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16卒アサツーディ・ケイ(ADK)本選考のエントリーシートで書くべきこと

16卒アサツーディ・ケイ(ADK)本選考のエントリーシートで書くべきこと

掲載開始日:2015年02月03日
最終更新日:2016年12月09日

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ADKは電通・博報堂につぐ広告代理店として、学生の間でも人気のある業界の一つです。一方で売上高の差から電通・博報堂とは大きな差があり、両者からもライバル視されていないという厳しめの評価もされる会社です。

就職活動においては、広告代理店のESは博報堂の「流行を生み出すプラン」や電通の「お題に関するいい話」など、考えさせられる設問が多く、毎年多くの学生を悩ませています。今回も広告代理店が求める人材を考えた上で、ADKの設問のアプローチを考えて行きたいと思います。絶対の正解ではないですが、考える際の参考にしていただければと思います。

 

ADKの設問

(事前エントリーの際の設問)
他にはない、あなただけの特別なことは何かありますか?(400字)

※事前エントリー後に本ESを記載、郵送

(本ESの設問)
①このスペースであなたらしさを自由に表現してください。(A4の3/4程度の余白、立体物不可)
②広告会社が今後更に発展するためにはどうすればよいか、提案してください。(11行、400〜500字程度)
③今までの人生で最大のチャレンジと、そのチャレンジで変化したことについて教えてください。(11行、400〜500字程度)
④今までの人生で最大の挫折と、その挫折をいかに乗り越えたかについて教えてください。(11行、400〜500字程度)
⑤作文「あなたを形づくっているもの」について、600文字以内でお書きください。

 

基本的にはオーソドックスな自己PRであると言えます。広告代理店でどのような仕事が求められており、活躍する人材が有しているべき能力とは何かという点について考え、答える内容について考えるという順番がよいかと思います。

なお、企業が求めている人材を考える際には下記のコラムが役に立つと思いますので参考にしてください。

人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み
書評:『なぜ7割のエントリーシートは読まずに捨てられるのか?』


設問に対する考え方

広告代理店の仕事は、クライアントである企業の広告戦略を立案し、実行していくことです。そのための手段としてテレビCM、ネット広告、新聞・ラジオ広告、イベント企画などがあげられます。広告代理店の営業を例に取り、実際にどのように考えるのかを下記の博報堂の解説で書いていますので参考にしてください。

博報堂のエントリーシートから考える博報堂が求める人材

ADKについても博報堂同様に、クライアントである企業の担当者、社内のマーケティング・メディア部署、クリエイティブを担う制作会社と様々な関係者の考えをまとめて、広告戦略を立案し、実行し成果をあげることが求められていると言えます。広告代理店で求められる人材をまとめると下記のようになると考えられます。

①リーダーシップを発揮し、様々な関係者をまとめ成果をあげることのできる人材
②クライアントと密な信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決の提案から実行まで行うことの出来る人材
③クライアント、マーケティング、制作会社など異なる価値観・考えを持つメンバーをまとめて協力して成果をあげることのできる人材
④正解のない中、今までにない新たな企画やプランを立案し、周囲に納得して協力してもらい実現することのできる人材

これらの人材である素養を学生時代の経験から相手に伝えることができれば、広告代理店でも活躍できる人材であることが伝わると考えられます。どういった学生時代の経験が上記①〜④に当てはまるかは先ほど紹介した下記のコラムに書いていますので合わせて参考にしてください。

人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み


ADKの企業理念にみる求める人材

上記で解説した求める人材に大きな差がないかを確認するために、ADKのVisionのページを確認したいと思います。

消費者を動かす3つの力 -私たちは、次の3つを大切にします。

1. Strategic Insights 戦略的洞察
消費者に行動を起こさせる、その動機となるものは何か。私たちは、蓄積されたデータと高度な分析力からインサイトを見つけ出します。消費者現場の真実に迫る徹底的な観察と、様々な情報テクノロジー、そしてコミュニケーションのプロとしての経験を活用し、「誰をどのように動かすのか」という具体的な行動ベースの目標を設定します。
2. Creativity 創造力
目標は、優れたクリエイティビティによってのみ達成されます。クライアントの本質的課題を捉え、核となるアイディアを生み出し、消費者との接点・メディアを最適化。さらには、消費者とブランドの出会いの場として魅力あるコンテンツを開発する。私たちは、その全ての側面で独創的なクリエイティビティを発揮し、結集させて、消費者の行動に働きかけます。
3. The Power of Action 実現力
成果を上げるための実行力。それは、ADKが1956年の創業以来受け継いできたDNAでもあります。私たちは、困難と思われるタスクにも真摯に向き合い、確実に実現するプロフェッショナル集団です。設定した目標の達成度を常にウオッチし、「消費者を動かす」アイディアと実行力で、クライアントのビジネス成果に貢献します。

ADK企業HPより一部引用

 

