三菱商事のインターン選考(ES・グループディスカッション・面接)突破対策|合格者ES付き

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最終更新日:2023年09月22日

五大商社の中でもトップの業績を誇る財閥系総合商社の三菱商事。事業領域に偏りなくバランスよく業績を伸ばしており、どの分野でも他に劣らない点は、総合商社を目指す学生にとっては、1つの魅力なようです。

本記事では、三菱商事のインターン内容からインターン選考突破対策までをご紹介します。

本選考とインターンの締め切り情報

商社とは


商社は「総合商社」と「専門商社」の2つに分けられます。

総合商社は、簡単に言うと「何でも屋」です。取引商品やサービスは多岐に渡り、近年では単純貿易・販売が業務の中心ではなく、国内外の企業への出資や経営管理、経営側への人材派遣、IT関連やシステム開発などが多くを占めるようになってきています。

総合商社:三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、三井物産、住友商事、豊田通商、双日など

総合商社の中でも、財閥系の三菱商事、三井物産、住友商事繊維商社から発展した伊藤忠商事、丸紅、豊田通商、双日に分けられます。

繊維商社から発展したこれらの商社は、日本の戦前からの重要な輸出品だった繊維商品の原料である綿花の輸入を行っており、海外のネットワークや貿易のノウハウを持っています。その特徴を活かし、戦後は金属や機械、化学商品などの多岐に渡る専門商社を統合して総合商社となっています。

専門商社は、特定の分野や業種に置いてトレードや事業投資などを行う「専門家」の商社のことを指します。総合商社とは異なり、特定の分野や業種で商いを行っており、クライアントは大手から中小など無数に存在しています。海外ではこの形態の商社が一般的です。日本では、事業投資などに力を入れている総合商社と違い、トレードや金融事業が業務の中心となっています。

専門商社:家具のアイリスオーヤマ、日本の映像や音楽、玩具などをトレードしているハピネット、プリンターなどで有名なエプソン販売など

商社の事業は大きく分けて「物流」「金融」「情報」「事業投資」の4つがあり、専門商社はそのどれか、多くて2つを取り扱っています。

三菱商事とは


1950年設立の三菱商事は、世界約90の国・地域にある拠点と約1,400の連結事業会社と協働しながらビジネスを展開しています。

天然ガス、総合素材、石油・化学、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品産業、コンシューマー産業、電力ソリューション、複合都市開発の10グループ体制で、幅広い産業を事業領域としており、貿易のみならず、パートナーと共に、世界中の現場で開発や生産・製造などの役割も自ら担っています。

三菱商事は事業バランスが良く、総合力はNo.1と言われています。特に金属などの資源分野を強みとしている一方で、非資源分野の事業基盤が安定していることも特徴の一つとして挙げられます。

「機械」におけるいすゞ自動車の海外展開事業や「地球環境インフラ」における空港等の交通インフラ運営事業、「新産業金融」におけるプライベート・エクイティ、ローソン・ケンタッキーフライドチキンなど「生活産業」における食品卸No.1の三菱食品など、各分野に魅力的な事業や企業を多数保持しています。

どの事業分野に配属になっても、様々なことにチャレンジできる環境が整っていることは、三菱商事が人気の理由の1つになっているのでしょう。

三菱商事のインターン内容


下記の内容は20卒対象のものです。現時点(2019年6月14日時点)では21卒対象の内容は公開されていなかったので、参加したい方はこまめにチェックしてみてください。

詳細
■日数:1日
■人数:学生100人、社員10人
■内容:
・業務内容や入社の動機、事前アンケートで学生から集まった質問への回答が中心。
・終了後、一定時間は残って社員に質問ができる。

三菱商事が求める人物像


三菱商事は求める人物像を採用HPで下記のように述べています。

三菱商事は、経営人材が育つ会社を目指しています。その土台として、世の中の変化に関心を持ち高い視座で物事を考えられる「構想力」、For the teamの精神を持ち困難を乗り越えていく「実行力」、自身を律して常に全力を尽くす「倫理観」を備えた人材を求めています。

