テレビ業界の今後はどうなる?最新動向、ニュースや課題を踏まえて解説
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最終更新日:2025年06月16日
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テレビ業界の動向
※テレビは「地上波テレビ」と「衛星メディア関連」の合計です。
まずは現在のテレビ業界の動向から見ていきます。
テレビ広告費の推移から見る業界の現状
2020年度の地上波テレビ広告費は1兆5,386億円(前年比88.7%)でした。前年に比べて減少しており、新型コロナウイルス拡大に伴う広告費削減などの影響を受けたことが主な理由です。
番組(タイム)広告費は、「東京2020オリンピック・パラリンピック」、「FIFAワールドカップカタール2022・アジア二次予選」などの開催延期、プロ野球開幕延期、プロゴルフトーナメント中止・無観客での開催など、大型スポーツイベントの延期・中止と広告主の業績不調による固定費削減の影響によって減少する結果となりました。
スポット広告費は、緊急事態宣言の影響から経済活動が減少してしまったため、「官公庁・団体」を除くほぼすべての業種で大幅に減少しました。
対するインターネット広告費は2兆2,290億円(前年比105.9%)と成長を続けており、テレビ業界の低迷が伺えます。
電通「日本の広告費2020」
テレビ広告費が減少している背景
広告費からも、インターネットの普及によってテレビの広告費が減少していることがわかりました。
その背景には、インターネットで動画を楽しむ人が増え、その分テレビを見る人が減少してしまった結果、各スポンサーがテレビからネット広告に出資するようになったという理由が大きいとされています。
ネット動画は、テレビにはまだ追いつかないが、男女とも10代、20代はテレビに迫る勢いだ。5年後の2025年調査では、おそらく逆転しているだろう。動画を除く趣味・娯楽・教養のネット利用では男性20代、30代、女性20代ですでにテレビより多くの人がネットを利用している。
この調査結果から明らかになったのは、「10代から30代の若い人たちはテレビを見なくなりネット動画を見るようになっている。地上波テレビ放送に執着しているのは60代以上の老人ばかり」という現実だ。その60代以上の高齢者でさえ、ネットを使い始めている。
テレビ業界では現在、若者のテレビ離れが深刻です。
特にスマートフォンでのインターネットを楽しむことが多い10代から30代の若い人々はテレビを見なくなり、代わりにインターネットで動画を楽しむようになっているようです。
テレビ業界の課題
業界の勢いが低迷してしまっているテレビ業界ですが、さらに課題も複数存在しているようです。
テレビ業界の課題について、以下では詳細に解説していきます。
制作会社の賃金問題
テレビ番組を制作しているのは...
場合によっては「成果なんて出したことがない!」と思う人もいるかもしれません。
テレビ業界の今後
若者のテレビ離れや賃金問題、体制といった課題が多く、テレビ業界はこれらの問題をこれから解決していかなければなりません。
そこで、テレビ業界では今後どのような改革が行われていくかについて紹介していきま...
○実際に学生時代に取り組んできたことや志望動機につながるきっかけとなった出来事
○どんなことをしたいのか、自分が入社することによって会社にとってどんな風に役に立つのか
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。志望動機は、HPに書いてあることや会社説明会で人事が言っていたことをただ言うのでは薄っぺらいですし なぜその業界、その中でもその会社、その職種なのかを答えられるようにしておきましょう。
○○会社訪問などであった印象的な出来事
上記に挙げたことを話せるようにセットで準備しておくといいかと思います。
まとめ
本記事では、テレビ業界とは最新動向や今後、課題について紹介しました。
インターネットの普及に伴い、テレビは映像コンテンツの覇権をインターネットと競い合うようになりました。これからも変化が多いことが予想されるので、今後も注目し続けましょう。
テレビ業界の現状や動向を把握しておくことで、業界研究に役立ててください。
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