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三菱地所のES徹底解説!選考通過者の志望動機・ガクチカ分析

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    三菱地所のES徹底解説!選考通過者の志望動機・ガクチカ分析

    掲載開始日:2018年03月16日
    最終更新日:2018年11月16日

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    三菱地所は例年、採用人数が30名前後と非常に狭き門の会社ですが、企業人気ランキングでは常に上位に位置する人気企業の一つです。採用人数の少なさからか、諦めて受けない上位校の学生も多い企業であるように感じています。

    不動産デベロッパーという仕事は自社では技術を持たずにゼネコンや関係各社の協力を得てプロジェクトを成功に導くという点で、同様に自社では技術を持たない総合商社や広告代理店と求められる資質として似ているということが言えます。

    こちらの記事では、今年度19卒の三菱地所の本選考ESの回答方針を解説します。

    三菱地所の本選考ES設問

    ◆あなたが学生時代にした最大のチャレンジは何ですか。(300文字以上500文字以内)


    ◆あなたが大切にしている信念は何ですか。それを培ってきた経験をふまえて教えてください。(300文字以上500文字以内)


    ◆あなたは三菱地所でどのような仕事をし、何を成し遂げたいですか。そのように考える理由も併せて教えてください。(300文字以上500文字以内)

    問われる内容は、①学生時代に頑張ったこと、②大切にしている信念、③志望動機の3点のみであり、全体的にオーソドックスな設問であるといえるでしょう。

    ここから、それぞれの設問の意図と回答方針を考えていきます。(過去に課された設問については、内定者の回答事例も紹介しています)

    設問1:あなたが学生時代にした最大のチャレンジは何ですか。

    ◆あなたが学生時代にした最大のチャレンジは何ですか。(300文字以上500文字以内)

    設問の意図

    (1)経験自体のインパクト
    (2)記載内容から測れる思考の深さや人柄
    (3)三菱地所の仕事に通じる学びの有無

    おおよそこれら3点を見ていると考えられます。

    総合デベロッパーの仕事がどのようなものか、そこではどのような素質・能力が必要とされるかを考えながら書いていきましょう。

    意図を踏まえた回答方針

    「三菱地所の仕事に通じる学び」について考えてみましょう。

    不動産デベロッパーの仕事は人々の生活基盤である「街」を作ることです。失敗の許されない中で新たなコンセプトで街を開発する必要のある非常にチャレンジングな仕事であると言えます。

    そして街づくりを行う際には、地権者・ゼネコン・テナント関連などの幅広い関係者の課題・ニーズを引き出し、折り合いをつけながら仕事を進めることが不可欠です。こうした背景から、デベロッパーの仕事はオーケストラの指揮者に例えられることもあります。

    また、三菱地所が「人を想う力。街を想う力。ー私たち三菱地所はチャレンジを続けます」というブランドスローガンを採用していることからも分かるように、デベロッパーの仕事は世の中の様々なニーズの変化を汲み取りながら多くの人に「訪れたい」「住みたい」「働きたい」と思わせる環境を作り出すこととも考えられます。

    以上のことを踏まえると、以下の2つの経験をアピールできると良いと思われます。

    「多くの利害関係者が存在する中で皆と協力しながら成果をあげた経験」

    「主体的な行動により新たな仕組みを創り出した経験」

    たとえ輝かしい実績がなかったとしても、このような経験は学業・アルバイト・サークルなどの様々な場面で経験することが可能だと思われます。

    また、ESでは何は無くとも論理的に伝わる内容を書くべきであり、以下の順序で箇条書きにしてからまとめるとよいでしょう。

    ①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学び

    参考:【例文あり】評価される「ガクチカ」の書き方と思考法
    →学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。

