就活が不安なのは当たり前!うまく向き合って内定を獲得しよう
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最終更新日:2025年03月12日

なかなか内定をもらえず、このままどこからも内定をもらえないのではないかと不安を感じている就活生もいると思います。
そのような時に就活がうまくいっている周りの友達と比較してしまい、「自分ってそんなにダメなのかな…」とさらに自信をなくしてしまうこともありますよね。
しかし、就活に対して不安を感じているのはあなただけではありません。多くの就活生が初めての就活に苦戦し、不安を抱えながらも取り組んでいます。
本記事では、就活に不安を感じている人に向けて「就活を不安に感じる原因と対処法」、そして「なかなか内定を獲得できず悩んでいる人がすべき選考対策」をお伝えしています。
就活を不安に感じる原因と対処法
あなたが就活に不安を感じてしまう原因は何ですか?
原因がわかっていないと不安を解消させることができないため、まずは自分はどこに不安を感じているのか考えてみましょう。
以下で不安の原因としてよく挙げられるものを紹介しますので、自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。
何をすればいいのかわからないから
これは就活の全体像を把握できていない人が陥りやすいケースです。
全体像を把握できていないとどのような流れで就活が進んでいくのかがわからないため、「何から手をつけたらいいんだろう?」と不安になってしまいます。
このような人はまず、就活の全体像を把握することから始めましょう。就活は基本的に以下のような流れで行われています。
上図を参考にして大体の流れを把握することで、自分が今すべきことが見えてくるのではないでしょうか。
やりたいことが見つからないから
やりたいことがない状態で就活を続けていると「この企業で良いのかな?」「本当にこの仕事がしたいのかな?」と自分の選択に不安を感じることもあるでしょう。
また、選考を受けていても「志望度が低いことがバレていないかな?」「志望動機ってこんな感じでいいの?」と様々な不安に襲われると思います。
しかし、やりたいことがないのは珍しいことではありません。むしろ今までの人生で将来やりたいことについて真剣に考えてきたという人の方が少なく、多くの就活生がやりたいことがない状態で就活を始めています。
その一方で就活をしていく中でやりたいことが見えてきたという就活生もたくさんいます。
とはいえ、やりたいことがわからない状態のまま就活を続けることに不安を感じる人もいると思うので、そのような人は自己分析を行ってみましょう。
自己分析を行うことで、モチベーションの源泉やあなたが働く上で求めるものなどが見えてくるため、自分に向いている仕事、マッチしやすい企業が見つかるはずです。
自己分析のやり方は本記事の後半で紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。
選考を受けることが怖いから
誰しも最初は選考を受けることに恐怖を感じているはずです。怖いという感情を持つことは当然の反応であるため、過度に心配する必要はありません。
しかし、あなたが選考を受けることの”何に”恐怖を感じているのかは明確にすべきです。
例えば「面接で必要のない人材だと思われるのが怖い」「前に圧迫面接をされてから面接が怖い」「面接の雰囲気がよくわからなくて怖い」など、選考の中でも何にどう恐怖心を抱いているのかはっきりさせましょう。
面接に対する恐怖をなくす一番の方法は場数を踏むこと。経験を積むことで徐々に面接に慣れていくはずです。
思い切って企業の面接を受けてみるのも良いですし、いきなりそれはハードルが高いという人は模擬面接を何度も受けて、面接の経験を積んでいきましょう。
人前で話すことが苦手だから
面接は一般的に企業が就活生を評価するための場であるため、うまくやらないとという気持ちから、余計に「何も回答が出てこなかったらどうしよう」などと不安になってしまいます。
また、普段は同世代との関わりが中心で社会人と話すことに慣れていないため、社会人を前にして過度に緊張してしまう人もいるかと思います。
このようなタイプの人は、まずは社会人と話すことに慣れましょう。大学のOB・OGやバイト先の社員さんなど、身近な人を相手に練習してみてください。
また、大学のキャリアセンターで模擬面接を受けてみるのもオススメです。ただ話すだけでなく面接でのコミュニケーションの取り方についても学べるため、積極的に利用してみてください。
なお、「面接はプレゼンではなくコミュニケーションを取る場」です。プレゼンのようにうまく話そうとするのではなく、面接官と会話をすることを意識しましょう。
人と比べられるのが怖いから
自分に自信がない人は他の就活生と比較し、自分の方が劣っていると思われてしまうのではないかと、不安に感じる人も多いでしょう。
集団面接などで輝かしいエピソードを伝えている就活生を見て「自分は大したことしてないし、この人よりも勝っている訳がない…」とさらに自信をなくしてしまったという経験はありませんか?
