【20卒上智理工学部】デニナギくんの就活体験記vol.2|2018.8 interview

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最終更新日:2023年10月03日

【20卒上智理工学部】デニナギくんの就活体験記vol.2|2018.8 interview

前期末テストもひと段落し、20卒の皆さんはインターンシップ選考が本格化してきた時期ではないでしょうか。

今回は上智大学理工学部のデニナギくんに2018年8月にインタビューした内容を掲載します。

↓↓↓デニナギくんのこれまでのインタビュー記事はこちら↓↓↓
【20卒上智理工学部】デニナギくんの就活体験記|2018.7 interview

上智大学 デニナギくんの履歴書

デニナギくんの履歴書

◆性別
└男性

◆大学
└上智大学理工学部に現役入学。

◆趣味
└サッカー(小学4年から現在まで)。ポジションはボランチ。プレーするだけでなく観戦するのも好き。

◆サークル
└サッカーサークル。週3回の活動や大会合宿にも積極的に参加している。

◆アルバイト
└飲食チェーン店で大学1年生から働いている。主にホールを担当、たまに調理も行う。2018年2月からベンチャー企業のインターンをしている。 

◆留学
└なし。海外経験もないが、海外で働くことに対して漠然とした憧れはある。

◆資格
└特になし。TOEICも受けたことがないが、今後受けようと考えている。

◆就活をはじめた時期
└2018年6月頃

◆志望業界
└現段階では定まっていない状況。何に興味があるかも分からないため、インターンを通して探そうと考えている。

◆希望職種
└こちらも明確に定まっていない。ただ、自身の適性を鑑みて、営業は向いていないと感じている。

本インタビューはunistyle編集部のむたか(@mutaka_unistyle)とくらもん(@esquestion)にて行っております。

7月の活動を振り返って

自分の活動量・内容について

「7月の就職活動について教えてください。この前聞いたときは、既に数社のESを提出していたけど、その他にどこか提出しましたか?」
 

 

「前回提出した企業を除いて、7月は更に5社程度追加でESを提出しました。GDには参加しましたが、インターンへの参加はまだありません。」


 

「ESは具体的にどんな企業に提出したの?現在の選考状況と併せて教えて下さい。」

 

 

「追加でESを提出した企業は、日本政策金融公庫、キヤノン、楽天(ビジネス)、伊藤忠テクノソリューションズ、三菱UFJインフォメーションテクノロジーの5社です。NTTデータと日本政策金融公庫、キヤノン、三菱UFJテクノソリューションズはESが通過してインターンに参加決定しました。楽天はESで落ちてしまいました。前回提出していた、ADK、野村総合研究所についても落ちました。NTTドコモについてはGDの結果待ちというところです。今後は説明会に行って興味を持った日本テレビにESを提出する予定です。」

 

「かなり色々な業界にESを提出したみたいだけど、どういう基準で企業をピックアップしたの?」

 



「以前も申し上げたように、この志望業界が固まっていないので幅広く気になった企業にESを提出しています。正直、知っている企業、聞いたことのある企業を中心に提出しています。」
 

 

「ちなみに、インターン情報を集めるにあたってはどんな媒体を使ってる?」

 

 

「主に、リクナビをよく使っています。過去ESを探す際にunistyleを利用しています。」
 

自分の行動量・内容まとめ
・ESは計11社に提出。業界問わず、知っている企業を中心に受けている。
・まだインターンには参加していないが、GDへの参加経験あり。

インターン選考について

「NTTドコモのGDに参加したみたいだけどどうだった?感想であったり、反省点であったり選考を受けて感じたことを教えて下さい。」


 

「GDは学生7人に社員が1人付くような形で、学生が一人ずつ議論したいテーマを持ち込み、皆で決めた上でそのテーマについて議論していくという形式でした。比較的喋ることができたかなとは思っています。他の人の発言の内容をより具体的に落とし込むような発言をすることも出来ました。」

 

「初めてのGDにも関わらず、発言量に関しては問題がなかったようだね。発言内容に関しても、意図を持って発言していたんだね。他のメンバーはどういう人たちが多かった?」
 

 

「テクニカル系のインターンに応募したこともあって、理系の院生が多かったです。大学は東大や早慶の人たちが多かったと思います。1人慣れている人がいて、その人が議論を仕切ってくれていました。」

 

「なるほど。てことはチーム全体としての議論も結構上手くいったのかな?」


 

「そうですね。最後の社員さんからのフィードバックはチームとしてはかなりの高評価だったと思います。」
 

インターン選考まとめ
・1度参加したGDでは、チームとしては良い結論を導くことができ手応えはある。
・発言量だけでなく、発言内容にも注意を払うことが出来ている。

周りの活動量・内容について

「周囲の友人たちはどう?結構インターンとかに参加してる人は多いのかな?」

 

