東京海上日動火災保険関連のテクニック
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- 【東京海上日動火災保険の面接対策】最頻出質問22選 90,752 views 東京海上日動火災保険は損害保険業界の中でも抜群の存在感を発揮しており、最近ではグローバル展開にも注力しています。同社の選考は最終面接含め3回行われますが、志望動機はほとんど聞かれることがなく、一貫して自己分析に関する質問が投げかけられるようになっており、非常に独特な選考形式が敷かれていると捉えることができるでしょう。今回はそんな同社の面接でされた質問内容を基に、面接対策を考察していきます。▼目次クリックで展開本記事のコンテンツ・学生時代の経験に関する質問・あなた自身に関する質問・志望動機に関する質問・学業に関する質問・最後に学生時代の経験に関する質問学生(大学)時代頑張ったことを教えてください。中高時代の部活の取り組みを教えてください。なぜ始めたのですか。どうして頑張ったのですか。活動の中で苦労した点とそれをどう克服したかを教えてください。こちらは「内定レベルの学生時代頑張ったことが10分で書ける学生時代頑張ったことのフレームワーク」を参照するといいでしょう。「なぜ始めたのか」や「どうして頑張ったのか」という質問は、就活生のモチベーションの源泉を探るためのものであると考えられます。そのため、過去に自分が注力した経験に関して自己分析する際は、「自分がどんな価値観の基で、熱意を持って物事に取り組んできたのか」が明らかになるまで掘り下げるように意識しましょう。参考:→学生時代頑張ったことの「動機」部分について詳しく説明したいと思います。あなた自身に関する質問幼少期をどういった環境で過ごし、何を考えてきましたか。小学生の時はどんな子供でしたか。小中高大において親友は何人ずついて、それぞれから自分はどんな人だと言われますか。中学校~大学までの学問面を教えてください。なぜ今の大学を目指しましたか。自身の性格を教えてください。長所と短所を教えてください。団体の中であなたはどのようなポジションですか。頑張ったことから得られた自分の強みと弱みは何ですか。人と接するときに心掛けていることはありますか。家族のことを教えてください。両親はどういった人ですか。友達はどんな人が多いですか。浅く広い交友関係か深く狭い交友関係か、どちらですか。いまでも引きずっている過去の経験はありますか。東京海上日動火災保険の選考で最も重視されている点が、「あなたがどのような人間なのか」ということです。その”人となり”を見極めるために同社の面接では、幼少期から現在に至るまでの「時間軸」に加え、性格・勉学・交友関係・趣味から家庭環境に至るまで非常に「幅広い分野」に関する質問がなされます。人の性格や価値観は、大学や院時代の直近の経験だけではなく、幼少期や小中高時代など「過去」に根差していることも多く、同社の面接ではこの「過去」の面に特にフォーカスすることで、就活生のこれまでの生き方やキャラクターを見極めようとしているように感じられます。実際に就活生の過去を掘り下げるための質問例として、上記で紹介した「小学生の時はどんな子供でしたか。」や「いまでも引きずっている過去の経験はありますか。」などがあります。以上を踏まえた上で同社の選考対策を考えると、何よりも「自己分析」が最優先になることは疑いようがありません。ですが、同社が学生の「過去」に着目していることを考慮すると、「両親」に自己分析の手伝いを依頼することは極めて重要な対策になるでしょう。人が忘れる生き物である以上、過去のことを自力で思い出すことには限界がありますし、また自分だけの自己分析では主観的になりすぎる可能性も排除できないためです。自分という人間を誰よりも近くで見てきた両親に協力を頼むことで、客観的に自分を見つめ直す貴重な機会にすることができるでしょう。参考:→自己分析をするに当たって最適な東京海上の過去の面接内容を提示します。志望動機に関する質問志望度を教えてください。他社の選考状況を教えてください。冒頭でも述べた通り、「当社の志望理由を教えてください」という質問がなされない点が、同社の選考の特徴でしょう。その代わり、「他社の選考状況」や「同社の志望度の高さ」に関しては何度も繰り返して問われるようになっており、「本当にこの会社に来る意思があるのか」という点を極めて強く重視しているといえるでしょう。そうした熱意の強さをアピールするための方法として、大きく以下の3パターンが考えられます。1.業界内の特別なポジション・強みから語る2.社風・企業理念から語る3.企業で働く「人」から語る同社の選考において志望理由が強く問われない以上、ここでは1や2よりも、3のアプローチを取る方がいいのではないでしょうか。そのためにも、OB・OG訪問や座談会への積極的な参加を通じて、東京海上日動火災保険で働く”人”に触れるように意識することをお薦めします。参考:→「同業の中でもなぜうちの会社なのか?」という一見答えにくそうな質問に対する3つの簡単なアプローチをご紹介したいと思います。学業に関する質問ゼミでの研究内容を教えてください。この質問では、「どれだけわかりやすく研究テーマを伝えられるか」が重視されています。自分ではよくわかっていても、他人からしたら専門性が高くてよくわからない、といった事態は多々起こり得ます。簡潔にわかりやすく説明することで、地頭のよさをアピールすることにも繋がりますので、実際の面接に臨む前に社員の方や家族に研究テーマを話し、理解に困る点はないかをしっかりと確認するようにしましょう。参考:→ES・面接において頻出の多いガクチカの内定者回答事例集を提示します。最後に東京海上日動火災保険の面接では、幼少時代から徹底的に学生の経験を深掘りする事で有名です。最終面接まで志望動機を聞かれなかったいう学生がいる程、志望度だけでなく学生の「人柄」を重視する面接であると言えます。面接を突破するにはやはり徹底的な自己分析が鍵となるでしょう。また、自分だけでなく両親や友人を通して自分を知る「他己分析」も行う事で主観的・客観的両方の側面から「自分」を理解する事が出来、面接官の鋭い質問にも臆する事なく答える事が出来るはずです。本記事を参考にし、東京海上日動の面接選考突破ひいては内定を目指してもらえればと思います。参考:東京海上日動火災保険のエントリーシート・選考情報→東京海上日動火災保険の本選考ES・レポート、インターンES・レポートを掲載しています。
- 東京海上日動のインターンエントリーシートで書くべき内容とは 38,873 views 東京海上日動火災保険のインターンES一覧はこちら本記事では東京海上日動火災保険の16卒向けインターンのESで書くべき内容を考察していきます。東京海上はここ最近インターンシップを実施しており、インターン参加者には積極的にOBを紹介してくれるなど、選考を突破し、参加することで社員と仲良くなることができる内容になっているようです。昨年度のインターン質問昨年度のインターンシップの面接では、一次面接で学生時代頑張ったこと、二次面接では小学校時代から大学時代までの自分について深堀されたとのことです。小学校時代から大学時代までどのような人生を歩んできたのかは、過去のBNPパリバのESで聞かれるなど、頻出の質問なので整理しておくようにしましょう。参考:東京海上インターンレポート参考:BNPパリバエントリーシート一覧幼少期の経験は現在の自分にも大きく影響していると考えられるので、どのような流れで今の自分が形成されたのか、整理しておくと答えやすいかもしれません。幼少期の経験を整理する上では下記のコラムも参考にしてください。参考:自分の生い立ちを語ることで自己PRに説得力を持たせる方法インターン設問①あなたが学生時代に最も力を入れて取り組まれたことは何ですか?役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(150文字以内)②その取り組みの中で気付いたことを自由にお書きください。(200文字以内)③学生時代の様々な取り組みについてお聞きします。(1)ゼミ・研究室名及び役職(なしの場合は「なし」とお書きください。)(50文字以内)④(2)サークル・部活名及び役職(なしの場合は「なし」とお書きください。)(50文字以内)⑤(3)アルバイト内容及び役職(なしの場合は「なし」とお書きください。)(50文字以内)⑥現在興味をもっている業種(除く損害保険)を2つ教えてください。(100文字以内)設問に対する考え方本選考・インターンシップ関係なく、企業がどのような人材を求めているのか的確に捉え、その人材に合致することをエントリーシートおよび面接で伝えることが重要です。東京海上が求める人材については下記のコラムで説明しているので、参考にしてください。参考:東京海上のESと採用HPから考える東京海上日動火災の求める人材損保業界の仕事では、ディーラー向け営業、代理店向け営業、企業向け営業のいずれの仕事においても、自ら保険を売り歩くというよりは、保険を販売する仕組みを整えることが重要になります。代理店向け営業であれば、東京海上グループの保険代理店向けに、新商品の研修や新人教育などを代理店とともに考えることで、代理店の売上をアップするための施策を考えるのが、総合職の仕事になります。こういった仕事においては、下記のような人材が求められていると考えられます。①代理店の経営陣から代理店社員など、価値観や立場の異なるメンバーと協力して成果をあげることのできる人材②代理店の経営陣、社員と信頼関係を構築し、代理店が抱える課題や問題を引き出し、解決策を実行できる人材③リーダーシップを発揮し、代理店経営陣、社員の協力を得た上で保険売上をあげるための施策を実行できる人材学生時代の経験からもこれらの人材であることを伝える経験が求められていると考えられます。一つ目の設問①あなたが学生時代に最も力を入れて取り組まれたことは何ですか?役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(150文字以内)②その取り組みの中で気付いたことを自由にお書きください。(200文字以内)上記①〜③の人材であることを伝えられる経験を書くと評価されやすいでしょう。例えば居酒屋のアルバイトであれば、店長や他のスタッフと信頼関係を構築して、店舗の課題を解決した経験などは②の人材であることを伝えられるでしょう。サークルで新入生勧誘において新たな取り組みを実施した経験などは①や③の人材であることを伝えられると言えます。自分自身の経験をどのように伝えれば評価されるのか考えた上で書けると面接でも話しやすいでしょう。二つ目の設問③学生時代の様々な取り組みについてお聞きします。(1)ゼミ・研究室名及び役職(なしの場合は「なし」とお書きください。)(50文字以内)④(2)サークル・部活名及び役職(なしの場合は「なし」とお書きください。)(50文字以内)⑤(3)アルバイト内容及び役職(なしの場合は「なし」とお書きください。)(50文字以内)複数の経験から自分自身の強みや伝えたい人材であることを伝えられると、特定のコミュニティだけで発揮された強みではないので説得力が増すでしょう。また一つ目の設問で、周囲との関係性について語ったのであれば、③〜④では個人として成果をあげた経験を伝えてもよいでしょう。企業が求める人材を把握した上で、周囲との関係性および個人としてどれだけ努力ができるかをバランスよく伝えることが求められています。三つ目の設問⑥現在興味をもっている業種(除く損害保険)を2つ教えてください。(100文字以内)企業選びの軸を間接的に聞いている内容だと感じます。面接ではそこまで聞かれることはないようですが、自分なりに意識しておくようにしましょう。企業選びの軸の確立については下記のコラムが参考になると思います。参考:志望動機は「入りたい理由」ではなく「他業界ではダメな理由」を積み重ねて構成してみようこんな志望動機は嫌われる!評価されない志望動機の実例特別な経験なし!志望動機が書けないと悩む人のためのすぐに使える志望動機テンプレート5選最後に東京海上ではOB訪問の有無が面接でかなりの頻度で聞かれているようです。インターンシップに参加しておくだけで、OB訪問についてはクリアできます。選考直前期になると、様々な企業の説明会や選考がかぶり忙しくなるので、この時期から前もって準備しておくとその後の自分を助けることになるでしょう。本選考を少しでも受けようと考えている人は受けるべきでしょう。参考:東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- 東京海上日動のES対策!求める人材を理解して採用レベルの志望動機・ガクチカへ 53,596 views 東京海上日動火災保険の本選考ES一覧はこちら東京海上は東早慶などの上位校学生が志望する企業ランキングで11位、マイナビの人気企業ランキングでも9位と毎年安定して上位に位置する企業です。一方で、総合商社や銀行などに比べて、仕事のイメージが持ちづらい業界といえ、ステータスだけで志望してしまう学生も多いような業界であるように感じています。今回も東京海上の採用HPから一部、引用させてもらい、仕事・働き方に基づいて求められる人材の説明をしたいと思います。東京海上日動の求める人材損害保険の中で最も大きなシェアを占める自動車保険。その自動車保険の代理店として、自動車販売会社(カーディーラー)は、重要な販売チャネルであり、ほぼすべての自動車販売会社が自動車保険を扱っています。こうした自動車販売会社を専門に担当しているのがディーラー営業部門です。(中略)入社3年目に参加した年間数千台の販売実績を持つ大手自動車販売会社の経営会議の時のことは今でもよく覚えています。会議の中で、「お客様への自動車保険の提案」に対する姿勢が従業員の方によって違いがあることに気がつきました。(中略)自動車販売会社の経営陣に「事業理念を全社レベルで再徹底する必要がある」と申し入れ、従業員が同じレベルで、車の販売と同時に必要な保険商品の提案ができる仕組み作りを提案したのです。その仕組みとは、保険だけなく車検や定期点検も含めて、お客様にカーライフに関わるすべての安心と安全を提供することで、アドバイザーとしての信頼度を上げ、熱烈なファンをより増やそうというもの。そのために商品知識や営業手法の研修などを数多く企画・実施しました。その結果、従業員の方々の意識も徐々に改善され、事業理念の実現に近づき、その上、車の販売収益も大幅にアップし、結果的に経営の安定化にも大きく貢献することができたのです。(東京海上採用HPより引用)東京海上の保険料収入に占める自動車保険の割合は非常に大きく、カーディーラーを担当するディーラー営業部門への配属は多くの新入社員が配属されます。保険会社の仕事というとイメージしにくいものだと思いますが、上記のケースが最もイメージしやすいのではないでしょうか。担当する自動車販売会社に対して、自社の自動車保険を販売するための仕組みを提案し、保険の売上をあげることがメインの仕事になります。自動車販売会社の経営陣に信頼してもらった上で、その会社の従業員の人たちに向けて新しい企画や仕組みを提案する必要があります。販売会社の経営陣と信頼関係を構築するだけでなく、実際に現場で保険を販売する従業員とまで信頼関係を構築する必要がある仕事であるといえます。東京海上日動の設問(1)大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください。(150文字以内)(2)上記(1)でお答えいただきました3つの取り組みのうち、最も力を入れた取り組み1つを下記より選択ください。(3)上記(2)でお選びいただきました取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(250文字以内)(4)その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。(500文字以内)(5)当社の志望理由をお聞かせください(興味を持ったきっかけではありません)。(150文字以内)(6)OB・OG訪問をされましたか。一つ目〜二つ目の設問(1)大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください。(150文字以内)(2)上記(1)でお答えいただきました3つの取り組みのうち、最も力を入れた取り組み1つを下記より選択ください。一つ目の設問は大学時代に頑張ったことを三つ書かせるものです。ここでも上記のような働き方をイメージして、自分自身のアピールすべきエピソードをある程度考えた上で三つ書くべきでしょう。部活の経験を三つ書いてもよいかなどの質問を受けますが、同じ経験を三つ書くことで相手にどのようなイメージを与えるかは考えておきましょう。同じ経験を三つ書くことで、そのコミュニティに対するコミットや一つのことに取り組む姿勢を伝えられる一方で、一つのコミュニティでしか活躍できない人材なのではないかという懸念を抱かれる可能性もあります。メリット・デメリット踏まえて選択するようにしましょう。三つ目〜四つ目の設問(3)上記(2)でお選びいただきました取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(250文字以内)(4)その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。