アクセンチュア関連のテクニック
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- アクセンチュア(戦略コンサルティング)ES対策|必要なDNA・内定者回答例解説付き 59,116 views アクセンチュアはマッキンゼーやボストンコンサルティングのような純粋な戦略コンサルティングファームとは異なり、ITコンサルティング部門と戦略コンサルティング部門を保有している総合コンサルティングファームです。本記事ではアクセンチュアの戦略コンサルティング部門の本選考ESを解説していきます。良問がそろっていますので、コンサルティング会社が求める人材について振り返りながらどういった人材が求められているのか考えますので参考にしていただければ幸いです。【本記事のトピック】・アクセンチュアの設問・設問に対する考え方・アクセンチュアに必要なDNAに見る求める人材・アクセンチュア設問解説・最後にアクセンチュアの設問①「未来のアクセンチュアに必要なDNA」で最も共感しているものは何ですか。また、その理由を記述してください※改行せず文章は続けて入力してください。400文字以上600文字以下②あなたが過去にチャレンジしたことの中で直面した最大の困難は何ですか。また、それに対してあなたが何を考え、どう対処したか、その経験が今どのように活かされているかについて記述してください※改行せず文章は続けて入力してください。400文字以上600文字以下自己PRおよび志望動機とオーソドックスな設問ですが、「未来のアクセンチュアに必要なDNAで共感したもの」についてはしっかりと求められる人材を想定した上で書く必要があるでしょう。設問に対する考え方コンサルティング業界が求めている人材というと、「論理的思考力」ばかりが取り上げられており、多くの学生も机上の論理をどれだけうまく扱えるかをアピールしようとしがちだと感じます。でも書いた通り、コンサルティング会社で何より求められるのは「リーダーシップ」です。部外者という立場で、コンサルしている企業の中の人を動かすためには、提案のレベルの高さだけではなくこの提案であればうまくいくと不確実ながらも信じてもらいついてきてもらう必要があります。そのような提案をするためには高いリーダーシップが必要だと言えます。後述する「アクセンチュアに必要なDNA」においても、「タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある」、「正しい判断のためには、上司との衝突も辞さない」、「信念に基づき、主張し、実際にやりとげる」、「チームワークの可能性を信じる」、「多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている」、「常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある」などリーダーとして備えておきたいと思われる考え方が多数含まれています。「論理的思考力」は当然備えているものとしてその先にある能力が求められていることを忘れないようにしましょう。アクセンチュアに必要なDNAに見る求める人材【未来のアクセンチュアに必要なDNA】・背伸びをしてでも目標に手を伸ばさずにはいられない・自分も会社も世の中までも、変えたいと望む・ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている・チャレンジに、手加減をしない・タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある・正しい判断のためには、上司との衝突も辞さない・信念に基づき、主張し、実際にやりとげる・チームワークの可能性を信じる・多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている・常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある(アクセンチュア採用HPより一部抜粋)戦略コンサルティング会社の仕事は外部の立場から、企業がよりよくなる方策を考え、実行までのプランニングを行うことになります。そのためには上記の通り、リーダーシップは必ず求められ、「常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある」とある通り自分自身の発言に対して責任を持ち、人を動かすことのできる人材が第一に求められると言えます。言行一致をしてクライアント企業の中の人とも信頼関係を構築することでより精度の高い提案が行えるようになったり、提案を実行する力となると言えます。また戦略コンサルティングが行う提案とは、クライアント企業の人が中にいても気づくことの出来なかった問題や新規の提案が中心になるため、「チャレンジ精神」が求められる仕事であるように思います。コンサル会社というと論理的に素晴らしい提案を導きだすといったイメージがありますが、論理的に突き詰めた提案とは時として業界の慣習に従わないものであったり、まだ誰もやったことのないものであることがあります。こういった新規の提案を行うチャレンジ精神をもった人材を求めていることが、「チャレンジに、手加減をしない」や「タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある」、「正しい判断のためには、上司との衝突も辞さない」という部分に感じることが出来ます。「チームワーク」や「多様な考え方に対する理解」も同様に求められているようです。コンサルティングは基本的にはチーム数名で行い、チームにはクライアント企業の人が含まれることもあります。コンサルティング会社と事業会社と立場や考え方の異なる人が意見を出し合いながらよりよい戦略を考える必要があるため、チームワークを尊重し、多様な意見に対する理解が求められると言えます。一方で学生が「チームワーク」というと「波風をたてないこと」であるように考える人も多く、意見の対立をそもそも否定してしまう人がいますが、建設的な議論が出来るのであれば意見の対立こそが重要だと言えます。お互いの意見や考え方をぶつけながらよりよい方向に向かうことのできる人材かどうかが問われていると言えますので、「チームワーク」という部分を勘違いしないようにしましょう。さらに変化に対する柔軟性も重要な要素であるとも読み取れます。コンサルティング会社では平均勤続年数が非常に短く、3〜5年での転職や起業が多い企業であると言えます。そのためマッキンゼーやボストンコンサルティングのような企業においても、「キャリアビジョン」に関する質問が多く、将来はどのようなことを成し遂げたいのか、その上でなぜファーストキャリアとしてコンサルティング会社を選ぶのかということが聞かれる傾向にあります。「自分も会社も世の中までも、変えたいと望む」や「ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている」という部分には将来のビジョンに向けて、自ら変化を起こしていく気概がある人材を求めていることが読み取れます。以上を総合すると、アクセンチュアという会社は下記のような人材を求めていると考えられます。①自らの考え・提案を信念を持ち主張し、周囲の協力を得るリーダーシップのある人材②今までは実施されていない施策も考え提案し、周囲の協力を得ながら実現できる人材③多様な価値観や考え方の人とも協力して、共通の目標に向かい努力できる人材④変化に柔軟に対応するだけでなく、自ら変化を起こして周囲によい影響を与えることのできる人材学生時代の経験を伝える際も、上記の人材であることを伝えることの出来る内容であるほど共感してもらいやすいと言えます。下記のコラムも参考に考えてみてください。参考:→実際に仕入れた情報及び自分自身の経験から、実際に評価される自己PR・志望動機の作り方の基本となるフレームワークについて話したいと思います。アクセンチュア設問解説1つ目の設問◆「未来のアクセンチュアに必要なDNA」で最も共感しているものは何ですか。また、その理由を記述してください※改行せず文章は続けて入力してください。400文字以上600文字以下自己PRと志望動機どちらの側面からでも書くことが出来る設問です。上記のアクセンチュアが求める人材を考えた上でどう書くか考えてみましょう。もちろん自己PRとして書くにしても志望動機として書くにしても、自分のどの経験や生い立ちから共感しているのかという、「自分」を伝える必要があるのは忘れないようにしましょう。経験については一つだけではなく、自分自身の生い立ちや幼少期の経験から大学時代の経験まで一貫して伝えることができるとより説得力があるように思います。2つ目の設問◆あなたが過去にチャレンジしたことの中で直面した最大の困難は何ですか。また、それに対してあなたが何を考え、どう対処したか、その経験が今どのように活かされているかについて記述してください※改行せず文章は続けて入力してください。400文字以上600文字以下上記で説明したアクセンチュアの求める人材の中でも「チャレンジ精神」に焦点を当てた設問と言えます。「チャレンジ精神」と言うと、受験など個人として高い目標に挑戦したという話をあげる人が多いのですが、上記の通り、コンサル業界の仕事内容を考えるとチームとして何か新しい提案や施策について考えて実行した経験などの方が共感される可能性が高いように感じます。受験の話が悪い訳ではないのですが、東大生などがチームで高い目標を掲げてチャレンジした経験を伝えている一方で、早慶レベルの学生が受験の話をチャレンジした経験として掲げると読み手はどんな印象を持つのか考えるぐらいの想像力は必要でしょう。アクセンチュア内定者のES回答以下でアクセンチュア内定者のESを提示します。「未来のアクセンチュアに必要なDNA」で最も共感しているものは何ですか。また、その理由を記述してください。「多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があるとしっている」というDNAに最も共感している。欧米諸国など5ヶ国からのボランティアメンバーと共に、カンボジアの村のゴミ問題について、解決策を導いた経験があるからだ。去年一ヶ月間、カンボジアの学校での、日本語英語教師のボランティア活動の中で、子供たちの掃除の習慣化に貢献した。私は村中に大量のゴミが散乱し、悪臭が漂う環境に問題意識を持った。そこで、多国籍のメンバー全員で、ボランティア教師の立場から、村の環境を改善していける方法を考えていった。各国の学校教育や掃除習慣を共有する中で、生徒が学校の掃除をする時間が、欧米諸国にはないことが判明した。メンバーの一人が日本を旅行した際に、日本の街の綺麗さに驚いたという経験から、私たちはカンボジアの学校にも掃除の授業を導入して、子供たちに掃除の習慣を身につけてもらおうと試みた。カンボジア人教師は私たちの提案を快諾するも、授業の実施には至らなかった。そこで、カンボジア人教師の学校創設の経緯に着目し、掃除の授業の有効性よりも、ボランティア全員の村と生徒への熱い思いを根気強く伝え、彼らの心を動かしていった。その結果、掃除の授業の導入だけでなく、学校周辺のゴミ拾いまで活動の幅を広げることができ、村の人々からも感謝の言葉を頂いた。異なる文化を持ったメンバーが集まり、互いの意見を共有できたからこそ、多角的な視点で物事を捉えて解決策を導けた。上述の解説の通り、こちらの設問は企業が求める人材を踏まえた上で回答すると評価されやすいでしょう。この回答はカンボジアでの多国籍ボランティアの経験が述べられています。こちらのエピソードからは、②今までは実施されていない施策も考え提案し、周囲の協力を得ながら実現できる人材③多様な価値観や考え方の人とも協力して、共通の目標に向かい努力できる人材の人材であるということが読み取れると思います。またこの経験での困難や学び、具体的にどうやって巻き込んだかなども整理しておくと良いでしょう。アクセンチュアで実現したいことを含め、アクセンチュアの志望理由をご記入ください。【実現したいこと】「これだけは譲れない信念や価値観をもち、常に世の中を先読みし行動できる人間になること」です。前半の理由は、そのような信念や価値観をもつことが、自分らしい働き方・生き方に繋がり、周囲を巻き込んでいけると考えているからです。後半の理由は、2つあります。1つは、約20年続けているサッカー(フットサル)で、各ポジションの役割や個々の特徴を踏まえて戦略を考えたり、研究ではレンズや金属の形状最適化を行ったりするなど、全体最適を考えて行動することが好きだからです。もう1つは、これまで、高い視点と長期的な視野で物事を捉え、判断している人が一番かっこいいと思ったからです。【志望理由】その中で貴社は、様々な業界と関わることができるので、あらゆる立場の人の意識や考え方に触れることができますし、クライアント企業だけでなく世の中を俯瞰しながら戦略決定していかなければならないと思います。またベンチャー企業での長期インターンや研究活動で、PDCAサイクルを回し続けた経験が最も活かせるのはコンサルタントだと考えていることと、さらに貴社ではITソリューションの提供も行っており、学生時代に学んだプログラミングや統計学などの知識が活かせる場なのではと考え、志望するに至りました。全体的に抽象度の高い内容であり、特に前半の実現したいことでは納得感が薄いと感じます。この回答から判断するに「世の中を先読みし行動できる」という能力は「全体最適を考えて行動する」「高い視点と長期的な視野で物事を捉え、判断している」という2つの要素に分解されます。この要素は適当なのかという点は疑問に感じると思います。面接で話すことができれば問題ないとは思いますが、この回答でも、納得できるように記述すると良いと感じます。また「好きだから」「かっこいいと思ったから」という表現も納得感を薄くしている要素であると感じます。このように考えるようになった理由を記するほうが納得感は醸成されると思います。志望動機は実現したいこととつなげて記述することが出来ていると思います。その反面、アクセンチュアでなければならない理由が希薄です。現在ではどのコンサルティングファームもIT部門があります。ITという観点で差別化を図っているようですが、できていません。設問の内容から考えると「実現したいことのための最適な環境がアクセンチュアである」ということを述べたほうが意図にそっていると思います。あなたが過去にチャレンジしたことの中で直面した最大の困難は何ですか。また、それに対してあなたが何を考え、どう対処したか、その経験が今どのように活かされているかについて記述してください。私が経験した最大のチャレンジは、高校の夏の部活動です。吹奏楽において、指揮者は合奏の指導者として重要な役割を担っています。指揮者は通常、顧問の先生や外部講師の先生にしてもらうことが多く、私の高校でも外部講師の先生に指導していただいていました。しかし、私たちがコンクールに向けて取り組む年になったとき先生に指導をしていただくことができなくなりました。これは元々私の代に自由な人が多く、先生と合わないことに原因がありました。2年生を中心に活動する私たちの部は、コンクールの準備と新入生の指導も同時にしなればなりませんでした。このような状況で、学年内で分裂していてはダメだと思い、何度も話し合いの場を設けてまずはコンクールという目標に向けてまとまっていこうとしました。最終的に完全にまとまることは出来ず、コンクールでも良い結果を残すことは出来ませんでしたが、自分はこの経験から多くのことを得たと思います。まずひとつは、自分たちで考えて音楽をするということです。中学の頃は指導者についていくだけで、自分たちで音楽をしようという意識していたことは少なかったと感じました。また、団体行動の難しさも学びました。さまざまなバックグラウンドを持って集まってくる仲間とともに一つの目標に向かって努力するというのはとても難しいことです。そんなときに自分の持ってる考えを共有できる仲間をつくることが大切だと感じました。このようなチャレンジしたことや学生時代に頑張ったことなどの設問は、成功した経験を求められているのではありません。この設問で企業が見ていることは、この経験から何を学んだかです。こちらの回答では、最終的にうまくいかなかったと述べられていますが、この経験から学んだことを記述することができています。またこちらの設問でも企業の求める人材を踏まえて記述する必要があります。この回答からは、③多様な価値観や考え方の人とも協力して、共通の目標に向かい努力できる人材であるということをアピールできていると思います。こちらの回答であれば「どうやって仲間を作るのか」という方法まで落とし込めるともっと良くなったと感じます。あなたが会社選びで最も重視していることと、その理由をご記入ください。私が会社選びで最も重視していることは、いかに論理的思考を磨くことができ、またそれが大切にされるかということである。私は大阪大学でドイツ思想を教えている父の下で育ち、論理的に思考することを小さいときから学んだ。例えば父から叱られるときも、冷静になぜ自分の行いが悪かったのか分析させられ、これからはどうすべきなのかということを考えさせられた。そして私が大きくなっても、口答えが感情的なものであれば理由になっていないと一蹴された。そのせいで、父をどうすれば言い負かすことができるかということを考えるようになり、自然と論理的に考え抜くということを学んだ。そして、論理的に考えたことを人に伝えると説得しやすいということを実感するようになった。それは大学の研究においても同じで、直感ではなくなぜそう考えるのかということをしっかり述べた方が、論文でも高い評価を得るということを感じた。いくら良いアウトプットでも、その過程がアイデアベースでは説得力に欠けるのである。分析をもとに、仮説を立て、それを実行し、その結果を考察するという流れの大切さを日々感じている。これらの過程を経て、私は論理的に考え抜くことこそが、人生において一番必要なことであると考えている。この、論理的思考を磨くことができ、またそれが大切にされる風土があるのはどのような業界かということを私なりに考えた。そこで浮かび上がったのが、顧客を常に論理的に納得させることができなければならないコンサルタントという仕事である。自分の人間としての成長の実現と会社へ与えることができる価値を最大限にすることができるこの業界で、勝負していきたいと考えている。そして、その業界の中でも、できるだけ規模の大きい、環境の整った会社に入りたい。生い立ちから価値観が形成されたエピソードが述べられており、その価値観と志望動機をつなげて話すことが出来ています。採用担当も納得感をもって読むことができると思います。またこの回答では軸になっているということもありますが、「論理的思考」という言葉が多用されています。「論理的」という言葉は範囲が広く、この回答で使われている「論理的思考」はどうのようなものなのか具体的にする必要があるでしょう。コンサルタントとして求められる「論理的思考」とはという観点でも考えると良いと思います。最後に「未来のアクセンチュアに必要なDNA」は、多くの人気企業にも当てはまるものだと感じます。総合商社においてもリーダーシップ、チャレンジ精神、価値観の異なる人との恊働といった要素は求められていると言えます。一つ一つのDNAに対して自分の経験であればどのようなことが伝えられるか考えて、より自分らしさを伝えられる内容について考えていただければ幸いです。参考:→アクセンチュアの面接で実際に聞かれた質問をカテゴリー別にまとめています。また、面接の体験談も多数掲載しているためアクセンチュア志望者は是非ご覧下さい。→過去実際にアクセンチュアで出題された問題のアプローチ方法を掲載しています。本記事を参考に是非他のケース面接にも挑戦してみて下さい。
