NTTドコモ(NTT docomo)関連のテクニック
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- 【NTTドコモの面接過去問25選】就職活動での頻出質問と選考意図とは 35,158 views 「NTTドコモはソフトバンク・KDDI」と並ぶ国内大手通信キャリア3社の一角を担い、知名度・就職活動での人気度共に高い企業となっています。NTTグループと言うとやや「お堅い」イメージがあるという方が多いかと思いますが、「」や今回紹介する質問内容からも読み取れるように、グループの中では「攻め」の姿勢を重視し、効果的な付加価値戦略の策定から事業の拡大を図っているようです。そんなNTTドコモの選考フローは「ES+Webテスト→GD→面接(3回程度)」となっているようです。GDはお題が与えられておらず、各自が案を持ち寄ってテーマの決定から話し合うという点が特徴的となっています。それでは、NTTドコモの面接で実際に問われた質問について見ていきましょう。志望動機に関する質問なぜインフラ業界を志望するのか教えてください。なぜ通信業界を志望するのか答えてください。NTTドコモでどのような仕事をやってみたいか教えてください。将来どのような働き方をしていたいか教えてください。なぜ通信業界の中でもNTTドコモなのですか。ソフトバンクやKDDIではない理由は何ですか。あなたの就職活動の軸を述べてください。勤務地に希望はありますか。転勤の場合でも問題ないですか。就活の状況はいかがですか。(内定先を伝えた就活生に)その企業と弊社はどういった関係性があるのですか。(営業志望の学生に対して)営業の仕事で求められる素質は何だとお考えですか。逆質問「」に照らし合わせてみると、「(3)企業選びの軸(4)業界比較(5)取り組みたい仕事(6)同業比較」に該当する質問が尋ねられています。「」「」の記事にもあるように、通信キャリア大手3社において同業比較は必須であるようです。併願して受けている場合は、同記事も参考に差別化できるよう準備しておく必要があるでしょう。内定先とNTTドコモの関係性や企業選びの軸を尋ねていることから、ただ「有名な企業だから」などではなく、成し遂げたいことから導かれる一貫した軸に基いて就職活動を行っているかを見ようしていることも伺えます。面接の場では「あなたがNTTドコモでやりたいこととあなたがやってきた経験は結びつかないと思うのですが?」と厳しく問われることもあるようなので、フレームワークに沿った形で論理的に説明できるかが重要になると考えられます。一番下の質問は文系学生の多くが配属されることになる営業職種について正しい理解が進んでいるかを問う質問です。営業というと「取引先を回るなかでとにかく訪問件数を増やし、頭を下げるような形で契約を勝ち取る。」「その成績が個人ごとにオフィスに張り出される」いったような姿がイメージに浮かぶという方が多いかもしれません。しかし、「」にもあるように、ひとくちに「営業」といっても、「既存営業か新規営業か」「既存品の販売かカスタマイズ製品の販売か」などによって大きく働き方が異なります。NTTドコモでの営業での働き方とはどのようなものであるか、その仕事理解を示すためにはやはりOB訪問・OG訪問を始めとした方法で実際に働いている社員の声を聞くのが最も有効です。そういった正しい仕事理解が、質問にあるような営業に求める素質を考えるうえでも重要になってくるでしょう。学生時代の経験に関する質問学生時代に力を入れたことは何ですか。学生時代に最も苦労したことは何ですか。学生時代の経験についてESで記入した内容以外に挙げてください。あなたがその経験をしたコミュニティーにおいて、他に何か力を入れたエピソードはありますか。学生時代の経験についてサークル・アルバイト・ゼミ以外について述べてください。「」の内容がそのまま尋ねられるということは少ないようです。全体としてNTTドコモでは複数エピソードを求める質問が並んでいることが特徴だと言えます。一般に「持ちネタ」とする学生時代の経験は一つだけだと不十分であると考えられます。そもそも面接官が経験について深掘りを重ねるのは、そのエピソードを知ることで、学生がどのような価値観を持った人物なのか、どのような強みを持った人物なのかを知り、本当に企業に貢献できる素質を持った人材なのかを見極めるためです。面接官は複数の経験について聞くことでそれらについてより深く知ることができるため、このような質問が並んでいるのだと考えられます。特に一番下のように多くの就活生が経験として挙げるサークル・アルバイト・ゼミ以外と指定された形でエピソードを求めることもありますので、大学入学以前の経験やあなたが日常で取っている行動についてでも構わないので、ある程度異なった観点から語れるように準備しておく必要はあるでしょう。参考:→複数エピソードを用意して自己PRの説得力を増しておく重要性について説明します。あなた自身に関する質問周囲からどのような人だと言われることが多いですか。その具体的なエピソードまで教えてください。長所と短所を述べてください。チームで動くときはどのような役回りになることが多いですか。あなたの「苦手なこと」を教えてください。あなたの人生に一番影響を与えた人物はどんな人ですか。その影響を受けたエピソードと共に述べてください。あなたが尊敬する人物はどのような人ですか。対人関係で苦労する方ですか。ある場合、それをどう乗り越えましたか。「」にあるような多くの企業で尋ねられる質問が多いようです。特徴としては、回答の根拠となるエピソードを同時に挙げるよう指定してくる質問が多いようです。「」にもあるように、自身の強みを述べることをはじめとした自己PR系に分類される質問では、その理由付けとして具体的な経験について語っていくことになります。また、周囲からの評価やチームでの役回りなど、集団の中であなたがどのような働きをする人間なのか問う質問も多いようです。このことから、自身の強みについて述べるうえでも、個人としての強み(責任感、問題解決能力、粘り強さ)よりも集団の中で発揮される強み(周囲と信頼関係を構築、周囲を巻き込むことができる)をアピールした方が評価が高いと考えられます。参考:→この質問では「誰」を尊敬しているのかではなく、「どのような点を」尊敬しているのかというところが重要です。その他の質問NTTドコモは「CANではなくWILL」を大切にしています。この意味についてあなたなりの考え方を述べてください。NTTドコモが未来を覗けるスマートグラスを開発しました。それを使って○年後の未来を覗いてみたところ、あなたのとびっきりの個性をテーマにした本が日本でベストセラーになっていました。その本のテーマは何ですか。発想系に分類されるような質問が2つ並んでいます。上の質問については「あなたなりの考え」とあるため回答自体に正解はないと考えられますが、NTTドコモの採用方針を意識した答えを準備しておくべきでしょう。NTTドコモの新卒採用では、その下の質問でもあうように「個性」というのが一つのキーワードとなっています。「個性」とは「他の人とは異なるその本人特有の性質や性格」のことであり、「自分はこういう人間なのだ」というメッセージをより明確に示すことが選考においては重要になるでしょう。一方、言葉の意味から考えると「CAN」とは「できる」、「WILL」は未来表現でありかつ「しよう」という意志を表す語でもあります。このことから、自分の現状の能力に満足することなく、常に向上心を持ち、未来に向けた成長へと繋がる行動ができる人材が求められているとまとめることができるのではないでしょうか。もちろん、他にも考え方はあるでしょうから、この方針に大きくズレがない範囲であれば、他のアプローチを考察してみるのもいいと考えます。下の質問については〇年後のキャリアビジョンを述べる質問であると考えると、志望動機に関する質問に分類されるという見方もできると思います。「NTTドコモで自分がこんなすごいことをやってのけた」という方針にするにせよしないにせよ、現在のあなたの価値観から未来の個性を導くような形で、一貫性のある回答をすることが重要になってくるでしょう。最後にいかがでしたでしょうか。NTTドコモの面接では、全体としてとにかく理由付けとしての「経験」が多く尋ねられる傾向が見受けられました。うわべだけの回答ではなく、その内容が自身の価値観に根付いたものであるかの判断を通して、学生の人となりを詳しく見ようとする意図があると考えられます。NTTドコモに限らず、特に日系企業の選考では、志望動機であれ自己PRであれ、多くの内容を自身の経験をベースとして語っていくことになります。就職活動用としてさまになるようなエピソードをつくりあげるのではなく、普段の日常生活や大学以前を含めて、自分がどう考えどう行動してきた人であるのか。深さ・広さ共に水準の高い自己分析が重要であると言えるでしょう。そのため、志望度に関わらず、上記のようなNTTドコモの質問は他社の選考を受けるうえで参考になる点が多いと考えます。自身の経験を整理するうえでも、本記事を活用し皆さんの就職活動に役立てていただければ幸いです。【NTTドコモ・通信業界の関連記事】
- NTTドコモの内定者ES解説!選考通過のエントリーシートの共通項 18,404 views 「」の通り、NTTドコモは求める人材を明確に定義した上で、求める人材としての能力を持っているかをエントリーシートで聞いています。就活生としては、エントリーシートの表面的な部分だけではなく、なぜそういった能力が求められているのか働き方と結びつけて理解できると自分自身の経験をどのようにアピールするべきかがわかるのではないでしょうか。なお、今回のエントリーシートは、こちらの内定者のエントリーシートです。一つ目の設問自分を表すキャッチフレーズは何ですか?(30文字)有言実行・不言実行、きちんとこなすコンシェルジュです。そのキャッチフレーズを踏まえて自己PRを記入してください。(200文字)私は「責任感を持って物事をやり遂げる」人間だ。父が遠洋漁業を営み、留守がちのため、長女として母を支えなければとの意識がその源泉だ。現在、担当した生徒は必ず第一志望校に合格させるという目標の下、家庭教師のアルバイトをしている。解説のため自分が当たり前と思うことのwhyを追求、指導時間前後の日常会話で生徒との距離を縮め、より質問しやすく親密な関係を構築。結果、担当した生徒は全員第一志望校に合格した。(199文字)これは下記で触れられているNTTドコモが求める人物像の「やり遂げる力」にフォーカスした内容になっています。このように企業が求めている能力は何かといった点を考えた上で、自己PRすることは非常に重要です。自己PRはただ自分の強みを言うでは意味がありません。企業がどんな人材を考え、その人材であるということをPRすることが重要です。参考:また自己PRの際に学生時代の経験だけでなく、生い立ちを説明することで説得力を上げています。こちらも下記のコラムを参考にしていただければと思います。自己PRにおいて、その強みが形成された原点を語ることは有効です。それを語る上でのアプローチとして自分の生い立ちから述べる方法があります。参考:二つ目の設問NTTドコモは求める人物像として、「柔軟な思考力」「巻き込む力」「やり遂げる力」を掲げています。この3つの何かが発揮されたエピソードをご自身が設定した目標・成長された点と共に教えてください。設定した目標(30文字)エピソード内容(300文字)成長された点(100文字)①部が主催する大会運営費予算満額を集めること。(22文字)②社交ダンス部に在籍する私は、企業の協力を得て、部で主催する大会の運営費を集める広告会計係の仕事を担っていた。毎年学生連盟から補助を受けている現状を打開し、部の信用を向上させるべく予算の満額を集めるという目標を立て、活動を開始した。その直後東日本大震災が発生。山形県にも影響が及び計画を延期。その間、各係の必要事項を把握、短期間での円滑な計画遂行のため部員間で頭の中のイメージを共有・統一した。計画再開後は企業の協力を得ようと事前アポイントメント以外は相手方に直接訪問し話を聞いて頂いた。広報活動にも力を入れ、短期間だったが例年の3倍の運営費を集めることができた。(281文字)③この経験から、十人十色の集団をまとめること、新たに関係の輪を広げる際に協力してもらうことの難しさを知り、その達成には伝えること・伝えてもらうことがいかに重要かを学んだ。(84文字)こちらは求める人物像の中でも、「巻き込む力」と「やり遂げる力」に焦点が当てられているように感じます。東日本大震災という逆境の中で、部員同士協力して、運営費を集めるという目標を達成しているところも評価できます。学びについては、面接ではもう一歩踏み込んで、「伝えること・伝えてもらうことが大事とあるが、その際に心がけていることは何か?」といった質問にも答えられるとよいでしょう。三つ目の設問あなたが、ドコモで実現させたい「志」を教えてください。また、それをどのように成し遂げたいですか?(400文字)【必要なものを必要な人・場所へ】それが私の貴社で実現したい志である。私の地元、宮城県気仙沼市では、東日本大震災の際、多くの避難所が形成され、日夜沢山の支援物資が届けられていた。しかし、高齢者が多い避難所、乳幼児が多い避難所等、避難所にいる人々はどこも一緒ではなかった。もう充分である物資ばかりが送られてきており、本当に必要なものが足りない、という事態が多数発生していた。そこで、自分がどこの避難所にいるかという情報と共に、何が本当に必要なのか、という情報が発信できるシステムや機能があれば理想的だと思った。そしてこの「必要なものを必要なところへ」というのは、そのような状況下のみで必要なわけではなく、日常生活の中でも重要なものであると考える。貴社は顧客の声が非常に近い企業である。そのような環境で、顧客の顕在的・潜在的なニーズを把握し、それをかたちにし、より洗練されたサービスを顧客に提供したい。こちらの志望動機も、自分自身の生い立ち、経験からどのようなことがやりたいかが明確になっている点が評価できます。全体としては少し漠然としており、面接では「具体的にドコモのビジネスの中で、【必要なものを必要な人・場所へ】を実現しているものはあるか?」、「今後はどういったビジネスで、上記の志を成し遂げたいか?」といったことは聞かれることになるでしょう。最後にNTTドコモのような通信インフラを持つ企業の役割は、通信インフラの発展とともに大きくなっており、できることも増えています。新規事業やM&Aといったビジネスにも積極的であり、総合商社や外資系コンサル、ネット系企業を目指す学生との親和性も高まっていると思われます。幅広い業界を見ながら、他業界ではなくなぜこの会社かが語れると評価も高まるだけでなく、自分のキャリアを考えることにもつながるでしょう。credit:246-YouviaFindCC