(500文字以内)ここはいわゆる学生時代頑張ったことの詳細になります。東京海上の内定者に話を聞くと、面接においては、学生時代頑張ったことに対する深堀がひたすら続くとのことです。一つの取り組みの中で、問題点やきっかけをどのようにとらえ、組織の中でどのように行動できる人材なのかが問われているように感じます。上記の働き方の例の通り、自動車会社の経営陣から従業員までに信頼してもらい、新たな企画や提案を最後まで実現することが求められる仕事です。「その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。」というのが、上記の働き方の「会議の中で、「お客様への自動車保険の提案」に対する姿勢が従業員の方によって違いがあることに気がつきました」という部分に当てはまるでしょう。問題点に気づき、自主的に行動して、周囲の人に自分の提案を受け入れてもらい、協力して成果をあげる人材が求められていると言えます。学生時代の経験で言えば、例えばサークルなどにおいて、新入部員の勧誘制度について提案し、変更したことなどが挙げられます。現状の勧誘制度の問題点は何だったのか、その問題点に気づいた背景は何だったのか、その上でどのような行動をとったのかについて整理すると上記のエントリーシートは十分埋まるでしょう。その上で、なぜそれを問題点だと感じたのか、周囲に提案して受け入れてもらう上で重要なことは何か(仕事でもそれはいかせる考え方なのか)、物事を最後までやり遂げる上で重要なことは何かといった点を整理しておき、社会人にも共感してもらえるようにすれば面接は何の問題もないでしょう。五つ目の設問(5)当社の志望理由をお聞かせください(興味を持ったきっかけではありません)。(150文字以内)志望動機は、その会社の憧れやいいと思う点を挙げるのではなく、その企業の仕事内容に適正があることを過去の経験から説明することです。学生時代の経験をある程度抽象化して、企業の働き方に繋げる必要があります。上記で紹介した東京海上の採用HPでは下記のように学生時代の経験と結びつけています。学生時代に積極性を養おうと思い、“自ら動いて提案するサークル”を友人と設立しました。活動の一環で携帯電話のカスタマイズジャケットの大学オリジナルバージョンを企画・販売したことがあります。携帯電話会社と大学の販売部に働きかけ、大学生1,000人のアンケートを実施してニーズを数値化したりしながら何とか発売にこぎつけました。この時、“人の心を動かす”ことの楽しさを知ったことが、「営業」という仕事を選んだきっかけです。今の仕事は、まさに「自ら考え、行動し、人の心を動かす仕事」。学生時代との違いは、動かす人数もさることながら、影響力の大きさが全く違います。時代のカスタマイズジャケットの企画・販売という経験が、上記で紹介した仕事内容に繋がっているのはここまで読んだ方であればわかるのではないでしょうか。志望動機もこのように過去の経験から志望している企業の仕事内容に踏み込むものです。書き方については下記のコラムについても参考にしてください。志望動機を書く際のフレームワークを紹介しています。こちらの考えにそって書くことで、端的かつ論理的に述べることが出来ると思います。参考:六つ目の設問(6)OB・OG訪問をされましたか。東京海上ではOB訪問の有無が面接においてもかなり聞かれるようです。理由としては、OB訪問するほどの志望度があるかどうかの確認、わかりにくい仕事内容について社員からしっかり説明を受けた上で志望しているのか本気度の確認といった部分が大きいように感じます。あまり興味がわかない状況でも一人の社員に会うことでガラっと変わることがあります。面接などの本選考がまだ先の段階から少しずつ色々な企業の人に会ってみることをお勧めします。最後にいかがでしたか。ここまで複数の企業の求める人材を紹介してきましたが、求められる人材にはある程度の共通項があることがよくわかっていただけたかと思います。その共通項とは、①問題点や現状を変えるための提案ができる人材、②チームに対して自分の意志を伝え協力してもらうことができる人材、③価値観や立場が異なる人とも考えを共有し、協力できる人材、④自分が決めたことを最後までやり遂げる意思の強さを持った人材の4点が考えられます。ぜひ、他業界ではどのような働き方だからこそ、こういった人材が求められるというのを学ぶのは志望企業の自己PRや志望動機を考える上でもプラスになります。【参考】東京海上内定者の回答(学生時代に力を入れたこと3つ)「1.大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください。(150文字以内)」体育会バスケット部における、関東リーグ戦優勝を目指したチーム力強化大学院での、「太陽黒点数と景気変動の因果性分析」をテーマにした論文執筆大学院時代の、中学・高校での非常勤教員として知識と勉強への取り組み方の指導【参考】東京海上内定者の回答(最も力を入れたもの)「2.上記1でお答えいただきました3つの取り組みのうち、最も力を入れた取り組み1つを下記より選択ください。」体育会バスケット部における、関東リーグ戦優勝を目指したチーム力強化【参考】東京海上内定者の回答(上記の具体的な内容)「3.上記2でお選びいただきました取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(250文字以内)」4年当時は関東2部リーグに所属し、2部優勝・1部昇格を目標に年間通じて週6日の練習に励んだ。選手は30名おり、1・2軍に分けられていた。試合出場選手が中心の1軍12名は国体など経験豊富な選手が多い反面、意見の相違も起きやすかった。また1・2軍はしばしば別メニュー・別時間で練習を行っていたため意識の差が生じやすかった。そこで私は一般入部で2軍を長く経験してきた1軍の選手として、各部員が各々の役割を徹底できる基盤作りのためチームの調整役を担った。(257字)【参考】東京海上内定者の回答(背景、課題など)「4.その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。(500文字以内)」前年は結果が出ず次第にチームの士気が低下。引退試合ですら涙がなく、責任の所在を他人任せにする発言の多さに、チーム全体の当事者意識の低下を感じた。こんな1年にしたら一生後悔すると思い、チームでの達成感を得るため関東リーグ戦優勝を目指しチーム改革に取り組んだ。まず部員30名の意見を引き出し、チームを良くする行動について個別に話し合った。一度で解決できなくても、プレーを研究するなど私の意見に重みを持たせ、何度も話し合った。また2軍の客観的な意見がチーム力強化に繋がると考え、1・2軍の入れ替え戦を提案し意識の差を埋めた。その上で1軍内にある2軍の意見を軽視する傾向を私が間に入ることで解消し、2軍の意見をチームに反映させた。そして率先垂範の思いから、1・2軍両方の練習に参加し、大きな声とハードプレーでチームを盛り立てた。すると次第に率先して行動する姿が増え、2軍の発言がフィードバックの深みと練習での活気を生んだ。共に戦う姿勢がチーム力強化に繋がり、前年より上位のベスト4まで成長できた。この経験を通じて、多くの人を巻き込むには、各々の立場に立ち、チームの事を考えた率先垂範の行動が重要だと学んだ。参考:東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- 東京海上日動火災保険のインターンシップ|解説付き合格者ESと面接対策 31,552 views 東京海上日動火災保険のインターンES一覧はこちら東京海上日動火災保険は保険業界のトップとして金融業界志望の学生に人気企業です。インターンシップにも力を入れており、夏・秋・冬と満遍なく開催しています。また、後述のとおり最高の自己分析ツールといえますので、保険業界を志望していなくても第一志望の本選考対策のために受けることをオススメします。今回は東京海上のインターンに参加するための攻略法について説明したいと思います。本記事のコンテンツ・東京海上のインターン選考内容・東京海上のインターンシップのエントリーシート対策└【参考】合格者の回答・東京海上のインターン面接対策・最後に東京海上のインターン選考内容東京海上のインターン選考内容は応募する部門によっても若干異なりますが、2回〜3回の面接となっており、1次面接はグループ面接であることが多いようです。ES(400文字程度)→約二週間後集団面接(二日後にメールで通過連絡)→約一週間後個人面接(三日後にメールで通過連絡)参考:東京海上日動火災保険インターン情報(19)(グローバルコース)ESが課された後に集団面接→個人面接という流れになっているようです。東京海上のインターンシップのエントリーシート対策東京海上のインターンシップのエントリーシートは例年、①学生時代の経験、②取組の中で気づいたことの2つが聞かれています。本選考も同様ですが、東京海上の面接では個人の経験を幼少期まで深く掘り下げる面接が行われ、志望動機があまり聞かれません。【1】あなたが学生時代に最も力を入れて取り組まれたことは何ですか?役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(150文字以内)【2】その取り組みの中で気付いたことを自由にお書きください。(200文字以内)【2】の気づいたことについては本当に気づいたレベルの内容ではなく、仕事においても使える考え方を学んだという内容にしたほうが評価されるでしょう。例えば、「チームワークの大切さに気づいた」という内容にするよりも、「チームで協力し合う上ではまずは率先垂範して自ら取り組み、周囲に働きかけることが大事だと気づいた」という内容にした方が仕事でもその考え方を応用できそうだということが伝わります。またどのような「気付き」が東京海上の仕事で有効か考えることも大事です。unistyleでは常々、「」を元に志望企業が求める人材をイメージすることが重要であると伝えています。東京海上日動火災保険の仕事においても、下記の記事を参考にどのような人材が求められているのかぜひ考えてみてください。参考:→東京海上日動火災保険の本選考のESの回答方法について解説しています。東京海上日動火災保険が求める人材像についても説明しているので、参考にしてみてください。参考:→この記事では、人気企業内定者が自己PRで共通してアピールしていた5つの「強み」を紹介しています。東京海上日動火災保険が求めている人材を考える際の参考にご活用ください。損害保険会社の収益の多くをあげているカーディーラー向けの代理店営業であれば、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」という力は不可欠でしょう。代理店の方のニーズは何か、聞き出すための信頼関係を構築し、自社の保険商品を扱っていただけるようにしていくことが必要になります。また代理店という自分とは立場や考え方が異なる人の協力を得るために、「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」という力も必要です。こういった実際の業務と紐付けてどのような人材が問われているのかぜひ考えた上でエントリーシートも書くと面接で評価されやすいでしょう。基本的なガクチカの書き方については下記の動画を参考にしてください。ガクチカの書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。【参考】合格者の回答あなたが学生時代に最も力を入れて取り組まれたことは何ですか?役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(150文字以内)塾講師として中学受験生の社会科指導に携わり、担当生徒4人の平均偏差値を半年で6上昇させた経験がある。宿題を一応提出する生徒でも、成績が向上しないという問題があった。解決策として、宿題を暗記テストの準備に変更した。生徒の宿題の目的を単なる提出から、テストで点数を取ることに変え、上記の成果につながった。参考:東京海上日動火災保険エントリーシートその取り組みの中で気付いたことを自由にお書きください。(200文字以内)私の強みは「しつこさ」と「戦略を伝え、他者を納得させる力」だと気づいた。合格ライン到達まで「しつこく」何度もテストをし、日々生徒に宿題の意義を様々な側面から説く「戦略を伝え、納得させる」声掛けをした。すると、生徒の宿題の目的がテストで点数を取ることになり、上記の成果につながった。この経験から、私はしつこく、戦略を他者に伝え、納得させることで問題を解決し、他者の挑戦を支える価値が提供できると学んだ。参考:東京海上日動火災保険エントリーシート東京海上のインターン面接対策東京海上の面接は学生時代の経験の深掘りに加えて、幼少期や両親の教育など、過去のあなたのことを深く聞く面接であることが特徴的です。<一次面接>社員1:学生6~8人。自分が頑張ってきたことをアピールし、それに対し社員が質問をする。併せて一人当たり約5分。活動の中でどの様な考え方をするのか、なぜそのように考えるのかと自分の人間性も見られていたと思う。全員分終了後にはフィードバックがあった。<二次面接>社員1:学生1。大学入学の話が多く小中高での活動や困難、親の教育方針などを中心に掘り下げられた。入念な自己分析が必要。参考:東京海上日動火災保険インターン情報(19)(グローバルコース)一次面接はグループ面接のため、一人あたり5分と短いので、簡潔にわかりやすく伝える必要があるでしょう。少なくとも自分自身の活動について数十秒で簡潔にアピールポイントおよびどのような活動であったか伝えて、その上で相手の質問に対しても簡潔にやり取りすることがもとめられるでしょう。二次面接は東京海上得意の、幼少期の深掘り面接になります。幼少期のあなたと今のあなたとの一貫性やもし変化したタイミングがあったのであればそれはいつどのような出来事があったからかといったことを深く聞かれます。幼い頃からの一貫して変わらないあなたの価値観と、あなたの価値観を変化させた経験の両方を整理しておくとよいでしょう。幼少期の経験については、一次面接でも聞かれてもいいように予め準備しておきましょう。一次面接で話した内容と、幼少期の経験の整合性も問われるので、予め整理しておく必要があります。また、こちらの動画では面接の全体像についてわかりやすく解説していますので、本記事と併せてご覧ください。最後に東京海上の面接は非常に深くその時の状況や心境を聞いてくれるもので、面接慣れしていない人にとってもためになる面接です。難易度的にも面接の内容的にも、人気企業を目指す人は必ず受けるべき面接の一つなので、ぜひ受けてみてください。以下参考には、東京海上の企業研究や、インターン選考に参加した学生の記事がありますので、そちらと併せて今後の就職活動の参考になれば幸いです。参考:東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから→東京海上のコンテンツは参考記事をご覧ください。参考:→東京海上日動火災保険のインターン選考に参加した学生が、選考を通じて学んだことを述べています。また、実際に体験した選考フローや聞かれた質問をまとめているので、面接対策にも活用していただけます。