 

「同じ学科の人たちは、あまり積極的にやっている印象はありません。サークルの友達は動き出している人も少しいるかなという感じです。どこの企業を受けているとかは聞かないので分かりません。」

 


「周囲の友達は、就活に対する関心がまだそんなに高くないということなのかな。」

 

 

「そうですね。なんなら、就活をやっている人の方が少ない印象さえありますね。」

 

周りの行動量・内容まとめ
・周囲で就活に向けて動き出している人は比較的少ない。
・デニナギくん自身、就活に関して焦りや不安は今のところない様子。

7月と8月を比較した変化

企業選びの軸

「インターン選考に参加したことで企業選びの軸というのも少しは固まってきた?」

 



「いえ、まだ特にこれというものはありません。前回同様に軸をどのように設定していけば良いかもみえていないので、とにかくまずはインターンに参加してみようと考えています。」
 

志望業界・職種

「以前は、志望業界が定まっていないということだったけど、興味がある業界は見つかった?」

 

 

「志望業界、志望職種共にまだ定まってはいません。インターンを通して明確になってくるかなと考えています。ただ、今はプログラミングの長期インターンを探したり、面接を受けたりしていて、将来的にもそのプログラミングスキルを活かすことができればいいなと思っています。」

ガクチカ・自己PR

「ESでガクチカや自己PRを書くと思うんだけどなんのエピソードについて書いてる?」

 

 

学科の勉強とサッカーサークルのことを書いてます。学科では、通信の基礎を学んだりプログラミング技術を学んだりしてるので、そのアピールをしています。またサークルでは、人をまとめることが苦手ということもあって、練習メニューを考えたり戦術を考えたりと自分の役割を全うし、陰で組織を支えることができますということをアピールしてます。」

全体を通して

「7月から動き始めて、今の正直な気持ちを聞かせてください。就活をしていて感じたこととかなんでも大丈夫です。」

 


「やっぱり就活は大変だなと思いますね。ES1つ考えるのも大変だし、初めてのGDは結構緊張しましたし、疲れることが多いです(笑)。」
 

7月と8月を比較した変化まとめ
・漠然とではあるがプログラミングに関わる仕事に興味を持っている。
・ガクチカ、自己PRでは無理にリーダー経験をアピールするのではなく、補佐として組織を支えることができる人物であることをアピールしている。

8月にやろうと思っていること

「8月に何かやろうと考えていることはある?自己分析だったりES提出だったり、何か予定があれば教えて下さい。」


 

「自己分析もES提出もやらないといけないと思っています。面接やGDに関しては、場数をこなさないといけないなと考えています。ただ、一番に考えているのはやはりプログラミングの長期インターンを始めることですね。」

 

「プログラミング技術そのものを活かすことも、長期インターンの経験はガクチカにもなり得るから、ってことかな?」


 

「そうですね。漠然とではありますが、プログラミングを活かすことができたらなとは考えています。あと何か理由があった方がプログラミングスキルを高めようと思うはずなので、長期インターンを始めたいというのもあります。」

8月にやろうと思っていることまとめ
・プログラミングの長期インターンを始める予定。プログラミングスキルを就活にも活かしていきたいと考えている。

今就活で悩んでいること

「今就活で困っていることとか悩んでいることはある?」

 

 

ガクチカや自己PRのネタ探しをする必要があると感じています。今のところ集団で何かを成し遂げた経験もサークルだけですし。」
 

 

「だから長期インターンを始めたいと思っているのかな?」

 

 

「はい、とにかく動き出さないといけないなと思っています。長期インターンであればプログラミングスキルは勿論、集団で課題解決や何かを成し遂げた経験もできるかなと考えています。」
 

今就活で悩んでいることまとめ
・集団で何かを成し遂げた経験が特にない。長期インターンを始めることでネタ作りをしようと考えている。

unistyle編集部より

デニナギくんへのフィードバック

11社にインターンESを提出しており、インターン参加のために積極的に動き出した印象を受けます。ESを提出する企業は知名度を元に選んでいるため一貫性に欠けますが、まずは様々な業界の理解を深めようとしている点は夏インターンの使い方として間違っていないでしょう。

ただ、手当たり次第知っている企業にESを提出するというのは効率が悪いため、自分の中でインターンに参加する意図を明確にする必要があるでしょう。

「この業界のことは全然知らないから業界トップの企業のインターンに参加しよう」というように、インターンの参加目的を明確にし、最低限の業界理解をした上で受ける企業を選出するとインターンをより有効活用できるでしょう。