- NTTドコモの適性検査・Webテストの具体例と対策法 77,414 views ※本記事は2015年5月に公開された記事になります。なお、本レビューは同様の問題が出題されることやテストの通過を保証するものではありません。NTTドコモのWEB適性検査について学生からのレビューを掲載しています。NTTドコモは国内携帯電話最大手、契約数6000万超と4割のシェアを誇っています。一時期は競合他社に追い上げられたものの、2013年にiPhoneを投入した事で顧客流出を止めつつあります。通信業界志望の学生はBtoCで身近であることから応募者数は多いですので、WEB適性検査も油断せずに取り組みましょう。参考:情報通信業界のES・選考レポート一覧→情報通信業界の本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。なお、通信業界を志望する就活生には就職エージェントneoの利用がオススメです。アドバイザーから、通信業界を志望する理由を基に、ほかに受けるべき企業に関するアドバイスなどが受けられます。少しでも興味があるという方は、下記の画像をクリックしてサービスを利用してみてください。【本記事のコンテンツ】・テスト形式・問題の具体例と対策・アドバイス・最後に・【参考】NTTドコモ内定者のES・【参考】ソフトバンクの内定者ES・【参考】KDDI通過者ESテスト形式【適性検査A】・質問回答形式(約15分)・図形貼付形式(約15分)【適性検査B(WEBテスティング)】・基礎能力検査(約35分)・性格適性検査(約30分)NTTドコモの適性検査はAとBの2種類あり、大半は性格テストといった形となっています。基礎能力検査の部分のみSPIの対策が必要となります。SPIは対策本を何周もして対策するのが突破の一番の近道です。を参考にしてみてください。問題の具体例と対策・アドバイス◆適性検査A【質問回答形式(15分36問)】質問文を読み、7つの選択肢から自分に当てはまると思うものを2つ選ぶ形式の性格テストです。Q.現在、自分が置かれている立場で大切なことは・常に過去を振り返り、反省して現状を改善すること・自分の考えに基づき、何事も切り開く気持ちで行動すること・現状に満足することなく、常に前向きな気持ちで行動すること・与えられた仕事に邁進(まいしん)すること・自分だけ飛び出ることなく、周りの人たちと一緒に前進すること・必要に応じて勉学に励み、前進すること・過去や未来にとらわれることなく、現在の仕事を継続すること【図形貼付形式(15分)】「ドコモで活躍している私」というテーマのもと、与えられた図形10個〜15個を使い、自由に創作する形式のテストです。◆適性検査B(WEBテスティング)画面やテスト形式含め、試験会場にて受けるテストセンターと似通ったものとなっています。対策としてはSPIの問題集を解くのが良いでしょう。下記の記事にてテストセンターの攻略方を論じているのでどうぞご参照下さい。参考:→筆記の基準点が最難関と言われる外資系戦略コンサルの筆記通過者がテストセンター攻略のための方法を提示します。外資コンサル志望に限らず参考になる記事ですので、テストセンターが控えている方は是非ご一読ください。【基礎能力検査(約35分)】・言語Q.以下の熟語の成り立ちを表しているものを選択肢の中から選びなさい。1.捕獲2.迅速3.有利A前の漢字が後の漢字を修飾B主語と述語の関係にあるC動詞の後に目的語DA〜Cのどれにもあてはまらない解答:1D(同様の意味)2D(同様の意味)3C・非言語Q.ある博物館の先月の入館者のうち、小学生は45%で、そのうち60%が団体で来ていた。先月の入館者数が2万人だったとする、団体で来た小学生は[]人である。解答:5400【性格適性検査(約30分)】性格検査はオーソドックスなもののため、特に対策は必要ないでしょう。念の為、SPIの対策本に目を通しておくと良いと思います。(第1部93問、第3部74問)A合理的に割り切るほうだB情に流されやすいほうだ・Aに近い・どちらかといえばAに近い・どちらかといえばBに近い・Bに近い(第2部126問)一貫性のあることを重視するほうだ・あてはまらない・どちらかといえばあてはまらない・どちらかといえばあてはまる・あてはまるいずれにせよ、長丁場のWEB適性となるので時間に余裕を持って受けると良いでしょう。最後にいかがでしたでしょうか。NTTドコモのWebテストは基本的なSPIの問題ですが、性格検査が大半を占めています。参考書を見て、苦手な分野を対策しておくといいでしょう。性格ではその後の面接で齟齬がないか見られると考えられるので、正直に答えるのがいいと思います。NTTドコモを含む通信業界の内定者ESを掲載していますので、よければ参考にして下さい。NTTドコモの内定者ES学生時代にチャレンジしたエピソードを語ってください(400文字以内)学生時代にチャレンジした経験としてサークル活動をあげる。大学に入り同学年の友人たちとサッカーサークルを立ち上げた。しかし、創立当初は個人の課題やチームの課題を意識せず、キャプテンの指示に従って漠然と練習に取り組んでいて質が非常に悪かった。そこで、チーム全体や選手個人に欠けているものは何かを練習前後で議論させ、課題を抽出し、改善に繋がる練習メニューを考案していった。また、自分だけではなく一人一人がリーダーシップを取ることを呼びかけた影響で、各々の言動や行動に責任が生まれ、個人が高い目標や課題を意識して日々の練習に取り組むようになった。結果として、練習の質は格段と上がり、学内戦ではチームの目標であった優勝を果たし、その後のアイデムカップ関東大会では約100チーム中4位という好成績を残した。以上の経験から個人が主体的に働きかけることにより、組織全体を動かせることを学んだ。こちらの内定者はサッカーサークル設立について書かれています。練習メニューを改善し、周囲がリーダーシップをとることを呼びかけて組織全体を動かすことを学んだと結んでありますが、「どのような強みが現れたのか」「どのようにリーダーシップをとるよう呼びかけたのか」というhowの部分が全く見えず、薄い内容となっています。また、立ち上げ時の苦労なども触れられておらず、「立ち上げ」なのか「練習改善」のどちらを主眼としてアピールしているかもわかり辛いです。アピールしたい要素に絞って「方法論」を意識して書き直すと良いでしょう。【参考】ソフトバンク内定者のESこれまでの経験の中で、あなたの強みを発揮して成し遂げたエピソードを教えてください(200字から500字内)私は自分のどんなことでも前向きに捉え行動する強みを発揮し、アルバイトで営業を行っていました。大学二回生の時から読売新聞のセールスメイト部に所属し、関西の様々な地域の一般家庭に読売新聞の購読をお願いする営業を行ってきました。お客様から、あなたの説明丁寧でとても分かりやすいと言って頂いたことから、営業の楽しさを感じました。また、仕事終わりに数字で自分を評価されたときに、営業の厳しさとやりがいを感じました。この営業経験を活かし、株式会社ハイパーエイト関西支部の飲食店へのクーポンアプリサービスの営業統括となりました。その中で、営業部全体での契約率を上げるためにどうすればいいか考えました。当初は、契約率60%という高い目標は数ヶ月に1度達成される程度で、この状況への慣れが問題であると考えました。目標達成の方法として「同行研修」を提案しました。お互いの営業について議論することで、良い点・悪い点などに気付き、各々が自分を見直す仕組みができました。結果として、営業部全員の契約率平均が3ヶ月間で50%から65%まで上がりました。その結果、私は関西支部において稼働に対する契約率一位になることができました。こちらはソフトバンク内定者のESの回答になります。こちらでは営業の経験が述べられています。この回答からは、「強みを発揮した」ということに関してはあまり述べられていないように感じます。ただエピソードを記述するだけでなく、その中でどのように発揮したのかを記述した方が良いでしょう。エピソード自体は素晴らしいので、少し書き方を変えることでより評価されるようになるでしょう。参考:→自分の強みを伝える際のポイントや構成の作り方について書かれています。過去の内定者のESも多く扱いながら解説しています【参考】KDDIのES通過者のES当社を志望する理由について、具体的に記述してください(200文字)人々が暮らしやすくなる仕組みを創っていきたいからです。高校時代の卓球部や所属していたテニスサークルの経験から、人が成果を出していくためや、より良く生活していくためにはそれに応じた仕組みが必要であると感じました。情報通信は進化のスピードが早く人々の生活に密着しています。そのため、情報通信を進化させていくことで人々が暮らしやすくなる仕組みを創っていくことが出来ると考えています。こちらの設問は200字と少ないので、面接での頭出しがメインとなっているでしょう。そのため、業界比較や企業比較よりKDDIで何を成し遂げたいかを記述した方が良いと感じます。この回答はその意図にそった回答になってると思います。また面接では志望動機をより深掘りされると考えられるので、事前に整理しておくとよいでしょう。参考:→多くの学生を悩ませる志望動機の作り方について、企業の意図を踏まえながら解説してた記事です。志望動機作りに活用できるフレームワークを紹介しているので、ぜひご活用ください。
- NTTドコモの採用大学・文理・男女別採用人数|合格者ES付き 82,015 views NTTドコモの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからソフトバンク・KDDIと並ぶ国内3大通信キャリアの一角を担うNTTドコモ。「新しいコミュニケーション文化の世界の創造」に向けて通信事業、スマートライフ領域としてスマートライフ事業、その他事業を展開しています。スマートライフ事業ではdヒッツ、DAZNfordocomoなどのコンテンツコマースサービス、dカード、iDなどの金融・決済サービスが有名です。特にNTTドコモは通信業界の中でも、元国営企業という安定感が特徴です。そこで、本記事では、NTTドコモの内定者を採用大学・男女別・文理別の3つの視点からまとめていきます。本記事の構成NTTドコモの採用大学一覧NTTドコモの男女別採用人数NTTドコモの文理別採用人数NTTドコモの選考レポートNTTドコモの本選考合格者ESさいごにNTTドコモの採用大学一覧NTTドコモの過去2年間の採用大学は以下のようになっています。各大学からの詳細な人数は各大学のホームページをご参照ください。文系:北海道大学、小樽商科大学、宮城大学、東北大学、東北学院大学、一橋大学、横浜国立大学、横浜市立大学、学習院大学、慶應義塾大学、上智大学、青山学院大学、千葉大学、早稲田大学、中央大学、東京大学、法政大学、明治大学、立教大学、金沢大学、南山大学、名古屋市立大学、名古屋大学、関西学院大学、関西大学、京都大学、神戸大学、大阪大学、同志社大学、立命館大学、岡山大学、広島大学、愛媛大学、香川大学、九州大学、西南学院大学、熊本大学など理系:北海道大学、はこだて未来大学、宮城大学、東北大学、会津大学、お茶の水女子大学、横浜国立大学、慶應義塾大学、上智大学、青山学院大学、千葉大学、早稲田大学、筑波大学、中央大学、津田塾大学、電気通信大学、東京工業大学、東京大学、東京理科大学、名古屋工業大学、名古屋大学、静岡大学、金沢大学、金沢工業大学、北陸先端科学技術大学院大学、関西学院大学、関西大学、京都大学、神戸大学、大阪大学、同志社大学、奈良先端科学技術大学院大学、立命館大学、広島大学、香川大学、徳島大学、九州大学参照:就職四季報2020年度版、就職四季報2019年度版NTTドコモの男女別採用人数NTTドコモの過去3年間の男女別採用人数は以下のようになっています。なお、2019年度の実績はまだ公表されていませんのでご了承ください。参考:就職四季報2020年度版NTTドコモの文理別採用人数NTTドコモの過去3年間の文理別採用人数は以下のようになっています。なお、2019年度の実績はまだ公表されていないのでご了承ください。参考:就職四季報2020年度版NTTドコモの選考レポート今回はNTTドコモの事務系総合職ビジネスクリエイションコースに合格した20卒の体験記を一部抜粋して紹介します。NTTドコモの選考レポート一覧はこちらから。本選考のフローについて結果連絡を含めてお答えください。~3月25日:エントリーシート&WEBテスト→1週間以内にメールで通過連絡4月上旬:第1回ジョブマッチング(個人面接)→翌日メールで通過連絡4月中旬:第2回ジョブマッチング(グループディスカッション)→翌日メールで通過連絡4月下旬:第3回ジョブマッチング(個人面接)→翌日メールで通過連絡5月中旬:最終ジョブマッチング(個人面接)→2日後、電話で内々定通知5月下旬:電話で内々定辞退本選考のためにした準備についてお答えください。(200文字以上)通信業界についての理解が浅かったので、冬に1dayのインターンに参加し、仕事内容や社員の雰囲気について理解するように務めた。また、エントリーシートから最終選考に至るまで「挑戦心」「行動力」という2つのバリューが重視されると説明を受けていたので、自己分析を徹底することで、面接中に自分の言葉でそれらをアピールできるよう準備した。また、KDDIやソフトバンク、他のNTTグループとの違いについても、企業研究をすることで説明できるようにした。それぞれの面接およびGDについて、社員の人数および役職、面接を受ける学生の人数、面接会場、面接時間、質問内容、面接の雰囲気、面接の感想についてご記入ください。面接がない場合は「なし」とお答えください。【第1回ジョブマッチング(個人面接)】社員の人数:1人(~課長クラス)面接を受ける学生の人数:1人面接会場:本社大会議室面接時間:30分質問内容:①学生時代に力を入れたこととその深掘り②志望業界と就職活動の軸③もう一度学生時代に力を入れたこと(チームでの役割等)④逆質問2つほど、軽くフィードバック面接の雰囲気:大会議室で、18人ほどの学生が一斉に個人面接を行っているため、非常にガヤガヤしている。社員の方もにこやかに応対してくれるため緊張感は無いが、周りの学生の様子が目に入ってしまうため集中しづらいとは思う。また、内容としても深掘りは決して厳しいものではなく、当たりさわりの無い内容を回答しているだけになってしまった。面接の感想:手応えとしてはなかったが、「落ちた……」という感触もない。非常に不思議な面接だった。30分の面接といっても、簡単な自己紹介、逆質問、フィードバックの時間があったため、質問されていた時間は15分程度だったと思う。周囲の友人(東京一工クラス)が数人落ちていたので、人柄・コミュニケーション能力チェックの側面が大きかったのだろうか。【第2回ジョブマッチング(グループディスカッション)】社員の人数:1人(課長~部長クラス)面接を受ける学生の人数:6人面接会場:貸会議室面接時間:40分程度テーマ:「ドコモがうみだす10年後あたりまえになっているビジネスを創造せよ!」※事前提示面接の雰囲気:学生の中には緊張感があった。面接官はディスカッション全体の様子を見て、メモを取っているに留まるので口を出してくることはない。流れとしては、①それぞれが考えてきた案を発表②似た案を統合、一つのサービスに③ビジネスモデル考案といった流れで進めた。面接自感想:自分はファシリテーターになり損ねたが、「〇〇について決めた方がよくないかな!」「あ、これって話し合ったけ?」「今の話って、要するにこういうことだよね?」と発言自体はファシリテーター以上に議論を進めることを意識。ただ、議論にほぼ参加していない人と次のステップで再開したため、何を見られているのかは本当に分からない。落ちた友人曰く、「悪目立ちしなければ通った」とのこと。【第3回ジョブマッチング(個人面接)】社員の人数:1人(部長クラス)面接を受ける学生の人数:1人面接会場:貸会議室面接時間:30分程度質問内容:①就職活動の状況②NTTドコモの志望度、なぜドコモなのか③入社したら何がしたいか。④それはドコモでしかできないことなのか➄学生時代、一番苦労した経験⑥(チームで挑んだことを回答したので)チームでの役割。周りの人からどう見られているか。⑦キャリアステップ、また転勤や配属の確認⑧逆質問面接の雰囲気:これまでで一番硬い雰囲気の面接だった。最初の志望状況の確認のあたりから、落とす・落とさないの判断をされていたように思える。また、事前に予告されていた「ドコモで実現したい夢」についてしっかりと考えて来たかを見極められている印象を受けた。反応は返していくれるが、上述のことから目は真剣そのもの。また、同じ会場・時間帯に10人程度が個人面接を受けているが、パーティションがあるため気は逸れないだろう。面接の感想:おそらく、「ドコモで実現したい夢」がどれほど練られているか、それを自分の言葉で、原体験を元に伝えられたかが通過できた要因。それ以外の点は準備不足もあって満足に答えられたとは言えない出来だったので。また、志望状況はさりげなく聞かれたが、内々定後のフィードバックで「はっきりと第一志望と答えてくれたのが嬉しかった」と言われたので、意外と気にしているのかもしれない(辞退してしまったが)。【最終ジョブマッチング(個人面接)】社員の人数:2人(人事×2)面接を受ける学生の人数:1人面接会場:本社会議室面接時間:30分程度質問内容:①就職活動の状況②今までの面接で聞いたこと、ESに則った質問(学生時代に力を入れたこと、入社後にやりたいこと)③ドコモの何に魅力を感じているか④トラブルに当たったとき、どう乗り越えるか➄お客様に無茶な要求をされたとき、どう対処するべきか⑥ドコモが抱えている課題についての認識⑦転勤は大丈夫か、免許の有無。面接の雰囲気:決して詰めるような質問は無かったが、上記④~⑦については真剣にこちらのパーソナリティを見極めようとしている雰囲気を感じた(雑談調ではあったが)。また、面接官との距離がやや遠く、机も用意されていないため一挙一動が丸見えである。