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【10分でわかる】伊藤忠商事の本選考対策プラン(2019年卒版)

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    【10分でわかる】伊藤忠商事の本選考対策プラン(2019年卒版)

    掲載開始日:2018年01月18日
    最終更新日:2018年05月25日

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    「非財閥の雄」として果敢にビジネスを展開する非資源No.1総合商社、伊藤忠商事。

    2016年度の決算では純利益ベースで三菱商事を抜き、同社史上初めてとなる総合商社No.1を達成するなど、ここ数年の業績はまさに絶好調。
    これにともない、学生からの志望度も高まりを見せているようです。

    本記事では、大きく分けて以下4つのポイントを整理することで、「伊藤忠商事の選考を突破するためには何が必要なのか」をお伝えします。

    ① 伊藤忠商事のビジネスモデル
    ② 伊藤忠商事の求める人材像
    ③ 伊藤忠商事の選考の全体像
    ④ 各選考ステップで重要になるポイント

    総合商社を志望する学生は、必ず最後まで目を通してください。

    【本記事の構成】
    ・伊藤忠商事のビジネスモデル
    ・伊藤忠商事が求める人材像
    ・伊藤忠商事の本選考フロー、採用数
    ・伊藤忠商事のエントリーシート対策
    ・伊藤忠商事のWebテスト対策
    ・伊藤忠商事の面接・グループディスカッション対策

    ちなみに、伊藤忠商事はUnistyle創業者・樋口の古巣でもあります。
    以下の記事では、伊藤忠商事入社から起業、そして株式売却までを樋口自らが綴っています。

    伊藤忠商事のビジネスモデル

    まず、総合商社・伊藤忠商事のビジネスモデルを簡単に確認しておきましょう。

    ここでは、①収益源、②商材・サービス、③商材・サービスの提供方法、以上3つの切り口から伊藤忠商事のビジネスモデルを解説します。

    伊藤忠商事の収益源

    現代の総合商社のビジネスは、「トレード」「事業投資」という2つの稼ぎ方を組み合わせることで成立しています。

    したがって、その収益源も大きく2つに分けることができます。
    すなわち、①トレード収益(仲介手数料・利ざや)②投資収益(取り込み利益・キャピタルゲイン)です。

    ただし、この2つは独立変数ではありません。
    トレードと事業投資は密接に絡み合っており、総合商社は2つの組み合わせによって収益を最大化しています。

    伊藤忠商事の商材・サービス

    伊藤忠商事のような総合商社の本体は、商材や生産設備を有していません。

    そこに所属するヒト、そして彼らが持つ情報や知見こそが、伊藤忠商事の商材です。

    伊藤忠商事の商材・サービスの提供方法

    繰り返しになりますが、総合商社のビジネスモデルは「トレード」と「事業投資」のコンビネーションによって成り立っています。

    以下、伊藤忠商事での例を添えながら、それぞれを簡単に解説します。

    伊藤忠商事のビジネス①:トレード
    トレードは総合商社の伝統的な機能であり、いわゆる「中間業者」としての稼ぎ方です。

    需要と供給をマッチングさせたうえで、その商流のあいだに立って営業活動や貿易実務のサポートを行い、トレード収益(手数料・利ざや)をあげるモデルです。

    【例】伊藤忠商事の高級コットン『ペルヴィアンピマ』事業

    ペルー産の高級コットン原料と日本のセレクトショップをつなぎ合わせた案件です。

    超長綿とよばれる繊維長の長い綿花の一種である、ペルー産の高級ピマコットン。
    年間生産量は綿花全体の0.02〜0.03%という希少性の高いこの原料を、『ペルヴィアンピマコットン』として伊藤忠商事が国内でブランディング。
    セレクトショップを中心に展開することで、ファッション業界注目の原料ブランドとしての地位を確立した。

     

    参考:伊藤忠商事 Project of 高級原料ブランド『ペルヴィアンピマ』

    単にコットン原料の輸入を仲介するだけでなく、それに『ペルヴィアンピマ・コットン』ブランドという付加価値をつけ、商材のバリューアップに成功しています。

    総合商社ならではの幅広い顧客ネットワークにブランド・マーケティングの知見を組み合わせた、伊藤忠商事らしいビジネスであると言えます。


    伊藤忠商事のビジネス②:事業投資
    事業投資は、総合商社が2000年頃から新たに着手したビジネスです。

    ほかの企業の株式の一部/全部を取得したうえでその企業の価値を向上させ、取り込み利益とインカムゲイン/キャピタルゲインを稼ぎ出す仕組みになっています(詳しくは以下の記事へ)。

    【例】伊藤忠商事の金融プラットフォーム「GLコネクト」事業

    伊藤忠商事の100%子会社であったGLコネクト社の株主に、全国の地方銀行や不動産会社などを迎え入れることで、伊藤忠商事のネットワークに地方経済を巻き込んで新規ビジネス創出をねらう事業です。

    「融資先の企業が抱える事業承継問題や海外進出ニーズなど、地方銀行やその取引先だけでは解決が難しいような問題をたくさん抱えていたんです。伊藤忠商事の強みでもあるグローバルなリレーションと商流に絡んだファイナンス機能、そして地方銀行の持つ情報や顧客基盤、これらを統合すれば新しいビジネスチャンスが生まれるはずだ、と感じました。」

     

