外資系投資銀行の面接過去問リスト
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最終更新日:2024年05月20日
こんにちは。16卒の慶應生です。
17卒の選考も外資系はすでに盛んに行われており、外資系投資銀行に関してもウィンターインターンそして本選考が佳境に入ってきています。
今回は筆者自身が外資系投資銀行を受けた中で実際にされた質問も交えながら、外資系投資銀行の面接でされる質問をあげ、分析していきたいと思います。
外資系投資銀行は基本的には部門別採用方式をとっており、面接も志望している部門の社員と行います。
様々な質問がされますが、いくつかのタイプに分類することができます。
面接でされる質問のタイプ
・志望動機
・自己PR
・金融関連
・クイズ
・変化球
1. 志望動機
・なぜ金融
・なぜ外資系投資銀行
・なぜ弊社
・なぜこの部門
・併願している部門と比較した時の志望度を教えて
実は志望動機は非常に重要で、かなり深く掘り下げてきます。某企業の投資銀行部門は圧迫面接で有名なので、緊張感のある中でロジカルに答える必要があるでしょう。
そもそもとして、どのようなキャリアを歩みたいのか、その上でどのような業界を志望しているのかという点から出発して、なぜ日系の金融機関ではなくて外資系投資銀行なのか、外資系投資銀行の中でも志望している部門なのかを整理することができるとよいでしょう。
また志望している部門と他に併願している部門とを比較した時の志望度を答える質問は難易度が高いので、十二分に用意していきましょう。
2. 自己PR
・3分で自己PRして
・あなたが日本中の誰にも負けていないところを教えて
・英語で自己PRして
・座右の銘は?
・自分を色に例えると?
・あなたの人生で最も面白かったことは?
・あなたが尊敬する人とその理由は?
・自分の人生で一番の挫折は?
・あなたの40年後までのキャリアプランに関して教えて
基本的にはオーソドックスな自己PRです。自己分析をした上で自分が打ち出したいものを相手に伝えることが求められます。グループ面接で一緒の学生は非常に高いスペックを持っていることが予想されますが、ここで堂々としていることが重要です。
自分のやってきたことに自信を持って飾らずに話しましょう。大きなことを言うよりも一貫性があり、論理的な方が大事です。
3. 金融関連
・今日の日経平均株価と対ドルの円相場教えて
・ここ1年で気になったM&Aのニュースとその理由を教えて
・アベノミクスの三本の矢に賛成か?なぜ?
・一つ気になっている株の銘柄を教えて。また今後どう値動きすると思う?
普段の生活における情報感度の高さ、そして問題意識を持てる学生かどうかを見ています。気になったニュースに関しては必ず用意しておきましょう。できれば日経新聞の一面に掲載されるような大きなニュースではなく、あまり他の学生が触れないようなニュースを知っておくと差別化が図れるでしょう。
Newspicks、スマートニュース、Gunosyを利用して情報収集をするのも良いと思います。Newspicksに関しては有識者のコメントがついているので、問題意識を持つのに良いきっかけとなると思います。
下記のコラムでは総合商社の内定者が実際にNewspicksを活用して就活を行っていたことを紹介しているのでぜひご参照下さい。
4. クイズ
・3桁の四則演算
・サイコロの確率のクイズ
・早い者勝ちのクイズ
・突然のグループディスカッション
数字への強さを見ています。投資銀行ではどの部門においても多くの数字を扱います。そのために数字を用いた正確な計算、数字のセンスがあるかを見ています。
これに関してはあまり対策は打てないと思います。実際に筆者も早い者勝ちのクイズを出された際には戸惑い、答えを出すのに普段以上の時間がかかりました。
外資系投資銀行のグループ面接ではほとんどの学生が高学歴で少なくとも私は東大、京大、一橋、東工大、慶應、早稲田以外の学生に会ったことはありませんでした。なのでクイズに対しての反応も早く非常にレベルの高いものとなります。普段から頭の柔軟性が必要とされるようなクイズに慣れておくことが良いでしょう。
5. 変化球
・あなたのこれまでの人生に点数をつけて、その理由を教えて
・あなたに値段をつけるならいくら?なんで?
・リーダーシップに関して語って
・ここにいる全員を笑わせて
・君に内定を出したくなるような話をなにかして
・無人島に一つだけ持っていけるとしたら何を持っていく?
外資系投資銀行の面接における特徴が変化球の質問でしょう。
現場の社員が多忙なスケジュールの合間を縫ってくるので、思いつきで上記のような質問をしてくることは多々あります。対策が打ちにくい質問が多いと思います。もしその場で答えることが難しいならば正直に少し考えさせて欲しいとの旨を伝えましょう。
最後に
外資系投資銀行は志望する学生のレベルが非常に高く、グループ面接などで一緒になった学生から学べる事もたくさんあります。
ただ体育会や帰国子女でないと内定がもらえないということはなく、面接に関してもある程度の準備はできるのでぜひ、外資系投資銀行を志望していないとしてもチャレンジして欲しいと思います。