しかし、企業はエピソードの大きさだけで合否を決めているわけではありません。エピソードを通してあなたの人柄や考え方を知り、自社とマッチする人材かどうかで合否を決めています。
つまり、何か大きなことを成し遂げてないからといって、自分は周りより劣っていると感じる必要はないということです。
選考対策が不十分だから
単純に選考対策が不十分だから不安という人もいるでしょう。このようなタイプの人は今すぐに選考対策に取り組みましょう。
ただ闇雲に選考対策をするのではなく、自分はいつもどこで落ちることが多いのかを明確にし、自分なりに落ちる原因を考えてみてください。
原因が判明次第、自分に必要な選考対策を行いましょう。
選考に通過しない就活生がすべきこと
「早く内定が欲しいのに、全然選考に通過できない」と悩んでいる人もいると思います。そのような人は選考対策が不十分な可能性があります。
以下で書類選考で落ちやすい人がすべき対策と面接で落ちやすい人がすべき対策をそれぞれ紹介していきます。選考対策をする際はぜひ参考にしてみてください。
書類選考対策(1):自己分析
自己分析を行う際は、以下のステップに沿って進めていきましょう。
自己分析の具体的な方法は以下の記事でわかりやすくお伝えしていますので、参考にしてみてください。
書類選考対策(2):業界研究
業界研究を行う際は以下のステップに沿って進めていきましょう。
(2)業界のビジネスモデルを理解する
(3)職種+求められる素養を考える
(4)業界ごとの繋がりから業界比較をする
(5)その企業に受かるための対策をする
業界研究の具体的な方法については以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
書類選考対策(3):企業研究
企業研究を行う際は以下の観点について調べてみてください。
✓社風・企業理念を理解する
✓企業で働く"人"を知る
企業研究の具体的な方法については以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
書類選考対策(4):ESの書き方を学ぶ
エントリーシートでは、エピソードの大きさよりも伝え方が重要です。
つまり、いくら素晴らしい強みやエピソードを持っていたとしても、エントリーシートの書き方が良くなければあなたの魅力は伝わりません。
「エントリーシートの書き方がいまいちわからない」「書類選考がなかなか通らない」という人は以下で「志望動機・自己PR・ガクチカ」のフレームワークを紹介していますので、自分のエントリーシートと照らし合わせながら参考にしてみてください。
■志望動機のフレームワーク
(2)きっかけとなる経験
(3)企業選びの軸
(4)他に受けている業界および他の業界ではダメな理由
(5)具体的に取り組みたい仕事
(6)業界の中でもその会社の理由
■自己PRのフレームワーク
(2)長所を表すエピソード
(3)課題・目標
(4)努力や工夫
(5)結果
(6)どう会社に貢献したいか
■ガクチカのフレームワーク
(2)動機
(3)目標と困難
(4)取組みと結果
(5)人柄
(6)学び
それぞれ書き方の詳細は、各記事を参考にしてください。
書類選考対策(5):ESを添削してもらう
エントリーシートを作成したら誰かに添削してもらいましょう。理由としては、第三者に読んでもらうことで自分だけでは気づけなかった改善点に気づくことができるためです。
特に自己PRやガクチカなどのエピソード部分は、書いている本人は当然そのエピソードの内容を知っているため、作成した文章を読んでも内容が薄いということには気づきにくいです。
そのため、添削をしてもらうことで内容を知らない人が読んでも、その時の状況を想像することができるか確かめてみましょう。
続いては面接で落ちる人がすべきことを紹介していきます。
面接対策(1):頻出質問に対する回答を準備しておく
