Smart Customer Experienceの実現へ。事業を支えるNTTコミュニケーションズ社員の仕事・素顔とは|unistyleインタビュー

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最終更新日:2023年09月28日

Smart Customer Experienceの実現へ。事業を支えるNTTコミュニケーションズ社員の仕事・素顔とは|unistyleインタビュー
本記事はNTTコミュニケーションズのPR記事になります。

Smart Customer Experience(以下、Smart CXと表記)。

これは「オンラインの世界にオフラインの世界を融合していく」という考え方をもとにデータを統合していくことで、将来的には生活者のライフスタイルの変革を起こすことを目指す取り組みです。

リアルとデジタルの垣根を越えてなめらかに繋がり、ライフスタイルに寄り添った体験を実現するSmart Customer Experienceとは|NTTコム内定者がインタビューしてみた』では、NTTコミュニケーションズが現在注力しているSmart CXについて、Smart CX推進室に所属する3名の社員に取材しました。

今回その3名の社員にはNTTコミュニケーションズでのキャリアパスについて取材しました。

就活生の皆さんの中には「叶えたい夢や目標がある」と決まっている方もいれば、「将来何をしたいのか明確に決まっていない」という方もいると思います。

今回取材した社員3名はキャリアパスは違えど「現在、Smart CXで理想の仕事に携わることができている」と語っています。

一体どのような道のりを経て、理想の仕事に辿り着いたのでしょうか。本記事では3名の社員のキャリア形成について迫ります。

インタビュアーは、NTTコミュニケーションズ内定者であり、unistyle編集部でインターン中のマツが務めました。就活をしていた1年前の自分に向けて「NTTコミュニケーションズの企業研究をするために、こんな記事があれば良かった」と思える記事を執筆しましたので、ぜひ最後までご覧ください。以下、簡単な私のプロフィールです。

◆自己紹介
私大文系出身。サークル、バイト、遊びをそつなくこなす、いわゆる「普通の文系大学生」。

◆志望業界
情報通信、インフラ(鉄道が中心)、金融(銀行が中心)

◆就活軸
企業や人の大切な部分を下支えすることを通じて、やりがいを実感しながら仕事をすること。社会を下支えするインフラや金融業界の中でも、将来的にも社会からのニーズが見込める領域を志望していたことから、情報通信業界を志望。

◆NTTコミュニケーションズの志望理由
情報通信業界の中でも、「顧客にとって最適な提案ができる環境」と「自身の課題解決幅を広げることができる環境」が揃っていることに惹かれたから。

※上記の写真:左から藤田さん、齊藤さん、山﨑さん

「世の中に変革をもたらす新しい技術に携わりたい」理想のキャリアイメージを実現するまでの道のり

齊藤凌さん
2018年NTTコミュニケーションズに入社。入社1~3年目では、主に提案コンサル業務を担当。当時、AI音声自動応答ソリューションのプロトタイプ開発に携わり、手を動かせるコンサルタントとして活躍。2020年2月にSmart CX推進室の立ち上げメンバーに加わり、現在はプラットフォームの構築・新規機能の開発業務を行っている。

世の中を変える新しいテクノロジーに興味を持つきっかけとなった学生時代。数ある企業の中からNTTコミュニケーションズに入社を決めた理由とは

__就活生時代の話をお聞かせください。また大学時代はどのようなことをされていましたか?

情報系の学部に所属していました。大学時代はIT系ベンチャーでインターンをしたりと、もともとITに興味があったのでIT・通信業界に絞った就活をしていました。

入社の決め手は、NTTグループという伝統的な顔を持ちながら、新しい分野に挑戦している企業でもあったからです。

当時AIが世間に知れ渡り始めたこともあり、AIなど世の中に変革をもたらすような新しいテクノロジーに携わりたいと考えていました。関連する企業を調べている時に弊社の「COTOHA」というAIを活用したサービスが目につき、新しい分野にチャレンジしている印象を受け魅力を感じました。

提案コンサルからエンジニアへのジョブチェンジ。Smart CXに携わるまでの苦労とその道のり

__入社してからの経歴と現在の役割・業務内容について具体的に教えてください。

入社1~3年目まではAIを活用したソリューションの提案コンサル業務を行っていました。お客さま企業の業務課題の整理や提案ソリューションの検討をしたり、構築をする部署との仕様確認や調整をする役割を担っていました。

その傍ら、学生時代の経験を活かして後のビジネスの種となるようなソリューションのプロトタイプ開発にも携わっていました。
 
その後、現在のSmart CX推進室に異動となり、現在はプラットフォームの構築や新規機能開発を推進する役割を担っています。プラットフォームの構築ではパートナー企業や関連部署との技術的な仕様調整、導入までの工程管理をしています。

また、新規機能開発では自らが開発者として手を動かして内製開発したり、プラットフォームへの導入を行っています。

__職種が変わったことでさまざまな苦労をされたと思います。具体的にどのような苦労がありましたか?

提案コンサルからエンジニアに職種が変わりましたが、日進月歩する技術の世界でトレンドをキャッチアップすることはやはり苦労しました。自己学習の他に社内のエンジニアが集まる場に参加して知識やスキルを学んでいきました。

また、苦労という観点では、職種が変わったことよりも初期配属で提案コンサルになったときの方が大きかったです。

お客さまの前に立ってプレゼンをする機会が多い職種ですが、当時は人前で話すことがあまり得意ではありませんでした。上司や周りの先輩方からプロジェクト全体像の捉え方、伝わりやすい話の進め方や資料の作り方のご指導をいただいたり、お客さま説明の機会を多くいただいたりする中で経験を積んでいきました。

苦労は大きかったですが、システムの価値をお客さま目線で見る目を養えたので、この経験は私にとって重要な財産になっています。

働いているからこそ感じる、NTTコミュニケーションズの魅力とは

__就活生向けにNTTコミュニケーションズの魅力を教えてください。

誠実な人が多いところです。

みんなで共通のゴールを合わせるところから業務を始めるのが社風として根付いていたり、お互いのことを知ろうとしたりする相互理解のマインドセットが根付いていると思います。

入社してから出会えた"実現したいこと"と、見つけるまでの道のり

山﨑美佐さん
2017年NTTコミュニケーションズに入社。関連企業にて3年間にわたってクラウドサービスのプロダクトマネジメントを経験後、Smart CX推進室の立ち上げに携わり、現在はパートナー企業との共創を推進するための提案コンサルティング業務を行っている。

本当にやりたいことは、将来の自分が見つけてくれるはず。「選択肢の幅広さ」がNTTコミュニケーションズ入社の決め手

__就活生時代の話をお聞かせください。

大学では、教育学部で教育心理学や臨床心理学を学んでいましたが、将来は専攻にはとらわれず新しい分野の仕事にチャレンジしたいと考えていました。

特に生活基盤を支える業界に興味があり、通信を含むインフラ系や金融系など幅広く見ていました。その中でも「守り続けるだけではなく、その上に新しいモノを作る」ことに携わりたいと考えていたので、ITや通信業界に魅力を感じていました。

弊社に入社を決めた理由は、選択肢の幅広さです。企業の新たな挑戦をICTの側面から支えられるような仕事をしたいという思いがありましたが、具体的に関わる業種業態や技術領域については入社してからさまざまな選択肢がある方が良いと考えていました。

その点、弊社は幅広い業界と関わる機会があり、ネットワークからアプリケーションまでサービスを幅広く扱っているので、自分が本当に興味のある分野、挑戦したいことを入社後に見つけられると思いました。

また、OBOG訪問で社員の方とお話しした際、業務を経験する中で自分のやりたいことを見極めてその先のキャリアを柔軟に選択されている方が多いと感じ、それが決め手になりました。

慣れない英語でのコミュニケーション。苦労したことと、その経験から得た仕事の土台とは

__これまでの経歴とその中で苦労した点について教えてください。

初期配属後の3年間、関連企業でデータ分析系のクラウドサービスを担当し、プロダクトマネジメントに携わっていました。

そのサービスは海外のパートナー企業が開発していたため、私自身は開発元と日本のお客さまを繋ぐ仕事をしていました。具体的には、サービスの仕様や機能のアップデートなどの情報を管理したり、日本のお客さまからいただいたサービスに関する要望を開発元のエンジニアに伝え、改善や新機能開発の交渉をしたりする役割を担っていました。

入社後まず苦労したのは、エンジニアとの会話で出てくるIT用語がわからないことと、やり取りを英語で行うということでした。

海外のパートナー企業はアメリカやインドに拠点があったので、各拠点のエンジニアとメールやWeb会議などを通じて英語でコミュニケーションを取っていました。

はじめは慣れない英語での業務やビジネススタイルの違いに戸惑うことも多かったです。そのような中でも、まずはやってみるという精神で実業務での経験を積み重ね、業務で必要なIT知識を身につけながら徐々に慣れていくことができました。

この経験を通じて、粘り強く相手と交渉する姿勢が自然と身に付き、現在の仕事でも活きていると感じています。

そして3年間関連企業に勤めた後、新たなソリューションを検討する部署に異動しました。そこから1年後にSmart CX推進室が発足することとなり、立ち上げメンバーとして参画し現在に至ります。

入社後の経験・出会いがすべて今の仕事に繋がっている。NTTコミュニケーションズで働く中で見つけた答えとは

__幅広い選択肢がNTTコミュニケーションズの魅力のうちの1つだというお話がありましたが、ご自身のやりたいことは実際に見つかりましたか?

はい。前組織での経験があったからこそ、今まさにやりたい仕事ができていると感じています。初期配属で顧客の声を収集・分析するデータ分析系のサービスに携わり、そこで初めてCXという領域と出会いました。

その業務を経験する中で、データ分析のサポートにとどまらず、お客さまがそのデータを活用して具体的にアクションを起こすことを支援したいと考えるようになりました。そして、それをICTで実現できることがまさに弊社でできること・やりたいことだと気付きました。

現在はSmart CX推進室で、お客さま企業の課題解決や実現したい将来像に寄り添いながら、その先にいるエンドユーザーに新たな体験を提供するというところを目指して業務に取り組んでいますので、自分のやりたいことを入社後に見つけ、その仕事に携わることができていると思います。

ゴールに到達するまでのルートは1つじゃない。入社前に抱いた想いの実現に向けた道のり

藤田遥さん
2015年NTTコミュニケーションズに入社。関連企業にてコミュニケーション基盤サービスの構築やサービス検討に携わり、その後音声基盤(コミュニケーション基盤、コンタクトセンター基盤)のコンサルやソリューションパッケージの企画を経験。現在は新たな顧客体験実現を目指し、Smart CX推進室にて新規ビジネス立ち上げを推進する傍ら、Smart Worldの実現に向けて設立されたNTTコミュニケーションズの事業共創の場である「OPEN HUB」のカタリストを務めるなど、幅広く活動している。

入社前から描いていた明確な自分の軸。NTTコミュニケーションズで自分の想いを実現できると感じた理由

__就活生時代のお話と入社の決め手について教えてください。

自分が成し遂げたいことに合致している企業だった、というのが一番の入社の決め手です。

私の大学院での研究内容が異文化コミュニケーションだったこともあり、コミュニケーション基盤によって「世界の人々をつなぎ、境界のないよりよい未来を創造したい」と考えていました。

”つなぐ”ことを使命として、コミュニケーション基盤をビジネスの軸の1つとしており、且つその基盤を国内にとどまらずグローバルに展開しているNTTコミュニケーションズなら、それが実現できると考え入社を決めました。

また、先輩社員の方と話したときに感じた温かさや、ワークライフバランスなど長く働ける環境が高水準で整っている点も入社の決め手となりました。

人事を通じて会社が導いてくれたキャリアと、辿り着いた現在地とは

__入社してからの経歴について簡単に教えてください。

入社時は「サービス企画系の仕事がしたい」という要望を出していましたが、人事の方と面談する中で、「最初はICT技術を身につけた方がいい」というアドバイスをいただき、NTTコムエンジニアリングのコミュニケーション基盤サービスを構築する部署に初期配属されました。

