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キッコーマンの内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項

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    キッコーマンの内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項

    最終更新日:2018年07月12日

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    前回の解説の通り、食品メーカーにおいては、営業が主力であることも多く、営業に対する理解を示した内容にすることが大事であると書きました。

    営業職だったら食品メーカーに行きたくないと考える場合は、志望動機や企業選びの軸自体を見直す必要があるかもしれません。(もちろん前回の解説の記事の通り、技術職やマーケティングなど自分自身の専門が仕事に直結している場合はその限りではありません)

    今回は、営業職志望の志望動機を書いて内定した内定者のエントリーシートをもとに解説したいと思います。
    他の通過者のエントリーシートや選考レポートを参考にしたい人は、こちらをご覧ください。
    キッコーマンの本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。
    参考:キッコーマンのES・選考レポート一覧

    一つ目の設問

    あなたがキッコーマンに入社して、やりたい仕事を具体的に述べてください

    私は貴社でコンビニや外食産業に対する営業員になりたい。貴社の商品を、栄養が偏りがちな現代の日本人が利用するコンビニ、ファーストフード等の外食産業に広げることで、健康的でおいしい食事を利用できると思う。貴社の調味料を使ったヘルシーなメニューや新商品を提案したり、売り場や店内の工夫をしたりなど、積極的に働きたい。

    <背景> 【日本を世界一活気溢れる国にしたい】これが私の野望である。そのために必要なのは、一日一日を生きる「活力」と“楽しい”を生む「笑顔」であり、その源が『健康的でおいしい食事』だと感じる。今や日本中で愛されている貴社のしょうゆは、健康な心身をつくるための日本食に必要不可欠である。欧米の食文化の流入や共働きなどライフスタイルの変化によって、外食やコンビニ弁当で食事を済ませる人が増えたように思う。この変化に対応し、現代の生活においても栄養のある食事がとれたら、「活力」や「笑顔」が生産できると思った。
    「コンビニや外食産業に対する営業」というものがどういったものかイメージできるでしょうか?マーケティングや新商品開発であれば何となくの漠然としたイメージを持ちやすいと思いますが、食品メーカーの営業というとなかなかイメージできない人が多いかと思います。
    キッコーマンといえば、しょうゆやケチャップをはじめ「家庭用商品」として知られています。しかし、食べ物って家庭で食べるばかりではありません。外食や中食でも、しょうゆなどが使われているわけですし、大きな市場があります。そうした外食産業や惣菜加工業者などへ向けた「業務・加工用」にも近年力を入れており、得意先の実情に合わせたメニュー提案などで、着実に売上を拡大しています。私はいま大手外食チェーンと業務用卸を担当。ある外食チェーンではハンバーグソースや丼メニューの調味料など複数の新商品を提案し、売上高を大幅に伸ばしました。商談成功のポイントは、安心・安全に裏打ちされた品質の良さという商品の「ハード面」と、当社商品を使うことによる調理効果やメニュー提案といった「ソフト面」。
    (中略)
    顧客ごとに季節や栄養を考慮し、消費者属性調査やPOSデータをもとに、競争力のあるメニュー提案を行う。必要に応じてオリジナル商品を開発する。業務用マーケットは営業マン個々人の企画力が問われる分野であり、非常にやりがいのある仕事です。そのぶん責任も重く、「心の体力(精神力)」が不可欠。また限られた時間の中で最大の効果を発揮する「要領の良さ」も必要となります。中食・外食の市場規模はいまや約30兆円。家庭用に強かったキッコーマンにとって、挑戦しがいのある魅力的なマーケットです。
    (キッコーマン採用HPより一部引用)
    採用ページに基づくとこのような仕事内容になっています。日清食品の解説でも、前回の解説でも書いた通り、食品メーカーにとって営業力は要となる仕事です。自社製品に基づいた提案を行い、他社製品から自社製品に置き換えてもらうためには営業マン一人一人のアイディアと取引先との信頼関係が重要になります。
    今回の内定者はしっかりと食品メーカーの働き方を理解した上で、志望動機を書いていることがコンビニや外食産業への営業職を志望していることからも伺えます。
    一方で、自分自身がそういった仕事を志望するようになった個人の経験を書くことができるとよりよい内容になると思いました。

    二つ目の設問

    あなたが今までに乗り越えた最も“困難”な状況について記述してください。またその困難を“どう乗り越え”、“何を学んだか”を述べてください。

    【乗り越えた困難な状況:チームの意見が対立し、大会辞退になりかけた】
    所属するゼミにてディベート大会に出場するため、チーム内で勉強会や打ち合わせを行っていたが個々の意見が強すぎて対立し、大会辞退の危機に陥った。