初めて参加したGDでは、発言の内容、質ともに満足のいく結果となったようです。結果が出ていないため何とも言い難いですが、結果がどうであれ良かった点と悪かった点を振り返り、次の機会に活かそうという意識が大事です。

秋冬のインターンでは、多くの学生がGDを既に経験しているため、よりレベルが高くなることは間違いありません。そういった中で頭一つ抜け出るためにも、選考ごとに反省を行うことは必須です。

また、いわゆるガクチカの"ネタ"作りとプログラミングスキルを高めて就活を少しでも有利に進めるために、長期インターンを始めようとしているようです。

意図的にネタを作る手段として長期インターンを始めるというのは、動機としては不純なものかもしれませんが、その結果として自分がどんな仕事をしたいか、将来どのような働き方をしたいかが明確になるということもあるでしょう。

理由はなんであれ、自身の将来のために動き出すという姿勢はデニナギくんの良い点と言えます。

デニナギくんへのオススメ記事

今回は、企業選びの軸がないというデニナギくんの「軸とは何なのか?」「どのように軸は作るのか?」という疑問に答えてくれる記事をご紹介します。

「企業選びの軸がない人」が読むべき記事3選はこちら
【1】企業選びの軸の定め方と注意すべき3つのポイントとは
→「企業選びの軸」に関しては企業のエントリーシートや面接でもよく聞かれるものであり、重要な質問の一つです。志望動機において「なぜ他の業界ではなくうちの業界なのか」を説明する際に、各業界を比較する上での基準になるのが企業選びの軸であり、志望動機でも大きな意味を持ちます。この記事では学生が抱える軸に関する疑問にお答えします。

【2】【企業選びの軸一覧】内定者ES例文50選と軸の定め方を紹介
→内定者や社会人が実際に話していた「企業選びの軸」をご紹介していきます。企業選びの軸の役割から軸に基づく企業選びのやり方まで、軸の実践的な活用法を説明していきます。

【3】就職活動における目標設定のススメ│社会人で後悔しないための考え方
→この記事では、就職活動を始める際の大前提となる「目標」を、正しく設定するためにはどうすべきかについて解説していきます。企業選びの軸を設定する前に、そもそも何のために就職活動をするのかを考える必要があります。

