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商船三井のES徹底解説!選考通過者の志望動機・ガクチカ分析

商船三井のES徹底解説!選考通過者の志望動機・ガクチカ分析

掲載開始日:2018年04月16日
最終更新日:2018年11月08日

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商船三井の本選考ES一覧はこちらから

商船三井は、鉄鋼原料、石炭、木材チップなどを運ぶ各種専用船、原油を運ぶタンカー、液化天然ガスを運ぶLNG船、自動車船、さまざまな製品を運ぶコンテナ船など、多彩な分野で時代の要請に応える総合輸送グループです。世界最大級の船隊と、130年余の歴史で培った経験と技術を持ち合わせ、強くしなやかな企業グループへと常に進化しながら、地球全体を舞台として世界経済の発展に貢献することをモットーとしているとHPで述べています。

2019年新卒の陸上総合職での採用予定人数は、事務系26名、技術系3名と少なく、狭き門であることが窺えます。ESの分量も比較的多く、より良い内容に仕上げなければ通過は困難だと考えます。

それでは、今年の商船三井のES設問を見ていきましょう。

本記事のコンテンツ
商船三井の本選考ES設問
設問1:「企業選びのポイント」
設問2:「当社以外で興味のある業界と会社」
設問3:「あなたの長所・短所を教えてください。」
設問4:「当社ではグローバルで活動する社員の共通の価値観(バリュー)として、MOL CHARTを掲げております。これまでの経験を踏まえ、最も困難な状況にあった時にどのように解決していったかを、MOL CHARTの中から最も関わりのあるもの一つを選び(選択肢)、それを絡めて述べて下さい。」
設問5:「数多くある業界から海運業界並びに商船三井を志望する理由。また当社で興味がある事業・分野について教えて下さい。」
設問6:「あなたの考える商船三井を発展させるための新しいアイディアを、実現可能性に拘らず自由な発想で記述してください。」
最後に

商船三井の本選考ES設問

◆企業選びのポイント(150文字以下)
◆当社以外で興味のある業界と会社(100文字以下)
◆あなたの長所・短所を教えてください。(200文字以下)
◆当社ではグローバルで活動する社員の共通の価値観(バリュー)として、MOL CHARTを掲げております(”CHART”は其々C:Challenge,H:Honesty,A:Accountability,R:Reliability,T:Teamworkを表す)これまでの経験を踏まえ、最も困難な状況にあった時にどのように解決していったかを、MOL CHARTの中から最も関わりのあるもの一つを選び(選択肢)、それを絡めて述べて下さい。(450文字以下)
◆数多くある業界から海運業界並びに商船三井を志望する理由。また当社で興味がある事業・分野について教えて下さい。(350文字以下)
◆あなたの考える商船三井を発展させるための新しいアイディアを、実現可能性に拘らず自由な発想で記述してください。(350文字以下)

企業HPで商船三井は人材育成方針としてグローバルマーケットで活躍できる新しい価値を創造する「自律自責型の人材」を求めていると述べています。

なお自律自責型の人材とは、難題に直面しても、常に当事者意識を持ち、解決策を見出し、関係者と協調しつつ、自らその解決策を実践できる人材であるとも補足しています。

自律自責型の人材が持ち合わせるべき4つの素養は、以下の通りです。

①国内外の商船三井グループ全体を導くための「リーダーシップ」
・主体性、実行力、働きかけ力
②顧客のニーズをタイムリーに掴み、関係者と円滑に協働するための「コミュニケーション力」
・察知力、異文化理解力、オープンマインド
③困難を乗り越え、最後までやり抜くための「ファイティングスピリット」
・挑戦心、向上心、責任感
④「タフネス」
・活動力、粘り強さ、安定感

同社のESはいずれの設問においても志望動機に纏わるものが多くなっており、企業への理解度や自身の興味・関心がどこに向いているのかを窺っていると言えます。そのため、上記の企業の求める人材像を絡めながら設問に答えていく必要があります。

設問1:「企業選びのポイント」

企業選びのポイント(150文字以下)

設問の意図

自身が就職先として何を重視するのかを問う設問です。志望者の考えや価値観が自社とマッチしているかを見ようとしています。

意図を踏まえた回答方針

自分自身の考えを答える設問ですので、無理やり商船三井に絡めようとした回答を書くのではなく、キャリアへの普遍的な希望を述べる良いでしょう。とはいえ、同社の大切にしている価値観やビジョンなどと大きく異なった内容を記載することで得られるメリットはほとんどないと考えてよいでしょう。

内定者の回答と解説

大学までの部活動を通じ、異なるバックグラウンドを持った仲間と同じ目標に向かい努力してきた経験から、国籍を問わず多様な価値観や専門性を持った人々とチームになって取り組める仕事。また、大学での文転や新たなスポーツへの挑戦の経験から、状況に応じ考え方の変化を求められる仕事であることも重視しています。

 

