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志望動機はどこまで具体的に話すべきか

志望動機はどこまで具体的に話すべきか

掲載開始日:2016年04月13日
最終更新日:2018年07月23日

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ESや面接において、「うちの会社で取り組みたい仕事」について聞かれることは少なくないと思います。その際に多くの方が悩んでしまうのが、「どこまで具体的に話せばいいのか」ということではないでしょうか。

自分のモチベーションや会社の貢献方法を話すことができれば抽象的でもよいというアドバイスから、会社の方向性・ビジネスモデルを理解した上で具体的なプランを示すべきというアドバイスもあるでしょう。

今回は多くの方が悩む志望動機の具体性について説明したいと思います。

具体的ではなくて失敗するパターン

就職活動を始めたばかりの学生や多くの学生が陥りやすいのが抽象的すぎる志望動機で失敗するパターンでしょう。具体的にはこのようなやりとりです。

(資生堂・花王などの消費財メーカー総合職の志望動機)

学生:自分自身が化粧品を通して自信を持てた経験から多くの人にそういった経験をしてもらいたいと思って御社を志望しています。現代は働く女性も増えているにもかかわらず、男性と同様に働くのが難しい環境でもあり、多くの女性が自信を失っているのではないかと思っています。多くの女性に化粧品の持つ力で自信を取り戻してもらいたいと思います。
 

面接官:それでは弊社でどんな仕事に取り組みたいか教えてください。
 

学生:御社では営業として多くの人が自信を持つきっかけを提供したいです。一人でも多くの人に直接商品を手渡すことで自信を持った女性を増やしていきたいと考えています。
 

面接官:(それって多分、販売代理店の仕事なんだよな。。。)

メーカーにありがちな志望動機の失敗例ですが、多くの場合、メーカーでは販売代理店や小売店と契約し、直接消費者に販売することは営業でもかかわらないことが多いです。消費財メーカーの営業の仕事としては契約している販売店や小売店に対して、自社の商品を売ってもらうためにデータを分析して様々な試作を提案して、動いてもらうことにあります。

上記のやりとりの学生は、実際に店頭で立つ販売員の目線で志望動機を語ってしまっており、具体的な消費財メーカーでの営業の仕事をイメージできていないことが問題になります。

こういった具体性がない志望動機の失敗例は、様々な業界で起こってしまっています。総合商社であれば様々なモノを扱うことができる(実際には背番号制で配属された部門でずっと仕事をすることが多い)やコンサルティング会社で論理的思考力を用いて仕事がしたい(実際には論理的思考力は前提に顧客の懐に入り、信頼関係を築き成果をあげる必要がある)などなど、表面的に業界を理解してしまうと起こりやすい失敗例だと言えます。

具体的だけど失敗するパターン

さて続いては具体的だけど失敗してしまう志望動機の例を見ていきましょう。真面目な人ほど、第一志望の業界に対して自分で考えたビジネスプランを一生懸命話して失敗してしまうケースは少なくないように思います。具体的にはこのようなやりとりの学生です。

(総合商社総合職志望の学生)

学生:御社ではインターネット分野で、アメリカのオンライン教育Courseraのようなサービスを立ち上げたいと思い、志望しています。海外留学中に自分の大学の講義だけでなくCourseraを用いて多様な授業を受けることができたことに感動し、多くの人に味わってもらいたいと考えています。

 

面接官:(うちはIT分野あんまり強くないんだよな。。。)うちの会社はIT分野ではそこまで強くはないけど、うちの会社でこの事業に取り組む意味はあると思いますか?

 

学生:資源分野の収益が低下している中、非資源分野の収益を生み出す必要がある中でオンライン分野に強みを持つことは御社にとっても大きな意味があると考えています。特に御社は他社に比べて収益の資源比率が高いため、非資源分野に取り組む意義は大いにあると思っています。

 

面接官:(非資源の中でも強みがないIT分野に取り組む理由が知りたいんだけどなー。。。そもそも総合商社だと配属リスクもあるのに)それであれば、すでにITに強みのあるネット業界で達成するのではダメなのでしょうか?

 

学生:海外に強みを持つ総合商社であればこそ、海外とのネットワークを利用して、先行しているオンライン教育サービスよりも質の高いものを提供できると考えています!(ここまで具体的なプランを持っていれば配属も優遇されるだろう!)

この学生は総合商社についてよく勉強しており、質問にも自分の意見を持って答えることはできていますが、やりたいことが具体的すぎて総合商社の事業や業務から離れていってしまっています。

具体的にやりたいことを話すのは悪いことではないのですが、それが会社の方向性やできることに合致していない場合は評価されないことも多いでしょう。熱意のある真面目な人ほど志望動機を具体的にしようとしすぎて失敗してしまうことも少なくないと思います。

過去の事例と自分の軸・成し遂げたいことを結びつける

さて抽象的になりすぎず、具体的だけど方向性から外れて評価されないケースに陥らず、志望動機に具体性を持たすにはどうすればよいでしょうか。

誰にでもできて、簡単な方法は過去の事例と自分のやりたいことを結びつけることでしょう。具体的にはこのような志望動機になるかと思います。

(総合商社の志望動機)

学生:多様なスキルや技術を持った人をまとめ新しい価値を生み出す仕事がしたいと思い、御社を志望しています。学生時代にイベントを企画し、異なるスキルを持ったメンバーが協力してイベントを作り上げた経験や幼い頃からチームスポーツをやっており、チームで協力し合いながら目標を達成することに価値を感じるためこのように考えています。


総合商社においてもメーカーや政府など様々なスキル、考え方を持った人が協力して事業を生み出すような仕事をしたいと思っています。
 

面接官:具体的に取り組みたい仕事などはありますか?
 

学生:メーカーや政府など様々な人と協力して事業を生み出す仕事であれば特に分野は問いませんが、貴社のニュースリリースで拝見した三菱重工、JBICと協力した淡水化事業などは、自分が考える多様なスキルを持つ人が協力した事例のイメージにぴったりだと思っています。

 

またローソンと協力して行なっている新電力事業は、スキルの異なる人と協力するだけでなく、新しい事業を生み出した事例として興味深いと思っています。総合商社では部門にかかわらず、様々な人と協力して一つの事業を生み出すことを追い求めていきたいと思います。

この学生のように自分自身の企業選びの軸や志望動機と、会社が行った過去の事例を結びつけると具体的かつ企業の方向性にも外れていない志望動機になるかと思います。

プレスリリースや採用HPを読み、自分がやりたいと考えていることと結びつく具体例を探して結びつけると、面接官にもあなたがどういう考えを持って志望しているのか伝わりやすくなるでしょう。

このように会社の過去の事例と結びつける作業をした上で、自分なりにビジネスプランを考えてみると的外れではないものができるかもしれません。どうしても自分なりの独自色を出したい、自分のビジネスプランを話して評価されたいと考えるのであれば、一度このように過去の事例を調べた上で取り掛かると的外れではない内容でまとめることができるでしょう。

最後に

志望動機をどこまで具体的にすればいいのかというのは多くの就活生が悩んでしまうことですが、過去の事例と結びつけることができれば十分だと言えます。

志望度の高い業界については複数の事例と自分がやりたいことを結びつけられるようにしておくと面接でも説明しやすくなると思います。

photo by hobvias sudoneighm

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