研修で拘束!選考辞退の電話!就活生が実際に受けたオワハラの実態

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記事公開日:2015年8月4日

研修で拘束!選考辞退の電話!就活生が実際に受けたオワハラの実態

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16卒就活生です。今回は内定者の人の話を聞いて、実際に企業がどのように学生を拘束しているのか、いわゆるオワハラと呼ばれるものの実態について調査しました。

8月1日から泊まり込みの研修

某外資系投資銀行、某外資系コンサルティングファームでは、大手総合商社の選考を受けさせないためか8月1日から3日間〜1週間程度で泊まり込みの研修を実施するようです。他にも日系大手メーカーや日系のゼネコンでも2日間の研修を実施しているみたいですね。
泊まり込みどころではなく、過去には1ヶ月のフィリピン留学で英語研修を受けさせたIT系のWebサービス運営企業もあったようです。一番、拘束効果が高く、内定者もダメージになる方法です。

一方で、企業にとっては、選考受けて落ちたりした場合であれば来てくれる学生が、内定辞退するリスクも負ってるので諸刃の剣であり、拘束できる自信がないと取れない戦法かもしれません。

入社後に研修をするという企業もありますが、早めに研修をする企業側の狙いとしては、入社前に新入社員のスキルを高めておくことで4月1日からすぐ働けるようにしておくということがあるらしいです。
そこに加えて内定辞退阻止のための拘束までできるので一挙両得というわけですね。
拘束を傍に置いておくと、すぐ働けるようにしてもらえるというのはいいことだとは思います。
ただ1ヶ月はちょっと長いかもしれませんね。就活の時間が奪われるうえに、残り少ない学生生活のうち1ヶ月を将来の会社の同期と過ごすというのはどうかと思います。
どうせ会社の人とはあとで何十年もいやでも一緒に過ごすことになるわけですから・・・。

 

長期間にわたる研修で就活の時間を奪う!

某大手ネット通販企業では、内定者に研修会社TACに通わせることで、長期にわたる英語研修を受けさせているようです。

時間の融通がきく点で、泊まり込みよりは拘束力は弱いですが、就活生の時間は確実に食いつぶされていきます。
英語の勉強が苦手だとそっちの心理的ダメージも受けそうですね・・・。
研修先の会社が資格取得に関して実績のある会社なのはいいとは思いますし、入社を決めている学生にとってはありがたいものだとは思います。

 

8月1日に意思確認という名の長時間拘束

多くの企業の一次選考が始まる1日に最終面接と意思確認を行うからこさせて、長時間拘束し他の選考を受けさせないパターン。大手エンジニアリング企業でこのパターンの拘束をしているようです。

日経の記事(就活生悩ます人事の「オワハラ」)によると、
ある広告代理店の人事担当者は

「1日、2日に学生を拘束するつもりだが、その日は土日。商社が週明け3日の月曜日から選考するなら意味がない。3日間も拘束はできないし、どうすればいいか考えているところ」と言ったということです。

就活生は8月1日を迎える前に企業の優先順位をつけなくてはいけないということになりますね。
 

強硬手段、その場で他社の選考辞退強要

某人材サービス企業では、内定を出した瞬間に個室の中でお断りの電話をさせるようです。

yahooニュースの記事(「オワハラ」深刻 学生の相談急増 就活の大企業選考8月1日解禁)
によると、

「(前略)採用担当者の前で内定者が携帯電話で他社の内定辞退を強いられるケースだ。電話番号が分からないと抵抗しても、担当者が「私たちが知っている」と、主要企業の電話番号を一覧表にした分厚いリストを手渡された学生もいたという。学生側も自衛手段を講じ、あらかじめ親や友人の電話番号を企業名で携帯電話に登録しておき、断るふりをすることも多い。」

ということまであるらしく・・・。

確かに筆者の経験でも、ある程度までは就活生側も狡猾さは必要になってくるとは感じます。
就活生は役者としてもうまく立ち回る能力が必要になってきているのかもしれませんね。
 

高級料理・社員メッセージによる心理的攻撃

オワハラとは言えないかもしれませんが、懇親会などで高い食事を食べさせ、お断りする心理的障壁を与えるある意味正攻法の方法だと言えます。どの企業でもみられ、銀行・出版社など幅広い企業で実施しているようです。

筆者はある企業の内々定者懇親会で、アワビやフォワグラ、ウニ、キャビアなどを惜しげもなく提供されたことがありました。
さらに一人ひとりの机の上には社員から「入社後一緒に頑張ろう」といった趣旨のメッセージ集が・・・。
まさしく心理的に内定辞退を阻む方法といえるでしょう。
筆者はタダで美味しいご飯を食べて帰ってきました。ごちそうさまです(すみません)。
でも、内々定者懇親会に行って、社員の方との考え方との違いなどを確認することができ、納得して内定辞退をすることができたので、場をセッティングしたくださった人事の方には感謝しています。

 

番外編:大学推薦に切り替えさせる

某電力会社では一般選考だったのにも関わらず、内定を出す段階になってから研究室の推薦って形にさせるなどということをやっているようです。
理系の就活に多いですが、大学や院からの推薦で企業を受ける場合、学校の信用にかかわるため、その企業の内定を辞退することはできないことになっています。
そこを突いて選考パターンを勝手に途中で切り替えるというのは・・・。正直、卑怯なのではないか、と思います。
 

「内定辞退予備軍発見」ビジネスまで登場

内定者フォローツールを提供している株式会社ガイアックスは、企業の新卒採用を支援する自社サービスに新機能を追加したとのことです。
それは、内定辞退の可能性が高い学生を事前に発見するための「内定辞退予備群発見機能」というもの。
顔写真の登録や提出物が遅れているなど、いくつかの要因からそういった予備軍を見つけ出すそうです。

企業が内定者確保にいかに必死か、こういったビジネスの登場からもうかがうことができますね。

 

最後に

後ろ倒しされた16卒の採用活動に加え17卒のインターン選考なども始まり、人事担当者も大変みたいですね。彼らは必要な人数を採用できなければ自分の評価に関わるので、必死です。
でも正直、自分が本当に行きたいと思っていた企業からオワハラされると萎えますよね。
例えるなら、(自分が女子だとして)モテモテで余裕があって前々からかっこいいと思ってる男子といい雰囲気になったら、向こうが急に「俺以外見ないで!」とすごい形相で泣きついてきてドン引き、というような心境になります。
自分が好きになった相手(企業)なんだから、もっと堂々としてほしいというのが本音です。
人間でも企業でも、余裕のあるほうがモテると思います・・・。オワハラはネットで拡散されるリスクもあるし、やめればいいのに、と思います。

まあとにかく、就活生のみなさんは、そういったゲームの仕組みを理解した上で、自分の人生の関わる重要な決定を心から納得してできるように立ち回っていきたいですね。

photo by Martin Thomas

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