MENU

Bay 680*80

更新情報2016/12/09(Fri)内容を更新しました!

P&Gのエントリーシートから考えるP&Gが求める人材

掲載開始日:2014年09月15日
最終更新日:2016年12月09日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 
P&Gは就職活動の中でもトップランクの人気企業であり、他社に比べて選考も早いことから多くの優秀な学生が受ける企業です。
 
P&Gは経営理念の中で、「私たちは、世界中で最も優秀な人材を引きつけ、採用します。(参考:P&G Japan企業理念)」とうたっているだけあり、その選考プロセスはよく練られていると思います。
特にエントリーシートの設問はP&Gが求める人材が明確に描かれており、設問の意図を理解して、P&Gがどのような人材をなぜ求めているのか理解することは今後の選考にも役立つでしょう。
 
今回は、各企業の人事担当者も一目をおくP&Gのエントリーシートに則って、P&Gがどのような人材を求めているのかそれはなぜかを含めて解説します。
 
なお、P&Gを含む外資系メーカーの内定者・通過者のエントリーシートは無料会員登録することで、お読みいただけます。P&Gのエントリーシートはこちらから。
 
 
 
P&G設問
あなたが、解決したい課題や問題について、重要な関連性のある情報(データや事実など)を見出し、その課題や問題の根源をつきとめ、解決策を提案した結果、望ましい成果を挙げた経験について述べてください。(全角半角問わず500字から700字程度)
 
あなたがグループの中でリーダシップをとって、方向性を示し、グループメンバーから協力を得て優れた結果を出した経験について説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)
 
あなたが、これまでに著しい結果(学校、コミュニティー、仕事などを含む)を出したときのことを教えてください。(全角半角問わず500字から700字程度)
 
あなたの周りで起こった変化によって、いつもより柔軟になる事が必要になった時のことを述べてください。その時の状況を説明し、あなたがどのように対処したのか教えてください。(全角半角問わず500字から700字程度)
 
あなたが、異なる背景、経歴又は考えを持っている人々と、建設的な関係を築き上げ、よりよい結果を得た例をあげてください。(全角半角問わず500字から700字程度)
 

1.一つ目の設問

 
あなたが、解決したい課題や問題について、重要な関連性のある情報(データや事実など)を見出し、その課題や問題の根源をつきとめ、解決策を提案した結果、望ましい成果を挙げた経験について述べてください。(全角半角問わず500字から700字程度)
 
P&Gに限らず、「仕事とは課題解決である」ということがよく言われます。常に発生する課題を解決することで、取引先企業および自社に貢献する対価としてお金を受け取るのが仕事です。
 
P&Gの例えば営業の仕事に当てはめて考えると、自社の商品の強みや担当店舗の顧客属性を分析し、課題や問題点を明確にした上で、その課題や問題点を解決し、自社製品の売上を伸ばしていくことが求められます。「商品が悪いから売上があがらない」といった表層部分で思考が止まるのではなく、問題の根源は何なのか考え、説得力を持たせて説明する能力が求められます。
 
このように仕事内容から考えると、難しそうな話に聞こえますが、内定者のエントリーシートを見てみると、アルバイトにおける新人教育の話や、サークルのHP運営の話において、どのような問題・課題を解決したかという話がほとんどです。普段の生活においても私たちは多くの問題を抱えており、解決するための施策を実行しています。エントリーシートにおいてはそのことを認識して謙虚に話ができれば十分でしょう。
 
 

2.二つ目の設問

 
あなたがグループの中でリーダシップをとって、方向性を示し、グループメンバーから協力を得て優れた結果を出した経験について説明してください。(全角半角問わず500字から700字程度)
 
近年の新卒採用においては、「リーダーシップ」の重要性がさらに高まってきているようです。アルファブロガーのちきりんさんのこのコラムが最も端的にリーダーシップの重要性を語っているように感じます。
 
 
日本においては、「船頭多くして船山に登る」ということわざがあるように、リーダーが多いことはよくないこととして受け取る人が多いのですが、リーダーとはそもそも組織の成果を第一に考えて行動できる人だと考えると、リーダーが多い組織の方が好ましいことは上記のコラムの通りです。
 