- 東京海上の内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項 27,229 views 東京海上日動火災保険の本選考ES一覧はこちら東京海上については、いわゆる一般的な「学生時代頑張ったこと」が聞かれており、明確にどういった人材を求めているのかエントリーシートではわかりづらい例になります。しかし、丁寧に採用HPを読み解くと、どういった仕事内容であり、どういった人材が求められているのかはひもとくことが出来ます。「」に基づくと、①問題点や現状を変えるための提案ができる人材②チームに対して自分の意志を伝え協力してもらうことができる人材③価値観や立場が異なる人とも考えを共有し、協力できる人材④自分が決めたことを最後までやり遂げる意思の強さを持った人材の4つの要素の複数を満たす人材だということを示せると評価が高くなると考えられます。今回はこちらの内定者のエントリシートの添削になります。上記①〜④のどの人材に当てはまっているのか考えながら読んでいただければ幸いです。一つ目〜二つ目の設問(1)大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください。(150文字以内)運動音痴で部活動未経験にも関わらずアメフト部に入部し、ムードメーカーとしてチームを盛り上げました。アメフト部の新入生勧誘責任者として、金銭面と引継面で勧誘制度の確立・伝承をしました。IAEAへの海外インターンシップに挑戦し、部署間を超えて専門家集団の協力を勝ち取り研究を進展させました。(2)上記(1)でお答えいただきました3つの取り組みのうち、最も力を入れた取り組み1つを下記より選択ください。体育会活動海外インターンシップもインパクトの強いよい経験だと思います。体育会経験についても、部活動未経験ながら厳しい体育会のアメフト部に入部したこと、新入生勧誘制度の確立の話などは上記の求める人材に当てはまるところがあるのではないでしょうか。三つ目〜四つ目の設問(3)上記(2)でお選びいただきました取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(250文字以内)学部4年次の春、アメフト部の新入生勧誘責任者として、部員70名をまとめ、費用100万円を用いて、期間1ヶ月間の中で15回を超えるイベントを企画・実行を指揮しました。アメフトは試合中に選手を誰でも、何度でも交代可能という性質から、部員の数は部の強さへと直結します。また元々認知度が低く、大学から始める人が多いスポーツなので、アメフト部は数ある体育会の中でも一番勧誘に力を入れています。特に新入生が入学してからの2週間は、毎日休みなく勧誘イベントを催しており、勧誘責任者はその全てを取り仕切っています。(4)その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。(500文字以内)今まで着手される事のなかった勧誘制度の確立・伝承を行いました。例年責任者は連日行われる勧誘行事の企画・準備・実行に追われ、部に確立した勧誘制度がありませんでした。私は毎年の勧誘を通してその現状に強い危機感を抱きました。そこで金銭面と引継面の2つの観点から以下のような制度改革を行いました。「賃貸会社の協賛を得て部のビラ配りと同時に120万円のアルバイト収入を得る」「勧誘期間前にやるべきことを時系列化、期間中のイベント毎の参加者数等を記録して傾向を評価する」勧誘中の困難は部員のモチベーション維持でした。イメージアップ・データ収集のため勧誘期間を延長したことで、練習時間が削られ部員の不満が増しました。ここは上級生が行動で示すしかないと考え、ビラ配りは4年生だけで行おうと考えました。4年生こそ練習すべきと反発を受けましたが、チームにとっての勧誘の重要性を一人一人に説得し30名全員の許可を得ました。この取組みで後輩の練習時間を確保し、部の勧誘のモチベーションを保ちました。今回の経験を通して、新しい仕組みを構築しそのノウハウを蓄積していく醍醐味を学びました。(3)にて、新入生勧誘の重要度を、「アメフトは試合中に選手を誰でも、何度でも交代可能という性質から、部員の数は部の強さへと直結します。また元々認知度が低く、大学から始める人が多いスポーツなので、アメフト部は数ある体育会の中でも一番勧誘に力を入れています。」のようにわかりやすく説明できている点は非常に評価できると思います。このような説明が一言あるかないかで、相手が理解できるかどうか大きく変わることがあります。内容としても、「自ら現状を打破するための解決策を提案する」⇒「周囲の反発があったものの、重要性を説き、協力を得る」⇒「仕組みを構築して、ノウハウを蓄積する醍醐味を学ぶ」といった形で、で紹介した働き方につながるものを感じられるでしょうか。このような形で自分自身の経験と、仕事内容・働き方がどのようにリンクするのか考え実行することが重要です。ぜひ自分に当てはめて考えてみてください。五つ目の設問(5)当社の志望理由をお聞かせください(興味を持ったきっかけではありません)。(150文字以内)貴社で新しい仕組みの確立・伝承に挑戦したいです。アメフト部の勧誘制度とIAEAへの海外インターンシップ制度を確立・伝承し、その醍醐味を学びました。貴社は取引先との新しいビジネスの形を常に創造しており、私は持ち前のチャレンジ精神を活かし新しいビジネスモデルを確立・伝承したいと考え貴社を志望しています。「」で書いた通り、仕事内容と過去の経験を結びつけることが大事です。ここでもアメフト部の勧誘制度の経験を、保険会社での新しいビジネスの形を創造するという点と結びつけて語っています。正直なところ、結びつける内容自体は少し漠然としており、保険会社の仕事内容を理解しているかどうかは若干疑問が湧くところですが、このレベルでも自己PRがよければ十分に内定可能ということでしょう。下記のような形で結びつけて考えられると、仕事内容に対する理解ももう少し深いレベルで示せるでしょう。(志望動機参考例)貴社で新しい仕組みの確立・伝承に挑戦したいです。アメフト部の勧誘制度とIAEAへの海外インターンシップ制度を確立・伝承し、その醍醐味を学びました。貴社の仕事では、特に自動車ディーラーへの営業や企業向けの営業にて、それぞれの企業のためになる保険の仕組みを提案し、後世に受け継がれるものとしたいです。もちろん、さらに踏み込んで、自動車ディーラーの保険販売の確立については、○○さんの話を聞いて興味を持った、企業向けの営業においては○○さんの話を聞いて興味を持ったなど、具体例にさらに踏み込めると万全だと言えます。六つ目の設問OB・OG訪問をされましたか。していない素直にOB訪問をしていないと答えても内定を出してくれる会社はあります。しかしながら本当に志望度が高いのであれば、しっかりとOB訪問をしておくべきでしょう。このあたりは自分自身の時間の使い方も含めて、優先順位をたてて行動するようにしましょう。最後にいかがでしたでしょうか。仕事と学生時代の経験の結びつきについて理解を深めることはできたでしょうか。働き方と学生時代の経験を抽象化し結びつけることができれば、内定するために必要な自己PRと学生時代頑張ったことは十分完成します。そして、働き方と学生時代の経験を結びつけることができれば志望動機も非常に簡単に書けるでしょう。この結びつきを理解するためにも様々な内定者のエントリーシートを読んで活かしていただければと思います。参考:東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからphotobyJohannSchwarz
- 【東京海上日動のESを徹底解説】選考通過者の志望動機・ガクチカを分析 28,267 views 東京海上日動の本選考ES一覧はこちら損害保険業界のリーディングカンパニー、東京海上日動。「リスクマネジメントのプロフェッショナル」として、保険という切り口からありとあらゆる個人・法人をサポートしています。本記事では、東京海上日動の2021卒本選考ES(グローバルコース従業員「Grow-upエントリー」)を解説し、同社の内定を獲得するための回答プランをレクチャーします。本記事のコンテンツ東京海上日動とは東京海上日動の求める人材像東京海上日動のエントリーシート(ES)の書き方:ガクチカ東京海上日動のエントリーシート(ES)の書き方:実現したいこと東京海上日動の内定に近づくために東京海上日動とは東京海上日動は単体で国内1位の保険料収入を誇る損害保険会社です。2004年に東京海上と日動火災が合併し、誕生しました。海外事業に強みを持ち、利益における海外の比率が損害保険業界の中で最も大きく47%となっています。以前は欧米圏を中心にM&Aなど進出を図っていましたが、今後はポートフォリオの分散をすべく、新興国地域にも積極的に進出していくようです。グループ会社の東京海上あんしん生命保険とも共同で事業を行っており、グループとしては生命保険事業と生損一体の商品開発にも取り組んでいます。以下では、求める人材像と各設問を順に解説していきます。東京海上日動の求める人材像の解説より、東京海上日動の求める人材像は以下の3点だと言えます。自ら考え、行動できる人材個性豊か、多様な人材厚い信頼を勝ち得れる人材自ら考え、行動できる人材こちらはいわゆる「主体性」が求められているのだと言えます。「言われたからやる」というような受動的な姿勢ではなく、クライアントの求めているもの・必要としているものについて先読みの姿勢から提案・解決に向けて働きかけていく力が求められていると言えるでしょう。この素養は営業職であればある程度どの企業でも共通して求められますが、「リスク」を扱う損害保険業界では特に求められていると考えられます。存在はするが顕在化していないものが「リスク」であり、各案件で潜在するリスクやクライアントが抱える課題感を読み取る力は特に求められていると考えられます。個性豊か、多様な人材例えば損害サービス部門で保険料を支払う業務に携わるにしても、その事故現場に社員自ら遭遇するというわけにはなりません。それに対して現場の被害を想定するためには、あらゆる観点から物事を把握する姿勢が必要であり、そういった意味でも人材の多様性が求められていると考えられます。また、近年の社会の動きからサイバーリスク等、企業が直面し得るリスクは多様化していると考えられます。それに対する気づきを得て、柔軟に思考・行動していくためにも、同様の人材が求められていると言えるのではないでしょうか。厚い信頼を勝ち得れる人材クライアントと信頼関係を構築することは、営業職としてはほとんどの業界で必須の素質になります。例えば個人向けの商材で多くの割合を占める自動車保険の場合、販売会社の上司・経営陣クラスだけでなく、実際に消費者へ販売活動を行う社員に対しても信頼関係を構築することが必要になってきます。特にインフラプロジェクトなどの場合、リスクが発生した際の影響度合いは非常に大きく、場合によってはその他あらゆる経済活動に及ぶことも想定されます。そのため、それを扱う相手として「この人ならば任せられる」という信頼感こそが、契約を締結・遂行していくためには必要になるのではないでしょうか。東京海上日動の人事メッセージも合わせてご覧ください。参考:東京海上日動新卒採用HP東京海上日動のエントリーシート(ES)の書き方:ガクチカ21年卒採用のES設問は以下の通りです。20年卒以前のES設問も同様であったため、例年同様の設問が課されるようです。大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください。(150字以内)上記でお選びいただきました取り組みのうちの1つに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(250字以内)その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。(400字以内)グローバルコース従業員として、東京海上日動で実現したいことを教えてください。(200字以内)ガクチカに関する設問は上記の上から3問です。東京海上日動の内定を獲得するためには、「学生時代頑張ったこと」のエピソードを極限までブラッシュアップし、あなたという人物をわかりやすく魅力的に伝えることがキーになるといえるでしょう。下記の記事・動画は学生時代頑張ったことに関する設問についての解説記事です。評価される内容の選び方や論理的な構成にするためのフレームワークなどの実践的なテクニックが載せてありますので、ESを書く際の参考にしてみて下さい。「学生時代頑張ったこと」の書き方についてはこちら参考:以下では、各設問を順に解説していきます。東京海上日動のエントリーシート(ES)設問1大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください。(150字以内)ES設問(1):設問の意図いわゆる「学生時代頑張ったこと」に関する設問です。まずは取り組んだことを箇条書き形式で3つ列挙し、そのなかから最も力を入れていたテーマを1つ選択するという形式になっています。「学生時代頑張ったこと」を通じて、就活生のパーソナリティを知ろうとする設問です。なかでも本設問は、「学生時代頑張ったこと」についての質問の導入部分としての役割を果たしていると考えられます。また、学生時代頑張ったことを「3つ」挙げさせていることから、あなたという人物をより多角的に評価したいという意図がうかがえます。たとえば、ひたすらに体育会系の部活動だけに打ち込んできたという方でも、専攻分野の研究やアルバイトなど、ほかの切り口からの評価もおのずと加味されることになります。ES設問(1):意図を踏まえた回答方針「3つ以内」ではなく「3つ」と指定されているため、テーマを3つちょうど用意しなければなりません。150字÷3=50字ですから、あなたが学生時代に頑張ってきたことの要旨をそれぞれシンプルにまとめる必要があるでしょう。また、「最も力を入れた取り組み」1つについては言わずもがな、そのほかの2つのテーマについても、ある程度の追加質問には答えられるように準備しておくべきでしょう。ES設問(1):内定者の回答と解説以下の内定者は、シンプルかつ分かりやすい箇条書き形式をとり、それぞれ毛色の異なるエピソードを3つ列挙しています。①予備校アルバイトで校舎初のイベント「英語音読会」の企画運営。②マーケティングゼミでパンの卸売会社と共同で行った新商品開発。③ゼミの人事として、ゼミ全体の成長を目的に後輩指導の機会を増やすべく、初となる後輩の教育制度の企画運営。東京海上日動20卒グローバルコース本選考ES字数の制限上、各要素を詳細に説明することはできないため、ここでは各テーマの要旨をまとめておく程度で十分です。東京海上日動のエントリーシート(ES)設問2上記でお選びいただきました取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(250字以内)(1)の設問でチョイスした「最も力を入れた取り組み」について、その具体的な内容を問う設問です。ES設問(2):設問の意図あなたの「学生時代頑張ったこと」のエピソードのうち、最も力を入れて取り組んだものについて、より具体的な描写を引き出そうというものです。ここで活動期間、役割、人数などの客観的な情報を整理しておくことで、より具体的に、より深くあなたのパーソナリティを理解しようとしています。次の設問へのブリッジとして位置づけられた設問だと考えられます。ES設問(2):意図を踏まえた回答方針ここで求められているのは、あなたの考えや工夫などの主観的な情報ではなく、活動の期間や規模感、役割、人数などの客観的な情報です。つまり、この設問への回答の目的は、「読み手(面接官)があなたのエピソードを鮮明な映像としてイメージできるようにする」ことにあります。5W1Hを意識しつつ、必要な情報を過不足なくまとめましょう。「学生時代頑張ったこと」の書き方についてはこちら参考:ES設問(2):内定者の回答と解説以下の内定ESは、注力した活動の内容や背景、期間、参加人数、自分の役割などの情報を端的にまとめています。大学受験予備校のチューターとして大学1回生4月から現在まで働いています。主な業務は生徒の学習管理です。大学2回生の6月〜9月の時期に成績不振者5名を担当しました。私は学習改善の為に「英語音読会」を発案し校舎長に許可を取り、ミーティングを通じてアルバイト10人に協力を仰ぎました。具体的には自身が作成した企画書をもとにアルバイトに音読会で使用するテキストを作成してもらう事や、シフトを作って当番制で音読会に参加することに協力してもらって週3回3ヶ月間運営しました。東京海上日動20卒グローバルコース本選考ES設問で求められている情報が分かりやすく述べられています。この設問は次の設問へのブリッジ的な役割となっているので、求められていることを簡潔に書けば問題ありません。東京海上日動のエントリーシート(ES)設問3その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。(400字以内)東京海上日動の本選考ESのなかで最重要となる設問です。ES設問(3):設問の意図これまでの3つの設問はいわばこの設問のための「導入」であり、ここで以下のようなポイントから魅力的なエピソードを語れるかが、選考の合否のキーポイントになります。・「取り組みの中で感じた課題や問題」・「課題や問題を感じたきっかけ・背景」・「その後どのような行動を取ったのか」あなたが学生時代に最も打ち込んだことをテーマにして、上記の3つのポイントを問うことで、あなたの強みやパーソナリティを深く知る意図があると言えます。ES設問(3):意図を踏まえた回答方針まず、3つのポイントを確実に盛り込み、設問に真正面から答えることが前提になります。また上の見出しで述べた東京海上日動の求める人材像より、3つの素養、すなわち(1)先読みの姿勢で課題解決をリードする力(自ら考え、行動できる人材)(2)多くの気づきを得て、柔軟に思考・行動する力(個性豊か、多様な人材)(3)顧客とのあいだに信頼関係を構築する力(厚い信頼を勝ち得れる人材)がありました。あなたにこれらの素養があることを証明できるようなエピソードを語るべきです。ES設問(3):内定者の回答と解説先ほどから引用している内定ESでは、「塾講師のアルバイトでの成績不振者の成績向上」という課題に対して、「音読会の開催」という打ち手を講じたエピソードが語られています。私が担当した成績不振者5名は学年順位が平均して400位中300位でした。それに対して志望校は関関同立で学年順位が100位以内に入る必要がありました。成績不振の原因は来校頻度の少なさから生じる勉強量不足でした。しかし受験勉強に対する意識が低く継続して来校しませんでした。私はこの状況を打破すべく、来校しない理由を生徒にヒアリングしました。すると本当は受験勉強を進めたいが、強い苦手意識から自ずと勉強を避けてしまっていることが分かりました。