広告代理店ではクリエイティブな人材が求められているとはよく言われますが、多くの学生が「クリエイティブ」という言葉を勘違いしているように思います。学生の中では、クリエイティブを「突拍子もないアイディアをポンポンと思いつき人に話すことのできる人、思いつきのよい人」と定義しているように感じます。いわゆるアイディアマンと呼ばれるタイプの人で、アイディアを生み出す際に上記で言われているような「戦略的洞察」や「実現力」が伴っていなくてもクリエイティブ能力があると考えてしまいがちです。広告代理店の就職活動において課される「新しい消しゴムのアイディアを思いつく限りあげてください」といったようなクリエイティブテストで高得点を取るタイプの人材を求めていると考えてしまいがちです。

しかし上記のADKのVisionを見てもそうではないことがわかります。もちろん2で「創造力」をあげている通り、クリエイティブの能力が高いことは広告代理店で活躍するための一つの要素ではありますが、それと同じくらいに「戦略的洞察」と「実現力」の部分が求められています。結局、実現できないアイディアに価値はなく、アイディアを形にすることのできる人材が求められているということでしょう。

ちなみに「戦略的洞察」についてはP&GのESに「あなたが、解決したい課題や問題について、重要な関連性のある情報(データや事実など)を見出し、その課題や問題の根源をつきとめ、解決策を提案した結果、望ましい成果を挙げた経験について述べてください。(全角半角問わず500字から700字程度)」という設問がありますが、これはまさに蓄積された事実・データから解決策を考えるという点では「戦略的洞察」につながるものであると言えます。下記の解説や内定者のエントリーシートは参考にしていただければと思います。

P&Gのエントリーシートから考えるP&Gが求める人材
P&Gエントリーシート一覧


事前エントリー設問の解説

他にはない、あなただけの特別なことは何かありますか?(400)

 

長くなりましたが、設問について考えていきたいと思います。上記の通り、広告代理店で求められている人材を踏まえて内容を書くと評価される可能性が高いと言えます。また特定の学生時代の経験だけで語るよりは、「あなただけの特別なことが培われた経験」⇒「特別なことが発揮された経験」とストーリーを持って伝える方が相手に伝わりやすいかもしれません。(参考:自分の生い立ちを語ることで自己PRに説得力を持たせる方法

また設問としては、「ありますか?」という疑問系で書かれているので、「ありません」という回答もあり得ます。就職活動というと無理に着飾って完璧超人を演じる学生が大量に出る中で自然体の自分を伝えることができるというのは評価されるポイントの一つです。

こういった設問では答えはなく、どう答えても間違いということはありません。ADKがこの設問を通して、自社の仕事が出来る人なのかどうかを見ていることを考えながら、自分ならどう答えるべきかを考えてみてください。


本ES設問一つ目

①このスペースであなたらしさを自由に表現してください。(A4の3/4程度の余白、立体物不可)

 

いわゆる自己PRにあたる設問です。上記の通り、求める人材について踏まえた上で書く内容を考えるようにしましょう。

クリエイティブ系らしくイラストや文字などを自由に書くことができます。広告代理店がこういった手のかかる設問、考える必要のある設問を課すのは仕事においても常に「伝える」ことが必要であり、それを苦に思う人材では勤まらないからと考えているからと思われます。

イラストや文字が苦手だというタイプの人は、パワーポイントの発表資料を作成するつもりで書いてみるとうまくいくかもしれません。

 

本ES設問二つ目

②広告会社が今後更に発展するためにはどうすればよいか、提案してください。(11行、400〜500文字程度)

 

こういった質問を考える際に、ゼロから自分で考え始めると行き詰まりがちです。このような提案などを行う際には、過去の事例や現在行われていることなどある程度のベースを集めた上で提案するのが定石です。コンサルティング会社などにおいてもまずは現状の把握のために業界本を読みあさり、インタビューを行い、その上で提案を行うと言われています。

「広告会社が発展するために何をすべきか」なんてことは既にADKの社員の方々は考えており、その考えは直近の取組みに反映されていると思われます。そのためまずは現在、広告代理店が何に注力しているのか傾向を探るのがよいと思われます。現在広告代理店が何に注力しているのかは、業界本を読むまでもなく、直近のニュースリリースを読み込むと傾向値が見えてくるでしょう。「広告会社」と主語が大きいので、ADKの取組みだけではなく、電通や博報堂のニュースリリースも読んでおくとよいでしょう。

ADKニュースリリース
電通ニュースリリース
博報堂ニュースリリース

また過去にはワコールのESを例に、エントリーシートにおけるIR資料の活用というコラムを書いています。もっと情報を仕入れた上で提案内容を書きたいという場合については下記のコラムも参考にしてみてください。

エントリーシートにおけるIR資料の活用方法

なお、このような提案的な内容になると、多くの学生が批評家として論評するような形の提案を書きがちです。上記の求める人材で書いた通り、広告代理店では「実行力」も強く求められます。その提案を誰かがやってくれないかなという低い当事者意識ではなく、自分がその提案を実現できる、実現したいという気持ちが強いということを過去の経験と結びつけて語れるとより評価されやすくなるでしょう。


本ES設問三つ目

③今までの人生で最大のチャレンジと、そのチャレンジで変化したことについて教えてください。(11行、400〜500文字程度)

 

