メタルワンのES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機へ

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最終更新日:2023年09月22日

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総合商社と専門商社の違いというのは、商社志望の就活生がよく質問することの一つだと思いますが、その答えはなかなか難しく簡単に答えることができないなと感じています。

メタルワンや伊藤忠丸紅鉄鋼などはそもそも総合商社の鉄鋼部門が業界再編されて合併したもので、元々は総合商社の一部門であり、仕事内容的には総合商社の一部門と変わらないと言えます。

一方で総合商社のトレーディングの実務だけを切り出した専門商社も存在しており、そういった会社の業務は親会社である総合商社の人件費でやるには採算が合わない仕事をコストセンター的に切り出しているというものもあります。
そういった会社では親会社である総合商社が獲得した資源を固定の取引先に流すルーティンに近い仕事をしているということもあります。
総合商社と専門商社という括りで見るのではなく、どういった部門や仕事に興味があるのかを考えた上で志望することが求められています。

例えば自動車や鉄鋼業に興味があり、総合商社でも鉄資源の部門で働きたいのであれば鉄鋼系の専門商社を併願するのはありでしょう。

一方で事業投資やエネルギー資源への投資に興味があって総合商社を志望しているのであれば、専門商社よりも投資銀行や日系銀行のコース別採用を併願すべきでしょう。おおざっぱな総合商社と専門商社という括りで見るのではなく、業務内容で考えることが求められていると言えます。
さて、今回もメタルワンの採用HPから求められる人材について考えたいと思います。

メタルワンの働き方

私が所属する部署は海外のお客様が多いため、お客様によって国民性も様々で、性格や考え方も異なります。何度説明をしてもなかなか状況を理解して頂けず、厳しい態度で接してこられたお客様もいらっしゃいました。

そこで私は、お客様に日本の現状と今回の案件には支障がないということを少しでも正確に伝えるため、視覚的に解りやすい説明資料の作成、安全性を証明するためのレターの取得、日々のレポート提出など、考えられることは全て実行に移しました。

その中で最も心がけていたことは、「お客様がどんな情報を必要としているか」を自分なりに考え抜き、適切な情報を発信することでした。パイプの製造が始まった後も、きめ細かい対応を続けたため、最終的にはお客様の心配を取り除くことができ、無事出荷することができました。

後日、お客様が来日した際には「Thank you very much」の言葉を頂き、私にとっては非常に印象深い出来事となりました。

メタルワン採用HPより一部引用)
基本的には総合商社と同じで、国内海外問わず、取引先が多数存在しており、取引先と信頼関係を構築した上でトラブル解決を行ったり、新規に提案することが求められています。上記のケースにおいては東日本大震災の際の日本の現状についてきめ細やかにレポートを続けたことで、取引先の不安を払拭できたという話が書かれています。
こういった仕事においては下記のような人材が求められていると言えます。
①価値観や立場の異なる事業会社や政府関係者と協力関係を築き、目標達成できる人材
②事業の当事者としてリーダーシップを発揮し、関係者をまとめ成果をあげることのできる人材
③事業関係者に対して主体的に提案し、提案内容をともに実行することで変化・変革を起こすことのできる人材
元々、総合商社の一部門であったことから、総合商社に近い人材が求められていると言えます。

メタルワンの設問

♦ 1. メタルワンでどんなことを成し遂げたいか。実現のために、どんな経験、能力が活かされるか。(400字)

♦ 2. 気になるニュースとその理由(200字)

♦ 3. これまでの人生で直面した最大の困難にどのように立ち向かったか。(400字)

一つ目の設問

♦ 1. メタルワンでどんなことを成し遂げたいか。実現のために、どんな経験、能力が活かされるか。(400字)

基本的な自己PRになりますが、企業で強みをどのように活かすかというのは多くの学生が答えに詰まる質問のようです。

自己PRについては生い立ちや過去の経験から語ることでより説得力を持たせることができると言えます。
 

 

二つ目の設問

♦2. 気になるニュースとその理由(200字)
これは就職活動で頻出の質問です。「野村證券|求める人材と解説付き内定者ES」でも書いていますが、気になるニュースを通して、あなたがどういった考え方をしているのかが問われています。

一般論に終止するのではなく、自分の経験に基づいた考え方を伝えることが求められています。下記の野村證券内定者の回答は一般論としては非常に非難される内容かもしれませんが、社会人の一部の人には強く共感されるであろう内容を自分自身の経験から語れていると言えます。

三つ目の設問

♦3. これまでの人生で直面した最大の困難にどのように立ち向かったか。(400字)

これも前述のメタルワンが求めている人材をイメージした上で、求めている人材に合致していることを伝えるようにしましょう。

下記のような内容であれば、価値観の違うメンバーと協力して成果をあげることのできる人材ということを伝えられるでしょう。

立場や考え方の違う多くのメンバーから信頼されるリーダーになりたい
⇒学生時代は初心者や経験者がいるサークルの代表として一つのチームになることに腐心した
学生時代の経験も切り口次第では自分のことを伝えることは十分可能です。どういった切り口で内定している人が多いのかは知っておいてもよいでしょう。

最後に

総合商社と専門商社という括りで理解するよりは、冒頭で説明した通り、各企業の具体的な業務内容と照らし合わせて自分自身がどういった内容に興味があるのかといった興味単位で見た方がすっきりと理解できるかもしれません。

総合商社と専門商社の違いなんて中で働く人も実はよくわかっていないことがほとんどですので、そんなものだと割り切って考えるのがよいと思います。
 

メタルワン内定者の回答「1.メタルワンでどんなことを成し遂げたいか。実現のために、どんな経験、能力が活かされるか。(400字)」

1.高志創造
日本と海外をつなぐ「懸け橋」となり当たり前の日常を支えたい。就職活動中に出会った商社パーソンやテレビ番組の商社特集を通じて、普段見えないところで日本を支える姿に感銘を受けた。

2.活かせる経験と能力
「問題を把握して、考え行動できる」
4年間、テレビ局でニュース番組制作のアシスタントに力を入れてきた。テロップ作成、VTR出し等、1つのミスが放送事故につながる仕事だ。3年生からはチーム15名のリーダーを務めた。

人員不足の解消、新人研修のスケジュール計画、新人研修の効率化のマニュアル作成などに取り組んだ。シフト作成にも苦労した。一日に3人が10時間勤務という、学校へ行く時間が削られてしまう勤務体制の中、部活動や他のアルバイトなどに取り組む様々なメンバーが存在する。

そのため、他の活動状況や悩みも聞き出すように心がけた。その結果、皆が働きやすい環境づくりができたと実感している。

メタルワン内定者の回答「気になるニュースとその理由(200字)」

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メタルワン内定者の回答「 3. これまでの人生で直面した最大の困難にどのように立ち向かったか。(400字)」

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photo by Martin Thomas

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