その後NTTコミュニケーションズに戻ってコンサル業務を行い、ソリューションパッケージの企画を担当しました。ただ、入社前に抱いていた「サービスを創りたい」という想いが強まり、Smart CX推進室を希望し、現在ではサービス企画という立場で新しいビジネスを生み出す仕事に携わっています。

初期配属で技術を身につけ、その後コンサルという立場でお客さまの声を肌で感じる経験ができたからこそ、今の組織で活躍できていると感じています。

__技術系の職種からキャリアを始められたというお話がありましたが、そのような方は実際に多いですか?また、文系から技術系の職種に就かれたと思いますが、その時に苦労されたことがあれば教えてください。

まず、私が入社した年は技術系の職種にアサインされる人が多かったです。私はコミュニケーションサービス基盤に携わりたいことを人事の方に伝えていて、実際にそのサービスを扱う部署に配属されました。学ぶべきことを沢山吸収できたので、最初にその部署に配属されて良かったと思っています。

一方、ICT技術に関する知識が全くない状態で技術的な職種にアサインされたので、始めはその習熟に苦労しました。

とあるICT技術試験の参考書の1ページ目に「プロトコル(コンピューター同士の通信をする際の手順や規格のこと)」という単語が記載されていましたが、入社直前までその言葉の意味すらも分かりませんでした。

このようにICT技術について何も知識がない状態から仕事が始まりましたが、所属組織内外の先輩方に体系的に教えて頂きながらネットワーク機器やサーバーの構築を経験し、一年後には多種多様なサービスオーダーの構築を担当できるほどに技術を習熟していきました。

弊社は先輩が後輩をしっかりとサポートする風土があり、研修制度も整っているので、文系の方もICT技術の知識がないことに対して過度に心配する必要はないと思います。

__現在の役割・業務内容について具体的に教えてください。

Smart CXのサービス企画という立場で、過去の実証実験からの学びをもとに、新サービスの企画、市場調査、プロモーションやパートナー開拓などを行っています。

また、私は「OPEN HUB」のカタリストを兼務しており、新しいビジネス創出に向けた検討を実施しています。

特に現在はプロジェクトマネージャーとサービスデザインのリーダーという立場で、新しいサービスのリリースに向けて注力しています。具体的には、UXデザインの第一歩となるユーザーインタビューや企業へのインタビュー、事業に必要不可欠なマネタイズの検討などに取り組んでいます。

ゴールに到達するまでのルートは1つじゃない。さまざまな道を模索しながら挑戦できるところがNTTコミュニケーションズの魅力

__就活生向けにNTTコミュニケーションズの魅力を教えてください。

弊社はキャリアの多様性があり、チャレンジし続けられる会社です。

恐らくそれぞれキャリアのゴールを定めて入社されると思いますが、そのゴールに到達するルートはさまざまあると思いますし、正しいと思っていたものが正しくなかったということも十分あり得ると思います。

多種多様なキャリア/ルートを模索し、チャレンジし続けながらゴールに進むことができるのは弊社の魅力です。

取材後記

今回取材を担当したNTTコミュニケーションズ内定者、unistyle編集部のマツです。

Smart CX推進室に所属する3名の話をお聞きし、自分の想いを実現できる環境が整っているところがNTTコミュニケーションズの魅力だと感じました。

NTTコミュニケーションズはソリューションの幅が広く、携わることが可能なサービスが多いうえ、社内公募プログラムや海外トレーニープログラムといった社員の理想のキャリア実現をサポートする制度が整えられています。

ICTを用いて実現したい社会のビジョンが明確に定まっている就活生、どのような仕事に携わりたいのかが明確に決まっていないため働く中でじっくり見つけていきたい就活生、どちらの就活生にとってもNTTコミュニケーションズは魅力的な企業だと思います。

本記事を通じてNTTコミュニケーションズに興味を持たれた就活生は、実際に選考を受けてみてはいかがでしょうか。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

