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清水建設のESと採用HPから考える清水建設の求める人材

掲載開始日:2014年10月16日
最終更新日:2016年12月09日

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理系にとってはある程度人気業界である建設業界も文系の学生にはそこまでの人気がありません。文系に人気の不動産ディベロッパーと比べると、同じ不動産に関わる仕事でも大きな差があるように感じます。しかし建設会社にも、不動産ディベロッパーのように自社で不動産を開発して収益化する事業を行う部門もあります。
 
今回は、イメージだけで敬遠されがちな建設業界にスポットをあてて求める人材について解説したいと思います。
 
 
あるお客様の支店建て替えで、解体・新築工事の一括発注。3社が競合する中で、私が考えたことは、お客様の信頼をいかにして得るかということでした。施工を担当する工事長と密に打ち合わせて、建設におけるVE(バリューエンジニアリング:その建物に必要な機能や性能を最小のコストで実現するために、施工方法や材料、維持管理方法などを計画すること)の提案をまとめたり、工事期間中の移転先を紹介し、内覧をはじめ移転までの段取りをこちらで行ったりするなど、建替計画の推進で忙しいお客様をフォロー。こうした地道な活動を積み重ねることで、信頼を得ることができました。建設会社の営業というと、技術勝負であったり、最後はやはりコスト勝負というイメージがあったのですが、この提案活動を通じて、私たち営業とお客様の関係も受注獲得の大きな要因になることを実感しました。
 
清水建設採用HPより一部引用
 
建設会社の仕事は顧客の要望にこたえる建物を提供するのが仕事であり、営業職では顧客の要望を提案という形にまとめて、他の競合では自分たちの会社を選んでもらうことが仕事になります。
 
建設会社というと、文中にもある通り、どうしても技術勝負やコスト勝負になりがちなところを、どのように営業としての価値を発揮するかが問われる仕事です。施行担当者である工場長と打ち合わせを行い、地道に顧客に提案を重ねることで信頼関係を築き、施行を勝ち取ることが求められます。
 
銀行の仕事に似ている部分としては、地道な提案や訪問により信頼関係を構築し、営業するという点です。銀行は他行とは差のない金融商品を扱うということで、技術やコストなどの基準がないために、より自由度の高い営業=結果を出すのが本当に人次第の仕事であると言えます。
 
また上記のケースでも見られる通り、工場長などの施行担当者、建設する段階になれば現場の作業員など、多様な価値観を持った人と関係を築くことができる人材も求められています。
 
基本的には銀行と同様に下記三つの能力が求められているように感じます。
 
①担当企業とゼロからの信頼関係を構築して案件の受注ができる人材
②担当企業の問題点や課題に気づき、提案するだけでなく解決まで実施できる人材
③担当企業のために、現場担当者など立場や価値観の異なる企業と協力して目標を達成することのできる人材
 
なお、銀行で求められている能力については下記リンクを参照してください。
 
 
 

清水建設設問

 
現在学んでいる学問(建築や経済など)を選んだ理由 (200文字)
現在取り組んでいる専攻内容について詳しくご記入ください。 (200文字)
学業以外で最も力をいれたことをお聞かせください。(200文字)
当社への志望動機についてお書きください。 (400文字)
計画力、忍耐力、機動力、決断力、発想力、主張力のうち、自分が最も自信がある力について1つ選び、具体的なエピソードをお書きください(400文字)
 
 

一つ目の設問

 
現在学んでいる学問(建築や経済など)を選んだ理由 (200文字)
現在取り組んでいる専攻内容について詳しくご記入ください。 (200文字)
 
学問について聞く企業は非常に多いです。特にアカデミックな知識がビジネスをする上で役立つわけではないので、専攻内容が問われているわけではありません。その学問を選んだ理由や、専攻内容について知らない人にも説明できるかどうかを通して、その人自身を評価していると考えましょう。
 
求められているのは、何に興味があるのかという価値観の部分と、自分の勉強内容を知らない人が興味をもって聞くことができるほど噛み砕いて話すことができるかという頭の良さ。複雑な物事を簡単にわかりやすく説明する能力というのは仕事をする上でも非常に有効な能力の一つです。
 
