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外資系ITコンサル大手2社丨IBM・アクセンチュアの違いとは⁈【強み・社風・選考比較】

外資系ITコンサル大手2社丨IBM・アクセンチュアの違いとは⁈【強み・社風・選考比較】

掲載開始日:2016年08月08日
最終更新日:2019年02月07日

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外資系コンサルの中でも、ITに特化したコンサルとしてIBMアクセンチュアは事業領域が似ており、両社はよく比較されると思います。

今回はその2社を比較しながらITコンサル業界の事業内容やビジネスモデルや、また両社の特徴や過去の選考方法を紹介していきたいと思います。

ITコンサルティングファームの事業内容、ビジネスモデル

クライアント企業の経営課題を解決するシステム導入を提案したり、ITを用いた企業戦略を考えるのがITコンサルティングファームの主な業務です。

ITコンサルティングファームは、他の戦略コンサルティングファームと異なり、企業戦略の策定・立案にとどまらず、企業戦略の実行・保守まで手がけていることが特徴です

そのため、ITコンサルティングファームは採用の段階でコンサルタントだけではなくSEも採用しています。

近年では企業の戦略策定にはITが必要不可欠であることから、ITコンサルと戦略コンサルの事業が被りつつあります。

明治安田生命は、保険契約申込み後これまで数日を要していた契約の手続き期間を短縮し、最短で申し込み翌朝の契約成立を実現するIBMの新契約引受査定自動化システムを導入しました。

第一生命は、新しい健康増進アプリ「健康第一」において、企画立案からプロジェクト推進、そしてアプリ開発に至るまで、コアパートナーとしてアクセンチュアを選びました。

事業内容から考えるITコンサル業界が求める人材

ITコンサルタントはクライアントの経営課題をIT・システムの側面から解決するプロジェクトを成功に導くことが求められます。

そのためには、他の戦略コンサルティングファームと同様に

・クライアント先の関係者と信頼関係を構築する
・クライアントの課題やニーズを引き出す
・社内の関係者だけではなく、クライアント先の関係者をも含めたチームでプロジェクトを進める

ことが求められます。

ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?」に照らし合わせると
・関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる
・リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる以上のような能力が求められます。

そのため、ITコンサルを志望する学生は、以上の能力が自分にあることを学生時代頑張ったことや自己PRで伝えられると良いでしょう。

IBMとアクセンチュアの決算と事業の特徴からわかる強み

決算状況

以下の表はIBMとアクセンチュアの2017年度の決算になります。

(2017年度) IBM アクセンチュア
売上 791.4億ドル 367.7億ドル
営業利益 129億ドル 46.3億ドル
営業利益率 16.30% 12.60%

 

IBMとアクセンチュアの決算報告をまとめてあります。

IBM:「2017 IBM Annual Report」
アクセンチュア:「2017 Accenture Annual Report」

事業の特徴

・IBM

IBMは事業内容的な面からITコンサルと位置づけられることも多いですが、あくまでも事業会社であり、世界最大級のコンピューターメーカーです。最先端のテクノロジー技術と培ってきたノウハウによって、コンサルティング業を行っているといった認識をしておくといいでしょう。

特に近年は、クラウド化やビッグデータ・AIの活用が著しくなり、IBMもそのような最先端テクノロジーを活用したビジネスを行っています。特にIBMが生み出したAI技術である「Watson」は国内でも採用ユーザーが増え続けています。

この事からわかるIBMの強みの1つは、「変化に対応する力」と言うことが出来るのではないでしょうか。コンピューターのようなハードウェアを売る会社から、クラウドのようなソフトウェアの提供、AI技術の活用、コンサルティング事業など、時代の変化に応じてビジネスを多角化、注力化しています。

保有しているサービスも多いため、豊富なリソースを活用して、自社の力で課題を解決出来るのも特徴的です。

また、世界最大級のコンピューターメーカーであるため、グローバルに安定した地盤を持ちます。創業してから100年以上経ち、世界170カ国以上で展開しているため、グローバルプレゼンスが大きく、また、海外との交流も活発であることが挙げられます。

・アクセンチュア

アクセンチュアはかつて米国トップの監査法人であったアーサー・アンダーセンのコンサルティング部門が分社化したことによって設立されました。当初からシステムの開発や統合を行っており、ITコンサルの一面を持っていたことが分かります。

「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域を保有し、幅広いサービスを提供しています。その上、自社でシステム開発を担うエンジニア部門を保有しているため、一貫したサービスが可能となっています。