以下の記事は「Smart City」と「Smart Mobility」のインタビュー記事となっています。本記事と併せてご覧ください。

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人間魅力が溢れる国内有数のSIer企業「電通国際情報サービス」-新入社員研修を通して見えたISIDらしさとは- 人間魅力が溢れる国内有数のSIer企業「電通国際情報サービス」-新入社員研修を通して見えたISIDらしさとは- 本記事は電通国際情報サービスのPR記事になります。※2024年1月1日より電通総研に社名変更しています。2023年12月31日迄に掲載した記事では電通国際情報サービス(ISID)表記となっております。IoTやDX化が叫ばれている昨今、それにまつわるIT業界は文理問わず多くの就活生から人気を集めている。「未経験からでもエンジニアになれる」や「IT知識に乏しい文系学生も歓迎」といった謳い文句も多く見かけるようになったが、とは言え本当に大丈夫なのか、研修についていけるのか等の不安を抱えている就活生も少なくないはずだ。そんな中、文理やIT経験の有無を問わず採用をしながら新入社員研修に力を入れることで、国内有数の大手システムインテグレーター(以下、SIerと表記)として年々成長を続ける企業が存在する。弊社ほど新入社員研修に力を入れている企業はないと思います。大きな特徴としては、・6か月間に及ぶ手厚い研修期間・アート研修やアドバンスト研修といった特色ある研修プログラム・「心技体」を鍛え、研修終了後に人と会社のことが好きになるコンテンツ等、例を挙げればキリがありません。そう語るのは、電通グループの一員であり、JPX日経インデックス400の構成銘柄(2022年11月時点)の一つにも数えられるSIerの「株式会社電通国際情報サービス(以下、ISIDと表記)」で人事担当を務める川谷さんである。unistyle編集部はこの度、そんなISIDの新入社員研修について探るべく、人事部で研修担当を務める川谷さん、そして2022年4月入社で実際に研修を受けて間もない柳田さんと前田さんにお話を伺った。こんな就活生にオススメ・「人の良さ」を就職活動の軸としている就活生・将来は人々の生活を豊かにしたいという想いを持っている就活生・新入社員研修の実情に興味のある就活生・IT業界やSIer業界に興味のある就活生目次今回取材をした3名の社員のプロフィール会社が一丸となって取り組む半年間にわたる新入社員研修。その実情を研修担当に深掘ってみた絵を描く研修があるって本当?ISIDが新入社員研修に力を入れる理由テーマは「心技体」の向上。新入社員2名が語る研修での学びと、研修の中で醸成された人・組織への愛「出る杭を打たず、それを伸ばしてくれる風土がISIDにはある」、ISIDの根底にあるのはAHEADという行動指針3名それぞれが伝えたい就活生へのメッセージ-先入観やバイアスを持たずに行動してほしい-取材後記取材をした3名のプロフィール川谷友郎さん早稲田大学を卒業し、2019年4月に新卒でISIDに入社。入社後はグループ経営ソリューション事業部に配属され、技術職として会計ソフト導入のコンサル等に携わる。その後、社内異動制度に自ら手を上げ、2022年1月より人事部に異動。異動後は新人育成をメインに、階層別(若手向け)研修や自己啓発支援・組織開発にも取り組み、2022年入社の新入社員研修も中心となって取り組んだ。柳田健太朗さん東京理科大学機械工学科を卒業し、2022年4月に新卒でISIDに入社。新入社員研修を経て、製造ソリューション事業部に配属。機械工学科出身ということもあり、学生時代から将来的にモノづくりに携わりたいと漠然と考えていた。その中でメーカーに入社するよりもITを通じてモノづくりに関わる方が幅広く仕事ができると考え、かつISIDはメーカーのクライアントが多いことが入社の決め手となった。前田紗花さん立命館大学を卒業し、2022年4月に新卒でISIDに入社。新入社員研修を経て、Xイノベーション本部に配属。入社理由は、①先進的なビジネスや技術を積極的に取り入れていること②ユーモアな発想をもって自分らしい強みを出した社員が集まって作り出す社風に惹かれたこと。学生時代は映像系の学部でVR等を活用して医療・教育等をサポートするシステム・アプリ開発に携わっていたこともあり、将来的にはXRを活用して老若男女問わず人々の課題や情報格差を解消できるサービスの企画・開発に携わりたいと考えている。会社が一丸となって取り組む半年間にわたる新入社員研修。その実情を研修担当に深掘ってみた半年間にわたる新入社員研修。長期間の研修を開催する意図とは__早速ですが、新入社員研修の具体的な内容を教えて下さい。川谷:4月に新入社員が入社すると、営業職・技術職問わず3か月間の研修があります。研修目的の一つに「答えのない物事に対してもめげず、楽しみながら考えてもらう力を身に付けてもらいたい」というものがあります。そのため、研修ではIT知識のインプットに加え、普遍的なビジネススキルを学ぶ研修や物事をロジカルに考えて表現するアート研修を行い、その研修においても、適度にゴールイメージを示し、あとは自由に考えてもらうような研修運営を心がけています。特に時代背景的にも、答えが単一に定まらない課題が多くなっています。そんな環境でも「あなたはどう思うか?」を大切に、かつ楽しんで考えるクセを研修で付けてほしいと思っているためです。3か月間の研修が終了すると、営業職の社員は追加で2週間程度の研修を受けた後すぐ各部署に配属されるのですが、技術職の社員はさらに3か月間のアドバンスト研修というものを受けます。この研修では自社システムや自社社員といった社内リソースを活用し、配属先ごとのグループに分かれて一つのシステムを作ります。社内リソースを活用する意図としては、「①社内の技術を知ってもらう」、「②現場社員とコミュニケーションを取ることで社内における関係性を築いてもらう」といったものがあります。研修は基本的にオンラインで実施していますが、マナー研修等の一部の研修はオフラインで実施しています。情勢的にもオンライン研修を主流にしていますが、オンラインは何かしらのきっかけ作りには適していないと考えています。そのため、特に動機づけを目的とした研修に関しては、オフラインで集まって受講するようにしています。__実際に研修を受講したお二人としてはオンラインとオフライン、どちらが良かったですか?柳田:ビジネスマナー研修等の実践的な研修や、グループで一つのシステムを作るアドバンスト研修に関してはオフラインで良かったです。実際に部署に配属された後はオンラインで開発を進める機会が多いため、研修の段階でオンラインでの開発を経験するというのも研修の意図の一部と捉えています。前田:実際に受講して分かったことですが、オンラインというお互いの進捗や状況が見えにくい中でもグループをマネジメントしながらプロジェクトを遂行させる難しさを痛感したため、研修の段階でこういった経験を積めたことは貴重だと感じています。同期との良いバランスを持った関係性とは?研修を経験したばかりの新入社員が語る「研修を通じて得たもの」__研修を経験してみての率直な感想を教えて下さい。同期同士での繋がりなどは生まれましたか?柳田:新入社員研修はグループ会社の同期とも一緒に受講するため、様々な繋がりが生まれました。また、グループに関しても定期的にメンバーが入れ替わるため、様々な同期と知り合うことができました。前田:やはり同期同士だと自分の苦手意識のあることにも遠慮なく手を上げて挑戦出来ますし、失敗経験に関してもそれに対してフィードバックをもらうことも貪欲にし合えるので、そのような環境を配属前に長期間頂けたのは大変貴重でした。関係性も強固になり、イメージとしては同期の友人としての親近感と、なれ合いや惰性にならずお互いを高め合う緊張感とが良いバランスを持った間柄といった感じで、研修が終わって異なる部署に配属されたとしても「これからお互い頑張っていこう」といった雰囲気が醸成された感じがしました。__研修はグループワークがメインとのことですが、グループや新入社員間で競い合ったりするのでしょうか?川谷:それぞれ点数を付けて競い合ったり、人事部が露骨に評価をするということは基本的にありません。もちろん同期同士で切磋琢磨してほしいとは思っています。ただ、闇雲に競ってほしいとは思っていません。適性は人それぞれですから、まずはそれらの違いを互いに認め合い・対話することで、本当に自分のやりたいことやありたい姿が見えてくるのではないでしょうか。研修で本当に得てほしい体験は、「隣の〇〇さんに勝った」ではなく、「他者と比べて自分は△△が得意かも。今後もここを伸ばしたい。」ということだと考えています。それが今後も大切な自分の武器になるからです。絵を描く研修があるって本当?ISIDが新入社員研修に力を入れる理由__IT業界の中でも貴社の研修は非常に特徴的だと伺ったのですが、特色ある研修がありましたら具体的に教えて下さい。川谷:アート研修が特色ある研修だと思います。アート研修はその名の通り絵を描く研修です。新入社員の多くは「どうしてISIDでアート?」と研修前に不思議そうにしています。ただ、研修が終わると腑に落ち、自身の(アートとSIerは関係ないという)先入観に気づく方が大勢います。物事をじっくり観察しイメージを具現化することは、物事をロジカルに捉えて表現するという意味で、システム開発等と通ずる点が多いのです。加えて自分の先入観・バイアスに気づくという意味でも、かなり価値のある研修だと思っています。アート研修の詳細はこちらから10年以上にわたるISID伝統のアドバンスト研修。現場社員も多く参加する研修の秘密とはまた、技術職限定の研修にはなりますがアドバンスト研修も特徴的だと思います。アドバンスト研修は実践的な開発研修なのですが、成果発表会を各事業部に展開するなど、新入社員の研修の頑張りを現場にアピールできるような場を意図的に設けています。現場社員からも、新入社員には配属後早期に個性を発揮してイキイキと働いてほしいという声は多く聞いておりますので、そういった新入社員と現場をつなげる場としても、今後もこのアドバンスト研修を活用していきたいと考えています。研修は決して一過性のものではない。ISIDが研修に力を入れる理由は〇〇__なぜ貴社はそんなにも研修に力を入れているのでしょうか?川谷:研修を通じてITの知識等をインプットしてもらいたいといった実践的な意図もありますが、それよりも心や体の部分を鍛えたいという意図があり、研修に力を入れています。弊社では新入社員に学んでほしい事柄を「心技体」というテーマで整理していたりもします。IT知識のインプット等は「技」に該当しますが、それだけでなく、これから社会人として仕事をしていくにあたり必要な心構え等を身に付けてもらうために「心」や「体」の向上も研修として意識しています。また、研修の内容だけでなく、約半年間の研修で我々人事部と新入社員との距離も近くしたいとも考えております。理由は、研修期間の終わりが縁の切れ目ではなく、実際に現場に配属されてからも気軽に頼ってもらえるような存在となりたいためです。人事部新卒教育の責務と言うと少し堅いですが、新入社員を現場に送り届けることはゴールではなくむしろスタートだと思っています。テーマは「心技体」の向上。新入社員2名が語る研修での学びと、研修の中で醸成された人・組織への愛研修のテーマは「心技体」、研修担当が考える理想の心技体とは__貴社の研修には「心技体」というテーマがあるとのことですが、その内容を具体的に教えて下さい。川谷:まず「心」に関しては周りの人や組織を好きになることを目指しています。その中には、まず同期間の繋がりを作ることも含まれています。そうして築き上げた心理的安全性のもと、お互いに夢を語り合い、志を持ってほしいですね。また、周りの人や組織を好きになることがゆくゆくは会社のエンゲージメント向上に繋がると考えていますので、「心」を鍛えることは重視しています。「技」に関しては言葉の通り、ITスキルやビジネスマナー等のこれから現場で活躍するにあたり必要な素地を固めることを目指しています。配属先ごとに求められる「技」は少しずつ異なるのは当然です。ただそれらの共通項をエッセンスとしてインプットできるよう、研修内容は毎年見直しています。「体」に関しては、9時~18時の勤務時間に慣れたり、物事への取り組み姿勢を改めて見直すなどといった意図があります。特に取り組み姿勢は、前述の「目先の答えを急ぐのではなく、自分はどう思うのか?にまず目を向ける」など、考え方の姿勢についてもインプットを与えるようにしています。また、研修ではチームビルディング等もしてもらうのですが、その際に人事側からあれこれ指示することはなく、今やるべきことを新入社員自らで考えさせるようにし、各々に主体性を身に付けてもらうことも目指しています。拡げるフェーズと絞るフェーズを自ら考える!?新入社員が語る研修エピソード__半年間と長期間にわたる研修の中で特に印象に残っているエピソードはありますか?柳田:ビジネスシミュレーション研修が印象に残っています。これは約2週間にわたり、実際にとある会社に対してヒヤリングや提案をし、グループ間で競い合うという研修になります。ただ、いざやってみるとグループ内でうまく提案がまとまらなかったり、今まで関わりのなかったグループ会社の同期と協力しなければならないといった難しさがあり、紆余曲折がありました。ただ、研修を進める中でグループメンバー同士の仲が深まり、徐々に提案の質が高まった結果、私の所属していたグループが1位を獲得することができました。様々な苦労がありながらも研修後の達成感や得たものが非常に大きかったため、最も印象に残っている研修です。前田:私は、タイトなスケジュールの中で"拡げるフェーズ"と"絞るフェーズ"を自分たちで考えて取り組んだことが特に印象に残っています。拡げるフェーズというのは柔軟な発想を持ってアイディアを発散させること、絞るフェーズというのは発散したアイディアを論理的な判断で収束させて施策に落とし込むことを指します。川谷さんもおっしゃっていたように、研修では基本的に新入社員自らがあらゆる物事を決める必要があり、限られた期間の中で提案まで持っていくというのは難しさもありながら良い機会になりました。「出る杭を打たず、それを伸ばしてくれる風土がISIDにはある」、ISIDの根底にあるのはAHEADという行動指針__各々にお伺いしたいのですが、皆さんが思うISIDの魅力は何だと思いますか?「良い意味でおせっかいな人が多い」、ISIDは人のことが好きな集団である川谷:SIerという技術屋的な企業でありながら、人に興味のある人が多いのが魅力だと考えています。私自身、初期配属が会計という全く知見の無い分野への配属だったのですが、私から何も言っていないのに先輩社員の方が声を掛けてくださったり、私たち新入社員のために会計勉強会を企画してくださったことがあります。