面接で落ちやすいという人は、面接でよく聞かれる頻出質問に対して「この質問が来たらこの内容を答える」といったように事前に回答を準備しておきましょう。
回答を準備するには、まず面接ではどのような質問をされるのかを把握する必要があります。以下の記事で面接での頻出質問を紹介していますので、回答を考える際に参考にしてみてください。
面接対策(2):面接マナーを学ぶ
面接で落ちやすい人は面接マナーが守れていない可能性があります。
マナーが守れているか否かであなたに対する印象がガラリと変わる可能性もあるため、知らないもしくは自信がないという人は今すぐに覚えましょう。
そのような人に向けて、以下の記事では面接マナーを「服装」「持ち物」「髪型・髪色・メイク」「訪問・受付・控室・入室・着席・退室」「メール」「電話」の5つに分類し、それぞれ解説しています。
面接前に目を通してみてください。
面接対策(3):面接練習をする
面接に臨むに前は必ず面接練習を行いましょう。
その際はただ闇雲にやるのではなく、以下のポイントを意識して行うようにしてください。
✓身だしなみや姿勢などに気をつける
✓本番の雰囲気を想定した上で取り組む
面接練習の方法は多数存在します。そのため、以下で紹介する方法の中で自分に必要なもの、やりやすいものを選んで行ってみてください。
(1)質問への回答を書き出して深堀りしていく
(2)面接の受け答えを録画・録音する
(3)志望企業以外の選考(面接)に参加する
(4)面接の受け答えを友達や家族に聞いてもらう
(5)面接の受け答えを社会人やOB・OGに聞いてもらう
(6)友達(就活生)の面接官役をする
(7)キャリアセンターを活用して模擬面接をする
(8)就活イベントに参加して模擬面接をする
(9)就活エージェントを利用して模擬面接をする
それぞれの詳細については以下の記事で紹介していますので、そちらを参考にしながら練習してみましょう。
自分で練習するだけでは不安という人は模擬面接や面接セミナーなどに参加してみるのもオススメです。
客観的な視点からアドバイスを受けることができるため、自分だけでは気づくことのできなかった改善すべき点などを見つけることができるかもしれません。
就活が不安な人は就職エージェントに相談しよう
「早く内定がほしい…」「このままどこからも内定もらえないかも…」就活がなかなかうまくいかず、不安を感じている人もいると思います。
少しでも就活に対して不安がある人は、一人で抱え込まず、就活のプロである就職エージェントに相談するということも一つの手段として考えてみてください。
就活エージェントとは、専任のキャリアコンサルタントが就職活動の始めから終わりまでを支援してくれる人材紹介会社が提供するサービスで、就活生であれば誰でも無料で利用することができます。
就活エージェントの仕組みは上記図のようになっており、企業と就活生の間に入り、キャリアアドバイザーが自分の強みや考え方に合う企業を提案してくれます。つまりエントリーや日程調整などもすべて就活エージェント経由で行うことできるという点が特徴です。
ここまで簡単に就活エージェントについて紹介してきましたが、もっと詳しく知りたいという人に向けて、以下の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
本記事では就活を不安に感じる原因から対処法、選考になかなか受からない人が今すぐすべき対策について紹介してきました。
選考に落ち続け、なかなか就活がうまくいかないことから不安を感じる人もいると思いますが必要以上に焦ることはありません。
例えスムーズに内定を獲得できなくても、秋・冬採用や通年採用を行っている企業も存在します。最後まで諦めないよう心掛けましょう。
また、企業の探し方がわからないという人は上述した就職エージェントに相談するなど、周りの人にも頼りながら就活を進めてみてください。