Vol.3は9月に公開予定

おすすめコラム 4 件

就職活動の結果に納得できない学生がやるべきこと 就職活動の結果に納得できない学生がやるべきこと はじめに初めまして。私は19卒で就活をし、現在は社会人として働いています。私は就活当時、複数の企業から内定は頂けたものの、第一志望の業界の内定を獲得することはできませんでした。現在の就職先に就職しても本当に良いのか、いつまで就職活動を続けるべきなのか、今後の自分自身のキャリアについて非常に悩んでいました。この記事では内定は獲得したものの、自分自身の就職活動にまだ納得のできていない学生が、①今すぐ考えるべきこと、②これから取りうる選択肢について整理しようと思います。あくまでも私の個人的な考えを述べたものなので、1つの意見としてご覧ください。自分と同じような悩みを抱える学生の方の参考となれば幸いです。なお、納得のいく就職先を見つけたいという就活生は、就職エージェントneoの利用も検討してみると良いと思います。アドバイザーが要望に合わせた企業の提案や自己分析、企業研究などをサポートしてくれ、客観的にアドバイスがもらえるため、希望に合った就職先に出会えるかもしれません。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。1.まずは「譲れない軸」を明確にすることまずは、企業に入社するにあたっての「譲れない軸」を明確化する必要があると思います。選考の場面で、最初から最後まで自分の本音を話すことができた就活生の方は少ないと思います。私自身の就職活動を振り返ってみても、「ありのままの姿」で面接に臨もうと意識しながらも、選考の通過率を上げるために、どうしても志望動機を企業に寄せてしまう場面が何度もありました。こうした経験を繰り返すうちに、就職活動において自分が「本当に大切にしたいもの」を見失いそうになることも多々ありました。そこで私は、自分自身の企業選択における条件を明確化することを目的に、自己分析のやり直しを始めました。企業から評価されることを意識せずに、「自分はどのような存在になりたいのか」「そのために必要なものは何か」といったことについて、自分の思ったことをまとめています。私の場合は、「変化する環境の中でも安定したキャリアを歩みたい」との思いから、「汎用性の高いスキルを身につけられること」「ある程度の年収が保証されていること」を軸としていました。第一志望であった総合商社の内定を頂くことはできませんでしたが、内定を頂いたコンサルティング企業やIT企業でもこの条件は満たしているかもしれないと思うようになりました。私の場合は、先ほどの企業選びの軸をより細分化させて、以下のような表を作成しました。このような表を埋めながら、本命だった企業・内定を獲得した企業が、1つ1つの条件をどれだけ満たしていたのかについて整理していきました。実際に自分で作成する場合には、「何歳までに企業の経営に携わりたいのか」「初任給はいくら欲しいのか」といったより詳細な条件を設定していくことをオススメします。また、この表における「成長機会の多さ」は個人の適性・仕事に対する態度によっても変化するものであることは念頭に置かなければなりません。加えて、上記の表の◎・○・△の評価は、あくまでも私の主観に基づいたものに過ぎません。捉え方は人によって異なるでしょう。上記の表を踏まえて、とりあえず内定先の企業から自分にとっての最善な選択肢がどこであるかを考えてみました。この選択の難しい部分は、個人によってそれぞれの条件の重みが異なることです。単純に◎・○・△の記号の数を点数化して最も点数の高い企業を選べば良いというものではありません。どの内定先にも一長一短があることが難しいところです。私の場合は「経営に関わる機会」を最重要視する一方で、「もしもの場合に備えて一定の給与も欲しい」と思っていたため、この中であればコンサルティング企業A社に入社しようと考えていました。以下の記事にもある通り、自己分析は企業から内定を獲得するための手段として活用されることが多いです。それ自体は間違いではないのですが、自己分析の本質は「納得の行くキャリア選択のために自分自身の傾向を把握すること」にあり、内定獲得後も継続して行うべきものであると考えています。就職活動が落ち着いてきた段階で改めて自己分析を行なうことで、自分の考え方の変化に気が付くことがあるかもしれません。参考:2.これから取りうる選択肢について考える自己分析を行った結果、現在の内定先の企業では「譲れない軸」を満たせないことを確信した方もいると思います。また、現在の内定先でも条件はある程度満たしているものの、条件をより満たした他の企業に惹かれている方もいると思います。そんな時に私たちが取りうる選択肢としては、以下の3つがあると考えられます。A:現在の内定先に入社してみるB:就職活動を継続するC:既卒として就職活動を仕切り直す現在の内定先に入社してみる1つ目の選択肢は、現在の内定先に入社することです。就業経験のない学生の立場と、実際に企業で働く社員の方の立場では、仕事に対する捉え方は多かれ少なかれ異なってくるでしょう。そのため、内定先の企業に入社して、実際に働いてみることで、今の仕事の楽しさを見つけられる可能性があります。現在の内定先の業務に対して面白みを感じる部分があるのであれば、入社してみるのも選択肢の1つでしょう。