また、人事部に異動した後も前の部署の方々から定期的に連絡もあり、本当に周りの人に恵まれていると感じることが日頃からあります。そういった経験からも人が好き、また良い意味でおせっかいな社員が多いと思います。また、こういった弊社の特徴が顕著に表れているのが行動指針の「AHEAD」です。ISIDの行動指針「AHEAD」の詳細はこちらから弊社はこの行動指針を展開するため、1年の中でAHEADを体現し、会社に貢献した社員を表彰する社内表彰制度「AHEADAWARD」があります。こういった行動指針や表彰制度を含め、コロナ禍で直接的な繋がりが希薄化されながらも、しっかりと社員間での繋がりを作れるような文化を醸成しています。行動指針であるAHEADが根付き、各社員の面白さや特性を伸ばそうという意識が溢れている柳田:私も川谷さんと同じく、人の良さが弊社の魅力だと感じています。行動指針の「AHEAD」のHはHumor(人間魅力で超える)という意味なのですが、この指針が根付いているのが常日頃から感じますし、研修にも活かされていると実感します。特に私が考える人間魅力でいうと、各社員の面白さや特性を伸ばそうとする風土があるという点です。研修の中でも新入社員が考案した案に対して現場の先輩社員が否定することは絶対に無く、「その案面白いじゃん!」とその人の個性や特性を伸ばそうとする雰囲気をひしひしと感じました。また、私が就活生時に弊社の選考を受けたときの話ですが、その時の人事の方が「全ての人が幸せになる採用活動をしたい」と話されていたのが非常に印象に残っています。実際に入社して研修等を受ける中でその言葉は嘘ではなかったと実感しています。人の良さで入社を決めたのは間違いではなかった。ISIDには出る杭を打たず、それを伸ばしてくれる風土がある前田:私は既成概念に囚われず、柔軟な行動を取る点が魅力だと思います。例えば研修の一つのプログラムとして設けられているアート研修を例に出すと、人間の手を描くという一見するとマネジメントやプログラミングと無関係な作業に見えますが、フィードバックを頂きながらフェーズごとに分けて完成に持っていくという考え方は、開発業務に活きていると実感しておりますし、敢えて全く異なる分野からそのフローの大切さを身をもって知ることができたと感じております。決して突飛なことをしている訳でないにしろ、既成概念に囚われずに思考力を鍛えることができるのは弊社の研修の特徴だと思います。また、研修を含め、出る杭を打たずに各自の個性を伸ばしてくれるような風土があるのも魅力だと思います。こういう部分が人間魅力の醸成に寄与すると思いますし、こういった風土があるからこそ様々な人に対して興味を持てるようになり、ひいては愛社精神に繋がると実感しています。先輩社員と話していても「この同期の人が今こんなことに取り組んでいて…」といった会話が日常的に聞こえますし、これだけの規模の会社でそういった話が日頃から出るのは社員全員が本当に人・会社のことを好きであることの裏返しだと思います。3名それぞれが伝えたい就活生へのメッセージ-先入観やバイアスを持たずに行動してほしい-SIerへの就職に必要なのは「技術を用いて人々の生活を豊かにしたいという想い」__貴社はSIerという業界に属すると思いますが、特に文系学生にとっては敷居が高いと感じる人も少なくないと思います。そんな不安を抱いている就活生に何かあればお願いします。川谷:過去の採用実績を見て頂ければ分かる通り、大前提弊社は文理問わず採用していますので、弊社に少しでも興味を持って頂けた就活生に関しては文理問わずエントリーしていただけますと幸いです。その上でSIerというものに敷居の高さを感じている就活生の方にお伝えさせて頂くのであれば、ITスキル等は入社後の研修や配属後も手厚くサポートしますので、その心配よりも技術を用いて人々の生活を豊かにしたいという想いを持っている方に是非入社して頂きたいです。弊社の採用ページに掲載している「先入観は置いていこう。」というメッセージにもあるように、「文系だからSIerはちょっと、、、」といったバイアスは知らず知らずのうちに自分の選択肢を狭めていることに是非気づいてほしいです。採用ページはこちらから実際に入社の段階では人への興味や上記の想いに共感できるかといった素養を重要視していますし、SIer業界に限らず、自らのバイアスで進路を狭めるのは非常にもったいないと思います。私も大学・大学院と専攻していたのは生物学で、SIerとは直接関係のない学問でした。ただ、自分が生物学に興味を持った理由が「人間に対する興味」であり、ISIDが掲げる「人間魅力」と非常にマッチしていることを就活生の頃に気づき、弊社に就職を決めました。あくまで個人的な感想ですが、実際に入社してその決断を後悔したことはありません。そういった情報のインプットに対するバイアス、自分の考えや判断に対するバイアス含め、自らを客観視して就職先を選んでほしいです。そしてその先に弊社があれば嬉しいですし、弊社を選んでくれた方には絶対に後悔させない環境が揃っていますので、そういった方のエントリーを心からお待ちしています。柳田:私自身も学生時代に機械工学を学んでおり、SIerという全く異なる業界に飛び込んだ立場としてお伝えさせて頂くと、技術面に関しては本当に不安を持たずにエントリーしてほしいと思います。実際に入社後は不安も多少ありましたが、研修を通じてそういった不安は解消され配属後の現場にも自信を持って出ることができますし、同期の中にも私と同じような立場の人は沢山おり、当初の不安は本当に杞憂だったと今になっては思います。また、そういった方が少なくないからこそこれだけ手厚い研修を用意して頂けているとも言えますので、少しでも弊社に興味を持っていただいた方はエントリーしてもらいたいです。就職活動は様々な業界・企業・人に出会える最初で最後の機会。だからこそ悔いのないようにチャレンジしてほしい!__新入社員のお二人は約1年前、実際に就職活動をご経験されたかと思います。そんなお二人からこれから就職活動を迎える就活生にメッセージをお願いします。前田:私自身、約1年前に就職活動を経験したばかりなのですが、就職活動は様々な業界や企業の社員の方から話を聞ける最初で最後の機会です。だからこそ後悔のないよう、貪欲かつ前向きに取り組んでほしいと思います。私も沢山の企業のインターンに参加したり、様々な企業の社員訪問を行い、最終的に私の個性や将来やりたいことを認めてくれるISIDという会社に出会うことができました。様々な業界や企業と出会い、将来やりたいこと・やりたくないことを精査した上で、最終的にISIDの魅力に気づいてエントリーしてくれると非常に嬉しく思いますので、限られた就職活動期間を就活生という特権を活かして自ら動いて情報をとりに行ってほしいです。柳田:前田さんと同じく、就職活動は正直辛いこともありますが、様々な業界や企業を見ることのできる最初で最後の機会だと思います。最終的には入社する1社を選ぶにしろ、様々な企業を見た上で決断した1社と何となくで決めた1社では納得感も段違いだと思いますので、そういった意味でも悔いのないように頑張ってほしいと思います。また、川谷さんもお話されていたように先入観で決めつけないことも是非心掛けてもらえればと思います。私自身が機械工学科出身ということで、もし先入観で決めつけて就職先を選んだ場合は周りの友人と同様にメーカーに進んでいたかと思いますが、今振り返って考えてみるとISIDというSIerに入社して本当に良かったと実感しています。だからこそ、これから就職活動を迎える皆さんにも先入観を持たず、色々とチャレンジしてほしいです。取材後記先進的な情報技術をベースに、アイディアとクリエーティビティを掛け合わせたユニークなIT専門家集団として成長を続けてきた株式会社電通国際情報サービス(ISID)。今回はそんなISIDで研修担当を務める川谷さん、そして2022年4月に同社に入社し実際に研修を受けて間もない柳田さんと前田さんの計3名の社員の方にお話を伺いました。実際に取材をしてみて思ったことですが、社員同士の雰囲気が非常に良く、人間魅力に溢れるISIDという特徴に嘘偽りはないと感じました。取材の中でも社員間で笑い合ったり冗談を言い合ったりする光景が何度も見られ、取材をする立場であるunistyle編集部の私もISIDの人の良さの虜になりました。そんな人間魅力に溢れ、国内でも有数のSIerとして成長を続けるISIDは現在24卒向けのエントリー募集を開始しています。IT業界やSIer業界に興味のある就活生に限らず、人の良さを就職活動の軸としている就活生や、将来は人々の生活を豊かにしたいという想いを持っている就活生にとって非常に魅力的な企業と言えます。本記事を通じて同社に興味を持った就活生は、下記の応募フォームから是非エントリーしてみてください。選考への応募はこちらから【関連記事】┗ISIDのキャリアステップや働き方について、若手女性社員3名にインタビューをした記事になります。┗ISIDのHCM事業部内で実施している新人教育プログラム「POSITIVEアカデミー」に携わる3名の社員にインタビューした記事になります。 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インターン選考比較!東京海上日動火災保険・損保ジャパン・三井住友海上の採用とは インターン選考比較!東京海上日動火災保険・損保ジャパン・三井住友海上の採用とは こんにちは、16卒の損害保険内定者です。この記事を読んでいる方の中には、インターンへの参加や筆記試験対策に動き出した(あるいは動いている)方も多くいらっしゃるかと思います。昨今の就職活動では総合商社や金融機関などの人気が高いように感じられるのですが、この時期にそれらの業界の違いまで深く掘り下げられている学生は少ないのではないかと感じます。今回の記事では対象を損害保険会社の上位3社(東京海上日動火災保険・三井住友海上・損保ジャパン)に絞り、それらの違いをインターンや採用選考の方式から見ていきたいと思います。本記事のコンテンツ・東京海上日動火災保険:とことんエリートを集める・スペック重視の実力勝負・損保ジャパン:数を打ってエリート収集・努力が報われる・三井住友海上:ひたすら数を打って学生と会う・良くも悪くも平等・最後に・保険業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介東京海上日動火災保険:とことんエリートを集める・スペック重視の実力勝負東京海上日動のインターン実施時期:大学の長期休暇に準ずる(サマー・ウィンター・スプリングいずれも)私服でインターン選考に参加し、そのまま受かってしまう学生がいたり、自己分析の材料になるほど深い自己分析を求められることからも、伝統やしきたりよりも学生自身の内面を評価する傾向にあるように感じられます。また、インターンの面接は2回あるようで、インターン参加者は自身の選考通過の要因を以下のように語っています。【一次グループ面接】・学生時代頑張ったことを1分以内にまとめて話したこと。・大きな声で、ゆっくり話したこと。・聞かれたことに結論から簡潔に答えた。文章にすると一見基本的なことだが、自分以外の人はこれらができていなかった。自分は今回が二回目の面接で慣れていた面もあるが、緊張して逆に話しすぎるケースが大半であったので場馴れもあるかもしれない。【最終個人面接】・笑顔で会話したこと・等身大の自分をさらけ出したこと・一貫した価値観が伝わったこと基本的に全ての質問に間を空けずに答えられた。ある程度質問を想定していたが、日頃から自分の意思決定について自問自答する習慣があったので、その辺も起因していると思う。自分の行動や世の中の何気ないことに「なぜ」と考える人が好まれるのではないかと思う。「東京海上日動火災保険インターン情報(12)(営業部門)」よりまとめると、「当たり前のことが当たり前にできること」が選考通過の要因なのかもしれません。また、インターンに参加することで本選考時に面接回数が減ったり、インターン生限定のセミナーに招待されたりと、有利になることでも知られています。参考:「東京海上のインターン面接は最高の自己分析ツールなので絶対に受けるべき」東京海上日動火災保険の採用選考以下の記事でも触れられているように、東京海上日動では志望動機が聞かれません。面接での質問は「学生時代に何に取り組んだか」ということについて深く掘り下げられることが考えられます。それを裏付けるかのように、unistyleのどの選考情報を参照しても、・「嘘はつかないほうが良い」・「等身大の自分を語る」・「自己分析を入念にすること」・「話す内容に付随する具体的なエピソード」という言葉が多く使われています。また、3メガ損保の中では唯一会場に学生を集めてSPI型の試験を実施するようです。参考:「東京海上、ESで志望動機を記入不要とした理由人事企画部採用チームリーダーの横山功介氏に聞く」また、OB訪問をしなければ内定が出ないという暗黙のルールが存在し、私の先輩には最終面接の場で「OB訪問をしないと内定を出せないことになっている」と言われて急いでOB訪問をしたという方もいました。選考には関係ないものの、会社の雰囲気を知ってもらうためにもやらなければならないことというように捉えるべきだといえます。東京海上日動火災保険の選考のまとめ三菱系の会社ということもあり、真面目で学歴の高い学生が多く集まり、社員の方もプライドを持って仕事をしているように感じられます。「3メガ全てに内定をもらえたとしたら東京海上日動火災保険に行きたい」という学生も主観ですが多いように感じられます。東京海上日動火災保険から内定をもらうためにできる努力としては「自己分析」に尽き、学生がどんなに東京海上日動火災保険に入社することを目的に学生時代に何か行動を起こしても、その努力が報われることはほとんどないと言えます。損保ジャパン:数を打ってエリート収集・努力が報われる損保ジャパンのインターン実施時期:大学の長期休暇に準ずる(サマー・ウィンター・スプリングいずれも)ESとWEBテストさえ通過すれば面接はグループディスカッション1回のみと、参加難易度は比較的優しい部類に入るといえます。グループディスカッションでは面接官が「全員合格もありうる」と公言しているようです。それ故か、参加する学生層も東大からMARCHまで幅広く集まるようです。また、インターンの最中のメンターは社員ではなく、参加学生にとって身近である内定者を配置することも特徴として挙げられます。16卒の採用選考では東京海上日動火災保険と同様に、インターンに参加すればインターン生限定の選考に面接解禁前から参加することができた学生もいたことから、学生にとって嬉しいこと尽くめの内容になっています。参考までに、インターン参加の要因を以下に紹介します。