外資系コンサルだけでない!総合商社でもケース面接対策は必須?

41,584 views

最終更新日:2023年10月23日

外資系コンサルだけでない!総合商社でもケース面接対策は必須?

ケース面接といえば、外資系コンサルの採用で聞かれるものとして有名です。「シカゴのピアノ調律師の数は?」や「ラーメン屋の売上を二倍にせよ」など、なかなか取りかかりにくいものが多く、このために外資系コンサルを断念する学生も多いようです。

一方で、近年では総合商社でもケース面接に近いお題を面接やGDで課されているようです。今回は総合商社におけるケース面接の実態となぜそのようになっているのかについて考えたいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

総合商社で実際に出題されたケース問題

過去には三井物産のグループディスカッションで、「三井物産の地下のコーヒーチェーン店の売上の推定と二倍にする施策」というものが出されているようです。

また16卒の三菱商事の面接では、「あなたがしてきたスポーツを世界レベルに引き上げるためにはどうすればよいか?」や「日本経済が盛り上がるために必要な施策は何だと思う?」などケース面接に近いものが出されたようです。

これらは事前に予測できたわけではなく、面接の中でお題が決められていたようで、例えば体育会系の部活に所属していれば上記のように所属していたスポーツについてのお題を与えられる形式だったようで内容の対策は難しかったようです。

総合商社や日系大手企業がなぜケース面接を課すようになっているのか

考えられる理由としては、以下の2点が考えられます。

  • 外資系コンサルで優秀な人材が採用できており、その採用手法を取り入れたため
  • 筆記試験や従来通りの面接に加え、ケース面接を課すことでより複合的に人材を評価したいと考えたため

近年、総合商社は商社冬の時代である90年代後半から00年代前半に採用できておらず、社員の人口構成がゆがんでおり、そのゆがみを是正する意味でも中途採用を積極的に行っていました。

特に外資系投資銀行や外資系コンサルから総合商社に入社する人は多く、外資系コンサルから入社した人の評価が悪くなかったために外資系コンサルの採用手法を取り入れた可能性はありえます。

また従来通りの採用方法に加えて、ケース面接を課すことでより複合的に学生の評価が可能になります。従来通りの面接だと、嘘をついたり詳細な部分まで準備することで思考力や考える力がそこまで高くない学生も通過してしまったという反省がケース面接の導入に繋がった可能性も考えられます。

ケース面接対策はどうすればよいのか

ケース面接対策は良書もかなりあるので、下記で紹介する本をさっと読むだけでも十分な対策になるでしょう。

後は実際に総合商社や日系企業志望者でも外資系コンサルの選考を受けてみるとどのように質問が来るのか、評価のポイントは何かといったことを感じられるので時間がある人は受けておくとよいでしょう。


東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート 50の厳選フレームワークで、どんな難問もスッキリ「地図化」

 

グループディスカッションを突破する上でまず最初に鍛えるべきたった一つの力』でも書いていますが、ケース面接対策をしておくと、お題に対して一人である程度ロジカルに多様な視点から結論を導く力が身に付きます。

これはケース面接ではなくても、「愛とは何か」、「出来る社員が持っている要素を三つあげろ」といったグループディスカッションで頻出のお題でも応用が効く力です。グループディスカッションはどの企業を受けるにしても1度は必ず通る道なので対策しておいて損はないでしょう。

最後に

ケース面接対策は就活だけでなく、抽象的なお題に対しての基本的な論理の組み立て方や議論の方法など仕事でいかせるスキルだと思います。

上記で紹介した本の中には「サークルの新入生勧誘の戦略をたてる」といったお題もあるなど、大学生活でもいかせるものになっています。

汎用的な問題解決のアプローチを学ぶ上で、ケース面接対策は結構有意義だと思うので、外資系コンサルを受けないから必要ないなどばっさり切ることなく、隙間時間などに読み物として読んでみてください。

