「どんな価値を提供するか」就活の志望動機を書く際に重要な3つの要素

122,212 views

最終更新日:2025年10月06日

「どんな価値を提供するか」就活の志望動機を書く際に重要な3つの要素

unistyle特製自己分析シート

志望動機の3つの要素

志望動機の3つの要素志望動機というとかなり大雑把な言葉で、定義が人によって変わってしまいがちです。「志望動機」を分解すると下記の三つの要素に分かれるように思います。

志望動機を構成する3つの要素

①〜③の要素について、ここから詳しく解説したいと思います。

一つ目の要素:価値・サービス

一つ目の要素:価値・サービス(アイキャッチ)

一つ目の要素は、どのような価値・サービスを提供したいかということです。

例えば、メーカーとして自分がよいと思う製品を世の中の人に提供する仕事であったり、銀行として企業にとって不可欠な資金を提供する仕事がしたいといったようにモノやサービスに焦点を当てたものです。

またインフラとして人々の生活を支えるような仕事や商社・グローバルメーカーとして日本の良さを世界に伝える仕事なども当てはまるでしょう。

こういった志望動機を語る際にはそのモノであったりサービスとの深い繋がりが求められる傾向にあります。今までまったく商品に愛着がないのに、その会社の製品の知識を就活直前に詰め込み、愛を表現したところで伝わらない可能性が高いでしょう。

志望動機において「好き」を伝えても8割以上評価されないということについては下記の参考記事で解説しています。

その「商品が好き」だからという志望動機が評価されない理由をお伝えします。またどうすればその志望動機を評価されやすくなるかということについてもお伝えします。
参考:「好きだから」では評価されない!?大手企業内定者の志望動機の作り方とは

一方で、留学経験や長期の海外経験から日本の良さを世界に伝える仕事がしたいと思うようになったなど、しっかりと自分自身の経験に根ざしていれば評価・共感してもらいやすくもなるでしょう。

下記のunistyle業界研究ではこの部分に焦点を当てて解説をしています。

価値・サービスに焦点をおく軸を持つ学生が受けるべき業界をまとめました。近い軸を持つ学生はぜひご参考にしてみてください。

発展途上国支援をしたい就活生必見!国際協力に関われる業界4選
日本のプレゼンスを向上させたい学生が受けるべき業界4選|内定者志望動機付き

参考:明治内定者の志望動機

志望理由

両親が障害を抱えていたため、幼少から人一倍健康である事を意識してきました。
健康であるために一番意識している事は、栄養バランスの良い食生活を送る事です。現在行っているアルバイトも、スポーツジムのインス...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

参考:国際協力機構(JICA)内定者の志望動機

JICAへの志望動機を記述してください。

途上国の人々の発展の土台を創る一助となるためには、貴機構が最適であると考え、志望します。
最下層階級の子どもへの教育ボランティア参加のためにインドを訪れた際、想像していた貧困とは異なる様態を見て、その...
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし
なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。

二つ目の要素:方法

二つ目の要素:方法(アイキャッチ)

二つ目の要素は価値・サービスをどのように提供したいかという方法という要素です。

例えば、「スキルや価値観の異なるメンバーが協力して一つの価値・サービスを生み出す仕事」であったり、「個人に成績が紐付き、個人としてどうすれば成果が上がるかを追求する仕事」など、商品・サービスをどのように提供するかに焦点を当てたものです。

また「変化の激しい中、柔軟に対応しながら商品やサービスを提供する仕事」であったり、「相手のニーズ・課題に対して自ら提案し解決まで導く仕事」などが当てはまると考えられます。

方法に焦点を当てた軸を持つ学生が受けるべき業界をまとめました。近い軸を持つ学生はぜひご参考にしてみてください。

個人の成果を重視してほしい成果主義志向の学生が受けるべき業界3選
【やりたい仕事別|受けるべき業界ナビ】提案・課題解決編

参考:三菱商事内定者の志望動機

三菱商事で挑戦したいこと、実現したい夢、興味のある事業分野があれば(250字)

将来世界中の人々の豊かさに貢献出来るような新規ビジネスを創出することが私の夢です。特に生活産業分野に興味があります。
大学のアメフト部では、其々異なる体格やスキルを持った選手達を巻き込んで新たなプレイ...
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?きっと人事の方はこう言うでしょう。
それに対して学生のほとんどは「いえいえ全然待ってません。」「私も55分に着いたので大丈夫です。(実際の面接開始の5分前)」、人事の人に気遣う人もいると思いますが、それは罠だと思っていただいて結構です。人事が予備に来た時から面接は始まっています。
大手企業になってくると面接の際、大きな部屋に何十人も待たされ、人事の方が呼びに来ることがあります。皆さんはどうしますか?
いきなり言われるので緊張のあまり、人事の人に気遣う人もいると思いますが、