インターン選考において評価されたポイントや選考において重視されていると思う点について教えてください。グループディスカッションでは、自分の意見をグループメンバーに納得させる力だと思う。参加している学生は自分の意見の主張がうまく、それゆえにグループとしての意見をまとめるのが難しかった。うまくグループメンバーの良さを引き出し、まとめあげていることができた人が評価されていたのではないか。選考においては、面接官が全員合格もありうると公言するくらいなので、協調性を重視していたのではないかと思う。グループの中で、学生がどのような価値を発揮して、プレゼンスを発揮できていたかが評価されていたのではないか。「損保ジャパンインターン情報(4)(総合コース)」より損害保険会社の仕事の一つに代理店営業が挙げられますが、そこで求められることの一つとして「人気企業内定者に共通する、企業に伝えるべき5つの強み」の中の「価値観や立場の異なる人と協力して成果をあげることができる」が考えられます。実際の面接でも、そのような力が評価対象であると考えられます。損保ジャパンの採用選考面接解禁前から実施されるインターンに参加した優秀な学生限定の選考と、面接解禁後から行われる選考に別れるようです。unistyleの選考情報を参照すると、前者では面接の回数が2回、後者では4回のようです。特徴としては、前者では「自己PRや学生時代に頑張ったことなどオーソドックスな質問」に集中することに対し、後者では「もしあなたなら、この状況でどう行動する?」というような質問がされる可能性があるようです。インターンに参加した際にメンターとしてついてくれた15卒の内定者は、「LINE、3メガ損保、TPPといった言葉が書かれた3枚のカードから1枚を選び、その内容について自分の知っていることをプレゼンする」という「プレゼン面接」があったと言っていました。また、損保ジャパンには自分の興味のある部署やキャリアを積んでいる社員に会うためのツールとして「WEBからのOB訪問」なるものが存在します。しかし、これは解禁と同時にアクセスが集中し、すぐに埋まる傾向がありました。OBに会う場合には、結局自らのコネクションや大学に置かれた名簿を参照することが一般的であることに変わりなさそうです。参考:「損保ジャパン本選考情報」※通常選考「損保ジャパン本選考情報(2)」※インターン参加者限定の選考損保ジャパンの選考まとめ16卒の面接では「プレゼン面接」が廃止されたようですが、総じて自己分析よりも自己発信力や相手を納得させる力が評価されるように考えられます。その分、就職活動解禁前からしっかり準備をして、インターンや面接に臨むことで、内定を取れる確率が高くなる「努力が報われる方式」であると感じます。一方で、優秀な学生は東京海上日動火災保険に取られるからか、優秀な学生と会う場を増やして採用確率を上げるという努力をしていることが感じられます。参考:三井住友海上:ひたすら数を打って学生と会う・良くも悪くも平等三井住友海上のインターン実施時期:ほとんど通年16卒の就職活動においては、3メガ損保の中では唯一2014年6月から1年以上に渡り採用活動を行っていました。どういうことかというと、インターン参加した学生の中で優秀な学生は「続・インターン」が用意されているようです。インターンが長期休暇に合わせて行われていないことからも、大学の授業を欠席する必要があったりと三井住友海上への高いコミットが求められると言えます。インターンの選考では損保ジャパンと同じくES・WEBテストを経てグループディスカッションのみの選考となっており、こちらも比較的参加難易度は易しいと言えそうです。損保ジャパンとのグループディスカッションにおける違いとしては人数が挙げられ、三井住友海上では8人以上の学生を1チームとしてディスカッションを行うようです。インターン中におけるメンターは日替わりで内定者が務めるようです。東京海上日動火災保険や損保ジャパンと違い、インターン参加者限定の特別フローというのはunistyleの選考情報を参照しても確認できないことから、三井住友海上におけるインターンの位置づけは「多くの学生と出会いの場を持つこと」だと言えそうです。参考:「三井住友海上インターン情報(5)」三井住友海上の採用選考インターン参加者限定のフローが存在しないため、全員4回の面接を経て内定ということになるようです。ESやテストセンターの通過難易度は比較的に低く、内定までのフローも長い方なので、以下に紹介するような「三井住友海上を第一志望とする学生しか集まらない方式」となっていると考えられます。本選考のためにした準備について教えてください。セミナーが全部で8種類ほどあったが、全て参加した。また、実家の近くの支店に3月に直接電話をし、社員の方とお会いすることができた。年次が若い女性の方だったので、会社のことだけでなく、就活のアドバイスまで色々な話を聞いた。その方は通過したESを見てくれて、想定問題を一緒に考えてくれた。8月の面接はそれで臨んだ。大学のキャリアセンターで2度、個別面談練習をしてもらった。その際は、MSに行きたいことを伝えて、去年先輩が聞かれた質問を出してもらっていた。「三井住友海上本選考情報(3)」よりまた、三井住友海上の採用活動においては損保ジャパンと同様に「WEBからのOB訪問申込」が存在します。損保ジャパンのように1回締め切ったら終わりとはならず、5月から7月にかけて5回程のタームに分かれてOB訪問申込が実施されるため比較的参加しやすいと言えます。ここでのOB訪問で高評価だった場合、また違う人や部署の社員に対してOB訪問をする機会を得ることができるようです。三井住友海上の選考まとめ賛否両論あると思いますが、16卒の採用活動においてはひたすら説明会やインターンを実施して学生を集めていた印象を受けました。インターン参加者に特典が設けられていないのも、あまりにも多くの学生に会っていることに起因していると考えられます。また、WEBからのOB訪問は就職活動途中から損害保険会社を見始めた学生にとっても申し込みやすいものとなっており、総じて良くも悪くも平等な選考を行っていると感じます。最後に基本的には3メガ損保は併願される傾向にありますが、最終的に就職先を選ぶという観点では、ぜひ自分の色に合う会社を選んでほしいと思います。ここまで記載した内容に筆者自身の主観も含まれてはおりますが、上記の記事が読者の就職先を選ぶことに寄与することになれば幸いです。参考:東京海上日動火災保険の企業研究損保ジャパンの企業研究三井住友海上の企業研究→これらのページから各企業のインターン・本選考のESやテクニック記事をご覧になれます。また、動画を通じて損保業界を知りたいという方は下記の動画も参考にしてもらえればと思います。保険業界の情報収集に役立つ!就活生向けLINEオープンチャットを紹介unistyleでは業界別の就活用LINEオープンチャットを運営しており、数多くの就活生が匿名で就活に関する情報交換をしています。実際に保険業界志望者向けのグループでも、各社の選考に関するトークが活発に交わされています。下記の画像をクリックすることで参加用ページに飛び、ニックネームとプロフィール画像を登録するだけで参加することができますので、興味のある方はぜひご参加ください。また以下では、3メガ損保それぞれの内定者の回答を紹介いたします。損保ジャパン内定者の回答「損保ジャパンで実現したいことを教えてください。(200文字以内)」日本企業のグローバル展開力向上のために、彼らの「挑戦」に寄り添い共に戦う一番のパートナーになりたいと思います。保険の枠に留まらず、未開拓領域に誰よりも早く飛び込むチャレンジで、会社に新しい柱を構築したいです。また加速する技術革新をチャンスにすべく「挑戦」しようとする多くの日本企業が、「もしも」を恐れず進むことができるよう、保険という武器を持って支えていきたいと思います。三井住友海上内定者の回答「困難に向き合い、乗り越え、実現してきた経験を教えてください。(300字以内)」私は映像授業の予備校スタッフとして受験生30名の大学合格に貢献しました。スタッフの役割は主に生徒の質問対応ですが、大きな課題がありました。私以外のスタッフ6名は積極的に質問に来る生徒の指導は熱心な反面、消極的な生徒には指導があまり施されていませんでした。彼らの成績は概して芳しくなく、授業の受講率と相関関係がありました。そこで受講率を上げ、設定した勉強のペースを守らせる事が成績向上に不可欠と考え、一週間ごとに受講状況をエクセルで管理する手法を導入しました。他のスタッフ全員と共有し、併せて生徒への動機づけも行いました。結果、受講率を15%底上げすることができ、上記の結果を収めることに繋がりました。東京海上日動火災保険内定者の回答「学生時代の取り組みの中で感じた課題や問題、および感じたきっかけ・背景について教えてください。また、その後どのような行動を取ったのかについても教えてください。」立ち上げ当初、主体的に活動に参加する人が少なく、参加率が3割程度に留まっていたことです。その背景としては、考え方の異なる現地学生と意見を一致させることが難しかったことや、メンバー各人のモチベーションがバラバラだったことがありました。そこで私は、全員が主体的に参加できる環境作りのため、2つの改善策に取り組みました。1つ目は各メンバーとの面談です。各々の置かれている状況や考え方を丁寧に聞き取り、忙しい部活組には短時間で済むビラ配りを依頼するなど、各々の要望や生活に合った仕事を依頼しました。2つ目はチームでの目標の共有です。本番で100名を動員するという具体的な目標を立て、常日頃のメールのやり取りや会議でも目標の確認を確実に行いました。その結果、参加率は3割→8割に伸び、本番では目標を達成することができました。この経験から、「行動に裏打ちされた熱意は人を動かす力がある」と学びました。東京海上日動火災保険【内定】エントリーシート(グローバル職)より 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【22卒向け】8月にエントリー締切を迎える大手企業のサマーインターン情報まとめ|締切順 【22卒向け】8月にエントリー締切を迎える大手企業のサマーインターン情報まとめ|締切順 新型コロナウイルスによる影響で、就活生を取り巻く状況は日々変化しています。世間では21卒本選考への影響が頻繁に報じられていますが、そんな中、外資系・日系を含む多くの大手企業でも「22卒向けインターン情報」が本格的に解禁されてきました。就活の早期化が叫ばれている昨今、サマーインターン/ジョブに参加することは、本命企業の内定獲得に向けて非常に重要なこととなっています。そこで本記事では22卒に向け、"8月にエントリー締切を迎える大手企業のサマーインターン情報"を締切順に紹介していきます。情報の精度には最大限注意していますが、本記事の記載情報には誤りがある可能性があります。コロナウィルスの影響で選考内容に変更があるかもしれないため、本記事の記載情報だけでなく、必ず"各社から発表されている一次情報"を確認していただくようお願い致します。また、本記事に掲載している情報は「本エントリー締切日」となります。"プレエントリー締切日とは異なる場合"がありますので、誤認識のないようにしていただければと思います。8月にエントリー締切を迎えるインターン情報8月2日(日)JT(日本たばこ産業)サイバーエージェント(3daysゲームクライアント向け)8月3日(月)大和証券TBSベネッセコーポレーション(BenesseBusinessSchool2020)8月5日(水)日本郵政グループ(日本郵便)信金中央金庫8月6日(木)ADKホールディングス8月7日(金)日本郵政グループ(かんぽ生命)日清製粉8月9日(日)みずほ情報総研8月10日(月)サイバーエージェント(2daysWebフロント向け)8月11日(火)ベネッセコーポレーション(つくる、教育×DIGITAL)8月12日(水)ベネッセコーポレーション(DigitalPlanWorkshop/EngineerEntrySeminar)8月14日(金)ENEOS(旧:JXTGエネルギー)サイバーエージェント(THEREAL)TBS8月16日(日)川崎重工業サイバーエージェント(2daysデータサイエンティスト向け)8月17日(月)博報堂・博報堂DYメディアパートナーズ東京建物8月18日(火)SMBC日興證券8月19日(水)アクセンチュア8月23日(日)三菱UFJ信託銀行8月31日(月)UBS証券インターンのエントリー受付を開始している大手企業一覧以降の会員限定コンテンツでは、各社のエントリー締切日・募集職種に加え、「本記事からのマイページ登録・各社の企業研究ページへの遷移」が可能となっています。まだ会員登録をされていない方は会員登録をしていただき、本記事をより効果的に活用してみて下さい。JT(日本たばこ産業)JTSummerInternshipCreateafuture-SHIKOUHIN◆エントリー締切8月2日(日)◆日程(2日間)9月9日(水)~11日(金)9月16日(水)~18日(金)◆開催場所JT本社(東京都港区虎ノ門)◆募集人数各25名◆備考日当1万円※その他、遠方から参加される方には宿泊先、交通費が用意されますインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらサイバーエージェント3daysゲームクライアント向け開発型インターンシップ◆エントリー締切8月2日(日)◆日程9月19日(土)~21日(月)◆開催場所【東京】サイバーエージェント東京オフィスAbemaTowers◆備考・遠方在住の方には宿泊場所を手配・交通費支給インターンへのエントリーはこちら※外部サイトへ遷移します2daysWebフロント向け開発型インターンシップ◆エントリー締切8月10日(月)◆日程9月26日(土)~27日(日)◆開催場所【東京】サイバーエージェント東京オフィスAbemaTowers◆備考・遠方在住の方には宿泊場所を手配・交通費支給インターンへのエントリーはこちら※外部サイトへ遷移しますTHEREAL◆エントリー締切8月14日(金)◆日程9月25日(金)~27日(日)※事前勉強会:9月18日(金)16:00-20:00◆開催場所オンライン◆備考・このインターンシップは選抜型インターンシップ「DRAFT」の一貫で、SUMMERDRAFTの2ndインターンシップに該当します。