【三井物産の面接過去問21選】就職活動での頻出質問と選考意図とは
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最終更新日:2024年05月22日
三井物産は総合商社業界の中でも財閥系商社として不動の地位を築いています。
資源分野を中心に強い収益基盤を有するという強みがある企業ですが、例年就活生の人気が非常に高く、採用倍率はとても高いと言われています。そのため、選考に対する対策は入念に行い、万全の状態で選考に臨む必要があるといえるでしょう。
選考フローは「ES・テストセンター→一次面接→GD+面接+小論文→最終面接」というのが一般的なようです。三井物産の面接経験者の多くは「人柄を見てくれた」と言っており、自らの経験に基づいて資質をアピールすることが重要であるといえます。そのためには企業の求める資質を把握した自己分析が必要なのではないでしょうか。
今回は過去の先輩のデータを元に、面接対策についてまとめました。
三井物産の求める人材に関しては、下記のコラムを参考にしていただければと思います。
三井物産の内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項
→上記で紹介した記事と同様に三井物産のES対策記事ですが、本記事では内定者ESに絞りより詳しく解説しています。上記の記事と併せて是非ご覧下さい。
志望動機に関する質問
- どんな事業に興味があるか、やってみたいか教えてください。
- なぜ総合商社か教えてください。
- なぜ三井物産か教えてください。
- 総合商社の仕事のどこに魅力を感じるか教えてください。
- どんな部署で働きたいか教えてください。
- どのような仕事をしたいですか。
どの業界でも必須の志望動機ですが、総合商社業界では特に重視されています。
志望動機は参考に挙げているフレームワークを基に記述すれば良いですが、その中でも特に重要なのは「成し遂げたいことが自らの経験に根付いたものか」「成し遂げたいことが志望企業のビジネスモデルで達成できるか」ということです。
志望動機の構成としては、"(1)将来の夢・成し遂げたいこと→(2)きっかけとなった経験→(3)企業選びの軸→(4)他に受けている業界及びその他の業界ではダメな理由→(5)具体的にどのような仕事をしたいか→(6)業界の中でもなぜその企業か"といった6点を抑えると論理的に説明することができるでしょう。
【例文6選】エントリーシート(ES)の志望動機の書き方!独自調査を基に人気業界ごとに解説
→志望動機を書く際に活用すべきフレームワークを解説しています。また、志望動機のNGパターンも多数紹介しているので是非ご覧下さい。
志望動機の面接頻出質問14選!各質問の出題意図を踏まえた回答対策
→必ず聞かれる質問シリーズの志望動機版です。面接を成功させるためにも、定番質問には淀みなく答えられるようにしましょう。
学生時代の経験に関する質問
- サークル等のこれまでの活動で、どんな信念をもって取り組んできたのか教えてください。
- アルバイトについて教えてください。
- アルバイトの経験をどのように仕事で活かせると思いますか。
非常にオーソドックスな質問の多い三井物産の面接では学生時代頑張ったことについて確実に聞かれると言っていいでしょう。学生時代の経験は、「ガクチカの書き方とは-6ステップで書けるESテンプレを基に解説-」に基いて説明できると良いでしょう。
その中でも、学生時代の経験で培われた、あるいは発揮された強みが三井物産が学生に求める資質に合致していることをアピールすることが重要です。
→必ず聞かれる質問シリーズのガクチカ版です。質問に併せて回答方針も示しています。
商社が求める自己PR|アルバイト編
→総合商社を志望する上で部活経験や留学経験がないからといって物怖じする必要はありません。自己PRにおいて伝えるべきは「実績」ではなく貴方の「価値観」や「普遍的な方法論」なのです。
学業に関する質問
- 自分の学部について教えてください。
- 自分の専攻分野について教えてください。
学業に関する質問は面接でよく聞かれますが、パターン化しているため準備をして臨めば問題ないでしょう。
「専門分野の内容」よりも、「専門分野を詳しくない人にわかりやすく説明できる地頭」や、「その分野を選択したあなたの判断基準や価値観」がみられています。初めて聞く人にもわかりやすく説明できるように準備しておきましょう。
【意外な質問対策】「通っている大学は第一志望か」という問いの意図
→就活生の中にはこの質問に「Yes」と回答出来ない人もいるでしょう。本記事ではそんな学生がどう答えるべきか解説しています。
あなた自身に関する質問
- 自分の性格について一言で表してください。
- 長所と短所を教えてください。
- 短所が出てしまったが乗り越えたような経験について教えてください。
- 何にやりがいを感じますか。
- 苦手な人はどういう人ですか。
三井物産の面接では人柄が重視されると言われているように、人柄を見られる質問が多くされています。コミュニケーション能力や、面接官とのフィーリングが合うかといったことも重視されるため、自分が三井物産という会社に合っていること自信を持って伝えられるかがカギであるといえるでしょう。そのためには自己分析を入念に行うことが必要です。
自己PRで書くべきことは「【例文35選】新卒就活で高評価を得る自己PRの書き方・伝え方を徹底解説」を参考にしてください。
基本的には学生時代頑張ったことに近い内容となっているため「学生時代頑張ったこと」から伝えることができる強みについて考え、それが三井物産が学生に求める資質に合致していることを示せればよいでしょう。
また、自己PR作成の上で重要になるのが方法論です。例えば自らの強みがリーダーシップがあることだった場合に「リーダーシップがあります」だけでは説得力に欠けるといえるでしょう。その強みが形成されたきっかけ、具体的なエピソード、強みを発揮する上で心がけることも踏まえて説明することを心がけましょう。
ES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?
→人気企業に内定する学生がエントリーシートに書いていることには一定の共通項があります。本記事では、人気企業内定者が共通してアピールしていた企業が求めている「強み」を5つ紹介しています。
【自己PR】面接で必ず聞かれる9の質問と回答ポイントを解説
→必ず聞かれる質問シリーズの自己PR版です。
その他の質問
- 世界と関わるとはどういうことだと思いますか。
- 最近感動したこと・泣いたこと・怒ったことについて教えてください。
- 10年後どのようになりたいか教えてください。
- 他社の内定・選考状況について教えてください。
三井物産では、普段からどのような価値観で物事を捉えているかという質問がされています。特に10年後の自分が同社で活躍しているイメージを明確に持っているか、またそれを面接官に明確にイメージさせることができるかが重要であるといえます。
→面接の場面でふとされがちな雑談チックな質問に対する回答方針をまとめています。
最後に
総合商社というと、体育会出身や留学経験者、帰国子女が多い印象を持つ学生が多いですが、総合商社というビジネスの中で活躍するのに必要な要素を持っている人材であれば採用されます。TOEICの点数等のスペックだけではなく採用の決め手となる採用基準に目を向け、入念に対策を行うことが内定を得るために重要です。
三井物産の面接で聞かれることは基本的にオーソドックスなものとなっています。そのため準備を念入りに行うことが内定獲得につながるといえます。