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日本貿易振興機構(JETRO)のESと採用HPから考える日本貿易振興機構(JETRO)の求める人材

掲載開始日:2016年05月10日
最終更新日:2016年12月09日

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みなさんは「独立行政法人」と聞いて、何を思い浮かべますか? よく知られているものとしては、発展途上国支援を行う「国際協力機構(JICA)」や宇宙の研究開発を行う「宇宙航空研究開発機構(JAXA)」などといったところでしょうか。
そもそも独立行政法人とは、日本の行政機関である省庁から独立した法人組織のことを指し、規模の大小を区別しなければ現在100近い数が存在しています。いわゆる「半官半民」という言葉で形容されるように、省庁でも民間の企業でも扱えないけれど重要な業務や責任を担っています。

実は、今回ご紹介する日本貿易振興機構(JETRO:以下ジェトロ)もそんな独立行政法人のひとつですが、就職活動を始めたばかりのみなさんにとってはあまりなじみのない名前かもしれません。
一言で述べれば、ジェトロの任務は「貿易を通して世界における日本のプレゼンスを高め、日本経済を豊かにすること」です。
貿易に関わる様々な業務を取り扱い、主として海外企業の誘致や手助けや日系企業の海外進出をサポートする業務を行います。また総合職の全職員に必ず海外駐在の機会があるそうです。
「日本のプレゼンスを高める」ことや「海外と関わりながらグローバルに働く」ことを就活の軸にしている方にとっては、まさにうってつけの環境だといえます。
そのためジェトロは総合商社や海運などの人気業界と併願する就活生も多く、ハイレベルな学生が集まる本選考となっているようです。就職四季報によれば、昨年度の新卒採用人数は37名で内定者の出身校も東大・早慶などの上位校が目立っています。

ジェトロのエントリーシートは設問数(昨年は3問)・制限字数(各300字)ともに平均的な分量で、どちらかといえば就活生自身の経験や資質がどのようにジェトロの業務で活かせるのかを問う設問が目立ちます。
採用ホームページから読み取れる同機構の風土や求める人材像などをよく理解した上で、いかに自身がそれにマッチしているかをエントリーシートや面接でアピールできれば良いのではないでしょうか。

関連:
国際協力機構(JICA)のESと採用HPから考える国際協力機構(JICA)の求める人材 
三井物産のESと採用HPから考える三井物産の求める人材 


採用HPから知るジェトロが求める人材

ジェトロの新卒採用ホームページ上では、「求める人材像」として以下のような記述があります。

JETROは、日本の経済発展のための通商政策実施機関として、常に時代の要請に応える事業を実施していくことが求められます。それを踏まえ、次の通り「求める人材像」として設定しています。
<求める人物像>
■総合職
①日本政府関係機関で働く者として、志を高く持ち、お客様に最善最適のサービス・情報を提供できる人材
②外部志向を持ち、組織内外と連携し、展開力のある人材
③自身の強みを創り上げ、その分野におけるプロを目指す人材
引用: 「よくある質問」新卒採用プレサイト 日本貿易振興機構(JETRO) 

①日本政府関係機関で働く者として、志を高く持ち、お客様に最善最適のサービス・情報を提供できる人材
独立行政法人という立場である以上、ジェトロで働くにあたっては「パブリックマインド」が非常に重要になってきます。先にも述べましたが、ジェトロでの業務の中には民間企業では実行できないようなものも含まれます。例えば、ジェトロは震災後の福島の特産品を世界に売り出し復興促進をサポートする業務を行いましたが、こうした事業は利益を求めて行うものというよりも、日本企業と日本経済をより元気にしたいという想いのもとに行われたものです。このように同機構では「日本を支える仕事をする者」としての意識のある人が求められているのです。

