NTTコミュニケーションズのES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PR・ガクチカへ
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最終更新日:2021年01月05日
NTTの完全子会社であるNTTコミュニケーションズでは、クラウドやネットワーク事業を通じ顧客のビジネスを解決しています。
NTTコミュニケーションズの事業内容についてよく分からない方でも、ポータルサイト「goo」や「ひかりTV」などの同社が提供するサービスを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回はそのようなNTTコミュニケーションズのESと求める人材について考察していきたいと思います。
事業内容と採用HPから考えるNTTコミュニケーションズの求める人材
まずは、 NTTコミュにケーションズの事業内容について説明します。
NTTコミュニケーションズは事業が多岐にわたり、例えば、ほんの僅かな時間が投資家の利益を左右する緊迫した日本の金融取引市場と世界の主要市場をつなぐ高速・高信頼のネットワーク基盤を提供したり、また大型商業施設内の監視カメラや情報発信システムを支えるネットワークケーブルを提供したりしています。
さらに気象情報や地震情報などの迅速な伝達にも寄与するなど、NTTコミュニケーションズの事業領域・規模は比較的大きいといえるでしょう。
そのようなNTTコミュニケーションズの職種には、以下のようなものがあります。
・セールス…顧客の課題やニーズを把握し、それに対しICTを用いたソリューションを提案
・ICTエンジニア…企業の海外進出といったプロジェクトを中心になって推進したり、新製品・新サービスを生み出す
・マーケットクリエイター…世の中の最新の動向を捉えつつ、ICTエンジニアと共同で新サービスの企画など
・戦略スタッフ…ファイナンス、人事、法務面で会社を支える
次に、NTTコミュニケーションズで実際に働く社員の声を参考にしつつ、NTTコミュニケーションズの求める人材について考察していきます。
私たちが売るのはサービスそのものではなく、お客さまが抱えるビジネスの課題を解決するソリューションである。
聞こえはいいですが、なかなか実行できることではありません。私がそのような営業をできるようになったのも、つい最近のことでした。 私はよりよい価値を提供するために、訪問前に必ず「中期経営計画」などの資料や市場の動向を調査し、そのお客さまが「どうなりたいのか」について仮説を立て、「あるべき姿」までのストーリーを描くようにしています。
経営の「最上流」からソリューションを提案していくことで、表面的なニーズはもちろん、目的を達成するために、本当に必要なこと、すなわち潜在的なニーズを掘り起こすことができるのです。
とあるメーカーさまの通信インフラ構築のプロジェクトでは、こうしたビジネスパートナーとしての姿勢が評価され、他社を退け、見事に受注を勝ち取ることができました。ここで、お付き合いの生まれたお客さまは、アカウントの部署に引き継がれ、長くビジネスを支えていくことになります。
その場しのぎの解決策ではなく、中長期を見据えた提案ができる。それこそが、この仕事における何よりのやりがいだと思っています。
引用:NTTコミュニケーションズ 社員紹介
以上に挙げたものはNTTコミュニケーションズでセールスを担当する社員のインタビューになります。先にも触れたように、NTTコミュニケーションズは自社が持つ製品やサービスを用い、クライアント企業が抱える課題を解決することが基本的なビジネスモデルになります。お客様の課題を引き出すためには、前提としてお客様と信頼関係を構築している必要があります。
上記の社員も、クライアント企業の資料や中期経営計画などの調査を徹底した上で最上流からソリューションの提案を行うことで表面的なニーズにとどまらず潜在的なニーズを掘り起こせると語っています。徹底的にクライアントのことを考える姿勢が信頼につながり、潜在的なニーズに触れることができたのでしょう。そのような姿勢が評価され、受注を勝ち取れたとも述べています。クライアントに親身になり続ける姿勢が信頼感を生み出し、受注に至ったと考えられます。
このことを踏まえ「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」を参照にすると「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」資質がNTTコミュニケーションズでは求められていると考えられます。
また、クライアントが抱える課題はクライアントによって多種多様であり、既存のノウハウだけでは対応できないことが考えられます。上記の社員のインタビューの冒頭箇所からも、その難しさが伝わってくると思います。自社の持つ製品やサービスを駆使し、それぞれのクライアントに合った新しい仕組みやサービスを提供することが求められます。その際は各製品に詳しい技術者、開発者の協力も必須となるでしょう。