そこから私は勉強意欲を上げるために楽しく勉強ができる環境が必要だと考え、既存の勉強法である座学と異なり、立って声に出しながら英熟語を暗記した後クイズを行う音読会を行いました。みんなで大声を出すこと、またゲーム形式で暗記することで生徒の勉強に対しての抵抗感をなくすことができ、週1回の来校頻度が4回に増加して半年間かけて平均順位を50位まで引き上げることができました。東京海上日動20卒グローバルコース本選考ES上述の3つの素養のうち、特に②多くの気づきを得て、柔軟に思考・行動する力(個性豊か、多様な人材)③顧客とのあいだに信頼関係を構築する力の2つの素養が体現されており、東京海上日動に評価されやすいエピソードになっていると言えます。東京海上日動のエントリーシート(ES)の書き方:実現したいこと東京海上日動のエントリーシート(ES)設問4グローバルコース従業員として、東京海上日動で実現したいことを教えてください。(200字以内)ES設問(4):設問の意図詳しくはに書かれているのですが、「入社後にやりたいことは何ですか?」という質問は、先述の評価基準で言うと一点目の「自社への志望度が高いか」にウエイトが置かれていると言えます。すなわち、自社について理解しているかを確かめるためにこの質問をしています。具体的に見られているのは以下の2点です。志望動機入社後の具体的なイメージがあるか志望動機を聞くことは企業理解をしているかどうかを確かめることに繋がっています。就活生が自社の事業内容や経営理念を理解しているか探り、様々な企業がある中でなぜ自社を志望しているのかを知ろうとしています。入社後の具体的なイメージがあるか入社後のミスマッチを防ぐために、面接官は「自社で働いているイメージを持っているかどうか」を評価基準として持っています。例えば、どれだけ自社で活躍してくれそうな能力を持っていたとしても、本人の理想のキャリアプランと自社の仕事内容に乖離があると早期退職に繋がる可能性があります。そのため、面接官は入社後の具体的な仕事内容を理解できているかどうか見極めようとしています。ES設問(4):意図を踏まえた方針ではどのように書いていけばいいかというとに記載のある、入社したらやりたいことのフレームワークに沿って書くと分かりやすいでしょう。やりたい仕事内容や事業を端的に述べる。自分の強みをどのように活かすかを伝える。目標とそのための行動を示す。以上の流れに従って詳しく解説していきます。やりたい仕事内容や事業を端的に述べるまずは結論を端的に述べることが大切です。やりたい仕事内容や事業を盛り込むことで企業理解をしていることのアピールになり、面接官も実際に働いている姿を想像しやすくなります。また、やりたい仕事内容や事業を述べる際には必ず理由やきっかけとなる経験と合わせて伝えましょう。やりたい動機が強い程、面接官も「確かにその理由なら弊社で働くのがベストだろう。」と評価をしやすくなります。自分の強みをどのように活かすかを伝えるエントリーシートではできるだけ自己PRするべきだと考えられます。企業側はなるべく多くの観点から就活生のスキルや性格を知り、自社で活躍できるかどうかを見極めたいためです。単純にやりたいことを伝えるのではなく、自分の強みを活かすことでどのように利益に繋がるかを伝えましょう。志望動機やガクチカ同様具体的に書くことが大切です。目標とそのための行動を示す具体的かつ長期的な目標を設定すると良いでしょう。自分の成長のために必要なことを把握し、計画を立て実際に行動に移せるような人材はとても意欲的に映るためです。目標を達成する過程まで詳しく考えられていると、具体性があり説得力が増します。具体的なキャリアプランを語るためには、事業内容はもちろんのことキャリアステップや仕事内容を理解する必要があるため、業界研究・企業研究は非常に重要です。ES設問(4):内定者の回答以下のエントリーシートでは入社後やりたいことを志望動機、企業理解が伝わるようにまとめられています。予備校の業務で、生徒の悩みを聞いて課題を発見して解決することで生徒が成長することにやりがいを感じ、今後は「人や社会の大きな成長をサポートができる仕事」をしたいと考えています。海外で働くことで異なる環境に身をおくことで多くの経験と視座を高め、貴社の従業員として幅広い顧客に対して新しいビジネスへ一歩踏み出す勇気を「保険」という手段で支援し、「いざ」という時にお守りできる存在になることを実現したいです。東京海上日動20卒グローバルコース本選考ES東京海上日動の内定に近づくために東京海上日動のESを書くにあたっては、以下の3つのポイントが重要になります。(1)求められている情報を過不足なくシンプルにまとめる設問ごとにどんな情報を書くべきか(≒どんな情報は不必要か)を確実に見極め、わかりやすくシンプルに記述する。(2)「学生時代頑張ったこと」をブラッシュアップする「学生時代頑張ったこと」のエピソードを磨き、精度の高い回答をつくりあげる。(3)東京海上日動が求める3つの素養をアピールするまた、「学生時代頑張ったこと」のエピソードを語ることで、自分が以下の3つの素養を持った人材であることを示しましょう。先読みの姿勢で課題解決をリードする力多くの気づきを得て、柔軟に思考・行動する力顧客とのあいだに信頼関係を構築する力東京海上日動の選考は、「学生時代頑張ったこと」、ひいては”WhoAreYou?”をひたすらに追求します。で提案した「学生時代頑張ったこと」のフレームワークを活用し、魅力的なESを完成させましょう。また、「実現したいこと」の設問ではを参考に以下のフレームワークを活用するとよいでしょう。「実現したいこと」のフレームワーク(1)やりたい仕事内容や事業を端的に述べる(2)自分の強みをどのように活かすかを伝える(3)目標とそのための行動を示すぜひこの記事が皆さんの助けになれば幸いです。合わせて以下の記事もご覧ください。東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから東京海上日動火災保険の合格者ESはこちらから損害保険業界まとめ記事東京海上日動の選考対策
- 東京海上日動火災保険の選考別対策丨ES・筆記試験・面接まで 33,984 views 東京海上日動火災保険の本選考ES一覧はこちら「文系だからとりあえず金融」という考え方を持つ就活生は未だに多い気がしますが、そういった就活生に人気の高い業界の一つが損害保険業界だと思います。中でも東京海上日動火災保険(以下、東京海上日動)は、業界内のリーディングカンパニーであるだけでなく、いわゆる「マリンブランド」も相まってか毎年かなりの数の志願者を集める人気企業になっています。単なるミーハー精神や憧れで終わらせないためにも、こちらの記事から求める人物像の理解、及び各選考フローでのポイントを掴んでいただければと思います。【本記事の構成】・東京海上日動が掲げる、求める人材像・東京海上日動のビジネスモデル・東京海上日動が求める素養・東京海上日動の本選考フロー、採用数・東京海上日動の本選考エントリーシート対策・東京海上日動の本選考筆記試験形式・東京海上日動の本選考面接対策・「最高の自己分析のツール」という意味でのリクルートとの共通点・最後に東京海上日動が掲げる、求める人材像まずは、採用ホームページに掲載されている求める人物像について見ていきます。当社が求めている学生は、一言で言うと「自ら考え、発信し、行動する個性豊かな学生」です。言い換えれば、常に問題意識を持ち、自ら考え、解決策を創り出せる人。そのためには、さまざまな事柄に「気づく力」が必要です。世の中には日々新たなイノベーションが創出され、当社も新たな事業領域やビジネスモデルに挑戦するなかで、主体的かつ柔軟に新たな役割や課題を創造し、未知の領域に果敢にチャレンジできる多様な人材が求められています。(中略)「保険」という形のない商品を扱う当社にとって、「世のため、人のため」という姿勢で社会全体に貢献しようという志を持ち、厚い信頼を勝ち得る「人材」は最も貴重な会社の財産です。出典:東京海上日動がめざすものかなり直接的に求める人物像について示されている印象があります。東京海上日動の求める人物像を語るうえでは、の3点がキーワードになるようです。次に以上の3つを踏まえ、東京海上日動のビジネスモデルとそれに基づく働き方から、求める人物像を具体化していきたいと思います。東京海上日動のビジネスモデルでは、東京海上日動のビジネスモデルを、①収益源、扱う商材、②商材・サービスの提供方法の2つの観点から説明していきます。東京海上日動の収入源、扱う商材東京海上日動を始めとした保険業界(生命保険も含む)の最大の収入源は保険料収入です。保険商材をもとに加入者から集めた保険金額から、支払保険料を引いたぶんが正味収入保険料の大部分になります。また、保険料収入と比べると大きく額は下がりますが、資産運用における収益も収益源の一つになります。東京海上日動では保険料収入の中でも自動車保険の割合の高さが特徴ですが、火災・地震・コンピューター犯罪など、保険料の収入源は幅広く存在しています。東京海上日動の商材・サービスの提供方法損害保険業界のクライアントは個人・法人の双方が存在しています。やや古いデータではありますが、代理店数でみると個人51.9%法人48.1%と両者の数は近しいものになっているようです。参考:わが国損害保険業における募集チャネルと費用効率性に関する検証損害保険業界の最大の特徴の一つとして、代理店扱の収入割合が非常に高いことが挙げられます。そのため、代理店営業をして保険商材を売り込む業務をしている社員もそれだけ多いと言えます。インターン等ではどちらかと言うと新商品開発といった華やかな業務を体感するコースが多い印象がありますが、実際商品開発に携わる部署につくのは大学院で数理学・数理統計を学ぶなど専門知識がある人がほとんどであり、基本は代理店営業としての働き方が中心になる点は認識しておくべきだと思っています。また、営業職に次いで多いのが損害サービス部門への配属です。加害者・被害者の間に入り、事故に関わる情報収集を行ったうえで、保険料の支払いまでを請負うことになります。東京海上日動が求める素養続いて、先ほど紹介した東京海上日動の求める素養をビジネスモデル・働き方を踏まえ具体化していきます。①自ら考え、行動できる人材こちらはいわゆる「主体性」が求められているのだと言えます。「言われたからやる」というような受動的な姿勢ではなく、クライアントの求めているもの・必要としているものについて先読みの姿勢から提案・解決に向けて働きかけていく力が求められていると言えるでしょう。この素養は営業職であればある程度どの企業でも共通して求められますが、「リスク」を扱う損害保険業界では特に求められていると考えられます。存在はするが顕在化していないものが「リスク」であり、各案件で潜在するリスクやクライアントが抱える課題感を読み取る力は特に求められていると考えられます。②個性豊か、多様な人材こちらは人事メッセージ中の「気づく力」という言葉にも関連する内容です。例えば損害サービス部門で保険料を支払う業務に携わるにしても、その事故現場に社員自ら遭遇するというわけにはなりません。それに対して早い段階から「気づき」を得るためには、あらゆる観点から物事を把握する姿勢が必要であり、そういった意味でも人材の多様性が求められていると考えられます。また、以下の社員インタビューにあるように、近年の社会の動きから企業が直面しうるリスクは多様化していると考えられます。それに対する気づきを得て、柔軟に思考・行動していくためにも、同様の人材が求められていると言えるのではないでしょうか。何よりも大切なのは、クライアントが気付いていないリスクも含め、その経営に関る数十数百のリスクを洗い出し、その中から真のニーズや課題を的確に把握することです。参考:社員紹介パーソナル営業部門③厚い信頼を勝ち得れる人材クライアントと信頼関係を構築することは、営業職としてはほとんどの業界で必須の素質になります。東京海上日動の場合は、以下の社員が述べている企業としての歴史・ブランドというのが信頼関係の必要要因の一つでしょう。世界のインフラ整備を担う基幹企業と私たちがパートナーであるという事実。それは、歴代の先輩方一人ひとり「真のパートナー」として、これまでの一つひとつのプロジェクトに真摯に向き合い、誠実に最高品質のリスクソリューションを届けることで築かれた「信頼関係」に他なりません。参考:社員紹介コマーシャル営業部門例えば個人向けの商材で多くの割合を占める自動車保険の場合、販売会社の上司・経営陣クラスだけでなく、実際に消費者へ販売活動を行う社員に対しても信頼関係を構築することが必要になってきます。特にこの方が携わるようなインフラプロジェクトの場合、リスクが発生した際の影響度合いは非常に大きく、場合によってはその他あらゆる経済活動に及ぶことも想定されます。そのため、それを扱う相手として「この人ならば任せられる」という信頼感こそが、契約を締結・遂行していくためには必要になるのではないでしょうか。東京海上日動の本選考フロー、採用数本選考フロー次に本選考フローについて見ていきましょう。東京海上日動の一般的な選考フローは以下のようになっています。エントリーシート提出↓筆記選考↓面接(4~5回)↓内々定上記のフロー以外にも、内定者によると体育会系学生専用の特別ルートも存在するようです。また、複数回開催されるインターンに参加して優秀な評価を得た学生は早期にリクルーター面談が行われたり、面接2回で内定を獲得したという話もしばしば耳にします。参考:→リクルーター、及び面談を解説した記事です。企業側の意図、またそれらを踏まえた対策や心構えを解説しています。他にもインターン生限定の模擬面接会や懇親会も度々開催されるらしいので、インターンへの参加により本選考が有利に進むことは間違いないでしょう。参考:本選考レポート→本選考の対策としてインターンに参加した学生のレポートもあわせて参考にすると良いでしょう。採用数東京海上日動の募集職種は大きく①グローバルコース②エリアコースの二つに分かれています。また、グローバルコースの中でも2018年度は以下の区分に分けて募集を行っていました。・ジョブローテーションを通して様々な仕事を経験する「Grow-upエントリー」・アクチュアリーや金融工学など専門的な知識を必要とする「Specエントリー」採用人数ですが、2019年度の就職四季報によると以下の通りでした。こちらは男女文理別の採用実績です。男女比を見ると女性の採用数が男性のおよそ3倍前後となっています。次に、男女職種別の採用実績です。女性は殆どの方がエリアコースとして採用されています。この2つの採用実績から読み取れるのは、東京海上日動の収益の柱である代理店営業において、特定の地域で深く働くエリアコース人材が代理店との関係構築に大きな役割を果たしていそうということです。東京海上日動の本選考エントリーシート対策続いて、本選考においてまず避けては通れないエントリーシートについて直近の設問を紹介し、全体について解説を加えます。東京海上日動のエントリーシート設問(1)大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください。(150文字以内)(2)上記(1)でお答えいただきました3つの取り組みのうち、最も力を入れた取り組み1つを下記より選択してください。(3)上記(2)でお選びいただきました取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(250文字以内)(4)その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。(400文字以内)求められる素養を踏まえたエントリーシート回答方針考察◆設問の全体感東京海上日動のエントリーシートでは、インターン・本選考関係なく、志望動機が一切問われない点が最大の特徴として挙げられます。全て学生時代頑張ったことについて問われています。そして、その経験の中でも、「イメージができるように」「きっかけ・背景」など、設問ごとに書くべき内容が細かく指定されている点も特徴と言えます。「」でも述べたように、東京海上日動の面接は学生時代の経験を通して、学生の価値観や行動の再現性、判断軸など事細かにチェックすることで有名です。ちなみに、設問内容とは直接関係ありませんが、広報活動解禁直後に開催される同社の就活セミナーによると、誤字・脱字・表現の間違いはそれだけで減点対象とするという旨が明確に述べられていたようです。内容の深さ以前のこういった事項でマイナス評価を受けることのないよう、当たり前ですが送信前に慎重に文言を確認することが通過の前提になるでしょう。◆求められる素養と結びつけた回答方針学生時代頑張ったことのみの設問となっていることから、求める素養のうち主体性と信頼関係構築力について発揮した経験について示せるといいでしょう。両者については、「自らの働きかけにより周囲から信頼を勝ち取ったエピソード」とまとめることができると思います。東京海上日動レベルの企業になると、「信頼を得ることが大切」といった気づき・感想レベルではなく、「」にあるような方法論にまで落とし込む必要があります。そのため、必ずしも「信頼を得た」成功談でなくてはならないわけではなく、「信頼を失った」失敗エピソードについて述べてもいいと考えます。ちなみに「信頼」を重んじることで有名な三菱商事でも、過去には以下のような設問が課されたことがあり参考になる点も多いと考えます。