②外部志向を持ち、組織内外と連携し、展開力のある人材
貿易に関する業務を取り扱うジェトロでは、必然的に海外の人々と関わる機会が多くあります。そのため、海外の人々と円滑にコミュニケーションをとることができ、文化や言葉の違いにも積極的に馴染む努力のできる人材が求められているようです。また、こうした貿易振興のサポート業務は一人でできるものではなく、組織内の協働者やクライアント企業との密な意思疎通によって満足いく結果の得られるものだと思います。「日本のプレゼンスを高める」ために、周囲と協力しながら成功を収められることが大切です。これは、Unistyleの関連記事「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」で紹介されている「価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」や「関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」という強みによく関連しています。

③自身の強みを創り上げ、その分野におけるプロを目指す人材
「貿易振興をサポート」と一口にいっても法律知識、現地交渉、現地調査(進出地域の文化的嗜好など)、など様々な側面からのサポート方法があります。ジェトロでは、若手のうちにジョブローテーションを通じて自身の適性について考え、最終的に自身の強みが最大限に活かせるような部署で働いていくというキャリアの積み方があるようです。若手のうちに業務を通して自身の強みを知り、その分野での第一人者になる気概で働ける人材を求めているということではないでしょうか。こちらは、先の関連コラムにおける「個人として努力し、成果をあげることができる」という強みに関連しているように思います。

参考: 人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み


日本貿易振興機構(JETRO)設問

・ジェトロのどのような業務に携わりたいですか。それは何故ですか。(300文字以内)
・ジェトロで活かせるあなたの強み、適性を、自身の経験を踏まえて教えてください。(300文字以内)
・10年後、どのような社会人になりたいですか。(300文字以内)


一つ目の設問

ジェトロのどのような業務に携わりたいですか。それは何故ですか。(300文字以内)

ここでは、必ずしも”具体的な業務”を書かなくてはならないわけではないと思います。書くべきことは、ジェトロの根幹にある「日本を貿易によって支える」というビジョンへの共感とその理由、そうした想いを持つあなたはジェトロでどのような仕事をしたいのか(ある程度概念的なものでも)だと思います。例えば「海外留学を通じて日本人としての誇りや意識を強め、日本のプレゼンスを高める仕事がしたいと思った → ジェトロでは、日系企業が海外進出しやすい環境を整える仕事に携わりたい」などのように書くこともできるでしょう(エピソードの肉付けは必須ですが)。これはジェトロへの思いや志望度の強さを見る設問でもあると思います。
 

二つ目の設問

ジェトロで活かせるあなたの強み、適性を、自身の経験を踏まえて教えてください。(300文字以内)

先に紹介した「求める人材像」を意識した上で書くと良いのではないでしょうか。「価値観の異なる人との協働経験」や「周囲を巻き込んでひとつのことを達成した経験」、また「個人として努力し成果を上げた経験」など、学生時代のエピソードをもとに、それがジェトロでどのように活かせるのかを具体的に述べられるとベストです。自己PRと捉えて書いてしまっても問題ないと思いますが、PRしている点がジェトロで求められている資質にマッチしているかどうかは常に意識しておく必要があると思います。
 

三つ目の設問

10年後、どのような社会人になりたいですか。(300文字以内)

この設問もただ闇雲に回答すればいいというわけではなく、ジェトロの求める人材に照らして記述できると良いでしょう。決まった書き方はないと思いますので、ジェトロのビジョンを意識した上で10年後にジェトロで成し遂げたいことを書くのもひとつですし、ジェトロで働くことに関わらず、一社会人として10年後にはどのように日本社会へ貢献していきたいのかを語っても良いと思います。外してはいけないポイントは「ジェトロのビジョンに沿っているか」と「誰が読んでも納得出来る論理構成で書かれているか」です。

とめ

いかがでしたでしょうか。今回は省庁とも民間企業とも異なる独立行政法人のジェトロの求める人材について考えました。
どの企業も独自の企業文化や想いを持っていますので、まずはこうした情報になるべく多く触れ、志望企業を「知る」ことが必要です。選考が進むにつれて、より明確で具体的な志望理由やキャリアビジョンを求められる可能性があるため、早い段階から自分はジェトロの何に共感し、ジェトロではどのような働き方がしたいのかについてしっかりと考えておく必要があります。
エントリーシートには「企業への想い」と「論理性」が必要だと思っています。「あなたがその企業のどこにマッチするのか」を「誰でもわかる明確な論理立て」で書くことが大切なのではないでしょうか。


