【DeNA】ビジネスコースのインターン選考(ES、面接etc)対策|合格者ES付
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最終更新日:2024年06月13日
DeNAは、Mobageをはじめとするゲーム事業から、AIを活用したタクシー配車サービスやヘルスケア関連事業まで幅広いIT事業を展開しています。
また、ベンチャー投資も積極的に行い、自らを「永久ベンチャー」と称して常に新しい価値を提供し続けています。
本記事ではDeNAの7つのインターンコースから、ビジネスコースの内容と具体的な選考対策までを紹介します。
→本選考対策向けの記事ですが、DeNAの事業内容・求める人材像について言及しているためインターン選考にも役立つと思います。参考にご活用ください。
・IT業界とは
・DeNAとは
・DeNAのインターン内容
・DeNAのインターン選考フロー
・DeNAの求める人物像
・DeNAのES
・DeNAのES:設問1・設問2
・DeNAのES:設問3・設問4
・DeNAの一次面接
・DeNAのグループディスカッション
・DeNAの1DAYジョブ選考
・DeNAの二次面接
・最後に
IT業界とは
IT業界とは、Amazonや楽天といったEコマースをはじめ、ゲーム、SNSなど、情報技術を用いたビジネス全般のことを意味しています。
SNSの利用者数の増加やキャッシュレス化に伴って、流通する情報量が増加しているため、成長産業の一つとされています。
ベンチャー企業が多く参入している業界であり、上昇志向が高く、若い人材が多いことが業界の特徴です。
IT業界の今後は?課題や最近のトレンド、将来性を徹底解説
DeNAとは
DeNAは1999年に設立され、ECサイト「ビッダーズ」から事業を始めました。主要事業を基盤に、社会的なニーズの変化に対応した新規事業を次々に展開しています。
主要な事業は以下の3つです。
・EC事業
・スポーツ事業
Mobageをはじめとするゲーム事業が全体の売上の7割近くを占めていますが、ガラケー向きのサービスが多いために、スマートフォンの普及に伴って売上は減少しつつあります。
逆に、スポーツ事業は好調で、横浜DeNAベイスターズの動員数は2018年に過去最高の200万人を記録しています。
また、主要3事業に加えて、様々な領域で新規事業を展開しています。
例えば、AIを活用して簡単にタクシーを呼べる配車サービスのオートモーティブ事業があります。自動運転事業に関連する社会的注目度やニーズに対し、2015年から事業を開始しています。
他にも、showroomなどのソーシャルLIVE事業やヘルスケア事業など、ITを軸とした事業を幅広く展開しています。
ミッション
ビジョン
インターネットやAIを活用し、永久ベンチャーとして世の中にデライトを届ける
※ DeNAが考える「永久ベンチャー」
常に新しく本質的な価値の提供を諦めず、積極的に挑戦し続ける組織であるということ。
そのためには、世の中に貢献し、歓迎されて初めて可能になると考えます。
(DeNA公式HPより引用)
DeNAのインターン内容
21卒向けインターンビジネスコースの内容は以下の通りです。
最終日は、審査員とファウンダーの南場、CEOの守安などから経営会議方式で、事業案に対する本気のフィードバックを行います。
実施期間:8月上旬
開催会場:株式会社ディー・エヌ・エー 渋谷オフィス(本社)
待遇 :10万円/4日間(遠方からの参加者には、交通費・宿泊費を支給)
応募資格:大学院・大学・短大・専門学校・高等専門学校に在学中の方(全学年対象)
募集人数:20名程度
(DeNA公式HPより引用)
「就活生の生々しい面を見るためにメンターの社員も辛い程、負荷をかけられた。社員も就活生も辛い環境で、お互いの人間性を確認する事ができた。 」
(過去のインターン参加者のレポートから引用)
DeNAのインターン選考フロー
21卒向けインターンの選考フローは以下の通りです。
DeNAの求める人物像
DeNA公式HP採用情報ページでは以下のように、求める人物像について言及しています。
・「こと」に向かう
本質的な価値を提供することに集中する
・全力コミット
球の表面積を担うプロフェッショナルとしてチームの目標に向けて全力を尽くす
・2ランクアップ
自身の二つ上の視座を意識して 仕事に取り組む
・透明性
チームで成果を上げるために、正直でオープンなコミュニケーションを心がける
・発言責任
役割にかかわらず、しっかりと自分の考えを示す
(DeNA公式HPより引用)
「思考の独立性」
場の雰囲気や権威に影響されずに、本当に独立した自分の考えを導きだせるか、そしてそれを発信できるかが高い次元で問われます。
「逃げずにやり抜く力」
成功のモデルを自ら壊してでも次に向かうDeNAには逆境はつきものです。逆境に耐えられる、では不十分で、逆境をむしろ楽しんで乗り越えるタイプの人でないと厳しい職場です。
(DeNA公式HP代表メッセージより引用)
IT業界は変化が激しく、ユーザーの需要も大きく変化しています。
そのため、「どの領域に注力すべきか、そしてユーザーにどんなデライト(喜び)を届けたいか」をDeNAは深く考えています。つまり、ユーザー目線に立って深く考え抜いて、価値を生み出すのがDeNAです。
その中では、既存の枠組みを超えた新しいビジネスモデルを生み出すことも必要になっています。一人では到底達成できないことを、同じ熱量を持った仲間たちとチームで成果を上げます。
したがって、"深く考え抜いた自分の意見を持つこと"、"最後まで逃げないでやり抜けること"、そして"チームとして成果を上げることができる人"、という人物像を求めています。
上記を踏まえて、ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?と照らし合わせて考えると、以下の2点が当てはまると考えられます。
