JALの内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項

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最終更新日:2023年09月25日

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JALのような巨大システムを運営する企業の場合、部署間の連携、信頼関係が非常に重要になります。
おそらくJRや電力会社などのインフラ系の会社はこういった側面があると思われます。

一方で内部での調整に大量のエネルギーがかけられ、顧客視点が欠けてしまうというのが官僚的な組織といった批判を招くのかもしれません。

このように仕事内容や業界における働き方に着目して求められる人材を考えて、自分をどのように売り込むのか考えるようにしましょう。

企業研究

今回はこちらの内定者のエントリーシートを解説しています。基本的には他業界と求められる能力については同じになっていますので、他業界の企業別選考対策も参考にしてみてください。
1.あなたが大学入学以降に最も力を注いだ事柄を具体的に3つ挙げてください。
・花火大会の企画運営 
・経済学部への編入学 
・自転車屋でのアルバイト

2.上記のうち一つを選択し、「なぜ力を注いだのか(理由)」「何を目指し、どのように挑戦したのか(目標・行動)」「何を実現したのか(内容・成果)」の淳で記述してください。
(理由)人の笑顔を見たいと思ったから。 
(目標・行動)湘南で2011年も花火を一発でもあげることを目標にし、人とお金を集め、常に相手の立場や考えを意識しつつ市や県、警察と交渉した。 
(内容・成果)2011年、湘南で唯一の花火大会を成功させた。大会には約200名のスタッフと約1万人の観客を集めた。

3.JALの業務企画色を志望した理由と、過去の経験を培ってJALで何を実現したいのか。
志望理由は飛行機の運航を通して人を喜ばせることに社会人人生を捧げたいから。学生時代のアルバイト経験、特に自転車店での経験から人のために働くことの充足 感を体感した。また、花火大会の運営経験から人と人、組織と組織の信頼関係の重要性を学んだ。貴社においては人を喜ばせる熱意を持って日本の航空産業の信頼を勝ち取り、日本航空にしか出来ないサービスを世に広げていきたい。

引用:【内定】エントリーシート
JALの本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。
参考:JALのES・選考レポート一覧

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一つ目の設問

1.あなたが大学入学以降に最も力を注いだ事柄を具体的に3つ挙げてください。

・花火大会の企画運営
・経済学部への編入学
・自転車屋でのアルバイト
学業も学業以外もしっかりと取り組んでいることがわかります。

学生時代頑張ったことを三つあげる必要がある中で、一つも学業を入れないと、「勉強はあまりしてこなかったかも」と面接官が考える可能性があることは考えておきましょう。

もちろん学業をしていれば受かる、していないから受からないというものではありませんが、文武両道で活動してきた学生は評価が高くなりがちです。
もちろんまったく勉強していないのにも関わらず、勉強のことを書いて質問されたら答えられないというのは最悪です。自分の経験を踏まえて何を書くのか改めて考えてほしいと思います。

二つ目の設問

2.上記のうち一つを選択し、「なぜ力を注いだのか(理由)」「何を目指し、どのように挑戦したのか(目標・行動)」「何を実現したのか(内容・成果)」の順で記述してください。

(理由)人の笑顔を見たいと思ったから。

(目標・行動)湘南で2011年も花火を一発でもあげることを目標にし、人とお金を集め、常に相手の立場や考えを意識しつつ市や県、警察と交渉した。

(内容・成果)2011年、湘南で唯一の花火大会を成功させた。大会には約200名のスタッフと約1万人の観客を集めた。
非常によい経験をしていると思います。

企画を行い、関係者である市や県、警察と交渉するなど、「JALのES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・ガクチカへ」で書いたJALが求める人材に沿った内容であるように感じます。

200文字ではわからない部分もあるので、細かい部分については面接で質問されるので準備してほしいと思います。

三つ目の設問

3.JALの業務企画職を志望した理由と、過去の経験を培ってJALで何を実現したいのか

志望理由は飛行機の運航を通して人を喜ばせることに社会人人生を捧げたいから。学生時代のアルバイト経験、特に自転車店での経験から人のために働くことの充足感を体感した。また、花火大会の運営経験から人と人、組織と組織の信頼関係の重要性を学んだ。貴社においては人を喜ばせる熱意を持って日本の航空産業の信頼を勝ち取り、日本航空にしか出来ないサービスを世に広げていきたい。
学生時代のアルバイト経験、花火大会の運営経験とJALの仕事をよく結びつけることができていると思います。

特に花火大会の運営経験の「人と人、組織と組織の信頼関係の重要性」についてはJALにおいては最も重要といえるものなので、より深く「どうすれば信頼関係が築けるのか」といった観点で面接で話ができると評価は高くなるでしょう。

最後に

結局、面接においては自分自身の経験と志望業界の仕事内容がどのように結びついているのか話すことが自己PRでも志望動機でも求められています。

業界研究というと会社の売上や将来的なビジョンなどの「働き方」とはかけ離れた部分を調べてしまいがちですが、「内定すること」に照準を合わせた場合、重要なのは「どのような働き方をしているのか」、「働く人はどのようなことにやりがいを感じているのか」、「働く上で求められる能力は何か」といった「働き方」に根ざした業界研究であるように感じます。
表面的な情報は取りやすく、目につきがちですが、ぜひ自分のキャリアを考える上で本質的で重要なことは何かを考えて業界研究してもらえればと思います。
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photo by Martin Thomas

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