住友生命のインターンシップES(エントリーシート)回答ガイド
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最終更新日:2023年09月22日
住友生命は、日本生命、第一生命、明治安田生命に次ぐ保険料収入第4位の国内生命保険会社です。
CMやSNSなどの各種メディアを活用した統合プロモーションを強みとしているため、「1UP」「バラ色人生」などの保険商品は一度は聞いたことはあるのではないでしょうか。
2016年には、アメリカの中堅生命保険グループであるシメトラ・フィナンシャルを完全子会社化し、アメリカに本格進出を果たしました。同社は、シメトラの買収によって、地域分散、バランスの良い海外ポートフォリオの構築を実現しています。
今回は、19卒で用いられたインターンシップESを元に住友生命のインターンのESで書くべき内容についてご紹介しています。
住友生命 インターンシップES設問
◆大学時代に最も力を入れて取組んだこと、または、取組んでいることをご入力ください。(150文字以下)
設問1:インターンシップの参加志望動機を入力ください。
設問の意図
この設問では、インターンシップへの志望動機について聞かれています。
インターンは企業が学生に自社や業界について知ってもらいたいという目的から開催されるものです。
そのため、住友生命への志望度や企業理解はさほど問われていない一方、住友生命に興味を持った理由やきっかけ・インターンに参加する目的を問われています。
意図を踏まえた回答方針
上記の意図を踏まえると
A:生命保険業界に興味を持ったきっかけ
B:住友生命のインターン参加の目的
の2点について回答するとよいでしょう。
Aの興味を持ったきっかけについては、
①惹かれたポイント
②きっかけとなる経験
というフレームワークにそってまとめ、「だから生命保険業界なんです」というように結論付けられると伝わりやすいと思います。
Bのインターン参加の目的では、
①なぜ住友生命なのか
②インターンで何を学びたいのか
といった軸で整理すると良いと思います。
もちろんインターン選考のため深い業界研究・企業研究は必要ないですが、住友生命の業務内容や同社の社風・強みなどは最低限おさえておくべきでしょう。
合格者の回答
参考:住友生命 インターンシップ合格者ES
この回答はAの生命保険業界に興味を持ったきっかけとBの住友生命のインターン参加の目的の両点について触れられているため、非常に評価できる志望動機となっています。この回答を上記のフレームワークに当てはめて詳しく見ていきましょう。
A:生命保険業界に興味を持ったきっかけ
①惹かれたポイント:お客様との揺るぎない信頼関係を築き、安心で豊かな暮らしを提供する点
②きっかけとなる経験:周囲を巻き込み、信頼を得てきた経験
B:住友生命のインターン参加の目的
①なぜ住友生命なのか:お客様一人一人に最適な生活保障サービスを提供している点、健康で心豊かな地域社会・国際社会の実現に貢献している点
②インターンで何を学びたいのか:生命保険業務を学ぶ・自己成長
このように、この回答では2つの点について論理的に書かれているため、人事に志望熱意が伝わると思います。
設問2:大学時代に最も力を入れて取組んだこと、または、取組んでいることをご入力ください。
設問の意図
この設問では、いわゆる「ガクチカ」を問われています。
企業は学チカから、あなたがどういう思考を持ちどのような意思決定をするのかといった「貴方という人間」を知ろうとしています。
ES作成においては、エピソードの大小よりも、論理的かつ端的に相手の意図を汲み取りながら書くことを意識しましょう。
意図を踏まえた回答方針
こういった自分の素質をアピールするタイプの設問の場合、基本的には企業が求める人材に合わせて書く必要があります。
「住友生命のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・自己PR・ガクチカへ」からまとめると、同社は「価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる人」「関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる人」を求めていると考えられます。これらの素養を学チカを通して伝えられると良いでしょう。
またガクチカには、①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学び、といったフレームワークを用いると効果的です。
以下の記事でガクチカの書き方のポイントやフレームワークを解説しているので、参考に書いてみてください。
合格者の回答
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最後に
住友生命のインターンES設問は、志望動機とガクチカの2問で非常にオーソドックスな設問と言えるでしょう。
住友生命が求める人材やおおまかな事業内容は把握した上でESに取り掛かると、企業が求めるESを書けるでしょう。
生命保険は企業間の違いが見えにくいため、インターンシップを通して各社の違いを明確にしておきましょう。