参考:商船三井【内定】エントリーシート

社会に出た時にどのような仕事に就きたいのか望み始めたきっかけとして、学生時代の経験が簡潔に2点述べられています。バックボーンが語られることで読み手も志望者の人物像を掴み取ることが出来、また商船三井の仕事をどのように捉えているのかということも知ることが出来ます。自分自身の経験と、それによって影響された将来像の2点を盛り込むとよいでしょう。

設問2:「当社以外で興味のある業界と会社」

当社以外で興味のある業界と会社(100文字以下)

設問の意図

本設問は設問1とリンクする内容だと考えます。あえて自社以外に興味のある業界や企業を尋ねることによって設問1で答えた内容との整合性を確認しているのでしょう。また、ここで述べられた企業と同社の価値観や働き方、仕事内容などの整合性も見ていると思われます。同社への志望理由以前の、学生個人の考え方を深堀りする設問と言えるでしょう。

意図を踏まえた回答方針

全くかけ離れた業界や企業を回答するのではなく、運輸業界や、商船三井のビジネスに似た企業を答えることが望ましいでしょう。あるいは、同社と近い価値観やビジョン、働き方である企業を上げることが妥当だと判断します。グローバルな活動をする企業ですから、海外に展開している会社を挙げることも一つの回答例かと思われます。

ES通過者の回答と解説

素材メーカー(旭硝子、新日鐵住金)や、損害保険会社(東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険)など、日本の産業基盤や人々を支える仕事に携わりたいと考え、興味を抱いた。

 

参考:商船三井 エントリーシート(事務系)

日本の産業基盤や人々を支える仕事という軸で企業選びをしているという価値観を伝えた上で、具体的な企業名と業界を記しています。本ESでは働き方などについては触れていませんが、根幹にある価値観やビジョンを明示できているため人事担当者もイメージしやすかったと思います。その他内定者のESも上記のような企業群をあげています。

設問3:「あなたの長所・短所を教えてください。」

あなたの長所・短所を教えてください。(200文字以下)

設問の意図

志望者の強みと弱みを尋ねる設問です。当然のことながら長所が企業にどう貢献出来るのか、また短所を問うことで自己理解がどのくらいできているのかを問うています。

意図を踏まえた回答方針

企業の求める人材として、「リーダーシップ」、「コミュニケーション力」、「ファイティングスピリット」、「タフネス」の素養を持ち合わせている人材であると紹介しました。長所には以上の4つの素養がうかがえるよう回答するとよいでしょう。

短所はストレートに自分の欠点を書くのではなく、欠点だと認識をした上で、現在それをなくすように努力しているということが伝わればよいと考えます。いわゆる短所を長所に変える言い方「表裏一体」のアピール方法もありますが、同社の内定者は以下のように回答しています。

参考:短所は短所のままでいい?!面接で短所を聞かれた時の答え方。
→就職活動においてよく問われる、「あなたの短所はなんですか?」という質問に対する回答方法を解説します。有名企業内定者の回答も掲載しているので、参考としてご活用ください。

ES通過者の回答と解説

私の長所は、人や環境に柔軟に対応できる点である。 サークル活動を行う上で多くの価値観を持つ人が存在したが、全員の価値観を尊重し対話し続けた結果、多く人がサークルへの参加頻度を上げ、サークル史上最高の○○という結果を残すことができた。 一方、相手主体で考えすぎる点が短所だ。立場上強く叱らなければならない場面でも叱れないことがあった。距離が近くなり過ぎないように一定の距離感を保つようにしている。

 

参考:商船三井 エントリーシート(事務系)

表裏一体のアピール方法を取るのではなく、自らの短所を客観的に捉えた上で改善方法や努力を見せる表現をしています。人間性も垣間見える内容になっており、人事担当者も人柄を理解しやすい内容と言えるでしょう。

設問4:「当社ではグローバルで活動する社員の共通の価値観(バリュー)として、MOL CHARTを掲げております。これまでの経験を踏まえ、最も困難な状況にあった時にどのように解決していったかを、MOL CHARTの中から最も関わりのあるもの一つを選び(選択肢)、それを絡めて述べて下さい。」

当社ではグローバルで活動する社員の共通の価値観(バリュー)として、MOL CHARTを掲げております(”CHART”は其々C:Challenge,H:Honesty,A:Accountability,R:Reliability,T:Teamworkを表す)これまでの経験を踏まえ、最も困難な状況にあった時にどのように解決していったかを、MOL CHARTの中から最も関わりのあるもの一つを選び(選択肢)、それを絡めて述べて下さい。(450文字以下)

設問の意図

商船三井が掲げる企業理念を十分に把握し理解しているかを確認する意図があります。
HPに掲載されているMOL CHARTの説明を抜粋します。

Challenge 大局観をもって、未来を創造します
・時代のニーズを先取りし、新たなビジネスチャンスを開拓する。
・会社の更なる成長の為に、イノベーションを生み出す。
Honesty 正道を歩みます
・常にコンプライアンスを意識し、社会規範と企業倫理に則って行動する。
Accountability 「自律自責」で物事に取り組みます
・難題に直面しても、常に当事者意識を持ち、関係者と協調しつつ自ら進んで解決する。
Reliability お客様の信頼に応えます
・世界最高水準の安全とサービスを提供する。
Teamwork 強い組織を作ります
・お互いを尊重し、自由闊達な風土を創る。
・知識、経験、技術、海技力を共有し、後継者を育成する。

 

参考:商船三井 求める人材像

それぞれのアルファベットが意味している信念を把握していることはもちろん、志望者が困難に直面した時にどうポテンシャルを発揮したのかを問い、自社が求める人材としての素質があるのかを問うています。本設問では上記のCHARTから一つ選んだ上で回答していく形になります。

意図を踏まえた回答方針

まず自身の経験した困難な状況として、MOL CHARTの一つに関連のあったものを選びましょう。

C:誰も他人がまだやっていなかったことに自ら先駆けて挑戦した経験
H:困難な状況でも不正を犯す誘惑に負けなかったこと
A:困難を他人のせいにせず自分に転嫁して解決しようとした経験
R:バイト等モチベーションとして周囲の期待がどう励ましになったか
T:チームとして例えばサークルでの経験を述べるといいのではないでしょうか。

上記を参考に回答すればよいでしょう。
2019卒採用から取り入れた設問となるため回答例がないですが、上記を参考に作成してみてください。

設問5:「数多くある業界から海運業界並びに商船三井を志望する理由。また当社で興味がある事業・分野について教えて下さい。」

数多くある業界から海運業界並びに商船三井を志望する理由。また当社で興味がある事業・分野について教えて下さい。(350文字以下)

設問の意図

この前までの設問でも志望者の価値観や経験内容、人物像を尋ねてきましたが、ここでようやくピンポイントに商船三井を志望した動機を問うています。これまで述べてきた内容を踏まえての整合性も問われていると考えます。

意図を踏まえた回答方針

海運業界と商船三井の2つの志望動機を問うていますので、業界志望理由と企業志望理由の両方を回答する必要があります。これまで述べてきたものを踏まえつつ、なぜ同業界で同社なのかを明確に記載しましょう。

内定者の回答と解説

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設問6:「あなたの考える商船三井を発展させるための新しいアイディアを、実現可能性に拘らず自由な発想で記述してください。」

あなたの考える商船三井を発展させるための新しいアイディアを、実現可能性に拘らず自由な発想で記述してください。(350文字以下)

設問の意図

発想力を問うている設問になりますが、発想の中の論理性も確認していると考えます。また、同社のビジネスとの関連性がないと言えるアイデアである場合は企業理解の低さを露呈する形になりかねないため、注意した記載が必要と言えます。とはいえ「実現可能性に拘らず」と記載があるため、あまりに現実的すぎたり短期で成し遂げられそうなものも思考の浅さだと判断されかねないため評価を得にくいと言えるでしょう。設問の難易度としては比較的高いものでしょう

意図を踏まえた回答方針

実現可能性に拘らずとありますが、あまりに現実離れしたファンシーな回答は望ましくないと言えるでしょう。また、世の中にとって意義の低いと感じられるものや、現在のビジネスモデルからかけ離れた内容もあまり評価を得にくいと考えます。自分自身が商船三井をどう良くしていきたいのか、そしてこれまで培ってきた自分ならではの考え方をアピールしましょう。

企業理念としては総合輸送グループとして海洋・地球環境の保全に努めるということですので、船を用いた事業に焦点を限定せず、海洋の保護方法に関する提案をするのもいいのではないでしょうか。

ES通過者の回答と解説

私は人工海上都市建設事業を提案したい。将来的に地球温暖化による環境変化は一層進み、陸上での人類の居住空間は減少すると予想される。そのような未来において、人々が暮らす新たな環境を創出することは必要不可欠である。そこで私は海に注目し、世界中の海に人工的な地盤を浮かべ、そこに建物を築き、多くの人が生活する人工島を建設するというビジョンを描いた。この事業は長年海をビジネスフィールドとし、これまでFSRU等の海洋事業でEPCビジネスのノウハウを培ってきた貴社ならば実現可能だと考える。また、海上都市の運営に不可欠な海上輸送を貴社が担うことで、海運部門の利益にもつなげることが可能だ。私は上記のように、海の上に全く新たな住環境を創造し、豊かな社会づくりを実現することで、貴社の更なる企業価値向上を達成したい。

 

参考:商船三井 エントリーシート(陸上総合職)

一見ファンシーに思う内容だと思いきや論理的な説明により実現可能性を伝え、最終的には同社の事業理解度の高さをアピールする内容となっています。自由度の高い内容であるが故に難易度も高まりますが、このようなレベル感のアウトプットができればES通過は十分可能だと考えます。

最後に

採用数30名弱と非常に狭き門であるだけに、志望者にとって商船三井でなければならない理由に加え、商船三井にとってその志望者でなければ採用しないと思わせる決め手を問う設問が沢山あります。他人が持っていない自分自身の強みをESに展開させましょう。

参考:商船三井の企業研究
こちらのページから、商船三井のESや選考レポートをご覧になれます。

photo by Ana Ulin

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