【参考】日本貿易振興機構(JETRO)内定者の回答 (携わりたい業務)

ジェトロのどのような業務に携わりたいですか。それは何故ですか。

『日系企業が、海外進出しやすい環境を整える仕事』に携わり、日本の良さを他国で根付かせたい。この想いは、小学校の時の英国在住経験と昨年度の中国留学中に感じたことに起因する。英国でも中国でも、外国の友達や先生が、私の持っている日本の文房具やお菓子などを見ると、その質の高さに非常に驚いていた。「私もほしい」と言ってもらえると、私はとても嬉しく、日本を誇りに思い、外国にも日本の商品のニーズがあると強く思った。そして留学中、数多の日系企業が中国に進出している姿を目にした。その中には、中国のニーズを察知し、中国に根付いた事業を展開している企業もあり、このような事業がもっと増えて欲しいと思った。

【参考】日本貿易振興機構(JETRO)内定者の回答 (10年後どのような社会人になりたいか)

10年後、どのような社会人になりたいですか。

10年後は海外駐在をしていたいと考えている。その中で、対外的には、日本の関係者様がどのような情報を求めているのかというニーズをしっかりと把握しながら、現地だからこそ得られる適切な情報・サービスを提供していける社会人になりたい。また、公的機関だからこそ、民間企業とは違った立場で、すべての関係者様に公正に接していきたい。対内的には、上司、同僚、後輩、現地スタッフといった周りの人々から、「お前が必要だ」と言ってもらえるような頼られる存在になりたい。また、自ら率先して行動して、周りの人間を巻き込みながら業務に当たれるような社会人でいたいとも考えている。えるようになり、生き方に対する価値観が広がりました。


【参考】国際協力機構(JICA)内定者の回答 (志望理由)

JICAへの志望動機を記述してください。

格差のない世の中を創りたい。小さい頃から母親が途上国への物質支援を行っていた影響で、途上国の支援に関わりたいと考えていた。大学時代にフィリピンのスラム街の自立支援で、援助現地の住民と関わっていく中で、一方的な援助ではなく、住民の方と共に彼らの未来を考え自立を目指していく大切さを学び、途上国の目線に立って国創り、人創りに関わっている貴構で働きたいと考えるようになった。スラム街の支援では数ある問題の中から特に教育が貧困に大きな影響を及ぼしていると感じたため、特に教育を通しての人創り、格差是正への社会づくりに貢献していきたいと考えているが、様々なグローバルイシューに関わり、幅広い視野を持って途上国の未来を考えて行きたいとも考えている。貴構は様々な問題に問題ニーズの把握から実行まで関わるという責任と自身の学びの大きさから、想いを実現するために自身の力を発揮できる一番近い環境であると考え志望した。

【参考】国際協力機構(JICA)内定者の回答 (自己PR)

自己 PR を書いてください。

私のキャッチコピーは「アクティブなアフリカン」です。私は「多くの機会に飛び込み」「自分の役割を自覚し行動に移す」、という2つの軸を持って大学生活を過ごして参りました。自身の可能性を広げるためには多くの機会に飛び込むことが一番重要であると考え、学生生活を通して様々な活動を行って参りました。そして活動に際しても、「自分の役割を果たす」ということを常に心がけていました。また、私には「アフリカと日本の懸け橋になる」という夢があります。アフリカに関心を抱いたのは受験期ですが、ケニアでのインターンシップ経験や、日本ルワンダ学生会議での活動を通して、アフリカに対する思いは強くなっていきました。運動を好み小さい頃からサッカーをしていたので、友人に「お前はケニア人だな」と言われる程色黒で、友人の間ではアフリカンというイメージが定着しております。このように私にはアフリカに対する強い想いがあります。

Photo by Joe Penniston

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