日本マイクロソフトのES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PR・ガクチカへ
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最終更新日:2024年05月02日
日本マイクロソフト株式会社は1986年に設立されたマイクロソフトコーポレーションの日本法人です。マイクロソフトはアメリカに本社を構える世界最大のIT企業です。マイクロソフトの製品であるWindowsやSurface、そしてSkypeなどは皆さんにとって馴染み深い製品なのではないでしょうか。
日本マイクロソフトの事業内容はソフトウエアおよびクラウドサービス、デバイスの営業そしてマーケティングです。企業のミッションを「Empower every person and every organization on the planet to achieve more.(地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする)」としており、このもとで「革新的で、安心でき、喜んで使っていただけるクラウドとデバイスを提供する会社」を目指しています。
日本マイクロソフトは職種別採用を行っており、募集している職種は営業職、技術職、開発職の3職種があります。技術系職種は、マイクロソフトの製品の企業顧客の技術的な問い合わせに対してサポートを行います。具体的にはお客様のトラブル対応、システムを構築、プログラムの開発支援などです。営業系職種には、大手法人営業、パートナー営業、リテール営業などの営業職があり、お客様が大手の企業から一般消費者まで様々です。
今回は日本マイクロソフトの採用HPとエントリーシートから日本マイクロソフトの求める人材像を考えていきたいと思います。
参考:マイクロソフトの企業研究
採用HP、事業内容から考える日本マイクロソフトの求める人材
以下採用HPに掲載されている社員の方へのインタビュー(現在の仕事内容)です。
サポート エンジニアは、技術者として担当している製品について一番詳しい必要があります。例えば私は Surface チームのリーダーですから、Surface のことを聞かれて私がわからないと言ったら、他に分かる人は誰もいません。
それほどの技術的知識が必要なポジションです。加えて高いコミュニケーション能力も求められます。いかに高い技術力を持っていたとしても、お客様に分かりやすく伝え、問題を解決することができなければ意味がないのです。
この仕事は、技術力に加えコミュニケーション能力の向上が見込める素晴らしい職種です。この能力を磨きながら日本の IT社会を一緒に支えていきましょう!
2015 年 7 月にリリースされた Windows 10 を、オフィス業務の生産性向上やセキュリティ強化のためのソリューションをお客様に提案し、導入へとつなげるのが、ソリューションスペシャリスト(SSP)である私の仕事です。
担当するお客様は、通信会社、電機メーカー、精密機器メーカー、自動車メーカーなど、日本の大手企業十数社。商談先は、国内のグループ企業や海外の現地法人も含め、世界中に広がっています。
また従来 SSP は、営業がお客様の抱える課題を見つけた段階から行動を起こすのが通例。でも最近は仕事の役割が見直され、お客様にアポイントを取るところからヒアリング、課題の抽出、提案までを一貫して行う体制に。IT 技術がめざましい進歩を遂げ、ソリューション提案が技術的にますます高度化する中で、SSP の担う役割が大きくなっています。
マイクロソフトのお客様は大手の企業から一般消費者まで様々で、国内外問わず世界中にいます。そのためお客様の価値観や考えは様々であると考えられます。お客様がどの立場であっても、お客様の立場に立ち、抱えている問題を把握することが必要となります。把握した課題に対して、社内の様々な部署の方と連携をとり解決策を考え、それをお客様に伝えるためのコミュニケーション能力が必要となるでしょう。
またお客様からの問い合わせに答えられるだけの知識量も必要となるため、日々学ぼうとする姿勢が重要であると考えられます。実際に、上記の1人目の社員の方もインタビューの際に、お客様からの質問に答えられるだけの知識量と、その知識をお客様の課題解決のためにわかりやすく伝えることができるコミュニケーション能力が必要であると述べています。
また上記の2人目の社員の方は、インタビューの際に、お客様にアポイントを取るところから解決策の提案まで一貫して行うと述べています。その際、その解決策が実現可能か技術者、開発者と検討する必要する必要があるでしょう。このようなことを踏まえると様々な部門の方と連携をとる必要があるとわかります。
これらの働き方と「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」を照らし合わせて考えてみると「1.個人として努力し、成果をあげることができる」、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」、「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」という資質が求められると考えられます。
