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内定承諾先に悩む複数内定者に捧げる「意思決定マトリックス表」

内定承諾先に悩む複数内定者に捧げる「意思決定マトリックス表」

掲載開始日:2019年06月27日
最終更新日:2019年06月27日

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6月も終盤になり、20卒向け本選考においては、ほとんどの企業が既に「内定」を出しているかと思います。

売り手市場と言われている現在、複数の企業から内定をもらっている学生も多いのではないでしょうか。

以前、5/23(木)~5/30(木)にかけ、20卒就活生に向けてunistyleが行ったアンケート調査においても、以下のような結果が出ていました。

現状の内定の有無(5/23~5/30の期間時点)

獲得した内定の個数(既に内定辞退をした分を含む)

このアンケートは5月末にかけて調査した結果になりますが、その時点でも"70%"を超える就活生が既に内定をもらっていました。

また、その中でも半数近くの就活生が"複数内定"を持っており、6月終盤の現在では"過半数の就活生"が複数内定をもらっていることは充分予測されます。

そんな状況になった際に悩むのが「最終的な企業選択」です。

ただ何となくで大手企業の選考を受けていたり、異なる業界の企業の内々定を持っている就活生の中には、未だに「どの企業に行こうか」と悩んでいる人も少なくないと思います。

もちろん全ての企業に「メリット・デメリット」はあり、最終的な企業選択を行う際の明確な基準があるわけではありません。

しかし、最終的に企業を選ぶ際にはいくつかの方法があります。

そこで今回はそのような就活生に向けて、"内定承諾先に悩む複数内定者に捧げる「意思決定マトリックス表」"という命題で、unistyleから「企業選択の方法」を提示します。

なぜ複数内定をもらった際に悩んでしまうのか? 

なぜ複数内定をもらった際に悩んでしまうのか?

実際、複数内定をもらった就活生のほとんどが何かしらの理由で悩むのではないでしょうか。

しかし、その中でも「スパッと企業選択ができる」就活生と、「中々企業選択ができない」就活生がいます。

「ではその違いは一体どこにあるのか?」と考えると、後者の就活生は主に以下の3パターンに分類することができます。

①企業選びの軸があいまいなまま就活を行ったパターン
②5年後、10年後といった将来のなりたい姿をイメージできていないパターン
③エントリー・選考時は「その企業のメリット」しか見ていないが、最終的な企業選択の際になって初めて「リスク・デメリット」を見て迷ってしまうパターン

企業選びの軸があいまいなまま就活を行ったパターン

このパターンに該当する就活生の中で多いのが、「軸を明確化せずに就活を始めてしまい、手当たり次第エントリー・選考を受けた結果、最終的な企業選択で悩んでしまう」といったものです。

特に、「業界を絞らずにとりあえずネームバリューのある日系大手企業だけを受けた」就活生は、このパターンに該当しがちです。

5年後、10年後といった将来のなりたい姿をイメージできていないパターン

このパターンに該当する就活生の中で多いのが、「とりあえず興味のある業界・業種・サービス(製品)という観点だけで就活を行ってしまった」というものです。

「この企業に入社したい」、「この企業で働きたい」ということしか考えておらず、「将来的にどうなりたいのか・この企業に入社した上でどんな夢や目標を達成したいのか」を不明確なまま就活を行ってしまうと、このパターンに陥る可能性が高いです。

エントリー・選考時は「その企業のメリット」しか見ていないが、最終的な企業選択の際になって初めて「リスク・デメリット」を見て迷ってしまうパターン

このパターンは、上記に挙げた3パターンの中で最も多くの就活生が陥りやすいパターンではないでしょうか。

選考時は、「御社のこの点に魅力を感じました・御社でこのように活躍したいです」といったようにプラス面しか考えておらず、いざ最終的な企業選択をする時になって初めて「この企業は残業が多いらしい・他業界に比べて給料が低い」などといったマイナス面に目がいってしまうというものです。

「隣の芝生は青く見える」といったことわざもあるように、「他社・他業界と比べたマイナス面」ばかりに目がいってしまうという現象に近いものがあります。

これらのように、「中々企業選択ができない」就活生は複数のパターンに分類することができます。

「では一体、そのような就活生はどのようにして最終的な企業選択を行えばよいのか?」

そこでunistyleが提示する選択方法が、"意思決定マトリックス表”を用いることです。

このマトリックス表を用いることで「定量的に意思決定」ができ、より「納得感のある」企業選択を行うことができます。

それでは、そのマトリックス表の作成方法と具体例を紹介していきます。

意思決定マトリックス表の作成方法と具体例

先ほど記載した通り、「中々企業選択ができない」就活生の中には、企業選びの軸があいまいなまま就活を行ったパターンがあります。

そのため、就活が終了してから改めて「自身の就活の軸を定める」ことも一つの選択肢となります。

その「軸の定め方」の方法として、以下の2つを組み合わせるといった方法があります。

①企業選びの軸と志望企業で「マトリックス表」を作成する
②「企業選びの8つの軸」を参考にする

 企業選びの軸と志望企業で「マトリックス表」を作成する

「マトリックス表」はあまり聞き馴染みのないものかもしれませんが、この表を使うことで「定量的」に比較することができます。

考え方としては以下の通りです。

企業選びの軸と志望企業で表を作成
 ▼
選社軸をMUST(絶対に外せない軸)とWANT(できれば外したくない軸)に分類する
 ▼
選社軸を1~5で定量評価し、企業に当てはめる
※1~10などでもOK
※MUSTとWANTを重要度に合わせて点数に傾斜をつける。(例:MUSTは2倍にする)
 ▼
点数が最も高い企業が最も志望度が高い企業になる

このように「定量比較」することで"選社基準"が明確になり、明確に軸を定めることができます。

「企業選びの8つの軸」を参考にする

企業選びの軸は、大きく以下の8つに分類することができます。

この8つの軸の中で、自分自身が最も大切にしている順に「優先順位」をつけ、その優先順位と照らし合わせて企業選択を行うのも一つの手段です。

この考え方を用いることによって「自分自身の就活の軸」を改めて整理することができますし、複数の観点で細かく「企業比較」を行うことができます。

具体例

上述した説明だけでは理解しにくいと思いますので、この2つの方法を用いて実際に例を挙げてみます。

今回は「総合商社を志望しているA君」という架空の人物を例にとって解説してみます。

●重視している企業選びの軸
会社基盤、事業内容、組織風土、施設環境

●志望企業
三井物産、住友商事、丸紅

●選社軸 
MUST
事業内容:取扱う商材に希望はないが、できれば規模の大きい事業に携わりたい。
組織風土:体育会系の風潮はあまり好まない。
WANT
会社基盤:規模・安定性を特に重視している。
施設環境:本社の立地が少し気になる。

上記の条件を元に、実際にマトリックス表に当てはめてみます。(上記の内容は一例になりますので、参考程度にご覧ください。)

選社軸をそれぞれ「1~5」で定量評価し、その上で「MUSTの点数を2倍にする」といったように、MUSTとWANTを重要度に合わせて点数に傾斜をつけます。

すると、三井物産が「23点(4×2倍+3×2倍+5+4)」、住友商事が「21点(3×2倍+4×2倍+3+4)」、丸紅が「21点(3×2倍+4×2倍+4+3)」となり、最も志望度が高い企業は"三井物産"となります。

選社基準などの項目に関してはあくまで一例になりますが、このような方法を用いると、しっかりと「定量比較」することができます。

その他の企業選択方法

上記で「マトリックス表」の作成方法と具体例を紹介しましたが、最終的な企業選択を行う方法は他にもあります。

その内の一つが自身の将来を考える、つまり短期視点ではなく、"長期的視点"で見て企業選択を行うという方法です。

とは言っても「長期的視点で見た企業選択」のイメージを掴むことができない就活生もいると思います。

その方法として、以下の2点を提示します。

①今後3~5年間で身につけたいスキルで選択する
②5年後、10年後といった将来のなりたい姿で選択する

 今後3~5年間で身につけたいスキルで選択する

現代では「終身雇用」という考え方が徐々に形骸化し、「転職を前提に就職先を選択する」ことも珍しくありません。

実際に、2019年5月13日にトヨタ自動車社長の豊田社長が「終身雇用を守るのが難しい」と発言したように、この流れは「大手企業」も例外ではありません。

そのため、入社してから身につけたいスキルによって企業選択をすることも一つの方法となります。

身につけたいスキルというと、「プログラミングなどのITスキル」がイメージしやすいかと思いますが、"外資系コンサルファームでビジネス的な思考力を培う・メガバンクに入社して金融知識を培う"といったことでも選択することができるでしょう。

また、「マーケティングに関する知識」を身につけたいと考えているのであれば、配属が確定していない・ジョブローテーションがある大企業に入社するよりも、"webマーケティング会社・小規模の広告代理店"に入社した方が、スキルを身につけるという意味では良いのではないでしょうか。

この方法は一つの手段ではありますが、一方で「中途半端な知識・スキル」は高く評価されないため、入社した会社で鍛錬する必要があるでしょう。

中途半端な知識・スキルにならないよう、"その会社の仕事や業務に興味を持てるか・楽しみながら働くことが出来るか"を入念に考えた上で選択を行いましょう。

5年後、10年後といった将来のなりたい姿で選択する

5年後、10年後に自分自身がなりたい姿を考え、その「なりたい姿に近い社員がいる企業」を選択するのも良いかもしれません。

なりたい姿の社員が一人しかいない場合は難しいかもしれませんが、何人もの社員と会い、「5年後、10年後にはこの方のようになりたい」と思える社員が多い企業については、同じような道を歩める可能性が高いでしょう。

また、なりたい姿に関する話をすると「とにかく成長したい」という軸を語る就活生が多くいますが、「成長」の定義をもう少し詳細に分解するのが良いと思います。

例えば、"①どのように成長したいのか・②成長した結果として30歳前後でどのような姿になりたいのか"の2つについてはマストで考えておきましょう。

企業選択方法のNG例

企業選択の方法に関して様々な情報を目にするとは思いますが、「自分では良いと思っていた方法も、意外と適切ではなかった」といったパターンも存在します。

今回はそのNG例も紹介していきたいと思います。以下、主なNG例になります。

①OB・OGへの相談や、内定先の懇親会に参加した印象・雰囲気で判断する
②他人からの評価(見られ方)で判断する

OB・OGへの相談や、内定先の懇親会に参加した印象・雰囲気で判断する

この方法は「会社の雰囲気・リアルな実情」を知ることができ、一見適切な方法のようにも見えますが注意が必要です。

なぜかというと、「OB・OG訪問や懇親会に参加する社員は採用担当側の息がかかっている可能性が高く、正確な判断材料にならない」というリスクがあるためです。

もちろん、全ての企業・社員が上記に該当するわけではありませんが、少なからずそういった企業・社員は存在します。

もし、このような方法を実践しようと考えている就活生がいるのであれば、"一人ではなく、複数のOB・OGに相談する""1回の懇親会だけで判断せず、同じ懇親会に参加した同期にも話を聞いてみる"などといった方法を試すのが良いでしょう。

他人からの評価(見られ方)で判断する

「就職先人気ランキング・就活生間での評判・親からの意見」、もしくは「有名大企業で働く自分・ベンチャー企業でバリバリ頑張っている自分」など、他者からどのように見られたいかといった観点で「最終的な企業選択」を行うのはNGです。

その理由としては、他人からの評価という"移ろいやすい基準"で企業選択を行うと、入社後、自分自身が想定していたものと異なるといった状況になる可能性が高くなってしまうためです。

しかし、あくまでも人間は社会的な生き物であり、他人からの評価に影響されてしまうのは仕方がないことだとは思います。

ただ、今後40年以上も続く社会人生活のファーストキャリアを、このように「他人からの評価」で判断してしまうのは非常にリスクがあります。

他人からの評価(見られ方)を無視しろという訳ではありませんが、最終的にその企業で働くのは"自分だけ"ですので、最終判断に関しては"自分の意志"を最優先にすることが望ましいでしょう。

最後に伝えたいこと

ここまで、"複数内定をもらった際の最終的な企業選択"に関して紹介してきました。

企業選択に悩む就活生は少なくないとは思いますが、この記事を読むことで、少しでも企業選択の手助けになったのであれば幸いです。

しかし、unistyleが就活生の皆さんに最も伝えたいことは"最終的な判断は自分自身で決定することが大切。その上で、自分自身で決断したことに後悔しない。"ということです。

その理由としては、"自己決定を行うことが最も「幸せ」に繋がる"からです。

実際に神戸大学の研究結果でも"所得、学歴よりも「自己決定」が幸福感に強い影響を与える"という結果が出ています。

入社後のメリットとデメリットはいわば表裏一体、且つ入社前の段階ではどの選択が正解なのかは分かりません。

そのため、"自分自身で選択した道を正解にしていく"というマインドが重要になります。

この記事が少しでも「就活生の企業選択の手助け」になり、一人でも多くの就活生が「後悔のない企業選択」ができることを願っています。

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