また近年では終身雇用・年功序列を前提とした従来の雇用制度が限界を迎えたことにより、転職が以前よりも一般的なものになっています。厚生労働省が実施した労働力調査によると、2013年度には287万人だった転職者数が2017年度には311万人にまで増加しています。内定先の企業でスキルや経験を身につけてから、転職によるキャリアアップを目指すという選択肢も考えてみても良いかもしれません。しかしながら、業界・業種によって転職の求人数や難易度が大きく異なることには注意する必要があります。もしも転職を見据えて企業に入社するのであれば、自分が本当に行きたかった業界には内定先の企業から転職することができるのか、自分の入社する企業からはどのような業界に転職する人が多いのか、事前に調べる必要があるでしょう。参照:労働力調査(詳細集計)平成29年(2017年)平均(速報)結果就職活動を継続する2つ目は、就職活動を継続することです。経団連に所属している多くの企業では、3月から採用活動を始め、6月から内定を出し始めます。しかし、中には6月の選考を受けることの出来なかった学生を対象に夏季選考を実施する企業や、IT企業・外資系企業を中心に通年採用を実施する企業も多数存在しています。6月の本選考に比べると求人数は減っており、狭き門であることに間違いはありません。とはいえ、就活スケジュールには個人差があるため、早く終えることが必ずしも良いことは限りません。少しでも興味のある企業があるのであれば、積極的に受けるべきでしょう。既卒として就職活動を仕切り直す3つ目は、既卒生として就職活動を仕切り直すことです。大学を留年して就職活動に再挑戦する方法(就職留年)と、大学を卒業してから就職活動に再挑戦する方法(就職浪人)が存在しています。また学業に真剣に取り組んできた方であれば、大学院に進学して2年後に就職活動に再挑戦する方法もあります。その人の就職活動に対する打ち込み具合にもよりますが、今年の経験を来年度の就職活動に生かすことができます。また、残された時間を実績作りのために活用することが可能です。その一方で、金銭面での負担が大きいというデメリットがあります。就職留年をするためには、大学の1年分の学費と生活費を合わせた費用が必要になります。また、就職活動をやり直したからといって、必ずしも本命企業の内定を獲得できるとは限りません。志望していた企業の内定を獲得できなかった理由をしっかりと洗い出し、しかるべき対策を立てなければ、昨年に内定を獲得した企業の選考にも落ちる可能性があります。また、現段階で卒業を伸ばすことに迷っている場合でも、本選考の解禁が早い企業であれば今年度内に内定を獲得することが可能なので、とりあえず受けてみても良いでしょう。最後に参考になりましたでしょうか。私の場合は、現在の就職先でも「当初の自分がやりたかったこと」はある程度実現できるため、当時、就職留年は考えてませんでした。また、社会人になってから自分の「やりたいこと」が変化する可能性もあるので、現在働いている企業に入社することに対しても前向きでした。その一方で、もっと自分の条件に適う企業があるのではないかと思うところもあり、その後も少し就職活動を続けました。私はこれまでに何度も「就職活動に正解はない」という言葉を聞いてきましたが、これは本当に間違っていないと考えています。慎重な性格の私の場合は、例えどの業界の内定を獲得していたとしても、何かしらの後悔が残っていたのだろうと考えています。だからこそ、自分の選んだ選択に対して「これが正解だ」と胸を張って言えるようになる必要があるのでしょう。つまり、「自分自身で納得のできる選択をすること」が大切だと考えています。そのためにも、どんな決断を下すとしても、「周囲の声に左右されずに自分で判断を下すこと」「悩んでいる時間があればとにかく行動すること」を大切にしたいものです。この記事が、自分と同じように就職活動の結果にしっくりこない学生の役に立てば幸いです。参考:就職留年を考える人に贈る5つのアドバイス本記事では、就職の結果に満足できず、就職留年をしようかと考えている人向けにアドバイスをまとめています。就職留年はもちろんデメリットもありますが、伸びしろがあればそのデメリットを取り除き、良い結果を得ることができます。参考:最初の勤め先で人生は決まらない〜納得のいく就職活動を行うために〜本記事では、最初の勤め先が人生を決めるわけではなく、その後の行動が重要だということを解説しています。自身が希望している企業に入れなくても、決して就活は失敗ではありません。参考:【締切日時順】6月からでもエントリー出来る大手企業一覧本記事では、6月からでもエントリー可能な大手企業を締め切り順にまとめています。まだ就活を続けようと考えている方は、こちらの記事に載っている企業にエントリーしてみるといいでしょう。外部サイト安定した職業10選!安定した収入や稼げる仕事へ就職するための方法を解説|CAUPiT 26,561 views