- アクセンチュアの面接過去問26選|就職活動での頻出質問と選考意図とは 92,795 views アクセンチュアは経営コンサルティングからテクノロジー・サービス、アウトソーシング・サービスを提供するグローバル企業であり、特にデジタルマーケティングの領域での事業を拡大しています。本記事では、過去の内定者の声を参考にアクセンチュアの面接について見ていきたいと思います。本記事のコンテンツ・選考フロー・学生時代の経験に関する質問・あなた自身に関する質問・志望動機に関する質問・その他の質問・ケース問題・最後に選考フローアクセンチュアの選考フローとしては以下のものが通常となっています。エントリーシート・WEBテスト(提出2日~1週間後に合格連絡)↓グループディスカッション(参加翌日~2日後に合格連絡)↓1次面接+ケース問題(その場で合格通知)↓最終面接(2、3日後に内定通知)なお、コンサルティング業界を志望する就活生には就職エージェントneoの利用がオススメです。アドバイザーから、コンサルティング業界を志望する理由を基に、他に受けるべき企業に関するアドバイスなどが受けられます。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。学生時代の経験に関する質問自己PRを含めて自己紹介をしてください。学生時代に最もがんばったことについて教えてください。ESの項目に沿って質問、深く堀り下げた質問がされます。「」で紹介されているようなフレームワークのうち複数段階で深く話せるように落とし込んでおいた方が良いでしょう。実際の面接では以下に挙げた内定者の声にあるように論理的な回答ができることはもちろん、話すときの印象も見られているようなのでこれらの点に注意できると良いでしょう。参考:→頻出されるガクチカの質問意図と同義の質問を解説します。面接のフィードバック内容(1)話に矛盾がなく、すっきりと聞ける。(2)面接官の話を聞く姿勢が好奇心にあふれており、自然と話が進む。(3)やわらかい雰囲気が人をひきつけやすい。(これはコンサルタントにとって必須らしい)(4)ズバリと主張すべきところで主張していたのが素晴らしい。就活サイトでは、「論理性」がかなり重視されるという話を聞いていた。しかし、実際は「論理性」もさることながら、「印象」が意外と大切であることに気付かされた。参考:本選考情報(9)(ビジネスコンサルタント職)あなた自身に関する質問理不尽なことを経験したことはありますか。自分の趣味を私が魅力に感じるようにプレゼンしてみてください。苦手なことを克服しないといけないとき、あなたはどうしますか。・理不尽なことを経験したことはありますか。・苦手なことを克服しないといけないとき、あなたはどうしますか。前者・後者共に共通して問われているのは困難へのアプローチの仕方です。こちらも端的かつロジカルに答える必要があります。「」の中の「8.取組における困難及び課題をどのように乗り越えたのか、結果も踏まえて教えて下さい。」や、「」の中の「12.最大の挫折経験について教えて下さい。」に類似する質問になり、あなたが困難や課題に対してどのように考え、行動したのかという”プロセス”を通して、仕事でも活躍できる人材かどうか判断しています。また前者では「理不尽なこと」という自分にまつわる問題ではなく他者も巻き込んだ問題に対しての対処について問われていますので、協調性についても見られいています。以下の内定者による本選考情報からも協調性が求められていることがわかります。内々定を頂いた後に懇親会があったのだがそこで人事の方からフィードバックを頂いた。それによると「働いている姿をイメージできた」「論理的思考力が優れている」「社交的で好感が持てた」とのことだった。思うに一つ目は逆質問の内容を新聞や雑誌に基づいたものにしていたからリアリティがあったのだと思う。二つ目については質問の受け答えをわかりやすく、具体的なエピソードを交えて話したことが評価につながったと思う。三つ目は堂々とふるまうこと、笑顔、大きな声でハキハキと話していたことがその印象につながったと思う。戦略外コンよりも協調性は求められているように思う。参考:本選考情報(11)(ビジネスコンサルタント)参考:→どのように考えて挫折経験に関する質問に答えればよいのか三つのアプローチを提案します。志望動機に関する質問志望動機について教えてくださいなぜコンサルタントなのですか。なぜ他社ではなく、アクセンチュアなのですか。なぜ戦略ではなく、ビジネスコンサルタントなのですか。アクセンチュアにどんなイメージをもっているか。アクセンチュアに入社してからどんなビジネスパーソンになりたいですか。SEの仕事をどのくらい理解していますか。アクセンチュアで何をしたいと思っているか教えてください。他に興味のある業界や受けている業界(もしくは企業)を教えてください。どんなキャリアを積んでいきたいと思っていますか。逆質問アクセンチュアでは強い志望度やコンサルタントについての仕事理解度など、志望動機がかなり重要視されいてるようで、志望動機について非常に深く掘り下げた質問がされます。職種をよく理解し、自分の志望動機を具体的に話せるように入念に準備しおいた方が良いでしょう。また、内定者のへのフィードバックでも入社してからのイメージができることが条件の一つになっていることがわかりますので、入社後における自身のキャリアプランも非常に重要です。・なぜ他社ではなく、アクセンチュアなのですか。・他に興味のある業界や受けている業界(もしくは企業)を教えてください。こちらは「」の(4)にあたります。この質問は志望動機や自身がそれまでに述べたことがしっかり自身の中でロジック立ててあるものかを判断し、そこから志望度の高さに加え論理的思考能力もみられていますので、業界研究や同業比較は非常に重要だといえます。参考:→他業界ではなく、志望企業の理由を語るための解説をします。参考:→「同業の中でもなぜうちの会社なのか?」という一見答えにくそうな質問に対する3つの簡単なアプローチをご紹介したいと思います。・アクセンチュアに入社してからどんなビジネスパーソンになりたいですか。・アクセンチュアで何をしたいと思っているか教えてください。・どんなキャリアを積んでいきたいと思っていますか。こちらは「」の(5)にあたります。志望度の高さや、具体的に仕事のイメージができているのか、ミスマッチがないかを判断すると共に、アクセンチュアのキャリアパスに対する理解ができているか、マッチしているかを見極めています。OB訪問などでアクセンチュアの実際の業務内容やキャリアパスについて理解を深めておいた方が良いでしょう。また、面接時間の半分が逆質問など、逆質問の占める割合が大きいのも特徴です。「」も参考にしてください。(一次面接、個人面接)@貸会議室関西学生1人、社員1人。社員は30代後半、パートナークラスの男性。1時間程度。最初に別室でケース問題を解く。お題は「ゲートボールの競技人口を二倍にする施策を考えよ。」その後個室に移動し、プレゼン。プレゼンの内容についていくつか質問されたのち、志望動機と学生時代頑張ったことを聞かれ、逆質問。面接の時間の半分は逆質問であったことから重要だと思う。参考:本選考情報(11)(ビジネスコンサルタント)上記、本選考情報からも逆質問の占める割合が非常に大きいことがわかります。参考:→面接必須である志望動機を問う意図と同義の質問の解説をします。その他の質問今のプレゼン、どこがダメだと思いますか。あと10分あるけど、僕もう聞きたいことないから終わっていいですか。こちらではストレス耐性について問われていると考えられます。「」でもあるように長時間案件にコミットし続けなければならないことが多くなること等からストレス耐性は求められる条件の1つになっているといえます。このような質問がされた場合でも落ち着いて回答できる姿勢やめげずに思考しつづけ回答できると良いでしょう。ケース問題ローンビジネスの起業戦略について教えてください。ラッシュ時間の電車混雑を緩和するにはどうするか教えてください。既存航空会社がLCCとの差別化を図り、売上を上げるにはどうしますか。商店街の店の売上を上げる施策を考えてください。小売業界大手が店舗での学童保育事業へ本格参入したことを受け、他の業界が参入する場合どこが良いか具体的に述べ、メリットとシナジーをあわせて述べてください。ある飲食店の売り上げを上げるためにはどうするべきですか。大手コーヒーショップのチェーン店におけるコーヒーお替り自由制度の導入の賛否について教えてください。インバウンド消費を増やすために打ち手を考えてください。ケース問題の回答法については「」や「」が参考になります。以下の記事に掲載されているような書籍等など参考に思考方法を身に着けておくべきでしょう。参考:→上記2つの参考記事は、コンサルティングファームで問われた質問集とその対策本を提示しています。最後にコンサルではケース問題が中心となってきますが、中でもアクセンチュアでは逆質問の時間が長かったり、個性・社交性を見られることが多いです。そのため回答の精度だけでなく、印象においても精度をあげていくべきでしょう。また、ケース問題については同業他社の面接対策も参考になります。アクセンチュアだけでなくBCGなどの面接対策についてもunistyle上に掲載していますので、そちらも使って対策していくことをおすすめいたします。参考:アクセンチュアのES・選考情報→アクセンチュアの本選考ES・レポート、インターンES・レポートを掲載しています。●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●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本記事では、アクセンチュアで実際に出題されたケース面接の紹介とその解き方を分かりやすく解説していきます。アクセンチュアの選考対策はこちらから▼目次クリックで展開本記事の構成アクセンチュアのケース面接過去問まとめアクセンチュアのケース面接解説「地方私立大学の生き残り戦略を立案せよ」└前提確認└現状分析└ボトルネックの特定└打ち手の立案└評価関連記事一覧アクセンチュアのケース面接過去問まとめアクセンチュアの本選考レポートをもとに、実際に出題されたケース面接過去問をご紹介します。ケース面接の解き方や評価点に関しては、で解説しています。なお、面接対策に悩む就活生には就職エージェントneoの利用がオススメです。アドバイザーと就活面談をして、面接についての相談や選考対策に関するアドバイスなどが受けられます。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。売上に関する施策フィットネスジムの売上を推定して売上向上施策を考えよ自動販売機の売上を向上させる施策を考えよコーヒー店のオーナーとして、売上を2倍にする施策を考えよ登山用具メーカーの売上向上施策を考えよコンビニ1店舗当たりのの売上を推定して売り上げ向上施策を考えよ日本のXX市場の売上を拡大させるために何をすべきか家電量販店がネットショッピングに売上で勝つ方法を考えよ冬場にアイスクリームチェーン店が夏場並みの収益を得るにはどうすれば良いか自身が経営している本屋の収益が落ちている。利潤を上げる方法をあげよあるハンバーガーチェーンの売上を上げるのに最適なマーケティング戦略は?映画館の売上を上げるための打ち手を考案せよ個数・人数に関する施策訪日外国人数を今以上に増やす政策を考えよ日本のスカッシュ人口を増やすのに何をすればよいか日本政府として、日本の観光客数を増やす施策を考えよその他ある食品会社の商品に異物混入が発覚し、大きく売り上げを落とした。回復のためにどのような施策をとる必要があるか地方私立大学が生き残るための戦略を立案せよアクセンチュアの新入社員がクライアントから受け取るコンサル料を推定せよ日本の赤字国債の増加を食い止める施策を考えよ地方の夏祭りの開催資金が不足し、中止する事例が増えている。どうすればよいかEC事業に競争劣位なコンビニの生き残り戦略を考えよグローバル人材育成のために政府が打つべき策は何か考えよ1000万円の資本金があり新規事業を行うにあたり、どのような事業をやるかAmazonの台頭によるスーパーマーケットの今後の戦略を立案せよ地方都市を活性化かせるための政策を考えよアクセンチュアのケース面接解説「地方私立大学の生き残り戦略を立案せよ」過去アクセンチュアのケース面接で出題された、「地方私立大学の生き残り戦略を立案せよ」を考えていきたいと思います。前提確認このような戦略立案を行うケース問題においてはどの立場から考えるか、どのような状況に置かれているのかある程度、前提を固めておかないと戦略立案のベースがぶれてしまいます。例えば、「立場」で考えると、文部科学省の役人として地方の生き残り戦略を考えるのと、大学の役員として戦略を考えるのではまったく別物になります。今回は、地方私立大学の役員として、大学側の立場から改革案を立案するものとし、現行法の変更などは行わないものとします。さらに、大学の規模は1学年300人程度、ブランド力、偏差値共に低い大学Aを想定しています。そして「生き残る」とは長期的に収益を挙げ続けるものとします。現状分析1.ビジネスモデルの確認まずはビジネスモデルを確認してみましょう。前提条件で「生き残る」とは長期的に収益を上げ続けると定義しましたが、大学のビジネスとはどのように成り立っているのでしょうか。一般的に大学の売上は、(1)授業料+(2)入学金+(3)受験料+(4)その他収入で構成されます。今回のような地方私立大学の場合は、一人あたりおおよそ(1)授業料:100万円、(2)入学金:30万円、(3)受験料:3万円と想定できます。このとき、受験料で授業料と同じ程度の収益をあげるとなると、定員の33倍超の受験者を確保せねばならず、現実的な施策とは言えません。そのため、正攻法で入学者を増やし、長期的に定員以上の学生を確保し、授業料で成り立つ大学を目指すべきだと言えます。2.ターゲットの確認続いて、ターゲットの確認です。大学のメインターゲットである入学を志望する高校生も含めて大学ビジネスのターゲットは以下の4つが考えられます。(1)大学進学を目指す学生:メインターゲット(2)留学生:海外から日本の大学進学を目指す学生(3)社会人:MBAや法科大学院だけでなく、社会人入学の制度を整っている大学を目指す社会人(4)シニア:定年退職後のシニア層(2)〜(4)の層については、まだまだ需要の掘り起こしの余地がありそうな分野ではあるものの、ノウハウも少なく、マーケットとしても①に比べると小さいため、①をメインターゲットとしてアプローチ方法を考えていきます。3.ターゲットの競合ターゲットが定まったので、次に大学進学を目指す学生の競合を考えたいと思います。そもそも日本の大学進学率は50%程度であり、残りの50%は専門学校へ進学するか、高校を卒業して就職します。大学進学:専門学校進学:就職のそれぞれの割合は、50%:25%:25%程度であると考えます。多くの学生が進学先や就職先を選ぶ基準としているのは、「学費などの機会費用の損失と将来得られる利益」です。4年分の学費と時間を払ってでも進学する方が利益になると考えれば大学進学を選び、進学しても利益に繋がらないと判断した場合は、専門的な知識の習得のために専門学校を選択したり、高校卒業時点での就職を選択するものだと考えられます。現在の地方私立大学は、ブランド力も低く、進学後の就職実績も低く、さらに地方にあるということから学生が中々集まらずに経営が苦しいというのが現状です。逆に考えれば、就職に有利になる教育内容、大学制度を整えることができれば、従来はターゲットではなかった専門学校や就職する層に対してもアプローチが可能になります。この層に対して施策を考えることも重要になります。4.ターゲットが大学に進学する動機大学進学を考える学生の進学動機とその目的を明らかにした後に、大学間の競争について考えたいと思います。受験生の大学進学の目的は(1)大学教育、学歴を得ることによるより良い雇用機会の獲得(2)将来研究者になるための研究機会の獲得(3)将来を考えるためのモラトリアム・社会勉強この三つがメインとして考えられます。中でも(2)はほとんどの場合が理系であり、元々研究者を目指す学生はかなり少数であること、(3)のモラトリアム・社会勉強としての進学は社会情勢も考えると今後どんどん減少していくことが考えられます。これより、(1)のより良い雇用機会の獲得に集中して、ニーズを満たすことが、大学進学を考えていない層も含めてアプローチできる重要な施策であると考えられます。5.大学間競争大学選びの指標は様々なものが考えられます。