    参考:伊藤忠商事 Project of グローバルとローカルをつなぐ、金融事業プラットフォーム

    伊藤忠商事はプロジェクトの取りまとめ役を担うとともに、伊藤忠本体からGLコネクト社へ社員を出向させるなど、事業価値向上のためトータルな取り組みを行なっています。

    (参考)伊藤忠商事の「点的支配」モデル
    書籍『2020年代の新総合商社論』では、三菱商事の「線的支配」投資に対比するかたちで、伊藤忠商事が得意とする「点的支配」型の事業投資について詳しく解説されています。

    三菱商事がひとつに連なったバリューチェーン構築(例:「飼料の生産→鶏肉の生産→鶏肉の加工→ケンタッキーなど小売流通」の流れをすべて支配する)に長けるのに対して、
    伊藤忠商事は既存事業とのシナジーが見込める優良ビジネスをピンポイントで「点的支配」している(例:傘下にファミリーマートを持っている→レジ決済を強化するために決済サービス会社を買収する)、という指摘です。

    2020年代の新総合商社論

    伊藤忠商事が求める人材像

    ここからは、伊藤忠商事がどんな素養を持った学生を求めているかを考察してみましょう。

    伊藤忠商事のビジネスモデルを念頭におくと、伊藤忠商事が求めているのは以下の2つの素養を持った人材だと考えられます。

    ① 多様な関係者をまとめて課題を解決するリーダーシップ

    総合商社では多様な関係者をまとめ上げてビジネスを推進することが求められます。

    現状分析から取り組むべき課題を見つけ出し、それを解決するためにリーダーシップをとって関係者をまとめていくことになります(決して総合商社の権力が強いという意味ではなく、事業全体をうまく回す機能が求められるという意味です。)
    これには当然、あらゆる価値観を持った人々と信頼関係を築くことも含まれるでしょう。

    ② 新しい仕組みをつくり出す構想力・実現力

    新たなビジネスの仕組みをつくり出し、それを実現する力も求められるでしょう。

    何かと何かを結びつけて新規ビジネスをつくり出すことこそ、総合商社の本質的なバリューであると言えます。
    その際には、それに伴う困難を乗り越え、新しい仕組みを完成させるための実行力も求められることになるでしょう。

    +α:③チャレンジャー精神と結果主義精神

    上記2つとは別に、伊藤忠商事ならではの評価ポイントとして、チャレンジャー精神結果主義精神をアピールすることも高評価に繋がると考えられます。

    伊藤忠商事は、2016年度に純利益No.1を達成したとはいえ、企業としての規模や盤石さではまだまだ三菱商事には及ばないのが現状です。
    また、本体の社員数は三菱商事や三井物産の2/3程度であり、財閥系商社と比べて相対的に個人の裁量が大きくなる傾向にあるとも考察できます。

    こうしたポジションやカルチャーを踏まえると、強大なアセットを持たないなかで果敢にチャレンジしていく姿勢、徹底的に成果を追求していく姿勢なども評価されやすいと考えられるでしょう。

    (参考)「先決め採用」という選択肢
    伊藤忠商事は総合商社のなかで唯一、内定のタイミングで配属部署を確約する「カンパニー先決め採用」制度を導入しています。

    ふつう他商社ではいわゆる「背番号制」が敷かれており、基本的には一度配属された部門から異動することはできません。
    伊藤忠商事の「先決め採用」枠は、この「配属リスク」を回避できる選択肢であると言えます。

    実際、自分の研究内容を活かせる部門を希望する理系修士の学生などが「先決め枠」を利用して入社しています。
    伊藤忠商事の選考では、学生生活でつちかった専門性も武器のひとつになるかもしれません。

    伊藤忠商事の本選考フロー・採用数

    次に、伊藤忠商事の採用基本情報を確認します。

    本選考フロー

    年度により多少変化はしますが、概ね下記のようなフローで選考が行われます。

    エントリーシート・テストセンター
     ▼
    一次面接
     ▼
    二次選考(個人ワーク+GD+グループ面接)
     ▼
    最終面接
     ▼
    内々定

    各選考の対策方針については後ほどお伝えするので、ここでは各選考の概要を紹介します。
    (こちらも年度によって変化するので、下記のデータはご参考程度にお願いします。)

    ◆エントリーシート
    20〜50字程度の短い文字数で多くの設問が出されるのが特徴です。

    ◆一次面接
    面接官2名:学生2名の20分で行われます。
    非常に和やかな雰囲気で進んだという学生が多いようです。

    ◆二次選考
    ①個人ワーク
    ②GD
    ③グループ面接
    を一度に行います。

    ①個人ワーク
    200字程度の小論文を15分で記述します。
    時間は短いですが文字数も少ないので、その場で十分に対応できると思われます。

    ②GD
    学生4〜6人で行い、最後に代表者が結論を発表します。
    社員の方は2〜3人いますが議論に口出しはせず、学生の一挙手一投足を見守っているようです。

    ③グループ面接
    このグループ面接が鬼門と呼ばれています。
    社員2名:学生2名で行われます。オーソドックスな質問に加え、GDでの振る舞いについても質問されます。

    ◆最終面接
    社員3名:学生1名で行われます。
    今までの人生について質問されるようです。また志望動機について詳しく深掘りされた学生もいました。

    採用数

    伊藤忠商事は、総合職と事務職に分けて採用を行っています。

    就職四季報によると、過去3年の採用は下記のようになっています。

    男女比をみると男性の方が約8割を占めています。
    体育会系という社風からかもしれませんが、総合商社の中でも特に男性比率が高いです。

    こちらは男女・文理別の採用実績です。

    どの総合商社にも言えることですが、一定数理系・修士卒がいますが学部卒の文系が最も多く採用されています。

    伊藤忠商事のエントリーシート対策

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    photo by Chris Isherwood

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