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【業界研究|人材】人材業界のビジネスモデルって?業務内容とトピック

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    【業界研究|人材】人材業界のビジネスモデルって?業務内容とトピック

    掲載開始日:2018年12月26日
    最終更新日:2018年12月26日

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    「リクルートホールディングス」に代表される人材サービス業界。

    「リクナビ」や「マイナビ」といった求人サービスを運用するこの業界は、目下就活中の皆さんにとって切っても切り離せない業界であると言えるのではないでしょうか。

    人材業界というとやはり「ヒト」に関わる業界であると皆さん思い浮かべるのではないかと思います。勿論正解なのですが一口に「ヒト」と関わると言っても「ヒト」を紹介するのか、派遣するのか、はたまた「企業」を「ヒト」に紹介するのかによって関わり方は様々です。

    そのため、イメージのしやすさとは裏腹に業界理解の難易度の高い業界であると言えるでしょう。しかし、業界のビジネスモデルや業務内容を正確に把握する事で他の就活生と大きな差別化を図る事が出来ます。

    そこで、本記事では人材サービス業界の概要やビジネスモデル、今後注目すべきトピックなどを解説していきます。

    人材サービス業界の概要 

    人材業界の事業内容は大きく分けて4つあります。

    人材紹介求職者と求人者(企業)との仲介を行い、双方のマッチングを成功させる
    人材派遣自社で派遣登録している人を企業に人材派遣する
    求人広告企業の求人情報を自社メディアに掲載し、求職者に情報提供する
    人材コンサルティング企業の人事戦略や人事評価制度等に関するコンサルティングサービス

    4分野のいずれかを手掛ける会社もあれば4分野全てを担う会社もあります。リクルートグループやパソナグループ、パーソルキャリア(旧:インテリジェンス)などの大手企業は上記4分野を自社で手掛けています。

    主要会社

    人材紹介パーソルキャリアアデコエン・ジャパン
    人材派遣パソナパーソルテンプスタッフスタッフサービス
    求人広告リクルートキャリアマイナビIndeed Japan
    人材コンサルティングリンクアンドモチベーショングロービズ

    業界内では上記で挙げたリクルートグループが売上高、営業利益共に抜群で圧倒的なシェアを獲得しています。

    売上高順で見ていくと2位が「an」や「DODA」などのサービスを展開するパーソルホールディングス、3位がパソナグループです。

    また、上記の企業以外にも様々な領域でベンチャー企業が活躍しています。介護、医療分野に特化したエス・エム・エスや就職支援サイト「ハタラクティブ」を運営するレバレジーズ、そして弊社unistyleの親会社であるネオキャリアなどがあります。

    人材サービス業界の仕組み

     

    人材サービス業界における人材会社の収益源は上記図から以下の4つに分類する事が出来ます。

    求職者と求人者(企業)とのマッチングを成功させた際に求人者(企業)から支払われる成功報酬
    求人会社から支払われる報酬金と派遣社員に支払う給与の差額
    求人会社から支払われる広告掲載料金
    求人会社から支払われるコンサル料

    これらの収益を得る上でどのような業務があるのか人材業界のリーディングカンパニーであるリクルートキャリアを例に用いてみていきましょう。各企業毎に若干名称は異なりますが、一般的に人材業界特有の職種としてリクルーティングアドバイザー(RA)という法人営業職と、キャリアアドバイザー(CA)という個人転職者向け担当の2つの職種があります。

    新しい仕事を探す「個人(求職者)」と、人材を採用したいと考える「企業」とをつなぐエージェントサービス。その根幹は、キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーの連携です。キャリアアドバイザーは、面談・電話・メールなどで個人の転職活動をバックアップ。「どんな会社でどんな仕事がしたいか?」「どんな未来を歩んでいきたいか?」をともに考えることから始まり、求人情報の検索、応募書類へのアドバイスや面接対策も行います。リクルーティングアドバイザーは、企業経営者や人事担当者と打合せを重ねながら、「何のために採用活動を行うのか?」、「どんな人を採用すべきか?」を明らかにし、選考プロセスへのコンサルティングまで行っていきます。転職活動のプロであるキャリアアドバイザーが「個人」に寄り添い、採用活動のプロであるリクルーティングアドバイザーが「企業」に寄り添うことで、個人と企業、双方の願いや期待を叶える採用を実現していくのです。

    参考:リクルートキャリア 新卒採用ホームページ

    上記インタビュー記事に示されている通り、キャリアアドバイザーCA)は個人担当として求職者との面談を行います。キャリアカウンセリングを通して求人案件の案内や求人応募から内定後のフォローまで一貫して行います。

