伊藤忠丸紅鉄鋼のES徹底解説!選考通過者の自己PR・ガクチカ分析
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最終更新日:2022年03月29日
就活生に人気である鉄鋼商社業界の中でも、総合商社系の鉄鋼商社である伊藤忠丸紅鉄鋼。
総合商社である、伊藤忠商事と丸紅の鉄鋼部門を請け負う企業であり、2社のネットワークを駆使した大きな事業規模が魅力的な企業です。伊藤忠商事と丸紅の双方から50%ずつの出資比率で構成されている会社であり、同社の説明会に参加をした学生の話によると、社風に偏りがなく、風通しよく働くことが出来るという印象を受けたそうです。
本記事では、同社の基幹系採用の本年度ES回答ガイドを、同社の求める人材像や事業内容を参考にしつつ解説していきます。
・伊藤忠丸紅鉄鋼の本選考ES設問
・設問1:これまでの人生における"挑戦"を三つ教えてください。(各全角35文字以内)
設問2:上記三つの挑戦のうち一つを選択し、その経験を通してどのようなことを学んだのか教えてください。(全角300文字以内)
・設問3:今までの経験の中で発揮された、もしくは培われたあなたの「○○力」を教えてください。(全角300文字以内)
・最後に
伊藤忠丸紅鉄鋼の本選考ES設問
※三つのうち一つは、大学入学以前の経験についてご記入ください。
◆上記三つの挑戦のうち一つを選択し、その経験を通してどのようなことを学んだのか教えてください。(全角300文字以内)
◆今までの経験の中で発揮された、もしくは培われたあなたの「○○力」を教えてください。(全角300文字以内)
※「○○力」とは、あなたの強み・個性・特長・魅力を意味します。
学生時代の挑戦や、自己PRというオーソドックスな内容です。
自己PR部分は伊藤忠丸紅鉄鋼の採用コンセプトにも取り上げられている題材ですので、設問に移る以前に、伊藤忠丸紅鉄鋼が求めている人材像について把握しておきたいと思います。
グローバルビジネスにおいて大切なことは、国や文化を越えた多様な価値観を受け入れ、相手をリスペクトしつつ、同時に自分の主張もきちんと通すこと。そしてそのビジネスを最適な方向へ導いていくことです。その時に求められる原点はひとり一人の「個」の力です。MISIグループの社員は、どんな商売においても顧客の期待に全力で応え続けていくことが、やがて世界を動かす大きな力に変わると信じています。
自らの「強み」と「個性」を最大限に発揮し、次代のMISIを牽引していく意志と熱意を持つ人に、MISIは大いなる挑戦の舞台を提供していきます。
あなたが大切にしている〇〇力は何ですか?
参考:伊藤忠丸紅鉄鋼新卒採用HP
商社の商材は人である、とよく評されます。鉄鋼ビジネスは、鉄自体に質や価格での差別化が難しいため、鉄鋼商社は特に商社マン一人ひとりの技量が試される業界であると考えられます。
伊藤忠丸紅鉄鋼は採用コンセプトとして「とめられないこの〇〇力」を掲げており、ESの設問にも盛り込まれています。今一度ご自身の経験を洗い出し、強みがどのような場面にて発揮できるのかを熟考してみると良いのではないでしょうか。
それでは、ここから個々の設問について解説していきます。
設問1:これまでの人生における"挑戦"を三つ教えてください。(各全角35文字以内)
設問2:上記三つの挑戦のうち一つを選択し、その経験を通してどのようなことを学んだのか教えてください。(全角300文字以内)
※三つのうち一つは、大学入学以前の経験についてご記入ください。
◆上記三つの挑戦のうち一つを選択し、その経験を通してどのようなことを学んだのか教えてください。(全角300文字以内)
設問の意図
”挑戦”と記載されていますが、いわゆる「学生時代に頑張ったこと」を聞かれています。ご自身が面接にてアピールしたい経験談を3つ記載することが適当でしょう。部活動・サークル、学業、アルバイトと、バランス良く記載することで、面接時の話題作りができるのではないでしょうか。3つ回答させることで、人柄や価値観を総合的にみたいという意図を感じられます。
意図を踏まえた回答方針
学生時代に挑戦したエピソードの中でも、商社マンらしく、自らが主体的に周囲を巻き込んで目標を成し遂げた経験をピックアップして記載すると良いでしょう。
また、どの経験にも一貫した強みが発揮されていると、企業側がご自身を理解するのに時間がかからないのではないでしょうか。その挑戦を経て得たご自身の学びが現在の自分にどのような影響を与えているのかを記載しておくことも重要です。
内定者の回答と解説
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設問3:今までの経験の中で発揮された、もしくは培われたあなたの「○○力」を教えてください。(全角300文字以内)
※「○○力」とは、あなたの強み・個性・特長・魅力を意味します。
設問の意図
本記事の上部でも記載してある通り、伊藤忠丸紅鉄鋼は一人ひとりの個性を非常に重視している企業のように思えます。この設問では、あなた自身がこれまで培ってきた強みを全面に押し出すと良いでしょう。
意図を踏まえた回答方針
自己PRを「〇〇力」と言い換えている質問であると捉えることができるでしょう。そのため、下記の記事や動画で説明している自己PRのフレームワークを使って回答することができます。
②強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
③強みを表す具体的エピソード
④強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
⑤強みの活かし方:その強みは入社後にどう活かす ?
参考:【自己PR攻略】10分で書ける!就職活動における内定レベルの自己PRの書き方
あなたならではの強みを、入社後にどのように活かしていく事ができるのかを具体的に記載することで、企業側もあなたが自社にて活躍する姿を容易に想像できるのではないでしょうか。「伊藤忠丸紅鉄鋼のフィールド」×「ご自身の活かせる強み」の構想を練った後に記載する必要があるでしょう。そのため、入念な企業研究も欠かせない準備となります。
内定者の回答と解説
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最後に
伊藤忠丸紅鉄鋼は商社業界を志望する学生からは高い人気を誇る企業です。採用数も毎年約20名前後と少数となっており、他学生との差別化が重要となるのではないでしょうか。
ESの設問からも見て取れるように、一人ひとりの人となりを重視しているように思えます。その為、面接を見越したES作成、企業研究、自己分析が準備として欠かせません。ありのままの自分を記載し、面接に望むことをお勧めします。採用コンセプトやESの内容から、きっと伊藤忠丸紅鉄鋼側もありのままの学生を見て、判断するという意思表示と捉えることができるのではないでしょうか。
こちらの記事では、鉄鋼を専門に扱う企業として伊藤忠丸紅鉄鋼とメタルワンを比較し、それぞれの特徴や選考などを解説しています。ぜひ参考にしてください。