unistyleでもコラムにてケース解説を行っているので、興味のあるお題から読んでみてください。

総合商社業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介

商社 オープンチャット

unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。

実際に総合商社志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。

下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。

おすすめコラム 4 件

東大理系院出身者が語る、プロフェッショナルな組織だからこそ得られる価値 東大理系院出身者が語る、プロフェッショナルな組織だからこそ得られる価値 本記事はプロジェクトカンパニーのPR記事になります。大手とベンチャーの違いは何ですか?このような質問を聞かれた際、皆さんならどのように答えるだろうか?「大手の方が優秀な人が多い」、「ベンチャーの方が勢いはあるが安定していない」など人それぞれ考えがあると思うが、本当にそうなのだろうか。そこでこの度unistyle編集部は、新卒で日系の大手鉄鋼メーカーに入社し、その後業種も規模も異なるプロフェッショナルファームに入社した一人の社員に上記の疑問をぶつけてみた。その社員の名前は三科朋大さん、そして彼が在籍するプロフェッショナルファームの名はプロジェクトカンパニーである。三科朋大東京大学大学院を卒業後、大手鉄鋼メーカーへ2018年に新卒入社。前職では製造プロセス改善に関わるプロジェクト等を経験。その後、2021年2月にプロジェクトカンパニーへ入社。入社後は大手通信会社における官公庁向けシステムの将来像検討・営業支援に主として参画。2021年7月にグループマネージャーに就任し、現在はメンバー4名のマネジメントをしながら日々業務に勤しんでいる。こんな就活生にオススメ・大手企業とベンチャー企業の違いやそれぞれの良さを知りたい就活生・自身の市場価値を上げたいと考えている就活生・理系大学院に在籍している就活生東大大学院を修了して大手鉄鋼メーカーに入社した彼はなぜ僅か3年足らずで転職を決意したのか、日系大手とベンチャーの双方を経験したからこそ伝えたい就活生へのメッセージとは。是非ご一読いただければと思います。目次東大大学院を修了し、大手鉄鋼メーカーへ新卒入社。企業選びの軸と入社の決め手とはコロナ禍に入り転職を決意。業種も規模も異なるプロフェッショナルファームを選んだ理由は〇〇全く異なる環境に飛び込み味わった苦悩。どのようにして周りの信頼を勝ち取ったのか?「人を大切にする風土」と「PDCAを回す早さ」、それこそがプロジェクトカンパニーの大きな魅力転職して分かった真の「企業選びの軸」-今だからこそ伝えたい就活生へのメッセージ-編集後記東大大学院を修了し、大手鉄鋼メーカーへ新卒入社。企業選びの軸と入社の決め手とは就活生当時の企業選びの軸は「化学×インフラ」__新卒で大手鉄鋼メーカーに入社されたとのことですが、就活生当時の企業選びの軸を教えて下さい。大きく2点あります。1点目は化学の領域に携われることです。私は大学院まで化学を専攻していたため、将来もそういった知見を活かせる環境で働きたいという想いがありました。そして2点目は社会の基盤、いわゆるインフラに携われることです。インフラは私たちの生活に無くてはならないものですが、そのような人々の生活を根底から支えるような仕事に興味・関心を抱いていました。この2つの軸に該当する業界で志望企業を選び、実際にエネルギーや鉄鋼、食品・飲料業界の中で10社程度の選考を受けました。そして結果的に前職の大手鉄鋼メーカー、ガス会社、大手石油元売り会社、大手飲料メーカーの4社から内定を貰うことができました。最後の決め手は「人」、大手鉄鋼メーカーへの入社を決めた理由とは__複数社から内定を貰ったとのことですが、最終的にどういった理由で前職への入社を決めたのでしょうか?大前提、4社とも自身の企業選びの軸に合致していたため、その点に関してはいずれの企業も非常に魅力的に感じていました。ただ、そういった中で最終的に前職の大手鉄鋼メーカーに入社した決め手は人です。感覚的ではありますが、内定者の仲間や選考の中でお会いした社員の人柄が自分とマッチしたというのが理由になります。前職の大手鉄鋼メーカーは「目の前の物事をとことん突き詰めるような人」が多く、そういった雰囲気が自分に合っていると感じ、最終的に入社を決めました。コロナ禍に入り転職を決意。業種も規模も異なるプロフェッショナルファームを選んだ理由は〇〇生産技術職として様々なプロジェクトを経験。そんな中、なぜ転職を決意したのか?__前職の大手鉄鋼メーカーでは具体的にどのような仕事をされていたのでしょうか?前職では生産技術職として製造プロセス改善に関わるプロジェクトを経験しました。具体的には、担当工場のコスト改善、新たな設備導入の立ち上げ、システムトラブル対応などに携わりました。__大手鉄鋼メーカーと聞くと生涯同じ会社で務めるというイメージがあるのですが、なぜ転職を決意されたのでしょうか?おっしゃる通り、入社当時は私も長く勤めるという前提でいました。実際には3年足らずで転職をすることになったのですが、転職を決意した理由は大きく2点あります。1点目は新型コロナウイルスの影響によって会社の業績が大幅に悪化したことです。業界の特性上、新型コロナウイルスの影響は避けられずに会社の業績が大幅に悪化し、ボーナスのカットや残業の禁止など、私を含めた社員が大きな影響を受けました。結果的にそれがきっかけとなり、外の世界にも目を向け始めました。そして2点目は会社の仕組みと私自身の考え方に乖離があったことです。前職は「THE日系大手」という印象の企業でしたので、年功序列といういわゆる「全て横並び」・「勤続年数=その人の評価」という側面がありました。