メインとなるのは、(1)学費(国立・公立or私立)、(2)立地(地元or都市or地方)、(3)偏差値(高or低)の三つが考えられます。それぞれの大学がどのようなニーズを満たしているかを表にまとめました。各大学の特徴より、黄色い部分の大学がメインの競合になると考えられます。上記の通り、メインの競合以上に、「よりよい雇用機会を提供し」、「かつ入学しやすい制度を整備」することで、大学間競争に勝てるものと考えられます。ボトルネックの特定最も大きな課題は、メインターゲットの「より良い雇用機会を得たい」というニーズを満たす教育を提供できていないことにあると考えられます。もしこのニーズを満たす大学教育及び制度を整えることができれば、従来は専門学校や就職を選択していた層に対してもアプローチをすることが可能になります。またニーズを満たした上で、受験・入学がしやすい制度を整えることも重要になるでしょう。地方という土地柄、全国何処でも受験できる制度や入学金・受験料、学費の減額は考慮すべき事項だと考えられます。打ち手の立案案1:就職実績を上げる課題を解決するためには、「就職実績を上げる」必要があります。就職実績を上げるための施策も、キャリア支援と学生の質を高める教育の提供の二つが考えられます。キャリア支援では、キャリアセンターなどの充実以外にも、地元企業とのコネクションを作り、寄付口座の開講やインターンシップの充実、企業説明会の誘致などが考えられます。学生の質を高める教育という点では、語学やプログラミングなどビジネスで必要となる知識を提供するなどが考えられます。案2:受験・入学しやすい制度の整備次に地方にあるということも考え、メインターゲットが受験しやすい環境を整えることが重要になります。特に、メインの競合となるであろう地元の私立大学、地元以外の地方の私立大学、都市部の私立大学から、学生を獲得する上では上記の「就職実績」というニーズを満たすものと同時に、受験・入学のしやすさという制度を整えることが重要になります。入試制度を4P分析すると、下記のように考えられます。(1)Product:教育内容=上記の通り、「ビジネスに役立つ知識の提供」をメインとする(2)Price:学費、受験料、入学金についてはトータルで増加するのであれば減額を考えてもよい(3)Promotion:多くの学生に認知してもらうためにも大規模なマーケティングキャンペーンが実施できるとよい(4)Place:センター利用入試など、全国各地で受験できる仕組みは必須といえる案1と案2を踏まえた施策を次に示します。「日本発のビジネス専門学部」を開設し、就職実績の高い地方私立大学としてのブランドを確立する優秀な学生を集めるためにも、初期はプレスリリースを中心としたマーケティングを実施し、尚かつ受験しやすいように受験料、学費、入学金をできるだけ安くし、学生を集めます。教育内容としても、一年間の留学経験、プログラミング言語の必修化など、今後のビジネス社会において役に立つ知識を詰め込む教育に特化した学部として知名度を高める戦略を取ります。評価実際に特色ある地方大学として、秋田国際教養大学があります。秋田国際教養大学では、一年間の留学が必須であり、授業も英語で行われるなど、国際化の流れを意識した教育プログラムとなっています。また過去には金沢工業大学がキャリア教育が充実している大学第一位として取り上げられ、就職の強い大学としてブランドを築きつつあります。一方で、地方私立大学が留学生をやたらと入学させて、不法就労の温床となってしまっているのではという指摘もあります。地方大学としては入学してもらえれば、入学金も学費ももらえるため、実際に大学に来なくても問題がないと考えてしまい、留学生としても日本の大学から入学許可が出ればvisaも取得できるため、日本に居住しやすくなります。双方の思惑が一致した結果、大学生のほとんどが海外からの留学生で、その留学生もサテライトで授業をするなど、実際に登校している実態がないような大学も多数生まれてきてしまっているようです。関連記事一覧unistyleには、ケース面接やフェルミ推定に関する記事が多くあります。様々なコンサルティングファームのケース面接過去問を以下にまとめましたので、是非参考にしてみてください。ケース面接・フェルミ推定の対策をしたい方はこちら・【ケース面接完全攻略】解き方や評価基準、対策に役立つフレームワーク・例題・本を徹底解説・ケース面接とは?フェルミ推定との違いや出題業界について解説・ケース面接の評価基準と対策まとめ【現役コンサルタントが解説】・ケース面接の解き方と対策方法を徹底解説【外コン過去問付き】・ケース面接対策に役立つフレームワーク、おすすめ本、数値を徹底解説・ケース面接対策に読むべき本6冊・└└└・・●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
- アクセンチュアのインターン選考対策(ES・Webテスト・GD・面接) 50,211 views アクセンチュアのインターンES一覧はこちら世界最大級の総合コンサルティングファームとして有名なアクセンチュア。2018年度には約180億ドルの売上高を達成し、フォーチュン500企業の70%以上を顧客に抱え、グローバルでも圧倒的なプレゼンスを持っています。(アクセンチュアHP)本記事ではアクセンチュアのインターン内容と選考対策について紹介します。本記事の構成コンサルティング業界とはアクセンチュアとはアクセンチュアのインターン内容アクセンチュアが求める人材像アクセンチュアのインターン選考フローアクセンチュアのインターン選考エントリーシート(ES)設問アクセンチュアのインターン選考エントリーシート(ES)対策アクセンチュアのインターン選考Webテスト対策アクセンチュアのインターン選考グループディスカッション対策アクセンチュアのインターン選考面接対策最後にコンサルティング業界とはコンサルティングとは、「企業や各種団体が経営上抱える様々な課題に対して解決策を提示し、その実現を支援する業務」です。コンサルティングファームはクライアントの様々な情報を分析し、社内システムから経営方向、今後の展開や人事戦略など、多角的な視点に基づき解決策を提示します。コンサルティングは、企業の課題解決を担うという性格から、病気を診察し、投薬や治療を行う医者に似ていると言われることがあります。しかし、コンサルティングの業務は、企業の課題解決に留まりません。例えば、新規事業の立ち上げを成功させるなど、企業が目指す姿を共に実現する役割があります。ユーロモニター、IDCJapan、電通、日本交通公社の調査結果によると、2020年現在、国内のコンサルティング業界の市場規模は約1800億円から3000億円であり、一方アメリカのコンサルティング業界の市場規模は約6兆円から10兆円といわれます。(アビームコンサルティングHP参照)国内のコンサルティング業界は現在発展を続けており、今後大きな成長が期待される業界といえます。コンサルティングの対象はサービスにより分類され、業界は以下の5つに大別されます。コンサルティング業界の分類■総合系コンサルティングファーム→デロイト・トーマツ・コンサルティング、KPMGコンサルティング、など■戦略系コンサルティングファーム→マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストンコンサルティンググループ(BCG)、ベイン・アンド・カンパニーなど■ITコンサルティングファーム→アクセンチュア、IBM、など■シンクタンク系コンサルティングファーム→野村総合研究所、三菱総合研究所、など■業界・業務特化型コンサルティングファーム→マーサー・ジャパン、リンクアンドモチベーション、など【参考】【業界研究|コンサルティング】コンサルティングとは?から選考対策までを解説今回紹介するアクセンチュアはIT系コンサルティングファームになります。IT系コンサルティングファームはIT戦略の立案から業務改善システムの導入、ソフトウェアの開発などITを切り口として企業の経営課題を解決しています。社内に開発を担当している部署があるため、ベンダーに頼らずとも案件を実行できる点が魅力とも言えるでしょう。「UporOut(昇進か退職か)」や激務と言われる環境であるため、転職が多いことでも有名です。「UporOut」は以前よりはましになりましたが、それでも厳しい世界だと言えます。コンサルの詳しい分類や働き方については、以下の記事も参考にしてみてください。【関連記事】【コンサル業界】日系・外資系コンサルティング企業一覧と各社の特徴を徹底解説コンサルは激務って本当?激務な時期や理由について解説!UPorOUT(アップ・オア・アウト)とは?その実態や現状について解説コンサル業界の役職とその仕事内容を徹底解説アクセンチュアとはアクセンチュアは1995年12月に設立され、総合系コンサルティングファームに分類されます。拠点数は51カ国、200都市以上あり、従業員数はおよそ50万9,000人になります(2020年6月3日時点)。アクセンチュアはかつて米国トップの監査法人であったアーサー・アンダーセンのコンサルティング部門が分社化したことによって設立されました。当初からシステムの開発や統合を行っており、ITコンサルの一面も持っています。事業内容としては「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域があり、幅広いサービスとソリューションを提供しています。また、アクセンチュアは戦略立案から実行、システムの保守まで一貫したサービスを行えるところが強みであり、海外展開やデジタル化を含むビジネス戦略や、システム・ソリューション開発、アウトソーシング、そして様々な産業に関する世界中の専門知識を駆使し、お客様のビジネス変革や成果実現をリードしていることも強みの1つだと言えると思います。【参考】アクセンチュアHPアクセンチュアのインターン内容続いてアクセンチュアの夏インターン内容について説明します。以下のプログラムは22卒対象の内容になります。和魂偉才塾コンサルティング塾【開催日】第1ターム10/14(水)〜10/16(金)第2ターム10/21(水)〜10/23(金)第3ターム11/4(水)〜11/6(金)【場所】オンライン【人数】各ターム60名程度引用:アクセンチュア採用HP昨年は新規事業立案のグループワークで、「伸び悩んでいる呉服店に対するコンサルティング」というお題についてグループワークを行いました。参考:インターンレポート(コンサルタント)和魂偉才塾エンジニア塾【開催日】第1ターム10/13(火)~10/16(金)第2ターム10/27(火)~10/30(金)第3ターム11/4(水)~11/7(土)【場所】オンライン【人数】各ターム30名程度引用:アクセンチュア採用HP実際の内容例として昨年はJavaScriptを用いた「お弁当の売り上げを上げる」ためのプロダクト開発を行ったタームがあったようです。参考:インターンレポート(エンジニア職)アクセンチュアが求める人材像アクセンチュアの求める人材像は以下になります。・背伸びをしてでも目標に手を伸ばさずにはいられない・自分も会社も世の中までも、変えたいと望む・ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている・チャレンジに、手加減をしない・タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある・正しい判断のためには、上司との衝突も辞さない・信念に基づき、主張し、実際にやりとげる・チームワークの可能性を信じる・多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている・常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある【引用】アクセンチュア採用HPこれらの人材像をまとめると、チャレンジ精神、チームワーク、キャリアプランを描けているかということが求められていると推察されます。以下で1つずつ説明します。チームワークに関しては、アクセンチュアは世界中のお客さまをパートナーとしており、40を超える業界と関わっています。その中でも価値観や立場が異なる人と協力し成果を出さなければいけません。そのためチームワークは重要な素養であると言えます。チャレンジ精神に関しては、コンサルタントとして、企業の課題や経営者の悩みに向き合う中で難しい壁にぶつかることは予想されます。そういった壁を乗り越えるためにも、クライアントとコミュニケーションを取り、企業が抱える本質的な課題を見抜くことが重要になります。その課題に対して、どの解決策が良いのかを自分で考え続けられるか、何事にも前向きに取り組む姿勢を持てているかというチャレンジ精神はコンサルタントにはとても必要な素養になります。最後にキャリアプランを描けているかに関しては、コンサルタントとして消費者/ユーザーの変化やデジタルテクノロジーの進化を的確に捉え、また、お客様の企業価値を高めるための真の課題を特定するということが必要となります。お客様の企業価値を高めるためには、自己の成長に対して貪欲であり、逆境すらも自らの成長機会と捉え、乗り越えることが重要となります。そのためにも、例えば何年後には自分はこうなっているなど、自らのキャリアプランを描くことが出来るという素養が必要であることが言えます。アクセンチュアのインターン選考フロー22卒対象のアクセンチュアのインターン選考フローは以下の通りになっています。■和魂偉才塾コンサルティング塾本エントリー:8/19(水)10:00まで書類選考結果連絡:8/25(火)までグループディスカッション:9月初旬<オンライン>個人面接:9月中旬<オンライン>■和魂偉才塾エンジニア塾本エントリー:8/19(水)10:00まで書類選考結果連絡:8/25(火)までプログラミング試験:8月下旬<オンライン>※任意個人面接:9月中旬<オンライン>※上記プログラミング試験は面接時の参考情報として使用いたします。※合否は上記の各選考プロセスの結果を元に、総合的に判断いたします。いずれのプログラムにおいても本エントリー締め切りまでに、エントリーシート提出とWebテスト受験が必須となっています。アクセンチュアのインターン選考エントリーシート(ES)設問ここでは、各コースごとにESの設問を紹介します。和魂偉才塾コンサルティング塾・和魂偉才塾コンサルティング塾を通じて、あなたはどのように成長したいと考えているかを具体的に教えてください。(200文字以上300文字以下)・あなたがチームの一員として課題に取り組む際に意識している点を挙げ、それがチームの成果にどのようなインパクトを与えたか、具体的な経験を交えて教えてください。(300文字以上400文字以下)・あなたが注目しているTechnology関連の動向を簡潔に1つ挙げ、特に興味を持ったポイントを具体的に教えてください。(300文字以上400文字以下)和魂偉才塾エンジニア塾・エンジニア塾を通じて得たいこと、またそれを今後どのように生かしていきたいか教えてください。(300文字以上400文字以下)・エンジニアの仕事に興味を持った理由を教えてください。(300文字以上400文字以下)設問内容が具体的なものが多く、過去の経験と結び付けた上で仕事に対してどれだけイメージが湧いているのか試されている設問になっています。アクセンチュアのインターン選考エントリーシート(ES)対策次にコースごとではなく、各設問ごとにエントリーシートの書き方について解説します。和魂偉才塾コンサルティング塾を通じて、あなたはどのように成長したいと考えているかを具体的に教えてください。(200文字以上300文字以下)エンジニア塾を通じて得たいこと、またそれを今後どのように生かしていきたいか教えてください。(300文字以上400文字以下)エンジニアの仕事に興味を持った理由を教えてください。(300文字以上400文字以下)上記の設問は志望理由について聞かれています。企業が志望動機を聞く理由としては、「自社のインターンへの志望度を知りたい」「インターンに参加する際のモチベーションを知りたい」の2つがあります。ですので、上記2つの理由を網羅する論理的な志望動機を伝え、選考官に「だからこの人は弊社の選考を希望しているのか」と思ってもらう必要があります。また、志望動機に関しては、ただ単純に「参加したい理由」を述べるだけではなく、「そのインターンで何を学びたいのか?何を経験したいのか?」という内容を述べ、その上で「参加したい理由」を伝えるようにしましょう。以下のフレームワークに沿って考えてみてください。参考:それらを踏まえた実際の回答がこちらになります。和魂偉才塾コンサルタント塾(ビジネス・テクノロジーコンサルタント育成プログラム)を通じて、あなたが達成したいことを具体的に記述してください。(200文字以上300文字以下)私が目指すコンサルタント像が、貴社の経営理念や特質と一致しており、理解を深めたいと考えた。私は、クライアントに真摯に向き合い、ITを活用した変革を促せるコンサルタントになりたい。〇〇コンテストで、参加者の議論を補助するスタッフを務めた。真摯に参加者と向き合い、視点を広げられるよう努力した結果、参加者の成績も満足度も非常に良いものとなった。この経験から、他者の課題解決を助力し、社会に付加価値を生み出す仕事に就きたいと考えた。また、ニーズが拡大しているIT技術の活用について専門性を高めるべきだと考えた。よって、IT系の案件に強みを持つ貴社のコンサルタント職の環境、業務内容について理解を深めたい。引用:【合格】インターンエントリーシート(ビジネスコンサルタント)エンジニアに興味を持った理由(100~400文字)私の就職活動の軸である「社会の進歩に貢献すること」を満たしているからです。建築学科に進学した理由にも当てはまりますが、エンジニアこそが社会基盤をつくり、社会の進歩に貢献し、必要不可欠な存在だと考えています。「モノ」や「コト」がなければ、考えだけで社会が成立することはあり得ません。どんなに新奇的で革新的な計画があっても、それを実装できるエンジニアがいないと机上の空論で終わってしまいます。私は設計の授業を通して、計画を形あるものに昇華させる難しさを身をもって知っています。