「チャレンジ精神」について問われているものです。受験勉強などハードルの高いものごとに対するチャレンジを書く就職活動生も多く、間違いではないのですが、広告代理店の仕事内容を踏まえたチャレンジを書けるとより相手に伝わりやすいのではないでしょうか。例えば、自分が提案し、多くの人の協力を得ながらチームで成し遂げがたいことに挑戦した経験であれば、広告代理店における新規の企画やアイディアをチームで協力して達成することに結びつけやすいでしょう。

 

本ES設問四つ目

④今までの人生で最大の挫折と、その挫折をいかに乗り越えたかについて教えてください。(11行、400〜500文字程度)

 

挫折経験がないと悩む人については下記のコラムを参考にしてください。

挫折経験のない人が、面接・ESの「挫折経験は?」に答える三つのアプローチ

基本的には「チャレンジ」には挫折や失敗がつきものです。目標を掲げて計画通りにいかなかった経験についてどのように捉えたのか、どう軌道修正してきたのかを語ることが出来れば十分でしょう。上記のコラムでも書いている通り、「ない」と言い切るのも一つのアプローチではあります。


本ES設問五つ目

⑤作文「あなたを形づくっているもの」について、600文字以内でお書きください。

 

これはいわゆる「強みのきっかけとなる経験」の派生系と言えます。

自分の生い立ちを語ることで自己PRに説得力を持たせる方法

過去の経験から今の自分に強く影響しているものをストーリー性を持って話ができるとあなたというキャラクターに感情移入してもらいやすいでしょう。もちろん広告代理店が求めている人材に繋げることや、将来やりたいこと・成し遂げたいことに繋げることは意識して書いた方が相手にも伝わりやすくなるでしょう。

 

最後に

業界研究というと、その企業の売上や業界での立ち位置、直近の面白そうなプロジェクトなど外面的なものに終始してしまう学生が多いのですが、大事なのはその企業で実際に働くとはどういうことか知ることと、それを自分の経験に置き換えてみることです。広告代理店で実際に働くとはどういうことなのか、活躍するために必要な要素は何か、出来る社員と出来ない社員の違いは何か、求められている能力は何かといったことを仕事内容から理解することが自分に合った会社かどうか考える上でも重要です。

ぜひ広告代理店だけでなく他業界についても上記のような順番でESや面接で伝える内容を考えていただければと思います。

 

credit: dalydose via FindCC

【参考】博報堂の内定者回答(学生時代に頑張ったこと/チャレンジしたこと 2つ)

学生時代に頑張ったこと/チャレンジしたことを2つ、具体的なエピソードを交えて説明してください。    

【学生時代に頑張ったこと/チャレンジしたこと①】
大学生と専門学生の2足わらじ生活
【具体的説明】
若くして独立できる公認会計士に憧れ、大学と専門学校との2足わらじで会計士試験に挑戦した。専門学校は、それぞれが成績争いに凌ぎを削る殺伐とした雰囲気で、模試での不正も横行していた。
私はこのような空気では足の引っ張り合いであり、誰にとっても損であると悩んだ。そこで、授業後に飲み会を企画し、目標は本試験の合格で、模試ではないと説得したが、状況は変わらなかった。その時、所詮試験は個人戦であり、全員がライバルなのだから牽制し合ってしまうのは仕方がないと諦めかけた。
しかし、やはり息の詰まるような雰囲気に耐え切れず、なんとか切磋琢磨する環境を作れないか考えた結果、大手専門学校の簿記大会にチームで参加することを提案した。その結果、大会までの1カ月は早い解決を教え合って議論し、足りない力を補い合い、大会では優勝した。さらに、「他の専門学校には絶対負けない」という意識が芽生えた。私はこの経験から、周囲を動かすには、ただ直接的に意見を押し付けるのでなく、少し別の角度から訴えかけることが重要だと学んだ。
【学生時代に頑張ったこと/チャレンジしたこと②】
高校時代、自分が1年生時の後夜祭で経験した「全生徒の一体感」を下の代にも味あわせたい一心から、後夜祭を創り上げた。高校は生徒数が2000人超の男子校で、自由な校風の反面、まとまりがなかった。私はもっと一体感のある学校にしたいと思い、年に1度の後夜祭のため、丸1年かけて準備に取り組んだ。
直前には忙しさのあまり業者への100万円の納金を忘れ、開催が危ぶまれる事態に陥った。当初、私たちは責任のなすりつけ合いをしていたが、このままでは後夜祭を成功させることはできないという考えから、腹を割って意見をぶつけ合う場を設けた。それは一晩中続き、途中には殴り合いにもなったが、本気でぶつかった後には、「絶対に今までで一番の後夜祭を創ってやる」という目的が明確になった。
その結果、本番では最後に全生徒は肩を組み、体育館全体が一体となることができた。私は自分の創った後夜祭で涙を流している生徒を見た時、今までの苦労が一気に吹き飛び、最高の喜びを感じることができた。"

【参考】JR東日本企画の内定者回答(志望動機)

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【参考】JR東日本企画の内定者回答(働く上で何を一番大切に考えていきたいか)

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