本田技研工業(ホンダ)のインターン選考(ES・面接)対策
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最終更新日:2024年06月06日
日本経済を牽引する完成車メーカーの中でも業界二位の売上高を誇る、本田技研工業(ホンダ)。
そんな本田技研工業は自立・平等・信頼を柱とした「人間尊重」と、買う喜び・売る喜び・創る喜びの「三つの喜び」を基本理念として、常に時代に先駆けた価値を創るために挑戦を続けています。
本記事では本田技研工業(ホンダ)のインターン内容と具体的な選考対策まで紹介します。
●本田技研工業(ホンダ)とは
●本田技研工業(ホンダ)のインターン内容
●本田技研工業(ホンダ)の求める人材
●本田技研工業(ホンダ)のインターン選考フロー
●本田技研工業(ホンダ)のインターン選考ES対策
●本田技研工業(ホンダ)のインターン選考Webテスト対策
●本田技研工業(ホンダ)のインターン選考グループディスカッション・面接対策
●最後に
本田技研工業(ホンダ)とは
本田技研工業(ホンダ)は1948年に設立されました。規模はHondaグループ会社含め440社で、従業員数は連結で215,638名になります。
そんな本田技研工業(ホンダ)の主な事業は以下の3つです。
●四輪
●パワープロダクツ
上述の3つの事業の中では、四輪事業が全体の売上の70.6%で一番多くなっています。
また、本田技研工業(ホンダ)は世界中に製品の販売をしており、中でも二輪車の販売数が1番多く、1,949万台と他の製品と比べると約3倍の販売数です。
先程紹介した事業を詳しく説明します。
二輪
多くの地域でモータリゼーションの先駆けとなり世界の人々に愛されるコミューターモデルから、操る喜びをダイナミックに味わえるスポーツモデルまで、幅広いラインアップをそろえています。「走りの高揚感」と「操る楽しさ」の実現をめざし、車体とエンジンを新開発しました。さらに世界初のハイブリッドシステム搭載モデル「PCX HYBRID」を販売、電動二輪車「PCX ELECTRIC」も販売を予定しています。
四輪
軽自動車の「N-BOX」から、グローバルモデルの「アコード」や「ヴェゼル」、北米のピックアップトラック「リッジライン」、そしてスーパースポーツの「NSX」まで、「自由で楽しい移動の喜び」を提供するために、パーソナルで個性的なモデルを世界中のお客様にお届けしています。
パワープロダクツ
Hondaは汎用エンジンをはじめ、耕うん機、発電機、除雪機、芝刈機、ポンプや船外機など、多彩な商品を延べ150以上の国や地域のお客様に、年間600万台お届けしています。暮らしのさまざまな場面で役立つ電動化製品の開発・商品化も進め、ロボット芝刈機「ミーモ」、ハンディタイプ蓄電機「リベイド E500」など、新しい価値を提供する商品の提案も続けてきました。ロボティクス研究で培った歩行理論をもとに開発された歩行訓練機器「Honda歩行アシスト」は、法人向けリース販売を行っています。
本田技研工業(ホンダ)のインターン内容
以下は21卒対象のインターン内容です。
事務系
日程:
東京▶ 7月13日(土)午前/午後、7月14日(日)午前/午後、7月20日(土)午前/午後
大阪▶ 7月20日(土)午前/午後、7月21日(日)午前/午後
人数:各コース若干名
技術系
Honda R&D インターンシップ TYPE(1)
日程:
7/30(火)~8/2(金):4Days
7/31(水)~8/2(金):3Days
人数:各コース若干名
Honda R&D インターンシップ TYPE(2)
8/26(月)~8/30(金):5Days
8/26(月)~9/6(金):2Weeks
8/27(火)~9/5(木):2Weeks
9/2(月)~9/6(金):5Days
人数:各コース若干名
Honda R&D インターンシップ TYPE(3)
日程:
9/16(月)~9/20(金):5Days
9/25(水)~9/27(金):3Days
人数:各コース若干名
本田技研工業(ホンダ)の求める人材
【引用】本田技研工業(ホンダ)採用HP
上記のように、本田技研工業では海外赴任や出張などの中で、価値観やバックグラウンドの異なる社員との協業も多く、彼らと共に同じ目標を共有して達成することが求められます。
