頑張ったこと以外の部分で評価されず、企業研究が足りないのだと思い込むようにして多くの企業の説明会に参加していました。模擬面接を経て知った伝え方の大切さ幾多の企業の説明会に参加する中で、ある金融機関の模擬面接会に参加する機会を得ることができました。学生時代頑張ったことを30分間ひたすら深掘りされ、ブラッシュアップするという趣旨のものでした。まずは時間制限なく頑張ったことをアピールしてくださいということで、私の上記のように整理した渾身の学生時代頑張ったことをアピールしました。自信満々にアピールし終えた私に面接官の方がおっしゃったことは「何のことだかよくわからない」ということでした。そこから面接官の追加質問を基に、ホワイトボードに新規事業の中で私が担当していたことや事業の仕組みを図式化して書き出すことを行ったところ、「要するにこんな感じのことを伝えたかったんだよね?」というアドバイスを頂きました。蓋を開ければ自分の意図していたアピールが面接官に伝わっていなかったということがわかり、これこそが私のグループ面接(学生一人当りの持ち時間が短い)通過率の低さの原因だったのだと痛感しました。新規事業インターン経験をどのように伝えたのか模擬面接終了後、そこでのアドバイスを基に「具体的にイメージしてほしいのは、損害保険会社の代理店営業です。」と「例え」を前置きするようにしました。系列会社の予備校に通う高校生が入学してくれるように、予備校で働く方の悩みを解決したり、仕組みを整えるという仕事内容は損害保険会社の代理店営業とほとんど同じだと考えていたからです。この取り組みを実践したことで、一次・二次の個人面接やグループ面接で落ちることはほとんどなくなりました。面接官に私の取り組んだことのイメージを持たせることができた点が評価につながったのだと思います。3メガ損保の一角の面接の際には特に共感を得ることができ、内定を頂くことができました。最後に他の学生と差をつけるために、16卒の就活生でもまれにユニークなインターン・アルバイト経験を伝えている方が見受けられました。取り組んだ内容の凄さがなんとなくは伝わってくるものの、その具体的な内容が他者の頭に入ってこない・面接官の消化不良に陥ってしまっているということは非常にもったいないと思います。上記のような「例え」を用いるのは伝え方のほんの一例だと思いますし、読者の方も「読者自身の学生時代頑張ったことについて前提知識のない方」にそれをアピールして、聞き手の持った印象を確認してみると良いのではないでしょうか。自分の頑張ったことは自分が一番わかっているからこそ気づきにくいことですが、アピール内容が相手にとって理解しやすいものか立ち返って考えてみてほしいと思います。【関連記事】