そんな難しい「モノづくり」が最終目標ではなく、常に高次の目標、社会の進歩に貢献すること、を達成するための過程にすぎない点が、エンジニアの仕事を不可欠にしていて、人々の生活に多大な恩恵を与えることができると考えています。引用:【合格】インターンエントリーシート(エンジニア)あなたがチームの一員として課題に取り組む際に意識している点を挙げ、それがチームの成果にどのようなインパクトを与えたか、具体的な経験を交えて教えてください。(300文字以上400文字以下)上記の設問に関しては自己PRをについて聞かれています。就活生が企業にPRすべきことは、自身が企業にとって”採用しなかったら損をする人材である”ということです。正しい自己PRをするためには、その企業のビジネスモデルを理解した上で、その企業がどんな「強み」を求めているかを明らかにする必要があります。例えばアクセンチュアであったら先程求める人材像でも述べましたが、チームワーク・チャレンジ精神がある、またキャリアプランを描くことが出来るといった人材を求めています。以下のフレームワークに沿って、自己PRを考えてみてください。また、以下の記事でも、自己PRの書き方のポイントやフレームワークを解説しているので、参考にしてみてください。参考:あなたが注目しているTechnology関連の動向を簡潔に1つ挙げ、特に興味を持ったポイントを具体的に教えてください。(300文字以上400文字以下)この問題に対しては、普段どれだけ課題意識をもって取り組んでいるかを問われていると考えられます。難しい問題で文字数も少なくないため、結論を最初に書いたうえで自身の具体的な考えについて詳しく書いていくという構成を意識しておくと良いでしょう。以上を踏まえた実際のインターン合格者の回答が以下になります。あなたとTechnologyの関わりを教えてください。また、今後どのようにTechnologyを活用していきたいですか。※改行せず文章は続けて入力してください。(400文字以上500文字以下)私は現在、テクノロジーの実像を知らず、十全には使いこなせていないと言える。しかし、特にITテクノロジーの活用場面と、そのアドバイザリー需要はますます増加していくと考えられる。そのため、将来的には、テクノロジー自体とその活用方法の両面において専門性を高め、企業の課題解決に貢献したい。私の現在のテクノロジーの活用事例として、長期インターン先で担当している、モニターを通じて複数の製品についてのレビューの収集業務を挙げる。モニター増加や回答促進に関する戦略を立てる上で、簡単なデータ分析を行っている。具体的には、モニターの活動(登録経路と日時や、ログインや回答日時)に関するログを、Excelでグラフ化して傾向を割り出している。このように、業務の中でテクノロジーを用いて解決策を見出そうと試みてはいるものの、まだまだ改善余地は存在している。このように、テクノロジーを十全に活用できておらず、かつ社内にノウハウのない企業は多いと思われる。よって、テクノロジーそのものに対する知識と、課題解決という文脈における活用法の両方を身につけたいと考え、ITに軸足を置いたコンサルタントになりたいと考えている。引用:【合格】インターンエントリーシート(ビジネスコンサルタント)unistyleでは他にも実際のインターン合格者のエントリーシート(ES)を多数掲載しているのでそちらも参考にしてみて下さい。アクセンチュアのインターンエントリーシート(ES)一覧はこちらアクセンチュアのインターン選考Webテスト対策アクセンチュアのWebテストは玉手箱で、言語・計数・性格の3種類になります。それぞれについて以下で説明します。【言語】・論理的読解/GAB形式(32問/15分または52問/25分)・趣旨判定/IMAGES形式(32問/10分)・趣旨把握(10問/12分)【計数】・四則逆算(50問/9分)・図表読取(29問/15分または40問/35分)・表推測(20問/20分または35問/35分)【英語】・論理的読解/GAB形式(24問/10分)・長文読解/IMAGES形式(24問/10分)この中から企業毎に各科目1形式ずつ選択されて出題される形になります。そのため、1つの形式の問題が最後まで続いて出題されることになります。つまり、もし計数で最初に表推測の問題が出たとすれば、その後も最後まで表推測の問題しか出ないという形になります。玉手箱のテストは問題形式が一定であるため、対策はしやすいと思います。玉手箱を攻略するために最も必要となるのは素早く正確に解くことです。問題集を購入し、実際に問題をいくつか解くことで素早く正確に解く練習をすると良いでしょう。参考:アクセンチュアのインターン選考グループディスカッション対策和魂偉才塾コンサルティング塾はGDを行います。GDの流れは【時間配分決定→定義確認→現状分析→施策検討】というような形になります。(例:自動運転のタクシーが普及するための施策を検討せよ。)ここでは、の記事を参考にグループディスカッションに必要な基本的な考え方を紹介します。グループディスカッションにおいては(1)議論に臨む基本姿勢・(2)議論のテーマや流れへの理解力・(3)自身の意見の主張力・(4)議論を統率するリーダーシップと、企業は大きくこれら4点を評価しています。順番に説明していきます。(1)議論に臨む基本姿勢とは、「ビジネスパーソンとしての基本的なマナーが備わっているか」を見ています。具体的には、人の意見を遮らず聞けるか、他者に発言を促すといった気配りが出来るかなどが基本姿勢に該当します。(2)議論のテーマや流れへの理解力とは「議論が今どの段階にあって、何について話すべきかを適切に見極められるか」を見ています。具体的には議論の流れに沿って話せるか、議論の最終的な目的を踏まえて話を展開できるかなどが理解力に該当します。(3)自身の意見の主張力とは「しっかりと自身の意見を他者に伝え、アウトプットによい影響を与えられるか」を見ています。具体的には根拠に基づき主張を展開できるか、簡潔にわかりやすい主張ができるかなどが主張力に該当します。(4)議論を統率するリーダーシップとは「自らグループの意見を統率して牽引する動きができるか」を見ています。具体的には問題を的確に理解し、議論の方向性を決められるか、時間内に結論を出すべく議論を進行できるかがリーダシップに該当します。グループディスカッションにおける一般的な問題解決の流れに関しては以下のフレームワークに沿って行ってみてください。グループディスカッション(GD)は慣れや本番での立ち回りによって大きく評価が左右されてきます。以下に「グループディスカッション(GD)」に役立つ記事を載せておきますので、こちらもあわせてご覧ください。【関連記事】アクセンチュアのインターン選考面接対策それぞれのインターンごとに解説します。どのコースも20卒対象の内容となっています。和魂偉才塾コンサルティング塾この面接に関しては、例年ケース面接が行われています。今年に関してもケース面接であると予想されます。時間:1時間半人数:面接官1人、学生1人内容:例「美容家電の売り上げ向上施策」ケース面接では、最初に約20分ほどでケース問題を解き、その後プレゼンを行い、その解答について深く掘り下げられます。その後に志望動機と人をうまく説得するためにはどのようにするかについて聞かれたようです。引用:アクセンチュアインターンレポートケース面接では「コミュニケーションスタイル」と「思考力」が問われています。ケース面接に臨む際は、ある程度の社会情勢を知っておいたほうが良い内容になると思います。また独自の質問では、それぞれの内容のメリット・デメリットやどうすればデメリットをなくすことができるか、などの質問をされることが予想されます。また面接は各自が書いた回答をもとに行われるため、相手にも分かりやすいように自身の考えをまとめることが大切です。論理が甘いところや分かりづらい部分などは鋭い質問が飛んでくるため、自分の考えをしっかりと答えられるようにしておきましょう。以下の記事にケース面接の攻略記事が載っているので、ぜひ参考にしてみてください。ケース面接・フェルミ推定完全攻略記事一覧・【ケース面接完全攻略】解き方や評価基準、対策に役立つフレームワーク・例題・本を徹底解説・ケース面接とは?フェルミ推定との違いや出題業界について解説・ケース面接の評価基準と対策まとめ【現役コンサルタントが解説】・ケース面接の解き方と対策方法を徹底解説【外コン過去問付き】・ケース面接対策に役立つフレームワーク、おすすめ本、数値を徹底解説・ケース面接対策に読むべき本6冊・外コンの本選考で課されたケース面接過去問まとめ|レポート付└アクセンチュアのケース面接過去問まとめ└BCGのケース面接過去問まとめ(ボストン・コンサルティング・グループ)└デロイトトーマツコンサルティングのケース面接過去問まとめ・フェルミ推定とは?解き方や対策方法、よくある例題を紹介・【業界研究】大手外資コンサルの仕組み・ランキング・企業別選考対策を一挙大公開和魂偉才塾エンジニア塾主な質問内容は以下になります。学生時代に頑張ってきたことインターンへの参加理由エンジニアに興味を持った理由引用:インターンレポート(エンジニア職)学生時代に頑張ってきたことという質問に関してはガクチカについて聞かれているということになります。ガクチカを聞かれる意図としては「経験自体のレベル・スペックの把握」「自社に合う・マッチする人材か知るため」の2つがあります。ガクチカを話す際は、「実績自体のインパクトがどれだけあるか」「書いてある内容から思考力・考えの深さ・人柄を示すことができているか」に注意して話すようにしましょう。また、その際はアクセンチュアの求める人材像を意識すると良いと思います。詳しい考え方は以下のフレームワークを参考にしてください。参考:インターンへの参加理由・エンジニアに興味を持った理由という質問は、志望理由について聞かれています。例年、アクセンチュアのインターンは非常に倍率が高くなっています。自分の志望理由について、なぜアクセンチュアで活躍できるのかという所まで深く掘り下げておくと良いでしょう。具体的な考え方としては、下記のフレームワークをご参照ください。引用:結論ファーストで完結に述べられるように、面接前に回答方針をある程度考えておきましょう。今年の面接に関しては、コロナウイルスの状況を鑑みてオンラインでの実施となるようです。面接の準備をしている方は以下の記事も参考にしてみてください。【関連記事】最後に本記事ではアクセンチュアのインターン内容とその対策について紹介しました。アクセンチュアはチャレンジ精神、チームワーク、キャリアプランを描けているという人材を求めています。そのため本記事を参考に各選考でどのようにアピールすべきか考えてみてください。IT系コンサルティングファームの「企業研究」に役立つ記事・アクセンチュアの企業研究はこちら・IBMの企業研究はこちら・NTTデータの企業研究はこちらコンサルティングファームの「選考対策」に役立つ記事・アクセンチュアの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから・・・コンサル業界についてより詳細に知りたいという方は以下の記事も参照してみてください。コンサル業界完全攻略記事一覧
- アクセンチュアのインターンES選考を攻略|合格者ES付 21,677 views アクセンチュアのインターンシップES一覧はこちらから世界最大規模のコンサルティングファームであるアクセンチュア。「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で事業を展開しており、コンサルティング業界の中でも各領域の強みを合わせた総合的なサービスを提供しています。そんなアクセンチュアでは、今年も学生に向けてインターンシップを開催します。アクセンチュアのインターンシップは毎年コース別に開催されるのですが、中でもストラテジー部門は基本的にインターン参加者の中から採用活動を行っているため難易度が高いです。この記事では、20卒向けにストラテジー部門が開催した「戦略コンサルタント育成プログラム」のESの回答方針について解説していきます。アクセンチュアの戦略コンサルタント育成プログラムインターンシップES設問◆戦略コンサルタントという仕事・キャリアに興味を持った理由を、あなた自身の考え方や過去の経験がわかるように説明してください。(400文字以上500文字以下)◆あなたがこれまでに、未知の分野に積極的に挑戦したエピソードを教えてください。(400文字以上500文字以下)設問は以上の2問のみであり、非常にシンプルなものとなっています。コンサルタントに求められる論理的思考力・コミュニケーション能力は学生と直接話さなければ判断できないことや、WEBテストの点数で学生を絞り込んでいることから、ESの内容による絞り込みはそれほど厳しくないのではないかと考えられます。とはいえ、ESの内容が今後の選考の参考資料として用いられるため、ESをしっかりと用意していれば今後の選考の対策が立てやすいと思われます。設問1:戦略コンサルタントという仕事・キャリアに興味を持った理由を、あなた自身の考え方や過去の経験がわかるように説明してください。設問の意図学生がコンサルタントの業務内容を理解しているのか、業務に対する適性や意欲があるかどうか、確認しているものだと思われます。また、他のコースではなく戦略コンサルタントを志望する理由があれば説明しておくと良いでしょう。志望動機の中でも仕事に対する志望動機と考えてよいでしょう。意図を踏まえた回答方針インターンの応募理由であるため、志望動機ほど作り込む必要はないと思いますが、自分は学生時代にどんな経験をしており、企業選びの上で大事にしていることは何か、その上でコンサルティング業界がどのように関わるかぐらいの話はするべきでしょう。多くの人が描く華やかなイメージとは裏腹に、コンサルタントは非常につらい業界でもあります。クライアントからの依頼に応えるために、限られた時間の中で高い成果を出すことがが求められます。そんな厳しい仕事だからこそ、選考を通じて志望度の高さが問われているのだと思われます。志望動機を考える際には、以下の記事や動画も参考にしてみてください。参考:→コンサルティング業界の志望動機について、コンサル各社の内定者のESを参考に解説していきます。アクセンチュアの内定者の回答も扱っているので、ぜひご活用ください。→多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について、企業が志望動機を聞く意図を踏まえながら解説していきます。志望動機作りに活用できるフレームワークを紹介しているので、ぜひご活用ください。→選考官の納得度が高い「実現したいこと」の書き方のフレームワークと内定者のESをまとめています。合格者の回答と方針顧客と一緒に理想の世界を作りたいから。私はこうありたいという理想を自他が認め合い、共に達成することに喜びを感じる。その契機が、留学中に「世界中の友人の出身国を紙に描いて世界地図を作る」という目的で行った世界地図作成プロジェクトである。派遣先の大学には世界各国から留学生が集まっていたが、各々の人種ごとに分かれた集団が存在するだけでその垣根を超えた交流が乏しかった。今まで会ったことのない人々と価値観を共有したいと熱望していた私は、似た考えを持つ留学生を集め、異文化交流の少ない原因が「交流機会の乏しさと言語の壁・他民族への意識の差」だと特定した。これらを払拭すべく、各民族の団体に毎週行っていた国際交流レクの宣伝をし、言語に関係なく楽しめるアウトドアイベントを企画した。また「食」において国境はないと考えた私は、各国の料理を持ち寄ったディナーを催し、他民族に対する偏見をなくさせた。残念ながら在籍中に世界地図は完成しなかったが、今でもこの事業は引き継がれている。この経験から、現状の問題点を分析し、周囲の人間と共に解決する力を養った私は、さらに多くの人を巻き込んでそれぞれが望む未来を形作りたい。参考:アクセンチュアインターン合格者ES留学中に実現した国際交流イベントを通じて、「現状の問題点を分析し、周囲の人間と共に解決しながら、理想を実現すること」にやりがいを感じた経験から、コンサルティング業界に興味を持った理由に納得感があります。しかし、以上のような軸であれば銀行や総合商社も該当するように思われます。また、コンサルタントの中でもなぜ戦略コンサルタントを志望するのかが明確ではありません。限られた文字数の中で全てを伝えることは難しいですが、面接に臨む際には以上のような部分まで考えを深めておくと良いでしょう。設問2:あなたがこれまでに、未知の分野に積極的に挑戦したエピソードを教えてください。設問の意図厳しいコンサルティングファームの仕事に耐えうる人物であるかを見極めようとする意図があると思われます。アクセンチュアでは求める人物像を「アクセンチュアによって自らを進化させ、アクセンチュアに進化をもたらす人材」と定義していることからも分かるように、アクセンチュアは強い成長意欲を持った人物を求めていると思われます。そのため、学生時代に頑張ったエピソードを通じて、学生が「現状に満足せずに挑戦する意欲」と「困難から逃げずに乗り越える力」を持っているかどうかを見極める意図があると思われます。意図を踏まえた回答方針学生時代に頑張った経験というと、経験そのもののインパクトの大きさに注目が行きがちだと思われます。しかし、特別な経験を持たない多くの人であっても、「思考の深さや人柄」を上手く表現することができれば十分に勝負することができると思います。「自分がなぜその挑戦をしたのか」「取り組みの中でどのような工夫をしたのか」を上手く伝えられるように準備をしましょう。そのためにも、学生時代に頑張ったことを、以下の順序で箇条書きにして整理しておくとよいでしょう。ESだけで全ての情報を伝えることは難しいと思いますが、あらかじめ準備しておけば、その後の面接も対策がしやすくなると思われます。①結論→②動機→③目標と困難→④取組みと結果→⑤人柄→⑥学びの流れに沿って記載するとよいでしょう。詳細は以下の記事や動画よりご覧ください。参考:→学生時代に頑張った経験の書き方について解説しています。上記の活用法についても、具体例を交えながら説明しているのでぜひご活用ください。→学生時代頑張ったことの評価項目をまとめています。自作したガクチカを評価項目別に確認し、内容に抜け漏れがないか確かめてください。最後にいかがでしたでしょうか。コンサルタント志望の方から、早期の選考で自分自身の腕試しをしたい方まで、アクセンチュアのインターンシップの選考を受ける予定の方は多いのではないでしょうか。今回紹介した戦略コンサルタントは、基本的にインターンの参加者から学生を採用しています。もしも戦略コンサルタントを志望しているのであれば、ESの段階から入念に準備をしておくべきでしょう。この記事も、ESを執筆する際の参考にしていただければ幸いです。参考:→アクセンチュアに対する理解を深めたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。◆unistyleに掲載しているアクセンチュアのES・選考レポートはこちら