リクルート内定者が内定者研修に行って受けた衝撃 リクルート内定者が内定者研修に行って受けた衝撃 リクルート人材部門内定者です。「未来の起業家集団?!リクルート内定者が内定者懇親会に行って感じたこと」などのエントリー等でも、外からは見えにくいリクルートの実態について迫っていきました。今回は、内定者研修に行ってきたのでそこから見えたものをお伝えします。当日の流れ9月中旬の昼頃に本社ビルに集合しました。研修内容はプレゼン大会で、お題は「自分たちの会社のいいところを後輩に伝えよう」という形式でした。グループ制度を取っており、1チーム5人程度の班が計8つ程度という規模感です。会の流れとしては、自己紹介(60分)→学生に訴えるポイントとはを考えてまとめる(75分)→チーム毎のプレゼン大会(60分)という構成です。プレゼン形式は自由だったので色々ありました。ストレートなプレゼンもあれば、劇を行うような班もありました。最終的には参加者一人一人が投票をして、優勝チームを決め、そのチームが内定式にて役員の前でプレゼンを行うようです。衝撃を受けた方向性の違い1時間の自己紹介では自分自身の生い立ちから、そもそもなんでこの会社を選んだのかという話を中心に話していきました。その中で感じたことは、リクルートらしく成長欲求は確かにみんな強いものの、方向性は違う、ということです。具体的に言うと、1.リクルートに行きたかった人→将来何かしたいけど漠然としか決まっておらず自分の力を高めたい人。2.人材業界に行きたかった人→「人」というものが好きな人。の2パターンがいるようです。印象としては半々ずつ程度でしょうか。リクルートというと前者のような人が多い印象ではあったし、自分自身も前者であったため少し衝撃でした。販促部門は前者の人が圧倒的多数を占めているとも聞いており、例えば住まいカンパニーでは不動産に興味があって入った、という人はそこまで多くないようです。このようなモチベーションの違いが湧く理由ビジネスモデルの違いによって方向性の違いが生まれるのではないかと感じています。基本的なリクルートのビジネスモデルはリボンモデルというモデルで、企業⇆リクルート⇆消費者上記のように企業と消費者の間に立って、双方をつなげていくような方式を取っています。ただしカンパニーによって消費者との関わり、企業との関わりのバランスは違うようです。自分が内定を頂いた部門は消費者側とも関わることは多く、面談等をすることも多いのですが、特に販促部門だと意識調査等はするものの、ほとんど消費者とは関わらないようです。消費者と関わる機会が多いからこそ、先に述べた人材業界志望の人が多く入社しているのだと思います。最後にパッと見ると同じようなことをしていて同じような雰囲気の会社はたくさんあります。けれども、そこのビジネスモデルの違い等を考えてみると、結構見えてくるものはあるかなとも感じました。ぜひ企業研究で、ただ説明会の話を漫然と聞いて事実ベースのみで終わるのではなく、一歩踏み込んでそこで求められる力等を自分なりに定義するといいのかもしれません。photobyDavidGoehring 24,223 views
面接で「あなたを動物に例えると?」「あなたの好きな色は?」と聞かれた際の答え方 面接で「あなたを動物に例えると?」「あなたの好きな色は?」と聞かれた際の答え方 「あなたを動物に例えると何ですか?」「あなたの好きな色を教えてください」これから就活の皆さんは面接ではこのような質問をされる経験を今後するでしょう。「いやいや、そんなの都市伝説でしょ!?」と思われている方も多いかもしれませんが、これらは近年の面接で実際に問われていた設問です。unistyleに投稿されている選考レポートを確認してみても、コンサルティングファームからメーカー・政府系金融機関まで様々な業界で上記の質問が出題されています。今回は、面接官がこうした学生を何かに例えさせる質問をする意図を踏まえながら、回答する際のポイントについて紹介していこうと思います。【本記事の構成】▶質問をする面接官の意図▶回答する際のポイント▶最後に質問をする面接官の意図面接官が「あなたを〇〇に例えると何ですか?」「好きな〇〇を教えてください」といった質問をする背景には、大きく以下の2つの理由があると思われます。【1】就活生の本音を引き出したい【2】会話の瞬発力を知りたい【1】就活生の本音を引き出したい面接には「学生時代に頑張った経験を教えてください」「自己PRをしてください」といった、ほとんどの企業の選考で必ずと言っていいほど聞かれる質問が存在しています。こうした質問に対する回答は多くの学生が事前に考え、回答をテンプレートとして準備しているため、学生の素の姿が見えづらい一面があります。これに対して「あなたを動物に例えると何ですか?」といった学生の予想を裏切る質問は、学生がその場で考えて答えなければならなりません。そのため学生の本音を引き出しやすく、人となりを把握しやすいというメリットがあります。【2】会話の瞬発力を知りたい面接官には、予想外の質問を投げかけられても対応することができるだけの「会話の瞬発力」を持っているのかを見極めたいという意図もあるようです。この「会話の瞬発力」の中では、予期せぬ話題に対しても臨機応変に対応することができるだけの柔軟さがあるか、動物・色などの自分とはかけ離れたものを自分自身の資質と結びつけるだけの発想力を持っているかといった部分が見られています。回答する際のポイントこのような、突発的な判断力が問われる質問で迂闊な発言をしないためには、予め質問内容を想定し、回答の準備をしておくことが大切になります。とはいえ、「好きな色は何ですか?」といった定番化した質問であればまだしも、学生にとって突飛な質問を完全に予測することは難しいと思われます。そこで今回は、自らを何かに例えさせる質問に回答する際に共通する注意点について説明しようと思います。