最終選考ではあるが、緊張を隠し堂々と答えることが求められているように思える。また、笑顔はあまりない。話しにくさは感じなかったが、逆質問も無く「意思確認」とは程遠いと思う。面接の感想:上で書いたことと被るが、「意思確認」ではないので注意。ただ、その後のフィードバックで「会社への理解」「コミュニケーション能力」「論理的な思考」についてはそれ以前のジョブマッチングで十分に確認していたと評されたので、求める人材像とのミスマッチが無いかの最後の判断を下す場だったのかもしれない。また、同時刻に面接会場にいた事務系総合職志望は自分だけだったので、決して倍率が高いわけでもないだろう。油断は禁物だが。本選考において評価されたと感じたポイントや選考において重視されていたと思う点についてお答えください。(100文字以上)「挑戦心」「行動力」の2つは、学生時代に経験してきたエピソード等から測られていると感じた。NTTグループというと安定、ホワイト企業といった印象を抱かれがちだが、それだけに惹かれている人とは一緒に働きたくないという社員の方の言葉も、それの裏付けになり得るだろう。あとは「自然なコミュニケーション能力」だろうか。ガチガチに緊張してしまうと、面接官に良い印象を与えることはできないので、ある程度肩の力を抜いて受け答えしていく態度は評価して頂けたと思う。また、おそらく鬼門は第1回ジョブマッチングと第3回ジョブマッチングである。ここをくぐりぬける上で、ドコモという会社への理解を他の学生より深めておいたのは功を奏した。面接・GDなど各選考フローにおいて心がけていたことをお答えください。(100文字以上)面接では、既に挙げたとおり「自然なコミュニケーション能力」をどの場面でも意識していた。一緒に働きたいと思ってもらうためにも、「ドコモで働きたい!」「これだけドコモについて知っていますよ!」という意志を言葉の節々から感じ取ってもらえるよう、発言には細心の注意を払ったが。グループディスカッションではひたすらに議論を良い方向へ持っていくことを意識していた。NTTドコモの合格者ESここではNTTドコモの合格者のESを2つ紹介します。NTTドコモの合格者ES一覧はこちらから。2020年度(事務系)2020年度(総合職)2020年度(事務系)この合格者ESはこちらから「学生時代にチャレンジしたエピソードを語ってください(成功・失敗問わず)」(400文字以内)200名が所属するアカペラサークルでの活動です。私は5人組グループのリーダーの役割を担い、3年かけて入会当初から目標としたサークル内オーディション通過を実現しました。当初は特に5人全員の音楽経験が乏しいことで苦戦し、3度連続の落選を経験しました。経験者ばかりが結果を出す中で、諦めかけるメンバーが出るなどチームの雰囲気も停滞してしまいました。しかし私は決して諦めたくなく、リーダーとして目標達成の為の明確なビジョンを示すことでチームの変革に取り組みました。具体的には、過去の成績や適性を基に「視覚的なステージ力」に特化する方針を提案しました。反対もありましたが、納得のいくまで議論を重ねて合意し、チームは活力を取り戻しました。そして、1から考え直した練習方法を半年間実践することで掲げた方針を実現しました。そして迎えた次回、ステージ力とオリジナリティが高評価を受け、四度目で悲願の合格を果たしました。「ドコモで叶えたい夢を教えてください」(300文字以内)日本中の人の日常にワクワクと感動を届けられる人になりたいです。きっかけは音楽ライブイベントを0から作り上げ主催したことです。神戸愛へのこだわりや、プロミュージシャンから学生まで立場に捉われず良い音楽を集めた取り組みが好評で、涙を流して喜んでくれるお客様もいました。さらに、出演者や会場の店長も私のファンになってくれました。この感動が忘れられず、想いを一からカタチにすることで多くの人々が一層ワクワクできることに情熱と誠意を尽くしていきたいと考えるようになりました。誰しもの生活に密接する通信を基盤に、特定の分野領域に捉われない多様なマーケットを開拓することで大きいスケールで実現したいです。2020年度(総合職)この合格者ESはこちらから。「学生時代にチャレンジしたエピソードを語ってください(成功・失敗問わず)」(400文字以内)ゼミ活動の一環で、〇〇株式会社へのコンサルティング提案にチャレンジしました。提案の結果、自分たちのアイデアを採用していただくことに成功いたしました。プロジェクトが始まった当初は議論がスムーズに進まず、採用以前に提案すら出来ない状況に陥ることを危惧しました。そこで、メンバーの大多数の強みである主体性が裏目に出てしまい、議論の終着点が見出せていないと仮定し、“メンバー意見の尊重”と“チーム結束力向上”に注力しました。全メンバーの想いを反映できるビジネス立案に向け、一人一人に発言機会を多く与えつつ、時には折衷案を提案することで建設的な議論を実現しました。議論が息詰まることもありましたが、広い視野と高い視座からの提案を意識することで、多角的視点から考えた提案を行うことが出来ました。結果、自分たちの提案を採用していただくことに成功いたしました。「ドコモで叶えたい夢を教えてください」(300文字以内)「誰もが、人との“つながり”を感じられる社会」を実現したいです。学生時代に行なった、水戸市でのヒヤリング経験から、昨今の核家族化やスマホの普及を背景に、一家団欒、ご近所付き合いなどの人の“つながり”が希薄になり、多くの高齢者の方が孤立してしまっていることを知りました。そこで、ICTの距離や時間、言語を飛び越えて繋がれる点と貴社の圧倒的な顧客基盤を活かし、誰もが好きな時に自宅から参加できる会話型プラットフォームを提供したいと考えています。「新しいコミュニケーション文化の世界の創造」に向け、社員一丸となって世の中に新しい価値を提供し続ける貴社であれば、上述した私の夢を実現できると考えますさいごに本記事ではNTTドコモの採用実績を男女別・文理別などの視点からまとめました。unistyleでは何度もお伝えしていますが、採用実績はあくまでも参考程度に留めておきましょう。でも述べていますが、学歴は複数ある評価基準のうちの1つの基準でしかありません。自らが志望する企業であれば、採用実績の有無に関わらず選考にぜひ挑戦してみてください。参考記事:
- NTTドコモのインターン内容から考えるES&選考対策 17,331 views NTTドコモのインターンES一覧はこちらNTTドコモは、元国営企業としての盤石な経営基盤から安定しているイメージを持つ学生も多いと思います。NTT東日本やNTTデータ、NTTコミュニケーションズといった系列会社の中で、NTTドコモのサービスは学生にとって身近に感じられる分、毎年多くの学生が志望すると考えられます。今回は、NTTドコモのインターンのESで書くべき内容と実施概要についてご紹介しています。NTTドコモの過去インターン実施要項とNTTドコモのESからわかる求める人材像について以下で紹介しています。NTTドコモという企業についてのイメージを深めるためにも是非一読ください。参照:「NTTドコモ『新ビジネス創造インターンシップ』」参考:「NTTドコモのES解体新書〜設問から考える求める人物像とは〜」NTTドコモES内容【エントリーシート設問】(共通)◆ドコモに限らず、インターンシップに参加しようと考えた理由を教えてください。(150文字以内)◆「新ビジネス創造」を選択した場合は以下の質問に回答してください。①好きなテーマを以下から選び、あなたの個性を自由に表現してください。・「世界はまだまだつまらない」と思うこと・アイラブ○○(大好きなこと)・誰かに伝えたい感動体験・読み手を笑わせてください・自由(テーマフリー)②表題(30文字以内)③内容(400文字以内)設問1:ドコモに限らず、インターンシップに参加しようと考えた理由を教えてください。◆ドコモに限らず、インターンシップに参加しようと考えた理由を教えてください。(150文字以内)設問1では、インターンシップの応募理由を聞いています。インターンの選考では、本選考ほど企業や業界に対する理解が問われない傾向があります。ここでは「インターンに興味を持った理由」と「これまでの学生経験」を結びつけられると良いのではないかと思います。「NTTドコモのES解体新書〜設問から考える求める人物像とは〜」に即して書くならば、アルバイトや部活動といったコミュニティでの「チームづくり」の経験や、企画の設立からゴールまでやり遂げた経験とインターンの志望動機を結びつけると書きやすいのではないでしょうか。「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」の「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことができる」や「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」ことにつながっています。字数も限られているので、「ドコモの」インターンということに固執し過ぎないことも一つの書き方として考えられます。設問2:好きなテーマを以下から選び、あなたの個性を自由に表現してください。◆新ビジネス創造①好きなテーマを以下から選び、あなたの個性を自由に表現してください。・「世界はまだまだつまらない」と思うこと・アイラブ○○(大好きなこと)・誰かに伝えたい感動体験・読み手を笑わせてください・自由(テーマフリー)②表題(30文字以内)③内容(400文字以内)設問2においては、どのテーマを選択するにしても、上記のテーマを通して自己PRや志望動機を書くことが求められていると考えて良いでしょう。「世界はまだまだつまらない」と思うことという題を選ぶなら、現状でつまらないことを挙げ、どのようにすればそれが面白くなるかということを説明すると良いでしょう。そしてそのことと、ドコモの事業内容を絡め、ドコモだからこそそれが出来るということをアピールできると良いのではないでしょうか。を参考にして、他の会社ではだめな理由を書くと説得力が増すでしょう。また、誰かに伝えたい感動体験という題を選ぶなら、自分の価値観と経験をアピールしやすいかと思います。の中では、NTTドコモは求める人物像として、「柔軟な思考力」「巻き込む力」「やり遂げる力」を掲げているので、それらを意識した上で「自分がなぜその出来事に感動したのか」という価値観の話と、「自分がどのような行動を起こして」「その経験によって何を得たか」などをアピールすることで、自己PRを出来るでしょう。基本的な自己PRの書き方については下記の動画を参考にしてください。自己PRの書き方のポイントが端的にまとめられているので、動画でサッと確認したいと思っている方にオススメです。インターン実施概要選考の流れエントリーシート・筆記試験ー>1次選考ー>合格参照:「NTTドコモインターン情報(3)(新ビジネス創造コース)」インターン合格に至るフローが比較的短いため、エントリーシートや筆記試験に注力することが大事だと言えそうです。実際のインターン参加者も以下のように語っています。エントリーシートインターン選考のためにした準備について教えてください。本選考に向けたエントリーシート作成の練習たしてまずはエントリーシート作成に注力した。社会人の兄や先輩などなるべく多くの人に見てもらい、客観的な意見を参考にした。自分自身をさらけ出した魅力的なエントリーシートを希望、とのことだったので2つの項目中1項目は注力したこと、もう1項目は印象に残る内容としてヒッチハイクの経験を物語形式で記入した。参照:「NTTドコモインターン情報(2)(新規ビジネス創造)」筆記試験玉手箱で、言語・非言語・性格検査という形式でした。難易度・試験時間については一般的なものだと思いますので、事前に練習問題を解いて形式に慣れることをお勧めします。参照:「NTTドコモインターン情報(3)(新ビジネス創造コース)」今年のインターンもテスト形式が玉手箱であるかは定かではありませんが、ある程度形式が予測できている以上対策して臨みたいところです。今後の就職活動においても玉手箱やSPIといった形式は頻出ですので、これを機に対策を始めるのも良いかもしれません。1次選考形式:社員1名、学生6名時間:約50分うち通過者2名。雰囲気は終始穏やかで笑いが絶えなかった。終了後も10分程度のフィードバックがあり社員の方の熱意が感じられた。参照:「NTTドコモインターン情報(2)(新規ビジネス創造)」一次選考において3つの選考方法があり、面接・GD・プレゼンテーションの3つです。私はプレゼンテーションを選択しました。こちらは「私はただものではない。なぜなら・・・」で続くようなプレゼンテーションを行うというもので、最初の10〜15分ほどでプレゼンを行い、残りの10分ほどプレゼンに関して人事の方2名から質問を受けるというものでした。社員の方は40代ほどの方で、学生の数は自分含めて3名で、非常に和やかな雰囲気の中、行われました。各々のプレゼン内容に基づき、質問内容は変わりますが、なぜそれを行ったか、困難だった点は、何を学んだかなど様々な視点から質問が飛んでくるので、事前にプレゼン内容をしっかり理解しておく必要があると感じました。参照:「NTTドコモインターン情報(3)(新ビジネス創造コース)」過去のインターンでは、面接・GD・プレゼンテーションから1つを選択するものだったようです。終始穏やかな雰囲気で進むことは変わらないようなので、面接やプレゼンテーションであれば、自身の人となりを面接官にうまくアピールできるように話す内容を事前に練っておく必要がありそうです。インターン内容初日ドコモの理念、事業展開、今後の事業展開など約2時間程度の説明があった。その後は6名6グループで10年後のドコモのビジネスプランについてグループワークを行った。初日の夕方には中堅社員に対して10分程度の中間発表があった。新規ビジネスではなく既存ビジネスを変更したものが多く、ほとんど全てのグループに厳しいフィードバックがあり、ビジネスプラン内容の変更があった。2日目最後のビジネスプラン発表に向けて午前はグループワークが中心だった。昼食後は新規ビジネスに携わる2人の社員から仕事内容やなぜ新規ビジネスに携わることにしたか、そこでの苦労ややりがいなどの公演があり、質疑応答の時間も設けられたため働くことへの理解を深めることができた。その後はグループワークにもどりパワーポイントの作成や発表準備に取り掛かった。最後のビジネスプラン発表ではランキング形式で評価され、発表に対する社員の方々からのフィードバックと担当社員を交えたグループ内でのフィードバックの時間があり、ワークを通じた自身の強みや改善点を再認識することができた。参照:「NTTドコモインターン情報(2)(新規ビジネス創造)」あくまで過去のインターンの内容ではあるものの、上記の内容を見る限りだと、主な流れは事業理解とビシネスプランの発表がインターンの中心であると言えそうです。本選考時の優遇の有無インターンを通して内定自体は出ないが、インターン生のみに向けた説明会などが設けられており、また、選考プロセスも通常より早く設定されており、優遇されていたと思います。参照:「NTTドコモインターン情報(3)(新ビジネス創造コース)」内定は出ないとしても、参加経験によってNTTドコモの事業理解は深いものになると考えられます。インターン参加者には限定説明会も用意されていたり、特別フローも存在しているようですので、有利なると言えるでしょう。最後に通信業界というと、うまく仕事内容がイメージできずに結局エントリーを見送っている方もいると考えられ、非常にもったいないと感じます。エントリーシートで「ドコモに限らずインターンに参加しようと考える理由」を聞いていることからも、ドコモのような通信業界に現段階には興味が無い人も是非チャレンジしてみると良いのではないかと思います。NTTドコモの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらからphotobyYoshikazuTAKADA
- NTTドコモのインターンESで書くべき内容 26,062 views NTTドコモのインターンES一覧はこちら本記事ではNTTドコモの16卒向けインターンのESで書くべき内容を考察していきます。NTTドコモはエントリーシートに特徴のある企業の一つです。本選考では、自社が求める人材を明確な言葉で表現しておりわかりやすいのですが、16卒のインターンシップの設問は一筋縄ではいかない内容になっています。今回はこういった特殊な設問においてどのように考えればよいかについて、考えたいと思います。NTTドコモ設問①ドコモに限らず、インターンシップに参加しようと考えた理由を教えてください。(150文字以内)②次のテーマの中から一つ選び、あなたの個性を表現してください。【テーマ】・「世界はまだまだつまらない」と思うこと・アイラブ◯◯(大好きなこと)・誰かに伝えたい感動体験・読み手を笑わせてください・自由(テーマフリー)表題(30文字以内)内容(400文字以内)設問に対する考え方企業別選考対策では常に説明している通り、インターン・本選考ともに企業がどのような人材を求めているのかを考えた上で内容を書くべきでしょう。NTTドコモで言えば、法人営業の仕事においては、対象となる企業の抱えるニーズや課題に対して、通信技術などドコモが得意とするもので解決を図ることが仕事になります。「リアル店舗に誘導するためのクーポン制度を導入したい」、「位置情報を使ったサービスを導入したい」など企業の持つ様々なニーズについて、外部の提携先企業や内部のエンジニアなど立場の異なる人とチームを組んで解決する仕事になります。NTTドコモのエントリーシートから見るNTTドコモの求める人材こういった仕事では、①提携先企業や社内エンジニアなど価値観の異なるメンバーと協力して成果を挙げられる人材②顧客先企業と信頼関係を構築して、ニーズや課題を引き出し、解決策を実行できる人材③リーダーシップを発揮して、チームメンバーを率い、共通の目標を達成できる人材などの人材が求められていると考えられます。学生時代頑張ったことや自己PRでは、①〜③の人材に当てはまることを過去の経験から説明し、企業にとって必要な人材であることを伝えることが求められています。一つ目の設問①ドコモに限らず、インターンシップに参加しようと考えた理由を教えてください。(150文字以内)ドコモに限らずとあるので、ドコモに限らずどういった観点でインターン企業を選んでいるのか、「企業選びの軸」が示せると書きやすい設問かもしれません。志望動機における企業選びの軸については下記のコラムが参考になるでしょう。・志望動機は「入りたい理由」ではなく「他業界ではダメな理由」を積み重ねて構成してみよう・こんな志望動機は嫌われる!評価されない志望動機の実例またアルファブロガーのちきりんさんのこの記事「ちきりん流・就活で失敗しない方法は」も企業選びの軸を考える上で参考になるでしょう。二つ目の設問②次のテーマの中から一つ選び、あなたの個性を表現してください。【テーマ】・「世界はまだまだつまらない」と思うこと・アイラブ◯◯(大好きなこと)・誰かに伝えたい感動体験・読み手を笑わせてください・自由(テーマフリー)表題(30文字以内)内容(400文字以内)一つ目の設問はインターン志望動機ということで、オーソドックスな質問になっていましたが、この設問はなかなかみない形の設問で答えにくいと感じるユーザーも多いかもしれません。基本的には上記の通り、NTTドコモが求める人材であることを示す内容で書くのがよいでしょう。「アイラブ◯◯(大好きなこと)」、「誰かに伝えたい感動体験」、「自由(テーマフリー)」の三つは、学生時代の経験を絡めて、話をすることができるでしょう。「「世界はまだまだつまらない」と思うこと」については、NTTドコモであれば志望動機と絡めて、通信を利用してこんな世の中にしたいという方向で書けるでしょう。志望動機についても、なぜそれをつまらないと思うのか自分自身の経験と絡めて話をした方が説得力があります。下記の内定者のエントリーシートでは東日本大震災の経験から必要なものを必要な人に届けるインフラの重要性に気づき、通信業界を志望したという流れで書かれています。NTTドコモ内定者インタビュー「読み手を笑わせてください」については、かなりハードルが高いですが、この部分に自信のある人は書いてみてもいいでしょう。このテーマについてはセオリーが通じないでしょう。最後に就職活動の設問ではたまに、何を書けばいいのかわからないような奇抜な設問があります。旭化成は伝統的に、指定した文字を利用しての作文を書かせるなどしています。こういった設問も自分のことを企業に知ってもらう、自分がその企業の仕事に向いていることを示すものだと考えると考えやすいと言えます。奇抜な質問に悩みすぎて時間を使ってしまうのはもったいないので、ある程度割り切って考えることも必要だと思います。今回のこのコラムが迷ったときの指針になれば幸いです。NTTドコモの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから
- NTTドコモの採用情報から考えるES・テスト・面接対策 13,433 views この記事では、NTTドコモの本選考を突破するための具体的方針について説明しています。世代を問わず抜群の知名度を誇るNTTドコモ。移動通信というC向けの商材を扱っていることに加え、NTTブランドを魅力に感じて志望する就活生も多いと思っています。一方で、ビジネスモデルを問われれば「携帯電話を売っている会社」、仕事内容を問われれば「ドコモショップでのお客対応」ぐらいしかイメージしておらず、消費者目線の業界研究・エントリーシート作成ぐらいの精度のまま選考を受けてしまうという方も多い企業だと思われます。本記事を読めば、NTTドコモの本選考の全体像は掴んだも同然です。参考:NTTドコモの企業研究→NTTドコモの関連記事、本選考ES・レポート及びインターンES・レポートを掲載しています。また、人気企業ということもありunistyleでは同社について多くの記事を紹介していますので、志望者の方は上記リンクから関連記事も合わせて参考にしてみてください。【本記事の構成】・NTTドコモが求める人材像・NTTドコモのビジネスモデル・NTTドコモの求める人材像の考察・NTTドコモの本選考フロー、採用数・NTTドコモのエントリーシート対策・NTTドコモのWebテスト対策・NTTドコモの面接およびグループディスカッション対策NTTドコモが掲げる、求める人物像同社の採用HPでは以下のように言及されています。まだまだつながることのできるものが、この世界にはたくさんある。新しい組み合わせは、新しい価値を生みだしていける。社会のさまざまなジャンルの課題にも挑んでいける。引用:メッセージしかし、そこであきらめてしまっては新しいつながり、次の「あたりまえ」を創ることはできません。壁にぶつかったとき、未来、そして自分の想いを信じ、あきらめずに超えていく「挑戦心」と「行動力」が必要です。「挑戦心」は新しいコミュニケーション文化の世界を創るという、答えのない困難にチャレンジするマインドであり、「行動力」はその想いを実現するためのアクションを起こし、最後までやり遂げる力です。引用:求める人物像このように、採用メッセージと求める人物像には一定の共通項があるように思われます。「挑戦心」と「行動力」をキーワードとすれば、とまとめることができるでしょう。では、NTTドコモが考える「挑戦心」や「行動力」とは何か。ビジネスモデルと働き方からこの2つに解釈を加えていきます。NTTドコモのビジネスモデルと事例サービス利用の有無に限らず、事業自体のイメージはつきやすいと言える通信キャリア業界。ここではその核となる通信事業と、近年NTTドコモが注力しているスマートライフ事業についてビジネスモデルを紹介します。通信事業:盤石の顧客基盤からさらなるパイの獲得を目指すNTTドコモに限らず通信キャリア業界に属する企業の最大の収益源は、携帯端末の販売、及び利用者から定期的に支払われる通信料収入になります。通信料は一度契約を結んでしまえば、(企業側から特段のアクションを起こさずとも)毎月のように一定額が支払われるストック型のビジネスを展開しています。販売時のみ売上が発生する端末販売と比較して主要な収益基盤となることから、各社販売数よりも契約数を高めることに重点が置くケースが多くなっています。2017年度9月末決算によると、NTTドコモの国内契約シェアは45.9%と業界トップを誇っています。一方、少子高齢化といった社会的背景も含め国内市場は飽和状態になっており、端末販売・通信料収入以外の収入源が模索されています。ここで登場するのが次項で紹介するスマートライフ事業になります。スマートライフ事業:「挑戦」の牽引役として中長期的な成長を目指す中でも近年NTTドコモではdマーケットに代表されるスマートライフ事業での収益を順調に伸ばしています。既存収益だけでも盤石性を誇るなかで、中長期的な成長を達成するにはこのスマートライフ事業を伸ばしていくことが不可欠だという方針が伝えられています。参考:中期戦略2020beyond宣言上記の中期経営計画を参照すると、「ソリューション協創宣言」と称して、既存の移動通信を他の産業と絡めたソリューションを推進していることが読み取れます。ここでは事例として地方創生にフォーカスしたソリューションを参照します。◎スマートライフ事業事例:購買環境から"ライフ"を整えるタブレット端末を導入連日多くの買い物客でにぎわい、観光バスも訪れる人気スポットとなった直売所だが、同じ管内でも瀬戸内海の大島(おおしま)、伯方島(はかたじま)、大三島(おおみしま)の3島では少子高齢化で店舗や個人商店の廃業が進み、車を運転できない高齢者などは直売所がある今治市までの移動手段がなく、日々の買い物すらままならない状況となっている。「そうした方々に日々新鮮な食料品や日用品をお届けする方法はないか、また年々増える一人暮らしのお年寄りを見守る仕組みは作れないかと考え続けてきました。そこに誰でも使いやすいタブレットが普及してきた。これなら自宅から簡単に注文できるし、安否確認にも使えるじゃないかと、さいさいきて屋を起点としたネットスーパーを立ち上げました」と直販開発室室長の西坂文秀氏は言う。引用:導入事例JAおちいまばり様上記事例の要点は、導入対象:過疎化・高齢化が進む瀬戸内海のある一地域問題点:実店舗へのアクセスの利便性の低さ(日常の買い物すらままならない)提供価値:タブレット端末を導入してネットスーパー・安否確認といったサービスを提供とまとめることができます。多くのMVNOに回線を貸す(いわゆるドコモ系MVNO)など通信網に強みを持つ自社の特徴が、通信環境が十分とは言えない地方への働きかけに一役買ったと考えられます。通信環境やタブレットといった部分は既存の移動通信の技術に基づく内容であるのに加え、そこに地方創生という分野を絡めたという点で、スマートライフ事業の典型的な事例と言えるでしょう。ビジネスモデルに基づく仕事内容お客さま一人ひとりの価値観の違い、生活サイクルや地域によって、提案すべきサービスは変わってきます。目の前のお客さまが、いま、本当に必要としていることはなんだろうか?それに向き合って自分たちにはどんなサポートができるのか?店長やスタッフと話し合い、考え、行動するのが彼らの仕事。引用:人と生活をつなげるドコモショップ通信キャリア業界は端末・回線・アプリを始め様々な提案手段が存在します。よって上記のように、営業職ではただ単に「携帯を売ればいい」というわけではなく、相手方のニーズを汲み取り最適な提案をカスタマイズしていく素養が求められます。また、同業界のなかでもNTTドコモの場合は、NTTグループの連携からより広い提案幅を持つことが特徴と言えます。グループ同士の協業から生まれるプロジェクトも多いことから、上記のような素養はよりいっそう重視されていると推測できるでしょう。NTTドコモが求める素養ここまで考えれば、先述の「挑戦心」「行動力」というキーワードについて具体的な解釈が生み出されると思います。①新しい価値を生み出すための「挑戦心」通信事業での収益拡大、スマートライフ事業の強化など、上記内容から全体として挑戦的な事業方針が窺えたかと思います。応用可能性が高い通信分野だけに、どちらかというと「0→1」を生み出す新規性というよりは、「1」同士を組み合わせてより高い次元の価値を提供する(1+1をして2より高い価値を生み出す)という意味で「新しい価値」という言葉が使われているのだと推測できます。「新しい組み合わせは、新しい価値を生みだしていける」という先ほどの採用メッセージの言葉には、こういった意味が込められていると推測できます。また、次項で説明するエントリーシートの設問からもやはり、「挑戦」できる素養を持った学生を求めていると読み取ることができます。②ビジョンを実現するために最後までやり切る「行動力」とは言え「挑戦心」という志だけではそのビジョンを遂行していくことはできないわけで、実現するための手段としてこの「行動力」が求められているのでしょう。特段の行動をせずとも一定の収益が期待できるストック型のビジネスに期待しているようでは、世界をより「つなぐ」という採用メッセージのビジョンも実現できないと考え、クライアントと共に最後まで考え抜き実行することが必要とされています。以下の社員の話にあるように、この「最後までやり切る」という意思には、NTTグループのエース格の企業として、グループを牽引していくことへの誇りが一部根底にあるのかもしれません。グループ内でNo.1の収益を誇るエース企業であることを誇りに仕事をしている人が多いとおっしゃっていました。参考:NTTドコモの本選考フロー、採用数本選考フロー次に選考フローを確認しましょう。選考フローは例年エントリーシート提出▼Webテスト▼GD▼個人面談(2回程度)となっています。ただし、内定者の選考レポートによると、セミナーやインターンシップで優秀だと認められた者は、選考の過程が一部なくなったり、選考が早期に進んだことが確認されています。イベントやセミナーに参加する際は積極的に発言、参加するように心がけると良いでしょう。採用人数以下の表は、2019年版就職四季報のデータを参考に作成したものです。この表から、直近では採用人数が年々増加していることが見て取れます。2018年は男女、文理の区分別採用人数は明らかになっていませんが、合計300名を採用したと、2019年版就職四季報に記載されています。ここ2年は採用人数が毎年1.2倍になっており、この傾向が続くと仮定すると、2019年は360名程が採用されると推定できます。NTTドコモの本選考エントリーシート設問NTTドコモは18卒で大きくエントリーシートの設問内容を変更しました。ここでは直近の18卒に加え、近年の代表的な設問を紹介します。18卒の設問(1)「学生時代にチャレンジしたエピソードを語ってください(成功・失敗問わず)」(200文字以内)(2)「ドコモで叶えたい夢を教えてください」(200文字以内)17卒の設問(一部)・「ドコモはまだまだつまらない」――あなたならどうオモシロくしますか、またあなたはどう貢献しますか。(300文字以内)・好きなテーマを以下から選び、あなたの個性を自由に表現してください。●私/俺の「トリセツ」はこれだ!●これまでの人生で最大のチャレンジを教えてください●これまでにはない炊飯器を生み出してください●桃太郎の家来に4匹目がいるとしたら●読み手を笑わせてください●自由(テーマフリー)標題(30文字以内)内容(400文字以内)求められる素養を踏まえたエントリーシート回答方針考察◆設問の全体感18卒で課された2問は学生時代頑張ったこと・志望動機に関する設問であり、他企業でも問われることが多いオーソドックスな内容だと言えます。一方17卒以前はこういった奇抜と言っていい設問が多く、NTTドコモの選考の特徴としてエントリーの障壁を高めていました(逆に昨年度設問が大きく変更になったことに驚きを感じた就活生は一定数いると思っています)。◆求められる素養と結びつけた回答方針エントリーシートに企業が求める「能力」が書かれていることは多いのですが、NTTドコモでは「チャレンジしたエピソード」と先ほどの「挑戦心」と直接紐づくキーワードが設定されています。ここまで企業の意図が明確な場合、学生時代から型にはまった考えではなく「新規性」を意識して物事に取り組めていたかが強く見られていると考えられます。「叶えたい夢」に関しても、「最後までやり切る行動力」の素養と結びつけて示せるといいでしょう。ただの願望・希望を述べるのではなく、将来的に自分がそれを実現するためにやり切る意思を伝えることが肝心でしょう。入社後成し遂げたいことについて、現在は実現可能か分からない、いわば夢ベースで考えていたのですが、最終面接で具体的にどうやって実現するのかということえを非常に深く尋ねられ、それが困りました。