 

二つ目の設問

 
学業以外で最も力をいれたことをお聞かせください。(200文字)
 
いわゆる学生時代頑張ったことにあたります。企業別選考対策では常に伝えていますが、企業が求める人材をイメージした上で、企業が求める人材であることを伝えられるエピソードを書く方が評価される可能性は高いでしょう。詳しくは四つ目の設問で解説します。
 
 

三つ目の設問

 
当社への志望動機についてお書きください。 (400文字)
 
上記の働き方の例でみる建設業界の仕事の特徴は下記の通りです。
 
①技術・コスト勝負になりがちな建設会社の営業において、顧客と信頼関係を構築し、受注に繋げる仕事
②顧客の要望を引き出し、ゼロから顧客の望むものをともに考え、提案し形にする仕事
③工場長・現場の作業員など立場の異なる人とも協力して、建物の完成を目指す仕事
 
上記のような特徴を理解した上で自分自身の学生時代の経験に繋げることができるとよりよい内容になるでしょう。こちらの内定者のエントリーシートでは「学生団体の立ち上げやWEB広告代理店のインターンを通してゼロから新しい物を生み出すことに興味を持った」という流れで建設業界の志望動機を書いています。建設業界は企画の提案から実際に建築するまでの一部始終に関わることができることを他業界との比較として取り入れている点も評価できます。
 
 

四つ目の設問

 
計画力、忍耐力、機動力、決断力、発想力、主張力のうち、自分が最も自信がある力について1つ選び、具体的なエピソードをお書きください(400字)
 
これもエピソードとして、上記のように建設業界で求められる人材をイメージしてからエピソードを考えるようにしましょう。
 
受験勉強やTOEICのために努力した経験などは、計画力や忍耐力を伝えることは出来るかもしれませんが、求める人材にそぐわないというのは理解できるでしょうか。エントリーシートや面接で、企業が知りたいのはあくまで、組織の中で周囲の人とどのように関係を構築できるのかという部分です。どの程度努力ができる人材かどうかは、資格試験の欄や学歴を見るだけである程度判断できてしまうため、そういったエピソードを盛り込むのはマイナスに作用するケースが多いでしょう。
 
 
清水建設の働き方のケースから考えると、①人と信頼関係を構築して成果に繋げた学生時代の経験、②組織やチームの問題点や課題に対して提案し解決まで導いた経験、③立場や価値観の異なる人と協力して成し遂げた経験を伝えるのがよいでしょう。
 
こちらの内定者のエントリーシートでは、WEB広告代理店のインターンにおいて、顧客企業の課題に対して提案を行い解決まで導いた機動力をエピソードとして伝えています。
 
 

最後に

 
いかがでしょうか。建設会社の仕事も抽象化すると、①顧客のニーズを引き出し提案する、②顧客との信頼関係で仕事を受注するなど、銀行や総合商社に近いところがあります。物事を適切な範囲で抽象化して、他の物事に繋げる能力は仕事でも重要ですし、就職活動においては他業界との比較や、自己PRで自分の経験を仕事にどう活かすかということを考える際に必要になります。
 
仕事を抽象化し、学生時代の経験と結びつけるというのはこの企業別選考対策で取り組んでいることの一つです。このコラムを通して、就活生にとって仕事がもっと身近なものになればと思っています。
また、清水建設内定者のESについて解説したこちらのコラムも参考にしていただければと思います。
 

credit: NAVFAC via FindCC

【参考】清水建設内定者の回答

現在学んでいる学問(建築や経済など)を選んだ理由 200文字

政治学を学んでいる理由は、社会全体の流れや仕組みを正確に理解して物事を俯瞰して考えられるようになりたいと思い、裾野が広い学問である政治学を選択した。その中で、教育を選んだ理由は、二浪した経験や塾講師をしていたことから教育のありかたについて考える機会が多く、教育システムの根幹を支える政治と絡めた研究に興味を持ったからである。

 


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