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江崎グリコのESと採用HPから考える江崎グリコの求める人材

江崎グリコのESと採用HPから考える江崎グリコの求める人材

掲載開始日:2017年02月02日
最終更新日:2017年02月02日

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ポッキー・アイスの実・朝食りんごヨーグルト...。誰もが一度は目にした・口にした商品であり、そんな商品を提供する食品メーカーと私達の生活は切っても切り離せません。
今回は、そんな誰もが知っている商品を数多く提供する食品メーカーである江崎グリコについて扱います。国内での事業展開のイメージが強い同社ですが、最近ではアジア市場を中心にグローバル展開を推進中であり、主力商品であるポッキーを軸として海外売上高の確保に取り組んでいます。そんな知名度の高さから憧れとする就活生も多いのですが、江崎グリコでは毎年文系の採用人数が10人を割り込んでおり、他の食品メーカーと同様エントリーの段階で異常な高倍率になる点が特徴です。
それではまず、事業内容と採用HPから江崎グリコの求める人材について考察していきます。

事業内容と採用HPから考える江崎グリコの求める人材

営業の仕事にも慣れてきた頃、加工食品のマーケティングを行う食品開発企画部(現/食品マーケティング部)へ異動した。そこでは、今まで自分が営業として売ってきた商品を担当することになった。営業の経験から、流通の事情・消費者の視点が身についていたので課題は見えやすかった。しかし実際に思うような商品をつくり上げるのは簡単ではないことを知る。低価格帯の商品を担当した時には、原価を1円下げる大変さを痛感した。例えば、1円下げるために、研究・製造・物流・調達の各担当に0.25円ずつ下げる方法を考えてもらったりもする。目標に届かない時には一緒に工場まで行って、製造ラインの担当者も交えて現場会議を開き、みんなで知恵をしぼって効率化や付加価値について議論を重ねた。

参考:先輩社員紹介 マーケターのキャリア

 

グリコ商品の配荷拡大・高回転化を図るための業務は、多岐に渡ります。得意先様との商談・プレゼンテーション・陳列提案と、全国の菓子営業担当者へ連絡・指示、関連部門(マーケティング部等)との連携。そして、菓子営業全体の戦略立案・仮説検証です(商談シナリオ構築・販売データ分析・売上コスト管理/シミュレーション)。(中略)。それを武器に、理想的な売場の実現に向けた交渉が始まります。営業本部で決まったことを全国の担当者と一緒に実現し、構築された売場とPOS結果を基に仮説検証⇒戦略立案・戦略の修正を繰り返し行います。社内外複数のメンバーと協働することが多いので、チームメンバーの士気向上や理解・共感を得ることも重要な仕事の一つです。

参考:先輩社員紹介 営業/広域営業部(菓子)

それでは、マーケターの社員・営業担当の社員の働き方を参照しつつ求める人材を考察していきましょう。
マーケターの社員は原価削減の仕事を受け持った経験について述べています。たった1円の原価削減のために、研究・製造・物流・調達と多数の関係者と協力するということもあるようです。マーケター以外の部門を巻き込んで、自分たちのビジョンを共有するうえではリーダシップの発揮が不可欠であり、周囲と密なコミュニケーションを取りながら会社全体にとってよい方向に導けるよう働きかけることが要求されます。以上の点から「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」のうち、「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」に当てはまるといえるでしょう。なお、この場合のリーダーシップとは、「自分の考えやビジョンを発信し、周りと共有する力」を指します。
営業担当の社員は自社製品の配荷拡大・高回転化を実現するために必要なことについて述べています。食品メーカーでは、量販店に対して自社商品の企画提案及び実行支援を一年目のうちから行うことが多く、社内のマーケティング部署、量販店の人々などを自分の考えで指示し、実行していくことが強く求められます。そのうえで、マーケターの社員と同様、業務遂行のためにはマーケティング部門などの異なる部門、更には社外のメンバーとまで協力関係を築くことが求められるようです。以上の点から先ほどの5つの強みのうち、「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」素質を持った人材も江崎グリコは求めていると導くことができます。

 

江崎グリコES設問

(1)コース選択の理由をご記入ください。 (150文字以下)
(2)学業・ゼミ・研究室で取り組んでいる内容をご記入ください。(300文字以下)
(3)学生時代に最も打ち込んだことは何ですか。(300文字以下)
(4)「今の自分では通用しない」と挫折を感じた経験はありますか。そしてそれをどのように乗り越えましたか。(300文字以下)

設問(1)「コース選択の理由をご記入ください。」について

志望動機についての設問の一種です。志望動機は成し遂げたいことが志望企業と合致しているかどうか、それが自身の経験の裏付けによるものであるかが重要となります。この設問の場合は企業ではなくコースの志望理由について尋ねられています。志望度を測るうえで、入社後の働くイメージが持てているかを知りたいという意図が込められています。コースの具体的な選択肢については実際のESフォームを参照しないと読み取ることができませんが、例えば「営業」としての働き方について述べるのであれば、「営業=ノルマがきつい」という単なるイメージではなく、その業務内容や求められる能力について正確な理解が必要となるでしょう。

設問(2)「学業・ゼミ・研究室で取り組んでいる内容をご記入ください。」について

学生時代頑張ったことについて学業に限定された設問です。学業の場合でもその経験が企業に活かせるものであることが重要となります。文系学生にとっては自身の学業・ゼミでの研究領域が仕事に直接的に結びつくケースは少ないと思います。例えば、単に「マーケティングをやっていたからマーケターとしての素質がある」と述べるよりも、共同論文やディベートといった経験から先述の2つの強みに該当する強みを活かしたといった内容の方が効果的なアプローチであるといえるでしょう。

設問(3)「学生時代に最も打ち込んだことは何ですか。」について

学生時代頑張ったことはその経験から導かれる自身の強みや学びが当該企業の求める素質と合致しているかどうかが重要となります。「内定レベルの学生時代頑張ったことが10分で書ける学生時代頑張ったことのフレームワーク」を参照しつつ、先述の「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」や「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」素質があることをアピールできるといいでしょう。

設問(4)「『今の自分では通用しない』と挫折を感じた経験はありますか。そしてそれをどのように乗り越えましたか。」について

こちらも学生時代頑張ったことについての設問ではありますが、中でも挫折経験について問われています。先ほどのフレームワークでは③目標と困難に該当します。困難を設定するうえでは「客観的に見ても大きな困難であるか」・「個人的な悩みレベルではなく、組織や集団に貢献するための悩みであるか」の2点が特に評価項目となります。レベルの低い困難や単なる人から与えられた目標の達成では評価されることはありません。
「それをどのように乗り越えましたか」については、その取組みが困難に対して的外れな内容になっていないか、成果を挙げるために必要なことは何かという方法論にまで目を向けて回答できるといいでしょう。

最後に

冒頭で挙げたような江崎グリコの商品が好きだという方は多いでしょう。しかし、しかし、消費者としての「好き」と提供者としての「好き」では求められる水準が大きく異なります。ただのファンではなく、江崎グリコのメンバーとして企業に貢献できる人材であることについてアピールすることを意識して選考に臨んでいただければと思います。

photo by Rob Gallop

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