    <打破方法>①傾聴…メンバー全員の意見に耳を傾け、各メリット・デメリットを整理した。②新アイディア創出…それぞれの主張を繋げたり、違った見解を提案。常識に囚われずアイディアを出した。③ポジティブ思考…持前の明るさでチームを活気づけ、前向きな方向へ引っ張った。

    <学んだこと>◆チームを団結させるには論点やメリット・デメリットを明確にした上で、目標や主張の軸を定める。◆既成概念に囚われず常にあらゆる角度から物事を考えることで、新しい可能性が生まれる。◆どんなに深刻な状況でも諦めない根性と笑顔を忘れない余裕があれば、思わぬ解決策や閃きに出会える。
    この経験が前回解説した「求める人材」に当てはまることがわかるでしょうか。
    上記で書かれている「傾聴」の部分は、一対一の信頼関係を構築できる人材であることを示しており、「新アイディア創出」の部分は、自ら提案し問題・課題を解決することができる人材であることを示しています。

    最後のポジティブ思考は、リーダーとして必要な資質の一つであり、上記の働き方のケースの中で言われている「心の体力(精神力)」の高さを示せているものであると考えられます。学んだことの内容もレベルが高く、仕事でも通用する考え方であり、高く評価できます。

    三つ目の設問

    あなた自身を表すキーワードを3つ選び、なぜそれを選んだのかをご自身の経験を交えて具体的に説明してください。

    【キーワード①:好奇心の塊】
    選んだ理由:『やりたいことに逆らえない』2010年9月、アジア人としてアジアをもっと知りたいという思いからインドへ留学。そこにあったのは息を飲むほど美しい景色、目を逸らしたくなるような光景、珍しい食べ物、常識破りな生活スタイル、異なる人種の人々…。せっかくこの世に生まれたのだから、五感を全開にし、できる限り様々な経験をしなければもったいないと思う。自ら飛び込んで体験することで、新たな発見が必ずある。それが私の人生をさらにワクワクさせる。

    【キーワード②:想いの共有】
    選んだ理由:『笑顔が見たい』2010年サッカーW杯。侍ブルーの健闘に、日本中のココロが動かされた。スポーツバーで観戦していた私は、勝利の瞬間、知らない者と肩を組み喜びを叫び合い、感極まって目頭が熱くなったのを覚えている。想いをひとつに、一体となって何かを成し遂げると うれしくて、楽しくて、震えるほどの感動を味わえる。その時必ず「笑顔」が生まれる。自分はその笑顔や誰かの喜びのために、チームでひとつのことに挑戦することがたまらなく好きだ。

    【キーワード③:当たって砕けろ】
    選んだ理由:『失敗を恐れない』高校3年時、合格圏にはほど遠い難関大学を目指し、猛勉強をした。くじけそうになってもめげずに最後までやり切れたのは、中学・高校時代の部活を通して「努力は必ず報われる」と確信していたからだ。しかし、結果は不合格で「努力は報われないこともある」ことを経験…。同時に「報われないかもしれないが、努力しないと何も得ない」ことも実感。以来私はどんな高い壁にも突撃する不屈の精神を武器に、挑戦することを恐れない。
    三つのキーワードともに前回の解説で説明したものにあてはまると言えます。
    一つ目の「好奇心の塊」は、チャレンジ精神や変化への対応力を感じさせます。二つ目の「想いの共有」にもリーダーシップや価値観の異なるメンバーと協力できるといったことが示せそうです。三つ目の「当たって砕けろ」にも行動力のある人材であることが示されています。

    内容としては、二つ目の経験は少し受動的な経験で評価は低くなりますが、三つ目の経験については、学びや価値観の深さを感じさせ、高い評価になると思われます。「努力すれば必ず報われる」ということをエントリーシートで書く人も多いのですが、そういった人よりも、努力が報われないことを知った上で努力できる人の方が人として強さを感じるのではないでしょうか。

    就職活動期には、とかく綺麗事が蔓延しがちですが、表面だけの綺麗事よりも、こういった芯の強さを示せるとより高い評価になるということを忘れないようにしてほしいです。

    最後に

    いかがでしょうか、求める人材の理解と、どのようなエピソードが相性がいいかわかっていただけたでしょうか。特に二つ目の設問のゼミでの取り組みについては同じような内容で書ける人も多くいるでしょうから、参考になるのではないでしょうか。

    企業が求める人材を理解して、自分のエピソードを調理する手本として考えてもらえればうれしいです。

    photo by Self_Same_Self/a>

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