少し前に話題になったGoogleの採用基準という話においても、リーダーシップの重要性は話題になっています。
 
従来のリーダーシップとは異なる、新しい形のリーダーシップです。従来のリーダーシップを問う際には、よくこんな質問がされていました。チェスクラブの部長でしたか? 営業部の副部長でしたか? その地位を得るのに、どれだけ時間がかかりましたか? そういった質問は重要ではありません。重要なのは、チーム内で問題が生じたときに、適切なタイミングで、率先してチームを引っ張ったかどうか、という点です。逆に言えば、そういった状況において一歩引き下がっていたか、ただ他の人が問題を対処してくれるのを待っていたか、という点も問います。こうした状況下で、もっとも価値の高いリーダーシップを発揮するには、権力を進んで放棄することが求められるからです
 
 
P&Gの仕事に当てはめてもリーダーシップは非常に重要な要素であると言えます。例えばP&Gの営業であれば、取引先店舗の店長とアルバイト、社内のマーケティング部署、経理など様々な人々と協力して、営業成績をアップさせる必要があります。マーケティング部署であれば、営業部署や商品開発部門からのヒアリングを含めて、マーケティング戦略を考える必要があります。様々な人が集まる組織の中で、方向性を示して、組織として成果をあげるために行動をとれる人かどうかが問われています。
 
学生時代の経験に当てはめて考えると、 部長やゼミ長などリーダーとしての実績がある人は実績そのものをアピールするのではなく、自分はどのようなタイプのリーダーで、組織の目標を達成するためにどのように行動できるのかを語る必要があります。
 
またリーダーとしての実績がない人も、実績がないからエントリーできないとふさぎ込むのではなく、自分はどのように組織に貢献することが多いのか、過去にはどういった行動で組織に貢献してきたのか語る必要があります。
 
多くの内定者・通過者のエントリーシートを見ても、リーダーという役職経験そのものをアピールするというよりは、組織の目標に対してどのように行動してきたのかが書かれています。
 
 

3.三つ目の設問

 

あなたが、これまでに著しい結果(学校、コミュニティー、仕事などを含む)を出したときのことを教えてください。(全角半角問わず500字から700字程度)
 
個人として、努力し、成果をあげられる人材も企業が求める人材の一つです。
P&Gの仕事においても、営業であれば営業成績、マーケティングの部署であればマーケティング戦略による売上の増加など、明確に数字が求められる部署がほとんどでしょう。その上で、成果を上げるためにどのように考え、行動する人材なのかが問われています。
 
学生時代の経験に当てはめると、体育会やサークルにおける大会成績、ゼミなどにおける成果など語り口はたくさんあるでしょう。真摯に成果を求めて活動してきた人にとっては最も語りやすい設問だと思います。
 
一方で、この設問において、大学受験の話をしてしまう人もいるのですが、大学受験については学歴を見れば一目でわかるもので、敢えて文字数を割いて話をするのはもったいないようにも感じます。学歴が高い学生ほど、大学受験の苦労話をしたくなるところですが、ここで大学受験の話を書いてしまうと逆に「そんなにネタがないの?」と思われてしまう可能性も高いと思われます。P&Gで働く社員の多くが高学歴だというのも考慮しておくべきでしょう。
 
 

4.四つ目の設問

 
あなたの周りで起こった変化によって、いつもより柔軟になる事が必要になった時のことを述べてください。その時の状況を説明し、あなたがどのように対処したのか教えてください。(全角半角問わず500字から700字程度)
 
P&Gの仕事に限らず、仕事というのは常に問題が発生し、それに対処する必要があります。一定のルーティンをこなしておけばよい仕事というのは総合職においてはほとんどありません。常に発生する問題に対して、前例のない中、自ら考えて対処していく必要があります。
 
営業でもマーケティングでも、自社の製品のシェアが低下してしまうという事態は、競争の激しい生活消費財分野においては常に発生するものです。同業他社が、新しいコンセプトの商品を市場に投下した、販売店に対してキャンペーンを展開し、シェアを伸ばしているなど、めまぐるしく変化する情勢に対して、今までの施策から変更を迫られることも多くあるでしょう。急な変化に対して、柔軟に考え、対処することができる人材かどうかがこの設問において問われています。
 
内定者や通過者のエントリーシートを見ても、サークルや部活の参加率の低下やインターンシップ先の受け容れ体制の変化など、学生生活において、環境の変化に対して、どのように考え、対処してきたのかを語る人が多いと言えます。
 
 

5.五つ目の設問

 
あなたが、異なる背景、経歴又は考えを持っている人々と、建設的な関係を築き上げ、よりよい結果を得た例をあげてください。(全角半角問わず500字から700字程度)
 
