【損害保険ジャパン】選考フロー別対策|ES・Webテスト・面接まで
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最終更新日:2021年06月16日
2014年9月に損保ジャパンと日本興亜損保が合併し、国内第3位の正味収入保険料を誇る三大メガ損保の一角、損保ジャパン日本興亜。
大手各社が運転支援技術による事故の減少で収支が安定し海外事業の拡大に注力する中、当社は2017年3月にアメリカの大手損害保険会社のエンデュランス社を買収し他社に遅れながらも海外事業に参入しています。
従来の自動車保険の保険料の引き下げが焦点となり、海外事業への展開、新種保険の拡大が求められる損保業界において損保ジャパン日本興亜はどのような人材を求めているのでしょうか。
三大メガ損保の違いに関してはこちらの記事も参照にしてください。
参考:【3メガ損保比較】東京海上日動・三井住友海上・損保ジャパンの強みや社風、選考対策を解説
本記事では、以下4つのポイントについて順を追って解説し、損保ジャパン日本興亜の対策プランをお伝えします。
①損保ジャパン日本興亜のビジネスモデル
②損保ジャパン日本興亜の求める人材像
③損保ジャパン日本興亜の選考の全体像
④各選考ステップで重要になるポイント
本記事をしっかり読み込むことによって損保ジャパン日本興亜の内定を勝ち取るためにすべきことを網羅することができるはずです。
◆損保ジャパン日本興亜が掲げる、求める人物像
◆損保ジャパン日本興亜のビジネスモデル
◆損保ジャパン日本興亜において求められる素養
◆損保ジャパン日本興亜の本選考フロー、採用数
◆損保ジャパン日本興亜のエントリーシート対策
◆損保ジャパン日本興亜のWebテスト、筆記試験対策
◆損保ジャパン日本興亜の面接対策
損保ジャパン日本興亜が掲げる、求める人物像
まずは求める人物像について、新卒採用メッセージを参照にしながら解説していきます。
品質と体質で、体質は健全性や収益性を指します。二つ目は「現場力」。強い現場をつくる目的で、権限も過去とは次元が違う規模で委譲しています。三つ目が「デジタル戦略」。デジタルを活用した新しい形の価値を探究していきます。
この前提に立って、求める人材は、「高い志」「情熱」「チャレンジ精神」の持ち主だと考えています。先が読めない難しい時代だからこそ、何かを成し遂げるには高い志を掲げ、ゴールに向かって突き進む情熱を燃やし、成功するまでトライ&エラーを繰り返すチャレンジ精神が不可欠になります。
当社の社員は情熱に満ちあふれていますし、当社には社員の高い志を後押しし、挑戦を歓迎する社風があります。
参考:「TOP MESSAGE 損保ジャパン日本興亜の求める人材とは」
上記メッセージからはっきりと述べられているように、損保ジャパン日本興亜では①高い志②情熱③チャレンジ精神という3つの求める人物像を掲げており、社内もバイタリティ溢れる雰囲気で、就職四季報では当社社員を「野武士」と評しています。
では、この3つの求める人物像を具体的に掘り下げていくために、以下では損保ジャパン日本興亜のビジネスモデルについて紹介していきます。
損保ジャパン日本興亜のビジネスモデル
ここでは、損保ジャパン日本興亜のビジネスモデルについて①収益源、②商材・サービス、③商材・サービスの提供方法、以上3つの切り口から解説していきます。
①収益源
以上の図のように、損害保険会社は資産運用における収益を除くと、法人・個人のクライアントから毎月支払われる手数料である保険料収入が収益源となります。
多くの人からお金を集めて、リスクの顕在時にそのお金を給付するというビジネスモデルで、法人に対しては様々な挑戦に対するリスクマネジメントという形でサポートし、個人に対しては不測の事態からいち早く立ち直ることをサポートするという社会的意義があります。
②商品・サービス
いうまでもなく損保ジャパン日本興亜の商品は損害保険であり、自動車保険・火災保険・傷害保険をはじめとした多種多様な保険を取り扱っています。
2016年度の損保ジャパン日本興亜の収益割合は以下のようになっています。
収益の大半は自動車保険が占めており、今後電気自動車や自動運転が普及するにつれて形を変えながら今後も主力になっていくと考えられます。
③商品・サービスの提供方法
以上の図のように、保険の提供方法は保険代理店を通じたB to B to Cの形をとることが多いです。
保険代理店は、自動車保険であれば自動車ディーラー、火災保険であれば不動産屋、旅行保険であれば旅行代理店といったように取扱う保険の種類によって様々に分かれます。
また、昨今ではネットを使った契約などB to Cの形も多く見られています。
業務理解に関しては以下の企業HPも参考にして理解を深めて見てください。