そのように考えるとNTTコミュニケーションズでは「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」資質が求められていると考えられます。
NTTコミュニケーションズES設問
1.志望職種において、挑戦したいことや夢、目標を教えてください 。(400文字以下)
2.上記を自分が実現できると思う理由について、これまでの具体的な経験やエピソードを交えて教えてください 。(400文字以下)
3.最も力を入れた内容について簡単に説明してください 。(200文字以下)
設問(1)「志望職種において、挑戦したいことや夢、目標を教えてください」について
この設問では、「【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説」や以下の動画のフレームワークおける最初の「①成し遂げたいこと」が、本問で問われているということになります。
冒頭で紹介したようにNTTコミュニケーションズの職種はセールス、ICTエンジニア、マーケットクリエイター、戦略スタッフがあります。それぞれの職種の業務内容を理解した上で夢や目標を記述しましょう。また、希望職種の業務内容と夢や目標が合致したものであるか注意しながら書きましょう。
しかし、そもそも本問で問われるような挑戦したい夢、目標が見つからないという人も多くいるかもしれません。そのような場合は内定者や実際に働く社員が抱く夢や目標に触れ、その中で自分の中でしっくりくるものを基に将来成し遂げたいことを考えると良いでしょう。以下の記事を是非参考にしていただければと思います。
以下記事では、将来会社でやりたいことをどのように考えていくかについて、過去の内定者のESも多く扱いながら解説していますので、NTT Comのビジネスモデルと併せて参考にしてみると良いでしょう。
【参考】NTTコミュニケーションズ内定者のES
志望職種において、挑戦したいことや夢、目標を教えてください (400文字以下)
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設問(2)「上記を自分が実現できると思う理由について、これまでの具体的な経験やエピソードを交えて教えてください」について
この設問では自己PRを問う設問の一種であると考えられます。
基本的には「【例文35選】新卒就活で高評価を得る自己PRの書き方・伝え方を徹底解説」に即して書けばスッキリと書けるでしょう。
特に自己PRにおいては自らの経験から導かれる強みが、企業の就活生に求める資質に合致していることをアピールすることが重要になります。
つまり、自らの強みが先に紹介した「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」「5.今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」資質に合致していることを示せればよい、ということになります。
その上で、本問では前問で答えた夢や目標が実現できると考える理由を述べる必要があるので、先に述べた強みを活かして夢や目標が達成できることに言及してあげられればよいでしょう。
【参考】NTTコミュニケーションズ内定者のES
上記を自分が実現できると思う理由について、これまでの具体的な経験やエピソードを交えて教えてください 。(400文字以下)
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設問(3)「学生時代に特に頑張った経験について教えてください。その中で、最も力を入れた内容をご記入ください (200文字以下)」
この設問では学生時代頑張ったことについて述べる必要があります。
基本的には「ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-」に沿って書けば良いと思いますが、字数が少ないので「③:目標を達成するうえでの困難」「⑤⑥:最も力を入れた経験の中で培われた、あるいは発揮された強み」を重点的に書けば良いでしょう。
【参考】NTTコミュニケーションズ内定者のES
最も力を入れた内容について簡単に説明してください (200文字以下)
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最後に
いかがだったでしょうか。
NTTコミュニケーションズは事業の幅や規模が広く、事業内容がわかりにくい部分があるかもしれません。採用HPや本記事を参考に、まずNTTコミュニケーションズが何をやっているのかを把握し、その中で一社員として携われる業務を把握すると良いでしょう。
一方で変な噂に流されたりしないように、また説明会・HPでは教えてもらえない情報を得るためには、以下の記事にあるように実際に働く社員の話を直接聞くことも重要です。是非、自らの足を使って情報収集する姿勢も忘れないでください。