それに加え、事業が上手くいっていない時に、「何が良くないのか」「どう改善すればいいのか」ということをその土地の文化・慣習ごとに、現地の社員・顧客から汲み取って考えた上で、対応策を実行しなければなりません。
これらのスキルをES・面接で人気企業内定者が企業に伝えていた5つの強みとは?に照らし合わせて考えると以下の3つが当てはまると考えられます。
①関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる
②リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる
③価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる
本田技研工業(ホンダ)のインターン選考フロー
21卒向けの「技術系インターン」の選考フローは以下の通りとなっています。
↓
適性検査(SPI)受検
↓
書類選考
↓
WEB面談またはグループディスカッション(書類選考通過者)
21卒向けの「事務系インターン」は抽選での選考となるため、選考フローに関しては割愛します。
本田技研工業のインターン選考ES対策
以下は21卒対象のESの内容となっています。
●本インターンシップの志望動機(500文字以内)
●Hondaの製品や、製品以外の活動を通じた取り組みに対する想いを教えてください。(500文字以内)
●Hondaのインターンシップを通じて自身がどうなりたいかを教えてください。(500文字以内)
●大学での研究テーマを記入してください。(100文字以内)
●研究テーマの具体的な内容を記入してください。(500文字以内)
●希望する実習コースに参加するにあたり、ご自身のどんな知識・スキルが役に立つと思うか記入してください。(500文字以内)
●自由にご自身のことを表現してください。(体裁自由。ファイル提出の場合PDF)
●本インターンシップの志望動機(500文字以内)
●Hondaの製品や、製品以外の活動を通じた取り組みに対する想いを教えてください。(500文字以内)
●Hondaのインターンシップを通じて自身がどうなりたいかを教えてください。(500文字以内)
上記の設問は志望動機について問われています。
企業が志望動機を聞く理由としては、「自社のインターンへの志望度を知りたい」「インターンに参加する際のモチベーションを知りたい」の2つがあります。
ですので、上記2つの理由を網羅する論理的な志望動機を伝え、選考官に「だからこの人は弊社の選考を希望しているのか」と思ってもらう必要があります。
また、「Hondaのインターンシップを通じて自身がどうなりたいかを教えてください。」に関しては、ただ単純に「どうなりたいか」を述べるだけでなく、「どうしてそうなりたいのか、そうなるためになぜ本田技研工業(ホンダ)を選んだのか」まで答えられるようにしましょう。
考える際は以下のフレームワークを参考にしてみてください。
●大学での研究テーマを記入してください。(100文字以内)
●研究テーマの具体的な内容を記入してください。(500文字以内)
上記の設問はガクチカについて聞かれています。
ガクチカを聞かれる意図としては「経験自体のレベル・スペックの把握」「自社に合う・マッチする人材か知るため」の2つがあります。
ガクチカを書く際は、「実績自体のインパクトがどれだけあるか」「書いてある内容から思考力・考えの深さ・人柄を示すことができているか」に注意して書くようにしましょう。また、その際は本田技研工業の求める人材像を意識して書くと良いと思います。
詳しい書き方は以下のフレームワークや記事を参考にしてください。
●希望する実習コースに参加するにあたり、ご自身のどんな知識・スキルが役に立つと思うか記入してください。(500文字以内)
●自由にご自身のことを表現してください。(体裁自由。ファイル提出の場合PDF)
この設問は自己PRを問われています。
就活生が企業にPRすべきことは、自身が企業にとって”採用しなかったら損をする人材である”ということです。正しい自己PRをするためには、その企業のビジネスモデルを理解した上で、その企業がどんな「強み」を求めているかを明らかにする必要があります。