損保ジャパン日本興亜の求める素養
以上の人材像とビジネスモデルを踏まえて損保ジャパン日本興亜で働くにあたってどのような素養が必要とされているかについて解説していきます。
先ほどのTOP MESSAGEには続きがあり、「当社社員に求める行動」が述べられています。
私は、当社社員に求める行動を五つにまとめて話しています。
①徹底的なお客さま視点、そして現場主義を貫く。
②高い志を持って、やるべきことを正しく実行する。
③常に生産性を意識して、最大限の効果を生むことを意識する。
④組織運営の基本は「人の和」と「情報共有化」、そして「コミュニケーション」
これには強い思い入れがあります。前者二つを実現するカギはコミュニケーション。仕事上の会話だけではない雑談力が大事です。家族のこと、職場のこと、自分の人生観、仕事へのスタンスなどを本音で語り合い、本当の意味で信頼関係を築くことが組織運営でものすごいパワーを発揮します。
そして、⑤「人に誠実であれ。仕事に真摯であれ。」
最終的には、これにつきます。誠実さ・真摯さとはもちろん、人格を磨くという意味もありますが、ビジネスにおいては、物事の本質を絶え間なく追求する努力、実現まで決してあきらめない情熱、新しいこと・不可能なことにチャレンジする胆力であると考えています。
この五つの言葉を実現できる社員とともに、損保ジャパン日本興亜を成長させていきたいと考えています。
参考:「TOP MESSAGE 損保ジャパン日本興亜の求める人材とは」
これまでの求める人材像・ビジネスモデルと総合して考えるとここでは以下の2点が求められる素養として指摘できるでしょう。
①徹底したお客様視点でコミュニケーションによる信頼関係を構築していく力
損保ジャパン日本興亜のスローガンでもある「保険の先へ、挑む」という言葉からもわかるように、従来の保険の契約と保険金の支払いという点での関係にとどまらず、介護事業やヘルスケア事業など線の関係で顧客に携わる姿勢が多く見受けられます。
先ほど引用したTOP MESSAGEでも信頼関係構築に「コミュニケーション」の重要性を強く推しており、仕事上の会話のみではなく自分の価値観、仕事へのスタンスなどを本音で語り会えることが本当の信頼関係構築に繋がると述べています。
他社との差別化が難しく、代理店営業による信頼関係構築が重要となる損保業界のなかでも、損保ジャパン日本興亜は「徹底したお客様目線」を最重要視しており、それを得るためにも「自分の価値観を本音で語り合えるコミュニケーション」が必要と考えられるでしょう。
②新しいことに挑戦し、成功するまでやり続けられる胆力
TOP MESSAGEにも「デジタル戦略を打ち出して新しい形の価値を探求していく」と書かれている様に、損害保険は産業の発展とともに保証する対象が変化し続けるため、変化に対応しながら新しい事業に挑戦していくチャレンジ精神が必要となります。
特に損保ジャパン日本興亜は他の3大メガ損保と比較して、海外事業の割合が低く、強みであるデジタル戦略を活かしながら海外事業にも参入していく必要があるため、上記の様な人材が損保ジャパン日本興亜の成長のために必要な人材と言えるでしょう。
また、損保ジャパン日本興亜は徹底した現場主義も取っており、強い現場を作るため権限の委譲も行われていることから成功まで試行錯誤を繰り返しながらやり続けられる胆力も必要となってくると言えるでしょう。
損保ジャパン日本興亜のエントリーシート対策
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最後に
損保ジャパン日本興亜の選考では、
1、徹底したお客様視点でコミュニケーションによる信頼関係を構築していく力
2、新しいことに挑戦し、成功するまでやり続けられる胆力
という2つの素養をうまくアピールすることが大切となります。
特に、面接ではほぼ学生時代頑張ってきたことの深掘りで進むため、上記2つの素養を盛り込んだエピソードを使うとともに、面接時には何よりも「自信を持ってハキハキとありのままを伝える」ということを意識してください。
エピソードの内容が例え優れたものではなくとも、「誠実さ」「情熱」といったTOP MESSAGEにも述べられていた人材に合致する様な話し方を評価されて内定を勝ち取っている例も紹介されています。
さらに、最終面接までの段階で必ず損保ジャパン日本興亜への志望動機を固め、最終面接で「必ず御社でなければならない」という理由を伝えられるようにしてください。
以上のことを重視すれば、損保ジャパン日本興亜の内定も夢ではありません。
損害保険業界を志望している方は、以下の記事も参考にしてください。
参考:東京海上日動火災保険の選考別対策丨ES・筆記試験・面接まで
参考:【三井住友海上】選考フロー別対策|ES・Webテスト・面接まで