東京海上日動火災保険の選考別対策丨ES・筆記試験・面接まで

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最終更新日:2023年09月22日

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「文系だからとりあえず金融」という考え方を持つ就活生は未だに多い気がしますが、そういった就活生に人気の高い業界の一つが損害保険業界だと思います。

中でも東京海上日動火災保険(以下、東京海上日動)は、業界内のリーディングカンパニーであるだけでなく、いわゆる「マリンブランド」も相まってか毎年かなりの数の志願者を集める人気企業になっています。

単なるミーハー精神や憧れで終わらせないためにも、こちらの記事から求める人物像の理解、及び各選考フローでのポイントを掴んでいただければと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

東京海上日動が掲げる、求める人材像

まずは、採用ホームページに掲載されている求める人物像について見ていきます。

当社が求めている学生は、一言で言うと「自ら考え、発信し、行動する個性豊かな学生」です。
言い換えれば、常に問題意識を持ち、自ら考え、解決策を創り出せる人。そのためには、さまざまな事柄に「気づく力」が必要です。

 

世の中には日々新たなイノベーションが創出され、当社も新たな事業領域やビジネスモデルに挑戦するなかで、主体的かつ柔軟に新たな役割や課題を創造し、未知の領域に果敢にチャレンジできる多様な人材が求められています。

 

(中略)

 

「保険」という形のない商品を扱う当社にとって、「世のため、人のため」という姿勢で社会全体に貢献しようという志を持ち、厚い信頼を勝ち得る「人材」は最も貴重な会社の財産です。

 

出典:東京海上日動がめざすもの

かなり直接的に求める人物像について示されている印象があります。東京海上日動の求める人物像を語るうえでは、

の3点がキーワードになるようです。

次に以上の3つを踏まえ、東京海上日動のビジネスモデルとそれに基づく働き方から、求める人物像を具体化していきたいと思います。

東京海上日動のビジネスモデル

では、東京海上日動のビジネスモデルを、①収益源、扱う商材、②商材・サービスの提供方法の2つの観点から説明していきます。

東京海上日動の収入源、扱う商材

東京海上日動を始めとした保険業界(生命保険も含む)の最大の収入源は保険料収入です。保険商材をもとに加入者から集めた保険金額から、支払保険料を引いたぶんが正味収入保険料の大部分になります。

また、保険料収入と比べると大きく額は下がりますが、資産運用における収益も収益源の一つになります。

東京海上日動では保険料収入の中でも自動車保険の割合の高さが特徴ですが、火災・地震・コンピューター犯罪など、保険料の収入源は幅広く存在しています。

東京海上日動の商材・サービスの提供方法

損害保険業界のクライアントは個人・法人の双方が存在しています。

やや古いデータではありますが、代理店数でみると個人51.9%法人48.1%と両者の数は近しいものになっているようです。

損害保険業界の最大の特徴の一つとして、代理店扱の収入割合が非常に高いことが挙げられます。そのため、代理店営業をして保険商材を売り込む業務をしている社員もそれだけ多いと言えます。

インターン等ではどちらかと言うと新商品開発といった華やかな業務を体感するコースが多い印象がありますが、実際商品開発に携わる部署につくのは大学院で数理学・数理統計を学ぶなど専門知識がある人がほとんどであり、基本は代理店営業としての働き方が中心になる点は認識しておくべきだと思っています。

また、営業職に次いで多いのが損害サービス部門への配属です。加害者・被害者の間に入り、事故に関わる情報収集を行ったうえで、保険料の支払いまでを請負うことになります。

東京海上日動が求める素養

続いて、先ほど紹介した東京海上日動の求める素養をビジネスモデル・働き方を踏まえ具体化していきます。

①自ら考え、行動できる人材

こちらはいわゆる「主体性」が求められているのだと言えます。「言われたからやる」というような受動的な姿勢ではなく、クライアントの求めているもの・必要としているものについて先読みの姿勢から提案・解決に向けて働きかけていく力が求められていると言えるでしょう。