あなたが『信頼』・『信用』を得た、もしくは失ったエピソードを教えてください。(300字以内)参考:【内定】エントリーシート東京海上日動の本選考筆記試験形式東京海上日動では、エントリーシート提出と同じタイミングで筆記試験が課されます。試験の形式は企業独自の問題形式で、いわゆる非言語に分類されるような種類が課されるようです。難易度に関しては多くの内定者が難しかったと語っているようです。例えばSPIで出題される問題は算数の知識で解ける問題が殆どですが、この筆記試験では中学数学以上の知識を問われる問題も出題されるそうです。また、問題の難しさ以上に制限時間に苦しめられる学生が多いようです。30分以内に全ての問題を解ききるのは非常に難しいようで、満点・完答を目指すのではなく、簡単そうな問題を選定し取り組んでいくことが一つのコツと言えます。多くの内定者が感覚値として5割程しか解けなかったが通過していたと述べているのでボーダー自体はそこまで高くないと考えられます。そのため、やはり満点を狙いにいくのではなく、如何に正答率を5割以上に持っていけるかが重要でしょう。また、選考フローによっては小論文試験を課される学生もいるようです。主に時事問題がテーマにされるそうです。しかし、内定者によると「小論文は殆ど書けなかったが面接では何も触れられなかった」と語っており、小論文の内容の巧拙はそこまで関係ないと考えられます。東京海上日動の本選考面接対策エントリーシートでは学生時代頑張ったことについてのみの設問で構成されていた東京海上日動ですが、面接では段階ごとに問われる指針が異なるようです。以下に、それぞれ個別の概要を示します。1次面接過去問◆過去の経験についての質問・学生時代頑張ったことを2分で説明・経験で苦労した点は何か・どういう思いでその行動を取ったのか・所属する団体でどのような役割を果たしているか◆あなた自身に関する質問・自身の強み/弱みとそれが発揮されたエピソード・「友人」と「親友」の違いは何と考えるか◆志望動機に関する質問・他社の選考状況◆学業に関する質問・ゼミでの研究内容について1次面接ではエントリーシートに記載した学生時代頑張ったことについての深掘りが中心に問われるようです。エントリーシートの段階から深掘りされている面も多いですが、他にも「その団体で発揮した役割」など様々なパターンで質問がなされます。やはり志望動機に関する質問はほとんどない一方で、「他社の選考状況と併願している理由を深く問われた」という学生の声も耳にしており、そのあたりはある程度面接官の裁量に任されている面が多いのかもしれません。東京海上日動らしい人物面での深掘りについても、一次面接から「友人と親友の違い」など想定→暗記のプロセスでは対応できないであろう質問が多く問われます。2〜3次面接過去問◆過去の経験についての質問・一次面接で述べた経験以外で学生時代頑張ったことを説明◆あなた自身に関する質問・自分はどういった性格だと考えているか→それが培われたきっかけは何か・どういった家族か説明◆志望動機に関する質問・他社の選考状況◆学業に関する質問・中学、高校ではどのように学問に取り組んでいたかエントリーシートで複数の経験について挙げる設問が冒頭にあったこともあり、一次面接で中心的に深掘りを受けたエピソード以外について説明を求められることがあるようです。これより、段階が違えど面接官同士で回答内容や印象を情報共有していることが想定されます。すなわち、一つの面接で話の一貫性を持たせることはもちろんですが、各面接同士での一貫性も意識するよう、その場しのぎで済ませるような回答は避けるべきだと考えられます。また、単一の経験ではなく複数の経験について問うことで、エピソードから感じ取れるその人自身の人柄をより深く知ろうという企業側の意図が読み取れます。大学入学以前の経験については、2次面接からはより深く問われる傾向にあるようです。幼少期や家族内におけるエピソードも含め、両親から自己についてフィードバックを受けるなど徹底した自己分析が求められるでしょう。最終面接過去問◆過去の経験についての質問・今振り返ってもそのやり方が最善策だったと言えるのか◆あなた自身に関する質問・人生のターニングポイントでどのような意思決定をしてきたか・他者からみた自身の人物像について・幼稚園は楽しかったか・幼少期はどのような子供だったのか・小学生から遡り、自分を成長させた最要因は何だったか◆志望動機に関する質問・OB訪問は何人したか・本当に弊社に来る気があるのか→そう思わせる理由は何か・直近で受けている企業と志望度の順位付け・逆質問最終面接は多くの企業で志望動機を深く問う傾向にありますが、東京海上日動では自己に関する深掘りの水準が最も高まるフローだと言えるでしょう。「幼少期」からの価値観というざっくりとしたものだけでなく、幼稚園時代のエピソードなどそれぞれについて具体性を持たせたうえで説明していく必要があるようです。志望動機については、「他社の選考状況」と「第一志望か」という2点が軸に問われています。「取組みたい仕事」や「キャリアプラン」など志望動機の他項目についてはそれが直接問われることはそこまでなさそうです。しかし、志望度の高さを示すうえでは単に「第一志望です」と述べるのではなく、こういった内容も加えつつ論理的に説明することが求められるでしょう。東京海上日動については内定拘束についても様々な話が飛び交っており、第一志望であることを伝えないと内定を得ることは難しいかもしれません。また、一般的な面接対策に関してはこちらの動画でわかりやすく解説していますので、本記事と併せてぜひご覧ください。「最高の自己分析のツール」という意味でのリクルートとの共通点東京海上日動ではネームバリュー・企業ブランド・給与の高さといった基準から志望している学生も多く、併願先としては同じく金融のメガバンクや野村證券、総合商社や広告代理店といったミーハー学生の行き先としてありがちな企業の一つという印象があります。ここではそういった業界・企業ではなく、人材業界大手のリクルートを併願先として受けてみる可能性について説明します。東京海上とリクルートの併願1:「あなた」を問う面接の方針が近しいここまで見てきたように、東京海上の面接では「あなた自身」についての質問が深くなされ、志望動機についての説明は比較的重要視されていない印象が窺えます。リクルートの場合もこれに近しいところがあり、"Whoareyou?"という採用キーワードからひたすら学生時代や幼少期の経験について深掘りをするという形式が取られています(カンパニーによって採用方針に差はあります)。実際、志望動機を一切問われずに内定獲得に至ったという学生の話もあります。リクルートグループでは書類選考が自社商材であるSPIテストセンターのみでエントリーシートがない、もしくはリクナビのOpenES程度という点では違いがありますが、自身と深く向き合うという意味では共通点が多い2社だと考えます。また、両者は「」という軸に合致した企業であり、個別の対策が必要な点も少ないため、両方受けて準備面での負担が増えるという部分も少ないと考えます。東京海上とリクルートの併願2:「営業」としての覚悟を示す先述の通り、東京海上日動の働き方の基本は代理店営業です。「マリンブランド」と言われると何だか格式高く洗練された姿をイメージする方も多いのですが、実際は営業としての数値成果を強く求められるというケースが一般です。リクルートも同様に、「リクナビ」「ホットペッパー」「SUUMO」といった代表的なサービスがまず浮かぶかもしれませんが、実際は営業会社としての即面が強いというのが働き方としての現状です。もちろん、以下の記事にあるように企業の置かれている市場動向等によっては求める人材像は変化することもあります。しかし、あくまでビジネスの基本は営業であり、基本的に無形商材を扱う両社では営業マンとして成功する人間力を持った人材を欲していることは間違いないと考えます。単なる企業ブランドや自社商材だけの魅力を語るよりは、営業としての素質という点から一見あまり関係のない両社に目を向けてみる方が、より納得感のある選択ではないでしょうか。参考:→市場動向によって求める人物像は異なります。今回はリクルートを例に、企業が求める人材の変遷を提示します。東京海上とリクルートの併願3:多様な人材に沿った形求める素養の項目や「」でも説明したように、東京海上日動では採用において人材の多様性を重要視していると考えられます。「リクルートからも内定を得ていますが御社の方が志望度が高く...」のように両社を併願している就活生は少ない印象があるため、リクルートが評価した人材として「採用したい」と思わせる一因になる可能性も想定できるでしょう。また、リクルート自体もカンパニーごとに性格が異なるぶんホールディングス規模で見れば人材の多様性は重視されていると考えられます。両社を受けることで片方の選考で得た内容をもう片方に活かせる点も多いと考えられます。参考:→リクルートは共通して「成長意欲の高い人材」を求めています。しかし、実はカンパニー毎に全く雰囲気が異なります。本記事を読み、自分がどのカンパニーに向いているか考えると良いと思います。最後に多くの就活生が「憧れ」を抱く東京海上日動ですが、同時に憧れだけでは受からない企業でもあります。大切なのは憧れといった「想い」ではなく、自身の過去にしっかりと向き合った地に足がついた徹底した自己分析です。人気企業ということもありunistyleで同社や同業界にフォーカスした記事も多く掲載しておりますので、そちらも合わせて皆さんの選考に役立てていただければと思います。参考:東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- 東京海上日動火災保険のインターン選考(ES・面接)対策 54,354 views 東京海上日動火災保険のインターンエントリーシート(ES)一覧はこちら日本における3大メガ損保の一角にして損害保険のリーディングカンパニーである東京海上日動火災保険。エリート志向の社員が多く働くその社風など、「マリンブランド」に憧れる就活生によって毎年非常に高い人気を誇り、マイナビ・日本経済新聞による2021年卒人気企業ランキングの文系総合で3位にランクインしています。東京海上日動火災保険のインターンは例年、参加者の中で優秀な学生にはリクルーターが付き、その後の本選考が非常に有利に進むこともあり、就活生からの人気も高く倍率も非常に高いものとなっています。本記事では、損保業界、東京海上日動火災保険の概要から、インターンの内容・選考対策をご紹介します。本記事の構成●損害保険・損保業界とは●東京海上日動火災保険とは●東京海上日動火災保険のインターン内容●東京海上日動火災保険の求める人物像●東京海上日動火災保険のインターン選考フロー●東京海上日動火災保険のインターン選考:エントリーシート(ES)対策●東京海上日動火災保険のインターン選考:面接対策●最後に※本年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、企業の採用・選考活動に大きな影響が出ております。そのため、今後の状況が新型コロナウイルス感染拡大の状況次第で変更する可能性があることを念頭に置かれますようお願い致します。損害保険・損保業界とは損害保険とは、自然災害や自動者の衝突事故など、偶然の事故により生じた損害を補償するものです。世の中には様々なリスクが存在します。例えば個人であれば事故・盗難のリスク、そして企業であれば火災や輸送事故、故障といった予期せぬリスクです。このようないつ起こるかわからないリスクに備え、万が一の時に保険金の給付を通じて、人々の暮らしや企業活動を守り、安心を提供することが損害保険の役目です。この損害保険を扱っているのが損保業界となります。損保業界で働く新卒入社の社員の多くは「営業部門」と「損害サービス部門」のどちらかに配属されます。ここで東京海上日動の新卒採用HPを参考にしながら、実際にどのような働き方をするのかを確認していきましょう。営業部門リスクコンサルティングを行いお客様のニーズに合った最適な保険商品の提供、事故を未然に防ぐための提案を行っています。営業には、主に2つの業務があります。まずリスクコンサルティング。お客様のさまざまなリスクを分析し、ニーズを把握して、最適な保険商品を提供していくと共に、事故を未然に防ぐための提案も行っていきます。もう一つが販売網の拡充・強化。お客様と直接の接点を持つ代理店の販売力を強化するために代理店のサポートを担当しています。営業は、担当する分野により3つの部門(パーソナル・コマーシャル・ディーラー)に分かれています。・パーソナル営業部門地域ごとに所在する企業や個人のお客様に対して、代理店を通じて保険の提供を行います。・コマーシャル営業部門商社、航空業界など業種単位で大企業を担当し、企業代理店と共にコンサルティング営業を行います。・ディーラー営業部門自動車メーカーやカーディーラーをお客様、もしくは代理店として担当しています。参考:【東京海上日動火災保険新卒採用HP】部門紹介損害サービス部門単に事故解決に向けてのサポートだけでなく、事故に遭って動揺しているお客様にご安心していただけるように心掛けています。事故報告の受付から保険金の支払までを担当し、弁護士、医師、公認会計士、税理士などの社外ブレーンと連携して、事故の迅速、円満な解決に向けたレベルの高いサービスを提供しています。また豊富な事故データをベースとした事故防止策の提案を営業と連携して行っていくのもこの部門の役割。損害保険はカタチのない商品。保険商品の品質を決定づけるのが損害サービスであり、損害保険会社の品質はこのサービスで決まると言っても過言ではありません。参考:【東京海上日動火災保険新卒採用HP】部門紹介要するに、営業部門は予期せぬリスクに備えたい顧客に対して損害保険の提供を行い、損害サービス部門が事故発生後におけるサポートを行うということになります。また、東京海上日動火災保険・三井住友海上・損保ジャパン(旧:損保ジャパン日本興亜)の3社が3大メガ損保として有名となっております。本記事では、そんな3大メガ損保の一角である東京海上日動火災保険について紹介していきます。参考:東京海上日動火災保険とは東京海上日動火災保険は1879年に設立された歴史ある会社です。現在では、東京海上ホールディングス傘下の完全子会社となっております。欧米を中心とした貿易によって発展を遂げた明治時代において、東京海上日動火災保険も海上保険会社として欧米市場に進出し、日本の発展を支えてきた歴史があります。以降、東京海上日動火災保険は業界のリーディングカンパニーとして圧倒的なプレゼンスを示しており、2018年度の正味収入保険料は2兆1,666億円と保険業界の中で1位です。また、従業員の数は単独で17,103名(2019年3月末)、グループ全体で40,808名となっており、世界45の国・地域で800超えの拠点を持つなど、圧倒的なプレゼンスを武器に国内外において顧客を支えるネットワークを構築しています。参考:東京海上日動HP:数字でわかる東京海上日動そんな日本を代表する損保会社の東京海上日動火災保険では、個人向け・法人向け両方の保険商品を扱っています。主力商品としては以下のようなものがあります。【個人向け】・トータルアシスト超保険(さまざまな保険商品をひとつにまとめたもの)・トータルアシスト自動車保険・ちょいのり保険(一日だけ加入できる自動車保険)etc【法人向け】・超ビジネス保険(中小企業向け)・TAP(法人向けの自動車保険)・超Tプロテクション(従業員が被った業務上の災害を補償するための商品)etc参考:東京海上日動HP東京海上日動火災保険では大きく「営業部門」「損害サービス部門」「コーポレート部門」の3つの部門に分かれています。以下では各部門の主な事業内容を紹介します。【営業部門】・リスクコンサルティング(最適な保険商品を提供するとともに、事故を未然に防ぐための提案を行う)・販売網の拡充・強化(クライアントと直接接点を持つ代理店ネットワークを強化する役割を担う)【損害サービス部門】・弁護士、医師、公認会計士、税理士などと連携し、事故の加害者となったクライアントや被害者となった相手方の不安や不満を解消し、円満な解決に導くためのサービスを提供【コーポレート部門】・商品開発・経営企画・財務東京海上日動火災保険のインターン内容ここでは、東京海上日動火災保険の22卒向けインターン内容について紹介していきます。東京海上日動火災保険の22卒向けインターンでは、「TOKIOMARINEプレミアム・インターンシップinSummer」と「TOKIOMARINEインターンシップ2DAYS(全国支店開催)」の2種類が開催予定とされております。各インターン内容についてそれぞれ詳しく紹介していきます。TOKIOMARINEプレミアム・インターンシップinSummer◆開催日程・場所【札幌】9月9日(水)~11日(金)【仙台】9月7日(月)~11日(金)【東京】8月26日(水)~28日(金)、9月2日(水)~4日(金)、9月8日(火)~10日(木)【名古屋】9月7日(月)~11日(金)、9月14日(月)~18日(金)【大阪】8月19日(水)~21日(金)、8月26日(水)~28日(金)【広島】9月7日(月)~11日(金)、9月14日(月)~18日(金)【福岡】9月7日(月)~11日(金)※【東京】は本記事執筆時点(7月3日)で募集を締め切っております。