参考:本選考レポート(事務系職)19卒の選考で昨年のオーソドックスな設問を踏襲するのか、それとも17卒以前のような内容に戻るのかは定かではありませんが、まずは「チャレンジ経験」「成し遂げたい志」について説明できるよう文章に落とし込んでいくといいと考えます。NTTドコモの本選考Webテスト・筆記試験形式本選考のWebテストNTTドコモではエントリーシート提出後、Webテストが課されます。例年、二種類のWebテストをNTTドコモは課してきます。WEBテスティングはリクルートマネジメントソリューションズ社の自宅で受けるSPIです。特徴は、同じSPIでもテストセンターやマークシート形式と異なり、電卓が使用可能なことです。電卓が使用可能な前提で問題も出題されているので、WEBテスティング専用の対策をしないと足元を掬われる可能性があります。また、NTTドコモではTALも同時に受験する必要があります。TALは質問に答える形式と、図形を貼り付けて絵を完成させる問題が出題されるテストで、言語、計数といった能力ではなく、性格をはかるテストになります。対策をすることが極めて難しいテストであり、性格検査であることから絶対の正解はないと考えられます。注意すべき点は、質問に答える問題で矛盾がないようにするぐらいで良いでしょう。2NTTドコモの本選考面接・グループディスカッション対策続いて、NTTドコモの面接・グループディスカッションについて過去の例から対策方針を導いていきます。グループディスカッション過去問・「個性」が発揮できるテーマNTTドコモのグループディスカッションの最大の特徴として、テーマ自体を何に設定するのかを学生同士が話し合って決定するという点が挙げられます。テーマの選定基準は昨年度の場合、参加者の「個性」が発揮できるテーマと指定されていたようです(選定基準が指定されていないパターンもあります)。事前に自分一人で意見出しをするテーマを考える際にも、「個性」をキーワードに考えておくことで採用テーマとなる確率が高まると思われます。また、議論・発表の後には一人ひとりに「率直にあなたはこの策が最善だと思うか」「他に改善策を挙げるとしたら」など質問がなされるようです。発言量の多少に関わらず、議論の流れをしっかりと理解し、それに対して自分なりの意見を常に持ち続けることが大切だと言えるでしょう。1次面接過去問◆過去の経験についての質問・エントリーシートで記載した内容以外の経験について◆あなた自身に関する質問・自己紹介・チームで動く際の役回り・長所と短所(長所は1分間で即興プレゼン)◆志望動機に関する質問・就職活動の軸とそれに基づく受けている企業・なぜ通信業界か・最近の弊社に関するニュースで気になったものはあるか◆学業に関する質問・研究内容について1次面接はエントリーシート記載の「チャレンジした経験」についての深掘りが多くなされるようです。何を持ってチャレンジとみなすのか、どういった思いからそれに挑戦しようと思ったのかなど、学生の意欲を見極めようという意図が感じ取れます。一方、NTTドコモの学生時代頑張ったことの質問の特徴として、複数経験について説明することが求められる点が挙げられます。エントリーシート用に準備した経験の深掘りを予測することは多くの就活生が準備しますが、複数経験から話の一貫性、説得力を強調できると評価に繋がると考えられます。志望動機に関しては厳しく深掘りされたというケースは少ないようですが、「企業に関する気になるニュース」など興味・関心については序盤の面接から問われるようです。エントリーシートで「叶えたい夢」が問われていることもあり、「NTTドコモだからこそできること」については上記複数経験から考えを固めておくべきだと思われます。最終面接過去問◆過去の経験についての質問・エントリーシートで書いた内容以外でチャレンジした経験・対人関係で苦労した経験・その経験における自分なりの工夫は何か◆あなた自身に関する質問・人生で最も影響を受けた人は誰か◆志望動機に関する質問・入社後に実現したいこと・(ドコモへの入社の有無に限らず)どんな人間になりたいか・営業職として働くうえで大切なことは何か・転勤について問題ないか◆学業に関する質問・研究内容について最終面接でもやはり「チャレンジした経験」を、しかもエントリーシートで書いた内容以外で問われており、「チャレンジ」「複数経験」という一次面接の特徴がより強調されている印象があります。ここまで重視していることからして、やはり「NTTだからホワイトそうだし受けてみよう」といった考えを持つ就活生では内定には至るのは困難と言えるでしょう。また、最終面接ではほとんどの方が一次面接と比べて圧迫気味の雰囲気であったことを述べています。プレッシャーのかかる環境であっても、「最後までやり切る」という強い意識をもちつつ冷静に回答できるかが重要となるでしょう。また、一般的な面接対策に関してはこちらの動画でわかりやすく解説していますので、本記事と併せてぜひご覧ください。最後に全体として、とにかく「チャレンジ」という言葉がエントリーシートから最終面接まで問われており、NTTドコモの選考では最も重要なアピールポイントの一つと言えるでしょう。業界研究時・エントリーシート提出時・面接の直前など、あらゆるフェーズで本記事をご活用ください。
- 【NTTドコモのESを徹底解説】選考通過者の志望動機・ガクチカを分析 24,800 views NTTドコモはインフラ系の安定した企業を目指す上位校の学生にとって、根強い人気のある企業です。業務内容としても、通信に紐づくあらゆるビジネスを展開しており、文系・理系を問わず人気の企業であるといえます。安定的な企業としての認知が強いですが、最近では、料理教室のABCクッキングを買収するといった、豊富なキャッシュをもとにM&Aも積極的に行っています。そのため、新規ビジネスに挑戦したいと考えて志望する学生も一定数いると推測できます。こちらの記事では、NTTドコモの本選考ESの回答方針を解説します。本記事のコンテンツ・NTTドコモの本選考ES設問┗設問1┗設問2・最後にNTTドコモの本選考ES設問◆学生時代にチャレンジしたエピソードを語ってください(成功・失敗問わず)※400字以内◆ドコモで叶えたい夢を教えてください※300字以内NTTドコモは18卒で大きくESの設問内容を変更しました。17卒までのESは奇抜と言っていいような設問が多く、エントリーの障壁を高めていました。以前に比べオーソドックスになったものの、逆に他の就活生との差別化を図るのが難しくなり、エントリー数が増えて競争激化に繋がったとも言えます。ただし、NTTドコモでは求める人物像を明確に示しているので、求める人物像と自身の経験を絡めて書くと良いESになるでしょう。「」の記事でも示しましたが、NTTドコモでは以下のように求める人物像として「挑戦心」「行動力」をキーワードとして挙げています。しかし、そこであきらめてしまっては新しいつながり、次の「あたりまえ」を創ることはできません。壁にぶつかったとき、未来、そして自分の想いを信じ、あきらめずに超えていく「挑戦心」と「行動力」が必要です。「挑戦心」は新しいコミュニケーション文化の世界を創るという、答えのない困難にチャレンジするマインドであり、「行動力」はその想いを実現するためのアクションを起こし、最後までやり遂げる力です。出典:NTTドコモ新卒採用HP求める人物像上記2点の具体的な解釈としては以下のように考えられます。挑戦心0→1を生み出す新規性というよりは、1同士を組み合わせてより高い次元の価値を提供するという意味での、新しい価値を生み出すための挑戦心行動力ビジョンを実現するために、クライアントと共に最後まで考え抜き実行する行動力このような「挑戦心」と「行動力」の2点を絡めながら2つの設問に答えられると良いでしょう。以下、各設問の意図や回答方針を解説していきます。設問1◆学生時代にチャレンジしたエピソードを語ってください(成功・失敗問わず)※400字以内設問の意図19卒ESで課されている1問目は学生時代頑張ったことに関する設問であり、他企業でも問われることが多いオーソドックスな内容だと言えます。しかし、「学生時代に頑張ったこと」という直接的な文面では無く、ドコモはあえて「チャレンジしたエピソード」という聞き方をしており、先ほどの「挑戦心」と直接紐づくキーワードが設定されています。ここから、学生時代から型にはまった考えではなく、新規性を意識して物事に取り組めていたかを重視する企業の意図が読み取れます。意図を踏まえた回答方針企業別選考対策では毎回伝えている通り、企業が求める人材をある程度想定して自分自身の経験を伝えることが求められます。NTTドコモの場合、求める人物像を採用HPではっきりと明示しているため、それに絡んだ経験を述べる必要があります。柔軟な思考で新たな価値を生み出す「挑戦心」と、目標達成のために仲間と協力して最後までやり抜く「行動力」の2つを発揮した経験を書けると良いでしょう。内定者の回答と解説ビジネスコンテストの運営活動で、参加者に示す「ビジネスプラン例」の提案、制作に挑戦した。私がコンテストに参加した際、運営に対して課題を感じ、自らスタッフを志願して挑戦に至った。制作にあたり、他のコンテスト団体に情報を聞きまわり、また同期やOBに添削や発表の聞き手を何度も頼むことで成果物の説得力を向上した。そして中間報告で合格点が出ても、改善の余地があれば修正に取り組むなど参加者目線の質を追求した。出典:エントリーシート(事務系総合職)上記の回答例では、自らスタッフを志望するという「挑戦」と、成果物の説得力を向上させるための具体的な「行動」が書かれています。私がチャレンジした事柄は留学中に100人の外国人の友達を得る事です。この目標に挑戦した理由は自分の異文化理解を深める為です。この取り組みで苦労した事は私の顔を覚えてもらう事でした。私は教会とモスクに毎日のように通い、人々に話しかける事でこの困難を克服しました。例えばイスラム教の断食月にムスリムと共に断食を行い、交流を深めました。これらの主体的な活動により半年で目標を達成することができました。出典:【内定】エントリーシート(事務系総合職)上記の回答例では、100人の外国人の友達を得るという「挑戦」と、教会とモスクに毎日通うといった具体的な「行動」が書かれています。設問2◆ドコモで叶えたい夢を教えてください※300字以内設問の意図単純に「志望動機」や「志望する理由」という聞き方ではなく、叶えたい「夢」という聞き方には、「未来の世界を支えたい・変えたい・今はない新しい何かをつくってみたい」という好奇心にあふれた意欲のある学生を採用したいという意図が伺えるでしょう。ドコモには一人ひとりが持つ「挑戦心」と「行動力」を最大限発揮し、夢をかなえることのできるフィールドがあります。この先の新しい文化は、みなさん一人ひとりが持つ夢が実現した先にあると私たちは信じています。「未来の世界を支えたい、変えたい、今はない新しい何かをつくってみたい」そんなみなさんの挑戦をお待ちしています。参考:NTTドコモ新卒採用HP求める人物像意図を踏まえた回答方針上記のように、NTTドコモは「未来の世界を支えたい、変えたい、今はない新しい何かをつくってみたい」という好奇心と挑戦心を大事にしているため、今の世の中にはないワクワクした夢を述べるべきでしょう。しかし、ただの願望・希望を述べるのではなく、最後までやりきる行動力の素養と結びつけて、将来的に自分がその夢を実現するためにやりきる意思と具体的にどうやって実現するのかという道筋を述べることが必要になります。内定者の回答と解説世の中のあらゆるものを繋いでもっと暮らしやライフイベントを幸せにすることです。アルバイトのホテルコンシェルジュでさまざまな理由で結婚式に出られない人々を見ました。その時に感じたことが、今の世の中は遠くの人とリアルタイムで簡単に繋がれるのに実際に私たちの身近なところではまだ活かしきれていないということです。たくさんの業界や技術を巻き込んで身近な暮らしやライフイベントに新たな価値を生み出したいです。出典:エントリーシート(総合職)上記の回答例では、今は実現されていない、身近なライフイベントにおいて遠くの人と繋がるという「夢」が書かれています。また、ホテルコンシェルジュのアルバイト経験を通じたその夢を実現したいという強い意思と、ドコモならではの幅広いネットワークと高い技術力を活かして世の中のあらゆるものを繋ぐという具体的な実現方法も盛り込まれています。私は貴社の技術を用い、他業種と連携しながら人々のニーズにより応えられるサービスを提供したいです。特に貴社のインターンシップにおいてチームとして立案した「通信網によるドローンの航路のインフラづくり」を実現させたいと考えています。背景として、ドローンの運転の安全性の向上に対するニーズが高まっている事を挙げます。その為、私は高い技術力と挑戦を支える風土を兼ね備える貴社で冒頭の夢を実現したいです。出典:【内定】エントリーシート(事務系総合職)上記の回答例では、通信網によるドローンの航路のインフラづくりという「夢」が書かれています。また、インターンシップの経験を通じたドローンに対する強い興味関心と、ドコモならではの高い技術力と他業種との連携を利用したサービス作りという実現方法も盛り込まれています。「夢」を単なる「幻想」で終わらせず、実現可能性にまで踏み込ませることで、自信の想いをよりはっきりと示すことが出来ていると言えるでしょう。最後に全体として、NTTドコモは「挑戦心」と「行動力」の2点を重視していることが窺えます。昨年に引き続き、19卒ESの2つの設問はオーソドックスではあるものの、しっかりとドコモが求めている人物像と絡めて述べる必要があるでしょう。NTTドコモの事業内容や求める人材の詳細は以下の記事を参考にして下さい。参考:→ビジネスモデルの分析、求める人材像の考察、選考フローなど、NTTドコモの選考を突破するために最低限必要な情報を網羅した記事です。本選考向けの記事ですが、インターン対策にも活用できるので、ぜひご活用ください。