この素養は営業職であればある程度どの企業でも共通して求められますが、「リスク」を扱う損害保険業界では特に求められていると考えられます。

存在はするが顕在化していないものが「リスク」であり、各案件で潜在するリスクやクライアントが抱える課題感を読み取る力は特に求められていると考えられます。

②個性豊か、多様な人材

こちらは人事メッセージ中の「気づく力」という言葉にも関連する内容です。

例えば損害サービス部門で保険料を支払う業務に携わるにしても、その事故現場に社員自ら遭遇するというわけにはなりません。

それに対して早い段階から「気づき」を得るためには、あらゆる観点から物事を把握する姿勢が必要であり、そういった意味でも人材の多様性が求められていると考えられます。

また、以下の社員インタビューにあるように、近年の社会の動きから企業が直面しうるリスクは多様化していると考えられます。

それに対する気づきを得て、柔軟に思考・行動していくためにも、同様の人材が求められていると言えるのではないでしょうか。

何よりも大切なのは、クライアントが気付いていないリスクも含め、その経営に関る数十数百のリスクを洗い出し、その中から真のニーズや課題を的確に把握することです。

 

参考:社員紹介 パーソナル営業部門

③厚い信頼を勝ち得れる人材

クライアントと信頼関係を構築することは、営業職としてはほとんどの業界で必須の素質になります。

東京海上日動の場合は、以下の社員が述べている企業としての歴史・ブランドというのが信頼関係の必要要因の一つでしょう。

世界のインフラ整備を担う基幹企業と私たちがパートナーであるという事実。

 

それは、歴代の先輩方一人ひとり「真のパートナー」として、これまでの一つひとつのプロジェクトに真摯に向き合い、誠実に最高品質のリスクソリューションを届けることで築かれた「信頼関係」に他なりません。

 

参考:社員紹介 コマーシャル営業部門

例えば個人向けの商材で多くの割合を占める自動車保険の場合、販売会社の上司・経営陣クラスだけでなく、実際に消費者へ販売活動を行う社員に対しても信頼関係を構築することが必要になってきます。

特にこの方が携わるようなインフラプロジェクトの場合、リスクが発生した際の影響度合いは非常に大きく、場合によってはその他あらゆる経済活動に及ぶことも想定されます。

そのため、それを扱う相手として「この人ならば任せられる」という信頼感こそが、契約を締結・遂行していくためには必要になるのではないでしょうか。

東京海上日動の本選考フロー、採用数

本選考フロー

次に本選考フローについて見ていきましょう。

東京海上日動の一般的な選考フローは以下のようになっています。

エントリーシート提出

筆記選考

面接(4~5回)

内々定

上記のフロー以外にも、内定者によると体育会系学生専用の特別ルートも存在するようです。

また、複数回開催されるインターンに参加して優秀な評価を得た学生は早期にリクルーター面談が行われたり、面接2回で内定を獲得したという話もしばしば耳にします。

参考:リクルーターとは?役割や導入企業、面談時に気をつけるべきポイントを解説
→リクルーター、及び面談を解説した記事です。企業側の意図、またそれらを踏まえた対策や心構えを解説しています。

他にもインターン生限定の模擬面接会や懇親会も度々開催されるらしいので、インターンへの参加により本選考が有利に進むことは間違いないでしょう。

参考:本選考レポート
→本選考の対策としてインターンに参加した学生のレポートもあわせて参考にすると良いでしょう。

採用数

東京海上日動の募集職種は大きく①グローバルコース②エリアコースの二つに分かれています。

また、グローバルコースの中でも2018年度は以下の区分に分けて募集を行っていました。

・ジョブローテーションを通して様々な仕事を経験する「Grow-upエントリー」
・アクチュアリーや金融工学など専門的な知識を必要とする「Specエントリー」

採用人数ですが、2019年度の就職四季報によると以下の通りでした。

こちらは男女文理別の採用実績です。

男女比を見ると女性の採用数が男性のおよそ3倍前後となっています。

次に、男女職種別の採用実績です。

女性は殆どの方がエリアコースとして採用されています。

この2つの採用実績から読み取れるのは、東京海上日動の収益の柱である代理店営業において、特定の地域で深く働くエリアコース人材が代理店との関係構築に大きな役割を果たしていそうということです。

東京海上日動の本選考エントリーシート対策

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最後に

多くの就活生が「憧れ」を抱く東京海上日動ですが、同時に憧れだけでは受からない企業でもあります。

大切なのは憧れといった「想い」ではなく、自身の過去にしっかりと向き合った地に足がついた徹底した自己分析です。

人気企業ということもありunistyleで同社や同業界にフォーカスした記事も多く掲載しておりますので、そちらも合わせて皆さんの選考に役立てていただければと思います。

参考:東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから

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