今後の製薬業界はDX化とAI製薬がカギ⁉最新動向・課題を踏まえて解説

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最終更新日:2022年02月14日

製薬業界完全版
【製薬業界完全版】業界研究から選考対策、製薬業界大手5社比較や業界の最新動向を紹介
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5.今後の製薬業界はDX化とAI製薬がカギ⁉最新動向・課題を踏まえて解説
6.【2021年版】製薬業界で年収の高い企業ランキング-各社の事業内容や特徴も解説-
7.製薬業界に資格は必要?職種ごとに必要な資格を解説
8.製薬業界5社の強み・特徴を比較|武田薬品工業、大塚HD、アステラス製薬、第一三共、エーザイ

製薬業界の現状はどのようなものになっているのでしょうか。

常にニーズがある製薬業界ですが、日々技術が革新していくことから、業界内での動向には常に目を光らせておく必要があります。

本記事では、製薬業界の現状や課題、ニュースや今後について徹底解説していきます。

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製薬業界とは何か

製薬業界とは

世界一の長寿国日本の健康な暮らしを支えているのが製薬業界です。

製薬会社は医薬品の製造・販売が主な収益源となります。自社で製造した医薬品を、病院やドラッグストアを通じて患者に販売するというのが大枠のビジネスモデルです。

上に示した通り、製薬会社は大きく分けて、医療用医薬品一般用医薬品(OTC・大衆薬・市販薬とも呼ばれる)を製造しています。

医療用医薬品とは、医師の処方に基づいて患者が薬局などで購入する薬のことです。それに対し一般用医薬品とは、医師の処方箋が無くても、ドラッグストアなどで個人が自由に買うことのできる医薬品を指します。

医療用医薬品は、更に新薬後発医薬品(ジェネリック)に分けることができます。

それぞれの製薬会社がいずれか一つの分野を担っている訳ではなく、会社の戦略によって幅広い分野の医薬品を製造したり、強みを生かし注力する分野を決めて製造しています。

製薬業界の現状・課題

製薬業界の現状

次に製薬業界の現状や課題について、各分類別に見ていきます。

本記事では、新薬メーカー・後発薬(ジェネリック)メーカー・一般用医薬品(OTC)メーカーの3つを取り上げます。

新薬メーカーの現状・課題

最近では、今まで収益を支えてきた高血圧症や糖尿病といった生活習慣病分野の大型新薬の特許が切れ、高収益を維持できなくなる状況が目立ち始めています。

そのため各社はがんや精神疾患などの有効な治療薬の少ない領域への投資を集中させています。買収や外部連携を通じて、規模を追うよりも有力な新薬候補品を拡充する動きが目立っています。

最近では、2020年8月に武田薬品工業が大衆薬事業を行う子会社の武田コンシューマーヘルスケアを米国ファンドへ売却することを決めています。ノンコア事業である大衆薬事業を売却し、より収益性の高い医療用医薬品に経営資源を集中させ、経営効率の改善を図る狙いがあるようです。

後発薬(ジェネリック)メーカーの現状・課題

医療費抑制策の一環として政府が後発薬への切り替えを促すため、後発薬(ジェネリック)の使用割合の目標を「2020年に80%」と設定しました。これにより医療現場での新薬からの置き換えが進み、2019年度第四四半期は78.5%と目標達成が目前に迫っています。

後発薬メーカーはこうした政策の恩恵も受け、販売数量は増えています。ところが薬価引き下げの影響で収益力は低下しています。また、薬価が毎年改定されるということもあり、各社は国内の成長戦略の見直しに迫られています。

一般用医薬品(OTC)メーカーの現状・課題

少子高齢化の影響を受けた国民医療費の負担増加による財政逼迫への対応策の一つとして、一般用医薬品によるセルフメディケーションの普及拡大が求められています。

政府は、国民の健康寿命延伸と医療費抑制に向けてセルフメディケーションを促進すべく、薬機法(旧薬事法)の改正やスイッチOTC(医療用医薬品から一般用医薬品に転用したもの)の推進により、一般用医薬品の販売チャネルや品目の多様化に取り組んでいます。

今後はそれに加えて、セルフメディケーション税制の浸透や医療費自己負担割合の引き上げが一般用医薬品メーカーの市場を後押ししていくと思われます。

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製薬業界の今後

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まとめ

本記事では、製薬業界のニュースや課題、現状について紹介してきました。

製薬業界の現状を知ることで、志望動機や自己PRに具体性を持たせることに役立ちます。

本記事を読むことで業界研究のきっかけに役立ててください。

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