私はそういった考え方に違和感を感じるとともに、危機感も感じました。大手企業は良い側面も多々あるのは間違いないのですが、2,30年先といった中長期的視点で考えた際、仮に会社が倒産でもしたら自分は生きていけるのだろうか、社外で自分は果たして評価されるのだろうかという焦りが芽生えました。また、それ以外の側面で言うと、自分の志向性として「評価されるからこそより頑張ろうという意欲が湧く」であったり、「目に見える成果が出るからこそもっと挑戦しようと思う」というものがあります。ただ、全てが横並びの環境だとこういった志向性とマッチしておらず、例えば何か新たなことに取り組もうとしてもリスクがあるからダメと言われてしまうなど、こういった環境が自分の性に合っていないと感じました。しかし、こういった価値観は実際に働いてから気づいたものでした。学生時代から変化した企業選びの軸。転職時の軸は「プロフェッショナル×外資/ベンチャー」__転職時の企業選びの軸、そして最終的にプロジェクトカンパニーへの入社を決断した理由を教えて下さい。企業選びの軸は大きく2点ありました。1点目はプロフェッショナルな業界であることです。転職を決意したきっかけでもあるのですが、やはり将来的にバイネームで仕事ができるようになりたい、仮に2,30年後にどの会社に在籍していたとしてもやっていけるようなスキルないしは経験を身に付けたいという考えがありました。そして2点目は外資系企業、もしくはベンチャー企業であることです。元はと言えば前職のような日系大手企業の考え方に対する違和感から転職を決意したため、日系大手企業以外という軸で企業を探しました。結果的に3社ほど内定を貰ったのですが、最終的にプロジェクトカンパニーへの入社を決めた理由としては「コンサル自体を目的にしていない部分」、つまりコンサル領域に携わっているのはビジョンを実現するための一つの手段であり、そのビジョンを実現したいという気概に共感したためです。また、社風的な観点でお話しすると、ビジョン実現という一つのゴールに向けて取り組む姿勢が自分の性に合っていたというのも理由としてあります。私は学生時代にずっと学園祭実行委員会として活動していたのですが、プロジェクトカンパニーの働き方が、サークルや大学職員といった周りの関係者を巻き込んで学園祭の成功という一つのゴールに向けて頑張るといった経験に近いものを感じたことも関連しているのかなと思っています。全く異なる環境に飛び込み味わった苦悩。どのようにして周りの信頼を勝ち取ったのか?入社半年でグループマネージャーに就任。紆余曲折あった中で感じた仕事のやりがいとは__プロジェクトカンパニーへ入社してから現在までの業務内容を教えて下さい。2021年2月に入社してから継続して「大手SIerの営業支援プロジェクト」に携わらせていただいています。また、そちらをメインにしつつ、大手施工会社の基幹システムを刷新するプロジェクトや、金融関連企業の新規プロジェクト推進など、主にビジネスコンサルの領域を経験してきました。社内的な話で言うと、入社半年後の2021年7月からグループマネージャーに就任し、メンバーマネジメントも経験させていただいています。プロジェクトにもよっても変わりますが、現在ではメンバー4名をマネジメントしています。__では、仕事のやりがいは何ですか?具体的なエピソードもあれば教えていただきたいです。お客様から感謝のお言葉をいただいたり、バイネームで指名され評価していただけることです。入社して最初に携わったプロジェクトの話になるのですが、一回目の契約更新の際に「三科さんは本当に良く頑張ってくれたから今後も是非継続して欲しい!」というお言葉をいただき、それが今でも本当に印象に残っています。他のプロジェクトの話でも「人手が足りないから、もし貴社に三科さんのような方がいれば是非その方にも参画して欲しい!」と言われたことがあり、このように自身をバイネームで指名していただき、評価されると本当にやりがいに繋がります。強みである安定感を活かし、お客様の信頼を積み重ねていく__お客様から評価していただける要因は三科さん自身でどのようにお考えでしょうか?安定感があることだと考えています。もう少し具体的にお伝えすると、プロジェクトを進める中でお客様のご要望から逸れてしまうことは度々ある中でも、それをすぐに軌道修正してプロジェクト成功に向けて着実に進めることができる点は自分自身の長所だと考えており、これが安定感に繋がっているのではないかと思います。また、そのために基本的/当たり前のことを疎かにしないという点は意識しています。この点はプロジェクトカンパニーの全社員に共通する意識なのですが、例えば、翌日にミーティングの予定が入っていた場合は前日までに資料を作成して共有しておく、納期を必ず守るといったことを徹底し、そういった一つ一つの小さな信頼の積み重ねが評価していただける要因だと考えています。「人を大切にする風土」と「PDCAを回す早さ」、それこそがプロジェクトカンパニーの大きな魅力プロジェクトカンパニーの魅力は「人を大切にする風土」と「PDCAを回す早さ」__三科さんが思う自社の魅力を理由と併せて教えて下さい。私が感じるプロジェクトカンパニーの魅力は大きく2点あります。一つ目は人を大切にする風土があることです。この「人」というのは社員もそうですし、お客様など会社に関わる人全てを指します。社員という面で見れば、会社全体として「社員ひとりひとりの成長にコミットしてくれる」風土が醸成されています。具体的なエピソードを一つ取り上げさせていただくと、弊社では定期的に幹部層のミーティングがあるのですが、その中で「このメンバーがもう一段上に上がるにはどうすればいいか」といった熱い議論が毎回交わされます。コンサルと聞くとUPorOUTといったように社員に対して比較的ドライなイメージがあるかと思いますが、社長の土井も「採用したからには会社側から見捨てることは絶対にないし、どうしたら次のステップに進めるかを本気で考える」と話しており、会社全体としてそういった考え方が浸透していると感じます。