住友生命のインターンはコスパに定評アリ?|内容・選考対策
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最終更新日:2020年12月25日
住友生命は、日本生命、第一生命、明治安田生命に次ぐ保険料収入第4位の国内生命保険会社であり、四大生保の一つに数えられます。
住友生命といえば、生活保険「1UP」のテレビCMを思い浮かべる方が多いことかと思いますが、同社の強みの一つとして「アウターブランディング」が挙げられます。
これは、CM・ホームページ・ソーシャルメディアといった各種メディアに加えて、キャンペーンやイベント、グッズやお客さま向け説明資料などを連動させ、効果を高めていく統合プロモーションのことを指します。
「1UP」は2016年日経優秀製品・サービス賞最優秀賞を受賞しています。
また、外債投資で運用のテコ入れを目指して海外保険会社の買収にも積極的であり、2016年には米国生命保険グループ「シメトラ」の買収を完了しています。
参考:住友生命のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PR・ガクチカへ
→住友生命に興味がある、興味を持ったという方は是非こちらの記事もご参照ください。
今回は、そんな住友生命のインターン内容と選考突破方法について見ていきましょう。
以下は、2017年の夏インターンに参加した方のレポートです。
住友生命のインターン内容
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住友生命のインターンシップは、夏と冬の2回に分けて行われます。
コースとしては、商品開発コースとアクチュアリーコースがあり、会場は東京と大阪の2会場で行われます。
今回は、最も多くの方が参加するであろう商品開発コースについて紹介していきたいと思います。
夏と冬の商品開発コースの内容については同様で、午前の部(9:30~12:30)と午後の部(14:00~17:00)の部があり、5日間に渡って行われます。
冬には1dayインターンもあるようですが、こちらについては5日間のコースを凝縮させたものでコンテンツに大きな差はありません。
それでは、具体的なインターン内容について見ていきましょう。
基本的には、最終発表に向けたグループワークが中心となります。2グループに1人の社員がメンターとして付き、ワークのアドバイスやフィードバックをもらうことができるようです。
また、最終日の座談会には、一般職、総合営業職、総合職と全職種の社員が参加し、職種問わず幅広く話が聞けるとあり、unistyleのインターンレポートを書いた参加者に限って言えば、満足度が高い印象があります。
住友生命のインターン選考内容
住友生命のインターン選考はES(2週間程度で結果連絡)のみが課されます。
近年はESのみですが、年によってはグループ面接やGDが課される場合もあるようです。
住友生命のインターンES対策
(1)インターンシップへの参加志望動機をご記入ください(300文字以内)
(2)大学時代に最も力を入れて取組んだこと、または、取組んでいることをご記入ください(150文字以内)
参考:インターンレポート
住友生命のインターンESは、他社のESでもよく問われる内容で、非常にスタンダードなものとなっています。
志望動機といわゆる学チカの2点しか問われていないため、今までESを書いたことのある方であれば、比較的容易に書くことができるかと思います。
もっとも、設問が少なく、文字数もそう多くないため、端的に分かりやすく相手方に伝える必要があるでしょう。
設問(1)「インターンシップへの参加志望動機をご記入ください」について
文言通り、「志望動機」が問われています。
基本的には「【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説 」のフレームワークを参考にして下さい。
「成し遂げたいことが自らの経験に根付いたものか」や「成し遂げたいことが志望企業のビジネスモデルで達成できるか」については、より具体的に言及しましょう。
あなたが自分自身の経験から何を考え、なぜその企業のインターンを志望するに至ったのか、そこで何を実現したいのかということを1つのストーリーとして伝えることができれば、論理的かつ説得的な志望動機となるでしょう。
設問(2)「大学時代に最も力を入れて取組んだこと、または、取組んでいることをご記入ください」について
ここでは、いわゆる「ガクチカ」が問われています。
150字と比較的少ない文字数の指定がなされている為「ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-」で説明をしている、下記のフレームワークに沿って端的に述べることが求められています。
①~⑥まで全てを書くことが難しいと思いますので、そういった場合は各項目に優先順位をつけてどこを書くべきか考えましょう。
何に取り組んだのかが聞かれているため、当然ながら①結論と④取り組みとその結果について書くことはマストでしょう。
他の項目についてもすべて記載することが望ましいですが、文章の構成や流れ、あなたがどこを重点的に伝えたいのかによって、どこの部分を書くかについて考えましょう。
以下は、インターン合格者が実際に書いたESです。
サークル活動の全国法律討論会で、周囲を巻き込むことの大切さを学びました。始めた当初は、黙々と資料を参照する時間の多い非効率的な勉強会に疑問を感じました。 チームの責任者に就任して以降は、自ら主導して活発な議論を促すような解決策を導入した結果、総合優勝という過去最高の成果を収めることができました。
この学生は、冒頭で⑥学びを述べ、その後②動機と④取り組みとその結果、そして①結論という流れで記述しています。
上記のフレームワークの順番とは前後するものの、非常に分かりやすく端的に伝えることができています。
また、ガクチカではなく自己PRに関するコラムですが、就職活動を始めたばかりで書き方について不安がある方は、「ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?」や「あなたの自己PRが嘘っぽく見えないために「方法論」を語るべき」を是非ご参照下さい。
あなた自身の強みや人柄をより具体的に伝えるだけでなく、他の就活生との差別化を図るためのヒントとなるでしょう。
住友生命のインターンで内定は出るか
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内定は出ないようです。
人数、ターム数ともに非常に多いうえに、選考もESだけであるため、内定に直結するということはないでしょう。
しかし、上記のような優遇があるという参加者の話もあります。
住友生命のインターン参加者からのアドバイス
このインターンは、生命保険業界やこの企業のことを学ぶことはできる。ただ、商品企画は楽しいことばかりではないということを知った。
就職活動において、社風や業務内容などをしっかりと理解するためにも、チャレンジして損はないと思う。企業のプログラムに参加できるのも就活生の特権なので、そこも考えると良いと思う。
参考:インターンレポート
住友生命のインターンは、業界研究・企業研究の側面が非常に強いようです。
それを理解した上で、インターンに臨むほうが有意義かと思います。
また、生保や損保のインターンは、どこも似通った内容であることが多いため、業界研究という点ではどこか1社に参加すれば十分かもしれません。
もっとも、インターン参加者にはその後のセミナーの案内や本選考での優遇がある場合もあるため、その点では数社参加するという選択肢もあるでしょう。
自身が何を目的に参加するのか事前に明確にしたうえで、インターンに参加すると効率的でしょう。
参考:"本選考には関係ありません" のウソ!インターンに参加する目的の3段階
→インターンに参加する”本質的意義”を説明します。
最後に
住友生命のインターンは、内定には直結しないものの、その後のセミナーへの参加などで優遇がある場合もあるようです。
また、同社のインターンは、生命保険業界への理解も深まるだけでなく、内定者や社員の方々との座談会を通して、働き方や社風も十分に知ることができる内容となっているようです。
インターン参加への難易度もそう高いものではないため、生命保険業界について詳しく知りたいという方や、少しでも興味関心のある方は参加する価値のあるインターンといえるでしょう。
この記事が、皆さんの就職活動に少しでも役立てば幸いです。今後もunistyleを是非ご活用ください。
photo by University of the Fraser Valley