- 【アクセンチュア】選考フロー別対策|ES・Webテスト・面接まで 31,357 views 世界最大級のコンサルティングファームであるアクセンチュア。世界55か国200以上の都市に拠点を持ち、「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの領域で幅広いサービスを提供しています。そのため、クライアントの事業戦略の立案から実行までの全てのフェーズを支援できるという強みを持っています。コンサルティング業界を志望する方から、早期に始まる選考で腕試しをしたい方まで、アクセンチュアの選考を受ける予定の方は多いのではないでしょうか。こちらの記事では、アクセンチュアの①求める人材像の考察、②選考の全体像、③各選考段階で押さえておくべきポイントをお伝えします。▼過去のアクセンチュアのエントリーシート回答例や本選考レポートはこちらのページからご覧いただけます▼参考:アクセンチュアのエントリーシート・選考レポート→アクセンチュアの本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。【本記事の構成】・アクセンチュアが求める人材像・アクセンチュアのビジネスモデル・アクセンチュアの求める人材像の考察・アクセンチュアの本選考フロー、採用数・アクセンチュアのエントリーシート対策・アクセンチュアのWebテスト対策・アクセンチュアの面接およびグループディスカッション対策アクセンチュアが掲げる、求める人材像採用ホームページでは、アクセンチュアが求める人材像について「アクセンチュアによって自らを進化させ、アクセンチュアに進化をもたらす人材」と述べています。具体的な求める人材像の要件として、以下の「未来のアクセンチュアに必要なDNA」を挙げています。【未来のアクセンチュアに必要なDNA】・背伸びをしてでも目標に手を伸ばさずにはいられない・自分も会社も世の中までも、変えたいと望む・ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている・チャレンジに、手加減をしない・タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある・正しい判断のためには、上司との衝突も辞さない・信念に基づき、主張し、実際にやりとげる・チームワークの可能性を信じる・多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている・常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある先駆者であり続けるために、進化は宿命であり予測不可能な未来のアクセンチュアを造れるDNAが必要なのです出典:アクセンチュア採用理念以上のDNAをまとめて整理すると、①困難から逃げずに向き合い、乗り越える力②異なる立場の相手と正面から向き合うコミュニケーション能力③現状に満足せずに変化を求め続ける姿勢以上の3つの要素を兼ね備えた人物を求めていると考えられます。アクセンチュアのビジネスモデルアクセンチュアのビジネスモデルについて、①収益源、②扱う商材・サービス、③商材・サービスの提供方法、の3点から紐解いていきます。アクセンチュアの収益源アクセンチュアのビジネスは、以下の2つの柱によって成り立っています。①コンサルティング(戦略・業務・テクノロジーコンサルティング)②アウトソーシング(システムの構築、アプリケーションの保守・運用など)コンサルティング業が主要な収益源と思われがちですが、収益の約半分はコンサルティング以外の業務(システムの構築・アプリケーションの保守・運用など)が占めています。2017年度の業績においても、アウトソーシング事業が収益の46%を占めています。この事実からも、アクセンチュアがITサービスのベンダーとしての側面を持ち合わせていることが窺えます。以下のグラフは、2017年度の事業領域別の収益のポートフォリオです。アクセンチュア内における業界グループは、「公共/ヘルスケア」「資源/エネルギー」「通信」「製造」「金融」の5つの事業領域から成り立っています。幅広い事業領域を分散的かつバランスよく手がけることで、担当する業界ごとの景気の波に左右されることなく、総合的に安定して収益を伸ばす戦略を取っていることが伺えます。アクセンチュアの扱う商材・サービスアクセンチュアが提供するサービスは大きく以下の2つに分かれます。①コンサルティング業務(戦略・ビジネス・テクノロジーコンサルタント)②システム構築・運用(システムの構築、アプリケーションの保守・運用など)戦略系ファームが企業の戦略の策定に特化しているのに対して、アクセンチュアのような総合系ファームでは戦略・会計・人事といったそれぞれの機能面に応じた総合的なサービスを提供することが可能です。このような自社のリソースを活用し、クライアントの課題解決の戦略策定から実行まで、一括して行えることがアクセンチュアの強みです。また、アクセンチュアは他の総合系コンサルティングファームと比べてもITの領域において強みを持っています。アクセンチュアではシステムの開発・運用に必要なエンジニアを自社内にそろえています。そのため、近年のニーズが高まっているIT分野のコンサルティングにおいて、戦略の策定から、通常であれば外部のベンダーに委託を行っているシステム開発・運用までを自社のみで担うことができます。また近年では、アクセンチュアはデジタル領域の強化に力を入れています。ソーシャルメディア・ビッグデータ・AIの爆発的な発展により、デジタル化は企業のビジネスのみならず、これまでの社会のシステムをも変える存在として注目されています。これに伴い、多くの企業が新たなビジネスモデルや製品、サービスを生み出すためのデジタル化に取り組んでおり、デジタルマーケティングのニーズが高まっています。アクセンチュアでもデジタル領域を強化するために、2013年にデジタル事業を統合した“AccentureDigital”を設立しました。また、2016年には日本法人が国内屈指のデジタルマーケティング企業であるIMJを買収しています。参考:→参考記事では広告代理店の経営コンサルティングへの進出とコンサルティング会社の広告領域への進出について提示しています。アクセンチュアの商材・サービスの提供方法先述の通り、アクセンチュアは「ストラテジー」「コンサルティング」「デジタル」「テクノロジー」「オペレーションズ」の5つの部門から構成されています。これに加えて、部門ごとに「通信」「製造」「金融」「素材/エネルギー」「公共/医療」の5つの業界別の区分けが行われています。以上の、部門・業界による区分けの中でそれぞれの社員が専門の領域を持ち、サービスとソリューションを提供しています。新卒採用では以下の4つのポジションを採用しています。①戦略コンサルタント(ビジネス戦略、デジタル戦略の策定など)②ビジネスコンサルタント(経営コンサルティング、業務プロセスコンサルティングなど)③デジタルコンサルタント(アナリティクス、デジタルマーケティング、データサイエンスなど)④ソリューションエンジニア(ソリューション設計・開発、モバイルソフトウェアなど)戦略コンサルタントは原則的に、インターン参加者から採用しているようです。戦略コンサルタントはストラテジー部門に所属することになります。ストラテジー部門では業界別の部門に所属するという考えがあまりなく、複数の事業領域を横断して戦略の策定に取り組みます。また、採用人数の多いビジネスコンサルタント・ソリューションエンジニアは、少なくとも1年間は実質的にテクノロジーコンサルティングの業務を行い、その後でコンサルティング・テクノロジー・オペレーションなどの部門ごとに振り分けられます。以上3つの事業部門では業界に所属するという考えが強く、所属している事業領域の中で仕事を行います。コンサルティング部門は、戦略の立案・システム導入・デジタル・PMI(M&A後の業務統合)・PMO(部署横断でのプロジェクトマネジメント)・アウトソーシングといった幅広い業務を担当します。一方で、ITコンサルティングを専門的に行うテクノロジーコンサルティングではITの専門性が求められます。デジタルコンサルタントは、デジタル部門に配属されます。デジタル部門では、コンサルティング部門と同様に幅広い機能を持っており、戦略の立案・テクノロジーの導入などの機能も行っています。つまりデジタルコンサルタントという肩書ながら、他の部署と同じような業務も行うことも可能です。アクセンチュアが求める素養上記のビジネスモデルや働き方を踏まえて、アクセンチュアの求める人材像をより具体化していきます。①困難から逃げずに向き合い、乗り越える力アクセンチュアには、”CanDoAttitude”という企業理念があります。これは、困難に直面した場合に「どうすれば乗り越えることができるか」と常に考え続ける姿勢を指します。ビジネス環境が加速度的に変化し、新たな企業の難題が出てくる中で、困難に対して逃げ出さずに真摯に取り組み、乗り越えられる人物を求めていると考えられます。実際に「未来のアクセンチュアに必要なDNA」の10カ条の内容を確認しみても、個人の能力ではなく、仕事に取り組むマインドセットを問うものが大半を占めています。②異なる立場の相手と正面から向き合うコミュニケーション能力クライアントの課題解決を行う上では、立場の異なるクライアントと正面から向き合い、相手のニーズや課題の本質を把握する必要があります。また、クライアントの様々な課題が複雑に絡み合った問題を解決するために、異なる部門・事業領域間の連携が求められることがあります。こうした背景から、アクセンチュアでは相手の信頼を勝ち取ることのできる高いコミュニケーション能力を持った人材を求めているのだと考えられます。また、クライアントの多種多様な課題を解決するために多様なバックグラウンドを有する人材を確保する必要があるとの考えから、近年アクセンチュアでは人材の多様性の確保に取り組んでいます。以下の記事からも、アクセンチュアが性別・国籍・性的指向・障害などの障壁を取り払い、社内のダイバーシティーの促進に取り組んでいることが窺えます。参考:インクルージョン&ダイバーシティ③現状に満足せずに変化を求め続ける姿勢採用ページにて求める人材像を「アクセンチュアによって自らを進化させ、アクセンチュアに進化をもたらす人材」と定義していることからも分かるように、アクセンチュアは強い成長意欲を持った人物を求めていると思われます。クライアントのあらゆる課題解決に対応できるように、アクセンチュアはテクノロジーコンサルティング・デジタルコンサルティングなどのIT分野を中心に事業を拡大しています。今後の企業の更なる事業の拡大を見据えて、その推進力となる人材を求めているのだと思われます。そのため、学生に対しても入社後のキャリアビジョンを明確に持つことを求めていると考えられます。こちらは、アクセンチュアの取締役の方のインタビューでの発言です。私は以前からキャリアデザインという概念を大切にしていて、「自分のキャリアをデザインしたうえでアクセンチュアを活用してください」と社員に言っています。仮に自らのキャリアを実現するために必要な要素が社内になかったら、一度外部に出てそれを習得し、またアクセンチュアに戻ってきても構わない。社員のキャリアの中でアクセンチュアが活かされていることが大事なのです。参考:CONSULTANTCAREERアクセンチュア株式会社アクセンチュアの本選考フロー、採用数アクセンチュアの本選考フロー次にアクセンチュアの本選考フローを見ていきましょう。内定者の本選考レポートによると、選考フローは例年エントリーシート提出▼Webテスト▼グループディスカッション▼個人面接(2回)となっています。オーソドックスな選考フローですが、グループディスカッションではチームで結論を出す能力が、個人面接ではケース問題が出題されるため個人で結論を出す能力が求められます。どちらにも対応できるように事前に準備しておくべきでしょう。採用数アクセンチュアは部門別、文理・男女別の採用数を公開していません。2018年版、2019年版の就職四季報によると、2017年は約300名、2018年は約400名採用したということです。近年業績を伸ばし、拡大を続けていることを考えると、2019年も採用数が大きく減ることはなさそうです。アクセンチュアの本選考エントリーシート対策ここからは、アクセンチュアの最新のエントリーシート設問内容を確認し、求められる素養を踏まえた回答方針を考えていきます。アクセンチュアのエントリーシート設問2019年卒のESの設問は、以下の通りです。アクセンチュアのESでは、3つの職種(ビジネスコンサルタント、デジタルコンサルタント、ソリューションエンジニア)の中から、希望の職種を2つまで選択する項目があります。◆どのような軸で就職活動を行っていますか(400文字以下)◆あなたがこれまでに経験した失敗を一つ選び、それをどう乗り越え、何を学んだか記述してください。(400文字以上600文字以下)◆アクセンチュアを「社員一人ひとりが夢を実現するプラットフォーム」と捉えたとき、あなたはアクセンチュアで何を実現したいですか。(400文字以上600文字以下)◆第一志望の職種を選択された理由をお聞かせください。(200文字以下)◆第二志望の職種を選択された理由をお聞かせください。(200文字以下)以下、対策方針をお伝えします。求められる素養を踏まえたエントリーシート回答方針考察◆設問の全体感・就職活動の軸を聞く設問・学生時代の頑張ったことを聞く設問・志望動機を聞く設問という非常にシンプルな構成になっています。通過率もそれほど低くないと思われますが、油断は禁物です。ESでは、あなたが持つ「コンサルタントとしての素質」を示すことができるように心がけましょう。◆求められる素養と結びつけた回答方針前述の「アクセンチュアが求める3つの素養」を念頭において記入しましょう。「どのような軸で就職活動を行っていますか」この設問では、間接的に志望動機が問われています。当然、アクセンチュアの事業内容・社風に合致する軸を選択しなければなりません。例えば、コンサルタントの業務の特徴である「幅広い業種・業界の人と関わることができる」「社会への影響力が大きい」などの軸を選んでみると良いと思います。「給料が良い」といった待遇面での条件や、「成長している」といったどこの企業にも当てはまる条件は避けましょう。「あなたがこれまでに経験した失敗を一つ選び、それをどう乗り越え、何を学んだか記述してください」こちらの設問では「未来のアクセンチュアに必要なDNA」を念頭に置きながら、「あなたの過去の失敗を乗り越えた強み(学んだこと)」が「アクセンチュアの求める人物像」と合致することを示しましょう。例えば、コンサルタントに求められる「論理的思考力」「リーダーシップ」「粘り強さ」などの強みをアピールできると良いでしょう。社員のダイバーシティを推進しているアクセンチュアでは様々な個性をもった社員を求めているため、「アピールする強みの内容」は必要以上に会社に合わせようとせずに、自分が一番自信を持っているものを記入すればよいと思います。それよりも「文章の論理性」や「分かりやすさ」の方が重要だと思われます。これらの要素からは、コンサルタントに必要な論理的思考力が推測されるからです。「アクセンチュアを『社員一人ひとりが夢を実現するプラットフォーム』と捉えたとき、あなたはアクセンチュアで何を実現したいですか」こちらの設問では、アクセンチュアという環境を活用して、あなたがどのようなキャリアを描こうとしているのかについて尋ねています。社員一人一人に対して明確なキャリアビジョンを求めるアクセンチュアらしい質問と言えるでしょう。まず初めにアクセンチュアであなたが実現したいキャリアがどのようなものであるのかを簡潔に述べましょう。その上で、そのキャリアビションを実現する上で必要なスキルは何か、そのスキルを手に入れるためにどうしてアクセンチュアを選択するのかについて具体的かつ論理的に説明しましょう。必ずしも、アクセンチュアの仕事の中で実現できることをゴールにする必要はないと思います。エントリーシートを書く際には以下の記事を参考にすることをおすすめします。参考アクセンチュアの本選考Webテスト・筆記試験対策アクセンチュアでは、エントリーシート提出時にWebテストが課されます。アクセンチュアのWebテストは日本エス・エイチ・エル(SHL社)の玉手箱です。自宅受検型のテストで、多くの企業で実施されているため、解く機会は多いと思います。特徴は問題数が多いのに対して解答時間が短く、1問にかけられる時間が短いことです。問題形式を予め知っておいて、解けない問題が出た時は思い切って次の問題に移ることが大切になります。計数は「四則演算」「図表の読み取り」「表の空欄の推測」の3種類から1つが出題されますが、例年表の空欄の推測が出題されているようです。玉手箱を受けたことがある学生でも、計数で受けたことがない種類の問題が出る可能性があるので、一通り参考書等に目を通しておくべきでしょう。コンサルティング業界ということで優秀な学生が多く受けに来ることが予想されるので、ボーダーは決して低くはないと考えられます。Webテストで落ちてしまうと、面接対策やケース問題対策が活かせないので、自信が無い人は早くから対策を始めることを推奨します。参考:アクセンチュアの本選考面接・グループディスカッション対策以下では、アクセンチュアのグループディスカッション・面接で実際に問われた内容をもとにした対策プランを提示します。