そして二つ目はPDCAを回す早さです。このPDCAを回す早さというのは案件という側面もありますが、経営方針や組織全体としてもそういったことを意識されていると感じます。例えば、弊社は毎月組織体制が変わるのですが、様々な社員とともに働くことで毎回新たな発見があります。「やっと今のチームに慣れてきたのにもう変わるの?」と思うこともありますが(笑)、新たな発見に気づいたりそれが自分自身の成長に繋がっている側面はありますので、メリットの方が大きいと感じています。「できる/できないではなく、できないかもしれないけど挑戦させる」、それがプロジェクトカンパニーのカルチャー__これまで働いてきた中で印象に残っているエピソードは何かありますか?挫折経験でもあるのですが、マネージャーに就任して最初に携わったプロジェクトが最も印象に残っています。そのプロジェクトは私・上司・部下の3名体制だったのですが、これまでに似たようなプロジェクト経験がなく、且つ当時は周りの人に主体的に話を聞きに行くという動きを中々取ることができず、結果的に成功とは言い難い結果に終わってしまいました。ただ、そのような状況でも当時の上司は「なんでうまくいかなったの?」と自分を責める訳ではなく、「じゃあどうすれば今後うまくいくようになるか?」という観点でフィードバックを下さいました。これは私だけの話ではなく、会社全体として「できる/できないで機会を提供するのではなく、できないかもしれないけど挑戦させたい」というカルチャーが根付いており、プロジェクトカンパニーの良さでもあると感じています。__これまでで一番の挑戦は何かあるでしょうか?自分自身の感覚としては、常に挑戦だと思っています。先ほども述べた通り、「この人ならやってくれそうというタイミングで次のステップに進めさせてくれる」風土が根付いているため、常に挑戦機会に溢れています。これは弊社が「例え成功しようが失敗しようが、本人に意欲さえあれば挑戦させ続ける」という考えがベースにあるためです。結果的にうまくいけばそれでいいですし、仮にうまくいかなかったとしてもその経験を活かして次のプロジェクトに繋げてくれれば問題ない、必ず次の挑戦の機会を与えるという仕組みがあるため、常に挑戦しているという実感があると感じています。日系大手(前職)とベンチャー(現職)の違いは「タスク型orプロジェクト型」__大手企業からベンチャー企業への転職という形だと思いますが、それぞれで異なる部分、逆にここは変わらないという部分はありますか?前職とプロジェクトカンパニーを比較すると、仕事に対する考え方や進め方は180度異なると感じています。前職の日系大手企業であれば、上司から伝えられた仕事をいかに早くクオリティ高くこなすかにフォーカスされており、いわゆるタスク型の働き方でした。一方でプロジェクトカンパニーはプロジェクト型の働き方、つまり社員ひとりひとりが目的を達成するために、主体的に物事を進めるという考え方で仕事を捉えています。また、変わらない部分で言うと優秀な社員が多く在籍している環境です。前職もプロジェクトカンパニーも周りの社員が皆優秀であり、ベースとなる人材の素地は変わらないと感じています。もちろんどちらが良い悪いという話ではありませんが、働き方や仕事の捉え方が異なるとこんなに違って見えるのだなということを実感しています。転職して分かった真の「企業選びの軸」-今だからこそ伝えたい就活生へのメッセージ-ファーストキャリアは一度きり。だからこそ一旦立ち止まり、本当に自分がやりたいことを考えて欲しい__これまでのキャリアを振り返り、本記事を読んでいる就活生に何かメッセージなどがあれば教えていただきたいです。大前提私が理系の大学院出身であるため、同じ境遇の就活生向けにお伝えさせていただければと思います。理系の大学院生であれば、選考が比較的スムーズに進むという側面もあり、どうしても研究室や学科の繋がりで事業会社に進む場合が多いと思います。もちろんそれを否定する訳ではありませんが、一度立ち止まり、本当に自分がやりたいことは何なのかであったり、目先の給与や福利厚生以外の観点も考えてみることが大事だと考えています。私自身、新卒で日系大手の事業会社に入社したことに一切後悔はないことを前提にお伝えさせていただきますが、ファーストキャリアは一度しかありませんので、就活生の皆さんには是非悔いのない選択をしてもらいたいです。__最後に質問です。今就活生に戻れるとしたら前職とプロジェクトカンパニー、どちらを選びますか?プロジェクトカンパニーを選びます。前職の大手鉄鋼メーカーも本当に素晴らしい企業だったのですが、先ほどもお伝えした転職活動時の軸が真の企業選びの軸だと思っていますので、今就活生に戻れるのであればプロジェクトカンパニーを選びますね。編集後記「人を大切にする風土」と「PDCAを回す早さ」が魅力のプロフェッショナルファーム、プロジェクトカンパニー。今回は大手鉄鋼メーカーから同社に転職し、グループマネージャーとしてご活躍されている三科さんにお話を伺いました。本記事冒頭の「大手とベンチャーの違いは何ですか?」という問いに対する答えは見つかったでしょうか?また、プロジェクトカンパニーの魅力は伝わったでしょうか?最後に、三科さんに今後の目標(キャリア観)を質問してみました。unistyle編集部今後の目標、目指したいキャリア観はありますか?三科さん弊社は将来的に「売上1兆円を100億の事業を100個創ることで実現する」イメージを描いているのですが、その中の一つの事業の社長を目指したいです。というのも、転職時に抱いていた「将来的に自分の名前で仕事をしたい」という想いを実現するとなった際、社長という選択肢は理にかなっていると考えたためです。そのために日々挑戦心を忘れず、社内外の信頼を一つずつ積み重ねていければと思っています。いかがだったでしょうか。プロジェクトカンパニーは現在24卒向けの採用を行っています。三科さんのように「将来的に自分の名前で仕事をしたい」という想いを抱いている就活生、そして「売上1兆円を100億の事業を100個創ることで実現する」という過程に携わりたいと感じた就活生の皆さん、下記から是非選考に応募してみてください。選考への応募はこちらからProjectCompanyInterview#1ProjectCompanyInterview#2ProjectCompanyInterview#3ProjectCompanyInterview#4 10,689 views