    内定者の回答と解説

    「バンド内対立の解消」に立ち向かったことだ。サークル内で音楽性の合う人がいない中60人以上バンドに誘い続け、結果米独印の留学生3人と日本人2人でバンドを結成。だが、留学生3人は遅刻が常習的でかつ個人練習不足もあり全体練習が成り立たなかった。遅刻せず、個人練習をきちんとするのが常識だった日本人メンバーは理解できず、次第に仲が険悪となった。そこで私は話し合いを設けた。その中で、個人で楽しめれば良い、と留学生は発言した。私は、「一つのバンドとして」楽しめるのがベストでは、と伝えた。チームとしてやる以上、バンドで音楽をするには全員の力が必要だし、力を合わせるには個々が協力的にならなくてはならないと考えた。以降彼らの遅刻と練習不足が徐々に改善され、また自分が会話のつなぎ役を担うことでバンド内の一体感を作ることに成功した。 
    ここから、信頼関係を作る上で「対話と行動力」が重要だと感じた。価値観の違う人と信頼関係を構築し協働するには、自分が何をしたいのか、そしてなぜ相手が必要なのかを伝える「対話」を通じて「論理的に納得」してもらい、自分から積極的に働きかけて相手に「熱意」を伝えることが大事だと考える。

     

    参考:三菱地所内定ES(2015卒)

    こちらの内定者は、バンド内の対立を解消した経験をアピールしています。バンドに取り組むといった経験自体は非常にありきたりなものですが、60人以上の学生をバンドに誘い続けた実績から「主体的な行動により新たな仕組みを創り出した経験」を、メンバーの価値観の違いを乗り越えた実績から「多くの利害関係者が存在する中で皆と協力しながら成果をあげた経験」を上手にアピールできています。

    「経験自体のインパクト」に自身がない人でも、このように「思慮の深さや人柄」「三菱地所の仕事に通じる学び」を上手にアピールすることが出来れば問題ないでしょう。

    また、概ね先ほど提示した学生時代頑張ったことの論理構成[①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学び]に沿った回答となっているため、文章に論理的な一貫性があります。

    想定できるツッコミとしては、「話し合うだけで問題は解決されるのか?」「具体的にどのような取り組みをしたのか?」といったものがあります。

    このESの内容だけでは、学生が具体的にどのような取り組みをしたのかが明確には伝わりません。記入できる文字数に制約のあるエントリーシートに自分の思いを全てを伝えることは出来ないので、ESを記述する際には、面接の際に参考資料となることを事前に念頭に置いて面接官による質問を想定しながら記入するべきでしょう。

    設問2:あなたが大切にしている信念は何ですか。それを培ってきた経験をふまえて教えてください。

    ◆あなたが大切にしている信念は何ですか。それを培ってきた経験をふまえて教えてください。(300文字以上500文字以内)

    設問の意図

    大切にしている信念の内容を通じて学生の人となりを把握し、会社が大切にしている理念や価値観に合っているかどうかを判断していると思われます。また、学生が自分自身のことをどれだけ客観視できているのかを判断するために利用している可能性も考えられます。

    意図を踏まえた回答方針

    説明する価値観に説得力を持たせるためには、自身の経験と価値観に紐付けた説明を行う必要があります。

    大切にしている信念を培った経験については、学生時代に頑張ったことと同じように以下の論理構成に沿って分かりやすく伝えられるようにしましょう。

    ①人柄:大切にしている価値観
    ②結論:どのような経験に取り組んだのか
    ③動機:なぜ取り組んだのか
    ④目標と困難:どのような目標を掲げたのか?目標を達成する上での困難は何か?
    ⑤取り組みと結果:取り組みの結果はどうだったのか

    また、自分のキャラクターと大きく乖離した回答をすると面接で見抜かれる可能性が高いです。必要以上に企業に合わせようとするのではなく、自分が自信を持って答えられる価値観を説明するとよいでしょう。

    以下の記事も参考にしてみてください。

    参考:「大切にしている価値観」とは?解説付き内定者ES 6選
    →「あなたの大切にしている価値観は何ですか?」という質問に対する、有名企業内定者の回答をまとめた記事です。様々な回答が掲載されているので、自分の考え方に近い回答を見つけてみてください。