◆概要1879年の創業以来、リーディングカンパニーとして日本の「近代化」、グローバル経済の「発展」を実現させてきた「TOKIOMARINE」。当社の様々なビジネスを実際の職場で体験いただく職場受入型インターンシップを開催します。「常識を覆す」「プロフェッショナルに挑む」をメインテーマに、「少人数のチーム」で各部門のプロと直に交流しながら、課題解決や新たなソリューション提供に挑戦していただきます。東京海上日動のビジネスフィールドの広さや影響力を感じていただくとともに、「社会で働く」ということを真剣に考えるきっかけにして欲しいと思います。◆募集コース【国内ビジネス編】日本国内を中心に事業展開するクライアントのリスクコンサルティングを担うセクション・コマーシャル営業部門・パーソナル営業部門【グローバルビジネス編】海外で事業展開をするグローバル企業のリスクコンサルティングを担うセクション・コマーシャル営業部門※TOEIC730点(相当)が応募目安となります。【損害サービス編】国内でクライアントに事故が生じた際に、保険金支払いや迅速・円滑な解決に向けたサービスの提供を行うセクションまた蓄積されたリスクデータベースやノウハウを活用した事故防止提案も行っている・損害サービス部門◆募集人数【札幌】20名程度【仙台】20名程度【名古屋】各回15名程度【大阪】各回40名程度【広島】各回15名程度【福岡】24名程度◆エントリー締切(締切日が早い順)【大阪】7月6日(月)午前9:00【札幌】7月13日(月)午前9:00【名古屋】7月20日(月)正午12:00【福岡】7月27日(月)正午12:00【仙台】7月31日(金)午前9:00【広島】8月6日(木)正午12:00参考:東京海上日動プレミアムインターンシップTOKIOMARINEインターンシップ2DAYS(全国支店開催)◆開催日程8月~9月※開催場所によって異なります。◆開催場所全国の各支店◆概要全国の支店で東京海上日動の仕事を2日間にわたって体験できる「TOKIOMARINEインターンシップ2DAYS(全国支店開催)」を開催いたします。当社支店にお越しいただき、実際の職場でビジネスを体験いただく職場受入型インターンシップです。2日間を通じて仕事のやりがいを知っていただき、多数の当社社員との交流を通じて「自由闊達な社風」「幅広い仕事にチャレンジしながら成長し続けられる風土」を感じてください。◆内容(1)「リスクコンサルティングビジネス」を実際に現場で行われた題材を通じて体験いただきます。(2)昼食を食べながら、当社の様々な分野で働く社員と少人数で話ができる「OB・OG懇談会」を開催いたします。(3)当社社員が働いている営業・損害サービスの現場第一線を実際に体験いただける「職場受入型プログラム」をご用意しています。※プログラムは一例です。開催支店により実際のプログラムは異なります。◆エントリー締切開催場所によって異なります。東北エリアのエントリー詳細はこちらから関東甲信越エリアのエントリー詳細はこちらから東海北陸エリアのエントリー詳細はこちらから中国四国エリアのエントリー詳細はこちらから九州エリアのエントリー詳細はこちらから参考:東京海上日動インターンシップ2DAYS(全国支店開催)東京海上日動火災保険の求める人物像ここでは、東京海上日動火災保険の求める人物像について考察していきます。東京海上日動火災保険の採用ページでは以下のことが述べられています。激動の時代のなか、「解のない世界」で成長を続けるには、多様な人が集い、一人ひとりが発意を持ち、それを受け入れ合うチームが必要であり、これこそがイノベーションの源泉だと考えています。当社には、“Failforward”“Failfast”(未来に向かって失敗する、早く失敗する)という考えのもと、まずはチャレンジしてみるという挑戦のDNAが受け継がれています。損害保険の次代の使命に応えるためには、社会的課題を解決して世の中をより良くしたいという志を原動力に、真の変革に挑める人材が求められています。(中略)当社では、新人から“自ら考え、発信し、行動する”ことが求められます。常に問題意識を持ち、自ら考え、最終的な解決策を創り出すこと。そのためには、さまざまな事柄に「気づく力」が必要です。自ら考えて、発信し、行動するから、責任ある仕事を任される。任されるから成功すると嬉しいし、失敗すれば反省から学ぶ。多くの気づきを得て自分のものとすることで、人としてストレッチできると考えています。引用:東京海上日動採用ページ上記の内容を踏まえを参考に考えると、下記のような特徴を持つ人材が求められると考えられます。関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができるリーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる東京海上日動火災保険のインターン選考フローここでは、東京海上日動火災保険の22卒向けのインターン選考フローについて紹介していきます。「TOKIOMARINEプレミアム・インターンシップinSummer」と「TOKIOMARINEインターンシップ2DAYS(全国支店開催)」の選考フローは同様の内容となっております。22卒向けインターン選考フローは以下の通りとなっております。22卒向けインターン選考フローエントリーシート(ES)提出▼書類選考等▼選考会(面接予定)▼最終合否連絡▼インターン参加エントリー締切日や開催日程等は開催場所によって異なっております。下記に載せてあるHP上から、参加を希望するインターンや場所ごとにそれぞれお調べください。参考:東京海上日動プレミアムインターンシップ参考:東京海上日動インターンシップ2DAYS(全国支店開催)続いて、以下ではエントリーシート(ES)対策について紹介していきます。東京海上日動火災保険のインターン選考:エントリーシート(ES)対策ここでは、東京海上日動火災保険の22卒向けインターン選考のエントリーシート(ES)対策について紹介していきます。「TOKIOMARINEプレミアム・インターンシップinSummer」と「TOKIOMARINEインターンシップ2DAYS(全国支店開催)」のエントリーシート(ES)の設問は同様の内容となっております。22卒向けインターン選考のエントリーシート(ES)の設問内容は以下の通りとなっております。学生時代に最も力を入れて取り組まれたことは何ですか?役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(150字)その取り組みの中で気付いたことを自由にお書きください。(200字)以下では設問への回答方法を解説していきます。エントリーシート(ES)の設問全体を通して、いわゆる「ガクチカ」が問われています。ガクチカを聞かれる意図としては(1)経験自体のレベル・スペックの把握、(2)自社に合う・マッチする人材か知るための2つがあります。挑戦したことを書く際は、「実績自体のインパクトがどれだけあるか」「書いてある内容から思考力・考えの深さ・人柄を示すことができているか」に注意して書くようにしましょう。また、その際は東京海上日動火災保険の求める人物像を意識して書くと良いと思います。詳しい書き方は以下の記事・動画や下記のフレームワークを参考にしてください。参考:参考:具体的な設問の回答方法として、最初の設問には「役割、人数等具体的なイメージができるように」答えてくださいとあります。読み手が簡単にイメージできるよう具体的なシチュエーションや数字など盛り込み、読み手が初見であることを意識しながら書くようにしましょう。また、初見の人と自分のイメージが合致する内容を常に心がけましょう。2つ目の設問には、東京海上日動火災保険が求めている人材像を反映させながら書いていくと良いでしょう。東京海上日動火災保険の求める人物像は(1)「関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」(2)「リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる」(3)「今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」です。この3つの特徴を意識しながら2つ目の設問を考えましょう。実際に通過したエントリーシート(ES)のこの設問に対する回答は以下の通りとなっております。あなたが学生時代に最も力を入れて取り組まれたことは何ですか?役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(150文字以下)ゼミナールでの経験です。現在私が所属するゼミは5ヵ国20名が所属し「世界の社会課題に対する理解と、当事者として考える力を養うこと」を目的に活動しています。私はゼミ長として「一人一人が主体的且つ最大限に実力を発揮できる環境を作りたい」という理念を掲げ、ゼミ生のモチベーション向上に取り組みました。その取り組みの中で気付いたことを自由にお書きください。(200文字以下)物事を遂行する上で、周囲の人と良好な人間関係を築き、信頼構築を図ることの重要さを痛感しました。そして信頼を得るために意識すべきことは相手に対して「誠実に接し続けること」と自分自身が「前向きな努力を積み重ねる」ことにあるのだと学びました。加えて、何か状況を打破したい時や前向きな変化を望む場合には、相手に変わってもらうことを期待するよりもまず、自分が変わるべきなのだと気付きました。東京海上日動火災保険のインターンエントリーシート(ES)東京海上日動火災保険のインターン選考:面接対策ここでは、東京海上日動火災保険の22卒向けインターン選考の選考会(面接)対策について紹介していきます。22卒のインターン選考会の詳細が不明となっているため、以下ではunistyleのインターンレポートを参考に、例年の選考会(面接)の内容について紹介します。本年度と内容が異なる場合がございますので、参考程度にご覧ください。unistyleのインターンレポートはこちらから21卒対象の選考会(面接)では一次面接と二次面接がありました。それぞれ詳しく紹介していきます。一次面接ここで訊かれるのは「学生時代頑張ったことに関して」でした。答えた内容について深掘りされるようです。エントリーシート(ES)設問でもありましたが、ここでも「ガクチカ」が問われています。上述したガクチカのフレームワークを参考に、面接前にガクチカの答え方を構成しておくと良いでしょう。面接でのガクチカの答え方について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。参考:また、ここではコミュニケーションがしっかりとれているか、質問に対して適切かつ簡潔に答えられているかが選考の基準となっていることが予想されます。そのため、会話のキャッチボールを意識し、なるべく面接官に多くの質問をしてもらうことが通過の鍵です。通過者には後日、二次面接(最終面接)の案内が届きます。二次面接学生一人に対して面接官一人か二人で行われます。時間は30分程度です。この面接は特徴的で、就活生がどのような人生を送ってきたかを訊かれ、それに対していかに自分を分析できているかを問うものです。ちなみに志望動機と金融に関する知識は一切問われません。以下質問例です。・幼少期をどういった環境で過ごし、何を考えてきましたか?・小学生の時はどんな子供でしたか?・自分の強みや弱み(複数)はなんだと思いますか?・人生の数ある決断を、どういった思考のもとに決断してきましたか?・両親はどういった人ですか?・なぜ今の大学を目指しましたか?・小中高大において親友は何人ずついて、それぞれから自分はどんな人だと言われますか?学生時代の取り組みのみならず、生い立ちに関しても問われます。参考:自分の生い立ちを語ることで自己PRに説得力を持たせる方法学生時代の取り組みに関しては点や線ではなく、面で見ています。面というのはつまり、取り組みに対する深みを見ているということです。学生時代頑張ったことはどこの面接でも問われるので学生は準備すると思います。しかしそんなことは面接官も知り尽くしており、ここではその学生の価値観および事実の背景を確認することで、再現性を確認しています。本選考ではないものの、その学生が社会人になっても学生時代に作り上げた作品を再現できるかどうかを知るのは大事なことです。価値観のクセを見ているともいえるでしょう。きっかけと自分がなぜ考えに至ったのかを自分の言葉でしっかり伝えましょう。オリジナリティーを含めることが必須です。この面接では自己分析をし、自分の言葉で表現できるレベルまでいっていないとタジタジになります。幼少期に何を考えて行動していたかを訊かれるのはあまりない機会だと思います。その分得るものが多い面接です。参考:→実際に東京海上日動火災保険のインターン選考で体験した選考フローや聞かれた質問をまとめています。最後に今回紹介したのは損保業界でも日本3大メガ損保と呼ばれる企業の一つである東京海上日動火災保険です。上述したように、東京海上日動火災保険のインターンでは優秀な就活生にはリクルーターが付き、その後の本選考が非常に有利に進むこともあり、就活生からの人気が高く倍率も非常に高いものとなっています。この記事を通して「東京海上日動火災保険の企業理解・インターン選考対策」を理解していただき、"選考突破"を目指していただければと思います。関連記事東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからこちらの動画では、東京海上日動の選考対策を5分間で解説しています。エントリーシート(ES)や面接対策に、ぜひ役立ててください。
- 【24卒向け】23卒~21卒が東京海上日動火災保険の本選考各ステップで聞かれた質問まとめ45選 6,185 views 東京海上日動火災保険の本選考レポート一覧はこちら今回は24卒に向けて、unistyleに掲載されている直近3年間分(23卒~21卒)の本選考レポートを基にした独自調査を踏まえて、東京海上日動火災保険の本選考面接で聞かれる質問を各ステップごとにまとめました。24卒にとっては最新の面接過去問となるため、本記事を読んで対策を進めましょう。本記事の内容は、unistyle編集長Twitterでの以下の投稿内容と同一です。【#24卒向け/東京海上日動火災保険の選考フロー・各ステップ質問総まとめ45問】unistyle掲載中の直近3年間分の本選考レポートを独自調査!選考フロー・各ステップでの質問を把握し、戦略的に内定を勝ち取ろう!東京海上日動火災保険の本選考レポート詳細はこちらhttps://t.co/tEgVO4sabLpic.twitter.com/fk5otFe7I7—郡山隼人@就活サイトunistyle編集長(@unistylehyt)May24,2023unistyleでは企業別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。東京海上日動火災保険のグループでも、選考に関するトークが活発に交わされています。下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。注意点今までにunistyleに寄稿頂いた本選考レポートを基に記事を作成しています。情報の精度には最大限注意しておりますが、本記事掲載情報には誤りがある可能性があります。また、選考エリア(関東・関西)、選考コース(グローバル・エリア)、インターン参加有無等により選考フローが異なる場合があります。さらに、卒年度が異なるため24卒本選考の際には選考フロー等が変更になっている場合があります。本選考レポートを基にした独自調査の結果のため、あくまで参考程度にとどめて頂きつつ、必ず"各社から発表している一次情報"をご確認下さい。本記事の構成東京海上日動火災保険の選考フローを独自調査選考ステップ(1):一次面接(ガクチカ)選考ステップ(2):二次面接(幼少期)選考ステップ(3):三次面接(逆質問)選考ステップ(4):四次面接(最終面接)選考ステップ(5):人事面談最後に東京海上日動火災保険の選考フローを独自調査unistyleに寄稿頂いた本選考レポートの直近3年間分(23卒~21卒)を独自調査した結果、東京海上日動火災保険の最も標準的な選考フローは以下のようになります。選考ステップ(1):一次面接(ガクチカ)unistyleに寄稿頂いた本選考レポートの直近3年間分(23卒~21卒)を独自調査した結果、東京海上日動火災保険の最も標準的な一次面接は以下のようになります。人数・時間・場所学生1名、社員2名、(支社/対面/30分)選考の概要・雰囲気ESに書いたガクチカ3つの中から1つを徹底的に深堀される。ガクチカを3つ質問された人もいた、とのこと。コンピテンシー(成果を発揮できるのか)が重視されていた。ガクチカを深掘りすることによって、最適解を導くまでのプロセスをあぶりだされた。質問一覧・学生時代に力を入れて取り組んだことの深堀・各ステージでどんなことにモチベーションを感じてどんな選択をしてきたか?・なぜそのガクチカをしようと思ったのか?・ガクチカ経験の中で苦労したこと・困ったこと、それをどのように乗り越えたのか?また、それを働く中でどのように活かせるか?