- NTTドコモのES解体新書|設問から求める人物像を考察してみた 38,014 views NTTドコモはインフラ系の安定した企業を目指す上位校の学生にとって、根強い人気のある企業です。業務内容としても、通信に紐づくあらゆるビジネスを展開しており、文系・理系を問わず人気の業界であると言えます。安定的な業界としての認知が強いですが、最近では、有機野菜販売の「らでぃっしゅぼー」や、料理教室のABCクッキングなどを買収するなど、豊富なキャッシュをもとにM&Aも積極的に行っています。新規ビジネスに挑戦したいなど考えて志望する学生も意外に多いのが特徴です。今回はNTTドコモの採用HPより、働き方の例を引用してきましたので、この内容をもとにどのような人材が求められているのか、仕事内容に基づき、解説したいと思います。法人営業部は、その名のとおり企業をお客様として、ドコモでできることを提案し、カタチにする仕事です。例えば「うちのサービスで位置情報を使って何かしたい」「リアル店舗に誘導するネットクーポンを使ってみたい」「BtoBtoCをやりたい」など、お客様は「こんなことしたい!」というビジョンを明確にもっていても、具体的にどうやって実現すればいいのか、を知らないことが多いので、私たちがその実現策を提案し、カタチにしていくわけです。ひと言で「提案し、カタチにしていく」といっても、お客様のニーズは多岐に渡りますし、誰もやったことがない先進的なプロジェクトになることもありますから、法人営業部はいつも、ドコモ社内の専門家や、社外のパートナー企業の協力を得ながら仕事をしていきます。(中略)私の仕事は「アカウントマネージャー」と呼ばれています。お客様の一番近いところにいて、ドコモの代表者として、プロジェクトを立ち上げ、ゴールまで導くことが仕事です。この仕事で最も重要なことは、「チームづくり」かも知れません。お客様の課題やニーズをヒアリングしている段階から、確かあの部署にこの分野に強い人がいたな?とか、これは移動機開発部に聞かないと…などなど、チームづくりが動き出すわけです。ドコモには多岐に渡る専門家がいますので、社内にどんな専門家や、どんな経験をもっている人がいるのか、を知っておく必要があります。NTTドコモのES設問1.自分を表すキャッチフレーズは何ですか?(30文字)そのキャッチフレーズを踏まえて自己PRを記入してください。(200文字)2.NTTドコモは求める人物像として、「柔軟な思考力」「巻き込む力」「やり遂げる力」を掲げています。この3つの何かが発揮されたエピソードをご自身が設定した目標・成長された点と共に教えてください。・設定した目標(30文字)・エピソード内容(300文字)・成長された点(100文字)3.あなたが、ドコモで実現させたい「志」を教えてください。また、それをどのように成し遂げたいですか?(400文字)一つ目の設問◆自分を表すキャッチフレーズは何ですか?(30文字)そのキャッチフレーズを踏まえて自己PRを記入してください。(200文字)あなたがどのような人かを端的に聞くキャッチフレーズ系の質問です。闇雲に考えるよりは、NTTドコモがどのような人材を求めているのか考えた上で、自分自身に照らし合わせてキャッチフレーズを設定した方がよいでしょう。また「粘り強い納豆人間」、「何でも吸収するスポンジ人間」など、陳腐だと思われる表現を狙いすぎると逆効果なので、キャッチフレーズの選定は注意しましょう。無難なものにして内容で勝負するのか、キャッチフレーズのインパクトで勝負するのかあらかじめ考えた上で書きたいところです。二つ目の設問◆NTTドコモは求める人物像として、「柔軟な思考力」「巻き込む力」「やり遂げる力」を掲げています。この3つの何かが発揮されたエピソードをご自身が設定した目標・成長された点と共に教えてください。・設定した目標(30文字)・エピソード内容(300文字)・成長された点(100文字)NTTドコモは、企業のESでは珍しく求める人材を明確に定義しています。求める人材については、仕事内容と照らし合わせて、なぜそういった人材を求めているのか理解することが重要です。最初に紹介した法人営業部の仕事内容をみていただくと、この三つの能力が求められる理由が何となくわかると思います。まず一つ目の「柔軟な思考力」については、顧客のもつ様々な要望について、どのように提案するのか考える上で重要な能力だと言えます。顧客は結局、「うちのサービスで位置情報を使って何かしたい」など漠然とした要望を持っており、それが実現できれば、どのような提案でもかまわないと思っています。顧客の要望に応えるために、様々な角度から提案し、その提案を実現していく思考力を持って、「柔軟な思考力」と表現しているものと思います。学生時代の経験であれば、部活やサークル、ゼミなどにおいて自分から提案して、既存の問題を解決した経験などが当てはまるでしょう。二つ目の「巻き込む力」については、顧客の要望に応えるために、プロジェクトチームを組成して運営していくために必要なものでしょう。ドコモ社内のSEや他部署の社員、またシステムを構築する外部のシステム会社や特定の技術を持った企業を含めて、顧客の提案を実現していく力が求められていると思われます。学生時代の経験においても、自分から提案し、周囲の協力を得て実施した経験が当てはまるでしょう。三つ目の「やり遂げる力」については、柔軟な思考力で多くの人を巻き込んでも、成果として形にすることができなければ何の意味もありません。仕事においては必ず結果で評価されるため、その結果を出すために最後までやり遂げる力があるかどうかが問われていると考えましょう。設問では一つを取り上げて、そのエピソードを書くように指示されていますが、どうせならここで挙げられている三つの能力すべてが発揮された学生時代の経験を書くようにすると評価される可能性はぐっと高まります。ある問題点やニーズに対して、「柔軟な思考力」を持って提案し、「巻き込む力」を持ってチームを組んで「やり遂げる力」を持って成果をあげた経験を書けるとよいでしょう。こちらのNTTドコモの内定者のエントリーシートでは、部活動における勝利と一体感の両立を実現するために、自ら取り組み、全国大会での成果を上げた経験を書いています。三つ目の設問◆あなたが、ドコモで実現させたい「志」を教えてください。また、それをどのように成し遂げたいですか?(400文字)最後は志望動機の部分になります。紹介した働き方を見ても、また昨今のNTTドコモのM&Aの状況を見ても、ドコモというフィールドでやれることの幅は非常に広いことがわかります。「通信インフラ」を用いてどのようなことが実現したいのか、それは個人のどのような経験に基づいているのかを語ることができるようにしましょう。こういった設問において、具体的すぎるビジネスモデルを挙げるのは一長一短あります。メリットとしては相手が面白いと思ってもらえれば高い評価に繋がります。デメリットとしては、的外れな提案であった場合はまったく評価されないことがあります。またそこまで具体的なビジネスがあるのであれば起業したり、他の企業でもいいのでは?といった形で、「他業界や他企業ではダメな理由」が突っ込まれやすくなるでしょう。また希望する部署に配属されずに、考えたようなビジネスができない場合はどうする?といった配属リスクに関する突っ込みもするどくなりがちです。まずは、「新しいビジネスを提供する仕事がしたい(価値観)」→「新しいものを提供した経験(価値観が形成されたきっかけ)」→「具体的にはこういうビジネスがしたい(価値観に基づくビジネスプラン)」といった形で大枠から整理することを考えて欲しいと思います。価値観および形成されたきっかけがなければ、いくらいいビジネスプランでも評価されない可能性が高いでしょう。【参考】NTTドコモ内定者の回答◆自分を表すキャッチフレーズは何ですか?(30文字)有言実行・不言実行、きちんとこなすコンシェルジュです。◆そのキャッチフレーズを踏まえて自己PRを記入してください。(200文字)私は「責任感を持って物事をやり遂げる」人間だ。父が遠洋漁業を営み、留守がちのため、長女として母を支えなければとの意識がその源泉だ。現在、担当した生徒は必ず第一志望校に合格させるという目標の下、家庭教師のアルバイトをしている。解説のため自分が当たり前と思うことのwhyを追求、指導時間前後の日常会話で生徒との距離を縮め、より質問しやすく親密な関係を構築。結果、担当した生徒は全員第一志望校に合格した。(199文字)◆NTTドコモは求める人物像として、「柔軟な思考力」「巻き込む力」「やり遂げる力」を掲げています。この3つの何かが発揮されたエピソードをご自身が設定した目標・成長された点と共に教えてください。・設定した目標(30文字)・エピソード内容(300文字)・成長された点(100文字)(設定した目標)部が主催する大会運営費予算満額を集めること。(22文字)(エピソード内容)社交ダンス部に在籍する私は、企業の協力を得て、部で主催する大会の運営費を集める広告会計係の仕事を担っていた。毎年学生連盟から補助を受けている現状を打開し、部の信用を向上させるべく予算の満額を集めるという目標を立て、活動を開始した。その直後東日本大震災が発生。山形県にも影響が及び計画を延期。その間、各係の必要事項を把握、短期間での円滑な計画遂行のため部員間で頭の中のイメージを共有・統一した。計画再開後は企業の協力を得ようと事前アポイントメント以外は相手方に直接訪問し話を聞いて頂いた。広報活動にも力を入れ、短期間だったが例年の3倍の運営費を集めることができた。(281文字)(成長された点)この経験から、十人十色の集団をまとめること、新たに関係の輪を広げる際に協力してもらうことの難しさを知り、その達成には伝えること・伝えてもらうことがいかに重要かを学んだ。(84文字)
- NTTドコモのインターン情報|内定者のES回答例・選考ポイント等一挙解説 25,163 views NTTドコモのインターンES一覧はこちらNTTドコモはソフトバンク・KDDIと並ぶ国内3大通信キャリアの一角を担う企業です。就職活動の場においても、事業内容のイメージのしやすさやNTTグループのブランド力もあり、通信業界志望・NTT志望の学生をはじめとした幅広い層から志望者が集まる企業として高い知名度を誇っています。そんなNTTドコモですが、その知名度の高さから早い段階から志望者が集まり、インターン選考の場でも高い倍率となることが予想されます。特にその特徴の一つであるプレゼンテーション選考について、その内容や対策について知りたいと考える方は多いのではないでしょうか。以上を踏まえて、今回はそんなNTTドコモのインターン内容を紹介すると共に、選考を通過するための戦略について考察をしていきたいと思います。【本記事でのコンテンツ】・NTTドコモのインターン満足度理由・NTTドコモのインターン選考内容・NTTドコモのインターンES対策・NTTドコモのインターンGD対策・NTTドコモのインターンプレゼンテーション選考対策・GDとプレゼン、どちらを選択すべきか・NTTドコモのインターンで内定は出るか・NTTドコモのインターン参加者からのアドバイス・最後にNTTドコモのインターン内容NTTドコモの3daysインターンは大きく文理向けのコースと理系向けのコースの2つに分かれているようです。今回は主に前者について紹介していきます。文理向けのインターンはさらにビジネス手法を学ぶコースと技術体験のコースに分かれるようですが、両者はグループワークを中心に進めるという点でコンテンツ自体に大きく差はありません。グループワークはドコモの事業に関連した事業立案に焦点がおかれ、最後に全体に向けて発表をする形式で行われます。インターン中はグループに1名ずつメンターとして社員がつき進行していきます。メンターにはいつでも質問できるばかりでなく、議論への参加や相手方からの自主的なフィードバックなど、手厚いサポートを受けられる点を魅力に感じる学生が多いようです。事実、unistyleのインターンレポートを参照してもこの点を満足度の高さの理由に挙げた学生は多かった印象があります。NTTドコモのインターンの満足度理由メンターの方と一緒にワークに取り組める点。他社のインターンシップではメンターの方と一緒にワークをする機会は無く、自分のアイデアを何度も社員の方にぶつけ、反応を伺うことができる。また一緒にワークに取り組む分、他のインターンシップに比べてフィードバッグの精度が高いと思う。参考:インターンレポート(マーケット創造コース)→NTTドコモのインターンシップレポートを提示します。フィードバックが手厚いインターンでは、自分がどのような形で議論に貢献できているのか、客観的な意見を把握するうえで得られるものが多いと考えています。その内容が、例えば本選考での「集団でどのような役割につくことが多いですか?」「チームで何かを成し遂げた経験を教えてください。」といった頻出の質問に答えるきっかけにも繋がるでしょう。以上のように、通信キャリアのビジネス体験だけでなく、現状の自分の発信力や課題解決力を知るうえでも、多くのことを吸収できるインターンであるとまとめることができるのではないでしょうか。NTTドコモのインターン選考内容NTTドコモのインターンでは以下のようなフローで選考が進みます(GD・プレゼンテーションの結果連絡については参加タームや年度により差があるようです)。ES+Webテスト(締切から1週間程度でメールで結果連絡)→GDまたはプレゼンテーション(3日〜1週間程度で結果連絡)このうちWebテストについては「言語・非言語の両形式がある」ことは毎年共通していますが、玉手箱・SPIなどここ数年で複数の形式が用いられているようです。ここではESとGD・プレゼンテーション選考について解説していきます。NTTドコモのインターンES対策(1)ドコモに限らず、インターンシップに参加しようと考えた理由を教えてください。(150文字以内)(2)以下の中からテーマを選んで、エピソードを教えてください。・世界はまだまだつまらないと思うこと・アイラブ○○・誰かに伝えたい感動体験・読み手を笑わせてください・テーマフリー(400文字以内)参考:NTTドコモの企業研究設問(1)「ドコモに限らず、インターンシップに参加しようと考えた理由を教えてください。」についてインターンへの志望動機に分類される質問ではありますが、「ドコモに限らず」と指定されている点に注意が必要です。この場合は、「なぜドコモのインターンに参加するのか」ではなく「なぜ(本選考が解禁されていないこの時期からわざわざ)インターンに参加するのか」という点が問われています。「」でも述べたように、インターンへの志望動機では一般に「企業とあなたを結びつけるポイント」を知りたいという意図がありますが、この設問では「インターン(全般)とあなたを結びつけたポイント」について述べるべきだと考えられます。インターンへの参加には志望業界の幅を広げる・当該企業の業務内容を体感する・本選考に向けての経験づくり(選考慣れ)など目的はさまざまですが、いずれにせよその内容がNTTドコモのインターンの内容と大きくかけ離れていないことが前提となるでしょう。「企業選びの軸」のように「インターン選びの軸」を示したうえで説明できると、自身の考え方を採用側に伝えるうえで効果があるのではないでしょうか。すなわち、「絶対にドコモに就職したいからインターンにも行きたいんです」という媚を売るような内容よりは、現状の複数業界への幅広い興味を軸に沿って示した方が評価が高まる設問であるとまとめることができます。参考:→媚を売らない志望動機の必要性を説明します。ここでは実際にインターンに参加した学生のESを解説していきます。「情報発信力」を鍛える絶好の機会と考えたからである。レベルの高い仲間に揉まれながら、ひとつの課題に対してお互いの意見をぶつけ合うことは、今までの自分にはなかった新しい視点を発見することに繋がり、情報通信力の強化へとつながる。また自分自身も刺激を与える存在となり、共に成長していきたい。(142字)参考:【合格】インターンエントリーシート(総合職)こちらの参加者は「情報発信力」という言葉をキーワードにインターンへの意気込みについて述べています。「ひとつの課題に対してお互いの意見をぶつけ合うこと」はまさにNTTドコモのインターンでも実現できる事項のため、整合性が取れていると思われます。また、「自分自身も刺激を与える存在」ということから、インターン中でもチームに対して主体的に働きかけ貢献しようという気概が感じられます。このように、ある程度各社のインターンに共通して言える理由にまとめていきながら、先述したNTTドコモのインターンの内容にすり合わせていくと良い評価に繋がるのではないでしょうか。設問(2)「以下の中からテーマを選んで、エピソードを教えてください。」についてこちらの設問の選択テーマについては毎年少しずつ変更されているようです。いずれのテーマもあまり他企業では見られない内容であり、回答に困ってしまう方も多いかと思います。「」でも述べたように、NTTドコモでは"個性"という言葉を採用のキーワードとして挙げられていることもあり、インターンの段階から学生の個性を知りたいという意図が感じられます。しかし、どれを選択したとしても、自身の"経験"をベースに内容を補完していくことが求められると考えています。例えば、「世界はまだまだつまらないと思うこと」を選択したとしても、世間一般に言われている社会問題などを取り上げてもあなたの個性は採用側には伝わらないでしょう。あなたが実際に経験した内容から、何に目的意識・問題意識を持って「つまらない」と考えたのか、それをどう変えていくべきなのかも含め経験ベースの回答を心がけるべきでしょう。しかし、インターンの段階では学生時代頑張ったことを書く経験も積んでおらず、「何を書いていいかわからない」「書けるような経験がない」と考える方も多いかと思います。ですが、以下の記事にあるように、就活で用いるエピソードは"就活ネタ"としてわざわざ作り上げるものだけではないと考えています。この記事のように日常生活のエピソードから補完していくというのも、多くの他学生が取らないぶん、あなたの"個性"を示すアプローチとしては有効なのではないでしょうか。参考:→「経験がない」「書くことがない」といった理由の方向けにESの作り方を教えます。ここでは、19卒インターン内定者のESを見ていきます。テーマは「あなたの個性・長所を漢字1文字とその理由」です。漢字:繋理由:私は「繋」がるという漢字を選びました。私は現在、カフェのホールとして勤めて約3年間を経て、後輩の指導をしています。そこでは、新人が定着し辛いという問題点があります。それは、人気店なため単純に業務が忙しいという点、指導が不十分だという点が理由だと考えています。このままでは自分が退職する際、店に対して不安を感じているため、新人育成に力を入れて定着率を上げることを課題としました。