ヤフーのサマーインターン内容とES選考突破方法
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最終更新日:2024年05月20日
ヤフー株式会社は「人々や社会に対しての課題検索エンジンとして様々な事業を通じ課題解決を行い世の中に貢献すること」をミッションとしているIT企業です。
本記事で紹介するヤフーのサマーインターンは理系向けとなっています。ヤフーのインターン内容から具体的な選考対策までご紹介します。
ヤフーとは
ヤフー株式会社は、1996年に情報検索サービスの提供を目的に設立された企業です。
ヤフーの主な事業内容は、インターネットの広告事業、EC事業、会員サービス事業など様々で、200を超えるサービスを展開しています。具体的には国内市場最大級の利用者を有する「Yahoo!JAPAN」、またメディアサービスの集客を利用して展開する「Yahoo!ニュース」、さらに「Yahoo!ショッピング」や「Yahoo!トラベル」などのEC関連サービスがあります。
よって大企業でありながら、上記のように多角的に事業を展開している点がヤフーの特徴であると考えます。
ヤフーが求める人物像
ヤフーには、ミッション・ビジョン・バリューといった経営していく上で軸となる方針が存在します。ヤフーの企業文化を支えるこのミッション・ビジョン・バリューを以下にご紹介します。
ヤフーは課題検索エンジンとして社会の様々な課題に取り組み、世の中に貢献すること。
・ビジョン:実現する社会「UPDATE JAPAN」
ヤフーの情報技術で社会の課題をあらゆる視点から解決し、日本をまるごとUPDATEしてゆくこと。
・バリュー:取るべき行動
「All Yahoo! JAPAN」「個のチカラ」「発見・提案・改善」「圧倒的当事者意識」「やりぬく」を表し、今後日本のあらゆる課題をインターネットの力で解決するために、社員に必要とされている能力のこと。
引用:株式会社ヤフー インターンシップ
ヤフーでは、ミッション・ビジョンを実現するために社員が取るべき行動として、バリューを重要視しており、求める人材の指標にもなっていると考えられます。
バリューの意味を考えると「個のチカラ」というのは、今回のサマーインターンでは理系向けのコースなので、エンジニアとしての技術力やチーム(All Yahoo! JAPAN)の一員として最善のパフォーマンスを発揮できるチカラを表し、「発見・提案・改善」「圧倒的当事者意識」「やりぬく」は繰り返し試行錯誤しながらも責任感を持って納得のいく結果を出すまでやることを表しています。
つまりサマーインターンでヤフーが求める人物像は、理系としての個の技術力があり、職場ではチームとして個のチカラを共有し発揮でき、さらに様々な分野の職務を能動的に発見・提案・改善のサイクルを回しながら遂行できる人だと考えられます。
まとめるとヤフーの求める人物像は以下のようになります。
・チームにおける個としてのチカラの共有、発揮
・積極的に発見、提案、改善のサイクルを回し遂行する力
ヤフーのインターン内容
ヤフーのインターンシップではサービス開発やデザイン体験など開発向けのコースが多いです。具体的には広告、O2O(トラベル、飲食、決済インフラなど)、ショッピング、金融、ヤフオク、データプラットフォーム、サイエンスなど数多くのコースが予定されています。本選考にあるビジネスコースは募集をしていません。
ヤフーのエンジニアやデザイナーがメンターであるため、自分の研究を基に実際の業務で課題解決を行いたいという学生にオススメの内容だと考えられます。以下の本選考の記事も参考にしてみてください。
ヤフーのインターン選考フロー
21卒向けヤフーのサマーインターン選考フローを以下にご紹介します。
↓
CodingTest(エンジニアのみ)
↓
ES提出(5月下旬〜6月中旬)
↓
面接選考(7月中旬〜7月下旬)
↓
選考結果連絡(7月末)
ヤフーのインターン選考エントリーシート対策
ヤフーのエントリーシート設問
20卒サマーインターンの出題例を以下に紹介します。
◆学業で一番力を入れたこと、または研究内容の詳細や自信のある開発経験などについて、具体的に説明してください。(文字数不明)
◆言語、データベース、OS等の技術経験をアピールしてください。(500文字以内)
設問の回答方針
エントリーシートの設問ごとの回答方針を考察します。
こちらの設問では、インターンシップへの参加理由と共にインターンシップを通して習得したいこと、体験したいことが聞かれています。ヤフーのインターンシップには複数のコースがあるため、なぜそのコースを希望するのか、どうしてヤフーのインターンシップに参加したいのかを意識して書くようにします。
よって、まずインターンシップに参加することで自分が習得できることを明確にし、目的をもって取り組んでいる姿勢を伝えましょう。
そしてヤフーでは前述したように、個のチカラをチームで活かせる人材が必要とされているので、自分のスキルがヤフーで行なっているどの事業に活かせるのかを希望コースの方針に従って書くようにしましょう。このような志望動機を書くにあたっては、以下のフレームワークに沿って書くと良いでしょう。
②きっかけとなる経験
③企業選びのポイント
④他に受けている業界とその業界ではダメな理由
⑤具体的に取り組みたい仕事
⑥業界の中でもその企業の理由
参考:就活の選考で評価される希望動機の書き方|内定者回答付き
→多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について解説していきます。上記のフレームワークの活用方法についても説明しているので、ぜひ参考にしてください。
こちらの設問では学生時代にどのような学業に取り組んできたのかについて問われています。ここでは志望しているコースに関連した学習経験を述べるようにします。
研究に対する姿勢、関連した技術、結果などの詳細を書くことはもちろん、ヤフーでは発見・提案・改善のサイクルを重視しているため、学習での課題や解決策など具体的に記述するようにしましょう。
このように記述することによって、自分の学習の取り組みがヤフーで求められる「やりぬく」力に繋がるという印象を与えることができます。学生時代頑張ったことを書くにあたっては、以下の記事で説明しているフレームワークに沿って書くと良いでしょう。
①結論:何に取り組んだのか?
②動機:なぜ取り組んだのか?
③目標と困難:どんな目標を掲げたのか?目標を達成する上での困難は何か?
④取り組みと結果:どのように取り組んだのか?取り組みの結果はどうだったのか?
⑤人柄:活動の中であなたのどのような性格が活かされたのか?
⑥学び:取り組みを通じて何を学んだのか?学びを社会にどのように活かすのか?
参考:【例文あり】評価される「ガクチカ 」の書き方と思考法
→評価される学生時代頑張ったことの書き方はもちろん、面接にどう繋げるか・内定者の回答例・エピソードが浮かばないときの対処法など、学生時代頑張ったことを書く上での全体像を解説しています。
こちらの設問では、今までにどのような技術経験があるのかが問われています。選考官はインターンシップをするにあたって技術経験に不足がないかを考えます。500文字以内と文字数には余裕があるので自身の技術経験を出来るだけ書き上げ、個のチカラのアピールに繋げましょう。
記述する際は、言語経験、データーベース、OS等を書くだけでなく、学習経緯や学習年数を書き添えると、習熟度が鮮明になるので相手に伝わりやすいでしょう。自己PRに関しては、以下の記事にまとめられているので参考にしてください。
最後に
ヤフーは、事業の幅が広いため、様々な角度から課題解決やサービス提供できるのだと思います。
インターンシップでは、「こういう課題やってみたら?」「どんなことしたい?」などヤフーの環境下で自由に事業体験出来るコースもあるようなので自発的に課題解決に挑戦したいという方はインターンシップを通してIT業界を経験してみてはいかがでしょうか。