・ガクチカ経験の中で周りとの反発はあったか?あった時にどのように対処したのか?・ガクチカ経験の中の組織の中での役職はなんだったか?・リーダーとフォロワーとして必要なマインドセット・ガクチカ経験の中で見えてきた自分の長所・短所結果連絡当日(6/1から面接の場合は即日結果通知、翌日面接が最終迄続く)選考ステップ(2):二次面接(幼少期)unistyleに寄稿頂いた本選考レポートの直近3年間分(23卒~21卒)を独自調査した結果、東京海上日動火災保険の最も標準的な二次面接は以下のようになります。人数・時間・場所学生1名、社員2名(支社長・部長)、(支社/対面/1時間半)選考の概要・雰囲気幼少期面接。小学校からの自己分析を徹底的に深堀される。幼少期、家族や身の回りの友達との関係性、人生観に関する質問がメイン。人物重視であり、同時にストレス耐性も見られている。質問一覧・直前に書いた作文に関する説明と深掘。・あの時なぜあの選択をしたのか?・どういう経緯を歩んで今の自分があるか?・幼少期から現在までのパーソナルな深掘・人生の中で価値観が変わったタイミングを3つ教えて。・今の人格形成の元になるような経験はあるか?・最も挫折した経験は?さらに辛かった経験は?・親友から何と言われるか?・幼少期はどんな子どもだったか?・勉強は得意ですか?・小学生、中学生、高校生はどんな人でしたかなど・親友は何人いて、その定義は?・中学時代の親友は何人?・高校時代の親友は何人?・自分はどんな性格・特徴を持っているのか?・自分の長所・短所を自分視点と友人視点で教えて。・自分の長所・短所を3つずつ結果連絡当日選考ステップ(3):三次面接(逆質問)unistyleに寄稿頂いた本選考レポートの直近3年間分(23卒~21卒)を独自調査した結果、東京海上日動火災保険の最も標準的な三次面接は以下のようになります。人数・時間・場所学生1名、社員2名(部長・人事)、(支社/対面/30分)選考の概要・雰囲気逆質問メイン。志望度の高さが確認されている。最初に5~7分間ほどこちらから3つほど質問。なぜその質問をするのか、質問に対しての自分の考えを用意した方がいい。志望動機は聞かれないが、志望順位、OBOG訪問の有無、などが聞かれる。質問一覧・なぜその質問をしたのか?・その質問に対して自分ならどのように考えるか?・うちの志望順位は?・うちの会社でやってみたいことは?・なぜうちの会社なのか?・OB・OG訪問はしたか?・うちから内定をもらえたら就活を終えるか?結果連絡当日選考ステップ(4):四次面接(最終面接)unistyleに寄稿頂いた本選考レポートの直近3年間分(23卒~21卒)を独自調査した結果、東京海上日動火災保険の最も標準的な四次面接は以下のようになります。人数・時間・場所学生1名、社員1名(人事)、(本社/対面/15分)選考の概要・雰囲気最終面接はほとんど意思確認。本当に第一志望かどうか見極められている。面接に呼ばれた時点でほぼ内定が決まっているようだが、最初の方は選考要素もある。今までの選考時との矛盾点を作らないようにする。質問一覧・インターンで印象に残った人・現在の就活状況・覚悟はあるか?・いつまでに覚悟決める?・本当に入社する意向がありますか?・今、就職活動を終えても後悔はないか?・本当にこの会社でいいのか?・強い気持ちで働く事は出来るか?・もし内定の場合、入社するという意思は揺るがない確固たるものですか?・今日の面接で自分の事を100%伝えられたか?そうでないならば後は何を伝えたいか?結果連絡その場で内定通知選考ステップ(5):人事面談unistyleに寄稿頂いた本選考レポートの直近3年間分(23卒~21卒)を独自調査した結果、東京海上日動火災保険の最も標準的な人事面談は以下のようになります。人数・時間・場所学生1名、社員1名(人事)、(本社/対面/15分)選考の概要・雰囲気形式上の面接。選考要素は特になく、今後の動きの説明と改めての意思確認がメイン。質問一覧・現在の就活状況・内定承諾までの流れについて結果連絡その場で改めて内定通知最後に今回は東京海上日動火災保険の直近3年間(23卒~21卒)の本選考レポートを独自調査した結果を基に、選考フローや各ステップでの質問をまとめました。本記事を参考に面接対策を進めて、戦略的な選考突破を目指して頂ければと思います。関連記事東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- 東京海上日動火災保険の採用大学・文理・男女別採用人数|合格者ES付き 85,486 views 東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから東京海上日動火災保険(通称:マリン)は、日本の損害保険会社です。「東京マリン」のCMでもお馴染みの東京海上日動は、2020年度の東京オリンピックのゴールドパートナーでもあります。業界のリーディングカンパニーとして就活生からの人気も高く、早慶を中心とした上位大学の学生が多く受験することでも有名です。本記事では、東京海上日動の採用実績を採用大学・男女・文理別の3つの観点でまとめていきます。本記事の構成東京海上日動の採用大学内訳東京海上日動の男女別採用人数東京海上日動の文理別の採用人数東京海上日動の本選考レポート東京海上日動の本選考合格者ESさいごに東京海上日動の採用大学内訳ここでは東京海上日動の採用大学の内訳を紹介しています。各大学の詳細な人数は各大学のホームページを参照してください。・採用実績校一覧北海道大学、小樽商科大学、東北大学、筑波大学、東京大学、一橋大学、東京工業大学、慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、ICU、立教大学、明治大学、中央大学、法政大学、青山学院大学、学習院大学、名古屋大学、南山大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、広島大学、九州大学、西南学院大学ほか参考:就職四季報2020年度東京海上日動の男女別採用人数ここでは東京海上日動の男女別採用人数の紹介をしています。参考:就職四季報2020年度東京海上日動の文理別採用人数ここでは東京海上日動の文理別の採用人数を紹介しています。参考:就職四季報2020年度東京海上日動の本選考レポートここでは東京海上日動のグローバル職の内々定を獲得した20卒の体験記を一部抜粋して紹介します。東京海上日動火災保険の本選考レポートはこちらから本選考のフローについて結果連絡を含めてお答えくださいエントリーシート(2週間後に連絡)模擬面接(翌日に連絡)人事面接(2日後に連絡)最終面接(その場で握手)本選考のためにした準備についてお答えください東京海上は他の企業と異なり、どういう人柄かというのを圧倒的に重視している。そのため、幼少期面接がある。そこでちゃんと自己分析できていないと内定をもらうのはかなり厳しいので、ちゃんと準備したほうがいい。もう一つ大きな特徴としては入社してから何がやりたいかなどはほとんど聞かれないので、学生時代頑張ったことを磨くべきであると思う。他人と何を頑張ったのか、どう頑張ったのか、なぜ頑張ったのかについてちゃんと深掘りしておくべき。それぞれの面接およびGDについて、社員の人数および役職、面接を受ける学生の人数、面接会場、面接時間、質問内容、面接の雰囲気、面接の感想についてご記入ください。面接がない場合は「なし」とお答えください【模擬面接】面接官1:学生2(30分)5月上旬に突然電話がかかってきた。(おそらく体育会であるから)学生時代頑張ったことについて一人15分聞かれる。面接の雰囲気はかなり柔らかい。学生時代頑張ったことについて5W1Hで補強しながら説明できると評価される。具体的であればあるほど良い。【人事面接】面接官1:学生1(60分)5月中旬に模擬面接で評価されると人事面接がある。幼少期面接がある。どういう子だったのか、どういう家庭方針で育てられたのか、親友は何人いるか、どういう人が苦手かなど本当にその人のことのことを知るための質問。嘘をついてもいいが、一貫性を持たせるのはかなり難しいのでオススメしない。雰囲気は模擬面接よりは硬いが、そこまで硬くない。今から考えれば、面接官が採用リーダーだったのでここが一番の関門だったと思う。志望動機についても聞かれた。自分は第一志望であるといったが、他との比較を論理的に説明できず、説得力を持たせられなかった。【最終面接】面接官1:学生1(60分)6月1日に呼ばれていたので面接は15分ほどで終わった。相手は部長クラスで聞かれる内容はほとんど雑談で学生時代の部活についてや趣味などが聞かれた。部長との面接が終わった後、人事の方が来て志望度の確認を再三された上で内定を頂いた。本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えくださいちゃんと自己分析ができているか、そして内定をもらったら絶対に来るかという二点が重要。学生時代取り組んだことについてなぜやったか深掘りできているか、そして自分がどういう人間かということについてしっかり分析できていたと思う。また志望度に関しては他社との比較で東京海上が第一志望であることを説明できるように意識した。面接・GDなど各選考フローにおいて心がけていたことをお答えください自己分析を事前にできるだけして何を聞かれてもいけるという自信を持って面接に臨んだ。そのため、とにかく嘘はつかないように等身大の自分で臨むことを意識した。志望度に関しては気持ちを前面に出すというより論理性が何よりも説得力をあげると思ったので、徹底的な他社比較をした。東京海上日動の本選考合格者ESこちらでは東京海上日動の本選考合格者ESを3つ紹介します。東京海上日動の合格者ESはこちらから2020卒(総合職・グローバル)2020卒(エリアコース)2020卒(総合職)20卒東京海上日動火災保険(総合職・グローバル)この合格者ESはこちらから・大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください①〇〇大学〇〇部で副将を務め、選手や監督の意向を汲みつつ練習方法を考え、選手層の強化を図ったこと。②大学の〇〇部で、〇〇練習を重ねて〇〇を向上し、レギュラーの座を獲得しリーグ代表に選出されたこと。③個別指導のアルバイトで、幅広い学年や学力の生徒を担当し、個々に合った接し方や勉強法を模索したこと。・上記(2)でお選びいただきました取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください①について述べる。私は〇〇大学〇〇部で〇〇をしており、4年時より副キャプテンを務め、〇〇の練習体制やメニューを考えている。100名近くの部員の中で20名弱の〇〇を指揮している。練習内容については、少人数班でのミーティングや、選手・指導者との普段の会話で練習への意見を聞き、改善に繋げている。〇〇リーグにおいて勝つには、〇〇の底上げが課題だと感じている。そこで、下級生選手の育成を重視し、自身が控えからレギュラーに成長した経験を踏まえながら、効率的な練習体制を模索している。・その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください〇〇向上のため下級生の育成を目指す中、試合に出られない下級生のモチベーション低下がチーム全体に悪影響を及ぼしているという課題に直面した。ミーティングや普段の会話の中で、自分の課題やその克服のための練習方法が明確にできず悩んでいる、という下級生の意見も見られた。そこで「他学年の選手同士で活発に意見交換をする環境」「各選手が主体的に練習計画をする環境」を重視し、練習方法の見直しを行った。例えば、個人練習は監視の目がなくマンネリ化するという意見を受け、選手がペアを組み、各ペアでメニューを決めて練習する制度を導入した。初めは戸惑う下級生もいたが、上級生から率先してペアの相手と課題や練習方法について話し合い、学年を超えて切磋琢磨するようになった。この結果、下級生選手も一軍メンバー争いに加わるようになり、結果的にモチベーションが高まるとともに、〇〇のみならず、チーム全体のレベルが底上げされた。・グローバルコース従業員として、東京海上日動で実現したいことを教えてください特にコマーシャル部門から様々な企業のプロジェクトを支援したい。いかなる企業も、成長にはリスクを伴うと考える。そこで、損害保険を通してリスクヘッジに資することで、企業の成長そのものを支援することができると考えている。御社社員には、誠実さを第一とし、熱意を持って仕事に取り組む方が多いと感じた。私も、自社・顧客ともに信頼される存在となり、企業の抱える様々な課題を発見・解決して社会全体の発展に貢献したい。20卒東京海上日動火災保険(エリアコース)この合格者ESはこちらから・大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください・カンボジアでのインターンシップで、5人の仲間と商品の企画や開発、販売を行い、売上目標を達成したこと・〇〇〇〇〇を学ぶゼミで〇〇〇〇〇について考察し、3人で3万字の論文を作成したこと・広報としてゼミのSNSを運営し、ゼミ選びを行う下級生に向けて活動内容の発信を行ったこと・上記(1)でお答えいただきました3つの取り組みのうち、最も力を入れた取り組み1つを下記より選択くださいカンボジアでのインターンシップで仲間と協力し、目標の売り上げを達成したこと。「授業で学んだASEANを訪れたい」「自分にとって未知の場で成果を挙げたい」という思いから応募し、自費で参加した。ナイトマーケットで食品を100ドル売り上げることが目標であったが、そのためにはカンボジアの食文化や販売適正価格を知る必要があると考え、現地の大学生や50件の飲食店を訪ね、調査した。商品をおはぎ、綿あめ、揚げ出し豆腐に決め、各1ドルで販売したが、店舗の立地上、集客が難しいことが課題であった。店舗の移動が不可能であったため、私は人が多く集まる場所に出向き、売り歩きを行った。仲間にも協力を頼み、集団で売り歩きを行うことで、注目を集められるようにした。また、自ら話しかけて雑談をし、相手と打ち解けてから商品の提案を行った。結果、売れ行きは好調となり、売上目標の100ドルを超える133ドルを売り上げることができた。20卒東京海上日動火災保険(総合職)この合格者ESはこちらから・大学時代に力を入れて取り組んだことを3つ挙げてください学生団体の代表、ゼミ・研究活動、バンド活動・上記(1)でお答えいただきました3つの取り組みのうち、最も力を入れた取り組み1つを下記より選択してください学生団体の代表・上記(2)でお選びいただきました取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください私は大学3年生の約1年間、学生団体の代表としての活動に尽力しました。代表としては、個々のメンバーとの対話や他団体との交渉、またその中で生じた課題を解決するために団体内の諸ルールを策定したり、予算を編成したり、イベントを企画・運営したりすることです。こうした業務は代表に加え、副代表2人、書記・会計各1人の計5人で分担して実施され、私はその司令塔でした。団体全体では、約百人の人数規模があります。・その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください直面した課題の具体例として、規則の改正等を通じ、時代に合わせた行事の運営・方針転換に携わったというものがありました。団体ではほとんど毎月何かしらのイベントがあり、そうしたイベントの中には一部でその開催意義に疑問をもたれるものもありました。そこで、既存の行事に積極的な人とそうでない人とで対立が生じ、両者を一同に集めて議論できる場を設け、互いの利害調整に努めました。最終的に一つの行事の内容・趣旨を変更することで誰もが納得できる枠組みを策定しました。そもそも私が代表に立候補したのは、上下関係の厳しい組織で大学1,2年生の頃に理不尽な思いをし、自分が上級生になったらトップに立って雰囲気を変えたいと思った為でした。この時に趣旨が変わったイベントは厳しい上下関係の温床となっていた側面があり、私の取り組みによって組織全体の雰囲気が改善されたという評価もいただけて、代表としてやりがいを感じました。・グローバルコース従業員として、東京海上日動で実現したいことを教えてください私には「人々の豊かな暮らしへの期待を醸成し、誰もが安心できる社会を実現する」という夢があります。新しいことを始めるとき、不安でいっぱいになって「豊かな暮らし」を期待することは困難になります。私は幼少期を海外で過ごし、ずっと日本国内にいては感じられなかったであろう、目まぐるしく変化する世界の潮流というものを実感し、不確実な未来に不安を抱きました。私はそうした人々の助けとなる仕事がしたいです。さいごに東京海上日動は損害保険業界の中でも特に就活生からの人気が高いことで有名です。また、面接では幼稚園の頃の記憶や繰り返される何故など、厳しい質問が飛ぶことでも有名な為、徹底した自己分析が必要となります。本記事を参考の上、東京海上日動火災保険の理解と対策を進めていっていただけたらと思います。【参考】・・・・・