    内定者の回答と解説

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    設問3:あなたは三菱地所でどのような仕事をし、何を成し遂げたいですか。そのように考える理由も併せて教えてください。

    ◆あなたは三菱地所でどのような仕事をし、何を成し遂げたいですか。そのように考える理由も併せて教えてください。(300文字以上500文字以内)

    設問の意図

    いわゆる志望動機になります。街づくりに関わりたい、不動産デベロッパーの仕事がしたい理由を自分自身の経験に当てはめて答える必要があります。

    不動産に対する強い思い入れが特にない場合は、「故郷や旅行先での古い街並がなくなるのが嫌だという想いから不動産開発をしたいと思った」など無理矢理ひねり出したような志望動機を語るよりは、「学生時代の体育会の経験から一人ひとりが全力で役割を果たす中で目標を達成することにやりがいを感じた」など不動産開発以外の、仕事内容の部分に焦点を当てて語ると志望動機が書きやすいのではないでしょうか。

    志望動機を無理矢理ひねりだすのは時間の無駄だし、思ってもないことを面接で話すのはどこか恥ずかしい気持ちになるでしょう。そうするよりは上記のように、求める人材から仕事内容を抽象化して学生時代の経験と結びつける方がよっぽどよいでしょう。

    また、「どのような仕事をし、何を成し遂げたいですか」という聞き方をされていることから、業務に対する深い理解が求められていると考えられます。

    ホームページや説明会、OB・OG訪問などを通じて三菱地所の事業内容に対する理解を深めた上で、ESを回答するようにしましょう。

    意図を踏まえた回答方針

    志望動機については、以下のいずれかの論理構成がオーソドックスだと考えています。

    ①成し遂げたいこと→②そのきっかけ→③企業選びのポイント→④他に受けている業界とその中でもデベロッパーを志望する理由→⑤取り組みたい仕事→⑥デベロッパーの中でも三菱地所の理由

    ①自分自身が向いていること→②向いていることの具体的な経験→③向いてることを活かして志望業界で取り組みたい仕事→④他に受けている業界と他業界ではダメな理由→⑤業界の中でもなぜ当社か

    参考:就活の選考で評価される志望動機の書き方|内定者回答付き
    →多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について解説していきます。上記のフレームワークの活用法についても、具体例を交えながら説明しているので、ぜひご参照ください。
    参考:【就活生必読】志望動機が特になくても書けるフレームワークとは?
    →やりたいことが明確にない学生に向けて、向いていることから志望動機を作成する方法を解説した記事です。

    内定者の回答と解説

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    最後に

    三菱地所のESは設問数が少なく、質問内容もオーソドックスなものが多いです。その一方で、各設問の文字数の上限は500文字とボリュームが大きく、面接でも選考の材料として頻繁に使われるものと考えられます。

    志望動機というと、無理矢理その業界の商品やサービスに紐づけて語りたがる学生が多いと思いますが、特に商品やサービスに対する思い入れが必要なわけではありません。上記のように仕事内容を抽象化した上で、志望動機を語るという手法でも多くの人が内定しています。

    無理矢理自分に嘘をついて志望動機を語るよりは、本心で大事だと考えていることや学生時代の経験に照らし合わせてもらえればと思います。

    最終的に面接で評価されるためには、面接官の「納得感・共感」を引き出せるかであり、そのためには個人としての「腹落ち感」が大切です。それぞれの設問に望ましい回答方針はありますが、必要以上に引っ張られることがないように、自分の思いを自分の言葉で語れるように準備してください。

    ◆unistyleに掲載している三菱地所のES・選考レポートはこちら
    参考:【三菱地所】選考フロー別対策|ES・Webテスト・面接まで
    →ビジネスモデルの分析、求める人材像の考察、選考フローなど、三菱地所の選考を突破するために最低限必要な情報を網羅した記事です。本選考向けの記事ですが、インターン対策にも活用できるので、ぜひご活用ください。
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