【22卒速報】上位大学別人気業界ランキング|IT人気上昇、商社・メーカー人気は変わらず 【22卒速報】上位大学別人気業界ランキング|IT人気上昇、商社・メーカー人気は変わらず コロナ禍で社会はより一層、複雑となりました。それは就活も例外ではなく、航空業界や旅行業界で採用活動が縮小するなど、学生が志望する業界にも変化が出ていると考えられます。そんな中、学校の授業や就職活動はオンラインでの活動が中心となり、周囲の学生の動向が掴みにくいと感じている就活生も多いのではないでしょうか。そこで、本記事ではunistyleに登録している学生のデータを用いて22卒の学生の志望業界の変化・大学別の志望業界を調査していきます。周りの就活生がどのような業界を志望しているのか、ぜひ確認してみてください。本記事の構成22卒業界動向調査〜IT人気上昇、商社・メーカー人気は変わらず〜大学別志望業界調査〜上位大学で根強いメーカー人気〜​​​​​​∟東京大学∟京都大学∟早稲田大学∟慶應義塾大学∟上智大学∟学習院大学∟明治大学∟青山学院大学∟立教大学∟中央大学∟法政大学最後に22卒業界動向調査〜IT人気上昇、商社・メーカー人気は変わらず〜こちらは21卒及び22卒の学生の希望業界のデータをまとめたものとなっています。※上の表は、2021/4/16時点でunistyleに登録している21卒・22卒の学生(21卒は有効回答数88,115人、22卒は有効回答数96,263人)をもとに、会員登録時に回答していただいた志望業界のデータを参考に作成されています。上の表より、21卒・22卒は共に食品・医療系メーカーの志望学生が最も多いことが分かります。また、後に続くIT・情報通信と商社(総合・専門)は21卒と22卒で比べると順位が入れ替わっており、IT・情報通信業界の人気が上昇傾向にあることが読み取れます。さらに、運輸・物流に関しては、新型コロナウイルスの影響で各社が採用活動を縮小したこともあり、志望度が減少していると考えられます。22卒志望業界・21卒と比較すると大きな変化は見られない・商社、IT・情報通信、メーカーは安定して志望度が高い大学別志望業界調査〜上位大学で根強いメーカー人気〜こちらでは業界志望度を大学別に見ていきます。以下の2点をご留意ください。※unistyle登録時のデータであり、その後のユーザーの志望業界の変化は追えていない点※2022卒は2021/4/16時点のデータであり、2021卒は昨年度1年間のデータのためサンプル数に開きがある点こちらは、掲載している大学一覧です。東京大学京都大学早稲田大学慶應義塾大学上智大学学習院大学明治大学青山学院大学立教大学中央大学法政大学東京大学※2021年度は1,167人、2022年度は1,297人の回答を元に作成東京大学ではメーカー、コンサル・シンクタンクの志望者が多いようです。メーカーに関しては、日本のモノづくりに興味を持ち、大学で培った高度な知識・技術を活かして働きたいという方が志望していると考えられます。また、野村総合研究所やアクセンチュア、マッキンゼー・アンド・カンパニーなど、コンサル・シンクタンクに就職する学生も増えているようです。(参考:ダイヤモンドオンライン)京都大学※2021年度は858人、2022年度は1,004人の回答を元に作成京都大学ではメーカー、コンサル・シンクタンク、商社の志望度が高く、東京大学と同じようなランキングになりました。メーカーでは、パナソニック、村田製作所など、関西に本社を構える企業を目指す就活生が多いようです。(参考:ダイヤモンドオンライン)また東京大学ほど割合は高くありませんが、京都大学でもコンサル・シンクタンクの志望者割合が高くなっています。早稲田大学※2021年度は3,801人、2022年度は4,053人の回答を元に作成早稲田大学では、2021卒に引き続きメーカー・商社の人気が高いようです。特徴としては、マスコミ志望の学生の割合が高い点でしょう。マスコミの早稲田と言われるだけあり、他大学と比較しても高い人気を誇っています。大学が発表しているデータからもその傾向は見て取れるでしょう。(参考:早稲田大学|就職実績)慶應義塾大学※2021年度は2,984人、2022年度は3,249人の回答を元に作成慶應義塾大学でも早稲田大学と同様に商社・メーカーが上位に来ています。マスコミの早稲田、金融の慶應といった話がよくされますが、その傾向がランキングにも表れており、金融・保険が3位に入っています。大学が発表しているデータからも上位にある総合商社やメーカー、金融系は多いようです。(参考:慶應義塾大学|就職実績)上智大学※2021年度は1,196人、2022年度は1,288人の回答を元に作成上智大学も他上位大学と同様、商社の志望度が高い結果になっています。また、メーカー(食品・医療・生活・その他)、マスコミ関係の人気も高まっているようです。さらに大学が発表しているデータによると、アクセンチュア、楽天、日立製作所など、ランキング4位のIT・情報通信に就職する学生も多いことが分かります(参考:上智大学刊行物・就職(内定先)資料)。学習院大学※2021年度は704人、2022年度は765人の回答を元に作成学習院大学の特徴は金融・保険を志望する学生の割合が非常に高い点だと思われます。大学が発表しているデータによると、りそなホールディングス、第一生命、みずほフィナンシャルグループなどに就職する学生が多いようです。