【テレビ業界の働き方】職種別の仕事内容・スケジュールから業界研究のおすすめ本まで徹底解説
14,410 views
最終更新日:
記事公開日:2021年11月17日
テレビ業界にはさまざまな職種がありますが、具体的にどのような業務を行っているかまで深く理解している就活生は意外と少ないものです。
本記事では、職種ごとの仕事内容を詳しく解説します。具体的な業務を知ることは、自身の適性を見極め、説得力のある志望動機を作る第一歩になります。
就職活動に差をつけるなら今。unistyleに無料会員登録すると、「業界研究ガイド」をすぐにダウンロードできます。ダウンロードしてテレビ業界の基本知識を理解し、自信を持って選考に臨みましょう。
テレビ業界の主な職種と仕事内容一覧
テレビ業界の職種一覧は以下のとおりです。
本記事では、各職種について詳細に解説していきます。
制作職(プロデューサー・ディレクター・AD)

テレビ局の制作部門では、ディレクターやプロデューサーが指揮を取り、制作するスタッフを取り纏めます。
制作職:ディレクター
ディレクターは、テレビ番組の内容を制作する役職です。
主な仕事内容は、番組の企画会議への出席、制作予算の管理、出演者のキャスティングなど多岐にわたります。
ディレクターというのは番組制作における監督のような存在であり、企画から取材や撮影、編集、台本作成まで全ての業務に携わり、他のスタッフに対して指示を出します。
制作職:プロデューサー
ディレクターよりも総合的な監督の役割を果たす役職は「プロデューサー」と呼ばれ、ディレクターからキャリアアップすることもあります。
テレビ番組の最後に流れるクレジットでは「制作統括」とも書かれるように、番組制作の責任者であり、全ての決定権を持つ人のことです。
テレビ番組制作において企画・進行を行う職業です。
テレビディレクターが統括する現場を含む、番組全体の指揮を担当します。
AD
AD(アシスタントディレクター)は、ディレクターの指示のもとで、ロケの手配や台本の準備、出演者やスタッフとの連絡調整など、番組制作を支える幅広い業務を担う役職です。
地道な業務が多い一方、現場のあらゆる工程に関わることができるため、将来ディレクターやプロデューサーを目指すうえでの土台となる経験を積める役職だといえます。
編成職

編成職は、どの番組をどの時間帯に放送するかを決定する仕事です。視聴率のデータやターゲットとする視聴者層の生活サイクルを分析しながら、番組の放送順や時間帯を組み立てていきます。
制作職が「番組そのもの」をつくるのに対し、編成職は「番組と視聴者の接点」をデザインする役割を担っているといえます。他局の番組編成の動向を踏まえた戦略的な判断が求められる、局の経営戦略にも近い仕事です。
技術職(カメラマン・音響・照明・CGなど)
テレビ業界の技術スタッフは、専門的な機械と技術を用いて映像コンテンツの番組制作を行います。
- カメラマン
- 音響
- 照明
- CG
以上の部署が合わさって、技術職という一つの部署が出来上がっています。
本記事では、カメラマン、音響のスタッフについて詳細に紹介します。
カメラマン
カメラマンは技術スタッフの中でカメラを担当するスタッフです。
テレビで放送するための映像全般を撮影することが業務内容となっています。
ただ映像を撮るだけではなく、視聴者の見たい映像を制作するという点で、映像スタッフ以外との共同作業となっています。
音響
音響スタッフは、技術スタッフの中で音響にまつわる設備を担当するスタッフです。具体的な業務内容には、マイクで出演者の音声を録音することや、BGMの調整などが含まれます。
視聴者が快適に番組を見るためには、適切な効果音や気持ちを高揚させるBGM、なによりクリアな音声が必要になります。音響スタッフは、テレビ番組の音全体を司る影の立役者であるといえるでしょう。
アナウンサー職

テレビ業界の職種の中で最も花形と呼ばれているのがアナウンサーではないでしょうか。
アナウンサーは主にテレビ番組での報道を行い、裏方に徹するテレビスタッフのなかでほぼ唯一、視聴者に見られる存在です。
ディレクターの作成した原稿を読み上げることや、取材、番組の進行もアナウンサーの仕事です。
アナウンサーの中にはタレントのような人気を誇り、自分自身も番組の企画に参加するアナウンサーもいます。
営業職