1~3次選考を通過し、4次選考の1stインターンシップを通過した方のみご参加いただけます・優秀な成績を収めた方は4次選考のFinalに相当する「DRAFT選抜合宿」にご招待します・ご活躍されていた方は「DRAFT」に選抜し、「選抜型合宿」へご招待いたしますインターンへのエントリーはこちら※外部サイトへ遷移します2daysデータサイエンティスト向け分析型インターンシップ◆エントリー締切8月16日(日)◆日程10月3日(土)~10月4日(日)◆開催場所【東京】サイバーエージェント東京オフィス渋谷スクランブルスクエア◆備考・遠方在住の方には宿泊場所を手配・交通費支給インターンへのエントリーはこちら※外部サイトへ遷移します企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら大和証券金融商品開発・デリバティブ算定モデル開発・リスクマネジメント業務体験コース◆エントリー締切8月3日(月)10:00◆日程8/24(月)~8/28(金)終日9/14(月)~9/18(金)終日◆開催場所大和証券本社ビル(東京都千代田区丸の内1-9-1グラントウキョウノースタワー)◆募集人数各50名◆備考・報酬なし・昼食支給・交通費支給(規定による)・宿泊施設利用可(首都圏以外からの参加者のみ)インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらTBS報道セミナー◆エントリー締切8月3日(月)14:00◆日程【web講習編】8月25日(火)・8月26日(水)※いずれか1日の参加になります※1時間半程度のプログラムの予定です【実践編】9月1日(火)・9月2日(水)※いずれか1日の参加になります※【実践編】を受講するためには【web講習編】を受講する必要があります※【web講習編】【実践編】ともに参加希望者多数の際は選考が行われます◆開催場所【web講習編】オンライン【実践編】東京・港区赤坂TBS放送センターインターンへのエントリーはこちらバラエティ制作塾◆エントリー締切8月14日(金)14:00◆日程9月5日(土)・9月6日(日)予定※いずれか1日の参加になります◆開催場所東京・港区赤坂TBS放送センターインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらベネッセコーポレーション(Benesse)BenesseBusinessSchool2020◆エントリー締切8月3日(月)12:00◆日程8月22日(土)、8月23日(日)、8月30日(日)、9月6日(日)、9月12日(土)、9月13日(日)、9月19日(土)、9月20日(日)※いずれか1日にご参加ください◆時間午前の部9:00~13:00午後の部14:00~18:00◆開催場所オンライン◆募集人数各30名程度インターンへのエントリーはこちらつくる、教育×DIGITAL◆エントリー締切8月11日(火)12:00◆日程8月31日(月)9月2日(水)※いずれか1日にご参加ください◆開催場所オンラインインターンへのエントリーはこちらDigitalPlanWorkshop◆エントリー締切8月12日(水)12:00◆日程9月26日(土)・27日(日)※いずれも9:00開始20:00終了を予定※グループワークのため全日程参加必須◆開催場所オンラインインターンへのエントリーはこちらEngineerEntrySeminar◆エントリー締切8月12日(水)12:00◆日程8月29日(土)9月5日(土)※いずれか1日にご参加ください◆開催場所オンラインインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら日本郵政グループ日本郵便インターンシップ(総合職6日間)summer◆エントリー締切8月5日(水)正午◆日程【Session1】Day1~2:9月10日(木)、9月11日(金)両日とも10:00~17:30【Session2】Day1~2:9月14日(月)、9月15日(火)両日とも10:00~17:30【Session3】Day1~2:9月17日(木)、9月18日(金)両日とも10:00~17:30※いずれか1つのSessionに参加します※各SessionのDay1~2の参加者を対象として、Day3~4が10月中旬、Day5~6が2021年2月上旬に実施される予定です◆開催場所日本郵便株式会社本社(東京都千代田区大手町2-3-1大手町プレイスウエストタワー)◆募集人数各50名程度◆備考・交通費は、会社規定に基づき算出した金額が遠方から参加される方に対し、一部支給されます・全日、昼食が用意されていますインターンへのエントリーはこちらかんぽインターンシップ(総合職・理系)◆エントリー締切8月7日(金)正午◆日程(3日間)【Session1アクチュアリー】9月9日(水)、9月10日(木)、9月11日(金)【Session2クオンツ】9月14日(月)、9月15日(火)、9月16日(水)◆開催場所株式会社かんぽ生命保険本社(東京都千代田区大手町2-3-1大手町プレイスウエストタワー)◆募集人数各コース25名程度◆備考・報酬はありません・交通費は、かんぽ生命規定に基づき算出した金額が、遠方から参加される方に対し一部支給されますインターンへのエントリーはこちらかんぽインターンシップ(総合職)◆エントリー締切8月7日(金)正午◆日程【Session1】Day1~3:9月17日(木)、9月18日(金)、9月19日(土)Day4:11月下旬Day5:2月上旬【Session2】Day1~3:9月23日(水)、9月24日(木)、9月25日(金)Day4:11月下旬Day5:2月上旬◆開催場所株式会社かんぽ生命保険本社(東京都千代田区大手町2-3-1大手町プレイスウエストタワー)◆募集人数合計100名程度(※各回50名募集予定)◆備考・報酬はありません・交通費は、かんぽ生命規定に基づき算出した金額が、遠方から参加される方に対し一部支給されますインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら信金中央金庫◆エントリー締切8月5日(水)◆日程8月20日(木)~8月21日(金)9月8日(火)~9月9日(水)9月12日(土)~9月13日(日)◆備考・現在、【8月20日(木)~8月21日(金)】のエントリーを応募しております。他日程のエントリー受付については、別途案内されます。インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらADKホールディングスADKBreakthroughCamp◆エントリー締切8月6日(木)10:00◆日程BasicInternship:8月28日(金)PremiumInternship:9月14日(月)~9月18日(金)◆開催場所ADKホールディングス東京本社(虎ノ門ヒルズ森タワー)※場合によりオンライン開催に変更される場合があります◆募集人数約100名(BasicInternship)約30名(PremiumInternship)◆備考・PremiumInternshipは、5日間すべてにご参加いただきます・PremiumInternshipには、BasicInternship参加者から選抜された方のみ、参加いただけます・事前課題が出る場合があります・交通費や宿泊費は自己負担となりますので、ご了承くださいインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら日清製粉日清製粉グループを知る!海外事業・経理業務体験インターンシップ!(事務系)◆エントリー締切8月7日(金)15:00◆日程8月26日(水)~27日(木)9月2日(水)~3日(木)◆開催場所日清製粉グループ神田本社〒101-8441東京都千代田区神田錦町1-25インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらみずほ情報総研サマーインターンシップシステムエンジニアグローバルコース◆エントリー締切第3回締切:8月9日(日)◆日程9月19日(土)~9月20日(日)◆開催場所東京都千代田区神田錦町2-3本社※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、WEBでの開催に変更となる可能性がございます◆募集人数20名程度◆備考・他コースとの併願はできません・日当2,000円(交通費及び昼食費相当として)・宿泊費・交通費の支給はありません・遠方(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨以外)にお住まいの場合は1回分の往復旅費が支給されます(国内のみ・対面開催時のみ)インターンへのエントリーはこちらサマーインターンシップシステムエンジニアコース(銀行システム開発)◆エントリー締切第3回締切:8月9日(日)◆日程※各クール2日間【第3クール】8月10日(月)~8月11日(火)【第4クール】8月14日(金)~8月15日(土)【第5クール】8月16日(日)~8月17日(月)【第6クール】8月20日(木)~8月21日(金)【第7クール】8月22日(土)~8月23日(日)【第8クール】8月26日(水)~8月27日(木)【第9クール】8月29日(土)~8月30日(日)【第10クール】9月1日(火)~9月2日(水)【第11クール】9月5日(土)~9月6日(日)【第12クール】9月9日(水)~9月10日(木)【第13クール】9月12日(土)~9月13日(日)【第14クール】9月16日(水)~9月17日(木)◆開催場所東京都千代田区神田錦町2-3本社※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、WEBでの開催に変更となる可能性がございます◆開催時間9:30~17:30(予定)◆募集人数各クール20名程度◆備考・他コースとの併願はできません・日当2,000円(交通費及び昼食費相当として)・宿泊費・交通費の支給はありません・遠方(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨以外)にお住まいの場合は1回分の往復旅費が支給されます(国内のみ・対面開催時のみ)インターンへのエントリーはこちらサマーインターンシップ(コンサルタントワークショップコース)◆エントリー締切第3回締切:8月9日(日)◆日程※各回1日【第3日程】8月12日(水)【第4日程】8月13日(木)【第5日程】8月18日(火)【第6日程】8月19日(水)【第7日程】8月24日(月)【第8日程】8月25日(火)【第9日程】8月28日(金)【第10日程】8月31日(月)【第11日程】9月3日(木)【第12日程】9月4日(金)【第13日程】9月7日(月)【第14日程】9月8日(火)【第15日程】9月11日(金)【第16日程】9月14日(月)【第17日程】9月15日(火)【第18日程】9月18日(金)◆開催場所東京都千代田区神田錦町2-3本社※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、WEBでの開催に変更となる可能性がございます◆募集人数20名程度◆備考・他コースとの併願はできません・宿泊費・交通費の支給はありません・遠方(東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨以外)にお住まいの場合は1回分の往復旅費が支給されます(国内のみ・対面開催時のみ)インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらENEOS(旧:JXTGエネルギー)サマーインターンシップ◆エントリー締切8月14日(金)11:59◆日程1日目開催時期:8月26日(水)~9月10日(木)2日目開催時期:10月頃を予定◆開催場所オンラインインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら川崎重工業事務系インターンシップ◆エントリー締切8月16日(日)◆日程時期(2日間)8月上旬以降随時※詳細な日時は選考合格者に案内されます※所要時間半日程度◆開催場所オンライン◆募集人数各回20~30名程度インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら博報堂・博報堂DYメディアパートナーズHAKUHODODATASCIENCECAMP◆エントリー締切8月17日(月)正午◆募集コースデータサイエンス&ディベロップメントコースマーケティング・サイエンスコース◆日程【データサイエンス&ディベロップメントコース】DAY1:9月8日(火)DAY2:9月30日(水)※9月14日(月)に課題配布【マーケティング・サイエンスコース】DAY1:9月8日(火)DAY2:9月23日(水)DAY3:9月29日(火)DAY4:9月30日(水)◆開催場所博報堂/博報堂DYメディアパートナーズ赤坂Bizタワー(オンライン中心予定)◆参加条件【データサイエンス&ディベロップメントコース】(1)現在、大学または大学院に在籍している方(2)統計解析用プログラミング言語(PythonやR、等)の利用経験があること(3)JupyterNotebookやGoogleColab(リモートサーバ等も含む)の操作および当該環境での分析経験があること【マーケティング・サイエンスコース】(1)現在、大学または大学院に在籍している方(2)Excel・R・Python・Matlab・SQLなど何らかのデータ分析方法の利用経験があり、自分ひとりで活用できることインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら東京建物リアルプロジェクト追体験型インターン(2日間)◆エントリー締切8月17日(月)◆日程【第5ターム】9月23日(水)・9月24日(木)【第6ターム】9月28日(月)・9月29日(火)◆募集人数各ターム24名程度インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらSMBC日興證券SMBCNIKKOOpenJob〜証券業務総合理解・体感〜◆エントリー締切8月18日(火)12:00◆日程【東京】8月17日(月)、18日(火)8月20日(木)、21日(金)8月27日(木)、28日(金)8月31日(月)、9月1日(火)9月7日、8日(火)9月17日(木)、18日(金)9月28日(月)、29日(火)10月8日(木)、9日(金)10月12日(月)、13日(火)10月22日(木)、23日(金)10月26日(月)、27日(火)10月29日(木)、30日(金)【大阪】8月13日(木)、14日(金)8月24日(月)、25日(火)9月9日(水)、10日(木)9月14日(月)、15日(火)10月15日(木)、16日(金)10月19日(月)、20日(火)【札幌】9月24日(木)、25日(金)【仙台】12月21日(月)、22日(火)【名古屋】12月17日(木)、18日(金)【福岡】9月3日(木)、4日(金)※東京・大阪・札幌・福岡の11月以降の日程は公開次第随時更新予定