自らの性格や強みと結びつけること1つ目のポイントは、自らの性格や強みと結びつけることです。企業が学生を選ぶ立場にある面接では、学生から「自分が企業の求める人材といかにマッチしているか」「自分が入社後にいかに活躍できるのか」を伝えることが求められます。そのため、「あなたを動物に例えると何ですか?」といった質問に対する回答の中でも自分の人となりを伝え、企業にアピールをする必要があります。少し切り口の変わった自己PRであると言っても良いかもしれません。以下の手順で考えると回答が作りやすいと思われます。【自らを動物や色に例える手順】「自分のアピールしたい性格や強みを考える」▼「性格・強みを動物の特徴や習性と結びつける」質問が「好きな〇〇を教えてください」といったものであれば、自らの「性格や強み」を「身につけたい強み」と置き換えてみると良いと思います。例えば「あなたを動物に例えると何ですか?」といった質問であれば、以下のような回答を作ることができます。【回答例:あなたを動物に例えると何ですか?】私を動物に例えるならば、チンパンジーだと思います。その理由は、様々なモノを道具として使いこなすチンパンジーのように、新しいアイデアや方法を考えることが好きだからです。アルバイト先の雑貨店では、お客様の満足度を上げるために◯◯という取り組みを実現したことがあります。この回答では、「新しいアイデアや方法を考えることが好き」という自分自身の性格を、「様々なモノを道具として使いこなす」チンパンジーの習性に結びつけています。また、アピールしたい強みとして身体的な特徴を挙げることは避けるべきです。例えば、あなたが「あなたを動物に例えると何ですか?」という質問に対して「面長なので馬だと思います」と答えたとします。面接官は「確かに似てるね」と感じてくれるかもしれませんが、その特徴が仕事の中のどんな場面で活きるのか、入社後にどのような活躍を見せてくれるのかについては全くイメージすることができません。力仕事が求められる業界であれば肉体的なたくましさがアピールポイントになるかもしれませんが、それ以外の業界であれば外見ではなくて内面の特徴をアピールするべきです。ユーモアよりも論理性を重視すること「あなたを動物に例えると何ですか?」「好きな色に例えて下さい」といった質問では、回答からユーモアのセンスを示すことも可能です。特に、広告代理店などのクリエイティブな考え方が求められる業界であれば回答のインパクトがより重要視されてくるものと思われます。人とは違う個性を示したい学生であれば、あえて知名度の低い動物や色を選択してみるのも良いと思われます。しかし、この質問に対する回答においては「ユーモアのセンス」よりも「説明の論理性」のほうがより大切であると思われます。どんなにユニークな動物や色を選ぶことができたとしても、その特徴を自らの性格や強みと照らし合わせた説明ができなければ、面接官から評価されません。論理性あってのユーモアであることを忘れないでください。最後にいかがでしたでしょうか。突拍子のないように見える質問の背景にも、企業側の何かしらの思惑が存在しています。今回出てきた質問例に限らず、面接官からの質問に回答する際には「今の質問にはどんな意図があるのだろうか?」と自分の中で考える癖をつけておくことをおすすめします。また、いまいち良いアイデアが思い浮かばないという方は、息抜きも兼ねて以下のような診断テストをやってみても良いと思います。自己分析に役立つことはあまりないでしょうが、自分の特徴を把握する際の足がかりや、質問に対する回答を作成する参考資料にはなるかと思います。参考:TOMORROWisLIVED|動物診断参考:好きな色から性格診断!|色彩心理テスト・カラー占い 14,068 views
研修で拘束!選考辞退の電話!就活生が実際に受けたオワハラの実態 研修で拘束!選考辞退の電話!就活生が実際に受けたオワハラの実態 16卒就活生です。今回は内定者の人の話を聞いて、実際に企業がどのように学生を拘束しているのか、いわゆるオワハラと呼ばれるものの実態について調査しました。8月1日から泊まり込みの研修某外資系投資銀行、某外資系コンサルティングファームでは、大手総合商社の選考を受けさせないためか8月1日から3日間〜1週間程度で泊まり込みの研修を実施するようです。他にも日系大手メーカーや日系のゼネコンでも2日間の研修を実施しているみたいですね。泊まり込みどころではなく、過去には1ヶ月のフィリピン留学で英語研修を受けさせたIT系のWebサービス運営企業もあったようです。一番、拘束効果が高く、内定者もダメージになる方法です。一方で、企業にとっては、選考受けて落ちたりした場合であれば来てくれる学生が、内定辞退するリスクも負ってるので諸刃の剣であり、拘束できる自信がないと取れない戦法かもしれません。入社後に研修をするという企業もありますが、早めに研修をする企業側の狙いとしては、入社前に新入社員のスキルを高めておくことで4月1日からすぐ働けるようにしておくということがあるらしいです。そこに加えて内定辞退阻止のための拘束までできるので一挙両得というわけですね。拘束を傍に置いておくと、すぐ働けるようにしてもらえるというのはいいことだとは思います。ただ1ヶ月はちょっと長いかもしれませんね。就活の時間が奪われるうえに、残り少ない学生生活のうち1ヶ月を将来の会社の同期と過ごすというのはどうかと思います。