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【10分でわかる】三井物産の本選考対策プラン(2019年卒版)

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【10分でわかる】三井物産の本選考対策プラン(2019年卒版)

掲載開始日:2018年01月12日
最終更新日:2018年01月17日

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三井物産をはじめとした総合商社の就職人気は非常に高く、特に上位校学生の間ではトップクラスの人気を持つ企業だと言えます。

しかし一方で単純な倍率で言えば食品メーカーなどよりも低めだと推測され、対策を講じて選考に臨めば十分にチャンスがあるものと考えています。

こちらの記事では三井物産の①求める人材像の考察、②選考の全体像、③各選考段階で押さえておくべきポイントをお伝えします。
また、過去の三井物産のエントリーシート回答例や本選考レポートはこちらのページからご覧いただけます。

【本記事の構成】
・三井物産が求める人材像
・三井物産のビジネスモデルに基づく求める人材像の考察
・三井物産の本選考フロー、採用数
・三井物産のエントリーシート対策
・三井物産のWebテスト対策
・三井物産の面接およびグループディスカッション対策

三井物産が掲げる、求める人材像

人間的な魅力がある人。自ら考えて行動する人。泥臭くても、荒削りでも、やり遂げてみたいという強い想いを抱いている人ですね。
三井物産は「挑戦と創造」という言葉をDNAとして掲げています。「商社の仕事も面白そうだ」くらいに漠然と考えている人は、逆に私たちの会社には合わないと思います。厳しい言葉かもしれませんが、「三井物産には自分は向いていないかもしれない」と考えてみてもらうことも大切だと思っています。私たちが求めているのは、「真の挑戦者」なのですから。

 

出典:三井物産採用ホームページ

①人間的な魅力
②自ら考えて行動する
③「やり遂げる」という強い想いを抱いている

三井物産ではこれらを兼ね備えた人材を求めているとのことです。

次の段落では、これらの抽象的な概念について、三井物産のビジネスモデルや働き方に基づいて、より具体的に考えていきます。

三井物産のビジネスモデルから考える、求められる素養

三井物産のビジネスモデルについて、①収益源、②扱う商材・サービス、③商材・サービスの提供方法、これら3点を紐解き、どういった素養が求められるのかを考えていきます。

三井物産の収益源

三井物産など総合商社のビジネスは、

①トレーディングによる仲介料
②事業投資や事業経営から生まれる収益

上記大きく2本の柱で成り立っています。

古来は①のトレーディングによる利益が主でしたが、時代の変化と共に、メーカー等が商社を介さずに自前の販売網で賄うようになってきたために、トレーディングビジネスを残しつつも、事業投資や自社から人員を送り込んだ事業経営にも重きを置くようになってきています。

三井物産の扱う商材・サービス

三井物産など総合商社は自社で商材を持っておらず、そこに所属するヒト(および付随する情報)が唯一の商材・サービスです。

三井物産の商材・サービスの提供方法

ヒトが唯一の商材ということで、ビジネスの開拓やプロジェクト組成、およびそこへのヒトやカネの投下を行なっています。

①トレーディング、②事業投資・事業経営それぞれの事例を紹介します。

①トレーディング

具体的な業務としては、国内の各拠点の在庫状況を管理して、適切なタイミングで中国のサプライヤーから原料を購買できるように手配しています。輸送のための船の手配、中国での船積み、日本での荷揚げの管理も重要な業務。船会社との運賃交渉も担当しています。主なお客さまとなるのは、国内のガラスメーカーさんや洗剤メーカーさんですね。こうしたメーカーさんとも、まだ一部ですがやり取りを始めています。

 

出典:三井物産採用ホームページ

商社のトレーディングビジネスは、自社のネットワークを用いて需要と供給のマッチングを図り、売り手と買い手とを繋いで仲介料を受け取るものです。また、貿易実務も商社が肩代わりします。ビジネスマッチングと実務のアウトソースがトレーディングで提供する価値です。

上記は「受け渡し」と言われる業務で、貿易実務のアウトソースにあたります。受け渡しは下積み的な(しかし重要な)仕事であり、主に若手社員が任されます。

②事業投資・事業経営

ーー入社3年目には、医療ITの会社に出向していますね。

 

三井物産が出資する医療IT系の企業で、当時オフィスが六本木にありました。社員は十数名。エンジニアと企画・営業が半々というような規模でしたね。

 

ーーまさに「ベンチャー」という感じ。どのような仕事を担当したのですか?