実際には、一緒に練習する時間を作り、積極的に分かりやすさを意識した指示出し等をしています。この行動で、大変だと感じる業務でも、人に頼ることで乗り越えられることを理解してもらおうとしています。このように、私は人と人との「繋」がりを大切に考えており、その「繋」がりを常に生かそうと考えて動くことが出来ます。よって、「繋」という漢字を選びました。参考:【合格】インターンエントリーシートこの方は「繋」という漢字を選択したようです。NTTドコモはNTTグループの一員であり、通信事業主として全国に通信網をひいています。また、グループ企業であるNTTぷららとのプロジェクトでは、「通信×〇〇」と謳い通信を通じて様々な事業・企業を繋げ新しい試みを行っています。そういった点からも「繋」という漢字はNTTドコモに非常にフィットしていると言えるのではないでしょうか。また、上記のエピソードの内容に関しても「課題分析→解決策実行→問題解決」という風に論理立っている点は評価出来ます。「繋」の漢字が示す通り「個」ではなく「組織」のリーダーとして部下と信頼関係を構築した経験も「方法論」が併せて述べられており社会人になってからの「再現性」や「応用性」が高いと採用担当者に評価されるでしょう。一点、気掛かりな部分を挙げるとすればESの内容が個性的ではないのでは?といった事でしょうか。しかし「個性」はあくまで内容が十二分に担保された上で意識すべきものであり、あくまで「個性」が内容より先立って重視されるべきでない筈です。本ESはアルバイトの経験という一見没個性なエピソードですが、量・質共に十分なレベルにあるためあまり問題視する必要も無いと言えるでしょう。unistyle上にはESについて以下のような記事もありますので参考にしていただければと思います。参考:→NTTドコモ開催のインターンES解説と実施内容について解説します。NTTドコモのインターンGD対策GD(グループディスカッション)と言いますと、「採用側からテーマが与えられそれについて話し合う」形式が一般だと思いますしかしNTTドコモの場合では、話合うテーマを採用側ではなく学生側が持ち寄って決めるという点が特徴になっています。話合うテーマをグループで決定したのち、そのテーマについて議論を重ねるという流れになります。GDの形式についてその後GD。会場にはホワイトボードがあり、使うことができる。また、テーブルの上にはそれぞれペンと白紙が用意されており、自分の意見をまとめることができる。テーマは、各自が事前に考えてきたものを持ち寄り、その中から一つ決定。はじめにテーマ決定の議論を行った後、本題の議論を行う。参考:インターンレポート(テクニカルコース)→NTTドコモのインターンレポートを提示します。テーマについては「こうでなければいけない」というものはないでしょう。しかし、自身のテーマが採用されるにせよされないにせよ、以下の記事にあるように「自分一人で論理的に結論まで導ける」よう事前準備をしておくことは必要でしょう。参考:→グループディスカッションにおいて頭に入れておくべきことを提示します。テーマを決定する段階では、インターン選考のGDの場として「ふさわしい」テーマを選ぶ基準は何かを明確化したうえで、それぞれのテーマの間に共通項や近しい考え方がないかを一致させることが重要であると考えます。本議論の場でも、そのテーマを選択した根拠を念頭に置きながら、事前に設定した議論の目的に沿った形で進行できると、建設的な議論に繋がり評価が高まるのではないでしょうか。NTTドコモのインターンプレゼンテーション選考対策インターンの選考と言えばES・GD・面接の3つが大きな柱だと思います。その点、NTTドコモのようにプレゼンテーション選考を実施する企業はやや珍しいと言えるでしょう。GDと比べ学生1人に対して強く向き合うことができる形式のため、学生の"個性"とより真剣に向き合うことができるという考えから実施しているという推測も成り立つでしょう。肝心のプレゼンのテーマについては、「私はただものではない。なぜなら...」から始まるアピールをするなど年によって変わっているようですが、自身の"個性"をアピールしている点では共通しています。制限時間は5分のようです。一般に「個性」とは「他の人とは異なる、その人特有の性質・性格」を表しますので、自身の強みや先述したNTTドコモの社員のアドバイスように「これだけは負けないもの」をアピールする形を取るといいのではないでしょうか。また、プレゼン後はその内容に対して採用担当者から質問が投げかけられるようですので、面接のように自身の発言について深掘りを加えておくことが必要だと考えられます。GDとプレゼン、どちらを選択すべきか選考通過率など統計的なデータがあるわけではありませんが、両者の選考上の特質から選択のメリット/デメリットを考えていきたいと思います。GD:選考慣れがしやすいがテーマが採用されるかどうかのリスクもあるGDを選択するメリットはなんといってもその形式が使われている頻度の高さでしょう。例えばunistyleでも「選考対策」の中にグループディスカッションの対策記事がいくつもあるように、プレゼンと比べ対策の立て方が明確であり、他企業の選考を事前に受けることで選考経験を積んでおくことができます。一方デメリットとしては、事前準備をしたとしても自分の考えたテーマが採用されるかわからない点は考慮しておくべきでしょう。もちろんグループディスカッションには共通した考え方があるため、採用されなかったとしても準備が全くの無駄になるわけではないですが、提供元の学生に対して不利に働く可能性があることは認識しておくべきリスクでしょう。プレゼン:自身の個性を売り込みやすいが対策の方針がやや立てづらいフローでもあるプレゼンテーションのメリット/デメリットは基本的にGDの反対になります。プレゼンテーションでは用意した内容をそのまま本番でもアウトプットできることが最大のメリットでしょう。GDではいわゆる"クラッシャー"というような他学生の影響を受け自分の考えをうまく発信できないこともありますが、プレゼンテーションでは他の学生の影響を受けることなく採用担当者とじっくりと向き合うことができます。一方デメリットとしては、GDよりは他企業での選考経験が活かしづらい点が挙げられるでしょう。unistyleでもプレゼンテーション対策のコンテンツが現状存在していないように、「何をしておくべきか」「何が評価されるのか」がGD以上にわかりにくいという意見もあるものだと思っています。ちなみに、以下の記事によると「GDよりもプレゼンテーションを選択した方が有利だ」という考え方もあるようです。「インターンの選考はGDよりもプレゼンを選択した方が通りやすいよ」「『これだけは負けない』というものを何か一つもって選考に臨んでほしい」等と最後に就職活動のアドバイスを頂き訪問を終えました。引用:過去に参加した学生によるとGDの通過者とグループディスカッションの通過者の人数がほとんど変わらなかったというタームもあったようです。一般にGDは一度の選考会で多くの人数がさばけますが、グループディスカッションは一人あたりにかかる選考時間が長い点が大きな違いだと思います。また、GDの場合は言ってしまえば最悪何も準備していかなくても(提案テーマさえ決めておけば)一応さまにはなりますが、プレゼンテーションの場合は5分という時間で話す内容を決めるために必ず準備が必要になります。そのため、その準備が面倒ということもあり、プレゼンテーションを選択する学生の方が少なく、結果的に選考通過率が高いという推測も成り立つでしょう。以上のように、上記メリット/デメリットから自身の適正を考え選択していくことが重要になるでしょう。NTTドコモのインターンで内定は出るか学生に対して社員数が多く、明らかに選考されている雰囲気があった。昨年はインターンシップ組は別の選考フローだったらしい。参考:インターンレポート(マーケット創造コース)→NTTドコモのインターンレポートを提示します。NTTドコモのインターンでは参加することでそのまま内定ということはないようです。しかし、参加することによって上記のような優遇があることは特徴でしょう。内容面で社員のサポートが手厚いということを先述しましたが、その分多くの社員を投じることで、インターン中の取組みをしっかりと見極め本選考にも役立てようという意図があるとも考えられます。いずれにせよ、「選考に通過したからそれで満足」ではなく、インターン中でもグループに対して貢献できるような取組みをしていくことが重要と言えるのではないでしょうか。NTTドコモのインターン参加者からのアドバイス後輩に対してのアドバイスとしては自分の武器となるポイントを研究し、その点を選考においてアピールするというものです。今回のNTTdoomoの選考において重視されていた点としては、いかに「個性的か」という点に尽きると思います。それは実際に他のインターン生を見ていても感じます。自分自身の「個」を司る点を分析し、できれば定量的な数値で他者には見られない自分の武器をアピールすることで合格できるのではと思います。がんばってください。参考:インターンレポート(新ビジネス創造コース)繰り返しにはなりますが、NTTドコモではインターンの段階から"個性"という言葉が採用のキーワードのようです。特徴的なES設問やプレゼンテーション選考からも、採用側の方から学生の"個性"を引き出すようなフローであることが感じられたと思います。そのため、選考の段階では自分が他の学生とは違う、こういった強み・特質・価値観を持った人間だということをアピールできるよう常に意識して臨むことが重要になると言えるでしょう。最後に一般にインターンの選考フローが複雑な企業は本選考への繋がりがあるケースが多く、プレゼンテーションを始めとした特徴のあるフローを設定しているNTTドコモの場合でもそれは例外ではないと思っています。プレゼンテーションとは何もこのような選考通過の手段だけではなく、一言では「人に伝える力」を見ていることから、その経験を積んでおくことは今後の面接選考等にも役に立つのではないでしょうか。自身の発信力を試してみるうえでも、本記事をうまく活用し自身の就活力を高めるきっかけとしていただければ幸いです。参考:同業3社と比較すると、NTTドコモには保守的なイメージを持つ方も多いことでしょう。しかし、こちらの記事にあるように、近年では「攻めのビジネス」という言葉をキーワードに、現状の端末販売や通信料収入に拘泥することなく、新たな付加価値戦略を取っていこうという方針が感じられます。このような事業方針や社風について、NTTグループ内の比較については以下の記事を参考にしていただければと思います。参考:→本質的に自分に合っている企業かどうか確かめるツールはOB訪問がおすすめです。また、通信に限らず多くの業界幅を持つNTTグループの強みを活かした事業を展開している点も特徴として挙げられます。NTTコミュニケーションズグループの一つであるNTTぷららと提携して行った以下のような取組みはその典型であり、通信インフラの応用分野の広さを感じられる事例だと思っています。NTTドコモの選考対策(ES・レポート・関連テクニック/コラム記事)はこちらから参考:タワーレコードがNTTドコモ、NTTぷららと共同で「新体感音楽ライブイベント」のトライアルを実施→ワーレコードでは、これからもドコモならびにNTTグループの協力の下、これら「新体感音楽ライブイベント」のトライアルを積極的に実施していく予定です。photobyPROOiMax
- NTTドコモの特徴を解説|業績や社風から見る就活対策・企業研究 26,022 views 「」の記事でも紹介した通り、多くの学生が志望する通信キャリア業界。今回はその中でも、NTTグループの一角であり、老若男女問わず一般の知名度も非常に高いNTTドコモについて紹介したいと思います。長年モバイル通信業界の中核として国内契約者数No.1を維持し続けている同社ですが、現在では「スマートライフ領域」と称して顧客の生活全体をトータルにサポートする事業に注力しています。今回はそんな同社について、得意事業や社風、そして求められる人材にいたるまで幅広く考察していきます。今後、NTTドコモを志望する学生はもちろん、多くの学生にとって非常に役に立つと思われるので、ぜひ参考にしてください。セグメント別収益と事業内容早速ですが、2015年度のNTTドコモの事業別の営業収益をまず確認してみましょう。年度による推移が分かりやすいように、表だけではなくグラフも掲載したのでぜひ確認してみてください。(単位:億円)2012年3月2013年3月2014年3月2015年3月2016年3月通信サービス33,34031,76929,64027,47228,155端末機器販売4,9897,5818,7209,0418,605その他の営業収入4,0715,3516,252.007,3228,511営業収益42,40044,70144,61243,48445,271(NTTドコモ財務ハイライトより独自に作成)(単位:億円)上のグラフからもわかる通り、収益の中核事業である「通信サービス」に関しては、2011年度から収益が減少し続けていることが分かります。しかし、2015年度からようやく回復傾向に入りました。NTTドコモのHPにも記載されているように、今日のトレンドとして、スマートフォンとタブレット端末を併用するユーザーの数が増加しており、そういった点が通信サービスの収益増加に寄与していると思われます。参考:NTTドコモドコモ早わかり講座また、「その他の営業収入」は後で紹介する「スマートライフ事業」によるものと、法人ソリューションや携帯サポートなどによる営業収入を指します。これらの事業をNTTドコモはスマートライフ領域と呼んでおり、営業利益は14年度における332億円から15年度は当初計画の利益700億円を上回る787億円にまで成長しました。通信事業の利益増も728億円と、前年度に比べると非常に良い業績になっています。また、業績の回復を見通し、2017年度までの中期経営目標を1年前倒し、2016年度中に達成することを目標として掲げています。参考:NTTドコモ2015年年度決算資料以下、実際にNTTドコモが行っている事業の詳細について確認していきましょう。まず収益の中核である「通信事業」、そしてコンテンツサービスや金融・決済サービスを担う「スマートライフ事業」です。特にスマートライフ事業はNTTドコモにとって他社との差別化を図る上でも重要な事業であるため、他社との違いを知る上で学生にとっても非常に重要なポイントになってくるので、しっかりと抑えておきましょう。通信事業NTTドコモにおける事業セグメント「通信事業」は、大きく分けて「モバイル通信サービス」、「光通信サービス・その他の通信サービス」に分かれます。モバイル通信サービスはLTEサービス、FOMAサービスなどの通信料収入と、端末機器販売の2つが事業の中核を担います。一方で、光通信サービスはフレッツ光を始めとするインターネット通信サービスになります。現在ではネット料金とスマホ料金をのセット割引を提供している「ドコモ光パック」を商品として売りだしています。スマートライフ事業スマートライフ事業は、先ほど紹介した基軸のモバイル通信事業に加えて、コンテンツ・ソリューション分野のスマートライフ事業も好調です。「dマーケット」と「+d」の2本柱を軸に収益を伸ばしています。「dマーケット」はNTTドコモのスマートフォンやタブレットに向けたマーケットサービスです。動画や電子書籍、ゲームなど幅広いデジタルコンテンツの販売に加え最近ではインターネット通販サービスの提供も始めています。リアルな商品も取り扱う総合マーケットへと進化を続けているようです。これらのマーケットサービスだけではなく。「ABCクッキング」や「ドコモヘルスケア」などといったグループ会社も成長に貢献しています。参考:dマーケットまた、「+d」事業というパートナー企業とのコラボレーションにより新たな付加価値を創造するビジネスの拡大にも積極的に取り組んでいます。例えば、「+d」の取り組みの一環として、株式会社ローソンと提携を行っています。2015年6月よりドコモのクレジットサービスであるDCMXを、全国のローソン店舗でお買い物の決済に利用すると、請求時に3%を割引するサービスを開始しました。それ以外にも、両社は新たなコラボレーションにより新たな付加価値を提供しようと模索している最中だそうです。