- 【東京海上日動(マリン)の特徴とは】業績や社風から見る就活対策・企業研究 53,709 views 東京海上日動火災保険の本選考ES一覧はこちら東京海上日動はその企業のブランドや年収の高さから就活生の中でも人気の企業です。unistyleでも「」などで紹介していることから、第1志望群とはいかなくても選考を受けてみたいと考える学生は多いのではないでしょうか。今回は、「」も参考にしつつ、東京海上日動の事業や社風、また選考についても掘り下げていきたいと思います。事業別利益と海外売上保有率単位:億円2003年2016年国内損害保険事業1,308(76%)1,652(45%)国内生命保険事業327(19%)404(11%)海外保険事業69(4%)1,578(43%)金融・一般事業17(1%)37(1%)参考:東京海上日動ホールディングスIR資料室2016年度の会社説明会資料によると、東京海上グループでは、以前から国内損害保険事業・国内生命保険事業・海外保険事業を3本柱として、地理的・事業的にリスク分散の効いたポートフォリオの構築に取り組んでいる点が特徴です。2003年度の事業別利益のデータをみると、全体の4分の3以上を国内損害保険事業が占めていましたが、2016年度にはグループ全体の利益を2倍以上に拡大したのとともに、国内外でバランスのとれた事業ポートフォリオの形成が進んでいるようです。損保業界決算数値東京海上日動HDMS&ADインシュランス損保ジャパン日本興亜正味収入保険料(億円)32,65530,78925,521海外収入保険料(億円)130403,3682,943海外売上高比率39.90%10.90%11.50%また「」にも記載されている上の表を見ると、競合他社と比較して、海外売上高比率を高めているのが特徴ともいえます。東京海上日動の求める人材以下では、東京海上日動が求める人材について考察していきたいと思います。当社が求めている学生は、一言で言うと「自ら考え、発信し、行動する個性豊かな学生」です。言い換えれば、常に問題意識を持ち、自ら考え、解決策を創り出せる人。そのためには、さまざまな事柄に「気づく力」が必要です。自ら考えて、発信し、行動するから、責任ある仕事を任されるし、成功すれば嬉しいし、失敗すれば反省もする。そのなかで、多くの気づきを得て自分のものとし、それを積み重ねることにより成長につながっていきます。また、東京海上グループは国内に留まらず、海外も含めた無限に拡がるマーケットで「世界トップクラスの保険グループ」を目指しています。さまざまな社会のニーズを汲み取り、実現していくためには人材の多様性が不可欠です。いろいろな個性が集まって初めて私たちのビジネスは成立するのです。当社には「人に言われてやるのではなく、自分が考えてやらないとつまらない」という考え方が根付いています。そういったことから、学生時代に「自らが主体的に行動して、さまざまな経験をし、多くの人と出合い、多様な価値観を認めることができる人」の方が、人間力に厚みがあると思っていますし、魅力を感じます。多くの「自ら考え、発信し、行動する個性豊かな学生」の皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。引用:東京海上日動ホールディングスHP上記述の会社HPの採用情報を参照すると「自ら課題を把握してそれに向けた行動をする主体性」を持った学生を求めていることが文章全体に一貫して書かれています。顧客が何を求めているのか・何を必要としているかを自らの働きかけで適切に汲み取って行動するというのは、ビジネスの核となる部分であり、保険業界限らずあらゆる業界で普遍的に求められる能力ともいえますが、東京海上日動では特に重視されていると読み取ることができます。さらに、「いろいろな個性が集まって私たちのビジネスは成立する」「多様な価値観を認めることができる人」という記述から、東京海上日動自身が多様な人材を求めているだけでなく、そのような人たちとしっかりと協力して仕事ができるという、幅広いチームワークのもと協力関係を築けるかという点も重視されていると読み取ることができます。また、前項で東京海上日動が海外売上高比率を高めているという点から、「多様な人材」というのを職場で共に業務を行う社員同士だけでなく、グローバルな視点でみた多様性という点で解釈しつつ考えていくことも求められるでしょう。以上の点を踏まえつつ「」に基づいて考えると、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」資質を持った学生を東京海上日動は求めていると考えられます。東京海上日動の社風について入社時は、コマーシャル営業部門に配属され、大手情報通信企業を担当。当時担当していたクライアントが海外の企業に買収され、数千億円規模の「通信インフラ」のリスクをカバーする「保険プログラム」が海外の保険会社に切り替えられてしまったことがありました。当社にとっては大打撃、私も相当なショックを受けました。その後、諦めることなく、クライアントへのアテンドを繰り返し、クライアントの「事故データ」「事業実態」に則したソリューションを粘り強く、何度も提案。その結果、当社のプログラムが再評価され、結果として1年後に海外の保険会社からの切り替えに成功、以前より大規模な「保険プログラム」をクライアントに提供することになったのです。クライアントのオフィスから出た直後に上司から「よくやったな!」と熱い握手を求められた瞬間、これまで経験したことのない「達成感」がこみ上げてきたことを今も鮮明に覚えています。この経験が、海外のメジャー保険会社と対峙した最初の経験であり、私のビジネスの原点になっています。引用:東京海上日動HP社員紹介私たち損害サービス部門では、入社1年目から価値観や年齢の異なるさまざまなメンバーをマネジメントしていく役割が与えられます。現在、私は職場を統括する責任者の一人として、20名近いメンバーをマネジメントしていく立場にあります。組織の方針や施策を立案し、それらをメンバーに浸透させるとともに、メンバーの人材育成にも力を入れています。当初はメンバーに対し、とにかくあるべき業務の進め方やより多くの業務知識を習得してもらうことに専念していましたが、メンバーの力をうまく引き出すことがでませんでした。試行錯誤を繰り返す中で、徐々にわかってきたことは、マネジメントにおいて大切なのは業務上の指導や支援だけでなく、日常の何気ないやりとりも含めて「自分をさらけ出し、相手の想いを受け止め、相手に真正面からぶつかる」ということです。最近はメンバーの表情やモチベーションに変化が見られ、パフォーマンスも格段に上がってきました。新人の時から多様なメンバーのマネジメント経験を積む機会を得たからこそ、実感できたことだと思います。引用:東京海上日動HP社員紹介保険業界というと、「堅い」というイメージをもつ方が多いと思われます。しかし、当業界のなかでも東京海上日動は、上記の社員紹介から読み取れるように、若い時期から大きな案件を任せられる機会も与えられているようです。そのため、挑戦的な姿勢も重視されていることが読み取れます。また、入社当初からあらゆる人材を受け入れてるというのも特徴的な社風の一つといえるでしょう。書類通過者のES解説ここまでは東京海上日動の事業内容と求める人材について紹介してきましたが。以下ではそれらを踏まえ、東京海上日動のESで書くべき内容について書類通過者のESを参照にしながら考察していきたいと思います。※下記に掲載しているES設問は2016年卒本選考の情報をもとにしています。設問内容は年度によって変更される可能性もありますのが、ご了承ください。(1)大学時代に力をいれて取り組んだことを3つ挙げてください。(150文字以内)(2)上記(1)でお答えいただきました3つの取組みのうち、最も力をいれて取り組んだ取り組みを1つお答えください。(3)上記(2)でお選びきただきました取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。(250文字以内)(4)その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。(400文字以内)(1)〜(4)まですべていわゆる学生時代頑張ったことについて取り組んだことについて問われています。しかし、ただ単に「学生時代に頑張ったことについてお聞かせください」といったような1つの質問ではなく、そのプロセスについて段階的に問われています。「」に照らし合わせてみると、(1)(2)(3)が①結論およびその具体的内容・(4)が③目標と困難④取組みと結果にそれぞれあたります。②・⑤については直接的には尋ねられていませんが、自身の経験により説得力をもたせアピールするには盛り込んだほうがいいと思います。このように、学生時代に頑張ったことについてのフレームワークにそった問いが小問として設定されていることで、基本の型にそったESを書くうえでのよい練習材料になるともいえる内容です。では、上記の4つの質問について、実際の書類選考通過者の回答をみながら解説をしていきます。(1)大学時代に力をいれて取り組んだことを3つ挙げてください。1テニスサークルにて主将を務め、「チームリーダーに必要なことは何かを考え、実行してきたこと」2短期留学やバックパックなどにより、「新しい環境に身を置くことで、自己成長をすること」3ゼミナールにて、「日本はどのようにすれば他国と対等且つ安全に貿易できるのか」について研究していること(2)上記(1)でお答えいただきました3つの取組みのうち、最も力をいれて取り組んだ取り組みを1つお答えください。1(3)上記(2)でお選びきただきました取り組みに関して、活動期間、役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。大学入学時より所属している「テニスクラブ」にて、大学二年の秋から一年間、主将を務めました。主将の主な役割は、大学内の16ものテニスサークルが出場する対抗団体戦での優勝に向けて、チームをマネジメントするというものです。具体的には、練習の運営、他サークルとの練習試合の調整などを行います。私が主将を務めた時には、全学年合わせて約200名が在籍しており、一人一人をマネジメントすることは困難でしたが、団体戦当日には約150名が応援に参加したことから、一体感を生み出すことが出来たと思います。(4)その取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。主将になった私には、高校時代からの課題として「チームマネジメントから逃げてきた」という現状がありました。そこで、これを機に課題を克服することを決意し、同時に学内団体戦でチームを優勝に導くことを目標に掲げ、以下の取り組みを行いました。一点目は、「喋る能力の向上」です。まず、最大の弱点であった「人に言葉で伝えること」を克服する取り組みとして、常日頃から「緊張しやすい場面で喋る」ことを心掛け、説明能力を身に付けました。二点目は、「競争と共存を取り入れること」です。まず競争については、代表選手の選び方を話し合いから、部内戦による実力主義へと変更し、個々の力を最大化しました。次に共存については、月に一度全員で練習し、その都度「優勝する」という目標を共有することで、チームに一体感をもたらしました。これらの結果、効果的なマネジメントを実現し、創部40年来初の優勝という成果を上げることが出来ました。参考:東京海上日動火災保険エントリーシート解説(1)では学生時代頑張ったことの内容について3つ挙げるよう指定されていますが、(3)(4)では(2)で選択した1つの取り組みについて深掘りという形で回答していきます。なお、残り2つの取組みについても面接の場では深掘りされる可能性がありますので、それらも一度フレームワークにそって整理しておいたほうがいいでしょう。この通過者は、大学時代のテニスクラブの経験から、多数の部員を率いるリーダーとして団体全体をまとめていったことについて述べられています。それにより生じたチームマネジメントという困難について乗り越えた取り組みについて(4)では述べられています。その取り組みの、「一体感に欠けた多数の部員をまとめて一つの目標についてチームで取り組んでいく」という点は先述の東京海上日動の求める人材のうち「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげる」ことができる(一体感に欠ける→一体感をもたらす=価値観が異なる人に対するアプローチ、学内団体戦の優勝=成果を出す)にそれぞれ合致しています。また、学内団体戦の優勝という目標に対して、「喋る能力の向上」と「競争と共存の取り入れ」という2つの解決プロセスを引き出しそれに対して自ら主体的に行動したという点から、2つ目の「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」という点にもすり寄せた回答となっています。企業の求める人材を意識して書かれた評価のできるESといえるでしょう。続いて、もう一つの例も見てみましょう。(1)携帯電話全4社のモバイルを取り扱う代理店での契約販売のアルバイト、フランス留学での語学勉強、さらにフランス留学先でフランスチェーンレストランのキュイジニエのアルバイトに大学時代力を入れて取り組みました。(2)携帯電話全4社のモバイルを取り扱う代理店での契約販売のアルバイト(3)大学1年生の冬から約11か月間、携帯電話全4社のモバイルを扱う代理店で契約販売員として働きました。4名の社員を含め毎日約7~9名のスタッフが常勤し、そのチームの中で私は接客販売と契約書手続き案内、開通作業を中心に、レジ、お渡し、在庫管理まで一連の作業に従事しました。お客様とのヒアリングを通して全4社の中でどの携帯会社のどの契約がお客様のニーズに一番合うかを考え、見つけ出し提案する事がこの業務における一番のキーポイントでした。また週末の混雑時はチームで連携しお客様の満足度を高める事が求められました。(4)お客様のニーズに最適な提案を見つけ出す事が一番の難点でした。多種他社の契約内容や商品知識の予習、他店調査を通した売り込みポイントのサーチには余念は欠かしませんでした。契約が取れず悩む時期は客観的に自身の販売スタイルを見直すため先輩方の業務姿勢を観察し積極的にアドバイスを求めました。予習した知識をただマニュアル通りにアウトプットするのではなく、いかにしてお客様とのヒアリングの中でその立場になって考える事が新たな発見と先見性の高い提案に繋がるという事を学びました。週末の混雑時はチームで連携し常にスタッフ同士で全体の状況を察知し、効率よく作業の分業化を指示し合う事でお客様の満足に繋がる環境作りができました。神奈川店舗エリアで契約獲得数3位に成長でき、問題を解決するために自ら働きかける行動力と、お客様やチームのスタッフの立場になって考え、求められているニーズを察知する広い視野を養う事が叶いました。参考:東京海上日動火災保険【内定】エントリーシート解説先ほどのESと同様、企業の求める人材の2要素を意識しながら回答できていますが、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」の方でより評価ができる内容です。先程のESでは、一体感に欠けるという課題について個人で行動されていましたが、こちらでは「チームで連携しお客様の満足度を高める」「スタッフ同士で全体の状況を察知」など、チームワークを重視した行動について明記されています。また、「多様な価値観」の対象について、他社他店についての知識やお客とのヒアリングをするというより高度な内容で取り組んでいるという点でもより高く評価できるESであるということがいえます。東京海上日動本選考について最後に、東京海上日動の選考方法についてみてきましょう。※下記の選考プロセスは2017年卒のものになります。◆選考プロセス(総合職)エントリーシート(数週間後に電話にて結果報告)→筆記試験(数週間後に電話連絡)→一次面接(数日後に電話連絡)→二次面接(数日後に電話連絡)→三次面接(翌日に電話連絡)→最終面接(翌日に電話連絡)参考:東京海上日動火災保険本選考情報東京海上日動はグローバルコースとエリアコースに採用が分かれて、それぞれ200名程度、300名程度が採用数になっているようです。エントリーシート提出後、通過者には東京海上日動が独自に作成した筆記試験が課されます。問題の内容はいわゆるSPIに近い内容なっているので、SPIの対策をしっかり行った上で筆記試験に臨みましょう。また、東京海上日動の選考は「人物重視」であり、前項目をみればわかるようにESでは志望動機について問われません。二次選考以降では、大学時代だけでなく、自身の幼少期や家族について問われることもあるとのことですので、自分史を作成するなどして自分がどういった人間か・どういった価値観をもっているのかといったところまで徹底的な自己分析をして準備しておくことが要求されます。最後にいかがだったでしょうか?多くの文系学生が受ける保険業界であるからこそ、他者との差別化をしっかりとはかって準備に取り掛かることが重要であると思います。そのうえで、本記事が東京海上日動の選考に臨む多くの人にとって参考となれば幸いです。参考:東京海上日動火災保険の選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから