インプット・アウトプットの橋渡し。就活で意識すべき "スループット" 論とは

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最終更新日:2024年10月23日

インプット・アウトプットの橋渡し。就活で意識すべき "スループット" 論とは

小中高大と学校に通い、学位記を手に入れ、企業に就職する。そんな(少なくとも今では)一般的な流れの中で、 多くの人にとって避けては通れない、受験勉強・就職活動。

「部活と勉強」「受験と就活」といった経験者が多いものについては、その共通点や比較がしばしばなされます。

例えば、「受験に答えはあるが、就活には答えがない」。本当にそうでしょうか?こういった複数の事象から共通項を導き出すことは、自身の見識を広げるうえで重要な思考法です。

以上を踏まえ今回は、就職活動と受験勉強を軸に置きながら、「スループット」という言葉をキーワードに、就職活動で意識すべき「学び方」について精査していきます。

本選考とインターンの締め切り情報

インプット・スループット・アウトプットの語義と関係性 

就活生に限らず、「インプット」「アウトプット」という言葉は多くの方が認知し、使用したことがあるでしょう。

両者の語義は「入力」「出力」であり、主に情報処理の分野での試験(ホワイトボックス・ブラックボックステストのような話です)に関連して用いられています。今では同分野に限らず、

・何らかの情報を得ることを「インプット」
・何らかの情報を(ある成果物として)出すことを「アウトプット」

のような形で一般的に定義されてます。

「インプット」→(したものを)→「アウトプット」する。
一見単純な図式に思われますが、最近ではこの間を繋ぐ言葉として「スループット」という概念が注目されています。

 

この図のように、スループットとは「インプットしたものを自分の脳内で咀嚼し、効果的なアウトプットに繋げるための過程」と定義づけることができます。

よく「アウトプットを前提としたインプットをしなさい」という指摘がありますが、この場合のインプットとは、スループットの概念も含むものということが読み取れるでしょう。

自己分析では、インプットと同程度にアウトプットも大事です。インターンの面接はアウトプットの場として最適であった上に、面接の振り返りをすることで自己理解も深められると考えました。インプットはアウトプットを想定して行うべき、とよく言われますが、まさにその通りで、実際に面接で深掘りされ、答えに窮した質問に関しては、面接後に考え直すということを繰り返し行うことで、自己分析に関しても深まっていったと考えています。

余談ですが、このスループットについても、元は情報処理の分野に起源があるとされています(情報の「処理」自体がこれに近しいものになります)。皆さんが月末になると携帯電話の通信制限に焦慮するのも、実はデータ処理上のスループットに問題があることが要因の一つになります。

※以下では、この「インプット」「アウトプット」「スループット」の3つを合わせて、便宜上 "3プット(スリープット)"と呼ぶことにします。

受験勉強・就職活動における ”3プット” とは

就職活動におけるインプットと言えば、自己分析・業界研究、就活テクニックの習得で、アウトプットと言えば、OB訪問で自分の意見を述べる、エントリーシートを書いて添削してもらう、模擬を含めた面接を受けるなどです。

例えばWebテストでも書籍を用いた学習はインプットですし、"捨て駒"の企業のアカウントで実際に受験しにいくのはアウトプットに当たります。先ほど紹介した「【20卒必見】19卒内定者が教えるアウトプットを前提とした自己分析法|「結果」より「過程」重視の自己分析を」にもあったように、一見典型的なインプットに思われる自己分析も、アウトプットを通してその効果を高めることが必要です。

すなわち、基本的に一つのフェーズではインプット・アウトプット双方の側面があり、就職活動はこの両者をかけ合わせて進めていくことになります。

一方受験勉強についてはしばしばインプットの世界と言われますが、実際にはこちらもインプットとアウトプットのかけ合わせで成果を出していくものと言えるでしょう。

例えば数学では公式を覚えれば覚えた分だけ点数が取れるわけではなく、演習問題を解くというアウトプットの過程を通して、他の問題でも活用しうる知識として変換していく過程が必要になります。このように、「わかる」と「できる」の間を埋めることがスループットと言えるのかもしれません。

エントリーシート(ES)を「パクる」ために必要なスループット

評価された先人たちがなぜ評価されたのか参考にする中で、自分なりのアレンジを加えてより良いものを志向してもらいたいと思います。

上記エントリーでも述べましたが、評価されるESを書き上げるうえではまず過去に実際評価されたESを読み込むことを出発点とするのが効果的です。その際、出来るだけ自分に近いスペック(=あなたを構成する外的要因全て。この場合は特に学歴や学生時代の経験等)の内定者のものを参考にするとよいでしょう。

では、過去の内定者のESを「読め」ばそれでいいのか。「読め」ば「書け」、それが評価されるものに仕上がるのか。

・【インプット】過去の内定者のESを読み込む

・【スループット】「読む」「書く」の橋渡しとしての

・【アウトプット】企業に評価されるESが書ける

この両者の乖離を埋める過程こそがスループットに当たります。

すなわち、「内定者ESに共通する要素は何か」「なぜそれらが当該企業で評価されたのか」「現状の自分のESには何が足りないのか」...

こういった部分を考え、解を導くことで初めて効果的なアウトプットに結びつくことを認識していただければと思います。

就職活動で有意義な3プットをするためのステップ

ここまでの内容から、インプット→アウトプットの流れの中でスループットがどのように機能しているか・なぜスループットが必要になるのかは理解していただけたかと思います。

以降は、就職活動においてこの3プットをどのように意識し、内定獲得へ結び付けていけばよいかを簡単にご説明します。

3ステップ|その1:インプット

先ほど触れた「大学の勉強ばかりしても就職活動で評価されない理由 :インプット重視の学生とアウトプット重視のビジネス」の記事にもあったように、インプットは「インプットしかしてない」状況が批判されがちなことから、何となくこれに注力するのがよろしくないかのような風潮が少なからずあると思っています。インプットは順番的にも初期の段階であるため、英単語帳の学習をしていたりWebテストの勉強をしているのが何となく遅れていてダサいと感じる声も耳にしたことがあります。

しかし、あくまで意味がないのはインプット「しか」していない場合の話であり、3プットの出発点としてインプットの立ち位置を正しく把握するべきだと思っています。

「Googleがあるからインプットに差はつかない」は本当か

この手の話をすると、
「今やGoogleを始めとした検索サイト・Webサイトの存在によって、誰もが平等に多くの情報を得ることができる時代になっている。これだけ情報がオープンな時代において、知識を得るインプットでは差がつくことがない」
といった考え方をしばしば耳にします。果たしてこれは正しいと言えるでしょうか。

確かに、一般人でも触れることができる情報量がここ十数年で飛躍的に増したことは紛れもない事実でしょう。しかしこの場合、情報量だけでなく「情報の種類・質」、すなわち「どんな情報をインプットするのか」によりインプットの成果に十分差がつくものだと思っています。

また、そもそもGoogleのような検索サイトの存在があっても、近年の学生は「ググり力」に欠ける方が多い印象があります。例えば、商社の企業研究しようと思っていても、どのように検索すればいいかわからず、「商社 企業研究」の検索で止まってしまい、「商社 ビジネスモデル」「商社 仕事内容」と派生してググることができないケースが多々あります。テクノロジーの発展に伴い、ググらなくても、欲しい情報が自分のもとに手に入ってしまう時代になってしまったためです。

就職活動で欲しい情報に対して、適切な検索ワードからあるべき情報を導けるか。そして、そもそもそれらの情報は正しいものと言えるのか。誰もそれを保証してくれはしません。

就職活動の情報を提供するWebメディアの一つであるunistyleでは、1,300以上の記事・23,000以上のES・選考レポートで皆さんに有用なテクニックや考え方をご提示しています。まずは以下のまとめを参照することで効率的なインプットの入り口として活用いただければと思います。

▼「まずは読むべき」記事についてはこちら▼
参考:就活の始め方【読まずには始めたらもったいない!unistyle就活記事33選】

3ステップ|その2:スループット 

さて、次にインプットして得た情報を脳内で咀嚼するわけですが、この際意識しておくべきは、「咀嚼の論点」です。

就職活動におけるスループットの重要な論点の一つに「抽象化」があります。

この記事に書かれている通り、実体験→抽象化→他への還元といった流れで進むのが就職活動で整理しておくべき思考の流れになります。すなわち、具体→抽象→具体で応用性を高めることが肝心です。 

留学中にインターンシップをしたことがある。理由は、「地球人として世界で活躍したい」と思っていたからだ。しかし現地は外国人に求人はなかった。日本進出に精力的な企業があると知った時、そこで働く機会を得るために自分は何が出来るか必死に考えた。そして、アイデアを考えて、「どうしてもお話したい事があるので時間をもらえないか」とオーナーの元を訪れ、自らプレゼンテーションした。その結果、提案内容と英語でのコミュニケーション力が決め手に採用が決まり、インターンシップの機会を創るという目標を達成した。従って私は、何事にも自ら行動を起こして、新しいステップを切り開くよう努めている。

参考:富士通 【内定】エントリーシート(wishコース)(営業)

例えば、こちらの富士通内定者の学生時代頑張ったことから、どのような人柄・素養が読み取れるでしょうか。何が評価されて内定に結びついたのでしょうか。

・留学先で適切なコミュニケーションが取れるほどの英語力
・海外でインターンに参加したという事実
・インターンの採用に結びつけたプレゼンテーション力

このように、エントリーシートに書かれた文言をそのまま抽出し、それが評価されたと判断するだけでは、インプット=事実の抽出止まりで効果的なアウトプットへ繋げることはできていません。

抽象化が全くできていないと、極論「海外でインターンシップをするためにオーナーにプレゼンテーションして参加を勝ち取った」という同一の経験をしていないと参考材料にならないことになります。

今回の場合、
・「これまで経験したことのないような環境下でも臆せず現状を打破できる程の行動力」
・「価値観や立場の異なる人に対しても自らの考えを共有し、周囲を巻き込める力」
辺りが評価されたとスループットによって考えることができるでしょう。

こうすることで、例えば「価値観や立場の異なる人」について「国籍」に限らず「上級生と下級生」「競技者とイベンター」「正社員とアルバイト」といった形で、ゼミ・サークル・アルバイトのような身近な経験の場合でも応用することができます。

まとめると、「何を知り」の次の「何を考え」の部分として抽象化を行い、自分自身の就活に還元することが、3ステップの2段階目になります。

3ステップ|その3:アウトプット

本記事はスループットをテーマにしたコラムになりますので、アウトプットの詳しい手法やテクニックについては過去記事に譲りますが、就職活動における一番のアウトプットは実際に企業の選考を受けてみることであるとunistyleでは何度もお伝えしています。

●ESのアウトプット
当然ですが、ESはGD・面接とは異なり「選考に参加したときのフィードバック」をその場で得ることはできません(参加したとき=ESを書いているときとしています)。

今やunistyleを始めとした各種メディアでインターン・本選考の過去ESを自由に閲覧することができる時代。実際に選考会場に行かずとも練習できるフローであるため、先輩からの添削やOB訪問で社員から意見を求めるなどして適宜アウトプットできる点は他にはない大きな特徴でしょう。

添削をするのであれば添削者と依頼者の間で目的意識を共有させること・OB訪問では事前に後の選考に結びつく質問を用意しておくことなど、効果を発揮するために最低限守るべき事項については認識すべきです。


●面接のアウトプット
一方面接は、キャリアセンターや友人同士などで模擬面接を実施することはできるにせよ、基本的には実際に選考会場へ足を運んで受験することが基本となります。

面接選考に向けての大前提として、
①考えてないことは書けも話せもしない
②書けないことは話せない
③面接は ESの内容を基にして進行することが多い


の 3 点は抑えておくべきでしょう。

上記記事でも述べましたが、面接は面接官の問いに回答する口頭試問試験などではなく、面接官ー就活生のコミュニケーションの場です。

よく、「面接は慣れだよ」と単純に場数を踏むことをよしとするアドバイスは多い気がしていますが、「慣れ」の効果には
①面接という”雰囲気”に慣れる
②自身の深堀りされるパターンを知ることが出来る

の2点があります。①は結局「緊張が抑えられる」みたいな話であり、②の演習効果の方がよっぽど重要です。

面接経験を数多く積んだ学生からは、「以前受けた別企業の面接とほとんど同じ内容で面接が進んだ」「話の展開でだいたい次にくる質問が予想できるようになった」など、ある種の境地に達したとも言える報告が度々なされています。

質問を予想することに本質があるわけではありませんが、ESを執筆・添削の段階で思考を整理→実際の面接選考で深堀りパターンを知るという形が、アウトプットとして効果的なサイクルです。

面接に「慣れ」ることは今後どういった「準備」をすべきかを考えるうえで参考になることも多いため、アウトプットを次のインプット/スループットに還元するという意味でも、業界問わず積極的に企業の選考に参加する気概を持っていただければと思います。

スループットはこれからますます求められる時代になってくる

さて、ここまでの内容で就職活動におけるスループットの重要性について把握していただけたかと思いますが、何もスループットは内定獲得のためのツールやテクニックのためだけに存在するものではありません。

スループットは内定獲得に効力を発揮するだけでなく、実際に社会に出て働くことになっても役に立つ考え方だと思っています。

「予測不能」の時代。そこで価値を生み出す "スループット"

これからの時代、活躍できる人材とは。|パーソルキャリア 佐藤裕|unistyleインタビュー」でも紹介しましたが、あらゆる科学技術が急速に発達し「予測不能」の時代とも言われる昨今。上司から言われた仕事を言われた通りにこなすだけでは個人も企業も生き残ることは難しいと常々指摘されています。(もちろん指示通りに動くこと自体簡単な話ではなく、特に新人のうちはまずはこのレベルに至ることが求められるわけですが)

・レベル1:言われたこと・守るべきことをこなす 
・レベル2:与えられた枠組みの中で成果を出す 
・レベル3:既存の枠組みを超えて組織や会社のための提案を実現する 

参考:ビジネスマンの3段階のレベルから考える自己PRで伝えるべきこと

すなわち、これまでの経験や既存の考え方で通用しない事柄が増加するため、この記事の言う「何かを生み出せる人」が活躍する世の中へと推移していくことが想定されているわけです。

「何かを生み出す」と言えば、多くの方が思い浮かべるのが自ら事業を興す「起業」でしょう。起業と言われると、何だか意識が高いイメージや常人にはない並外れた発想力から事業を生み出しているイメージを持たれる方は多い気がしています。

しかし、何も起業とは自分以外がアクセスできないようなオリジナル情報を手に入れ(=インプットし)ることでなされるものではありません。先述した「グーグルで何でも情報収集できる時代」である以上、元々インプットするのは基本的にそれらの「既にある」情報に過ぎず、それらを精査し、掛け合わせることで「何か」は生み出される性質が強いと言えます。

この、「既にある情報の精査と掛け合わせ」こそが正にスループットであり、これからの時代に求められる素養の一つに含まれることは納得できるでしょう。

 

"主体性" は確かに重要だが、ある種前提に過ぎないのかもしれない 

これからの時代、活躍できる人材とは。|パーソルキャリア 佐藤裕|unistyleインタビュー」の記事では「何かを生み出すため」のベースの一つとして "主体性" がキーワードとして挙げられていました。

今後求められる人材として、

・(意欲的なという意味での)主体性
・(やり抜く力としての)主体性
の2点をキーワードとして上げました。

参考:”VUCA”からみる、これから求められる人材像とは?

一方、 "VUCA" という概念について述べたこちらの記事でも、企業が求める人物像として主体性が挙げられるという記述がなされています。

しかし、上記定義をそのまま読み取れば、「モチベーション高く働く」「最後までやり抜く」というのはビジネスパーソンとしてはある程度当たり前(ダラダラ働いていたり途中で投げ出す方が逆に問題)にクリアすべきレベルではないでしょうか。

※この場合の「モチベーション高く」とは、「仕事自体を楽しめているか」といった意味ではなく、(仕事を仕事として割り切ったとしても)、生産性高く・或いは高い成果が上がるよう行動しているかという意味を差します。

主体性はあくまで「意欲的」「あきらめない」といったマインドの問題だけではなく、「当事者意識を持ち、自らで考え、行動する」という行動の形でアウトプットまでが求められる素養です。

そのアウトプットをより効果的にするために、スループットが存在していること。あくまでやる気は前提に、「主体性」や「スループット」とは何か・それがなぜ求められているのか。unistyleではそのヒントとなるコンテンツを数多く掲載しています。

自分の身近な組織とも照らし合わせながら、  「あなたなりの『なに』『なぜ』」をスループットで導きだし、今後の選考にも活かしていただければ思います。

 

 

 

最後に

本記事の内容を一文でまとめると以下のようになります。

「インプット→スループット→アウトプットのサイクルを正しく回すことは、就職活動・あるいはその先のビジネスの現場でも効果が期待できる。

最後までスループット論についてあれこれ述べてきましたが、本記事は何か特別な新しい考え方を身につけるべきといった話ではなく、スループットはあくまで皆さんの日常でも少なからず実行されているものだと思っています。

まずは就職活動やビジネスの現場といった難しい話ではなく、皆さんの日常や所属するコミュニティーで、スループットの考え方がどう活用され得るのかについて思案してみるといいかもしれません。

さて、本記事をインプットした皆さんは、これをどうスループット・アウトプットしていくのでしょうか。

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飛行機・映画・3食タダ!?就活生よ、社員割引を侮るなかれ。 飛行機・映画・3食タダ!?就活生よ、社員割引を侮るなかれ。 こんにちは。Unistyle編集部のせいちゃんです。多くの企業は社員が快適に働けるように「福利厚生」を整えています。その種類は様々で、従業員ならではの価格で商品を購入できたり、サービスを利用できたりします。今回は「羨ましい!」と思ってしまうような社員割引の福利厚生がある企業をまとめました。そもそも福利厚生とは福利厚生とは、企業が従業員に対して通常の賃金・給与にプラスして支給する非金銭報酬を意味します。福利厚生を会社が設ける目的は時代と共に変化しています。戦後すぐは労働力確保のために環境を整える目的でした。その後、働き方の多様性に対応するため、そして近年は人材確保のために社員の生活と仕事の質の向上を目的にして、ユニークな福利厚生が目立つようになってきました。その中でも、従業員の社員割引がある会社は多くあります。例えば、販売している商品やサービスが割引になるものや、従業員の食事が割引になるものなどがあります。自分自身のタイプに合わせて、福利厚生を選ぶことも入社後の生活を充実させる上で重要になります。それでは、見ていきましょう。ここが弊社の良いトコロ!社員割引(商品編)株式会社オリエンタルランドパーク入場割引|無料でパークに入れる“キャストトレーディングパスポート”を年に2回、1人4枚支給グッズ割引有り合同会社ユー・エス・ジェイパーク入場割引|無料チケット支給・割引制度有りDVDレンタル|社内でパークに関連する映画を無料でレンタル株式会社ファーストリテイリング商品割引|30%アイア株式会社COCODEAL|(正)50%洋服50%・小物20%株式会社ワコールAMPHI|30%株式会社ベイクルーズJOURNALSTANDARD|オリジナル商品60%セレクト商品40%株式会社ゾフ(Zoff)商品割引|30%日産自動車株式会社10~20%(人気の車種は社割なし)イオンリテール株式会社5~10%(お客様感謝デーと併用することで10%~15%)ソフトバンク株式会社携帯料金|無料ポイント:販売件数やお客さま満足度など、日々の実績がポイントとして付与され、貯まったポイントと好きな賞品を交換できる社員割引(サービス編)JR東日本新幹線を含む特急割引|50%運賃(職務Suica支給)|100%日本航空株式会社(JAL)回数制限有りの割引|90%*適用範囲は配偶者または1親等・当日に飛行機の席に着いていても、駆け込み客がいれば降ろされる。全日本空輸株式会社(ANA)回数制限有りの割引|①50%off(国内20区間)②100%off(国内20区間)②海外2往復(数万円負担)東宝株式会社映画料金|社員証を持参すれば無料JTB旅行料金|5~10%社員食堂編GoogleJapan食事補助|無料で3食提供GMOインターネット株式会社食事補助|24時間無料楽天株式会社食事補助|無料で3食提供*有志の社員が運営その他歯科医院保険が利くものは無料。保険外のものは材料費と技工代(技術料)家電メーカー社割は存在するが、価格比較サイトで見つけた方が安いことが多々ある。ウェディング結婚式の割引約20%*企業や団体によってばらつきがあります。まとめ社員としてお得な割引があるのは嬉しいですよね。ただ、福利厚生だけを企業選びの軸にしてしまうことは、非常に危険です。なぜなら本業は仕事であり、仕事を快適に行うための福利厚生であるからです。また、福利厚生は年々変化しているので、それを目当てに入社してもその時に存在するという確証はありません。入社の「決め手」にするのではなく、一つの基準としてチェックしてみてください。福利厚生は今回紹介したような割引以外にも多くあります。以前変わった福利厚生を取り上げた記事を執筆していますのでそちらもご覧ください。【参考記事】著者:せいちゃん恋愛コンテンツクリエイターとしてnote、Twitterを中心に毎日発信しています。【「愛してると言えるようになるまで」|Twitter@あんず飴】もっと多くの人が「なりたい自分」になる背中を押すために就活についての執筆もしています。【就活生以外の皆さまに読んでほしい就活日記】平成が終わる前に自著を出版することが目標。 43,233 views
元新卒採用担当が見た、絶対に就活に落ちる学生の行動 元新卒採用担当が見た、絶対に就活に落ちる学生の行動 この記事を見ているということは、おそらくこれから就活の選考をひかえている、もしくは既に一度選考に落ちた方だと思います。「エントリーシートや面接では採用側から何を見られているのだろう?」「面接では何をアピールすればいいかな」「この間落ちた理由はなんだろう?」わからないことがあると、とにかく不安で仕方ないですよね。そんな貴方に朗報です。この記事では元新卒採用担当である筆者が、「選考で落ちないようにするには何に気を付けたらいいか」を自らの経験をもとに解説していきます!こんな方にオススメ・これから選考を受ける予定の学生・既に選考を受け、落ちた学生本記事の構成筆者のプロフィール元新卒採用担当が出会った「誰が見ても落ちる学生」5選企業が求める採用したい学生とは各選考で採用側が見ていることこれをやったら落ちる!一発NGな行動まとめ筆者のプロフィール・性別:女・前職:新卒採用担当。ベンチャー気質な企業で営業職の採用担当をしていました。・現在:unistyleライター。前職での経験を活かして就活についての情報をお届けしています。元新卒採用担当が出会った「誰が見ても落ちる学生」5選大前提、これをすれば必ず受かるという方法はありません。企業によって、どのような特性を持った学生が欲しいかも違いますし採用担当によっても判断基準は異なるからです。しかし、これをやってしまったら必ず落ちるという特徴は存在します。その特徴を以下にまとめます。質問の回答になっていない出来事やステータスだけを話し、自分の考えはアピールしない相手の表情や反応を見ずに自分の意見を突き通す本当に興味ある?質問すらしないESがしわくちゃ!読めない上記各項目について詳しく紹介していきます。質問の回答になっていない面接官からの質問に対しての回答になっていない学生は思った以上に多かったです。例えば、面接官が「ゼミでは何を学んでいるのですか」という質問をしたのに対して、「私のゼミは倍率が高く入るのにとても苦労しました!」等・・・・このパターンの学生は、質問内容から頭の中で連想をしてしまいアピールポイントを先に話してしまっているのだと思われます。ある意味頭の回転が速いとも言えるのでしょうが、この場合面接官が知りたいのはゼミの倍率でもなければ頭の回転の速さでもありません。質問に沿った回答ができないと当然面接官からの印象はよくないです。出来事やステータスだけを話し、自分の考えはアピールしないこれもとても多かったです。高学歴で、部活やサークルのリーダーポジションにいて、スポーツが強くて、資格をたくさん持っていて・・・たしかに素晴らしいのですが、それだけを話しても面接官の心には響きません。何故なら、面接とは相手の内面を見るために実施しています。経歴や資格、実績は履歴書だけでもわかります。面接官はその学生がどのように考えながらその目標に向かって努力をしたのか。その過程で何を乗り越えたのか、等の過程の部分を知りたいのです。実績を語った後に面接官から深堀をされて黙ってしまったり薄い内容で回答した学生は落とされてしまっていました。相手の表情や反応を見ずに自分の意見を突き通す「熱量あります!やる気あります!私はこんなにすごい学生です!自信あります!」と、猛烈なアピールをしてくれる学生もいました。自信があることも熱量をもって選考を受けてくれることも企業側としてはとてもありがたかったですが、面接の最後の質疑応答時間を当初予定の30分ほどオーバーして彼は同じ発言を繰り返していました。そしてそのアピール内容もとにかく抽象的で勢いで熱をぶつけてくるだけでした。「私なら御社の営業マントップを狙えます!私はすごいんで!!!!」個人的に根拠のない自信はとても大事だとは思っていますが、面接でのアピールは具体性もとても重要です。本当に興味ある?質問すらしない反対に、熱量が全く感じられない学生もいました。面接の回答もスムーズ。ただ話が広がらない。面接官が質問したら最低限聞かれたことしか答えない。例えば「大学では何を学んでいるのですか」に対して「経営学です」のみの回答。もちろん聞かれていないことを答えすぎても良くないのですが、「経営学を専攻しています。現在の企業における最適な人的資源管理についてを研究するゼミに所属しています」くらいは欲しいです。最後の質疑応答でも質問せず、本来面接時間を1時間設けていましたが15分ほどで終了。速攻不合格判定を出されていました。ESがしわくちゃ!読めない信じられないですけど本当にいました。一体なにがあったの?!というくらい、しわくちゃなESを提出してきた学生。程度でいうと、一度丸めたあとにキャッチボールでもしてから広げたんか・・?ってレベルです。当然文字は霞んで読みにくいですし、汚れも目立ちました。証明写真だけはきれいだったので丸めた後に貼ったのかな。ESで落とすということは本来していませんでしたがあまりに印象が悪く、面接官は面接前からやる気をなくし、その学生は当然不合格となりました。企業が求める採用したい学生とはでは、企業が採用したい学生とはいったいどんな学生なのでしょうか。その特徴を以下にまとめ、詳しく説明していきます。募集職種において成果を出せそうな学生一緒に働きたいと思える学生社外への印象がよさそうな学生募集職種において成果を出せそうな学生特技や強みの内容が応募した職種に活かせそうな内容だとポイントが高いです。集中力があり細かい作業が得意なら事務職とか、向上心がありコミュニケーション能力が高いなら営業とか。大体選考前に欲しい学生の特性は決まっていてそれに沿って面接を行う企業が多いです。また、ガクチカの内容が特技や強みと一貫性があるとさらに印象がいいです。特技や強みを実際に活かした経験としてアピールできます。企業側もガクチカの内容から実際に入社した姿を想像することができます。一緒に働きたいと思える学生新卒で入社する場合、特に入社直後は上司から業務を教わる機会が多くあるはずです。教わる際、ひねくれた考え方をせず、素直でいろいろなことを実践していける人はいろいろなものを吸収します。企業側は素直でまっすぐでやる気のある人柄を求めています。社外への印象がよさそうな学生お客様と関わりがある職種は特に、外からの見え方が重要です。最低限のマナーや言葉遣い、清潔感などが身についており社外の方の前に出て恥ずかしくない人間を求めています。各選考で採用側が見ていることES・志望動機の妥当性・資格の有無・学歴面接・挨拶・服装の清潔感・声のトーン、大きさ、話すはやさ・今まで頑張ってきたことの過程・コミュニケーションが円滑にとれるかES・志望動機の妥当性ESで最も重要な内容です。何故たくさん業界・職種がある中でこの業界・職種なのか。自分の強みや経験から志望動機につながるような根拠のある文章が求められます。志望動機の書き方については以下の記事も参考にしてみてください。関連記事・資格の有無職種によっては、資格が必須となる場合もあります。そういった場合は募集要項の応募資格に必ず記載があるはずなので確認してから応募するようにしましょう。・学歴企業によっては学歴を見ているところもあります。今更どうしようもない部分ですが事前に学歴フィルターがある企業ということがわかっているなら何か対策をしないと受かることは難しいでしょう。面接・挨拶人の第一印象は3秒で決まるといわれているように挨拶の時点から面接ははじまっています。笑顔ではっきりと挨拶するようにしましょう。・服装の清潔感服装も第一印象の一種です。しわや汚れの目立たないように整えていきましょう。企業側は同じようなスーツを着た学生を何人も見ています。その分汚れなどのマイナス要素があった場合は目立ちやすくなります。・声のトーン、大きさ、話すはやさ話している内容と同じくらい重要なポイントです。話し方ひとつで人柄のイメージが決まってしまいます。明るい声色ではきはきと話しましょう。一度録音をしてみて聞いてみるのも手です。修正ポイントがあれば直していきましょう。話すはやさについて、人は自分が思っているより早口で話してしまっているものです。適切な話す速度は1分間に300文字程度。相手が聞き取りやすいはやさを心がけましょう。・今まで頑張ってきたことの過程勝敗を決めるスポーツの大会などは結果が大事ですが、面接では内面を見ているので過程を確認することが多いです。目標に向かってどのような努力をしたのか、どのような気持ちで挑んだのか、工夫したことは何か、大変だったことは何か。そういった部分を、募集職種に活かせそうな内容をピックアップしながら話せるようにしましょう。・コミュニケーションが円滑にとれるかコミュニケーション能力は多くの企業で重視されます。営業職のような社外へのかかわりが多い職種だけでなく事務職のような内勤職も普段から社内の人間とコミュニケーションをとります。それを踏まえて問題ないレベルのコミュニケーションがとれるかは見られる要素です。これをやったら落ちる!一発NGな行動ES・しわくちゃだったり誤字脱字が多い・志望動機や、自己PRの質が悪い・学歴や資格が条件に到達していない面接・質問に対する回答になっていない・職種・業界が同じ会社でも代わりがありそうな志望動機・会社そのものに対する志望熱量が大きすぎる・ガクチカの内容において、ただ行ったことのみを話す・最後の質疑応答で何も聞かないES・しわくちゃだったり誤字脱字が多い先ほど紹介した体験談にもありましたが、ESが汚いのはESで選考を設けていない企業であったとしても一発NGです。ESは企業へ志望度をアピールする最初の工程。面接前から悪い印象がつくと挽回は難しいでしょう。また、誤字脱字についても印象が悪いです。・志望動機や、自己PRの質が悪い文章力がなさすぎて伝えたいことがわからなかったり極端に短いと印象が悪いです。面接で挽回できる可能性もありますがES選考がある場合は落ちます。文章で伝えることも心がけましょう。・学歴や資格が条件に到達していない企業によって応募条件を設けているところも多いので事前に確認しましょう。面接・質問に対する回答になっていない質問をされた際にその質問に対する返事になっていない回答をすることはNGです。回答時に「ということはこういうことですか?」等と面接官から誘導されたら回答内容が適切ではなかったということです。何度も繰り返すと落ちます。質問に回答する前に、一度情報を頭で整理してから結論ファーストで発言するようにしましょう。・職種・業界が同じ会社でも代わりがありそうな志望動機その企業ならではの内容を含めた志望動機にするべきです。最初から含めて話せればなおいいですが、「それってうちの会社じゃなくてもいいよね」と言われてしまった際の切り替えしができれば挽回は可能です。・会社そのものに対する志望熱量が大きすぎる反対にこの会社でなくてはならない!のパターンも意外と思われるかもしれませんが、落ちます。何故なら入社後にギャップを感じそうだからです。きちんと業界・職種に対する志望度も示しましょう。・ガクチカの内容において、ただ行ったことのみを話す面接官が知りたいのは「何故、どのように、どんなことを意識して取り組んだか」という学生の内側なのであって外側の肩書や活動内容ではありません。必ずガクチカを話す際には内側もセットにしましょう。また、アピールする自分の強みについてもガクチカの内容と一貫性を持たせましょう。ガクチカについては以下の記事も参考にしてみてください。関連記事・最後の質疑応答で何も聞かない質問がない=志望度が高くないと思われます。できる限り質問するようにしてください。業界が抱えている問題や時事などを交えて質問できるとなお印象がいいでしょう。事前の説明会などで情報が十分に集まっていてどうしても質問が浮かばない場合も、ただ質問はありませんと伝えるのではなく「説明会や資料などで丁寧に教えていただけたので不明点はありません。ありがとうございます。」等と伝えると興味を持っていることが伝わるでしょう。質問例については以下の記事も参考にしてみてください。関連記事まとめ今回は筆者の実体験をもとに就活中にしたらNGな行動を紹介しました。中には意外なものもあったと思いますが理由を読んだら納得いったはず。是非就活に役立ててください。紹介したNG行動はしないこと、​そして選考を受ける前に最低限以下を分析してESや面接の対策をすることが重要になります。・受けたい企業がどのような人材を求めているのか。・応募職種ではどのような能力が必要となるのか。・自分の強みや経験と上記がマッチしている部分はあるか。・上記を踏まえて自分はどのように企業に貢献できるか。面接対策について詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。面接完全攻略記事一覧面接とは(面接を課す意味・評価基準・面談との違い)面接の頻出質問一覧と回答例(志望動機・自己PR・ガクチカなど)面接の逆質問一覧(考える際のポイント・具体例)面接で必要なマナー(入退室・身だしなみ・メール・電話)面接の対策(一次面接・二次面接・最終面接・集団面接・WEB面接・ケース面接・圧迫面接)面接の練習(練習方法・ポイント)面接の準備(選考通過に向けた準備・当日に向けた準備)面接質問集(大手企業の面接で実際に聞かれた質問を厳選して掲載) 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【20卒早稲田政治経済学部】乃木鮭くんの就活体験記vol.3|2018.9 interview 【20卒早稲田政治経済学部】乃木鮭くんの就活体験記vol.3|2018.9 interview 今回は早稲田大学政治経済学部の乃木鮭くんに2018年9月にインタビューした内容を掲載します。↓↓↓乃木鮭くんのこれまでのインタビュー記事はこちら↓↓↓7月分インタビュー8月分インタビュー早稲田大学乃木鮭くんの履歴書乃木鮭くんの履歴書◆性別└男性◆大学└早稲田大学政治経済学部に現役入学。第一志望は東京大学であったが不合格。◆趣味└海外ドラマ・コメディショー鑑賞◆サークル└政治サークルと趣味程度の同好会に所属。今は両方とも引退。◆アルバイト└教授の研究補助と学内のIT関連アルバイト。◆留学└3年次にカナダに8ヶ月交換留学。◆資格└TOEFL98点・TOEIC880点・英検準1級(高校で取得)・統計検定3級◆就活をはじめた時期└2018年5月末◆志望業界└メーカー(自動車、重化学、鉄鋼)、総合商社、外資系投資銀行、外資系コンサル。◆希望職種└法人営業。世界を股にかけて働きたいという思いが強い。本インタビューはunistyle編集部のむたか(@mutaka_unistyle)とくらもん(@esquestion)にて行っております。8月の活動を振り返って自分の活動量・内容について「8月の就職活動はどんな感じだった?」「選考に通過したシティグループの2dayインターンに参加しました。7月に参加した日産自動車からは部門毎に開催されるインターンシップの案内が届いたので、それに今後参加しようと思いました。デロイトーマツコンサルティングは面接に参加しましたが落ちました。」「大きくはその3つの行動と結果だったんだね。まず、シティグループについてはどうだった?」「総論として、非常に満足しています。コンテンツも盛りだくさんで、社員の方とも多く交流できるものだったので、事業についてや社風、働く人の魅力を知ることができました。参加者のレベルも高かったため刺激的な2日間でした。」「なるほどね。日産の次のインターンの案内っていうのは?」「インターン参加者限定なのだと思いますが、各部門毎に開かれるインターンの案内が届きましたので、こちらに応募しようと思っています。前回のインターンでは日産自動車全体を俯瞰的に学べるものだったので、今回のインターンを通じて細部を見てこようと思っています。具体的には購買部のインターンに興味を持っています。」自分の行動量・内容まとめ・シティグループのインターンには満足。志望度も上がった。・日産の部門別インターンにも今後参加予定。インターン選考について「デロイトのは面接は落ちてしまったみたいだけど、どんな感じだったの?」「ウェブテには受かったんですが、その次の個人面接でダメでしたね。反省点としては、少し独りよがりだったかなと思っています。面接が終わった後、自分自身はすっきりした気分だったんですが、そこに違和感を覚えたんです。相手の求めていることに応じられてなくて、自分の話したいことばかり話してしまっていたなと。人事担当の方に合わせられなかったことが最大の要因だと感じています。」インターン選考まとめ・デロイトの面接にて、自分の課題を客観的に捉えることができた。あくまでコミュニケーションであるということがよく理解でき、相手に合わせるという意識を持って挑むように心がける。周りの活動量・内容について「周囲の友人たちの就活状況はどう?前回の話だと、大学の友人はまだそこまでという感じだったけど。」「そうですね、あまり情報共有は今もしません。同期だった友達と話したりはしますが、やっていることや感じ方も違うので、就活という観点で見ると、あまり参考にならないことも多いです。」「情報収集は引き続き就活サイトやTwitterが多いのかな?」「そうですね。ネットの情報を頼りにしてしまっていますね。インターンなどで仲良くなる人はいますが、その後の連絡などはあまり自分からは取ることもないです。」周りの行動量・内容まとめ・周りに就活情報を交換する友人は引き続き少ない。・周囲の情報は就活サイトを利用して収集している。・オフラインにおいて自分から連絡を取りにいくというのはあまりしない。企業選びの軸「前回企業選びの軸を聞いたときは、”海外を飛び回って働くことができるかを重視していたが、今は1つの場所に腰を据えて働きたいに変化した”とのことだったけど、何か変化はあった?」「また少し変化がありました。以前は一つの場所に腰を据えて、英語を使った仕事がしたいと思っていましたが、そもそも”なんで英語使って仕事したいのか?”を考え直したときに、”国内で働くことの危機感”から海外での勤務を志望していたような気がして。」「海外で働きたい<日本国内で働くことの不安、というのが本音ということかな?」「そうですね。今も思いついたことなどはメモなどに残すようにしているのですが、改めて振り返る中でそんな風に思うようになりました。ポジティブな発想ではないように思われるかもしれませんが、日本のこれからのGDPの低下予測などを考慮すると、消去法的に海外志向になっていたような気がします。」志望業界・職種「企業選びの軸が変化したということは志望業界や職種も変わったのかな?前回は、メーカー(自動車、重化学、鉄鋼)、外資系投資銀行、外資系コンサルを志望しているということだったけれど。」「大枠として、メーカー・外資系コンサルなどを志望しているということは変わりません。ただ、外コンはESや面接に立て続けに落ちたので、少し自信もなくなりつつありますし、自分に合っていないのかな?とさえ思うようになっています。」「ということは、あまり志望順位は変わってないけど、メーカーと外コンの志望度の差が広がったという感じなんだろうね。職種についてはどうかな?」「前回同様、法人営業を志望はしていますが、そもそもなぜ法人営業なのかというと”自分の強みを活かす”ことが前提にありました。でも今は少し視野が狭くなっているだけな気もしていて、もう少しいろいろと職種を見てみようとなっています。日産の購買部門のインターンなどを通じて、他職種にも手をつけていこうと思っています。」ガクチカ・自己PR「学チカ、自己PRについてはどう?自己分析は深まったかな?」「はい、エピソード自体はこれまで通り留学の話をしています。問題は話のネタ以上に、伝え方だと思っています。相手にどう伝わるかを意識して話せないと、ネタ以前の問題だなと感じています。」7月と8月を比較した変化まとめ・企業選びの軸は日々変化しているが、自分自身の志向を常にメモなどを取ることで磨きがかかってきており、言動一致してきているように感じる。9月にやろうと思っていること「9月以降やっていこうとしていることはある?」「サマーインターンについては一旦活動終了としました。秋以降に向けての振り返りと準備期間に充てようと思っていますので、具体的なアクションは明確ではないですね。ちょっと中休みという感じでもあります。」9月にやろうと思っていることまとめ・休憩も含めて準備期間に充てる。今就活で悩んでいること「今就活で困っていることとか悩んでいることはある?」「引き続き自己分析に悩んでますね。自己理解の低さといった感じでしょうか。正直自己分析セミナーとかにいっても”体系的知識として知ってること”ばかりで参加してもあまり得られるものがないですし・・・。自分自身が気付けていない自分にどうすれば気付けるのか?ということに悩んでいますね。」「そこに対しての打ち手は具体的にあるかな?」「社会人1年目の友人と食事しているときなどにこういった話はしますが、なんかピントが合っていないようなコミュニケーションになっていて、正直打ち手という打ち手がないんですよね。その他で今取り組んでいることなどはありませんね。」今就活で悩んでいることまとめ・就活情報が不足しているなどの悩み以上に、自分自身のことについて悩んでいる。自己理解の低さを感じているものの、解決策を見出せていない状態。行動量も担保されていない印象。unistyle編集部より乃木鮭くんへのフィードバック夏のインターンが一段落し、本人も話していたように今は就活が一度落ち着く時期であると思います。そのため今から焦って何かをする必要はないですが、今後の動きの見通しは立てておくべきだと思います。3月の就活解禁をどのような状態で迎えたいのか(志望業界を明確にしておく、内定を何社持っておく等)を考え、そこから逆算して10月から2月までの行動予定を立てておきましょう。OB訪問、ES対策、テストセンター対策など、3月の解禁までにやっておくべきことは意外と多くあります。後で焦らないためにもこの時期からしっかり予定を立て、スムーズに行動できるようにしておきましょう。また自己分析においてまだ悩んでいるとのことでした。自己分析はここまで出来れば正解といった基準などがなく、人によってどれだけ深めるべきかも決まっていない分難しさはあると思います。就活生全体を見てみても、自己分析に関しては多くの就活生が悩むところでもあるため、今の時期から完璧にできているという学生は少ないと思います。そのため現時点で焦ることはないので、時間をかけて自分と向き合って自己理解を深めていければ良いと思います。自己分析のやり方に関しては、これも人によって適した方法が異なる点であると思います。そのため1人で考えるだけでなく他人からの意見も参考にすると良いかと思います。他人からの意見を参考にするとは具体的には、①他己分析をしてもらう②他人の自己分析のやり方を参考にするなどをすると良いと思います。①に関しては自分と親しい友人や家族から自分について聞いてみるだけでも効果があると思います。自分ひとりで自己分析をしているときにはなかった発見が意外とあり、自分の潜在的な一面を見つけることに繋がるかと思います。②に関しては、乃木鮭くんも悩んでいたようにどのやり方で自己分析をしていけば良いのかわからない方におすすめです。特に内定者やOB訪問で会う社員の方などは既に就活を経験していることもあり、参考になる意見を貰える可能性が高いです。乃木鮭くんへのオススメ記事→自己分析の「方法」だけでなく、自己分析をする目的や選考での活用法まで書いています。ESを書く際や面接でも役に立つ内容が書かれているので、一度だけでなく何度も読み返してほしい記事です。▼20卒早稲田生限定の就活イベントを企画しました。詳しくはこちら。 7,714 views

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