アクセンチュアの強みの1つは、戦略立案から実行、またシステムの保守まで一貫したサービスを行えることでしょう。アクセンチュアに転職する方の多くが、ソリューションの提案だけでなく実行まで行えることを大切にしていることからも、いかに「実行」が重要であるかがわかるかと思います。

また、米フォーチュン誌が発表した世界のトップ企業100のうち95%を顧客として持ち、グローバルでも圧倒的なプレゼンスを持っていることが分かります。

IBMとアクセンチュアの社風・組織風土

IBM

IBMは、社員同士の仲が良く、チームワークを重視する社風と言われております。実際に、社員の方もそのように思っているとインタビューの中でお答えしています。以下、そのインタビューを一部抜粋したものとなります。

-IBMで仕事をする面白さどのような時に感じていますか?

 

外資系と聞いてイメージされるような「ドライ」な企業風土ではありません。

 

社員同士の仲が良いですし、仲間で楽しく仕事をしようとする意識が強いと思います。

 

昔一緒に仕事をした仲間は今でも近い存在で、何か相談事があれば集まって話をすることもあります。

 

システム構築を始め、IBMの仕事は一人でできる仕事ではありません。

 

仲間で何か一つのことをやり遂げることで仲間が増え、それを繰り返すことでさらにその輪が広がっていきます。

 

そこがIBMの良さなのではないかと感じています。

 

もちろん、困難な仕事にも立ち向かわなければなりません。時には私には向いてないのではないかと悩んだこともありましたが、そのたびに面白い仕事が現れるのです。

 

例えば、2007年にSEからコンサルタントになった際に、米国本社に10か月間、当時関わっていた部門の最新事例を勉強しに行くチャンスを貰いました。

 

その後も、少し違うことをやりたいかなと感じはじめたタイミングで、ビジネス・オペレーションのマネージャーの仕事の打診があったり、今回のAppleとの提携の話があったりなど、何年か毎にチャレンジングな要素のある仕事をする機会をいただいてきました。

 

今回の「みまもりサービス」の仕事も、決められたフォーマットはなく一つ一つ解決しながら進んでいくしかありません。私は負けず嫌いなので、上司に「できる?」と聞かれれば、「やります」と答えるようにしています。

 

引用:IBMers make a difference: やり遂げることで仲間が増える。それがプロフェッショナルの仕事。

IBMは元々「ThinkPad」に代表されるようなコンピューター事業を主軸とするハードウェアメーカーとしての強い企業でしたが、1990年代の大幅な業績悪化を受け、事業の主軸をハードウェア事業からソフトウェア事業やコンサルティングを含むサービス事業に移しました。

2002年にアメリカのプライスウォーターハウスクーパースのコンサルティング部門を買収、従来のHDD事業を日本の日立製作所に売却、また2004年にはパーソナルコンピューター事業を中国のレノボに売却をするなど、コア事業へ集中し非コア事業を徹底して売却し、事業のスリム化を進めています。

また、IBMは、外資系の会社にイメージされるようなドライな社風というより、社員同士との仲や連携を重視する社風のようです。

プロジェクトは社内の人間はもちろん、クライアント先の社員と協力しなければ成功しないため、チームワークが重視されるのだと思います。

参考:外資系コンサルの分類とIBMのコンサルタントとして働く魅力
こちらの記事では、IBMという企業についてやIBMのコンサルタントで働く魅力について述べられています。

アクセンチュア

アクセンチュアは、社員のキャリアパスを尊重する自由な社風と言われています。アクセンチュアの代表取締役である程氏のキャリアパスに関したインタビューがあったので、以下に一部抜粋して記載しました。

永田
さまざまなキャリアを開発できる環境が社内にあるのですね。

 


私は以前からキャリアデザインという概念を大切にしていて、「自分のキャリアをデザインしたうえでアクセンチュアを活用してください」と社員に言っています。仮に自らのキャリアを実現するために必要な要素が社内になかったら、一度外部に出てそれを習得し、またアクセンチュアに戻ってきても構わない。社員のキャリアの中でアクセンチュアが活かされていることが大事なのです。

 

(中略)

 

永田
程社長ご自身がアクセンチュアのステージの広さを活用し、「自分で手を挙げる」主義を体現しているのですね。

 


社長に就任したこと以外はだいたい自分で手を挙げたことをやってきました。アクセンチュアはそういった新たな挑戦を大事にしてくれる会社ですし、その社風は今も変わっていません。

 

最近も「インフラのコンサルティング事業を立ち上げたい」という社員がいたので、「じゃあやってみなさい。ただ出世は遅れるかもしれないよ」とゴーサインを出したところ、しっかり成果を出して結果的には他の人たちを一気に追い抜いてしまいました。もちろん我々は上場企業として株主に対して責任があるので「それは会社の外で、第二の名刺を持ってやりなさい」という場合もあります。それでも、アクセンチュアの社内でできることはたくさんあるし、フレキシビリティも高いです。

 

引用:CONSULTANT CAREER トップインタビュー

アクセンチュアの特徴として、規模と業務範囲の広さが挙げられるでしょう。

グローバル規模での売上は368億ドル(2017年)、社員数は46万9000人(2018年)と、スケールの大きさは他の企業に比べて群を抜いています。手掛けるコンサルティングの範囲も官公庁からあらゆる産業に渡っており、各国の拠点が協力し合いながらプロジェクトを遂行しています。

また、社員がやりたいことがあったら手を挙げてそれに携わることもできるのも、アクセンチュアの特徴でしょう。

仮にやりたいことや身に付けたいスキルがアクセンチュアの中で実現できそうになければ、別の会社に転職し、その後アクセンチュアに戻るってくるのも許されている雰囲気があるといったように、社員にとっては非常に自由で風通しが良く感じられる会社でしょう。

参考:アクセンチュア社員が語る、外資系SIerのエンジニアの良い点と悪い点
こちらは、エンジニアとしてアクセンチュアで働くことがイメージできる記事となっています。

各社の選考について

IBM:職種別採用

営業、SE、コンサルタントなどの職種ごとに採用を行っています。

選考プロセス(コンサルタント職)
エントリーシート⇒Webテスト⇛1次面接(集団面接)・グループディスカッション⇛筆記試験・2次面接(個人面接)

IBMのコンサルタント採用における本選考レポートです。

 

参考:本選考レポート(コンサルタント職)
参考:本選考レポート (コンサルティング)

ES・Webテストを通過すると集団面接とグループディスカッションがあり、それらは同日に行われます。集団面接では面接官が学生にそれぞれ質問していく形や、面接官の質問に対して挙手制で答える形があるようです。

2次面接では学生時代頑張ったことや自己PRの深掘り、また、「IBMにはこのような技術がありますが、あなたならこれを使ってどんなビジネスが出来ると思うか」という、素早く口頭でケースを解くような質問もあるようです。

いかに論理的に、また簡潔に質問に答えるかが重要になってくるでしょう。

また、2次面接と同時に小説の読み取りの筆記試験も同時に課されるようです。

アクセンチュア:職種別採用

戦略コンサルタント、ビジネスコンサルタント、デジタルコンサルタント、ソリューション・エンジニアの職種ごとに採用を行っています。

選考プロセス(ビジネスコンサルタント)
エントリーシート・webテスト→グループディスカッション→1次面接→2次面接

アクセンチュアのコンサルタント職の本選考レポートです。

 

参考:本選考レポート (ビジネスコンサルタント)

アクセンチュアではグループディスカッションや1次面接でケース面接が課されるため、ケース問題の対策が重要となるでしょう。

また、面接では志望動機や、なぜアクセンチュアなのかを聞かれるため、志望動機をしっかり固めて面接に臨む必要があるでしょう。

また、話す内容だけではなく、「結論から話す」「論理的に話す」といった、話し方も重視される傾向にあるようです。

最後に

いかがだったでしょうか。

今回はコンサル業界の中でもITに特化したIBMとアクセンチュアについて紹介させていただきました。

これからは、どの業界においてもITの力が必要になってくるので、ITコンサルは今後需要が高まると思われ、非常に面白い業界であると思います。

面接では自己分析だけではなく、受けている業界や企業についてよく知っておくことが不可欠です。

今回の記事が皆様に役に立ててれば幸いです。

参考:IBMの企業研究
   アクセンチュアの企業研究
各社のESや選考対策を載せています。ぜひご活用ください。
参考:【業界研究|コンサルティング】コンサルティングとは?から選考対策までを徹底解説
こちらの記事では、ITコンサルだけでなく、戦略コンサルや総合コンサルについても解説しています。コンサル志望の方は必読な記事となっています。

photo by Martin Thomas

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