ここまでは日本マイクロソフトの求める人材を見てきましたが、以下ではこのことを踏まえESの設問について考えていきます。
日本マイクロソフトES設問
1. 学生時代に力を入れたこと(200文字以内)
2. あなたにとって、Microsoftの魅力とは何ですか?(200文字以内)
3. 私たちにとって、あなたがいかに魅力的かPRしてください(200文字内)
4. MSクラウド技術を活用した場合、あなたの学生生活はどんなところが、どのように変化するでしょう(200文字以内)
5. 応募を決意したきっかけを教えてください(100文字以内)
設問(1)「学生時代に力を入れたこと」について
学生時代頑張ったことを問う問題です。
この問題では単に学生時代頑張ったことを書くのではなく、上記の「1.個人として努力し、成果をあげることができる」、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」、「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」という3つの資質に合致する強みを発揮したエピソードについて書く必要があると考えられます。
例えば、サークル活動で他大学のサークルと協力して試合開催などなにかを成し遂げた経験などがあげられるのではないでしょうか。求められているエピソードは個人で努力したエピソードだけではなく、考え方が異なった人々と協力して物事を進めるエピソードでなければならないと考えられます。マイクロソフトに入社した際に、そのエピソードで発揮した能力がどのように発揮されるかを考えてみるといいと思われます。
「ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-」「あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」を語るべき」を参考に書いてみてください。
設問(2)「あなたにとって、Microsoftの魅力とは何ですか?」について
この設問では、マイクロソフトの魅力を通して同業他社の中でもマイクロソフトを志望する理由について問われています。このような設問に答えるには、企業の強み、企業の社風、企業の社員、という3つの観点で考えるといいでしょう。説明会やインターンシップで、実際に見たり、聞いたりしたことをもとに書くと良いでしょう。
「【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説」、「【例文付】なぜその会社なの?志望動機の伝え方・企業選びの軸の定め方を解説」を参考にしつつ書いてみてください。
設問(3)「私たちにとって、あなたがいかに魅力的かPRしてください」について
自己PRを問う問題です。
自己PRを問う問題では、いかに自らの強みが上記の求められている3つの資質合致しているかが重要です。3つの資質とは「1.個人として努力し、成果をあげることができる」、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」、「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」の3つです。自らの強みについて言及する際には、その強みを表す具体的なエピソードについて書く必要があると思われます。そしてこれらの資質を発揮する上での方法論についても言及することができればいいでしょう。
「【例文35選】新卒就活で高評価を得る自己PRの書き方・伝え方を徹底解説」や「あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」を語るべき」を参考に書いてみてください。
設問(4)「MSクラウド技術を活用した場合、あなたの学生生活はどんなところが、どのように変化するでしょう」について
MSクラウドが学生生活に及ぼす変化について問う問題です。
まずインターネットに接続された環境下、場所を問わずに、情報を共有することが出来るなどといったクラウドサービスについて言及するといいと思われます。この特徴により、学生生活に及ぼす変化について書きます。学生生活では、ゼミ、サークル、アルバイトなどでクラウドを用いる機会はあると思われます。
設問(5)「応募を決意したきっかけを教えてください」について
応募のきっかけについて問う問題です。インターンシップや会社説明会など様々なきっかけがあると思われます。100字と短いのでそのようなきっかけによってどう考えたかなどについても簡潔に書くことができると良いでしょう。
最後に
日本マイクロソフトが求めている人材や働き方について理解していただけたでしょうか。エントリーシートを通して求められる人材、日本マイクロソフトの価値、考え方をしっかりと理解した上で、過去の自分の経験に基づいてエントリーシートを書くことは非常に有効です。
就職活動を進めていく上で、本記事を含めunistyleに掲載中の企業別選考対策をその一助としていただければ幸いです。
photo by Martin Abegglen