人は立場が変われば、意見や考え方が異なるものであり、共通の目標を目指していても、考え方の違いから対立したり、うまくいかないことがよく発生します。
 
P&Gの営業においても、営業するP&Gの社員と、取引先である顧客店舗の店長では考えていることがまったく違うでしょう。P&Gの営業であれば自社の売上がのびることが大事ですが、取引先である店舗の店長であれば、店舗全体の売上がのびればどの会社の商品が売れようと関係ありません。このように考え方の異なる人と建設的な関係を築き上げ、両者にとっていい成果をあげることのできる人材はどの企業でも求められています。
 
一つ注意点としては、こういった設問を初めて目にした学生の多くが、「異なる背景 = 異文化・外国人との交流」という短絡的な考え方をしてしまいがちです。しかし設問で聞かれている内容とは、必ずしも異文化との交流ではありません。内定者・通過者のエントリーシートを見てもサークルの初心者・経験者における価値観の違いなど、国際的な経験ではないものをアピールしている人もいます。もちろん国際的な経験から伝えることを否定するものではありません。
 
 

6.志望動機について

 
「志望動機を書くのが大変だ」と多くの学生が感じているようですが、志望動機は学生時代の経験と志望業界の仕事内容を結びつけてあげればそこまで難しいものではありません。
上記の設問に則って考えると、P&Gの仕事とは、①課題の問題点を突き止め、解決策を実行していく仕事、②方向性を示して、リーダーシップをとり解決していく仕事、③成果を高いレベルで求められる仕事、④変化に対して柔軟に対応する仕事、⑤異なる背景の人と協力しながら成果を求める仕事の5つであり、これらの経験を学生時代の経験と結びつけて語ればよいということになります。
 
⑤異なる背景の人と協力しながら成果を求める仕事を例にとると、志望動機としては、
 
「異なる背景の人と協力しながら成果を求める仕事がしたいと考えてP&Gを志望している⇒学生時代は〜〜という経験をしてきており、こういった仕事に向いていると考えている⇒P&Gの仕事は○○という仕事だと理解している」
 
という流れで話ができるでしょう。こういった観点から語って内定する人も多いのでぜひ参考にしてください。基本的な志望動機の考え方については「志望動機はどのように評価されているのか?」も参考にしていただければと思います。
 
 
P&Gのエントリーシートは無料会員登録することでご覧いただけます。
 
 

【参考】P&G内定者の回答(課題解決)

あなたが、解決したい課題や問題について、重要な関連性のある情報(データや事実など)を見出し、その課題や問題の根源をつきとめ、解決策を提案した結果、望ましい成果を挙げた経験について述べてください。(全角半角問わず500字から700字程度)

3年間続けているホテルの配膳アルバイトにおける、マニュアル作成・導入。【背景】短期間で辞めていくアルバイトが多く、作業効率が下がりお客様へのサービスの質の維持の為に社員の方の負担が大きくなっていた。社員の方やベテランのアルバイトからそうした不満を聞いていた為、自分に出来ることはないか、社員の方の負担を減らしたいという思いから作業効率を上げる為の工夫に取り組んだ。【取り組み】なぜ新しく入ったアルバイトが短期間でやめていくのか、自分が新人の頃苦労していたことを考えてみると、そこで使われている専門用語や物の呼び方、配置等、単純暗記に苦労していた為、マニュアル作成という取組みに行き着いた。アルバイト仲間に作成の協力を依頼するものの、初めは面倒くさいという理由でなかなか協力を得られなかった。まずは自分が草案を書いて提示する事で自分の熱意を示した。その熱意が伝わり、仲間から信頼と協力を得られた。特に、なぜそのようなサービスをこの順番で行うのかをクイズ形式で考えるように工夫する等、様々な意見を取り入れることで「考えるマニュアル」が完成した。【結果】作業効率化を通じて社員の方の負担軽減、ひいてはお客様へのサービス向上の一助になったと社員の方から表彰された。仕組みを作るまでは大変ではあるが、一度出来てしまえば多くの人の喜びに繋がることを実感し、仕組みを作ることにやりがいと達成感を感じた。人から信頼を得る為には言葉以上に行動で示すことが大切であると学んだ。


credit: equanimal via FindCC

    Meetscompany 336*280
    Open 336*280
unistyle
新規会員登録
unistyle
unistyle
unistyle