例えば本田技研工業(ホンダ)であれば先程求める人材像でも述べましたが、「関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」「リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」「価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」を意識して書くようにしましょう。
自己PRの構成については以下のフレームワークや記事を参考にしてみてください。
本田技研工業(ホンダ)のインターン選考Webテスト対策
以下は20卒対象の内容です。
形式:SPI
科目:言語・非言語・適性検査
「能力検査」では言語と非言語の2種類が出題されます。言語では類義語や文章の穴埋めと言った一般的な国語の問題、非言語では四則演算や確率・割合と言った数学の問題が出題されます。
SPIはそこまで難易度の高いテストではありませんが、「対策本である程度勉強しておく、もしくは他の企業のwebテストを一度受験し、経験を積んでおく」のが良いでしょう。
本田技研工業(ホンダ)のインターン選考グループディスカッション・面接対策
21卒対象の選考フローでWeb面談またはグループディスカッションと記載されているので、両方の対策を紹介します。
グループディスカッション
以下は20卒対象の内容です。
人数:面接官3人、学生8人
テーマ:未来の本田技研工業(ホンダ)に必要と思われる施策
求める人材像から考えると、本田技研工業(ホンダ)は「協調性」を意識していることがわかります。そのため、チームのメンバーと積極的にコミュニケーションを図り、時間内で最大の成果を出せるよう意識して取り組んでください。
このような課題解決型のテーマはメーカーなどの幅広い業界で用いられており、与えられた課題に対する解決策を考えるものとなっています。
課題解決型のグループディスカッションでは①前提確認・目的の明確化、②現状分析、③ボトルネックの特定・解決策の立案、④課題解決策の評価・優先順位づけの流れで進めます。
これらの流れを実践出来れば、答えはおのずと見えてくるはずです。
グループディスカッションについてより詳しい対策方法を知りたい方は、次の記事を参考にしてみてください。
面接対策
以下は20卒対象の内容です。
時間:20分
人数:面接官1人、学生1人
形式:スカイプ面談
質問内容
・テーマの志望理由
・逆質問
対策
●大学で行っている研究の概要について説明してください。
この質問はガクチカについて聞かれています。考え方は先程紹介したフレームワーク同様で構いませんが、面接ではESと異なり、面接官とのコミュニケーションが重要になるため、面接官の質問の意図に沿って回答することを意識してください。
再度フレームワークを載せておくので参考にしてください。
●テーマの志望理由
考え方は先程紹介した考え方と同様で構いませんが、面接ではESの内容の深掘りが予想されるので、再度自己分析を行って、深掘られても答えられるようにしておきましょう。
●逆質問
企業が逆質問をする意図としては、企業に対して本当に興味があるのか、いわば志望度が高いのかを見ようとしています。
また、面接の場では基本的に面接官から学生に対して質問する時間が多く、一方的なコミュニケーションになりがちです。そのため、逆質問という面接官と学生の双方向のやりとりを通して、学生のコミュニケーション力を見ています。
逆質問の場における「コミュニケーション力」とは「場の流れを読み、短時間で相手の意図を汲み取る力」であると考えています。
つまり、逆質問では場の雰囲気や面接官の役職等から、今ここで何を質問するのが適切なのかを見極められるか否かを見られていると考えられます。逆質問の意図をしっかりと把握し、適切な質問をするようにしましょう。
最後に
好調な業績を維持し上位校生からの人気も依然として高い完成車メーカー。今回はそんな完成車メーカーの中でも、本田技研工業(ホンダ)を紹介しました。
インターン参加には、「ES、webテスト、面談またはグループディスカッション」と3つの選考フローを突破しなければいけません。
この記事を通して「本田技研工業(ホンダ)の企業理解・各選考フローの特徴」を理解していただき、"選考突破"を目指していただければと思います。
最後にunistyleの関連記事を記載しておきますので、こちらも併せてご覧ください。
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