・今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる
DeNAのES
21卒向けインターンビジネスコースのES設問は以下の通りです。
設問2上記の詳細と、その際に直面した困難、また、その困難をどのように解決したかについて教えてください。(上限400文字)
設問3学業や部活動、学外活動などで特筆すべき成果がある方は、ご記入ください。(上限400文字)
設問4その他アピールしたいことがある方は自由にご記入ください。(上限400文字)
DeNAのES:設問1・設問2
設問1・設問2を合わせて解説します。
ここでは、「あなたの人生の中で」という大きな枠組みになっていますが、ガクチカと同じように回答しましょう。
ガクチカでは、”就活生がどんな人間なのか”、そして”自社にマッチするかどうか”を見ています。
DeNAが求める人物像は、しっかりと深く考え抜いた自分の意見を持つこと、最後まで逃げずにやり抜けること、そしてチームとして成果を上げることができる人です。
それに加えて、ともに仕事をする仲間と同等の熱量や情熱を持っていることも重要です。取り組んだことに対して、情熱を持つことができた根源を明確にしましょう。
したがって、今までの人生の中で、情熱を持って取り組んだことを題材にしましょう。
深く考え抜いた自分の意見を持って行動し、困難に直面した時に「逃げずにやり抜いた」という姿勢を見せ、チームとして成果をせる人物だということをアピールするとよいでしょう。
以上のことを意識した回答例はこちらです。
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DeNAのES:設問3・設問4
設問3と設問4は自己PRですが、ここでは設問4について解説します。
自己PRでは、あなたが企業の求める強みを持っていて、その企業にマッチしているかをアピールすることが重要です。
DeNAは求める素養に「思考の独立性」と「逃げずにやり抜く力」を掲げています。この2つを理解しつつ、以下のフレームワークを参考にアピールしてみてください。
②強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
③強みを表す具体的エピソード
④強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
⑤強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かす?
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DeNAの一次面接
■所要時間:60分
■面接内容:ESの内容に沿った質問、学生時代に頑張ったことや今までの経験の深堀り、希望するコースのヒアリング
■見ているポイント:
自身の人間性、頑張れるモチベーションとどれくらい頑張れるのか。という点がみられています。
(DeNAインターンレポートより引用)
一次面接では志望動機はあまり聞かれずに、ESの深掘りが中心となります。
何に情熱を持てる人なのか、そして、なぜ困難に直面しても頑張ることができるのか、というESの深掘りから人間性を見ています。
つまり面接に臨むにあたり、入念な"自己分析"を行い、どんな質問に対しても、一貫した自分の人間性を見せることができるようにしておくべきでしょう。
DeNAのグループディスカッション
GDで評価される点は以下の4点です。
②議論のテーマや流れへの理解力
③自身の意見の主張力
④議論を統率するリーダーシップ
DeNAの求める人物像の素養の一つ「思考の独立性」は③自身の意見の主張力に当てはまります。
この、4つのポイントを抑えたうえで、GDに臨みましょう。
また、GDではケース問題が出題されています。外資系コンサルだけでない!総合商社でもケース面接対策は必須?を参考にしてみてください。
DeNAの1DAYジョブ選考
■所要時間:半日
■内容:新規事業立案。
「高齢者をターゲットにした新規ビジネスを考える。」など
事前説明→ディスカッション→社員からのFB→ディスカション→社員からのFB→ディスカション→最終発表
■備考:
GD後に社員からのフィードバックをもらえる。
同席した学生は学部生が多かった印象。思考アスリートタイプが多いです。(競争意識強く、我が強い賢い人)
この選考の倍率は非常に高く、16人中3人程度の倍率です。
(DeNAインターンレポートより引用)
インターン選考の1DAYジョブ選考はGDの延長と考えてよいでしょう。
GDと同様に、4つのポイントを抑えましょう。
また、半日以上にわたる選考では行き詰まることも多々あると思います。「逃げずにやり抜く力」も見られているということも意識しましょう。
DeNAの二次面接
■所要時間:1時間程度
■面接内容:学生時代に頑張ったことの深堀り、インターンになぜ参加しようと思っているのか。グループワークではどんな役割をすることが多いのかなどを深く聞かれる.終始穏やかな雰囲気。今までの面接ではあまり聞かれてこなかった志望動機について聞かれる。
(DeNAインターンレポートより引用)
二次面接においては、ガクチカの深掘りによって人間性を見られるだけでなく、インターンへの志望動機についても質問がされます。
「なぜIT業界に興味があるのか」「その中でもなぜDeNAなのか」「インターンで何を学びたいのか」などの質問が予想されます。
求める人物像に沿った自己分析をするだけでなく、志望動機についても準備をしておくとよいでしょう。
最後に
今回は、IT事業を幅広く展開しているDeNAのインターン選考対策について紹介しました。
選考を受ける学生の中には、外資系コンサルなども志望する優秀な学生も多く、選考は高い倍率が予想されます。
この記事を通して、DeNAの企業理解・選考対策を理解していただけたらと思います。