◆開催場所【東京】SMBC日興証券株式会社日本橋髙島屋三井ビルディング20階ホール【大阪】SMBC日興証券株式会社大阪支店10階ホール【札幌、仙台、名古屋、福岡】各支店インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらアクセンチュア和魂偉才塾エンジニア塾◆エントリー締切8月19日(水)10:00◆日程第1ターム10月13日(火)~10月16日(金)第2ターム10月27日(火)~10月30日(金)第3ターム11月4日(水)~11月7日(土)開催時間:9:00~18:00◆開催場所第1ターム大阪第2・3ターム東京※オンライン実施に変更となる可能性がございます◆募集人数各ターム30名程度インターンへのエントリーはこちら和魂偉才塾コンサルティング塾◆エントリー締切8月19日(水)10:00◆日程第1ターム10月14日(水)〜10月16日(金)第2ターム10月21日(水)〜10月23日(金)第3ターム11月4日(水)〜11月6日(金)開催時間:9:00~18:00◆開催場所第1ターム首都圏第2・3ターム大阪※オンライン実施に変更となる可能性がございます◆募集人数各ターム60名程度インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちら三菱UFJ信託銀行アクチュアリー夏インターンシップ◆エントリー締切8月23日(日)◆日程9月11日(金)~9月18日(金)のうち2日間※対面と非対面を各1日◆開催場所(対面時)三菱UFJ信託銀行本店ビルインターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらUBS証券<部門別>SummerJob2020(GlobalWealthManagement)◆エントリー締切8月31日(月)12:00◆日程9月26日(土)―9月27日(日)※全日程参加必須◆開催形式バーチャルまたは対面※どちらになるかは9月上旬に就活生に通知インターンへのエントリーはこちら企業ページ(選考対策記事・インターンES・インターンレポートなど)はこちらまとめ本記事では、"サマーインターンのエントリー受付を開始している大手企業"を締切順にまとめました。本記事を参考に、自身の志望企業のインターンのエントリー締切を管理し、「効率的なエントリー・自身の就活スケジュール設計」に役立てていただければと思います。【Excel・スプレッドシート付き】インターンのエントリー前に準備必須!unistyle特製エントリー企業管理シート→unistyleオリジナルの「インターンエントリー企業管理シート」になります。スプレッドシートをダウンロードするだけで使用できますので、ぜひご活用ください。【インターン選考対策に関する記事】エントリーシート作成に関する記事はこちらWebテスト・筆記試験に関する記事はこちらグループディスカッション(GD)に関する記事はこちら面接に関する記事はこちらunistyleでは、今後も22卒向けに「インターンのエントリー締切情報」を公開していく予定です。まだ会員登録を済ませていないという就活生の方は、以下から早めに会員登録をし、本サイトを活用していただければと思います。 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大手企業がリストラの嵐~その背景・今後・就活生の行動指針を考察してみた~ 大手企業がリストラの嵐~その背景・今後・就活生の行動指針を考察してみた~ ここ最近、大企業による大規模なリストラや早期退職のニュースをよく目にします。実際に「大企業による直近2年間のリストラ・早期退職」を調べてみると、以下のような企業が確認できました。日産自動車→2023年3月までに世界の日産グループ従業員の10%、1万2,500人を削減すると発表。富士通→2018年10月に5,000人の従業員を配置転換し、そのうちの2,850人が退職。損保ジャパン日本興亜→2019年6月末、従業員4,000人を削減し、買収したワタミの介護人材に回すことを発表。※ここでは3社しか取り上げていませんが、後述でその他の企業も取り上げています。上記に挙げた企業はあくまでも一例にはなりますが、3社ともに「各業界を代表する大手企業」であり、"大手企業=安定している・リストラなどはめったにない"という認識を持っていた就活生は驚いたのではないでしょうか。各社でそれぞれ事情は異なるにしても、最近のリストラの嵐はここ数年間では見られなかった兆候ですし、上記3社の事例も氷山の一角に過ぎず、他の大手企業でも大規模なリストラ・早期退職が実施されています。今や「大手企業=安定している・リストラなどはめったにない」という神話はないに等しく、就活生の方もこういった事実をしっかりと認識しなければならないと言えるでしょう。そこで本記事では「直近の大規模リストラ・早期退職の実情」を解説していきたいと思います。"そもそもリストラや早期退職とは何か?"といった基本的な内容から、"各社や日本全体の実情・この実情を受けて就活生はどうすればよいのか"まで解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。本記事の構成そもそも「リストラ・早期退職・希望退職」とは何なのか?直近2年間で大規模なリストラ・早期退職を実施した大手企業全12社とその背景なぜ早期退職・希望退職に応募するのか?大手企業のリストラ・早期退職から読み解く日本社会の実情と今後この実情を受け、就活生はどうするべきなのか?まとめそもそも「リストラ・早期退職・希望退職」とは何なのか?「国内におけるリストラ・早期退職」の実情を解説する前に、まずはそもそもの概念・意味を紹介します。違いが分からずによく混合されてしまう「リストラ・早期退職・希望退職」ですが、簡単に説明すると以下のように定義づけることができます。リストラとは英語の「Restructuring」の略語であり、本来の意味は「再構築」です。ビジネス上の意味(本記事での意味)としては、「企業都合により、人員削減の手段として行う解雇のこと」を指します。早期退職とは「定年を迎える前に退職となること」を指します。早期退職はリストラと混合される場合が多いのですが、その違いは"強制力の有無"に集約されます。リストラは「企業都合による解雇であり、従業員の意思は考慮されない」という特徴があり、早期退職は「定年を迎える前に退職となることであり、従業員の意思で行う場合がほとんど」という違いがあります。希望退職とは「企業が従業員の主体的な退職を募る仕組みのこと」を指します。希望退職は早期退職の内の一つではありますが、早期退職と希望退職は"退職の目的・利用時期"に違いがあります。具体的に説明すると、希望退職は「企業の業績が悪くなり、従業員の人件費削減などを目的として行われるもの」であり、一方で「企業の業績とは関係なく、人件費削減や従業員の若返りを促すために行われるもの」を一般的には早期退職と呼びます。(「選択定年」と呼ばれることもあります)また、希望退職は「企業都合で一時的に募集する制度であるため、希望者の年齢などに特に制限はない」という特徴があり、一方で希望退職を除く早期退職(選択定年)は「一定の年齢以上であることが条件とされていることが多く、その決められた年齢に達していなければそもそも応募することができない」という違いがあります。直近2年間で大規模なリストラ・早期退職を実施した大手企業全12社とその背景「リストラ・早期退職・希望退職」の意味や違いを理解したところで、"実際にどのような大手企業が大規模なリストラ・早期退職を実施したのか"を見ていきます。筆者の調べた範囲内にはなりますが、以下のような企業が実施・発表をしたようです。(本記事では、直近2年間を2017年末~2019年末という定義で記載しています)日産自動車→2023年3月までに世界の日産グループ従業員の10%、1万2500人を削減すると発表。富士通→2018年10月に5,000人の従業員を配置転換し、そのうちの2,850人が退職。東芝→2018年11月、東芝・東芝エネルギーシステムズ(ESS)・東芝デジタルソリューションズ(TDSL)の3社で1,060人の早期退職を募集し、結果的に823人の従業員が早期退職に応募。また、2019年5月に東芝デバイス&ストレージ(TDSC)でリストラが発表され、350人の早期退職枠に対して414人もの従業員が応募。NEC(日本電気)→2018年11月、45歳以上で勤続年数5年以上の従業員を対象に実施した希望退職に2,170人が応募したと発表。富士ゼロックス→2018年上半期、全世界で1万名もの大規模なリストラを敢行。損保ジャパン日本興亜→2019年6月末、従業員4,000人を削減し、買収したワタミの介護子会社に回すことを発表。みずほフィナンシャルグループ→2017年末、グループ全体で1万9000人の従業員をリストラすると発表。三菱UFJフィナンシャルグループ→2017年末、グループ全体で9,500人分の業務量を削減すると発表。三井住友フィナンシャルグループ→2017年末、グループ全体で4,000人分の業務量を削減すると発表。その後の2019年5月、当初の計画から5,000人弱分に増える見通しであると再度発表。キリンホールディングス→2019年10月~11月にかけ、傘下であるキリンビール・キリンビバレッジ・メルシャンで5,000人規模の人員再配置を実施。日本ハム→2018年10月、45歳以上の従業員を対象に全従業員(子会社への出向を含む)の約1割にあたる200人を上限に早期退職者を募ると発表。結果的に当初の募集人員を超える213人が応募。アステラス製薬→2018年度に日本国内で実施した早期退職優遇制度に約700人が応募し、その結果国内のMRの人数は2,000人前後になったと発表。上記で取り上げた企業はいずれも日本を代表する大企業ばかりであり、それゆえにリストラ・早期退職の人数も何千・何万というかなり大きな数字となっています。例年、就活生からの人気が高い企業も多く該当しており、「こんなにリストラしてるの!?」と改めて驚いた方も多いのではないでしょうか。数字(リストラや早期退職の規模)だけを見てもイメージはつきにくいかと思いますので、各社の背景をそれぞれ紹介していきます。各社のリストラ・早期退職の背景【日産自動車】カルロス・ゴーン(元CEO)に関する問題や世界各地で収益が悪化した結果、近年の業績不振を立て直すための生産体制の見直し・人員整理をするため、リストラを敢行。【富士通】成長領域のITサービスなどを強化し、間接部門の効率化を目指す「成長に向けたリソースシフト」の一環として希望・早期退職の募集を実施。【東芝】収益力強化に向けた構造改革計画の一環で希望退職・早期退職の募集を実施。【NEC(日本電気)】固定費削減による収益構造改革の一環として人員整理をするため、希望退職という名のリストラを実施。【富士ゼロックス】業績が悪化しているというわけではなく、比較的安定して推移しているが、今後雲行きが怪しくなっていくと予想した結果の大規模なリストラだと言われている。おおまかな目的は経費の削減。【損保ジャパン日本興亜】IT活用による事業の効率化の影響で、国内従業員を4,000人削減する施策を実施し、買収したワタミの介護子会社に配置転換を実施。この報道が出た際は賛否両論の意見が飛び交い、「いわば新たなリストラ手法」とも言われた。【みずほフィナンシャルグループ】【三菱UFJフィナンシャルグループ】【三井住友フィナンシャルグループ】RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)導入による業務の効率化、店舗網の大幅な縮小の影響による人員削減のため、大規模なリストラを敢行。※RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション):デスクワークなどの一連の事務作業を、PC内のソフトウェア型のロボットが代行・自動化すること。【キリンホールディングス】2018年度通期決算で過去最高益を達成したにも関わらず、早期退職を実施。他社のリストラの要因(業績悪化による人員削減など)とは少し異なり、業績が好調なうちに従業員の整理を行い、さらなる成長や事業展開を図ることが狙い。【日本ハム】今後、既存事業の効率化による収益性の強化を進めていくにあたり、従業員構成を適正化させるために早期退職の応募を実施。選択定年制度を限定的に拡充する形を取った。【アステラス製薬】薬価の引き下げや後発医薬品(ジェネリック医薬品)の普及などの影響で国内の事業環境が厳しくなり、従業員(MR)の人数を削減するために早期退職を実施。上記に記載した通り、各社でそれぞれリストラ・早期退職を実施した要因は異なりますが、同業界の中ではある程度共通点があるように感じます。そしてその要因は以下の2種類に大別されると考えられます。業績の悪化・規模の縮小により、人員削減・人員整理をする必要があるため。業績の良し悪しに関わらず、生産性向上・組織や制度の変更を促進するため。業績悪化・規模の縮小により、人員削減・人員整理をする必要があるため。こちらの要因に関しては、「富士通・東芝・NEC(日本電気)・富士ゼロックスといったハードウェアメーカー業界」の事例が挙げられます。ハードウェアメーカー業界の大規模なリストラ・早期退職は、"主力事業であるハードウェア製品の不調"が主な要因とされています。上記の企業でもソフトウェア領域は特に不調というわけではなく、ハードウェア領域の業績不振による人員削減という側面が大きかったと言われています。また、「みずほフィナンシャルグループ・三菱UFJフィナンシャルグループ・三井住友フィナンシャルグループの3大メガバンク(銀行業界)」の事例もこちらのパターンに該当されるでしょう。上記でも記載したように、銀行業界のリストラは"RPA導入による業務の効率化"が主な要因とされています。新卒採用人数も年々減らしている3社ですが、メガバンク以外でも地方銀行が続々と統合を進めており、銀行業界全体として苦戦していることは間違いないでしょう。業績の良し悪しに関わらず、生産性向上・組織や制度の変更を促進するため。こちらの要因に関しては、2018年度通期決算で過去最高益を達成したにも関わらず早期退職を実施した「キリンホールディングス」の事例が該当します。上記で取り上げた12社の大半は前者の要因に該当するのですが、いまや「リストラ実施企業の3社に1社が業績好調な企業」であり、今回のキリンホールディングスの事例もそこまで珍しいものではないようです。そして今回のキリンホールディングスの事例であれば、"①バブル世代の退出を促す②若手への投資を進めて新陳代謝を図る③従来の人事・評価制度の改革を進める"などが早期退職の要因とされています。