参考:NTTドコモとローソンの業務提携合意について事業内容から考えるNTTドコモが求める人材NTTドコモの職種には、研究開発やエンジニアなど専門性を問う職業はもちろんありますが、今回の記事では文理問わず多くの学生が志望するであろう法人営業や代理店営業の働き方について確認していきたいと思います。代理店営業は仕事の幅が広く、何でもやる(できる)ことが多い業務で、まさしくマルチな能力が必要とされます。そのなかでも時間を割くことが多い業務は、販売代理店への販売戦略立案を行った上で、代理店責任者やドコモショップへの提案です。私の場合、代理店責任者への提案は月1回以上行っています。モバイル業界の傾向や近未来起こりうる市場を予測した上でドコモショップの経営方針を立て、代理店責任者と方針を合わせ、販売実績の数値管理などを行っています。また、商談相手は代理店責任者だけではなく、お客さまと接するスタッフさまとも意見交換や店作りを一緒に行います。できるだけお店が混むことがない時間帯に訪問し、普段からスタッフ一人ひとりとコミュニケーションを取ることでお店が抱える課題の把握に努めています。参考:NTTドコモ2017年度新卒採用ワークフィールド(販売コンサルティング)千葉の支店で法人営業をしていたとき、興味がある企業や団体に「こんにちは〜ドコモです、このプロジェクトを一緒にやりましょうよ!」といった感じで、訪問して歩いていました。成田国際空港様と一緒につくった「NariCo」もその一例です。ドコモの法人営業が提案するものには、決まった形がありませんから、自ら想像したり、考えたり、お客さまに直接聞いたりしながら、サービスと同時にビジネスをつくります。ですから、お客さまも、使う技術も、組むパートナー様も、相談する社内外の専門家も、その人次第で選ぶことができるんです。そこは、既存の商品やサービスを販売する仕事より、私は面白いところだな、と思います。参考:NTTドコモ新卒採用HP社員紹介(法人ビジネス)先に紹介した社員の業務内容は「販売コンサルティング」、そして後者は「法人ビジネス」の社員インタビューになります。まず販売コンサルティングの働き方について確認していきましょう。社員が語っている通り、販売コンサルティングの業務は非常に多岐に渡っています。販売戦略の立案を始め、営業スタッフの教育や、販売実績の数値管理など、営業代理店をサポートするマネージャとしての業務が主な事業内容になっています。「」と照らし合わせて考えてみると、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行まで行うことが出来る」「3.リーダーシップを発揮し、周囲の人と目標を共有し達成することが出来る」「4.価値観や立場の異なる人と協力して成果を上げることが出来る」の以上3つの強みが求められていると言えます。これらの強みに自信がある学生はこの職種を志望するといいかもしれません。次に、法人ビジネスについても同様に見ていきましょう。NTTドコモが提案するものはデバイスからアプリまで多岐にわたっており、顧客にどのような提案を行うかは全て営業担当次第です。しっかりと顧客企業が抱える問題点を洗い出し、それに対して最も適した提案をすることが重要なスキルになってきます。そういった業務内容から推測されるスキルについて考えてみましょう。同様に、「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」と考えてみると、「1.個人として努力し、成果をあげる事ができる」、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことが出来る」の2つの強みが求められると思われるでしょう。社風についてここからは、NTTドコモの社風について考えていきましょう。まず、同社は旧電電公社から独立して誕生した移動通信事業を担当する企業であるため、NTTブランドから生じる「安定感」が多くの学生のイメージにはあるのではないのでしょうか。しかし、現在のNTTドコモはスマートライフ事業を始めとして新規のビジネスに積極的に取り組む攻めのビジネスを行っています。実際に、NTTグループ向け新卒採用HPには、「安定感がありお堅い企業だ」とNTTグループを判断している学生向けに次のようなメッセージが紹介されています。社会インフラを提供している、真面目でお堅い会社。これがステレオタイプなNTTグループのイメージではないか?しかし、NTTグループには未来のタネを育てる「攻めのビジネス」があふれている。新しいコミュニケーションそしてライフスタイルこれらを「あたり前」にするために若い社員たちが5年先、10年先を見据えたビジネスを立ち上げている。ここでは、その一端を確かめてみてほしい。いま、NTTグループで働く--それは世界中の人々と未来を創っていく挑戦者になること。その最前線で、君も攻めてみないか。参考:NTTグループ新卒採用HPメッセージまた、以前unistyleで紹介した「」の通り、新卒採用では学生の個性に真剣に向き合うことで、挑戦心や行動力がある学生を見極めようとしていることが分かります。そういった点からも、旧来の社風とは異なる新しいことに挑戦していく攻めの文化が浸透し始めていることが分かります。NTTドコモの新卒採用における「斬新な発想をする学生を求める」傾向は、業界における現状に裏付けされていると予想できます。大手携帯キャリア3社は基本的な収益モデルは同じであり、共同他社より優位に立つためによりユニークかつ有効なコンテンツの提供などの「付加価値戦略」が鍵です。こういった点からも同社が攻めの姿勢で事業拡大を図っていることが分かります。内定者のES解説ここまではNTTドコモの社員紹介などを通して、NTTドコモの事業内容や求める人材について考えてきました。以下では、実際にNTTドコモに内定した学生がエントリーシートに記入した内容を参照しながら、同社が求めている人材を改めて考えてみたいと思います。①「ドコモはまだまだつまらない」あなたならどうオモシロくしますか?またあなたはどう貢献しますか?(300字以内)②好きなテーマを以下から選び、あなたの個性を自由に表現してください●私/俺の「トリセツ」はこれだ!●これまでの人生で最大のチャレンジを教えてください●これまでにはない炊飯器を生み出してください●桃太郎の家来に4匹目がいるとしたら●読み手を笑わせてください●自由(テーマフリー)(表題:30字以内、内容:400字以内)参考:NTTドコモエントリーシート(事務系)①の設問はドコモ特有の独特な設問になっています。新卒採用のコンセプトである「世界はまだまだ、つまらない。」から派生して出来た内容であると思われます。この設問ではドコモの事業領域や取り組みを把握した上で、斬新な切り口からドコモの事業に大きな影響を与えるであろう企画や夢について話すと良いでしょう。また、その紹介に加えて「なぜ自分にこの企画を実現することが出来るのか」についても少しだけ触れておくと説得力が増して良いと思われます。②の設問も非常に特殊であり、「複数のテーマから自分が好きなテーマを一つ選んで、それを通して個性を自由に表現してください」といったものです。①では話すことが出来なかった「学生時代頑張ったこと」、そして「自らに備わっている強み」についてアピールすることが出来る項目になっているので、素直にそのエピソードについて紹介したいのなら「これまでの最大のチャレンジを教えて下さい」のテーマを選ぶべきでしょう。もちろん、その他設問である「これまでにはない炊飯器を生み出して下さい」、「読み手を笑わせてください」などの設問の回答に自信がある場合はこちらを選択しても良いと思います。まず①の設問について、実際に選考を受けた学生のESを参考にしながら解説していきたいと思います。①「ドコモはまだまだつまらない」――あなたならどうオモシロくしますか。またあなたはどう貢献しますか。(300文字以内)携帯端末に縛られない世の中を創造したい。現在の世界におけるITツールは、端末ありきでの通信が主流であり、携帯端末を肌身離さず持ち歩かなければならない、という状況にあると感じている。そこで、「五感情報」によるコミュニケーション文化を創造することで、常にモノを持ち歩くという生活を変化させることができると考えている。例えば、五感から得られた情報を元にした通信が可能となれば、より相互に分かり合え、密接なコミュニケーションを生み出すことができると感じている。貴社はWILL思考を大切にする通信業界のリーディングカンパニーであり、私はその中で確かな技術力を身に付け、人々の生活を豊かにしたいと考えている。参考:NTTドコモ【内定】エントリーシート(技術系)この内定者は次世代のNTTドコモについて、携帯電話ありきではなく、モノを持たず五感だけでコミュニケーションを取ることが出来るような次世代IT技術について語っています。また、同社が掲げている企業理念である「Will思考」についてもしっかりと言及することで、NTTドコモの社風に自らがマッチしていることもアピールできていると思われます。②「ドコモはまだまだつまらない」――あなたならどうオモシロくしますか。またあなたはどう貢献しますか。(300文字以内)世界中にいる「障害者」の生活における障害を取り除きたいです。貴社は通信業界の中で最も研究開発に力を入れているにも関わらず、まだまだ障害者に対して恩恵をもたらしているとは言い難いと思います。私は貴社の持つ技術力を生かせば、例えば耳が不自由な人々の「耳」に、目が不自由な人々の「目」の障害を減らすことができると考えています。具体的には、御社が開発しているウェアラブル端末を用いて、日常生活で飛び交っている音声を全て認識し、テキストとしてリアルタイムに表示します。また、カメラセンサーを用いて道案内や危険予知、警告を行うデバイスを設計します。私は障害者に特化したサービスを開発することで御社に貢献します。参考:NTTドコモエントリーシート(技術職)この学生は、世界に共通した問題である「障害者」について、ドコモの技術力を活かした取り組みについて紹介しています。技術職として、実際にどのようなサービスを開発することで障害者の生活を支援したいかについても具体的に説明されており、「本人が入社後に実現したいこと」に対する本気度が伺えます。次に、設問②に対する学生の回答もチェックしていきましょう。好きなテーマを以下から選び、あなたの個性を自由に表現してください。●自分をほめちぎってください●桃太郎の家来に4匹目がいるとしたら●新しい○○の使い方●読み手を笑わせてください●自由(テーマフリー)内容(400文字以内)標題(30文字以内)標題:お客様と共に遊びリピーターを100人以上獲得したアルバイト総合アミューズメント施設において、お客様とトークをしたり、共に遊ぶということが仕事のアルバイトをしていた。リピーターの100人以上獲得と、顔を覚えていただくことを目標としていたが、初対面であるお客様それぞれの好みやニーズの違いに応えることに苦労をした。施設内にいる全てのお客様に話しかけ、好みやニーズを聞き出し、その中で、お客様の身に着けている物や話し方など、些細なことまで気を配り、話題を提供できるようにした。また、短時間で退店してしまうお客様には、その理由を聞き出し、次回に改善できるようにした。そして、リーダーとして上記の取り組みを他の従業員にも浸透させた。結果として、リピーターを100人以上獲得し、顔も覚えていただき、私を目的として来店してくださるお客様もできた。この経験から、初対面のどのような人とでも信頼関係を築くことが出来る能力、お客様それぞれの異なるニーズに応えるという感覚を得た。参考:NTTドコモエントリーシートこの学生は、アミューズメントパークにおける経験を話すことで自分の強みをアピールするためにテーマフリーを選択したようです。顧客との接し方やリピーター獲得のための営業における自らの課題を発見し、それに対する解決策を提案・実行することでリピーターを100人以上獲得した話について説明しています。顧客との接し方において意識していたポイントも非常に具体性が高く、かつ学生に「1.個人として努力し、成果をあげる事ができる」、「2.関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことが出来る」の2つの強みが備わっていることも予想することが出来ます。好きなテーマを以下から選び、あなたの個性を自由に表現してください。●私/俺の○○経験を聞け!●自分をほめちぎってください●桃太郎の家来に4匹目がいるとしたら●新しい○○の使い方●読み手を笑わせてください●自由(テーマフリー)テーマ:新しい時間の使い方標題:「4年間で卒業」、「飛び級して留学」という進路私は大学時代「飛び級をして留学に行く」という目標を立てました。飛び級は3年終了時に大学院に進学できる制度ですが、中退扱いになるのでリスクを伴います。このリスクよりも3年間で大学を修了し、1年間を留学に費やす方がより有意義な時間を過ごせると考え、この目標を設定しました。しかし、飛び級には短期間で優秀な研究成果を出すという厳しい条件がありました。さらに、親からの援助が得られず、留学費用を自分で捻出しなければならない状況でした。まず研究については先輩とは異なり、教授に自ら手を挙げて研究発表会に何度も赴き、学生や企業の方と議論することで研究を進めました。留学費用については飛び級をする2年半前からアルバイトを始めて、計画的に捻出しました。学業、アルバイト、研究と非常に大変でしたが、私は掲げた目標は必ず実行するという強い意志を持っているため、大学創立以来初めてとなる飛び級と留学の両方を実現しました。参考:NTTドコモエントリーシート(技術職)この学生は非常に珍しい経験をしており、留学のために1年の飛び級を行うために経験したアルバイトや学業などの様々なフィールドにおける努力について説明しています。NTTドコモが掲げている人物像である「挑戦心と行動力」の両方を兼ね備えた人材だからこそ成し遂げる事ができた経験であると思われ、非常に努力家であることが伝わってくることと同時に、NTTドコモが掲げる人物像にマッチした学生であると言えるでしょう。1つ改善点を挙げるとするならば、もう少し組織やチームにおける学生の働き方や経験について紹介できると良かったかもしれません。研究活動において自ら教授に働きかけた事実や、企業などと議論を重ねたことからチームにおいても良い働きをしていることは予想されますが、「組織においてどのように働きかけたのか」がより詳細に分かるような文章だと尚良いでしょう。選考について最後に、NTTドコモの選考状況に関して、選考プロセスや特徴を見ていきます。参考にして下さい。◆選考プロセスエントリーシート→GD(数日後電話)→一次面接(数日後電話)→2次面接参考:NTTドコモ本選考情報先ほど紹介したエントリーシートを提出した後にGDをまず行います。GDは学生6人対社員2人で行われますが、最も特徴的なのが学生自身が事前にテーマを持ち寄り、テーマを決める段階から議論を始めるところです。次に中堅社員との一次面接が行われます。事前に話すテーマを与えられて口頭で答えるシステムになってはいますが、基本的に自己PRを学生に行わせるために用意しているものなので準備はそこまで難しいものではないでしょう。実際の面接では就活の軸や受けている企業についての深掘りや、学生時代頑張ったことに対しての深掘りなどオーソドックスな設問が多いようです。また、全ての個人面接においてやはり逆質問の時間は設けられているようなので、しっかりと事前に準備しておきましょう。二次面接ではより年次が進んだ社員との面接になります。質問の内容はあまり変わりませんが、就活の状況を深掘りすることで学生の入社意思を問う設問は間違いなくされるようです。また、ドコモにおいて入社後にやりたいことの深掘りもより厳しくなってくるので、しっかりと入社後のキャリアパスについて考えた上で選考に望みましょう。最後にいかがでしたでしょうか。今回は通信キャリア業界の中でも特に学生人気の高いNTTドコモについて解説させていただきました。同社の事業領域は非常に多岐に渡っており、次世代で活躍するような斬新な新規事業に携わることが出来るチャンスも間違いなくあるでしょう。また、今日注目されているIoTやフィンテックなどの最新技術にも非常に関連性が深い企業であるため、そういったモノに関心がある学生ならNTTドコモは見ておくべきだと思います。是非今回の記事が皆さんの就職活動の助けになれば幸いです。photobyKārlisDambrāns