(参考:学習院大学|就職実績)明治大学※2021年度は2,461人、2022年度は2,857人の回答を元に作成明治大学では昨年に引き続きメーカー(食品・医薬・生活・その他など)の人気が高い結果となっています。その後に続くIT・情報通信、金融・保険は大学HPの就職実績より、楽天、日本電気(NEC)、りそなホールディングス、あいおいニッセイ同和損害保険などに就職する学生が多く、全体として志望度が高いことが分かります。(参考:明治大学|就職実績)青山学院大学※2021年度は1,460人、2022年度は1,566人の回答を元に作成青山学院大学は、21卒-22卒で比較するとメーカー(食品・医薬・生活・他)の志望割合が伸びていますが、その他で大きな変化は見られません。大学が発表しているデータからは、ランキング5位のIT・情報通信、金融・保険に就職する学生が多いことが分かります。(参考:青山学院大学|就職・進路データ)立教大学※2021年度は1,593人、2022年度は1,862人の回答を元に作成立教大学は、21卒と22卒で比較すると、メーカー(食品・医薬・生活・他)、金融・保険の志望度が高まっています。また、大学が発表しているデータからは、ランキング5位のIT・情報通信に就職する学生が多いことが分かります。(参考:立教大学|就職・進路データ)中央大学※2021年度は1,755人、2022年度は1,859人の回答を元に作成中央大学は、21卒-22卒で比較しても学生の志望度に大きな変化がないことが分かります。メーカー(食品・医薬・生活・他)、IT・情報通信、金融・保険、商社など他の大学と同じような結果となっています。余談になりますが、法曹界に強みを持つ中央大学なだけあり、法学部の卒業生(20卒)の公務従事者は21.2%と他学部よりも高い数値を示しています。(参考:中央大学進路・就職データ)法政大学※2021年度は2,004人、2022年度は2,149人の回答を元に作成法政大学では21卒と22卒で比較するとメーカー(食品・医薬・生活・他)の志望度が大きく増加していることが分かります。一方で、IT・情報通信の志望者はやや減少しているようです。また、他の大学にも見られるように安定的に金融・保険、商社の志望度が高いことが分かります。最後に本記事では22卒の学生の皆さんの志望業界の動向や大学別のランキングを紹介させていただきました。今回提示させていただいたデータはあくまで全体から見た一指標に過ぎません。「私の大学では商社・コンサルを受ける人が多いから私も受けなくちゃいけないのかな?」といった風に読み取るのではなく、あくまでこのような傾向なんだといった程度に読み取っていただけたらと思います。以下では、現在就職活動を進めている方やこれから就職活動を始める方向けの記事を紹介しています。ぜひそちらも合わせてお読み下さい。【これから就活を始める人向けの記事】【就活を終えた学生が読んでほしい記事】さらに、unistyleでは業界別にLINEオープンチャットグループを運営しています。匿名で様々な就活生と情報交換をすることができるという便利な機能になりますので、"最新の選考状況や選考結果連絡の有無等をリアルタイムで確認したい"という方は、ぜひご活用ください。→unistyleでは、22卒就活生向けに計31個グループのグループを運営し、2021年4月時点で9万人を超える就活生にご参加いただいています。上記記事に各グループの参加用URLを掲載していますので、興味のある方は是非ご参加ください。unistyleには会員限定コンテンツが多数ありますので、まだ会員登録を済ませていないという方は、以下から早めに会員登録をしていただき、本サイトを有効的に役立ててもらえればと思います。 15,028 views
入社後の仕事が楽しそうな人は内定するための嘘の志望動機ではなく、本音の志望動機で入社した人 入社後の仕事が楽しそうな人は内定するための嘘の志望動機ではなく、本音の志望動機で入社した人 先日、facebookにて総合商社時代の同期が、「国際的な舞台で後世に残るプロジェクトに関わりたいという思いで総合商社に入社したけど、その第一歩が叶った」と自分が関わったプロジェクトがニュースに取り上げられているのをアップしていました。またunistyle利用者で過去に弊社でインターンしてくれていた13卒の電鉄業界に内定した学生も、「将来的には、街づくりに関わりたい」という入社時の思いを忘れずに、1年目から海外研修にいくなど、将来の目標達成のために地道に努力を重ねています。一方で、仕事がつまらない、将来のキャリアで悩んでいるという人も非常に多いというか、ほとんどの社会人はそういった不満を抱えているのかもしれません。彼らの決定的な違いは、タイトルの通り、「志望動機で嘘をつかずに入社したかどうか」という点が大きいように感じます。今後40年の大半を占める仕事人生親が資産家である、宝くじがあたった、株で一儲けしたなど一部の例外的な人を除いて、ほとんどの人にとって、生きていくために働かざるを得ないのが現状でしょう。そして企業に勤めて働くとなると、少なくとも週5日間の9:00〜17:00まで、準備や通勤の時間を考慮すれば、人生の大半を仕事が占めるといっても過言ではありません。もちろん、仕事は最低限、出世や結果を残すことよりも、趣味に生きるという人もいますが、趣味に生きる人でも、上記の週5日間、9:00〜17:00までは趣味のために我慢しないといけない時間として、拘束されてしまいます。そのためこの時間が充実しているかどうかは、人生の充実の大きく影響するでしょう。企業が志望動機を聞くのはうちの会社での仕事を楽しめるか聞くため企業が志望動機を聞くのは、会社で過ごす長い長い時間を、楽しく前向きに過ごせるかを見極めたいからです。総合商社であれば、急な海外転勤やリーダーシップを発揮して利害関係の異なる人々を調整しながら仕事を進めることを楽しめる人でなければ辛い思いをするでしょう。