どうせ会社の人とはあとで何十年もいやでも一緒に過ごすことになるわけですから・・・。長期間にわたる研修で就活の時間を奪う!某大手ネット通販企業では、内定者に研修会社TACに通わせることで、長期にわたる英語研修を受けさせているようです。時間の融通がきく点で、泊まり込みよりは拘束力は弱いですが、就活生の時間は確実に食いつぶされていきます。英語の勉強が苦手だとそっちの心理的ダメージも受けそうですね・・・。研修先の会社が資格取得に関して実績のある会社なのはいいとは思いますし、入社を決めている学生にとってはありがたいものだとは思います。8月1日に意思確認という名の長時間拘束多くの企業の一次選考が始まる1日に最終面接と意思確認を行うからこさせて、長時間拘束し他の選考を受けさせないパターン。大手エンジニアリング企業でこのパターンの拘束をしているようです。日経の記事(就活生悩ます人事の「オワハラ」)によると、ある広告代理店の人事担当者は「1日、2日に学生を拘束するつもりだが、その日は土日。商社が週明け3日の月曜日から選考するなら意味がない。3日間も拘束はできないし、どうすればいいか考えているところ」と言ったということです。就活生は8月1日を迎える前に企業の優先順位をつけなくてはいけないということになりますね。強硬手段、その場で他社の選考辞退強要某人材サービス企業では、内定を出した瞬間に個室の中でお断りの電話をさせるようです。yahooニュースの記事(「オワハラ」深刻学生の相談急増就活の大企業選考8月1日解禁)によると、「(前略)採用担当者の前で内定者が携帯電話で他社の内定辞退を強いられるケースだ。電話番号が分からないと抵抗しても、担当者が「私たちが知っている」と、主要企業の電話番号を一覧表にした分厚いリストを手渡された学生もいたという。学生側も自衛手段を講じ、あらかじめ親や友人の電話番号を企業名で携帯電話に登録しておき、断るふりをすることも多い。」ということまであるらしく・・・。確かに筆者の経験でも、ある程度までは就活生側も狡猾さは必要になってくるとは感じます。就活生は役者としてもうまく立ち回る能力が必要になってきているのかもしれませんね。高級料理・社員メッセージによる心理的攻撃オワハラとは言えないかもしれませんが、懇親会などで高い食事を食べさせ、お断りする心理的障壁を与えるある意味正攻法の方法だと言えます。どの企業でもみられ、銀行・出版社など幅広い企業で実施しているようです。筆者はある企業の内々定者懇親会で、アワビやフォワグラ、ウニ、キャビアなどを惜しげもなく提供されたことがありました。さらに一人ひとりの机の上には社員から「入社後一緒に頑張ろう」といった趣旨のメッセージ集が・・・。まさしく心理的に内定辞退を阻む方法といえるでしょう。筆者はタダで美味しいご飯を食べて帰ってきました。ごちそうさまです(すみません)。でも、内々定者懇親会に行って、社員の方との考え方との違いなどを確認することができ、納得して内定辞退をすることができたので、場をセッティングしたくださった人事の方には感謝しています。番外編:大学推薦に切り替えさせる某電力会社では一般選考だったのにも関わらず、内定を出す段階になってから研究室の推薦って形にさせるなどということをやっているようです。理系の就活に多いですが、大学や院からの推薦で企業を受ける場合、学校の信用にかかわるため、その企業の内定を辞退することはできないことになっています。そこを突いて選考パターンを勝手に途中で切り替えるというのは・・・。正直、卑怯なのではないか、と思います。「内定辞退予備軍発見」ビジネスまで登場内定者フォローツールを提供している株式会社ガイアックスは、企業の新卒採用を支援する自社サービスに新機能を追加したとのことです。それは、内定辞退の可能性が高い学生を事前に発見するための「内定辞退予備群発見機能」というもの。顔写真の登録や提出物が遅れているなど、いくつかの要因からそういった予備軍を見つけ出すそうです。企業が内定者確保にいかに必死か、こういったビジネスの登場からもうかがうことができますね。最後に後ろ倒しされた16卒の採用活動に加え17卒のインターン選考なども始まり、人事担当者も大変みたいですね。彼らは必要な人数を採用できなければ自分の評価に関わるので、必死です。でも正直、自分が本当に行きたいと思っていた企業からオワハラされると萎えますよね。例えるなら、(自分が女子だとして)モテモテで余裕があって前々からかっこいいと思ってる男子といい雰囲気になったら、向こうが急に「俺以外見ないで!」とすごい形相で泣きついてきてドン引き、というような心境になります。自分が好きになった相手(企業)なんだから、もっと堂々としてほしいというのが本音です。人間でも企業でも、余裕のあるほうがモテると思います・・・。オワハラはネットで拡散されるリスクもあるし、やめればいいのに、と思います。まあとにかく、就活生のみなさんは、そういったゲームの仕組みを理解した上で、自分の人生の関わる重要な決定を心から納得してできるように立ち回っていきたいですね。外部サイト内定を取り消されたら損害賠償請求は可能?|法ナビ労働photobyMartinThomas 27,901 views

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