 

私のミッションは、いかに売上を拡大してビジネスを立ち上げていくか。経営というよりも営業寄りのポジションでしたね。実際、泥臭い営業マンのような仕事もしましたよ。病院のリストを見て片っ端から電話をかけて。飛び込み営業ですね。

 

出典:三井物産採用ホームページ

出資者として出資先のバリューアップを図るために、上記のように社員を出向させることもあります。
多くの場合は出向先の企業の社員よりも商社からの出向者の方が給与が高くなっており、「高い給料をもらっているからには当然仕事できるんだろうな?」といった高い期待値のもとで働くことになります。

また、上記のような小規模ベンチャー以外にも大手企業に出向することもありますが、その際には事業企画などのコア部署に所属することが多く、出向先のエース社員と対峙するため、こちらでも高いレベルのパフォーマンスが求められることは変わりません。

三井物産が求める素養

上記のビジネスモデルや働き方に基づき、三井物産が採用ホームページで掲げていた抽象的な求める人材像をより具体的に落とし込んでいきます。

①人間的な魅力
こちらは、取引先や出向先で成果を上げるために必要なヒューマンスキルを指すと考えられます。
商社の営業は若手のうちから取引先の10年20年目のベテラン社員からの信頼を得ることが求められるほか、先ほど説明したように出向先の社員からは厳しい目で見られます。
そうした人々に気に入ってもらう・信頼してもらうための人柄や方法論を求めているということでしょう。

②自ら考えて行動すること
モノを持たない商社は、関係者をまとめて事業を牽引するリーダーであることが求められます。
そのため、ここでの「自ら考えて」というのは自分だけで物事を進めることを指すのではなく、主体的に周囲の人々を巻き込むことを指しているのだと考えます。

③「やり遂げる」という強い想いを抱いていること
先ほど商社が事業投資に重きを置くようになった背景を説明しましたが、仲介役ではなく、ビジネスの当事者として投資先の成長にコミットすることが求められるようになってきました。(その結果として取込利益という果実を手にします)
そうした流れもあり、単なる仲介・調整役ではなく、プロジェクトを成功に導く・事業を成長させるための強烈な当事者意識を持った人材が欲しいという意味だと考えます。

三井物産の本選考フロー、採用数、倍率

本選考フロー

次に、本選考のフローについて見ていきます。
年度により選考内容は微妙に変化しますが、おおむね以下のようなプロセスで選考が行われています。

エントリーシート提出(4〜5月)
 ▼
筆記試験(4〜5月)
 ▼
面接(複数回、6月)
 ▼
内々定(6月)

過去のエントリーシート設問では、志望動機に加えて「周囲の人物と協力しながら目標を達成したエピソード」「困難を乗り越えたエピソード」「自らが変化したエピソード」を問われることが多いです。設問の構成からも、三井物産が周囲を巻き込みながら物事を主体的に進めるリーダーを欲していることが伺えます。
(この記事の中でも、最新年度の設問をもとに三井物産のエントリーシート対策方針をより詳しく説明しています)

ちなみに三井物産のインターン選考のエントリーシートでは、学生の論理的思考力を測るために以下のような非常に癖のある設問が課されたことがあります。
本選考のエントリーシートでこのような設問が課されたことはありませんが、日頃から物事を深く考える癖をつけてケース面接対策を行っていればこうしてた設問にも対応できるでしょう。

「世の中にあるものやサービスを繋いで新たな価値を生み出し、 日本の人々の衣・食・住のいずれかを豊かにするアイディアを説明して下さい。」

 

参考:三井物産 インターンレポート

「『若い時の苦労は買ってでもせよ』という言葉があります。あなたならどんな苦労を買いますか?その理由と共にお答えください。」

 

参考:三井物産 インターンレポート

また、選考フローは年度ごとに変わる可能性があるため、幅広い対策をしておいた方がよいでしょう。

2018年度の本選考では2次面接と同時にグループディスカッションが実施されました。

【GD】6:2、30分@東京本社 
個人ワークを5分→GD30分の流れ。総合商社がネット放送事業に乗り出すとき、具体的にどのコンテンツを選ぶのが良いか、というお題で7つの選択肢の中からグループで一つ選ぶ形式。大人し目の学生が多かったので仲良くやることができた。 
【二次面接】1:1、10分×2回@東京本社 
GDの感想や集団での立ち位置を聞かれる。GDと同じ面接官なのでGDのときと印象に齟齬がないように気を付けた。 