基本的には以下のフローで選考が行われますが、去年からリクルーター面談による選考ルートが始まったようです。また、中にはグループディスカッション・一次面接が免除された学生もいました。参考:→リクルーター、及び面談を解説した記事です。企業側の意図、またそれらを踏まえた対策や心構えを解説しています。選考免除ルートに乗りたければ、積極的にOB・OG訪問を行うと良いでしょう。ある内定者は4人程の社員にOB訪問をしたところ、人事部長との模擬面接へと招待され、そこでのパフォーマンスが評価された結果、グループディスカッションが免除されたそうです。もちろん通常の選考ルートから内定を獲得した学生も多いので、必要以上に気にしすぎる必要はないでしょう。参考:アクセンチュアのES・選考レポート一覧→アクセンチュアの本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。グループディスカッション対策◆グループディスカッションのテーマ・外国人観光客をターゲットにしたベンチャー企業のビジネスモデルを構築せよ・某寿司屋はマグロの初セリを続けるべきか否か・専業主婦が働きたいと思う会社にするにはどうすれば良いか・読書を促進させるにはどうすれば良いか・納豆メーカーの成長戦略を考えろ・通勤ラッシュ時間の電車混雑を緩和するには・ドローンビジネスの起業戦略を考えよアクセンチュアの選考ではまず初めに、グループディスカッションが課されます。グループディスカッションの流れとしては、45分間のディスカッションを行った後に、5分間の発表を行います。グループディスカッションでは非常に幅広いテーマが課されますが、ある企業/業界の成長戦略を問われる場合が多いようです。また、どのテーマも非常に抽象的なため、初めに前提条件の確認・目的の明確化を行うことが重要です。グループディスカッションで評価される人物は、議論を進めるために求められている(結果的な)役割を理解した上で、自身の立ち振舞いを変えることができる人物です。ファシリテーター・アイデアマン・タイムキーパー・書記などの役割と選考の通過率は関係ないと思われます。議論の全体像を俯瞰して、適切なタイミングで議論を深める発言をすることができる人物が評価されます。また、自分の意見を押し通すのではなく、周囲の人物に意見を求めるような協調性もアピールできると良いでしょう。過去の選考では、「チームで行動できない奴はうちにはいらないね」という発言をした選考官もいたようです。▼グループディスカッションの進め方については、以下の記事を参考に対策しておきましょう参考:→参考記事では1次選考として行われることの多いGDにおける評価ポイントや対策方法を提示します。参考:→GDの議題は5つのパターンに分けることが出来ます。この記事では議題のパターンとそれぞれの議題に対する対策方法を提示します。一次面接対策一次面接では初めにケース問題を解いてから、10分間の休憩を挟み、通常の面接が行われるようです。中にはケース問題と面接の順番が逆の学生もいたようです。過去のケース面接では以下のような質問が聞かれています。◆ケース問題・若者の自動車離れを食い止めるためにはどうすればよいか・ドローンの商品化戦略を考えよ・ドローンビジネスの起業戦略について考えよ・ラッシュ時間の電車混雑を緩和するにはどうればよいか・既存航空会社がLCCとの差別化を図り、売上を上げるにはどうするか・商店街の店の売上を上げる施策を考えよ・小売業界大手が店舗での学童保育事業へ本格参入したことを受け、他の業界が参入する場合はどこが良いか具体的に述べ、メリットとシナジーをあわせて述べよ・ある飲食店の売り上げを上げるためにはどうするべきか・大手コーヒーショップのチェーン店におけるコーヒーお替り自由制度の導入の賛否について述べよ・インバウンド消費を増やすために打ち手を考えろケース面接では、いかに問題を構造化し、打ち手をいかに様々な角度から考えることができるかが重要になります。また、具体的かつ魅力的な提案を出すことができると更に良いでしょう。ケース面接は、特訓次第で誰でも能力を高めることができるため入念に対策をするべき部分だと言えます。以下の記事で紹介されている書籍や対策法を参考に特訓しておくと良いでしょう。参考:→コンサルティングファームの選考は独特なものが多く、きちんと対策することが必要です。参考記事ではコンサルティングファーム志望者が読むべき5冊の本を提示します。参考:→BCGインターン参加者による実際の面接で出題されたケース問題のやりとりも参考にしてみてください。通常の面接では以下の質問が問われました。◆過去の経験についての質問・学生時代頑張ったことは何か・なぜその活動に力を入れたのか・なぜその結果を出せたのか・自身のどのような人柄を活かすことができたのか・もしやり直せるとしたらどこをどう直すか◆あなた自身に関する質問・自分が尊敬できる人と自分はどう違うか・ストレス耐性はあるか・苦手なことを克服しないといけないとき、あなたはどうするか◆志望動機に関する質問・なぜアクセンチュアを志望するのか・なぜデジタルコンサルタントなのか・なぜ戦略コンサルタントではなくビジネスコンサルタントなのか・なぜコンサルタントではなくエンジニアなのか・アクセンチュアでやりたいことは何か・アクセンチュアにどのようなイメージを持っているか・アクセンチュアに必要なDNAは何か・他に興味のある業界はどこか・逆質問面接では、エントリーシートに記入した内容を深く掘り下げた質問がなされます。全体的にオーソドックスなものが多い印象です。コンサルタントの仕事では、当然のことながら高い論理的思考力が求められています。どの企業の面接においても共通することですが、1つ1つの質問に対して結論ファーストで論理的に答えるようにしましょう。「学生時代頑張ったことをやり直せるとしたらどこをどうやり直すか」「自分が尊敬できる人と自分はどう違うか」といった設問も、学生が自分をどれだけ客観的に捉えることが出来ているのかを見ており、学生の思考力の深さを測っているものと思われます。また、論理性だけでなく話すときの印象についても見られているようなので気を付けましょう。ある内定者は面接後のフィードバックで「話を聞く態度」や「柔らかい雰囲気」を高く評価されていたようです。最終面接対策◆過去の経験についての質問・学生時代に頑張ったことは何か・なぜその活動に力を入れたのか◆あなた自身に関する質問・今まで生きてきた中で、やっておけば良かったと思う後悔はあるか◆志望動機に関する質問・なぜIT業界を志望するのか・なぜコンサルティング業界を志望するのか・なぜアクセンチュアを志望するのか・なぜコンサルタントではなくエンジニアなのか・アクセンチュアでやりたいことは何か・入社後のキャリアプランはあるか・他にどのような企業をみているか・アクセンチュアはネットで評判が悪いがどう考えているか◆その他の質問・今のプレゼン、どこがダメだと思うか・あと10分あるけど、もう聞きたいことないから終わってもいいか・性格検査の点数の低い項目についての質問最後の関門、最終面接です。ここまでの選考で学生の論理性については見てきているので、「本当にアクセンチュアで活躍できそうか」「本当に入社する意思があるか」といった視点から学生の人柄を問う質問が増えている印象です。とは言え、学生のこれまでの評価・選考官の特徴によって質問はさまざまなようです。とても和やかな雰囲気で「前段階で選考通過は決まっていたように感じた」「雑談で終わり、まるで初めから内定を出すことが決まっていたかのようだった」と答えた学生もいれば、「一次面接以上に志望動機の深堀りをされた」「繰り返し『なぜ?』と問われた」「若干圧迫気味に感じた」という学生もいました。また、ケース面接が課された学生もいたようです。このように質問内容を事前に想定することが難しいため事前の対策が難しいようにも感じられますが、本質的には自分を理解した上で、自分がいかにアクセンチュアとマッチしているかについて、根拠を持ってはっきりと話すことが大切だと思われます。また、こちらの動画では面接の全体像について解説していますので、本記事と併せてご覧ください。最後に:アクセンチュアで評価されるために以上をまとめると、アクセンチュアの選考では以下の3つの素養が求められていると考えられます。①困難から逃げずに向き合い、乗り越える力②異なる立場の相手と正面から向き合うコミュニケーション能力③現状に満足せずに変化を求め続ける姿勢選考の場においては、各フローを通じて以下の2点を示すことができると良いでしょう。①上記のアクセンチュアが求める要素を兼ね備えた人柄②コンサルタントに求められる論理的思考力の高さ以上、アクセンチュアの選考突破のヒントとして本記事を役立てていただければと思います。
- アクセンチュアの志望動機対策/事業内容から考える【内定ES有】 48,781 views アクセンチュアは、上位学生に人気ないわゆる戦略コンサルティングとは異なり、ITコンサルというカテゴリーに分類される企業です。現代社会においてITの力は不可欠となっており、戦略から実行まで携わるITコンサルの需要というのは常に存在していると言うことができます。外資系企業であることから、力試しも含めて比較的早期に選考を受けることになるため、業界理解などが進まず志望動機の構築に悩みやすい企業の一つであるような印象があります。今回は、そんなアクセンチュアの選考で書くべき志望動機について考えていきたいと思います。unistyleにはアクセンチュアに関する記事が他にもありますので、それらも参考にして下さい。参考:・・・・・→ES対策だけでなく、企業研究、面接対策、ケース問題など、アクセンチュアの選考対策を幅広く扱っています。是非参考にしてみてください。アクセンチュアのビジネスモデルアクセンチュアではクライアントが抱えている問題の解決の依頼を受けコンサルティングを行い収入を得るというビジネスモデルが実行されています。例えば、ITシステムの構築の相談、観光戦略、企業戦略など多岐に渡る分野を手がけています。もちろん、解決しようとしている問題は容易なものではないので、高度な知見をいかしてソリューションを提供しているという事業形態といえます。では、具体的にはどのような事業を行っているのでしょうか。一つ事例を見ていきましょう。日本の人口減少が見込まれ、国内旅行需要の拡大余地が限られる状況においては、成長の余地が大きく残されているインバウンドを中心とした、観光振興の取り組みへとシフトしていくことが必要です。東北は国内他地域に比べても特に大きな伸びしろを持っています。(海外における東北の認知度10%、北海道63%、九州40%)(中略)2016年7月に完全民営化される仙台空港周辺エリアや東北新幹線の拠点駅である仙台市は、東北へのゲートウェイとして特に重点的な支援が必要です。すでに多くの外国人旅行者が訪れている北海道、関東、関西などとも連携し、それらの地域から東北への誘客動線を構築することで、相乗効果を発揮するよう各地と空陸海をネットワーク化した「立体観光」の推進も求められます。政府は、2020年までに東北の外国人宿泊者数を2015年の3倍の150万人泊に押し上げるという目標を掲げています。この目標達成に向けて、東北の観光復興関連予算が対前年度比約10倍(2016年度当初予算で約50億円)と大幅に増加している中、本提言は、その予算を有効活用するための指針として、官民が連携した戦略的かつ効果的な観光復興の取り組みに活用されます。参考:アクセンチュア、東北観光復興の取り組みを支援――世界に通用する強いブランドの確立に向け、復興庁が提言を公開こちらは、アクセンチュアが行った東北の観光に関する提言です。東日本大震災によって甚大な被害を受けた東北ですが、観光を通して復興をしていくための戦略をアクセンチュアと復興庁と共に考えていきました。みなさまもインバウンドという言葉を聞いたことはあるとは思いますが、ここにも書かれている様に、インバウンド需要は近年順調に増加傾向にあります。また、この事業は観光という分野で人を呼び込むことが出来るようにするための戦略を考えるものでしたが、この他にも官公庁への提言、大企業へのコンサルティングなど事業も手がけています。ですから、アクセンチュアではあらゆる分野での日本の立場を高められるような仕事ができると思います。他にも、復興庁とアクセンチュアのように立場の異なった両者が協同で事業を手がけていったことから、コンサルティングと言うのはクライアントとコンサルタントという立場が違う両者が協力して仕事をしていくことが理解できたかと思います。以下はアクセンチュアが強みをもっているIT分野の事業の紹介です。フランス首相直轄の中央省庁の1つであるDirectorateofLegalandAdministrativeInformation(DILA)は、行政情報や法律公布、公式発表を統括する機関であり、法律、市民権利および義務、政府と商取引をする際に必要となる情報へのアクセスも監督しています。今回のプロジェクトは、フランスの政府機関としては初のクラウド導入であり、サービスを重視するDILAの姿勢を具現化する取り組みです。このプロジェクトによってDILAは、市民と行政担当者に向けた新たなオンラインサービスを立ち上げました。あらゆる公的情報がクラウド上に集積・保存されるようになり、市民は容易にその情報にアクセスできます。フランス政府はクラウド導入により、コストを大幅に削減しつつ、ITインフラの柔軟性を高められるという恩恵も受けています。参考:フランスの法律・行政情報当局DILA:仏官公庁で初のクラウド導入こちらは、フランスの行政情報を統括する官庁の公的情報をクラウド化するという事業で、アクセンチュアがコンサルティングしソリューションを提案した事例です。このクラウド化により、多くの書類、ファイルを持ち続けた中央省庁が、これ以上容量の拡大をすること無く、コストを削減できるようになったようです。このように、相手の抱えている課題を引き出し問題を解決するというのが、コンサルタントの基本的な仕事です。これら2つの事例を踏まえ、アクセンチュアの志望動機を考えてみると、・日本のプレゼンスを高める仕事がしたい・相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい・価値観やスキルの異なるメンバーと一つの目標を実現したいといった軸を持った学生に向いていると導くことができます。では、そのアクセンチュアを志望した内定者はどのような軸を持った人だったのでしょうか。これから見ていきましょう。アクセンチュアのES通過者の志望動機解説以下は実際のアクセンチュアの内定者のESです。早速見ていきましょう。私がビジネスコンサルタント職を志望する理由は二点あります。一点は戦略から実行までというトータルソリューションを提供できるという点です。私は戦略だけに留まらず、クライアントの課題解決に最後まで立ち会うことこそコンサルタントの在るべき姿と考えます。もう一点は幅広い業界と関わることで課題に対して多角的な視点を得られるという点です。クライアントに最適解を提供するためには幅広い知識が必要であると考えます。参考:【内定】エントリーシート(ビジネスコンサルタント)このESでは、一つ目の理由として挙げられる『戦略から実行までというトータルソリューションを提供できる』というものに注目していきます。先ほど挙げた、『相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい』という志望動機に一致していると考えられます。また、2つ目の理由として挙げられている『幅広い業界と関わることで課題に対して多角的な視点を得られる』というのはアクセンチュアの事業内容と一致しており、整合性が取れている点も評価できます。続いてもう一人の志望動機を見てみましょう。私の目標は日本企業の国際競争力を向上させることで社会を発展させることです。そのためには企業の戦略から課題解決まで幅広い問題を支援することが必要です。特に課題の解決には解決策の提案だけでなく、実行支援まで深くサポートしなければ企業の課題解決へは直結しません。貴社のビジネスコンサルタントは戦略から実行まで顧客に深く関わることで企業に貢献しているため、私の目標に近づくと考えました。そのために貴社のビジネスコンサルタントを志望しました。参考:【内定】エントリーシート(ビジネスプロセスコンサルタント)こちらのESでは、日本企業の国際競争力を向上させることで社会を発展させる、ということを成し遂げたいことして述べています。この目標は『日本のプレゼンスを高める仕事がしたい個人に成果が強く紐付く仕事がしたい』という軸に一致しています。また、『貴社のビジネスコンサルタントは戦略から実行まで顧客に深く関わることで企業に貢献している』という点から同業の中でもなぜアクセンチュアかという点にまで触れることができています。さらに、もう一人の志望動機を解説していきます。過去に起業した経験から、企業の経営上の課題を解決できる仕事をしたいと考えているからです。ビジネスコンサルタント職は、クライアントの経営上の課題を解決するプロフェッショナルであり、クライアントに寄り添い、最も良いパフォーマンスを発揮できるよう最大の努力を尽くす役割が強いと思います。ビジネスコンサルタントとしてそのような役割を果たし、企業や社会の発展とともに、自分自身を成長させたいと考えています。参考:【内定】エントリーシート(ビジネスコンサルタント職)この方が成し遂げたいこととしてあげているのは『企業の経営上の課題を解決できる仕事をしたい』というものでした。これは『相手のニーズを把握し、自らの提案で解決する仕事がしたい』という軸に一致しています。また、この方は自らの起業経験をもとにしているため、経験に根付いた志望動機が書けており説得力があります。最後にいかがでしたでしょうか。今回はアクセンチュアの志望動機について事業内容から考えていきました。選考時期が早いことから志望度に高低が生じやすいアクセンチュアではありますが、志望動機が書けないといって、あれこれ思考をめぐらすよりも、まずはとりあえずESを出して選考に繋げることが重要ではないかと考えています。以下の記事では、アクセンチュアのような外資系コンサル早期内定者が、早期内定獲得のメリットについて述べられています。情報収集に時間をかけすぎて、選考のチャンスを狭めてしまうことは非常にもったいないことでしょう。本記事のように軸に基づいて、ある程度割り切った形で志望動機を考えていくことも、選択肢の一つとして考慮していただければと思います。参考:→早期内定獲得のメリットを提示します。
