大手企業がリストラの嵐~その背景・今後・就活生の行動指針を考察してみた~

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最終更新日:2023年11月02日

大手企業がリストラの嵐~その背景・今後・就活生の行動指針を考察してみた~

ここ最近、大企業による大規模なリストラや早期退職のニュースをよく目にします。

実際に「大企業による直近2年間のリストラ・早期退職」を調べてみると、以下のような企業が確認できました。

  • 日産自動車
    →2023年3月までに世界の日産グループ従業員の10%、1万2,500人を削減すると発表。
  • 富士通
    →2018年10月に5,000人の従業員を配置転換し、そのうちの2,850人が退職。
  • 損保ジャパン日本興亜
    →2019年6月末、従業員4,000人を削減し、買収したワタミの介護人材に回すことを発表。

    ※ここでは3社しか取り上げていませんが、後述でその他の企業も取り上げています。

上記に挙げた企業はあくまでも一例にはなりますが、3社ともに「各業界を代表する大手企業」であり、"大手企業=安定している・リストラなどはめったにない"という認識を持っていた就活生は驚いたのではないでしょうか。

各社でそれぞれ事情は異なるにしても、最近のリストラの嵐はここ数年間では見られなかった兆候ですし、上記3社の事例も氷山の一角に過ぎず、他の大手企業でも大規模なリストラ・早期退職が実施されています。

今や「大手企業=安定している・リストラなどはめったにない」という神話はないに等しく、就活生の方もこういった事実をしっかりと認識しなければならないと言えるでしょう。

そこで本記事では「直近の大規模リストラ・早期退職の実情」を解説していきたいと思います。

 "そもそもリストラや早期退職とは何か?"といった基本的な内容から、"各社や日本全体の実情・この実情を受けて就活生はどうすればよいのか"まで解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

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そもそも「リストラ・早期退職・希望退職」とは何なのか?

「国内におけるリストラ・早期退職」の実情を解説する前に、まずはそもそもの概念・意味を紹介します。

違いが分からずによく混合されてしまう「リストラ・早期退職・希望退職」ですが、簡単に説明すると以下のように定義づけることができます。

リストラとは

英語の「Restructuring」の略語であり、本来の意味は「再構築」です。ビジネス上の意味(本記事での意味)としては、「企業都合により、人員削減の手段として行う解雇のこと」を指します。

早期退職とは

「定年を迎える前に退職となること」を指します。

早期退職はリストラと混合される場合が多いのですが、その違いは"強制力の有無"に集約されます。リストラは「企業都合による解雇であり、従業員の意思は考慮されない」という特徴があり、早期退職は「定年を迎える前に退職となることであり、従業員の意思で行う場合がほとんど」という違いがあります。

希望退職とは

「企業が従業員の主体的な退職を募る仕組みのこと」を指します。

希望退職は早期退職の内の一つではありますが、早期退職と希望退職は"退職の目的・利用時期"に違いがあります。具体的に説明すると、希望退職は「企業の業績が悪くなり、従業員の人件費削減などを目的として行われるもの」であり、一方で「企業の業績とは関係なく、人件費削減や従業員の若返りを促すために行われるもの」を一般的には早期退職と呼びます。(「選択定年」と呼ばれることもあります)

また、希望退職は「企業都合で一時的に募集する制度であるため、希望者の年齢などに特に制限はない」という特徴があり、一方で希望退職を除く早期退職(選択定年)は「一定の年齢以上であることが条件とされていることが多く、その決められた年齢に達していなければそもそも応募することができない」という違いがあります。

直近2年間で大規模なリストラ・早期退職を実施した大手企業全12社とその背景

「リストラ・早期退職・希望退職」の意味や違いを理解したところで、"実際にどのような大手企業が大規模なリストラ・早期退職を実施したのか"を見ていきます。

筆者の調べた範囲内にはなりますが、以下のような企業が実施・発表をしたようです。(本記事では、直近2年間を2017年末~2019年末という定義で記載しています)

  • 日産自動車
    →2023年3月までに世界の日産グループ従業員の10%、1万2500人を削減すると発表。
  • 富士通
    →2018年10月に5,000人の従業員を配置転換し、そのうちの2,850人が退職。
  • 東芝
    →2018年11月、東芝・東芝エネルギーシステムズ(ESS)・東芝デジタルソリューションズ(TDSL)の3社で1,060人の早期退職を募集し、結果的に823人の従業員が早期退職に応募。また、2019年5月に東芝デバイス&ストレージ(TDSC)でリストラが発表され、350人の早期退職枠に対して414人もの従業員が応募。
  • NEC(日本電気)
    →2018年11月、45歳以上で勤続年数5年以上の従業員を対象に実施した希望退職に2,170人が応募したと発表。
  • 富士ゼロックス
    →2018年上半期、全世界で1万名もの大規模なリストラを敢行。
  • 損保ジャパン日本興亜
    →2019年6月末、従業員4,000人を削減し、買収したワタミの介護子会社に回すことを発表。
  • みずほフィナンシャルグループ
    →2017年末、グループ全体で1万9000人の従業員をリストラすると発表。
  • 三菱UFJフィナンシャルグループ
    →2017年末、グループ全体で9,500人分の業務量を削減すると発表。
  • 三井住友フィナンシャルグループ
    →2017年末、グループ全体で4,000人分の業務量を削減すると発表。その後の2019年5月、当初の計画から5,000人弱分に増える見通しであると再度発表。
  • キリンホールディングス
    →2019年10月~11月にかけ、傘下であるキリンビール・キリンビバレッジ・メルシャンで5,000人規模の人員再配置を実施。
  • 日本ハム
    →2018年10月、45歳以上の従業員を対象に全従業員(子会社への出向を含む)の約1割にあたる200人を上限に早期退職者を募ると発表。結果的に当初の募集人員を超える213人が応募。
  • アステラス製薬
    →2018年度に日本国内で実施した早期退職優遇制度に約700人が応募し、その結果国内のMRの人数は2,000人前後になったと発表。

上記で取り上げた企業はいずれも日本を代表する大企業ばかりであり、それゆえにリストラ・早期退職の人数も何千・何万というかなり大きな数字となっています。

例年、就活生からの人気が高い企業も多く該当しており、「こんなにリストラしてるの!?」と改めて驚いた方も多いのではないでしょうか。

数字(リストラや早期退職の規模)だけを見てもイメージはつきにくいかと思いますので、各社の背景をそれぞれ紹介していきます。

各社のリストラ・早期退職の背景

【日産自動車】

カルロス・ゴーン(元CEO)に関する問題や世界各地で収益が悪化した結果、近年の業績不振を立て直すための生産体制の見直し・人員整理をするため、リストラを敢行。

 

【富士通】

成長領域のITサービスなどを強化し、間接部門の効率化を目指す「成長に向けたリソースシフト」の一環として希望・早期退職の募集を実施。

 

【東芝】

収益力強化に向けた構造改革計画の一環で希望退職・早期退職の募集を実施。

 

【NEC(日本電気)】

固定費削減による収益構造改革の一環として人員整理をするため、希望退職という名のリストラを実施。

 

【富士ゼロックス】

業績が悪化しているというわけではなく、比較的安定して推移しているが、今後雲行きが怪しくなっていくと予想した結果の大規模なリストラだと言われている。おおまかな目的は経費の削減。

 