参考:野村證券内定者の志望動機

野村證券を通じてどのような生き方を実現したいか(200字)

将来は「営業といえば○○」と呼ばれるような、自分という存在を他者から希求される生き方を志しています。
それには実力主義の場で切磋琢磨すると共に、他者に高付加価値を提供することで信頼を勝ち得ていかねばな...
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように、学生の人気というものは年々変遷していきます。自分が将来成し遂げたいことはなんであって、そこに対して自分が就職活動で持つべき企業選びの軸はどこにあるのかを考えた。
また私の個人的な意見としては報道だけでなく、実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。
かつては総合商社を滑り止めにしてメガバンクを目指す学生が多かったように。
実際に自分の足を使って社員と会い、社風や企業の方向性感じとっていくことが重要だということを述べておきたいと思います。

参考:三井住友銀行内定者の志望動機

三井住友銀行を志望する理由についてお答え下さい。 (200文字以内)

サークル活動の経験から相手のニーズを把握し、それを自らの提案で解決することに最もやりがいを感じました。
銀行は形のないものを扱う為、自分の提案で付加価値をつけることができ、経済の血液であるお金を扱う機...
もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかということが大事です。話をより具体化するために数字を出すことが大切かと思います。その方が目に留まりますし。実際に私もESや履歴書には成果を具体的に書いていましたし、面接の際はわかりやすく伝えるようにしていました。「売り上げを増加させました」よりも、「売り上げを2倍にしました」の方がイメージしやすく、相手にも伝わりやすいですよね。 もちろんプラスになることはあるが、一般的なことでも、何を考え、課題があった際にはどう向き合い、結果どうなったかという、
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。

三つ目の要素:得られる対価

三つ目の要素:得られる対価(アイキャッチ)

三つ目の要素は仕事をした結果、得られる対価です。

これは就職を決定する際に重要な要素であるものの、はじめの段階から全面に押し出すと恐らく評価されない要素の一つです。例えば、「労働条件が厳しくても給与の高い仕事」であったり、「ワークライフバランスをとれる仕事」などが挙げられます。

あくまで仕事を通じて得られる対価なので、あなたがどういった価値の提供に向いているのかを示した上で、語るべき要素だと考えられます。

志望動機を「入社したい理由」だと考えるから噛み合わない面接になる」でも伝えた通り、多くの学生が志望動機とは対価に焦点を当てた「入りたい理由」だと思ってしまっている節があります。

ですが企業として知りたいのは、一つ目の要素および二つ目の要素とあなたのこれまでの経験の結びつきです。結びつきがあるほど、自社の仕事に適正があると考えられ、志望動機を評価・共感してもらいやすくなるでしょう。

一方でこの要素は内定後に就職先を決定する上では非常に重要な要素である可能性があります

どうしても強いプレッシャーの下でないと自分の力を最大化できない人もいれば、プレッシャーが強すぎると折れてしまう人もいます。全国転勤や海外転勤を受け入れられる人もいれば、東京や大阪などの都心、自分が生まれ育った地域など自分が住みたい地域に住めることを重視する人もいるでしょう。

また高い報酬を得られる大企業を蹴ってベンチャー企業に入社した場合、自分の過去の決断が入社後のパワーになることもあります。

そういった決断をした人は、得られる対価として報酬や福利厚生よりも、成長の実感や自分がやりたい仕事を考えた結果であると感じて、仕事に対して高いモチベーションで取り組めるでしょう。

このように得られる対価は最後の最後に就職先を決定する上では重要な要素になる一方で、内定を得る上では志望動機として評価されない要素ではあります。

そのことを踏まえながらも、志望動機で全面に押し出してそれでも評価されるのを待つか、志望動機では一つ目と二つ目の要素で自分自身の「適正」を示しながら、複数の内定をもらった上で最後の判断を三つ目の要素である得られる対価で考えるかは、一人一人が自分で判断することが求められています。

unistyleではどういった構造で評価されているのかを示した上で、一人一人が考えて判断するきっかけを提供できればと考えています。

最後に

志望動機作成のまとめ(アイキャッチ)

志望動機というと上記の三つの要素をごちゃまぜにして考えるからなかなか考えるのが面倒だと思いますので、一つずつ分解して自分ならどのように当てはまるのか考えるともう少し考えやすくなるのではないでしょうか。

三つ目の要素ばかり浮かんできてしまう人はもう一度、どんな商品・サービスを提供したいのか、その商品・サービスをどのように提供したいのかのについて考えてみると突破口が見えるかもしれません。

もちろん自分一人で考えても限界があるので、内定者や社会人がどういった志望動機を伝えていたのか上記三つの要素に分解して話を聞くことでより有意義な話ができるでしょう。

本選考とインターンの締め切り情報

おすすめの就活テクニック 4 件

現在ES掲載数

85,458

すべて見れる

読み込み中...

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録