    リクルーティングアドバイザーRA)は法人担当として、企業経営者や人事担当者との話し合いを通じて経営や採用、人事に関する課題をヒアリングし、人材採用や人事育成についてのソリューションを提供していきます。

    キャリアアドバイザー(CA)

    現在、私は毎月20名ほどの方と面談し、一人ひとりに寄り添いながら転職のサポートをしています。1年間で数百を超える人生の転機に触れる。それはキャリアアドバイザーにとって大きなやりがいであると同時に、責任の重さを感じる数字でもあります。順風満帆なキャリアを歩んできた人にとっても、挫折を味わった人にとっても、転職が大きなターニングポイントであることに違いはありません。「人生を変えたい」「環境を変えたい」という想いに私は全力で応えたいですし、一人ひとりの人生の1ページに“高木”という名前が良い記憶として残る仕事をしていきたい。私が大切にしている“高木式面談3原則”は、「褒める」「勇気づける」「共感する」。自分自身もそうでしたが、転職のときは誰しもが不安で、内定が得られないたびに否定されているような気持ちになります。だからこそ、たった2時間、たった一度の面談であったとしても「私にもこんな強みがあったんですね」「自分の次の可能性が見えました」と笑顔で帰宅してほしい。どんな失敗も挫折も、必ず人生の糧になる。ご本人では気付きにくいことでも、私たちが“その人らしさ”を掘りさげることで、他の人にはない“強み”を必ず再発見できる。少なくとも私は、そう信じています。 

    参考:リクルートキャリア 新卒採用ホームページ

    キャリアアドバイザーは電話、もしくは対面で求職者と面談を行います。

    新卒ならば就職、中途ならば転職に関わる相談事であるため、事の次第によっては求職者の人生を大きく左右しかねません。円滑に面談を進めるため、まず求職者と信頼関係を構築する事が必要です。

    また、上記インタビューでも述べられているように顕在的なニーズや強みだけでなく求職者も気づいていない潜在的なものを掘り起こしていく事が求められるでしょう。求職者にマッチした企業を提案する力だけではなく、求職者の人柄・価値観への理解を深める事の出来る傾聴力も重要な資質になります。

    また、1人のキャリアアドバイザーが複数の求職者を担当するため、複数の業務を同時並行でこなせる事務処理能力の高さも求められるでしょう。

    リクルーティングアドバイザー(RA)

    入社1年目のある日、私はあるクライアントに新規開拓営業のための電話をかけました。食品を自宅配送するサービスで成長しているA社。同社が抱えていた課題は、宅配ドライバーの採用難。世の中では「長時間労働で、体力的にもキツい」「孤独な仕事」といったイメージが先行し、ドライバーはいわゆる不人気職種に。私は『リクナビNEXT』で公募する機会をいただけないか提案しました。しかし、「ドライバー採用には困っていますが、リクナビNEXTでは難しいと思っています」そう言われてしまったのです。その言葉を聞いて、私の心に火が着きました。「必ず成功する道を見つけますから、改めてご提案させてください」と約束しました。

    当時の『リクナビNEXT』は営業・事務系職種の掲載が多く、ドライバーの採用成功事例は非常に少なかった。[リクナビNEXTでドライバー採用は無理という先入観]→[ドライバー募集原稿の減少]→[ドライバー採用の成功事例も減少]というサイクルが生まれてしまっていたのです。でも私は、諦めることなどできませんでした。ヒントを探し続け、ようやく見つけた一筋の光。A社と同じく宅配ドライバー募集の成功事例があるという話を聞きつけました。担当していたのは別拠点で働く先輩でしたが、快く話を聞かせてくれることに。ターゲット設定の工夫、原稿制作のポイント、企画のコツなど根ほり葉ほり質問をぶつけました。ドライバー募集成功の鍵をいくつも携え、満を持してA社へ。いただいたのは、「一度、リクナビNEXTでチャレンジしてみましょう」という言葉でした。そして原稿作成のため、現場で働くドライバーの方々へ取材させていただくことに。実際に働く人たちと会って話を聞き、職場をこの目で見ると、私も知らなかった数多くの魅力を発見することができました。社員のみなさんが本当にいきいきと働き、笑いのたえない職場だということ。がんばった分だけ会社から的確に評価されること。休日は確実に取得でき、家族との時間も十分にとれること。コミュニケーション力のある営業経験者が活躍できる仕事でもあること・・・etc. そうした魅力をドライバー未経験者に向けて伝える原稿を制作し掲載。そして、ドライバー募集としては異例の応募者数があり、採用成功を導くことができました。

    参考:リクルートキャリア 採用ホームページ

    上記で挙げたCAと同様の資質を当然RAにも求められます。ただ企業の要求に応えるだけでなく、企業側も気づいていない経営課題や求められる人材像を理解、提案する事が必要です。

