NTT東日本のインターンES選考を攻略|合格者ES付
17,567 views
最終更新日:2022年04月19日
NTT東日本はインターネット回線業界において7割のシェアを占める通信インフラ企業です。
「ホワイト企業」や「まったり高給」というイメージから世代を問わず多くの方が好印象を抱いている企業の一つだと思います。近年は、ICTソリューションを用いた新たな課題解決法の導入や2020年東京オリンピックへの協賛もあり、さらに同社の人気が高まる可能性も考えられます。
今回は、20卒で用いられたインターンシップESを元にNTT東日本のインターンのES対策を行います。
NTT東日本 インターンシップES設問
◆NTT東日本のインターンシップに応募する目的と、参加するにあたっての目標について教えてください。(300文字以下)
設問1:ご自身の『強み』について、そう思う具体的な経験や取組みを踏まえて教えてください。 ※具体的な経験や取組みは、学業や課外活動等、どのような内容でも結構です。
設問の意図
「強み」はよく聞かれる設問であるので、シンプルに誰が読んでも納得できるようにしなければなりません。
また、今回の設問では、経験も踏まえてとあるので、強みと経験がどのように繋がっているかを明快に述べる必要があります。
以下の記事で説明しているフレームワークを参考に書いてみてください。
②強みが形成されたきっかけは?
③強みを表す具体的なエピソード
④強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
⑤強みの活かし方:入社後にその強みをどのように活かす?
参考:【例文35選】新卒就活で高評価を得る自己PRの書き方・伝え方を徹底解説
意図を踏まえた回答方針
こういった自分の素質をアピールするタイプの設問の場合、基本的には企業が求める人材に合わせて書く必要があります。NTT東日本では採用メッセージとして以下のように述べています。
でも、だからこそ、ぼくらはつながることができる。
誰かと、何かと、つながれば、ぼくらの可能性は無限に拡がっていく。
出会うはずのないアレとコレとソレがつながって、この世界はもっと面白くなる。
NTT東日本のしごと。それは、つながりをつくること。
個人、学校、中小企業、大企業、自治体。あらゆるプレイヤーと関わってきたNTT東日本だからこそ、想像を超えた新たなつながりを創ることができる。
つなげて、あの人の笑顔を生み出そう。
つなげて、あの人の幸せを生み出そう。
つなげて、世界に変化を生み出そう。
さぁ、つながりの、その中心へ。
つなげて、うみだせ
参考:NTT東日本 採用メッセージ
このメッセージから「つながる」事、「うみだす」事が重視されているのが分かります。ここから伺えるNTT東日本の求める人物像は、①あらゆるプレイヤーと「つながる」事で変革を起こせる人材、②人とのつながりや柔軟な思考を駆使して新たな価値を「うみだす」事の出来る人材だと考えられます。
以上の2点を踏まえた上で、自己PRをフレームワークに沿って書けると良いでしょう。
合格者の回答
しかし、ある時他の先生が担当している教科の成績の伸びが悪いことに気づきました。そこで講師間で生徒の情報や癖を共有する、お互いの授業を見学し改善点を話し合う機会を作り、バラバラの指導という状態から、生徒を総合的に監督する姿勢に変えたのです。
各々授業スタイルや生徒との信頼の築き方が違うので苦労した点も多かったのですが、これにより生徒を志望校に合格させることが出来ました。
参考:NTT東日本 インターンエントリーシート
この回答では、他科目講師との「つながり」と塾全体で生徒を監督するという新たなスタイルの「うみだし」の2点が書かれている点で、NTT東日本の求める人物像に当てはまるため非常に良い回答と言えるでしょう。
自己PRとしては2点が簡潔に書かれていて良いと思うのですが、一方、強みを表現するにあたって「現状を変える力」という一言で終えてしまっているのが少し残念です。
また、なぜそうしようと思ったのかという動機についてもあまり触れられていないため少しイメージしにくいように感じます。ここは、「人とのつながりから」現状を変革出来る力と記載する方が人事担当者はイメージを持ちやすくなったでしょう。
設問2:NTT東日本のインターンシップに応募する目的と、参加するにあたっての目標について教えてください。
設問の意図
この設問では、インターンに応募するに目的と、インターンの参加を通じて成し遂げたい目標が問われています。いわゆる志望動機ですので、以下のフレームワークに沿って書くと良いでしょう。
②きっかけとなる経験
③企業選びのポイント
④他に受けている業界とその業界ではダメな理由
⑤具体的に取り組みたい仕事
⑥業界の中でもその企業の理由
→多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について解説していきます。上記のフレームワークの活用法についても説明しているので、ぜひご参照ください。
意図を踏まえた回答方針
問われている事は志望動機と同じですが、あえて「目的」と「目標」について聞かれているので、2点をきちんと分けて書く必要があります。
目的とは「実現しようとして目指す事柄」であり、目標とは「目標を達成するための目印」となります。もっとイメージしやすくすると、目的は「最終ゴール」であり、目標は「中継地点」と言えるでしょう。この違いをはっきりと分けて書けると、企業の求める志望動機になるはずです。
合格者の回答
このコンテンツは会員(無料)の方のみご覧になれます。
また、会員(無料)の方は81062枚のエントリーシートを全て閲覧可能になります。
(無料会員登録はこちら)
最後に
NTT東日本のインターンシップESの設問は、全体的にシンプルなイメージを受けます。
しかしシンプルだからこそ他者との差別化を図るには、同社の求める人物像をしっかりと理解し、学生時代の経験と絡めながら自分の素養と志望の熱意をアピールする必要があります。企業の意図をきちんと汲み取ってESの対策をすると良いでしょう。