- アクセンチュアの選考対策|ES〜面接まで 32,001 views アクセンチュアは、ストラテジー、コンサルティング、デジタル、テクノロジー、オペレーションズの5つの領域でサービスを提供する総合コンサルティング企業です。今回はアクセンチュアの選考を突破するための攻略法についてご紹介します。本記事のコンテンツ・アクセンチュアの本選考内容・アクセンチュアの本選考ES対策└説問1└設問2└設問3└説問4・アクセンチュアの本選考GD対策・アクセンチュアの面接対策・最後にアクセンチュアの本選考内容アクセンチュアの本選考では、GD、面接によって構成されています。過去の選考ではこの面接でケース問題やフェルミ推定が出題されたようです。今年も選考ステップが同じ為、同様の形式だと思われます。1.エントリーシート提出・Web適性試験2.グループディスカッション3.1次面接(ケース問題含む)4.2次面接参考:本選考レポート(ビジネスコンサルタント)アクセンチュアの本選考ES対策アクセンチュアのエントリーシート設問では、就職活動の軸・アクセンチュアのどのような点に共感したか・アクセンチュアで実現したいことを400から600字程度で問われています。【エントリーシート設問内容】1.どのような軸で就職活動を行っていますか(400文字以下)2.あなたがこれまで経験した失敗を一つ選び、それをどう乗り越え、何を学んだか記入してください(600文字以下)3.アクセンチュアを社員一人ひとりが夢を実現するプラットフォームと捉えた時、あなたはアクセンチュアで何を実現したいですか。(600文字以下)*改行せずに文章は続けてください。4.第1志望の職種を志望された理由をお聞かせください。(200文字以下)【参考】アクセンチュア内定者の回答1.どのような軸で就職活動を行っていますか(400文字以下)私の就活の軸は以下の3点である。1.常に挑戦できる環境が整っているか。2.グローバルに大きな影響力を与えられるか。3.自分の意識でキャリアを形成しやすいか。1.の理由は、私の性格からである。私は今までに様々なことを挑戦してきた。その挑戦の成功や失敗経験の積み重ねの元に自己を成長させ、成長する度に喜びを感じてきた。社会人になっても自分を成長させ喜びを感じ続けたい。2.の理由は、日本企業を世界に発信し存在感を向上させ母国に貢献したいと考えており、それを実現できるようなコンサルタントになるために必要な軸であると考えているからである。3.の理由は、実際に業務を遂行していく中で、自らのキャリアに対する方向性が変わる可能性も0ではないと考えているためである。貴社には、キャリアを築いていく中で生じた方向性の変化に対応できるキャリアズマーケットプレイスがあると聞いており、私にとって魅力的な環境である。参考:エントリーシート設問1では、就職活動の軸について問われています。ここでは、自分自身の経験と軸が結びついているかどうかを意識しながら書きましょう。また、同じ業界を志望していたとしても、人によって企業選びの軸は様々です。過去のアクセンチュアのESでは問われ方は違うものの、学生の企業選びの基準について問う設問あるため、これらも参考にしつつ、ご自身が共感できる就職活動の軸を探してみてはいかがでしょうか。軸については以下の記事も参考にしてみて下さい。企業選びの軸の確立の仕方、作る上での注意点などを述べた記事なので是非参考にしてみて下さい。参考:企業選びの軸についてこちらの内定者の回答では、まず回答文のポイントとなる数をあらかじめ明記指定できていること良い点です。このようにすることで、読み手がどこに注目して読めばよいのかわかりやすく、余計な回数読むことを必要とせずわかりやすく内容が伝えられます。コンサルタントにおいて、能力もさることながら「人柄」も重要視する企業は多くあります。それは、どれほど優れた提案ができても、提案者が人間として信頼できなかったり、説明が拙くてクライアントに理解してもらえなければ意味が無いからだと考えます。ですので、ES全体で内容ももちろんですが、その見せ方にも気を配る必要があります。その点で言うと、はじめにポイントの数を提示することはよくあるテクニックではありますが、やはり有力なものだと感じます。また、これは説問1なため、ここで提示した軸がこの後披露するエピソードや志望動機と密接にかかわっている必要があります。【参考】アクセンチュア内定者の回答2.あなたがこれまで経験した失敗を一つ選び、それをどう乗り越え、何を学んだか記入してください(600文字以下)私が経験した失敗として、映画の出口調査のバイトをあげる。映画の雑誌に掲載するため、映画を見終えた一般客に感想をインタビューする仕事であり、1日に約10ヶ所の映画館を訪れる。しかし、突然インタビューされるお客様にとっては、怪訝な顔をする人や邪魔だと怒鳴る人も中にはおり、調査を始めた頃は何度も貴重なコメントを取り損ねた。そのことによって、社員の方々や感想が掲載されるのを楽しみにしているお客様に大きな迷惑をかけてしまい信頼を失いかけた。そこで、私はいかに不信感を抱かれずに協力の姿勢を取ってもらえるか、表情や歩く速度、言葉遣い、態度全ての面をインタビューする客層を考え、実践してきた。その結果、1調査において1本が目安の原稿数を2~3本に増やし、雑誌に掲載される分量も、始めた当初の2.5倍以上に増えた。現在では、社員の方々やアルバイトのメンバーからの信頼も厚く、班の隊長を任される存在になった。また、お客様の中には感想を是非話したいとお客様の方から私にインタビューを申し込んで来る方もいる。このような結果に繋がったのは、人の気持ちを汲み取り、周囲への配慮を常に考える姿勢を身に付けられたためだと考えている。以上の経験から困難から逃げ出さずに、一つの課題に真剣に向き合うことで自己の成長に繋がることや、人としての大きな信頼が得られることを学んだ。参考:エントリーシートこちらは失敗経験について問われた設問です。ポイントとなるのは①「失敗」の規模②失敗を分析し、再現性のある方法で乗り越えられたか③今後に繋がる学びを獲得しているかの三点だと考えます。①に関しては、そこまで考えすぎるものではないですが、あまりにも小さい失敗だったり、共感を得られにくいものは避けたほうが良いと思います。しかし、インパクト重視で経験を選ぶことも避けたほうが良いでしょう。恐らく②や③が評価のポイントになってくると思いますので。②に関しては、乗り越えるにしても、それが今後に関しても通用する乗り越え方だったのかということです。大きな失敗を乗り越えることは大変にすばらしいことですが、そこでの方法がその場においてのみ通用するものでは企業としては嬉しくありません。入社後に同様の問題や、広く「失敗」や「困難」というものに直面した際に、それを乗り越えられる人材であるかを見ているため、ここではその乗り越え方を抽象化し、「方法論」で伝えることが重要だと考えます。③に関しては、そもそも失敗は少ないに越したことはないので、予防に向けて必要なことや、「失敗」とは一見繋がらなくとも社会人として有用なスキルを獲得したことがアピールできれば、単なる「失敗談」で終わらず、価値ある経験談になると思います。そこで言うならば、この内定者の回答では、失敗の規模や乗り越え方の方法論としての明記、今後に繋がる学びの獲得と、三点を満たした回答であるといえます。【参考】アクセンチュア内定者の回答3.アクセンチュアを社員一人ひとりが夢を実現するプラットフォームと捉えた時、あなたはアクセンチュアで何を実現したいですか。(600文字以下)*改行せずに文章は続けてください。(レイアウトの都合上改行しています)私は、迅速な課題解決能力を有し、リーダーシップを発揮しながら様々なケースで影響力を与えられるビジネスパーソンになりたい。その上で、日本企業を世界に発信し、存在感を向上させ母国に貢献したい。大学のサークル経験から、そのような考えに至った。大学に入り同学年の友人たちとサッカーサークルを立ち上げた。しかし、創立当初は個人の課題やチームの課題を意識せず、キャプテンの指示に従って漠然と練習に取り組んでいて質が非常に悪かった。そこで、選手一人一人やチーム全体に欠けているものは何かを練習前後で議論させ、各々の意見を尊重しながら、明確になった課題を抽出し、改善に繋がる練習メニューを考案していった。その影響で、個人が高い目標や課題を意識して日々の練習に取り組むようになった。結果、練習の質は格段と上がり、学内戦では初出場で優勝、その後の関東大会では約100チーム中4位という好成績を残した。以上の経験から個人が主体的に働きかけることにより、組織全体に大きな影響を与えられることを学んだのと同時に、将来はより大きな場で人や社会に大きな影響力を与え続けたいと思った。貴社では、若手に多く仕事を与えていく風習があり、個人の挑戦次第で、社会に大きな影響力を与えることができる点や、多様な価値観を持つ優秀な人材と切磋琢磨することによって、リーダーシップが育まれる点から夢の実現となる最適な環境が整っていると考えた。参考:アクセンチュアエントリーシート明記はされていませんが、志望動機の一つと考えていいでしょう。問われている時間軸は未来ですが、未来はあくまで現在の延長線上にあり、またその現在も過去の積み重ねで構成されているもののため、ここでも自身の経験を踏まえて語ることで、自身の有する将来像が突飛なものではなく、しっかりとした根拠を持って相手に伝えることができます。ですので、まずは伝えやすくするためまずは「結論ファースト」で書き始め、それがどのような経験を元に生まれたものなのか、そしてその将来像が何故アクセンチュアで実現できると考えたのか。こういった順で書くと説得力のある内容で伝えることができると思います。こちらの回答では、上記で提示した順で書かれており、自身の夢が経験とアクセンチュアという環境と合致しているため、納得感のある回答になっています。【参考】アクセンチュア内定者の回答4.第1志望の職種を志望された理由をお聞かせください。(200文字以下)上記であげた大学のサークル経験から、問題解決に向け主体的に行動することの楽しみを感じ、将来はコンサルタントになりたいと考えた。その中でも貴社のビジネスコンサルティングは、先新のテクノロジーと世界各国で蓄積された知見を駆使し、クライアントを支援し続けてきた実績がある。そのような環境下で、私の夢であるリーダーシップを発揮しながら様々なケースで影響力を与えられるコンサルタントに成長したい。参考:エントリーシートこの方はビジネスコンサルタントを第1志望の職種に選択したようです。アクセンチュアには大きく分けて5つの採用職種があるようです(2019年度採用時)①ビジネスコンサルタント②デジタルコンサルタント③戦略コンサルタント④オペレーションズコンサルタント⑤ソリューションエンジニア参考:アクセンチュアの新卒採用–アクセンチュア・ジャパン-AccentureESの中身に関しては、まずはコンサルタントになりたい理由、その中でもなぜアクセンチュアのビジネスコンサルタントなのか、そして将来の展望という順で書かれています。志望動機が自身の経験から来るもので、なおかつその経験がそれまでの回答に出てきていたものですので、短い字数の中で強い説得力を持った回答ができていると感じます。志望動機が最後に問われていることを考えると、自身の経験を絡めるのももちろんですが、それまでの設問で回答した経験と絡めることで、より納得感のある回答になると思います。アクセンチュアの本選考GD対策アクセンチュアのGDは、「商店街の売上を伸ばすには」「ラッシュ時間の電車混雑を緩和するには」といったケース問題が出題されたようです。学生側の人数が8名と多いため、他学生の話す時間を奪わないように気をつけつつ、こうしたGDの対策については、他コンサルファームの選考対策記事にも詳しく解説しているため、参考にして下さい。同業他社のGDのお題・ES設問や面接対策なども掲載しているため参考にしてみて下さい。参考:PwC(テクノロジーコンサルタント)のインターンシップ攻略、ESおよびGD対策【unistyleインターン攻略】参考:シグマクシスのインターン面接・グループディスカッション選考対策【Unistyleインターン攻略】ここでは、ケース問題について抑えるべきポイントや考え方について記載したいと思います。ケース問題を解くときには、①前提条件の確認とアプローチ方法の選定②現状分析③課題の特定④打ち手の立案⑤検証基本的にはこの流れに沿って考えればどのようなタイプのケース問題にも対応出来ると思います。ケース問題を解くときに気をつけてほしいのは「フレームワークの使い方」です。特にケース問題を初めて解くときなどに、とりあえず3C分析やSWOT分析などをしたはいいものの、なんのために、どうしてやったのかなどが明確でない場合です。フレームワークを使うときには今ある問題を構造的に分けて考え、どこが一番の問題点なのか、どこが一番改善の余地があるか、といったところを考えるために使いましょう。使うことが目的ではなく、あくまでもツールの一つということを覚えといてください。参考:こちらの記事では実際にアクセンチュアで出題された問題についての解説を記載しています。ぜひご覧ください。アクセンチュアの面接対策アクセンチュアの面接では、ケース問題やフェルミ推定を出題されるようです。これまでのコンサルファームの選考対策記事でも、参考書などについて紹介させていただいたので、今回はこうしたケース問題の本番でどういった点を見られているかについて書きたいと思います。ケース問題などが出題された際、自分ひとりでケースを解き、その後コンサルタントの面接官にその内容について議論を交わすパターンが多いです。ここで、コンサルタントとのディスカッションがどういった役割を果たしているかについて考察したいと思います。・自分の仮説・提案を深めることが出来るかどうか・指摘された際に、動揺せずに落ち着いて対処し説得できるかどうかこの2点を見極めるために、コンサルタントとの面接が用意されていると思われます。学生側のアウトプットはケース問題を紙に書いた時点で終わるのではなく、上司、クライアントを前にして、一気通貫した説明をできるかどうか、自身の案を反省しアウトプットの質を高められるかが、実際のコンサルタントの仕事の場面で必要だからです。以下では、実際に上司との議論を通じて、どのように本質に近づいていくかがストーリー仕立てで示されています。(登場人物)小林:社歴10年目で、今年度から経営企画部に転属山崎:小林の上司である経営企画部長(事例)山崎は改善計画立案のため、部下の小林にZEUSの現状を把握するよう指示した。翌日、徹夜で情報収集した大量の資料を携え、報告を始める小林─。小林:「結果をご報告します。まず量販店データによると…(自分が調査した内容を時系列に話し始める)。次に…」山崎:「ちょっと待て。いろいろ調べたのはわかった。で、結局何がわかって、ZEUSの利益増にどんな意味があるんだ?」小林:「はい、競合は強いブランド力を活かし、価格を高く設定することで利益を確保しています。ZEUSのブランド力強化が急務だと思います」山崎:「それは調べないとわからないことか?そもそも現状把握と打ち手策定を混同しているし、闇雲に調べた情報を、闇雲にまとめているように聞こえるよ」小林:「…。私はどうすべきだったのでしょうか」山崎:「情報を集める前に、どのような視点で情報を集めるべきかを考えたかい?君はあまり意識せずに、競合商品を調査することで、示唆を出そうとしたね。でも、網羅的に情報を集めるためには競合だけでなく、自社や市場・顧客のことも調べる必要があるよね」参考:A.T.カーニー流仕事術登場人物の小林さんが最後に言ったように、上司に助けを求めるのは最終手段だと言えそうです。「どうすべきだったのか」を素直に聞くのと、自分の中でのやり方の仮説などを伝えた上でアドバイスを請うのとでは、後者のほうが自分の頭で考えた上で仕事に取り組んでいる姿勢が伝わったのではないでしょうか。最後に如何だったでしょうか。アクセンチュアの本選考は、GD・フェルミやケース問題など、コンサルファームらしい選考内容となっています。コンサル志望の方はもちろん、最近では総合商社といった難関企業もこうした選考方法を取り始めております。志望する学生のレベルも高く、選考時期も就活本格解禁前ですので本命企業を受ける前の腕試しとしても非常に有効な選考なのではないでしょうか。本記事がアクセンチュアを志望する学生の皆様のお役に立てば幸いです。参考:未来のアクセンチュアに必要なDNA→アクセンチュアの求める人物像について言及されています。▼unistyleに無料会員登録することでES、インターン選考情報を含むアクセンチュアの情報をご覧いただけます。アクセンチュアのコンテンツは下記リンクをご覧ください。参考:アクセンチュアの事業・選考・社風・内定者の自己PRと志望動機解説【unistyle企業研究】アクセンチュアの企業研究コンサル業界完全攻略記事一覧