テレビ業界の営業職はテレビ局のCM枠を販売するために顧客への営業を行います。
スポンサーのニーズに合わせて番組のセールスを提案し、番組の枠を販売するための交渉を行います。
営業職は、直接番組の制作に関わるわけではありませんが、テレビ局の経営に関わる重要な職種です。
テレビ業界の働き方は本当に激務?労働環境のリアル

華やかなイメージの一方で激務と言われがちなテレビ業界ですが、放送日程が固定され、発注時点で十分な製作期間を確保しにくいという構造的な要因があり、総務省も長時間労働が発生しやすい構造にあると認めています。
こうした状況を受け、総務省は放送局が製作会社やフリーランスに短納期発注や急な仕様変更を行わないこと、やむを得ず残業・休日出勤が発生する場合は追加コストを負担することを求めています。
ハラスメント対策では、2024年11月施行のフリーランス・事業者間取引適正化等法により、フリーランスへの業務委託時に相談体制の整備が発注者に義務付けられています。
外部スタッフも使えるハラスメント相談窓口の設置や、スタッフ・キャストを対象とした「リスペクトトレーニング」の実施といった取り組みが進んでいます。
出典総務省:放送コンテンツの制作取引適正化に関するガイドライン
テレビ業界の働き方に向いている人の適性と求められる能力

不規則な働き方やハードなスケジュールが多いテレビ業界で活躍するためには、どのような適性が求められるのでしょうか。
不測の事態を乗り切るタフさ(体力・精神力)
生放送や大型特番では、機材トラブルや出演者の急な変更など、予期せぬ事態が起こることも少なくありません。そうした状況でも冷静に対応し、放送を止めずにやり遂げる体力・精神力が求められます。
不規則な勤務時間のなかでも自分の体調を管理し、長期的にパフォーマンスを維持できるセルフマネジメント力も、テレビ業界で長く活躍するためには欠かせない資質だといえるでしょう。
多種多様なプロを巻き込むコミュニケーション能力
番組制作は、ディレクターやカメラマン、音響、出演者、スポンサー企業など、立場も専門性も異なる多くの人が関わって進むプロジェクトです。それぞれの役割を理解しながら、円滑に協力し合える関係を築くコミュニケーション能力が欠かせません。
自分の意見を主張するだけでなく、周囲を巻き込みながらチームとして一つの番組を作り上げていく姿勢が、テレビ業界で評価されるポイントの一つだといえるでしょう。
テレビ業界の業界研究・選考対策に深く役立つおすすめ本
全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方

『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』は、長年低迷していた日本テレビが、現在の視聴率三冠王者へと変貌を遂げた背景を描いた一冊です。テレビ局がどのような戦略で経営を立て直してきたのかを知ることができ、業界全体のビジネスモデルへの理解を深めるのに役立ちます。
就活でどうしても会いたいテレビ人24人へのOB・OG訪本

就活でどうしても会いたいテレビ人24人へのOB・OG訪本(マスナビBOOKS)
『就活でどうしても会いたいテレビ人24人へのOB・OG訪本』は、大ヒット番組を生み出したテレビ業界の著名人24人へのインタビューをまとめた一冊です。OB・OG訪問が難しい場合でも、現場で働く人たちのリアルな声から、働き方や仕事のやりがいをイメージができます。
本を通じて得た情報だけでなく、可能であればADの短期アルバイトなどを通じて実際の現場に触れてみることも、働き方のリアルを知るうえで有効な手段の一つです(要確認:競合記事の情報を参考にした一般的な業界研究手法として記載)。
まとめ

本記事では、テレビ業界の職種とそれぞれの仕事内容について紹介しました。
一見なんの関係もない職種同士でも、「視聴率を高めるにはどうすればよいか」という軸をもとに互いに協力しあっているということがわかるかと思います。
自分の志望する職種の仕事内容を理解し、志望動機や自己PRの質を高めましょう。





