横浜銀行のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・ガクチカへ
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最終更新日:2020年12月25日
横浜銀行は国内有数の事業規模を誇る地方銀行の一つです。
東日本銀行と2016年の4月に経営統合し、株式会社コンコルディア・フィナンシャル・グループを設立し、お客との接点拡大とサービスの拡大を目指しています。神奈川県内の店舗数は180店舗で1位となっており、営業地盤は神奈川と東京都となっています。
取引先の海外でのビジネス支援を行うため、中国には上海支店、ニューヨーク、ロンドン、香港、バンコクに駐在事務所があります。
今回は、横浜銀行の求める人材、そしてESの解説について考察していきたいと思います。まずは社員の方のインタビューを通して、横浜銀行の働き方、求める人材について見ていきましょう。
横浜銀行の求める人材
以下採用HPに掲載されている社員の方へのインタビューです。
資産を抱える顧客への相続・事業承継コンサルティング業務、いわゆるプラベートバンキングが、現在の佐藤の仕事である。「お客さまとのコミュニケーションを通じて潜在ニーズを引き出し、円滑に次世代へ資産や被相続者の想いを継承することが、私の最も重要なミッションです」(佐藤)。
富裕層と一言でいっても、金融資産、不動産など資産構成はさまざまだ。そこに利害関係者が複雑に絡み合うこともあり、対策はそれぞれ異なる。
「税務などのコスト面にフォーカスが当てられがちですが、お会いして信頼関係を深めていくうちに、お客さまのニーズが必ずしもそこではないと気づくこともあります。その部分に手を差し伸べていくことに、この仕事のやりがいがあると考えます」。
難しい案件であればあるほど、やり終えたときの達成感は大きい、と佐藤の顔に自然と笑みが浮かぶ。
参考:行員紹介 ソリューション営業推進室
横浜市金沢区にある「金沢産業団地」は、開発面積658ヘクタール(東京ドーム約140個分)と県内最大規模、全国でも五指に入るほど広大な工業団地だ。
松岡が勤務する金沢産業センター支店は、この団地に入居する化学、食品などのメーカーや運送会社など、さまざまな法人顧客に事業融資などのサービスを提供している。「業種がバラエティーに富んでいるので、お客さまのニーズも千差万別です。
ご資金だけでなく、異業種のお客さまの紹介や、事業承継、M&A(企業の合併・買収)などのご相談を受けることも多いですね。そうしたさまざまなニーズにお応えするには、当然ながら幅広い知識が求められます。法人業務を担当する渉外課のメンバーたちと、日々勉強を重ねています」(松岡)。同支店の法人渉外課のメンバーは6名。松岡はそのチームを束ねる課長職だ。
入行12年目にして抜てきされたが、初めてのリーダーとしての仕事に、「やりがいと同時に難しさも感じています」と言う。
参考:行員紹介 法人紹介
横浜銀行では、本部と支店で業務が異なってきます。以下のサイトを参考にそれぞれの業務内容を掴んでみてください。
参考:仕事紹介
→横浜銀行の仕事内容を提示します。
例えば、本部には個人営業部・法人営業部などがあります。そこでは、海外進出などのお客様の様々なニーズを汲み取った上で、そのニーズを満たすような金融商品やサービスを提供していく必要があります。
実際に上記の1人目の社員の方も、「お客さまとのコミュニケーションを通じて潜在ニーズを引き出し、円滑に次世代へ資産や被相続者の想いを継承することが、私の最も重要なミッションです」「税務などのコスト面にフォーカスが当てられがちですが、お会いして信頼関係を深めていくうちに、お客さまのニーズが必ずしもそこではないと気づくこともあります。
その部分に手を差し伸べていくことに、この仕事のやりがいがあると考えます」と述べています。このことから横浜銀行では、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」に照らし合わせて考えてみると、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」という資質が必要であることが分かります。
またニーズを見出し、それを満たす解決策をお客様に提供するためには、日々お客様について勉強したり、金融商品、サービスについての知識を身につける必要があると思われます。
実際に上記の2人目の社員の方も、「業種がバラエティーに富んでいるので、お客さまのニーズも千差万別です。ご資金だけでなく、異業種のお客さまの紹介や、事業承継、M&A(企業の合併・買収)などのご相談を受けることも多いですね。
そうしたさまざまなニーズにお応えするには、当然ながら幅広い知識が求められます。」と述べています。このことから横浜銀行では、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」に照らし合わせて考えてみると、「1.個人として努力し、成果をあげることができる」という資質も必要になると考えられます。
横浜銀行のES設問
(1)これまでであなたが困難に直面しながらも「成し遂げたこと」は何ですか?また、困難を乗り越えるために何をしましたか?具体的なエピソードを400字以内で記述してください。
(2)あなたが横浜銀行で実現したいことは何ですか?また、そこにあなた自身のこれまでの経験や強みをどのように活かせますか?400字以内で記述してください。
→横浜銀行の志望企業で成し遂げたいことを具体的に述べるための方法を提示します。
設問(1)「これまでであなたが困難に直面しながらも「成し遂げたこと」は何ですか?また、困難を乗り越えるために何をしましたか?具体的なエピソードを400字以内で記述してください。」について
学生時代頑張ったことについて問う設問です。学生時代頑張ったことに関しては、「内定レベルの学生時代頑張ったことが10分で書ける学生時代頑張ったことのフレームワーク」を参考に書いてみてください。
エピソードをただ描写するのではなく、困難にぶつかった際に、どのように考え行動したのかを書くと良いと思われます。また、その経験を通して得た学びについても述べると良いでしょう。その際にその学びが将来、横浜銀行において活かすことができる学びであると良いでしょう。
以下の横浜銀行に内定した学生のESを参考にしてみてください。
ベトナムのある小中学校の教育支援ボランティアで、団体の奨学金制度を改革したことです。
11年前の団体発足以来、奨学金制度は受給者の選定を現地の先生に一任していましたが、このあり方では審査が不透明になり、必要な生徒に奨学金が渡らないことに気づきました。
そこで私は、自分たちで受給者を公正に選定するための基準を設けるべく、ベトナム語の応募書類の作成と家庭訪問による調査を発案し、メンバーに協力を求めて実行しました。各家庭状況を把握する際、常に平等な視点を意識することが困難でしたが、得られた約60人分の情報項目を比較して相対的に点数をつける審査を提案し、乗り越えました。
これにより実現した新基準を適用した結果、義務教育を受けられなくなる生徒が、前年の42人から34人まで減少しました。この経験を通じて、組織の課題を的確に把握し、確実な解決に向けて主体的に周囲を巻き込み行動を起こす姿勢の大切さを学びました。
参考:【内定】エントリーシート
上記の学生は、ベトナムでのボランティアの経験を通して、「組織の課題を的確に把握し、確実な解決に向けて主体的に周囲を巻き込み行動を起こす姿勢の大切さ」という学びを得ています。
主体的に巻き込み行動する姿勢は、将来横浜銀行において様々なニーズに応えていく上で重要になるでしょう。
設問(2)「あなたが横浜銀行で実現したいことは何ですか?また、そこにあなた自身のこれまでの経験や強みをどのように活かせますか?400字以内で記述してください。」について
この設問では2つのことが問われています。
1つ目は横浜銀行において実現したいこと、2つ目は横浜銀行での自分の経験・強みの活かし方についてです。まず1つ目については、「内定レベルの志望動機が10分で書けるフレームワーク」の①社会で成し遂げたいこと・目標について問われています。
個人的にどのようなことを成し遂げたいのか、そしてそれを横浜銀行でどのように実現したいのかについて書くと良いと思われます。まだ成し遂げたいことが特に無い方は、新卒採用ページの社員の方へのインタビュー、説明会、OBOG訪問を通して、社員の方がどのような働き方をしているのかや、社員の方の成し遂げたいことを聞くと良いと思われます。
社員の方の生の声を聞き、自分がどう感じるかを考えることを繰り返すことで、次第に自分が実現したいことがわかってくるでしょう。自分の成し遂げたいことや夢に関しては、以下の記事を参考にしてみて下さい。
次に2つ目については、「内定レベルの自己PRが簡単に書ける自己PRのフレームワーク」の⑤社会での活かし方について問われています。
経験・強みを述べる際には、上記の「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」、「1.個人として努力し、成果をあげることができる」という資質が現れている経験・強みであると良いと思わます。活かし方を述べるためには仕事内容をしっかりと理解する必要があります。
そのためにもやはりOBOG訪問などで社員の方の話を聞く事は重要でしょう。過去にどのように動いたのか、そして、それが将来横浜銀行のどのような業務で活かすことができるのか、について述べることができると良いと思われます。活かし方については以下の記事も参考にしてみて下さい。
参考:志望動機で書く「夢・成し遂げたいこと」に出会う方法
→志望企業で成し遂げたいことを具体的に述べるための方法を提示します。
→強みを企業の利益にどう活かすことが出来るかという本質を見失わない考え方を提示します。
最後に
横浜銀行が求めている人材や働き方について理解していただけたでしょうか。お客様のニーズを見出し、それを満たす商品やサービスを提供するためには、関係者と信頼関係を構築する能力や日々努力することができる能力は必要になるでしょう。
ESを通して学生が過去に頑張ったこと、そしてそこで得た学びや、学生の強みを将来横浜銀行においてどのように活かすことができるのかについて問われていたと思います。就職活動を進めていく上で、この記事を含めunistyleの記事を参考にしていただければ幸いです。
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photo by Martin Thomas