銀行や証券会社であれば、「数字」という言い訳できない結果を常に求められる環境で、数字が出ないことが悔しい、数字を達成するのが楽しいと思える人でなければつとまりません。プログラマーであれば、コードを書くのが楽しい、よりよいサービスを実現するために夜通しプログラミングができる人が向いているといえます。このように企業で働く人生の大半の時間を前向きにとらえた上で、結果を残せる人材かどうかを見極めたいと考えて、企業は志望動機を聞いています。もちろん志望動機は本質的なもの、企業や業界に依存しないあなたの内から出る思いである必要があります。「総合商社に入社して、一流の商社マンになる」というような業界に依存した思いというのは本質的な志望動機ではありません。本質的な志望動機とは、環境に関係なく、あなたがやりたいと思えることです。嘘をついて入社した人の悲劇そのため、本当は「競争が苦手で、個人で数字を追い求めるのが嫌い」という人が、内定を得るために嘘の志望動機を語り、その嘘がばれずに銀行に内定したとしても、仕事の大半の時間で辛い思いをするのが目に見えています。総合商社でも、リーダーシップを発揮して物事を進める人が嫌いな人にとっては辛い職場といえます。総合商社の仕事の多くは、利害関係が異なる他社の人をどのように調整して、全員が納得しながら商社が得をするように立ち回る仕事だからです。ちなみにあなたが入社した時のエントリーシート、つまり自己PRや志望動機は上司はすべて把握しています。あなたが異動する時には、これまでの職歴とともに、入社時のデータが渡されています。そのため入社時についた嘘はその会社にいる限り、一生ついて回ります。そういった嘘の志望動機に気づき、進路を変える内定者もいます。unistyleの利用者でも、総合商社に内定しながら、電力業界に技術者として就職することを決めた人がいますので、こちらのコラムは、嘘をつかない、本質的な志望動機とは何かということを考えるためにも是非読んでほしいと思います。参考:総合商社内定を蹴ってエネルギー業界に就職をした理由と納得できる志望動機本質的な志望動機に出会うために「やりたいことなんてない」と多くの就職活動生が口にします。それはもちろん普通のことで、このように偉そうにコラムを書いている私自身も何がやりたいのかよくわからない普通の学生でした。私にとっての転機は、三菱商事の方にOB訪問した時に、「世の中に仕組みを提供したい、世の中をよくする仕掛けを自分で生み出していきたい」という思いに触れたことです。その方は学生時代の経験とこの思いの結びつきについて語ってくれ、私自身も中学・高校から考えていたことだったため、それ以来腹に落ちた志望動機を語ることができるようになりました。本質的な志望動機に出会うために必要なことは、どんな人がどんな思いで働いているのかという「思い」にできるだけ多く触れ、自分が共感できる「思い」に出会うことでしょう。そのための方法がOB訪問であったり、内定者のエントリーシートをみて、できるだけ多くの志望動機に触れることだと思っています。どのような思いで入社したいと思ったのかというエントリーシートにはその学生の「思い」が詰まっている非常に価値のあるものだと考えてunistyleでは掲載しています。参考:志望動機で書く夢・成し遂げたいことに出会うための方法一人でも多くの学生が、自分なりの「本質的な志望動機」に出会い、楽しく充実した仕事をしてもらうというのがunistyleが提供できる価値の一つだと考えていますので、これを読んだ学生が本質的な志望動機に出会うためのアクションをしてくれれば幸いです。photobyman_skitsa 36,297 views
スタートが遅れた就活生の戦略的内定獲得法! スタートが遅れた就活生の戦略的内定獲得法! スタートに出遅れた、と就活に焦りを感じている人には、就職エージェントneoがオススメです。アドバイザーから、今後の就活の戦略についてアドバイスがもらえるため、出遅れを取り戻すことができるかもしれません。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。こんにちは。今回は、北極をパンイチで横断しようとするくらいに無謀な準備不足のまま二カ月遅れで就活を始めた私でも、何とか複数内定を獲得することができた、他人と差別化するための戦略についてご紹介させて頂きます。本記事のコンテンツ・1.ESの質と量で勝負する・2.テストは言い訳できないので対策を徹底する・3.説明会への参加を減らす・ESは一日二枚必ず書く・最後に1.ESの質と量で勝負する①ESは内定獲得のファーストステップUnistyleのテクニックの項にもありますが、内定獲得のためには【ES通過⇒筆記試験通過⇒グループディスカッション通過⇒面接を複数回通過】参考リンク:という順を追う必要があります。私の周りでは、①前回の記事に書いた通り自己分析のしすぎで視野が狭くなって、業界や企業を絞る⇒②ESの提出数が減る⇒③ESが落ちると受けられる企業が少なくなっていく、という循環にはまり、対策した面接にまでこぎつけられない人が多い印象でした。とすれば、内定獲得の確率を確実に上げるために必要なことは、出すESの「量を増やす」「質を高くする」ことになります。大事なのはバランスだと思います。正直、どこにでもいる凡庸な学生がいいESを書こうと頭をひねっても、何によって「質」が高いとされるのか分かりません。一生懸命書いたESが社会人から見たら稚拙な内容・書き方だと思われることは多いです。一方で、業界を絞らないことを前提にすれば量は要領さえつかめばいくらでも増やすことができますが、質が保証されていないことには落ちるのは明白です。②学生目線ではESの「質」は分からないそこでまず私は「企業はどういうESを評価するのか」という視点をUnistyleから得ることにしました。正直、学生目線ではどのようなエピソードが企業に評価されるのか分かっていません。であれば、社会人やこうしたサービスにナビゲートしてもらった方が圧倒的に効率的です。