 

出典:三井物産 本選考レポート

2017年度の本選考の際には小論文の執筆を課された学生もいました。

ES+C-GAB受験(テスト受験の一週間後にマイページに連絡)→一次面接+小論文(終了後その場で最終面接に案内される)→最終面接(その場で握手)

 

出典:三井物産 本選考レポート

採用数

三井物産は、総合職と業務職(一般職)に分けて採用活動を行っています。

就職四季報によると、直近の採用人数は以下の表の通りでした。

2017年度は140mの総合職が採用されています。
総合職の男女比を見ると男性の方が多く、近年は女性総合職の割合も徐々に高まっているようです。

こちらは、男女・文理別の採用実績です。


全体の割合としては文系の学生が多いですが、修士や理系の学生も一定数存在しています。
三井物産に限らず、商社における理系人材の需要は高まってきているように感じます。

三井物産の本選考エントリーシート対策

ここからは、三井物産の最新のエントリーシート設問内容を確認し、求められる素養を踏まえた回答方針を考えていきます。

三井物産のエントリーシート設問

●過去の経験の中で、自身にとっての挑戦と、結果を導くためにどのように行動をしたか記述してください。(200文字以内)
●与えられたことでなく、自らの思いで何かを為しえた経験を一つ、具体的に記述してください。(200文字以内)
●他人の意見と相違があった際、どのように解決しましたか。過去の経験談を記述してください。(200文字以内)
●所属組織の活動や、世の中に対しあなたが過去感じた「問題意識」と、それに対してあなたがとった行動および結果を記述してください。(200文字以内)
●当社への志望理由を端的に記述してください。(150文字以内)

求められる素養を踏まえたエントリーシート回答方針考察

◆設問の全体感
・過去の経験について切り口を変えて聞く設問が4題
・オーソドックスな志望動機が1題
という構成になっています。

各設問の文字数は150〜200字と短めに設定されており、①背景の説明、②問われていることへの回答、これら2点を端的にまとめ上げることが求められていると考えます。

また、過去の経験についての設問は切り口の設定が優れており、学生時代の経験の中からビジネスの現場に繋がる回答を引き出したいという意図が伺えます。
三井物産に限らず、ビジネスパーソンに求められる汎用的な素養が表れていると思っています。

◆求められる素養と結びつけた回答方針
それぞれの設問の中で、三井物産が掲げる①人間的な魅力、②自ら考えて行動すること、③「やり遂げる」という強い想いを抱いていること、この中の何に焦点を当てるのかを考えるとよいでしょう。(1つである必要はなく、複数の要素を複合的に伝えることになると思っています)

また、商社のビジネスは関係者を巻き込んでチームで成果を上げるものであり、個人で完結する経験よりもチームでの経験の方が商社の仕事に結びつけやすく、評価もされやすいと考えます。

例えば「与えられたことでなく、自らの思いで何かを為しえた経験を一つ、具体的に記述してください。」という設問については、わかりやすく上記の ②自ら考えて行動すること をメインに、行動に他者を巻き込んで協力を引き出すための方法論や、最後まで当事者意識を持ってやり遂げられることを伝えるのが基本になると思っています。

志望動機については端的に、①企業選びの軸→②商社を志望する理由→③業界の中でも三井物産の理由を順序立てて伝えればよいでしょう。
また、企業選びの軸を抱くようになった背景の詳細などは、面接時に掘り下げられても話せるようにエントリーシート作成の段階から準備をしておくとよいと思います。

三井物産の本選考Webテスト・筆記試験形式

三井物産では、エントリーシート提出後にWebテストが課されます。

試験の形式はテストセンターで受験するC−GABという形式の問題です。
C−GABは日本エス・エイチ・エル(SHL)社が作成している試験であり、同じ企業が作成していた自宅受検型Webテストの玉手箱と問題形式が類似しています。

C−GABは与えられた時間に対して問題数が非常に多く、難易度の高い試験です。
unistyleに寄せられた内定者の感想の中にも、「時間以内に終わらない問題量と回答数だった」「英語と非言語は特に時間がなく、全然終わらない」といった声が見られました。

しかし、三井物産のWebテストの通過率はおよそ40%と言われており、総合商社の中では得点のボーダーラインはあまり高くないと思われます。
もちろん、三井物産を受験する学生の母集団のレベルは高いと予想されるため、油断はできません。