- アクセンチュアの特徴を解説!業績や社風から見る就活対策・企業研究 48,071 views 近年は、企業の経営や戦略立案にはITの力が必要不可欠となっており、ITに強みを持つITコンサルはこれからますます注目が高まる業界となっていくでしょう。そのようなITコンサル業界の中でも就活生の中で存在感が大きいのがアクセンチュアでしょう。今回は「」も参考にしつつ、アクセンチュアの事業や社風、また選考についても掘り下げていきたいと思います。セグメント別収益と事業内容2015年度売上前年比Communications,Media&Technology63.5億ドル↑7%FinancialServices66.3億ドル↑2%Health&PublicServices54.6億ドル↑9%Products76億ドル↑3%Resources49.9億ドル↓3%Other0.17億ドルn/mTotalNetRevenues310.47億ドル↑3%参考:Accenture’sFourth-quarterfiscal2015earningsreleaseアクセンチュア内における業界グループは公共サービス・医療健康業、製造・流通業、通信・ハイテク業、素材・エネルギー業、金融サービス業の5つから成っています。素材・エネルギー業以外のグループでは前年より売上が増しており、トータルで見ても前年比+3%と売上を伸ばしていることが分かります。どのグループもバランスよく売上を計上しており、アクセンチュアは幅広い業界をバランスよく手掛けていることがこの表から読み取れると思います。クライアント企業の経営課題を解決するシステム導入を提案したり、ITを用いた企業戦略を考えるのがITコンサルティングファームの主な業務です。ITコンサルティングファームは、企業戦略の策定・立案から実行・保守まで手がけていることが特徴です。以下では、アクセンチュアが手がけた過去の具体的なプロジェクトを紹介しながら、アクセンチュアの事業内容についてみていきたいと思います。VISAVISAとアクセンチュアは、クルマのダッシュボードに一度触れるだけでドライバーが商品の決済を行うことが出来る「コネクティッドカー」の試作モデルを協力して開発しました。参考:「CLIENTCASESTUDY新しいコネクティッド・コマースの始まり」DELLデルは、完全な受注生産方式を支えるための仕組みを、アクセンチュアとパートナーシップを組むことで短期間のうちに作り上げることに成功しました。参考:「CLIENTCASE事例紹介デルコンピュータ」DirectorateofLegalandAdministrativeInformation(DILA)フランスの法律・行政情報当局であるDILAは、国民が国内のどの公共サービスにでも容易にアクセスできるよう、情報が集積・保存されるクラウドを導入するプロジェクトを実行する際、パートナーとしてアクセンチュアを選びました。参考:「CLIENTCASESTUDYフランスの法律・行政情報当局DILA:仏官公庁で初のクラウド導入」事業内容から考えるアクセンチュアが求める人材Y.W.本質的にはお客様に「アクセンチュアと一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるかどうかがカギで、我々が持っているアセットやナレッジに魅力を感じていただいていることですね。他社との比較評価をお客様におうかがいすると、スピード感や仕事に対するコミットメントの強さが評価されています。「本当に困っているとき、急いでいるときでもきちんと対応してくれるので、アクセンチュアとの仕事は安心感がある」とお客様からお伝え頂いています。(中略)入江最後に、「こんな人と働きたい」というメッセージをお願いします。D.S.アクセンチュアはいまや5,000人規模の大企業となり、最近は優等生が多くなってきている気がします。真面目に勉強しているけど何かつまらないタイプが増えた感があるので、少々変わっていても尖っている人と仕事がしたいですね。Y.W.人材が画一的になるということはダイバーシティが失われるということであり、突然変異のような存在を抱えていないと組織として次のステージには行けません。我々も居心地のよい殻の中にこもったまま変化しなければ、自覚のないままに衰退してしまいます。組織に刺激を与え、変化を促すような人たちに入って来てほしいと思います。引用:「コンサルタント座談会」ここからは、アクセンチュアが就活生に求める素質について、上記の引用文と過去の記事「」を参照しながら考えていきましょう。上記の引用記事では、アクセンチュアのY・Wさんは如何に顧客から安心感を得るかということを重視しています。コンサルタントである以上、クライアント先と信頼関係を構築する能力は必須といえます。また、Y・Wさんは組織に刺激を与え、変化を促すような人と働きたいと言います。コンサルティングファームの1社員として、自社に対してはもちろん、クライアントに対して組織に変革をもたらすことが求められ、そのためには組織内において新しい仕組みや企画を提案する力が必要になります。また、コンサルタントはその業務の性質からプロジェクト単位で動くことになるので、自社以外の多くの関係者の中でリーダーシップを発揮し企業戦略の提案・実行を行うことになります。そのため、周囲の人の中でリーダーシップを発揮する能力も必要だと言えるでしょう。以上をまとめると、・関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる・リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することができる・今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる以上のような能力が求められるでしょう。アクセンチュアの社風について永田アクセンチュアというファームの特徴や優位性はどこにあるとお考えですか。程やはり、規模とカバレッジです。アクセンチュアはコンサルティングファームとしては世界最大級で、かつコンサルティングだけに留まらずお客様の業務を請負ってオペレーションも手掛けています。つまり戦略や計画をつくって提案するだけではなく、お客様と共に戦略を実践しながら、そこで得たノウハウをコンサルティングのための知見に昇華するというサイクルを世界レベルで回している会社なんです。また、グローバル企業としてのスケールメリットにとどまらず、各国の拠点が密接に連携し、世界中の英知を結集してプロジェクトを進めています。実際、東京オフィスでも多国籍なチームでプロジェクトに取り組んでいるシーンが多く見られます。官公庁も含む様々な産業を横断的にカバーし、業務や部門、役職を越えてサービスを提供しているという点も、あまり他の会社にはない特徴だと思います。CEOやCFO、CSOやCIOといった「CxO」のすべてに対応できるサービスの幅広さがあります。それを個人のキャリアという側面からから見ると、実に幅広いキャリアチャンスが社内にあふれ、あたかも大きな転職マーケットを内包しているかのようになっています。現場のコンサルティングを担当している人でも、自分から手を挙げて、必要なスキルを身につければ上流に行くこともできるし、製造業を担当するコンサルタントが金融業へ移っていくことも可能です。永田さまざまなキャリアを開発できる環境が社内にあるのですね。程私は以前からキャリアデザインという概念を大切にしていて、「自分のキャリアをデザインしたうえでアクセンチュアを活用してください」と社員に言っています。仮に自らのキャリアを実現するために必要な要素が社内になかったら、一度外部に出てそれを習得し、またアクセンチュアに戻ってきても構わない。社員のキャリアの中でアクセンチュアが活かされていることが大事なのです。引用:「トップインタビュー」以下では、「」を参照にしながら、アクセンチュアの社風について見ていきたいと思います。まず、組織という側面から見てみましょう。引用記事内でアクセンチュアはグローバル企業として各国に拠点があり、それらが密接に連携してプロジェクトを遂行していくとあり、そのことから組織としての連帯感は強いと考えられます。また、アクセンチュアは官公庁も含む様々な産業を横断的にカバーし、業務や部門、役職を越えてサービスを提供しているので、自らが携われる業務の自由度が高いと考えられます。さらに、仮に自分が習得したいスキルが社内で身につけられそうになければ一度社外に出てそれを習得し、再び戻ってくることができることから、個人という側面から見ると非常に自由な社風であると考えられます。書類通過者のES解説ここまではアクセンチュアの事業内容と求める人材について紹介してきましたが、以下ではそれらを踏まえ、アクセンチュアのESで書くべき内容について書類通過者のESを参照にしながら考察していきたいと思います。エントリーシート設問①「未来のアクセンチュアに必要なDNA」で最も共感しているものは何ですか。また、その理由を記述して下さい。(400-600字)※未来のアクセンチュアに必要なDNA・背伸びをしてでも目標に手を伸ばさずにはいられない・自分も会社も世の中までも、変えたいと望む・ここで成長したあとは「次のステージ」も視野に入れている・チャレンジに、手加減をしない・タフな状況も、先頭に立ち楽しめる情熱がある・正しい判断のためには、上司との衝突も辞さない・信念に基づき、主張し、実際にやりとげる・チームワークの可能性を信じる・多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている・常に誠実さを失わず、言行一致の気概がある②あなたが過去にチャレンジしたことの中で直面した最大の困難は何ですか?また、それに対してあなたが何を考え、どう対処したか、その経験が今どのように活かされているかについて記述してください。(400-600字)③アクセンチュアで挑戦したいこと、実現したい夢は何ですか。(400-600字)参考:アクセンチュアエントリーシート求める人材像①では、アクセンチュアが学生に求める資質が、応募者に備わっているかどうかを確認する設問だと考えられます。共感した理由については、自らの学生時代の経験から得た学びなどを基に記述できればよいでしょう。②では、学生時代頑張ったことと、その中での困難について聞かれています。学生時代の経験から導かれる自分の強みや学びが、アクセンチュアの求める資質と合致しているかどうかが問われています。③では、いわゆる志望動機が問われています。志望動機は成し遂げたいことが志望企業と合致しているか、また成し遂げたいことが自身の経験から導びかれていて納得感があるかがポイントになります。ここからは①〜③の設問に関して、アクセンチュアの書類通過者のESを参照しながら解説していきたいと思います。まずは①の設問から見ていきましょう。私は多様な文化が出会い、新しい価値を生み出した経験より、「多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている」というDNAに最も共感しています。私はイギリスに留学していた際、サウジアラビア人の友人の送別会の幹事をしたことがあります。この時、企画を手伝ってくれた友人は中国人、コロンビア人など、多様なバックグラウンドを持っていましたが、考え方の相違などがあり日本人の中でやるのと同じやり方でできず苦労しました。例えば、日本人以外はその日の気分で会への出欠を決めるため、事前に人数を把握しない、などの点が挙げられます。しかし、一方では企画をする中で、中国人の料理を持ち寄る習慣、コロンビア人のタンゴ演奏など、日本人では出にくい発想も集まり、結果的にはパーティーを成功裡に終わらせることができました。この経験から、多様な文化や相違する意見を持つ人との交流が自分にない発想をもたらし、均一の価値観で作られたものより興味深いアウトプットになる場合があることを学びました。そのため、このDNAに最も共感しています。参考:アクセンチュアエントリーシート解説この通過者は、留学の際に企画した送別会を、各国の友人の慣習に戸惑いながらも彼らの価値観を取り入れながら成功させた経験を記述しています。外国人留学生のアイデアを取り入れながら企画を成功させたことは、まさに「多様な文化、相違する意見の中にこそ宝石があると知っている」というアクセンチュアのDNAに合致するものでしょう。また、前述した「事業内容から考えるアクセンチュアが求める人材」で紹介した「今までにない仕組みや企画を提案し、周囲の協力を得た上で実現することができる」能力も備わっていると考えられ、非常に評価できる内容となっています。次に、②について見てみましょう。学部時代、ベトナムで社会企業の経営改善のプロジェクトに挑戦した。支援対象は旅行客向けにかばんを作り、販売している中小企業だった。私達の役割はその売上を伸ばす方法を考え実行することだった。直面した最大の困難は企業の認知度が非常に低いことだった。来店したお客様に、「どこで店や商品のことを知ったか」と聞いたところ、9割のお客様が「店の前を通るまでこの店のことも商品のことも知らなかった」と答えた。そこで「なぜ認知度が低いのか」を探るため、旅行客の視点に立ちベトナムの空港から支援先企業に至るまでの過程をシミュレートした。すると、①旅行客は首都ハノイでどこに行くのかを決める②一方、ハノイでは旅行客が支援先企業のことを知る機会がないということが分かった。そこで私はハノイに出回っている旅行客向けのフリーペーパーに商品を掲載してもらおうと考えた。周囲からは「難しい」と言われたが①日本人が編集に関わっているフリーペーパーを選び②困っていることを丁寧に説明して最終的には掲載を実現させた。この経験から「相手の視点に立って考えることの重要性」を学んだ。大学院に進学した現在、私は住民への調査をもとに京都府への政策提言に挑戦している。あるときは住民の視点に立ち「どうすれば調査に協力してもらえるか」と考え、またあるときは行政官の視点に立ち「どうすれば学生の提言を聞きたくなるか」と考えて、調査や提言を行っている。参考:アクセンチュアエントリーシート解説②では、前述したように学生時代の経験から導かれる自らの強みがアクセンチュアが学生に求める資質に合致していることを示す必要があります。この通過者は支援先の企業の売上向上という課題解決にあたって、旅行者の視点に立って施策を考え実行した経験から、「相手の視点に立って考えることの重要性」を学び、それが強みとなり他の場面でも応用できています。この強みは、「事業内容から考えるアクセンチュアが求める人材」で紹介した、課題やニーズを引き出し解決のための提案から実行まで行うことができる能力と合致するものであり、評価できる内容でしょう。また「ベトナムの空港から支援先企業に至るまでの過程をシミュレート」し具体的な解決策を考え出していることから、具体的な方法論にも触れられており納得感があります。最後に、③に関して見ていきましょう。アクセンチュアで挑戦したいことは、公共部門や医療機器・介護ロボットを製造する企業のコンサルティングであり、夢は高齢化に対応できる社会を実現することだ。以前、祖父母が要介護状態に陥った際、家族に大きな負担がかかり、母が非常に苦労していたことから現在の介護の在り方に疑問をもつようになった。学部時代は自分なりに介護の現状について調べ、①日本では急速に高齢化が進行していること②高齢者をどう支えられるかが社会問題になっていることを知った。これを踏まえ大学院では高齢者福祉についてより深く勉強した。その過程で①社会全体から見ると高齢者福祉は行政が支えていること②その公共サービスには莫大なコストがかかっていること③現場レベルで見ると高齢者福祉は介護福祉士等のマンパワーに依存していること④しかし高齢者が増えすぎてマンパワーだけでは限界があること4点を学んだ。そこで、今後日本が高齢化に対応するには、①公共サービスのコストを下げていくこと②マンパワーに代わる介護ロボットや医療機器の普及を促進することの2点が必要であると考えるようになった。こうしたことから現在はコンサルティングを通じて公共サービスの効率化、介護ロボットや医療機器の普及に挑戦したいと考えている。将来的には高齢化に対応した社会を実現し、そのモデルを高齢化に直面している世界の国々に発信していきたい。参考:アクセンチュアエントリーシート解説③では、前述の通り成し遂げたいことが志望企業と合致しているか、また成し遂げたいことが自身の経験から導びかれているかがポイントになります。この通過者は医療・福祉業界に関わる企業のコンサルティングをすることを望んでおり、まさにそれはアクセンチュアで成し遂げられることであるので、成し遂げたいことと志望企業が合致しています。「なぜ医療・福祉業界ではだめなのか」という点に関しては面接で聞かれる部分だと思うので、しっかり準備しておく必要があるでしょう。また、祖父母の介護に苦労する母を見てきた自身の経験から成し遂げたいことが語られており、非常に納得感があります。この点も評価できると思います。選考について最後に、アクセンチュアの選考方法について見ていきましょう。アクセンチュアは戦略コンサルタント、ビジネスコンサルタント、デジタルコンサルタント、ソリューション・エンジニアの職種ごとに採用を行っています。◆選考プロセス・戦略コンサルタントエントリーシート・Webテスト→3日後くらいに連絡→GD(当日通過連絡)→一次面接(その場で通知、日程調整)→ケース面接(その場で通知、日程調整)→最終面接(一週間後に内定連絡)・ビジネスコンサルタントエントリーシート、webテスト(一週間以内に連絡)→グループディスカッション(一週間以内にメールで連絡)→1次面接(その場で合格と言われる)→2次面接(1週間以内にメールで連絡)・ソリューションエンジニアエントリーシート、Webテスト(締め切りの1週間後に連絡)⇒GD(選考の3日後に通過のメール)⇒一次面接(面接の翌日通過のメール)⇒最終面接(面接の翌日内々定のメール)参考:アクセンチュア本選考情報書類選考を通過するとグループディスカッション、面接と選考が進んでいきます。コンサルタントの場合、面接の場でケース問題を解かされ、それを基に面接を行うのでケース問題対策は必須でしょう。グループディスカッションでも、「与えられたお題に対して一人で論理的に結論を導ける力」の有無が選考通過を左右するので、この点を考慮してもケース問題対策が有効でしょう。ケース面接以外の面接では、ESに沿った質問や、志望動機や学生時代の経験を問うオーソドックスな質問が多いようです。しかし面接官によっては「アクセンチュアはネットで評判が悪いがどう考えているか」といった質問などの変化球が投げられてくることもあるようです。オーソドックスな質問にはもちろん、変化球に対しても自己分析と企業研究にしっかり取り組めていれば落ち着いて答えることが出来ると思われるので、事前の準備は怠らないようにしましょう。過去の選考情報から過去の質問をリストアップし、それに対して答えを考えておくというのも非常に有効な手だと思います。最後にいかがだったでしょうか。今回はコンサル業界でも大きな存在感を放っているアクセンチュアに、事業内容、求める人材、選考方法など様々な面からフォーカスしました。今回の記事がアクセンチュアの選考に臨むにあたって役に立てれば幸いです。