【損保ジャパン日本興亜】

IT活用による事業の効率化の影響で、国内従業員を4,000人削減する施策を実施し、買収したワタミの介護子会社に配置転換を実施。この報道が出た際は賛否両論の意見が飛び交い、「いわば新たなリストラ手法」とも言われた。

 

【みずほフィナンシャルグループ】

【三菱UFJフィナンシャルグループ】

【三井住友フィナンシャルグループ】

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入による業務の効率化、店舗網の大幅な縮小の影響による人員削減のため、大規模なリストラを敢行。


※RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション):デスクワークなどの一連の事務作業を、PC内のソフトウェア型のロボットが代行・自動化すること。

 

【キリンホールディングス】

2018年度通期決算で過去最高益を達成したにも関わらず、早期退職を実施。他社のリストラの要因(業績悪化による人員削減など)とは少し異なり、業績が好調なうちに従業員の整理を行い、さらなる成長や事業展開を図ることが狙い。

 

【日本ハム】

今後、既存事業の効率化による収益性の強化を進めていくにあたり、従業員構成を適正化させるために早期退職の応募を実施。選択定年制度を限定的に拡充する形を取った。

 

【アステラス製薬】

薬価の引き下げや後発医薬品(ジェネリック医薬品)の普及などの影響で国内の事業環境が厳しくなり、従業員(MR)の人数を削減するために早期退職を実施。

上記に記載した通り、各社でそれぞれリストラ・早期退職を実施した要因は異なりますが、同業界の中ではある程度共通点があるように感じます。

そしてその要因は以下の2種類に大別されると考えられます。

  • 業績の悪化・規模の縮小により、人員削減・人員整理をする必要があるため。
  • 業績の良し悪しに関わらず、生産性向上・組織や制度の変更を促進するため。

業績悪化・規模の縮小により、人員削減・人員整理をする必要があるため。

こちらの要因に関しては、「富士通・東芝・NEC(日本電気)・富士ゼロックスといったハードウェアメーカー業界」の事例が挙げられます。

ハードウェアメーカー業界の大規模なリストラ・早期退職は、"主力事業であるハードウェア製品の不調"が主な要因とされています。

上記の企業でもソフトウェア領域は特に不調というわけではなく、ハードウェア領域の業績不振による人員削減という側面が大きかったと言われています。

また、「みずほフィナンシャルグループ・三菱UFJフィナンシャルグループ・三井住友フィナンシャルグループの3大メガバンク(銀行業界)」の事例もこちらのパターンに該当されるでしょう。

上記でも記載したように、銀行業界のリストラは"RPA導入による業務の効率化"が主な要因とされています。

新卒採用人数も年々減らしている3社ですが、メガバンク以外でも地方銀行が続々と統合を進めており、銀行業界全体として苦戦していることは間違いないでしょう。

業績の良し悪しに関わらず、生産性向上・組織や制度の変更を促進するため。

こちらの要因に関しては、2018年度通期決算で過去最高益を達成したにも関わらず早期退職を実施した「キリンホールディングス」の事例が該当します。

上記で取り上げた12社の大半は前者の要因に該当するのですが、いまや「リストラ実施企業の3社に1社が業績好調な企業」であり、今回のキリンホールディングスの事例もそこまで珍しいものではないようです。

そして今回のキリンホールディングスの事例であれば、"①バブル世代の退出を促す②若手への投資を進めて新陳代謝を図る③従来の人事・評価制度の改革を進める"などが早期退職の要因とされています。

こういった要因による早期退職のことを「先行実施型の早期退職」とも呼び、「業績が好調な企業が財務的な余裕のあるうちに人員整理を進めるケース」は増えているようです。

本記事で取り上げた12社の情報は下記の記事の内容をもとに作成しました。 

【参考記事】
【産経ニュース】日産、世界で1万人超削減へ(2019.7.24)

【日本経済新聞】富士通、2850人が早期退職 営業・エンジニアに配転も(2019/2/19)

【東芝プレスリリース】構造改革に伴う早期退職優遇制度の実験結果及び東芝デバイス&ストレージ株式会社における早期退職優遇制度の実施について(2019年5月13日)

【NECプレスリリース】特別転進支援施策の実施に関するお知らせ(2018年6月29日)

【SankeiBiz】富士ゼロックス1万人削減 米社と経営統合(2018.1.31)

【日本経済新聞】損保ジャパン、国内4000人削減 IT活用で効率化(2019.6.24)

【日本経済新聞】みずほ、店舗2割削減へ 12%減益で1.9万人削減発表(2017/11/13)

【Business journal】三菱UFJ銀行、1万人削減へ…業務を人からシステムに置き換え、従来型モデルが限界(2017.11.01)

【時事ドットコム】業務量削減、5000人分に拡大=IT活用で自動化加速-三井住友FG(2019年5月22日)

【時事ドットコム】キリン、希望退職募集=枠設けず、組織若返り狙い(2019年9月27日)

【日本経済新聞】日ハム、45歳以上の早期退職募集(2018/10/31)

【アステラス製薬プレスリリース】国内事業再編に関するお知らせ -アステラス製薬および国内グループ会社再編と早期退職優遇制度の導入-(2018年5月22日)

なぜ早期退職・希望退職に応募するのか?

これまで、「直近2年間で大規模なリストラ・早期退職を実施した企業とその背景」を紹介してきました。

各社ともかなり大規模なリストラ・早期退職を実施したことが読み取れたと思いますが、早期退職と希望退職に関し、以下のような疑問を持った就活生の方もいたのではないでしょうか。

普通に考えて定年まで勤め続けた方が良くない?

多額の退職金をもらえるとしても会社に居続けたほうがメリットはあるでしょ?

なぜわざわざ早期退職・希望退職に応募するのかが分からない。

そこで続いては、上記のような疑問に対するアンサーとして、「早期退職や希望退職の背景」を具体例を挙げながらもう少し紐解いていこうと思います。

早期退職・希望退職のカラクリと実情

本記事の冒頭で「早期退職と希望退職は強制力がなく、従業員の意思に基づいて実施される」という紹介をしましたが、これには裏事情がある場合があります。

結論から述べると、"早期退職や希望退職は100%従業員の意思に基づいて実施されるものと言えど、「早期退職(希望退職)or出向や降格」などの二者択一を迫られている場合がある"ということです。

つまり、"down or out"を迫られていると言うこともできます。

また、企業側は対象とする社員をあらかじめ選別している場合も往々にしてあり、リストラとほぼ同義であるとも読み取ることができるでしょう。

実際に具体例を挙げるのであれば、以下のような実例が確認できました。

早期退職を断ったら出向にするといわれた

ある製薬会社に勤めています。50歳の正社員です。私の働く部門が外注になり業者が入ってきました。私は上司から呼び出されあなたのやっている仕事を業者に教えてもらえないかと頼まれました。私は上司の頼みを引き受け、業者に自分の仕事を教え始めました。
そのとき、会社は早期退職の募集を募り始めていました。ある日私は直属の部長に呼ばれました。あなたのやっている仕事はこれから業者にやらせます。したがってあなたのやる仕事はこれからありません。と言われました。そしてパッケージなるものを示されました。そのパッケージには次のことが書かれていました。1会社都合による退職。2特別退職金の支給。3再就職支援会社の無料利用です。面談が始まり何回もパッケージに応ずるよう圧力がかけられました。けして会社をやめなさいとは言わないのですが、あなたのスキルを活かす場所はこの会社にはもうありません。と何度も繰り返し言われました。今日は三回目の面談でした。早期退職に応じるつもりはないといいましたら、もしあなたが早期退職に応じなければ会社はあなたを今度入った業者に出向にします。と言われました。出向は会社命令であなたには断ることは出きない。と部長はいいました。出向とはどのようなものでしょうか。そして私は出向を断ることは出来ないのでしょうか
どうかよろしくお願いいたします

弁護士ドットコム:労働

上記の実例は「とある製薬会社に勤めている50歳の正社員が早期退職を促す圧力をかけられ、早期退職をしなければ出向させると脅された」というものになります。

これはあくまでも一つの例にはなりますが、上記のような事例は決して珍しくなく、早期退職のカラクリとして存在している事象なのです。

※本記事の冒頭で「直近2年間で大規模なリストラ・早期退職を実施した大手企業全12社」を取り上げましたが、これらの企業が上記のような事例に当てはまるという意味ではありません。

「早期退職・希望退職を実施している企業は全てこのような実情に基づいている」という訳ではありませんが、このような実情・カラクリが存在することも認識していただければと思います。

大手企業のリストラ・早期退職から読み解く日本社会の実情と今後

ここまで、「企業ごと・業界ごと」という観点から実情・背景を紹介してきましたが、続いてはもう少しマクロな視点から考察していきたいと思います。

先ほど紹介したリストラ・早期退職の背景を受け、「現在の日本社会の実情・今後起こり得るであろう変化」は以下の2つに集約されると考えられます。

  • 定型業務・事務系業務などがロボット・IoTに代替される可能性がある
  • 日本特有の終身雇用制度が崩壊する

上記2点に関しては巷でもよく言われている内容だとは思いますが、結論「この2点に集約される」と言えます。

定型業務・事務系業務などがロボット・IoTに代替される可能性がある

IT社会化が急速に進行していることで、これまで人間の手で請け負ってきたいくつかの業務がロボット・IoTに代替される可能性があります。

その中でも、いわゆる「定型業務・事務系業務」と言われる業務が主に代替されると言われています。

実際にそのような予測もいくつか発表されており、人材会社「エン・ジャパン株式会社」が2017年に発表した「AIに代替される仕事/されない仕事」についてという資料には以下のような調査結果が示されていました。

Q.現在ミドル世代が就業している職種の中で、AIに代替されて、なくなると予想される職種を教えてください。
【1位】経理・財務・会計系:42%
【2位】秘書・アシスタント・一般事務系:41%
【3位】コールセンター:37%
【4位】人事・総務系:32%
【5位】会計士・税理士:28%

Q.AIに代替され、なくなるであろう職業が多いであろう「業種」を教えてください。
【1位】IT・インターネット:41%
【2位】コールセンター:41%
【3位】金融:34%
【4位】メーカー(コンピューター・通信系):30%
【5位】メーカー(機械・自動車・メカトロ):27%

【引用】
ミドルの転職:「AIに代替される仕事/されない仕事」について(2017年版)
※アンケート実施期間 : 2017年11月22日 ~ 2017年11月28日 / 有効回答数 : 181名

上記の調査結果は一部を抜粋したものにはなりますが、このデータを見れば「メガバンクなどの金融業界の企業が、リストラや早期退職の実施で人員を削減・整理している実情」が理解できるのではないでしょうか。

また、「IT・インターネットやメーカーといった業種」もAIに代替されやすい業種と予想されています。

IT業界やメーカーといえば今でも就活生からの人気が高い業界ではありますが、競争が激しい業界であるがゆえに変化が激しく、今後のAIやIoTの導入にも積極的であるため、上位にランクインしたのだと考えられます。

IT・インターネット業界は競争が激しいと言われているため、大手・中小・ベンチャー問わず"10年~20年先の姿は誰も正確には予測できない"と言っても過言ではないでしょう。

日本特有の終身雇用制度が崩壊する

「終身雇用を守るのが難しい」

2019年5月にトヨタ自動車社長の豊田社長が発したこの言葉を、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

また同時期に、経団連の中西宏明会長も「終身雇用を続けるのは難しい/終身雇用は制度疲労」などという発言をしました。

日本のトップとも言える企業の社長と経団連のトップがこういった趣旨の発言をしたということは、"日本特有の終身雇用制度の崩壊はすぐそこまで近づいている"といっても過言ではないでしょう。

この両者の発言の趣旨・真意を考察することは本記事の趣旨と少し異なるため、ここでは割愛させていただきますが、もはや"新卒一括採用やメンバーシップ型雇用が当たり前"という状況はなくなるでしょう。(実際にベンチャー企業やIT企業などでは、こういった状況は見られなくなっています)

本記事で取り上げた企業のリストラに関しても、「終身雇用前提で入社したのにまさか自分が!?」と思った従業員の方も多いでしょうし、この雇用制度の変化に関しては、大企業・中小企業問わず例外ではない事象でしょう。

実際に10~20年前であれば、メガバンクやハードウェアメーカーは業績も好調であり、就活生の人気企業ランキングでも上位に名を連ねていました。

しかし現在(2019年)では、「大規模なリストラ・早期退職を実施しなければいけない」という状況に陥っており、就活生からの人気も年々下降傾向にあります。

ただ、本記事では別に「こういった業界・企業は今後も大規模なリストラを継続する可能性が高く将来性がないため、就職を考え直したほうが良い」ということをお伝えしたいわけではありません。

ここでお伝えしたいことは、"こういった変化はもはや業界・企業規模など関係なく起こり得る事象である"ということです。

実際に10~20年前に「メガバンクやハードウェアメーカーが現在のような状況に陥る」と予想していた方はごく少数だったと思いますし、こういった事象は「外的要因×内定要因」で起こり得るものであるため、いくら頑張って予想したところで100%当たることはまずありえません。

ただ、"そういった事象に遭遇するリスクを減らすことは可能"だと考えています。

そこでここまでの内容を踏まえ、「こういった実情を就活生はどう受け止めるべきなのか?そのリスクを減らすにはどうすればよいのか?」という観点の話を最後にお伝えしたいと思います。

この実情を受け、就活生はどうするべきなのか?

結論からいうと、"自分の市場価値を高め続け、会社から必要とされる人材になる"という内容に集約されます。

人材市場価値(じんざいしじょうかち)とは、ビジネスパーソンをベースとした人材の市場における価値である。今日のようなネットワーク社会において、「井の中の蛙、大海を知らず」ではもはや勝ち残れない。社内だけでなく、社外(市場)で通用するかどうかを確認する指標(データ)として、組織人材分析や企業内研修等で活用されることが多い。また、就職・転職する際に、転職候補者の推定年収を算定する際にこの言葉を用いることが多い。

【引用】ウィキペディア(Wikipedia)

自分自身の市場価値が魅力的なものであれば、例え働いている企業が不景気になったところでより良い条件で転職できる可能性は高まりますし、そもそもリストラや早期退職(マイナスな側面での)に該当する人材になることもないでしょう。

その一方で、この市場価値という言葉は"ある種のマジックワード"のように感じます。

就活生の中でも「市場価値を高めたい!」ということをESや面接で述べる方は一定数いるかと思いますが、ほとんどの就活生は「自分の中での市場価値の定義」を理解しないまま、この文言を使っているのではないでしょうか。

そこで、上記のような就活生や、「そもそも市場価値を高めるには?」という部分に疑問を持っている就活生に向け、"市場価値"というものを分解してみようと思います。

「市場価値」を考察していくにあたり、ベストセラー書籍である『転職の思考法(著:北野唯我)』の内容を参考にさせていただくと、市場価値(マーケットバリュー)は以下の3つの要素の掛け算で決定されます。

  • 技術資産
  • 人的資産
  • 業界の生産性

技術資産

技術資産は「他の会社でも通用する技術的蓄積」と定義づけられます。その中でも、職種に紐付く「専門性」と職種に紐付かない「経験」の2つに分けられると書籍で述べられています。

具体例を挙げるのであれば、専門性の技術資産は「営業やマーケティング」、経験の技術資産は「マネジメント経験や業界経験」が該当されるでしょう。

人的資産

人的資産は、言い換えるならば「人脈」と定義づけられます。

業界の生産性

業界の生産性は、言い換えるならば「その業界にいる人間が、平均一人当たりどれほどの価値を生み出しているか。」、より簡潔に言うと「一人当たりの粗利」と定義づけられます。

そしてこの3つの要素の内、この業界の生産性が「市場価値に最も大きな影響を与える」と述べられています。

業界の生産性は産業別(業界別)で大きく異なるため、より市場価値を高めたいのであれば「生産性の高い業界を選択する」というのは非常に理にかなっていると言えるでしょう。

市場価値を高めたいのであれば、この3つの要素に「業界の成長性」を加味する

上述した「(1)技術資産(2)人的資産(3)業界の生産性」は市場価値を構成する要素になりますが、この市場価値をより高めたいのであれあば、"成長している業界に身を置けるか、つまり「業界の成長性」"も考慮するべきだと述べています。

【成長している業界とは】
業界全体として「市場規模」が拡大している業界。

というのも、成長している業界で働いたか否かによって「経験の技術資産の価値」が大きく変わるためです。

成長している業界(成長の見込みがある業界)は、「今後同業界に参入してくる企業が多く、その上で各社は経験を積んだ社員を雇いたい」というニーズがあります。

経験の技術資産に「業界経験」が該当すると上述しましたが、このことから「成長している業界で経験を積むことは、それだけで自身の市場価値に大きな影響を与える」ことが理解できるでしょう。

上述した内容を踏まえれば、「自分の市場価値を高め続け、会社から必要とされる人材になるためのイメージ」が少しは湧いたのではないでしょうか。

「ファーストキャリアはとにかく成長している業界に行きなさい!」ということを伝えたい訳ではありませんが、市場価値を高めたいと考えている就活生にとっては、「業界の生産性・成長性」を考慮することは必須かもしれません。

「リストラはもはや業界・企業規模など関係なく起こり得る」という現代において、それに遭遇するリスクを減らすのであれば、"どういった業界に身を置き、どのように自身のスキル・魅力を高めていくか"を就活生の内から考えておくべきでしょう。

まとめ

本記事では、直近で大規模なリストラ・早期退職を実施した大手企業とその背景の紹介に始まり、そこから読み解く日本社会の実情と市場価値とはという内容までを紹介しました。

本記事を一通りご覧いただいた方はこういった実情を知り、どのような感想を持ったでしょうか。

今や、日本を代表する大手企業でも「大規模なリストラ・早期退職」はそこまで珍しいものではなく、就活生の方もこういった実情を「他人事のように捉えてはいけない」ことが理解できたのではないでしょうか。

ただ、改めてにはなりますが、「上記で取り上げたような大規模なリストラを実施している業界・企業は避けるべきだ!成長している業界(成長の見込みのある業界)に絶対行くべきだ!」などといったことを本記事を通して伝えたかった訳ではありません。

"現在の日本社会(大手企業)の実情をどのように捉え、その上でどのように自身の行動に落とし込んでいけばよいか"ということを見つめ直す機会を提供することで、"納得のいく企業選び・自らの理想とするキャリアステップ"に近づいてもらえればと思い本記事を執筆しました。

本記事を通じ、何か一つでも得るものがあったのであれば幸いです。

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新型コロナウイルスによる影響で、就活生を取り巻く状況は日々変化しています。世間では21卒本選考への影響が頻繁に報じられていますが、そんな中、外資系・日系を含む多くの大手企業でも「22卒向けインターン情報」が本格的に解禁されてきました。就活の早期化が叫ばれている昨今、サマーインターン/ジョブに参加することは、本命企業の内定獲得に向けて非常に重要なこととなっています。そこで本記事では22卒に向け、"8月にエントリー締切を迎える大手企業のサマーインターン情報"を締切順に紹介していきます。情報の精度には最大限注意していますが、本記事の記載情報には誤りがある可能性があります。コロナウィルスの影響で選考内容に変更があるかもしれないため、本記事の記載情報だけでなく、必ず"各社から発表されている一次情報"を確認していただくようお願い致します。また、本記事に掲載している情報は「本エントリー締切日」となります。"プレエントリー締切日とは異なる場合"がありますので、誤認識のないようにしていただければと思います。8月にエントリー締切を迎えるインターン情報8月2日(日)JT(日本たばこ産業)サイバーエージェント(3daysゲームクライアント向け)8月3日(月)大和証券TBSベネッセコーポレーション(BenesseBusinessSchool2020)8月5日(水)日本郵政グループ(日本郵便)信金中央金庫8月6日(木)ADKホールディングス8月7日(金)日本郵政グループ(かんぽ生命)日清製粉8月9日(日)みずほ情報総研8月10日(月)サイバーエージェント(2daysWebフロント向け)8月11日(火)ベネッセコーポレーション(つくる、教育×DIGITAL)8月12日(水)ベネッセコーポレーション(DigitalPlanWorkshop/EngineerEntrySeminar)8月14日(金)ENEOS(旧:JXTGエネルギー)サイバーエージェント(THEREAL)TBS8月16日(日)川崎重工業サイバーエージェント(2daysデータサイエンティスト向け)8月17日(月)博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ東京建物8月18日(火)SMBC日興證券8月19日(水)アクセンチュア8月23日(日)三菱UFJ信託銀行8月31日(月)UBS証券インターンのエントリー受付を開始している大手企業一覧以降の会員限定コンテンツでは、各社のエントリー締切日・募集職種に加え、「本記事からのマイページ登録・各社の企業研究ページへの遷移」が可能となっています。まだ会員登録をされていない方は会員登録をしていただき、本記事をより効果的に活用してみて下さい。JT(日本たばこ産業)JTSummerInternshipCreateafuture-SHIKOUHIN◆エントリー締切8月2日(日)◆日程(2日間)9月9日(水)~11日(金)9月16日(水)~18日(金)◆開催場所JT本社(東京都港区虎ノ門)◆募集人数各25名◆備考日当1万円※その他、遠方から参加される方には宿泊先、交通費が用意されますインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらサイバーエージェント3daysゲームクライアント向け開発型インターンシップ◆エントリー締切8月2日(日)◆日程9月19日(土)~21日(月)◆開催場所【東京】サイバーエージェント東京オフィスAbemaTowers◆備考・遠方在住の方には宿泊場所を手配・交通費支給インターンへのエントリーはこちら※外部サイトへ遷移します2daysWebフロント向け開発型インターンシップ◆エントリー締切8月10日(月)◆日程9月26日(土)~27日(日)◆開催場所【東京】サイバーエージェント東京オフィスAbemaTowers◆備考・遠方在住の方には宿泊場所を手配・交通費支給インターンへのエントリーはこちら※外部サイトへ遷移しますTHEREAL◆エントリー締切8月14日(金)◆日程9月25日(金)~27日(日)※事前勉強会:9月18日(金)16:00-20:00◆開催場所オンライン◆備考・このインターンシップは選抜型インターンシップ「DRAFT」の一貫で、SUMMERDRAFTの2ndインターンシップに該当します。1~3次選考を通過し、4次選考の1stインターンシップを通過した方のみご参加いただけます・優秀な成績を収めた方は4次選考のFinalに相当する「DRAFT選抜合宿」にご招待します・ご活躍されていた方は「DRAFT」に選抜し、「選抜型合宿」へご招待いたしますインターンへのエントリーはこちら※外部サイトへ遷移します2daysデータサイエンティスト向け分析型インターンシップ◆エントリー締切8月16日(日)◆日程10月3日(土)~10月4日(日)◆開催場所【東京】サイバーエージェント東京オフィス渋谷スクランブルスクエア◆備考・遠方在住の方には宿泊場所を手配・交通費支給インターンへのエントリーはこちら※外部サイトへ遷移します企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら大和証券金融商品開発・デリバティブ算定モデル開発・リスクマネジメント業務体験コース◆エントリー締切8月3日(月)10:00◆日程8/24(月)~8/28(金)終日9/14(月)~9/18(金)終日◆開催場所大和証券本社ビル(東京都千代田区丸の内1-9-1グラントウキョウノースタワー)◆募集人数各50名◆備考・報酬なし・昼食支給・交通費支給(規定による)・宿泊施設利用可(首都圏以外からの参加者のみ)インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらTBS報道セミナー◆エントリー締切8月3日(月)14:00◆日程【web講習編】8月25日(火)・8月26日(水)※いずれか1日の参加になります※1時間半程度のプログラムの予定です【実践編】9月1日(火)・9月2日(水)※いずれか1日の参加になります※【実践編】を受講するためには【web講習編】を受講する必要があります※【web講習編】【実践編】ともに参加希望者多数の際は選考が行われます◆開催場所【web講習編】オンライン【実践編】東京・港区赤坂TBS放送センターインターンへのエントリーはこちらバラエティ制作塾◆エントリー締切8月14日(金)14:00◆日程9月5日(土)・9月6日(日)予定※いずれか1日の参加になります◆開催場所東京・港区赤坂TBS放送センターインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらベネッセコーポレーション(Benesse)BenesseBusinessSchool2020◆エントリー締切8月3日(月)12:00◆日程8月22日(土)、8月23日(日)、8月30日(日)、9月6日(日)、9月12日(土)、9月13日(日)、9月19日(土)、9月20日(日)※いずれか1日にご参加ください◆時間午前の部9:00~13:00午後の部14:00~18:00◆開催場所オンライン◆募集人数各30名程度インターンへのエントリーはこちらつくる、教育×DIGITAL◆エントリー締切8月11日(火)12:00◆日程8月31日(月)9月2日(水)※いずれか1日にご参加ください◆開催場所オンラインインターンへのエントリーはこちらDigitalPlanWorkshop◆エントリー締切8月12日(水)12:00◆日程9月26日(土)・27日(日)※いずれも9:00開始20:00終了を予定※グループワークのため全日程参加必須◆開催場所オンラインインターンへのエントリーはこちらEngineerEntrySeminar◆エントリー締切8月12日(水)12:00◆日程8月29日(土)9月5日(土)※いずれか1日にご参加ください◆開催場所オンラインインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら日本郵政グループ日本郵便インターンシップ(総合職6日間)summer◆エントリー締切8月5日(水)正午◆日程【Session1】Day1~2:9月10日(木)、9月11日(金)両日とも10:00~17:30【Session2】Day1~2:9月14日(月)、9月15日(火)両日とも10:00~17:30【Session3】Day1~2:9月17日(木)、9月18日(金)両日とも10:00~17:30※いずれか1つのSessionに参加します※各SessionのDay1~2の参加者を対象として、Day3~4が10月中旬、Day5~6が2021年2月上旬に実施される予定です◆開催場所日本郵便株式会社本社(東京都千代田区大手町2-3-1大手町プレイスウエストタワー)◆募集人数各50名程度◆備考・交通費は、会社規定に基づき算出した金額が遠方から参加される方に対し、一部支給されます・全日、昼食が用意されていますインターンへのエントリーはこちらかんぽインターンシップ(総合職・理系)◆エントリー締切8月7日(金)正午◆日程(3日間)【Session1アクチュアリー】9月9日(水)、9月10日(木)、9月11日(金)【Session2クオンツ】9月14日(月)、9月15日(火)、9月16日(水)◆開催場所株式会社かんぽ生命保険本社(東京都千代田区大手町2-3-1大手町プレイスウエストタワー)◆募集人数各コース25名程度◆備考・報酬はありません・交通費は、かんぽ生命規定に基づき算出した金額が、遠方から参加される方に対し一部支給されますインターンへのエントリーはこちらかんぽインターンシップ(総合職)◆エントリー締切8月7日(金)正午◆日程【Session1】Day1~3:9月17日(木)、9月18日(金)、9月19日(土)Day4:11月下旬Day5:2月上旬【Session2】Day1~3:9月23日(水)、9月24日(木)、9月25日(金)Day4:11月下旬Day5:2月上旬◆開催場所株式会社かんぽ生命保険本社(東京都千代田区大手町2-3-1大手町プレイスウエストタワー)◆募集人数合計100名程度(※各回50名募集予定)◆備考・報酬はありません・交通費は、かんぽ生命規定に基づき算出した金額が、遠方から参加される方に対し一部支給されますインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら信金中央金庫◆エントリー締切8月5日(水)◆日程8月20日(木)~8月21日(金)9月8日(火)~9月9日(水)9月12日(土)~9月13日(日)◆備考・現在、【8月20日(木)~8月21日(金)】のエントリーを応募しております。他日程のエントリー受付については、別途案内されます。インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらADKホールディングスADKBreakthroughCamp◆エントリー締切8月6日(木)10:00◆日程BasicInternship:8月28日(金)PremiumInternship:9月14日(月)~9月18日(金)◆開催場所ADKホールディングス東京本社(虎ノ門ヒルズ森タワー)※場合によりオンライン開催に変更される場合があります◆募集人数約100名(BasicInternship)約30名(PremiumInternship)◆備考・PremiumInternshipは、5日間すべてにご参加いただきます・PremiumInternshipには、BasicInternship参加者から選抜された方のみ、参加いただけます・事前課題が出る場合があります・交通費や宿泊費は自己負担となりますので、ご了承くださいインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら日清製粉日清製粉グループを知る!海外事業・経理業務体験インターンシップ!(事務系)◆エントリー締切8月7日(金)15:00◆日程8月26日(水)~27日(木)9月2日(水)~3日(木)◆開催場所日清製粉グループ神田本社〒101-8441東京都千代田区神田錦町1-25インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらみずほ情報総研サマーインターンシップシステムエンジニアグローバルコース◆エントリー締切第3回締切:8月9日(日)◆日程9月19日(土)~9月20日(日)◆開催場所東京都千代田区神田錦町2-3本社※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、WEBでの開催に変更となる可能性がございます◆募集人数20名程度◆備考・他コースとの併願はできません・日当2,000円(交通費及び昼食費相当として)・宿泊費・交通費の支給はありません・遠方(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨以外)にお住まいの場合は1回分の往復旅費が支給されます(国内のみ・対面開催時のみ)インターンへのエントリーはこちらサマーインターンシップシステムエンジニアコース(銀行システム開発)◆エントリー締切第3回締切:8月9日(日)◆日程※各クール2日間【第3クール】8月10日(月)~8月11日(火)【第4クール】8月14日(金)~8月15日(土)【第5クール】8月16日(日)~8月17日(月)【第6クール】8月20日(木)~8月21日(金)【第7クール】8月22日(土)~8月23日(日)【第8クール】8月26日(水)~8月27日(木)【第9クール】8月29日(土)~8月30日(日)【第10クール】9月1日(火)~9月2日(水)【第11クール】9月5日(土)~9月6日(日)【第12クール】9月9日(水)~9月10日(木)【第13クール】9月12日(土)~9月13日(日)【第14クール】9月16日(水)~9月17日(木)◆開催場所東京都千代田区神田錦町2-3本社※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、WEBでの開催に変更となる可能性がございます◆開催時間9:30~17:30(予定)◆募集人数各クール20名程度◆備考・他コースとの併願はできません・日当2,000円(交通費及び昼食費相当として)・宿泊費・交通費の支給はありません・遠方(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨以外)にお住まいの場合は1回分の往復旅費が支給されます(国内のみ・対面開催時のみ)インターンへのエントリーはこちらサマーインターンシップ(コンサルタントワークショップコース)◆エントリー締切第3回締切:8月9日(日)◆日程※各回1日【第3日程】8月12日(水)【第4日程】8月13日(木)【第5日程】8月18日(火)【第6日程】8月19日(水)【第7日程】8月24日(月)【第8日程】8月25日(火)【第9日程】8月28日(金)【第10日程】8月31日(月)【第11日程】9月3日(木)【第12日程】9月4日(金)【第13日程】9月7日(月)【第14日程】9月8日(火)【第15日程】9月11日(金)【第16日程】9月14日(月)【第17日程】9月15日(火)【第18日程】9月18日(金)◆開催場所東京都千代田区神田錦町2-3本社※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、WEBでの開催に変更となる可能性がございます◆募集人数20名程度◆備考・他コースとの併願はできません・宿泊費・交通費の支給はありません・遠方(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨以外)にお住まいの場合は1回分の往復旅費が支給されます(国内のみ・対面開催時のみ)インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらENEOS(旧:JXTGエネルギー)サマーインターンシップ◆エントリー締切8月14日(金)11:59◆日程1日目開催時期:8月26日(水)~9月10日(木)2日目開催時期:10月頃を予定◆開催場所オンラインインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら川崎重工業事務系インターンシップ◆エントリー締切8月16日(日)◆日程時期(2日間)8月上旬以降随時※詳細な日時は選考合格者に案内されます※所要時間半日程度◆開催場所オンライン◆募集人数各回20~30名程度インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら博報堂・博報堂DYメディアパートナーズHAKUHODODATASCIENCECAMP◆エントリー締切8月17日(月)正午◆募集コースデータサイエンス&ディベロップメントコースマーケティング・サイエンスコース◆日程【データサイエンス&ディベロップメントコース】DAY1:9月8日(火)DAY2:9月30日(水)※9月14日(月)に課題配布【マーケティング・サイエンスコース】DAY1:9月8日(火)DAY2:9月23日(水)DAY3:9月29日(火)DAY4:9月30日(水)◆開催場所博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ赤坂Bizタワー(オンライン中心予定)◆参加条件【データサイエンス&ディベロップメントコース】(1)現在、大学または大学院に在籍している方(2)統計解析用プログラミング言語(PythonやR、等)の利用経験があること(3)JupyterNotebookやGoogleColab(リモートサーバ等も含む)の操作および当該環境での分析経験があること【マーケティング・サイエンスコース】(1)現在、大学または大学院に在籍している方(2)Excel・R・Python・Matlab・SQLなど何らかのデータ分析方法の利用経験があり、自分ひとりで活用できることインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら東京建物リアルプロジェクト追体験型インターン(2日間)◆エントリー締切8月17日(月)◆日程【第5ターム】9月23日(水)・9月24日(木)【第6ターム】9月28日(月)・9月29日(火)◆募集人数各ターム24名程度インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらSMBC日興證券SMBCNIKKOOpenJob〜証券業務総合理解・体感〜◆エントリー締切8月18日(火)12:00◆日程【東京】8月17日(月)、18日(火)8月20日(木)、21日(金)8月27日(木)、28日(金)8月31日(月)、9月1日(火)9月7日、8日(火)9月17日(木)、18日(金)9月28日(月)、29日(火)10月8日(木)、9日(金)10月12日(月)、13日(火)10月22日(木)、23日(金)10月26日(月)、27日(火)10月29日(木)、30日(金)【大阪】8月13日(木)、14日(金)8月24日(月)、25日(火)9月9日(水)、10日(木)9月14日(月)、15日(火)10月15日(木)、16日(金)10月19日(月)、20日(火)【札幌】9月24日(木)、25日(金)【仙台】12月21日(月)、22日(火)【名古屋】12月17日(木)、18日(金)【福岡】9月3日(木)、4日(金)※東京・大阪・札幌・福岡の11月以降の日程は公開次第随時更新予定◆開催場所【東京】SMBC日興証券株式会社日本橋髙島屋三井ビルディング20階ホール【大阪】SMBC日興証券株式会社大阪支店10階ホール【札幌、仙台、名古屋、福岡】各支店インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらアクセンチュア和魂偉才塾エンジニア塾◆エントリー締切8月19日(水)10:00◆日程第1ターム10月13日(火)~10月16日(金)第2ターム10月27日(火)~10月30日(金)第3ターム11月4日(水)~11月7日(土)開催時間:9:00~18:00◆開催場所第1ターム大阪第2・3ターム東京※オンライン実施に変更となる可能性がございます◆募集人数各ターム30名程度インターンへのエントリーはこちら和魂偉才塾コンサルティング塾◆エントリー締切8月19日(水)10:00◆日程第1ターム10月14日(水)〜10月16日(金)第2ターム10月21日(水)〜10月23日(金)第3ターム11月4日(水)〜11月6日(金)開催時間:9:00~18:00◆開催場所第1ターム首都圏第2・3ターム大阪※オンライン実施に変更となる可能性がございます◆募集人数各ターム60名程度インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら三菱UFJ信託銀行アクチュアリー夏インターンシップ◆エントリー締切8月23日(日)◆日程9月11日(金)~9月18日(金)のうち2日間※対面と非対面を各1日◆開催場所(対面時)三菱UFJ信託銀行本店ビルインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらUBS証券<部門別>SummerJob2020(GlobalWealthManagement)◆エントリー締切8月31日(月)12:00◆日程9月26日(土)―9月27日(日)※全日程参加必須◆開催形式バーチャルまたは対面※どちらになるかは9月上旬に就活生に通知インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらまとめ本記事では、"サマーインターンのエントリー受付を開始している大手企業"を締切順にまとめました。本記事を参考に、自身の志望企業のインターンのエントリー締切を管理し、「効率的なエントリー・自身の就活スケジュール設計」に役立てていただければと思います。【Excel・スプレッドシート付き】インターンのエントリー前に準備必須!unistyle特製エントリー企業管理シート→unistyleオリジナルの「インターンエントリー企業管理シート」になります。スプレッドシートをダウンロードするだけで使用できますので、ぜひご活用ください。【インターン選考対策に関する記事】エントリーシート作成に関する記事はこちらWebテスト・筆記試験に関する記事はこちらグループディスカッション(GD)に関する記事はこちら面接に関する記事はこちらunistyleでは、今後も22卒向けに「インターンのエントリー締切情報」を公開していく予定です。まだ会員登録を済ませていないという就活生の方は、以下から早めに会員登録をし、本サイトを活用していただければと思います。 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渾身のアピールが評価されるとは限らない!大手企業9社内定の就活生が意識した「伝え方」 渾身のアピールが評価されるとは限らない!大手企業9社内定の就活生が意識した「伝え方」 こんにちは、16卒の金融業界内定者です。私は2015年の2月から就職活動を始め、最終的に金融機関や大手航空会社、通信、メーカーなど大手企業9社から内定を頂きました。面接の場で十中八九聞かれる質問として、「学生時代最も頑張ったこと」を聞かれる事になると思います。私は時間的にも労力的にも頑張った「新規事業でのインターン経験」をアピールしていました。幸いこのインターンでは概ね満足のいく成果を残すことができ、面接官もを感じ取ってくれるだろうと解釈していました。しかし、ある出来事をきっかけに「アピール内容の盲点」に気付くことができ、それを修正したことで9社の内定を得ることができたのだと思います。本記事では、その盲点と就活生の皆様に是非留意して頂きたいポイントについて紹介したいと思います。私の学生時代頑張ったことのフレームワークに沿ってアピールしていたので、ある程度内容をぼかした上で紹介したいと思います。【(1)結論】大学生対象の教育関連の新規事業を軌道にのせることに力を注いだ。【(2)動機】誰も成し遂げたことのないことに挑戦したい・後輩が将来活躍するきっかけを作りたいと考えていた。【(3)目標・困難】新規顧客になりうる大学生予備軍の高校生の入学を促進しようと考え、系列会社の予備校に通う高校生をターゲットとした。系列会社のため協力に対する同意を得る部分は容易だったが、問題はその会社で働く方と私との信頼関係が0の状態からスタートすることであった。そのため、高校生に対して営業を行う上で問題となる点を共有してもらうことさえ当初は困難であった。【(4)取組・工夫⇒結果】それまで担当する予備校には電話でのコンタクトを主流としていたが、実際に足を運ぶスタイルに変更した。実際に会って話を聞くことや、自分の事業に懸ける思いを共有することで心理的な距離が縮まり、次第に悩みや問題点を共有してくれるようになった。その結果、私と同じ業務を担当していたインターン生数十名の中でも好成績を残すことができた。【(5)人柄】真面目に話に耳を傾ける性格が、信頼獲得の際に活かされた。最後まで諦めずに物事をやり遂げる粘り強さも成功要因だと考えている。【(6)学び】相手の信頼を得るためには相手のところまで実際に足を運ぶような真摯な姿勢を見せることが大事だと実感した。自分自身の持ちうる熱意を伝えることが大事だと学ぶことができた。文面にするとそこまでではないですが、このように独自性はあるものの、聞き手・読み手が初見で理解するには高い能力が必要なアピール内容になっていました。渾身のアピールが評価されるとは限らない学生時代頑張ったことを話す場としては、圧倒的に一次・二次面接の時が多い印象です。序盤の私の一次・二次面接通過率として、個人面接はおよそ8割ほど・グループ面接はおよそ3割ほどでした。この通過率の開きについては後ほど考察するとして、当時の私は自分の何が通過率を下げているのか全くわかりませんでした。上記のようにに沿ってアピールしていたので、毎回自信満々で面接会場をあとにしていたにもかかわらずです。自分の頑張った取り組みについては誰よりも自信があり、特にグループ面接の場においては内容面からも自らのアピールが最も光っていたと自負したこともあったくらいです。学生時代頑張ったこと以外の部分で評価されず、企業研究が足りないのだと思い込むようにして多くの企業の説明会に参加していました。模擬面接を経て知った伝え方の大切さ幾多の企業の説明会に参加する中で、ある金融機関の模擬面接会に参加する機会を得ることができました。学生時代頑張ったことを30分間ひたすら深掘りされ、ブラッシュアップするという趣旨のものでした。まずは時間制限なく頑張ったことをアピールしてくださいということで、私の上記のように整理した渾身の学生時代頑張ったことをアピールしました。自信満々にアピールし終えた私に面接官の方がおっしゃったことは「何のことだかよくわからない」ということでした。そこから面接官の追加質問を基に、ホワイトボードに新規事業の中で私が担当していたことや事業の仕組みを図式化して書き出すことを行ったところ、「要するにこんな感じのことを伝えたかったんだよね?」というアドバイスを頂きました。蓋を開ければ自分の意図していたアピールが面接官に伝わっていなかったということがわかり、これこそが私のグループ面接(学生一人当りの持ち時間が短い)通過率の低さの原因だったのだと痛感しました。新規事業インターン経験をどのように伝えたのか模擬面接終了後、そこでのアドバイスを基に「具体的にイメージしてほしいのは、損害保険会社の代理店営業です。」と「例え」を前置きするようにしました。系列会社の予備校に通う高校生が入学してくれるように、予備校で働く方の悩みを解決したり、仕組みを整えるという仕事内容は損害保険会社の代理店営業とほとんど同じだと考えていたからです。この取り組みを実践したことで、一次・二次の個人面接やグループ面接で落ちることはほとんどなくなりました。面接官に私の取り組んだことのイメージを持たせることができた点が評価につながったのだと思います。3メガ損保の一角の面接の際には特に共感を得ることができ、内定を頂くことができました。最後に他の学生と差をつけるために、16卒の就活生でもまれにユニークなインターン・アルバイト経験を伝えている方が見受けられました。取り組んだ内容の凄さがなんとなくは伝わってくるものの、その具体的な内容が他者の頭に入ってこない・面接官の消化不良に陥ってしまっているということは非常にもったいないと思います。上記のような「例え」を用いるのは伝え方のほんの一例だと思いますし、読者の方も「読者自身の学生時代頑張ったことについて前提知識のない方」にそれをアピールして、聞き手の持った印象を確認してみると良いのではないでしょうか。自分の頑張ったことは自分が一番わかっているからこそ気づきにくいことですが、アピール内容が相手にとって理解しやすいものか立ち返って考えてみてほしいと思います。【関連記事】 22,205 views
全国転勤?地域限定?一般職?女子金融志望者が一度は悩む道 全国転勤?地域限定?一般職?女子金融志望者が一度は悩む道 16卒の女子金融内定者です。私は就活の当初から、金融業界を志望していました。行きたい業界は決まっていたのに、私の頭を悩ませたのは「働き方選択の問題」でした。就活中に女子会をしても、この話題はいつも盛り上がったので就活女子は誰でも1回は悩むことがあるのではないかと思います。そんな将来の働き方、職種に悩める女子たちにこの記事を読んで頂きたいと思います。まず、どんな働き方が存在するのか例外はありますが、金融業界の多くの企業は3つから選ぶことができます。①全国型総合職世界を含め全国転勤があります。男子は主にこの職種であり、女子は少ないです。(金融業界の中でも銀行は比較的女子の割合が高く、損害保険会社は割合が低いと感じました。)②地域型総合職働く地域を限定することができ、会社によっては2つの地域の併願が可能だったりします。仕事内容は全国型総合職と変わらないという文言を掲げる企業が多いですが、企業によって差があります。③一般職地域型総合職と同様に地域を限定した働き方ができます。しかし上2つの総合職とは仕事内容が大きく異なり、主に事務・窓口などで働きます。企業によっては、入社後何年間は変更できる企業もあります。私は、就活を始めた当初は地域型総合職を希望していたのですが、途中で考え方が大きく変わり、全国型総合職を中心に就活をするようになりました。地域型総合職にも内定を頂き、すごく迷ったのですが結果的に全国型総合職として入社することを決めました。職種を決めるときに何がポイントなのかズバリ「将来の自分を描くこと」です。・ライフスタイル(転勤の有無)・仕事の裁量(本当に仕事内容は一緒なのか)・昇給スピード・給料・入社の難しさ比べるポイントはたくさんあるあります。その中で自分は将来、「何を大切にして生きていくのか」を深く見つめなおす必要があります。両方の職種の女性社員に話を聞くといいと思います。私が重視した点は、「仕事の裁量」です。これは個々の感じ方があると思いますが、私は全国型と地域型で仕事の幅が違うと感じました。女性として会社を引っ張っていく存在になりたいと思っていたので全国型を志望しました。面接でも「なぜその働き方なのか?」は絶対聞かれるここは、私が経験した全国型総合職社員採用での面接のお話をします。全国型総合職の面接ではほとんどの場合、「うちには地域型の働き方もあるけど、転勤ある全国型でいいの?本当に続けていけるの?」という質問をされました。ここはきっちり答えたいところです。私は以下の2つの理由を述べていました。①海外で働きたいから海外で働くことは、全国型総合職の特権です。(ただし会社によって異なるので、企業研究をしっかりしてください)また、なぜ海外で働きたいのかを論理的に答える必要があります。②私の人物像に当てはまったのは全国型社員であるから1だと多くの人とかぶってしまうと感じたので、私はこの答えを強調していました。全国型・地域型両方の女性社員さんとお会いした印象を述べてから、「私のアグレッシブな性格は全国型総合職として活かせる」ということを主張していました。どの選択が正しいか、結婚や出産、育児など実際その時になってみないとわかりません。あまり考え過ぎず、「その時になったらかんがえよう」という気持ちも大切だと思います。 28,755 views
総合商社の入社倍率|三菱商事・伊藤忠商事 総合商社の入社倍率|三菱商事・伊藤忠商事 総合商社は、現在就職活動生の中で最も人気の高い業界の一つです。特に東大早慶を中心とする上位校の学生に人気の業界だといえます。そんな人気業界であるため、非常に高い倍率を誇るのかと思いきやタイトルの通り、意外に高くない100倍を切る倍率となっています。本記事の目次・三菱商事37倍、伊藤忠商事74倍という意外に高くない倍率・明治2750倍、森永乳業533倍、異常な倍率を誇る日系メーカー・総合商社の倍率が意外にも低い理由・面接までたどり着けばチャンス十分にある・最後に・総合商社業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介なお、商社業界を志望する就活生には就職エージェントneoの利用がオススメです。アドバイザーから、商社業界を志望する理由を基に、ほかに受けるべき企業に関するアドバイスなどが受けられます。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。三菱商事37倍、伊藤忠商事74倍という意外に高くない倍率三菱商事の人事部採用チームリーダーの下村氏によると、2016年卒の三菱商事内定者数は160名、応募者数は6000名ほどとのことです。計算すると倍率は37.5倍、日本で最も人気のある企業の一つにしては高くない数字であるといえます。同様に伊藤忠商事も2015年度の入社式における社長メッセージで、内定者数128名、応募者数9511名と公表しています。三菱商事よりは高いものの、100倍を切る倍率であり、人気企業として非常に高いというほどの倍率ではありません。参考:伊藤忠商事2015年度入社式社長メッセージ明治2750倍、森永乳業533倍、異常な倍率を誇る日系メーカー就職四季報2016年版によると、明治の倍率は2750倍、森永乳業の倍率は533倍と異常な高倍率となっています。食品メーカーはCMをバンバン配信して、商品にも親しみがあることから非常に多くの学生が受けていること、総合職の採用数が数十名とそこまで多くないことが、異常な高倍率の原因となっています。またメーカーのESや選考は総合商社などよりも早く、面接解禁前に力試しとして受けるユーザーも多いことが高倍率の理由のもうひとつといえます。就職四季報2016年版総合商社というと最難関企業というイメージを持つ人も多いのですが、倍率だけで見ると日系メーカーは総合商社よりも遥かに難しいといえます。総合商社のすべり止めとして、海外売上高比率の高い素材メーカーを受ける人も多いのですが、素材メーカーの倍率は帝人303倍、東レ213倍と総合商社よりも断然高いということは意識しておいたほうがよいかもしれません。総合商社の倍率が意外にも低い理由前述の総合商社の応募者数の数字が正しいものであるとして、ここまで総合商社の倍率が低いのはどうしてでしょうか。一つには上位校の学生が受ける難関企業というイメージが先行し、受けてもしょうがないと諦める人が増えているというのが一つかもしれません。伊藤忠商事よりも三菱商事の倍率が高いのは、三菱商事なんて受けてもどうせ受からないから時間の無駄だと諦めている人が多いからかもしれません。面接までたどり着けばチャンス十分にある総合商社ではテストセンター・筆記試験の通過率が20%〜50%程度とある程度絞り込まれることが知られています。総合商社が第一志望であるものの、筆記で落とされてしまう悔しい思いをする学生が例年少なくありません。筆記試験の通過率および意外な低倍率を考えると、面接までたどり着くことができれば意外に高い確率で内定を狙うことができます。もちろん総合商社では最終面接でも多くの学生を残し、最後まで一人ひとり見極めるという話もあるため、油断は禁物です。それでも面接まで来たら、乗り越える壁はあと少しだと考え、最後まで自分の力を出し切れるように準備して欲しいと思います。最後に近年、急速に人気企業としての地位を築いた総合商社ですが、その入社倍率は意外にもそこまで高いものではありません。もちろん優秀な学生が本気で入社を狙いに来ていると考えると確かに難関企業であることに変わりはありませんが、最初から受からないと決めつけて受けないのはもったいない倍率だといえます。三菱商事の人事部採用リーダーも、学歴フィルターについて下記のように話をしています。自分の大学の先輩が少ないという理由で、敷居が高いと勝手に感じてしまうのかもしれませんが、関係ありません。最近応募が少ない私立大学もありますが、臆さずどんどん応募してほしいです。どこの大学であろうと、いい人材だなと思えば積極的に採用します。参考:三菱商事、「臆さずどんどん受けてほしい」人事部採用チームリーダーの下村大介氏に聞く少しでも受けようかなと考えている学生は、臆さずにどんどんチャレンジしてみることおすすめします。総合商社業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。実際に総合商社志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。 126,407 views

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