詳しくはテクニックのページをご参照いただければと思いますが、具体的には「企業側のニーズを無視して自分の書きたいことを書かず、①目標達成力(問題解決力)、②リーダーシップ、③チャレンジ精神(変化に対応する力)を含んだ競争力の高いPR・エピソードが語られたES」が評価されるということです。参考リンク:この視点に立って自分なりの表現でそれを書き起こし、社会人に添削してもらうことをこなしていけば、評価の高いESを作ることができます。③エピソードを字数ごとにストックしてコピペしていくこうして書いた自分の武器となるPR・エピソードを、私はそれぞれを200~800字の100字ごとで編集し直し、wordファイルでストックしておきました。また、色々な企業で質問されたことも項目ごとにまとめ、他の企業ですぐ使えるようにしておきました。そうすると、ESで聞かれる「学生時代に最も力を入れたことを書いてください(500字以内)」「自分が最も自信を持っていることや、特筆すべき実績を書いてください(400字以内)」といった設問にもコピペするだけで一瞬のうちに答えられます。結果として私は80枚程度のESを出し、4月1日から志望度の低い企業は断りつつも一週間で面接が30件近く入るという状態になりました。こんな私でも複数内定できた最大の要因は、ここにあると考えています。こうしてESの質・量を増産すると、持ちゴマが周囲よりも多いという安心感や、面接に場慣れしてリラックスできる、といった精神的な余裕も生まれてきます。一方で交通費が死ぬほどかさむため、精神的余裕と引き換えに経済的余裕が失われますが、内定が出ればすぐに取り返せる金額なので惜しまずつぎこみましょう。2.テストは言い訳できないので対策を徹底する私は内々定を3社から頂いたところで就活を終了しましたが、いずれの企業からも「テストが優秀だった」とお褒めの言葉を頂いています。結果論ではありますが、面接の手ごたえはどれも可も無く不可も無い感じだったので、テストの結果は評価に少なからず貢献しているのではないかと思います。テストは誰でも対策ができますし、上述の方法でエントリーしまくるとテストを何回でも受けて、慣れてくると形式、場合によっては答えすら覚えられます。コミュニケーション能力などといった分かりにくい指標ではなく、点数で評価される分、努力が如実に表れるので言い訳ができません。前もって十分な対策を心掛け、志望度の低い企業から順にテストを受験し、慣れたところで本命を受ける、という風にするといいでしょう。また、友達と一緒に受けるのもアリですが、あてにし過ぎるとスケジュールが合わなくなった瞬間に破滅します。自分がテストを受けたい時には人もテストを受けたい場合が大いにあります。面接が進むと会社で受ける試験もあるので、できる限り自力でできるようにするのが望ましいです。以下の記事は適性検査等に関するものですので、こちらも併せてご参考ください。参考:適性検査の種類と内容一覧【出題企業一覧付き】SPIテストセンター攻略|知ることから始める効果的対策「やればできる」Webテストの対策いろはー練習・本・不正の是非までー3.説明会への参加を減らす・ESは1日2枚必ず書く以上のことを人よりも時間のない私が取り組むには、他の人と違う時間の使い方をする必要がありました。具体的にはまず説明会への参加を途中から減らしました。業界研究・企業研究はHPやオンライン新聞データベースで十分にできるからです。皆が行っている説明会に行く、ということは必ずしも不安感を癒しはしません。それよりも自分でじっくり研究して得た知識のほうが安心材料になるはずです。そして、ESを必ず一日2枚は書くようにしていました。よく気合いを入れ過ぎてESに何日もかける人がいましたが、ウェットになりすぎると客観的に自分の文章を見れなくなります。であれば、ドライに時間を割り切って書くべき要素を冷静に書き連ねた方が評価は高くなるはずです。私は一日二枚のES作成を仕事として割り切ることで、感情の浮き沈みに左右されることなくESを量産するよう努めていました。またどこに行っても書けるよう常にPCは携帯していました。私が過ごした具体的なスケジュールとしては2月前半・説明会に行くものの時間の無駄だと気付き、行かなくなり自分で企業研究・業界研究を始める・Unistyleを知って戦略を立てる(企業の受け方・PRの方法・ESの書き方などなど)・テストセンター、webテストなどの対策を始める2月中旬〜後半・締切が迫っているのでESをひたすら量産し始める・リクルーター面接に行く・テストセンターを受ける3月前半・EESをまだまだ量産する(就活サイトを見て色々な企業の締切をチェックしていました。多い時には一日4枚書きました)3月後半・面接対策セミナー・GD対策セミナーを受講して面接に備える・リクルーター面談をこなす4月前半〜・面接が一気に集中する⇒内々定3つ獲得という感じでした。この中で最も時間を割いたのは、まぎれもなくES作成です。淡々と書いたとは言え、毎日の時間を足すとかなりのものになると思います。次にそのためのエピソード探し、その次に企業研究とテスト勉強を同じくらい、という感じです。もう少し企業研究をする余裕があればよかったとは思っていますが、説明会を極限まで減らしたり、どこにでもPCを持って行ってESを書くなどすることで概ねスケジュールは回りました。最後に以上が「2か月遅れでスタートして複数内定を勝ち取った就活生の他人と差別化する3つの戦略」になります。時間が限られていた私でもある程度の成果が出せたので、時間がある皆さんなら更なる成果をあげる一助となるのではないでしょうか。これを読んだ方の就活がうまくいけば光栄の至りです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。photocredit:AnilJadhavviaFindCC 76,328 views

現在ES掲載数

77,622

すべて見れる

上に戻る

会員登録・ログインして全てのコンテンツを見る

無料会員登録