暗号テスト(CAB)とは?例題や対策方法を紹介
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最終更新日:2025年11月14日
暗号テスト(CAB)とは

暗号テスト(CAB)はどのようなテストなのか簡潔に述べていきたいと思います。
暗号テスト(CAB)とは
CABとは、「Computer Aptitude Battery」の略称で、SE、プログラマー等のコンピュータ職適性診断テストのことです。
そのため、基本的にはIT系企業の中でSE・プログラマー等を採用している企業で利用されています。
CABにはペーパー形式の「CAB」とwebテストの形式で問題を解く「Web-CAB」の2種類があり、それぞれ制限時間が異なります。
Webテストを受ける際にそのテストがWeb-CABであるのかどうかを見分ける方法としては、玉手箱と同様で「https://web1.e-exams.jp/」がURLの冒頭にあり、かつ自身が志望している職種がコンピューター職であれば、CABの可能性が高いです。
Web-CABとペーパー形式のCAB
CABにはWeb形式の「Web-CAB」とペーパー形式の「CAB」2種類が存在します。以下、それぞれの形式についてご紹介します。
Web-CAB
コンピュータ職としての適性を診断し、SE・プログラマーそれぞれについての職務適性だけでなく、入社時に見ておくべき「ヴァイタリティ」や「チームワーク」などの9特性についても予測します。
参照【日本エス・エイチ・エルの商品】
ペーパー形式のCAB
ペーパー形式もWeb形式と同様に、コンピューター職としての適性を診断し、SE・プログラマーそれぞれについての職務適性だけでなく、入社時に見ておくべき「ヴァイタリティ」や「チームワーク」などの9特性についても予測します。
参照【日本エス・エイチ・エルの商品】
Web-CABとペーパー形式のCABの違い
下記の表ではWeb形式とペーパー形式別に、出題される分野ごとの設問数と所要時間、1問あたりの解答時間をまとめているので参考にしてみてください。
Web-CABの四則逆算とペーパー形式の暗算の名称は異なりますが、内容としては同じです。

上記の表からは主に以下のことが読み取れます。
- 同じ分野でも設問数、時間は異なる
- 暗算を除き、1問あたりの解答時間は基本的にペーパー形式の方が短い
- 性格診断はWeb・ペーパー共通で課される
同じ分野とはいえ、出題される問題の難易度はWeb形式とペーパー形式で大きく異なり、Web-CABは、ペーパーテストのCABよりも難易度が高いテストだと言われています。
暗号テスト(CAB)で出題される問題の種類

暗号テスト(CAB)で出題される4つの問題の種類や問題内容などについて解説していきます。本記事では能力検査に焦点を当てていきます。
暗号テスト(CAB)で出題される能力検査の問題は以下の4種類です。
- 暗算(Webの場合は四則逆算)
- 命令表
- 法則性
- 暗号
これから各問題に対して例題を取り上げ、問題の解き方や解く際のコツについてご紹介します。
暗算
48×22=?
A 1395 B 95 C 835 D 185 E 1065
(以下に解答を記載しています。今問題を解いていらっしゃる方は閲覧にご注意ください。)
【解答】
E 1065
【解説】
「48」と「22」の1の位をそれぞれ四捨五入して計算します。50×20=1000 となるので、1000に最も近い数であるEが正解となります。
【解答するときのコツ】
この問題ではいかに効率良く解答できるかがポイントになります。
数字を正確に求めるのではなく、四捨五入や切り上げを行い、概数(計算しやすい簡単な数)に直してから計算するようにしましょう。
概数に直して計算した後は、本来の計算結果よりも概数の計算結果の方が大きいのか小さいのかを考慮し、本来の計算結果にできるだけ近づけると、より正確性が増します。
命令表

(以下に解答を記載しています。今問題を解いていらっしゃる方は閲覧にご注意ください。)
【解答】
D
【解説】

1番上の命令は「左右を反対にする」という命令なので、三角形が左右反対になるものを選択します。この時点で解答候補はBとDに絞られます。
次に、上から2番目の命令を見ていきます。この命令は「次の命令を取り消す」という命令なので次の命令、つまり1番下の命令が持つ効果を無効にします。
上から2番目の命令自体には図形の形や向きを変化させる効力は持たないので、その列の図形は特に変化しません。また、1番下の図形についても命令が取り消されたことにより、変化しません。
よって解答はDとなります。
【解答するときのコツ】
基本的には問題文に従って上から命令を実施していきますが、問題を解く際は必ずしも上から順番に実施する必要は無いです。
簡単な問題には時間をかけずに難易度が高い問題に時間を割くようにしましょう。
ここで、時間を節約するテクニックを1つ紹介します。
それは、まず初めに「無効化する」「図形を消す」関連の命令があるかどうかを確認し、あった場合はその命令を先に実施するというものです。
このテクニックを使うことで、命令1個分の時間を節約できます。
ただし、「前の図形を消す」命令の前に、次に「前の図形と交換する」命令があった場合、先に「前の図形と交換する」命令を実行してしまうと解答が変わってしまいます。
基本的には上から下へ順番に処理を行うということを常に念頭に置くようにしましょう。
法則性