    そのためにも高い業界・企業理解が必須でしょう。あらゆる業種の企業を顧客とするため、膨大な知識量が必要となりますが、様々な業界・企業と接点が持てる点は人材業界の魅力の1つと言えるのではないでしょうか。

    その他、求められる資質として意外にも文章力があります。参考記事文末に述べられているように求人広告を作成するのもRAの業務の1つです。より多く、質の高い学生をキャッチするためにも魅力的な原稿を作成しなければなりません。

    人材サービス業界のトピック

    HRTechの普及

    HRTechとは、HR(Human Resource:人材)× Technologyの造語です。採用や人材育成、人事評価などの人事業務においてビッグデータやAIなどの最新テクノロジーを活用する事で業務効率化や質向上をに貢献するサービスです。

    このHRTechが大きな注目を集めていますが、HRTechが期待される要因として2点あります。

    1点目が将来予想される労働人口減少への対応策です。2016年の労働力人口は6648万人ですが、2065年には4000万人弱にまで減少すると言われています。そのため、労働効率を向上させ一人一人の生産性を上昇させる事が期待されています。

    2点目が企業の競争資源である「人材」の活躍を引き出す事です。従来の人事・採用戦略ではある意味曖昧な人間の感覚で誰を採用するか、どの部署に配属するか決定しており、適材適所とは言えない事もあったと思います。しかし、HRTechを活用し定量的・具体的なデータを用いる事で学生や社員の評価制度を明確化したり、モチベーションの推移を可視化する事が出来るでしょう。そうする事でより「人材」が有意義に働ける環境を作る事が期待されます。

    人材会社もこのHRTechを用いる事で企業に提案する人事・採用戦略の幅・質も向上する筈です。

    一例として弊社Unistyleの親会社であるネオキャリア2016年1月にリリースした労務管理システム「Jinjer」が挙げられます。労務データの一括管理だけでなく、従業員のモチベーション管理・解析なども可能にしており人事領域を横断的に行う事の出来るツールです。

    今後も人材会社を始めとする様々な業種の企業がこのHRTechをキーワードに新しいサービスを発信していくでしょう。

    オリンピック後の変化

    現在、人材業界の市場規模は年々大きくなっています。大きな要因として①東京オリンピックバブル②「転職意識」の高まりの2つが挙げられます。

    2020年に開催される東京オリンピックに向け多くの企業、特に建設業は急ピッチで労働人材を集めています。そのため、紹介や派遣を通して人材の供給源となる人材サービス会社の需要が今高まっています。

    また、近年「第二新卒」という言葉が生まれ、新卒で入社した人の3年以内の離職率が30%というデータが示している様に、転職市場が非常に活発化しています。独力で転職先を見つける人もいますが、多くの方はエージェントや求人媒体を使いますので、人材業界にとっては大きな波が来ていると言えるでしょう。

    成長傾向にある人材業界ですが、景気の受けやすい業界でもあるため2020年の東京オリンピック後を心配する声もあります。オリンピックに向け投資をしていた企業が終了後には投資を縮小し、景気が変動、恐らく悪くなるのではとは前々から懸念されていますが、人材業界も例外なくその煽りを受けるでしょう。もし求職人材の需要が供給を下回った場合、厳しい状況に置かれる事が予想されます。

    また、国内人口減少による市場縮小といった影響にも対応しなければなりません。そのためにも、海外進出や事業の多角化、もしくはビジネスモデルの根本的な変革が人材サービス会社には今後求められるでしょう。

    最後に

    本記事では人材業界について解説しました。「リクナビ」や「タウンワーク」などの媒体を通して比較的日常生活で関わる事の多い業界ですが、具体的な業務や業界の仕組みについて意外と知らなかった学生も多いのではないでしょうか。

    人材業界の営業というと「新規開拓がキツイ」「残業時間が長い」といったように「激務」だとイメージされる事もあるかと思います。そのため、もしかしたら本記事を読んで下さった学生の中にも現時点で人材業界を敬遠している方がいるかもしれません。しかし「ヒト」の一生を左右するような決断に携わる事が出来、「ヒト」と「企業」双方のハッピーを叶える事が出来る非常にやりがいのある業界であると言えるでしょう。

    記事内で人材業界で求められるであろう資質について言及しましたので、それに合致する強みを持つ学生は是非チャレンジしてみて下さい。

    unistyleでは人材業界の各社の内定者の過去ESや選考レポートなどをまとめていますので、そちらも是非活用してみて下さい。

    unistyle編集部では、就活生に納得のいく就職活動をしてもらうための情報発信を行っています。
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