引用:三菱商事募集要項・採用プロセス

三菱商事に限らず、商社の仕事とは後方支援的な仕事がメインになります。

様々な業態の会社に対して、マーケティングやファイナンス、リサーチなどあらゆる業務を請け負い、ともに利益を生み出す仕組みを追求することが総合商社には求められています。

だからこそ総合商社は海外プロジェクトの獲得支援だけでなく、実際に人を派遣する事業投資も積極的に行うようになりました。

事業投資を行いながら経営していくことで、当事者として関わるようになっているのが現在の総合商社のビジネスと言えます。

上記の内容を踏まえES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?を参考に考えると、下記のような人材が求められると言えます。

①価値観や立場の異なる事業会社や政府関係者と協力関係を築き、目標達成できる人材
②事業の当事者としてリーダーシップを発揮し、関係者をまとめ成果をあげることのできる人材
③事業関係者に対して主体的に提案し、提案内容をともに実行することで変化・変革を起こすことのできる人

多くの関係者の調整役としてだけではなく、事業の当事者としてリーダーシップをもって方向性を決めたり、上記のような技術系の企業に新たな提案を行い、ともに提案内容を実行することで変化を起こすなど、多岐にわたるのが総合商社の仕事と言えるでしょう。

三菱商事のインターン選考フロー


下記の選考フローは20卒対象のものを参考にしています。

エントリーシート 

インターン参加

三菱商事のインターンエントリーシート対策


下記は20卒対象に出された内容です。

■あなた自身の強みは何ですか。また、その強みを生かして成し遂げたいことを教えてください。(200字)
■あなたがキャリアを考えるうえで、MC Career Seminarを通じて明確にしたい事項をご記入ください(当日のプログラムの参考とさせていただきます)。(100字)

ここから設問への回答方法を解説していきます。

あなた自身の強みは何ですか。また、その強みを生かして成し遂げたいことを教えてください。(200字)

この設問では強み、つまり自己PRを答えます。

就活生が企業にPRすべきことは、皆さんが企業にとって”採用しなかったら損をする人材である”ということです。

企業は自己PRから①自社の求める強み・能力を持っているか、②キャラクターが自社にマッチしているかを知ろうとしています。企業が求める人物像で提示しているニーズを満たせるようなポイントをアピールすることが重要です。

実際に書く際は下記のフレームワークや記事を利用して考えてみてください。

設問で書ける文字数が200文字と限られているので、強み・強みの原点・エピソード・強みの活かし方を簡潔に書きましょう。

上記を踏まえた回答は次のようになります。

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あなたがキャリアを考えるうえで、MC Career Seminarを通じて明確にしたい事項をご記入ください(当日のプログラムの参考とさせていただきます)。(100字)

この設問は志望動機を問われています。

企業が志望動機を聞く理由としては、①自社への志望度を知りたい、②入社の際のモチベーションを知りたいの2つがあります。

そのため、上記2つの理由を網羅する論理的な志望動機を伝え、選考官に「だからこの方は弊社のインターンを希望しているのか」と思ってもらう必要があります。

その場合下記のフレームワークに照らし合わせて書くと、選考官も納得の志望動機を伝えることができます。

しかし、100字と字数が少なく限られているので、特に「成し遂げたいこととその理由」に的を絞って簡潔に書きましょう。

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上記を踏まえた回答は以下の様になります。 

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最後に


今回は五大商社の中でも、トップの業績を誇る財閥系総合商社の三菱商事のインターン内容からインターン選考突破対策までを紹介しました。

インターンの中で、総合商社のビジネスモデルの説明から、新卒採用において求める人物像についてまでを解説してくれるそうです。

興味がある方は、本記事で企業について理解していただき、インターン選考の対策をしっかり行った上で、ぜひインターンにチャレンジしていただければと思います。

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