(以下に解答を記載しています。今問題を解いていらっしゃる方は閲覧にご注意ください。)
【解答】
B
【解説】
一番左の箱にある黒い正方形が、左から右に向かって色を黒→白→黒と変化しつつ、時計回りで動いていることが理解できると思います。
この法則を見破ることができれば、?の部分には右下に白の正方形がくると分かります。
【解答するときのコツ】
CABの法則性の問題は、図形を箱の中で移動させて法則性を予測させるので解答パターンが限られます。解答パターンを頭に入れておくと試験中に有利に働くでしょう。
解答パターンは以下の通りです。
数が変化する色が変化する図が点対称、線対称で動く図が一定のパターンで動く
暗号


【解説】
まず、例題から暗号を読み解いていきます。この暗号の問題は変化を箇条書きしておくと理解しやすいです。
下図をご覧ください。

上図のように図形変化を書き出してまとめると良いでしょう。
上記の例題の場合、2つの図形の変化に共通している「1 : 小さくなる」意味を持つ暗号が![]()
になります。![]()
が、「2.オレンジ色になる」暗号、![]()
が「3.上下反転する」暗号であることが分かります。
上記3つの暗号をまとめると、

となります。
例題の暗号の意味が理解できたところで例題(1)、(2)の解答、解説に進みます。
【例題1】

【解答】
A
【解説】
【例題1】と【例題2】は例題で解読した暗号を用いて問題を解いていきます。
は「小さくする」暗号であるため、図形が小さくなっているAが解答になります。
【例題2】

【解答】
D
【解説】 ![]()
は「オレンジ色にする」暗号であるため、図形がオレンジ色になっているDが解答になります。
【解答するときのコツ】
最初の方の問題は難易度が低い傾向にあるので、そこでいかに時間を節約することができるかが勝負です。具体的なコツをいくつかご紹介します。
元の図形が最終的にどのように変化したのかを箇条書きにしてみる複数の図形に共通する変化に着目する複雑な問題に対しては、通過する暗号が少ない図形から解読を始めるようにする
暗号テスト(CAB)の対策方法

以下、各分野別に対策方法について述べていきます。
暗算
暗算の分野は、計算方法自体は今まで習ってきたものばかりですので、毎日少しずつでも練習する習慣を持って「計算の精度」と「解くスピード」の両方を上げることを目指していきましょう。
暗算は、CABの中でも比較的容易な基本的な四則演算が問われる分野です。故に、この暗算の分野でどれだけ得点を稼ぐことができるかがポイントとなります。
気を抜かず、入念に対策をしましょう。
命令表
命令表の分野で得点を稼ぐポイントは、命令が指し示す変化を素早く自分なりに言語化することです。この命令による変化をスムーズに言語化できるようになると有利になります。
故に命令表の対策方法としては、問題を解く量を増やして問題に慣れるということが挙げられます。
命令表の問題は初めて解く方が多い問題ですので、問題に慣れることで次第に頭の中で上手くイメージできるようになります。
命令表が苦手な人は、命令に基づいた変化を頭の中でイメージするのが苦手な場合が多いので、初めのうちは紙に書いて解くと考えやすいでしょう。
法則性
対策方法としては、法則性の分野は解答パターンが限られるため、解答パターンを把握して対策するのが効果的です。
法則性の解答パターンは以下の通りです。
- 数が変化する
- 色が変化する
- 図が点対称、線対称で動く
- 図が一定のパターンで動く
暗号
暗号は指示記号に従って図を変化させていく「命令表」の問題と、図形変化をもとに考えることで指示記号の内容を予測する「法則性」の問題を組み合わせたような問題です。
故に対策方法としては、「命令表」と「法則性」をマスターすることが先決だと言えます。
暗号の分野も「命令表」と「法則性」の分野と同様に独特な問題なので、問題量をこなしていく中で自分なりの解法を身に着けていくのが良いでしょう。
対策本の紹介
どの適性検査にも共通して言えることですが、問題を解いて自分自身の力を付けるのが一番の近道です。
下記の対策本を使って問題演習を行い、本番に向けて万全な対策を行いましょう。
最後に

CABは他のWebテストとは異なり、独特な問題であるため、入念な対策をしておく必要があります。
対策に苦労するとは言っても、早い時期からコツコツと問題集を解くことを進めていれば本選考の書類選考までには間に合います。
ESや面接などの他の対策に時間をかけられるようにするためにも、CABのような適性検査の対策は早い段階から完璧にしておくことが望ましいでしょう。