また、Webテストの点数とエントリーシートの内容により通過連絡の時期に差がつけられるという話もあるため、なるべく高得点が取れるように対策は入念に行いましょう。例年通りの合格バーであれば、8割以上の正答率を確保できればほぼ通過できると思われます。

なお、計数問題は、自宅で受験できる玉手箱と違い、テスト会場では電卓を使うことが出来ないため注意が必要です。

三井物産の本選考面接・グループディスカッション対策

この段落では、三井物産の本選考で過去に課された面接・グループディスカッションの過去問と対策方針を紹介します。
(いずれも、unistyleに掲載している三井物産の選考レポートから抜粋しています)

1次面接過去問

◆過去の経験についての質問
・エントリーシートに関する深掘り
・サークルなど、これまでの活動でどんな信念をもって取り組んできたか

◆あなた自身に関する質問
・自己紹介
・何にやりがいを感じるか
・長所と短所
・短所が出てしまったが乗り越えたような経験

◆志望動機に関する質問
・三井物産の志望動機
・どんな事業に興味があるか、やってみたいか
・どんな部署で働きたいか
・総合商社の仕事のどこに魅力を感じるか

◆その他の質問
・逆質問
・最後に言い残したことはないか

全体的にオーソドックスな質問が多く、質問自体よりも個々の掘り下げで思考の深さを見られているように思います。
エントリーシート執筆の段階から、掘り下げに耐えるよう思考を整理しておくとよいでしょう。

また、1次面接から「働きたい部署」などの業務内容理解も問われるため、総合商社全体だけでなく、各部門のビジネスについても一定の理解が求められます。

グループディスカッション過去問(2次面接と同日に実施)

・EC事業の売上向上に適した施策を選ぶ
・今後の農業を発展させるための方策を選ぶ
・スポーツビジネスを始める総合商社が最初に取るべき方策を選ぶ

複数の選択肢から一つを選ぶタイプのテーマが過去には課されています。
異なる意見がぶつかった際にどのように折り合いをつけるか、自分の意見を論理立てて伝えて通せるか、あるいは適切に意見を修正する柔軟性があるか、などを総合的に見られているものと思います。

2次面接過去問

◆直前に行なったグループディスカッションに関する質問
・何を意識したか
・反省点はどこか
・サークルでの活動で同じように意見が対立した際にどう解決するか

◆過去の経験についての質問
・エントリーシートに関する深掘り

◆あなた自身に関する質問
・これまでの経験の中で挫折したこと

◆志望動機に関する質問
・志望動機
・第一志望はどこか

2018年卒の採用においては、2次面接はグループディスカッションと同日に実施され、グループディスカッションの反省に関する話題がメインだったようです。
集団の中での振る舞いをグループディスカッションで評価し、その後の面接では適切な反省ができているかなどを見ているものと思います。

最終面接過去問

◆あなた自身に関する質問
・自己紹介
・仕事をする上での弱みとなりそうな部分 
・自覚している強みと弱み
・将来どんなことをしたいか 

◆志望動機に関する質問
・商社を受ける理由 
・三井物産の好きなところ
・本当に第一志望か

◆その他の質問
・日本社会で問題視してること、それを解決するには 
・北朝鮮の核問題を解決するにはどうしたらよいか
・最後に一言

最終面接においては、あなた自身に関する質問の割合が高くなる傾向があります。
また志望動機の重要性も高く、「本当に第一志望か」という質問はシンプルながらかなり重いものです。

優秀さについてはここまでの選考過程でおおよそ見極められているため、最終面接では人柄・価値観・志望度が重視されると考えられます。

また、突飛な質問が投げかけられることもあるようで、この辺りは面接官によるものだと思っています。

最後に:「人の三井」で評価されるために

三井物産は「人の三井」とも呼ばれ、個々人の能力や人間的魅力は相当見られると思っています。(他社の評価が甘い、という意味ではありません)
総合商社の中でも三井物産はジョブローテーションに積極的であり、異なる領域においてもマルチに力を発揮するための汎用的なスキルや人格を重視しているのかもしれません。

①自分自身の適性や志向を適切に理解して説明する
②抽象的な「求める人材像」を実際の商社のビジネスの現場に落とし込んで理解する
③求める人材が持ち合わせる素養を過去の経験から伝える

まずは上記3点を押さえて選考に臨んでいただければと思います。
また、過去の三井物産のエントリーシート回答例や本選考レポートはこちらのページからご覧いただけます。

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