こういった要因による早期退職のことを「先行実施型の早期退職」とも呼び、「業績が好調な企業が財務的な余裕のあるうちに人員整理を進めるケース」は増えているようです。【参考】【BUSSINESSINSIDER】リストラ数は6年ぶりに1万人超え。業績好調でも早期退職者を募集する理由【ダイヤモンド・オンライン】キリンが早期退職を実施、過去最高益なのにリストラ着手の裏事情【スクープ】本記事で取り上げた12社の情報は下記の記事の内容をもとに作成しました。【参考記事】【産経ニュース】日産、世界で1万人超削減へ(2019.7.24)【日本経済新聞】富士通、2850人が早期退職営業・エンジニアに配転も(2019/2/19)【東芝プレスリリース】構造改革に伴う早期退職優遇制度の実験結果及び東芝デバイス&ストレージ株式会社における早期退職優遇制度の実施について(2019年5月13日)【NECプレスリリース】特別転進支援施策の実施に関するお知らせ(2018年6月29日)【SankeiBiz】富士ゼロックス1万人削減米社と経営統合(2018.1.31)【日本経済新聞】損保ジャパン、国内4000人削減IT活用で効率化(2019.6.24)【日本経済新聞】みずほ、店舗2割削減へ12%減益で1.9万人削減発表(2017/11/13)【Businessjournal】三菱UFJ銀行、1万人削減へ…業務を人からシステムに置き換え、従来型モデルが限界(2017.11.01)【時事ドットコム】業務量削減、5000人分に拡大=IT活用で自動化加速-三井住友FG(2019年5月22日)【時事ドットコム】キリン、希望退職募集=枠設けず、組織若返り狙い(2019年9月27日)【日本経済新聞】日ハム、45歳以上の早期退職募集(2018/10/31)【アステラス製薬プレスリリース】国内事業再編に関するお知らせ-アステラス製薬および国内グループ会社再編と早期退職優遇制度の導入-(2018年5月22日)なぜ早期退職・希望退職に応募するのか?これまで、「直近2年間で大規模なリストラ・早期退職を実施した企業とその背景」を紹介してきました。各社ともかなり大規模なリストラ・早期退職を実施したことが読み取れたと思いますが、早期退職と希望退職に関し、以下のような疑問を持った就活生の方もいたのではないでしょうか。普通に考えて定年まで勤め続けた方が良くない?多額の退職金をもらえるとしても会社に居続けたほうがメリットはあるでしょ?なぜわざわざ早期退職・希望退職に応募するのかが分からない。そこで続いては、上記のような疑問に対するアンサーとして、「早期退職や希望退職の背景」を具体例を挙げながらもう少し紐解いていこうと思います。早期退職・希望退職のカラクリと実情本記事の冒頭で「早期退職と希望退職は強制力がなく、従業員の意思に基づいて実施される」という紹介をしましたが、これには裏事情がある場合があります。結論から述べると、"早期退職や希望退職は100%従業員の意思に基づいて実施されるものと言えど、「早期退職(希望退職)or出向や降格」などの二者択一を迫られている場合がある"ということです。つまり、"downorout"を迫られていると言うこともできます。また、企業側は対象とする社員をあらかじめ選別している場合も往々にしてあり、リストラとほぼ同義であるとも読み取ることができるでしょう。実際に具体例を挙げるのであれば、以下のような実例が確認できました。早期退職を断ったら出向にするといわれたある製薬会社に勤めています。50歳の正社員です。私の働く部門が外注になり業者が入ってきました。私は上司から呼び出されあなたのやっている仕事を業者に教えてもらえないかと頼まれました。私は上司の頼みを引き受け、業者に自分の仕事を教え始めました。そのとき、会社は早期退職の募集を募り始めていました。ある日私は直属の部長に呼ばれました。あなたのやっている仕事はこれから業者にやらせます。したがってあなたのやる仕事はこれからありません。と言われました。そしてパッケージなるものを示されました。そのパッケージには次のことが書かれていました。1会社都合による退職。2特別退職金の支給。3再就職支援会社の無料利用です。面談が始まり何回もパッケージに応ずるよう圧力がかけられました。けして会社をやめなさいとは言わないのですが、あなたのスキルを活かす場所はこの会社にはもうありません。と何度も繰り返し言われました。今日は三回目の面談でした。早期退職に応じるつもりはないといいましたら、もしあなたが早期退職に応じなければ会社はあなたを今度入った業者に出向にします。と言われました。出向は会社命令であなたには断ることは出きない。と部長はいいました。出向とはどのようなものでしょうか。そして私は出向を断ることは出来ないのでしょうかどうかよろしくお願いいたします弁護士ドットコム:労働上記の実例は「とある製薬会社に勤めている50歳の正社員が早期退職を促す圧力をかけられ、早期退職をしなければ出向させると脅された」というものになります。これはあくまでも一つの例にはなりますが、上記のような事例は決して珍しくなく、早期退職のカラクリとして存在している事象なのです。※本記事の冒頭で「直近2年間で大規模なリストラ・早期退職を実施した大手企業全12社」を取り上げましたが、これらの企業が上記のような事例に当てはまるという意味ではありません。「早期退職・希望退職を実施している企業は全てこのような実情に基づいている」という訳ではありませんが、このような実情・カラクリが存在することも認識していただければと思います。大手企業のリストラ・早期退職から読み解く日本社会の実情と今後ここまで、「企業ごと・業界ごと」という観点から実情・背景を紹介してきましたが、続いてはもう少しマクロな視点から考察していきたいと思います。先ほど紹介したリストラ・早期退職の背景を受け、「現在の日本社会の実情・今後起こり得るであろう変化」は以下の2つに集約されると考えられます。定型業務・事務系業務などがロボット・IoTに代替される可能性がある日本特有の終身雇用制度が崩壊する上記2点に関しては巷でもよく言われている内容だとは思いますが、結論「この2点に集約される」と言えます。定型業務・事務系業務などがロボット・IoTに代替される可能性があるIT社会化が急速に進行していることで、これまで人間の手で請け負ってきたいくつかの業務がロボット・IoTに代替される可能性があります。その中でも、いわゆる「定型業務・事務系業務」と言われる業務が主に代替されると言われています。実際にそのような予測もいくつか発表されており、人材会社「エン・ジャパン株式会社」が2017年に発表した「AIに代替される仕事/されない仕事」についてという資料には以下のような調査結果が示されていました。Q.現在ミドル世代が就業している職種の中で、AIに代替されて、なくなると予想される職種を教えてください。【1位】経理・財務・会計系:42%【2位】秘書・アシスタント・一般事務系:41%【3位】コールセンター:37%【4位】人事・総務系:32%【5位】会計士・税理士:28%Q.AIに代替され、なくなるであろう職業が多いであろう「業種」を教えてください。【1位】IT・インターネット:41%【2位】コールセンター:41%【3位】金融:34%【4位】メーカー(コンピューター・通信系):30%【5位】メーカー(機械・自動車・メカトロ):27%【引用】ミドルの転職:「AIに代替される仕事/されない仕事」について(2017年版)※アンケート実施期間:2017年11月22日~2017年11月28日/有効回答数:181名上記の調査結果は一部を抜粋したものにはなりますが、このデータを見れば「メガバンクなどの金融業界の企業が、リストラや早期退職の実施で人員を削減・整理している実情」が理解できるのではないでしょうか。また、「IT・インターネットやメーカーといった業種」もAIに代替されやすい業種と予想されています。IT業界やメーカーといえば今でも就活生からの人気が高い業界ではありますが、競争が激しい業界であるがゆえに変化が激しく、今後のAIやIoTの導入にも積極的であるため、上位にランクインしたのだと考えられます。IT・インターネット業界は競争が激しいと言われているため、大手・中小・ベンチャー問わず"10年~20年先の姿は誰も正確には予測できない"と言っても過言ではないでしょう。日本特有の終身雇用制度が崩壊する「終身雇用を守るのが難しい」2019年5月にトヨタ自動車社長の豊田社長が発したこの言葉を、ご存知の方も多いのではないでしょうか。また同時期に、経団連の中西宏明会長も「終身雇用を続けるのは難しい/終身雇用は制度疲労」などという発言をしました。日本のトップとも言える企業の社長と経団連のトップがこういった趣旨の発言をしたということは、"日本特有の終身雇用制度の崩壊はすぐそこまで近づいている"といっても過言ではないでしょう。この両者の発言の趣旨・真意を考察することは本記事の趣旨と少し異なるため、ここでは割愛させていただきますが、もはや"新卒一括採用やメンバーシップ型雇用が当たり前"という状況はなくなるでしょう。(実際にベンチャー企業やIT企業などでは、こういった状況は見られなくなっています)本記事で取り上げた企業のリストラに関しても、「終身雇用前提で入社したのにまさか自分が!?」と思った従業員の方も多いでしょうし、この雇用制度の変化に関しては、大企業・中小企業問わず例外ではない事象でしょう。【関連記事】実際に10~20年前であれば、メガバンクやハードウェアメーカーは業績も好調であり、就活生の人気企業ランキングでも上位に名を連ねていました。しかし現在(2019年)では、「大規模なリストラ・早期退職を実施しなければいけない」という状況に陥っており、就活生からの人気も年々下降傾向にあります。ただ、本記事では別に「こういった業界・企業は今後も大規模なリストラを継続する可能性が高く将来性がないため、就職を考え直したほうが良い」ということをお伝えしたいわけではありません。ここでお伝えしたいことは、"こういった変化はもはや業界・企業規模など関係なく起こり得る事象である"ということです。実際に10~20年前に「メガバンクやハードウェアメーカーが現在のような状況に陥る」と予想していた方はごく少数だったと思いますし、こういった事象は「外的要因×内定要因」で起こり得るものであるため、いくら頑張って予想したところで100%当たることはまずありえません。ただ、"そういった事象に遭遇するリスクを減らすことは可能"だと考えています。そこでここまでの内容を踏まえ、「こういった実情を就活生はどう受け止めるべきなのか?そのリスクを減らすにはどうすればよいのか?」という観点の話を最後にお伝えしたいと思います。この実情を受け、就活生はどうするべきなのか?結論からいうと、"自分の市場価値を高め続け、会社から必要とされる人材になる"という内容に集約されます。人材市場価値(じんざいしじょうかち)とは、ビジネスパーソンをベースとした人材の市場における価値である。今日のようなネットワーク社会において、「井の中の蛙、大海を知らず」ではもはや勝ち残れない。社内だけでなく、社外(市場)で通用するかどうかを確認する指標(データ)として、組織人材分析や企業内研修等で活用されることが多い。また、就職・転職する際に、転職候補者の推定年収を算定する際にこの言葉を用いることが多い。【引用】ウィキペディア(Wikipedia)自分自身の市場価値が魅力的なものであれば、例え働いている企業が不景気になったところでより良い条件で転職できる可能性は高まりますし、そもそもリストラや早期退職(マイナスな側面での)に該当する人材になることもないでしょう。その一方で、この市場価値という言葉は"ある種のマジックワード"のように感じます。就活生の中でも「市場価値を高めたい!」ということをESや面接で述べる方は一定数いるかと思いますが、ほとんどの就活生は「自分の中での市場価値の定義」を理解しないまま、この文言を使っているのではないでしょうか。そこで、上記のような就活生や、「そもそも市場価値を高めるには?」という部分に疑問を持っている就活生に向け、"市場価値"というものを分解してみようと思います。「市場価値」を考察していくにあたり、ベストセラー書籍である『転職の思考法(著:北野唯我)』の内容を参考にさせていただくと、市場価値(マーケットバリュー)は以下の3つの要素の掛け算で決定されます。技術資産人的資産業界の生産性技術資産技術資産は「他の会社でも通用する技術的蓄積」と定義づけられます。その中でも、職種に紐付く「専門性」と職種に紐付かない「経験」の2つに分けられると書籍で述べられています。具体例を挙げるのであれば、専門性の技術資産は「営業やマーケティング」、経験の技術資産は「マネジメント経験や業界経験」が該当されるでしょう。人的資産人的資産は、言い換えるならば「人脈」と定義づけられます。業界の生産性業界の生産性は、言い換えるならば「その業界にいる人間が、平均一人当たりどれほどの価値を生み出しているか。」、より簡潔に言うと「一人当たりの粗利」と定義づけられます。そしてこの3つの要素の内、この業界の生産性が「市場価値に最も大きな影響を与える」と述べられています。業界の生産性は産業別(業界別)で大きく異なるため、より市場価値を高めたいのであれば「生産性の高い業界を選択する」というのは非常に理にかなっていると言えるでしょう。市場価値を高めたいのであれば、この3つの要素に「業界の成長性」を加味する上述した「(1)技術資産(2)人的資産(3)業界の生産性」は市場価値を構成する要素になりますが、この市場価値をより高めたいのであれあば、"成長している業界に身を置けるか、つまり「業界の成長性」"も考慮するべきだと述べています。【成長している業界とは】業界全体として「市場規模」が拡大している業界。というのも、成長している業界で働いたか否かによって「経験の技術資産の価値」が大きく変わるためです。成長している業界(成長の見込みがある業界)は、「今後同業界に参入してくる企業が多く、その上で各社は経験を積んだ社員を雇いたい」というニーズがあります。経験の技術資産に「業界経験」が該当すると上述しましたが、このことから「成長している業界で経験を積むことは、それだけで自身の市場価値に大きな影響を与える」ことが理解できるでしょう。【参考】転職の思考法(著:北野唯我)上述した内容を踏まえれば、「自分の市場価値を高め続け、会社から必要とされる人材になるためのイメージ」が少しは湧いたのではないでしょうか。「ファーストキャリアはとにかく成長している業界に行きなさい!」ということを伝えたい訳ではありませんが、市場価値を高めたいと考えている就活生にとっては、「業界の生産性・成長性」を考慮することは必須かもしれません。「リストラはもはや業界・企業規模など関係なく起こり得る」という現代において、それに遭遇するリスクを減らすのであれば、"どういった業界に身を置き、どのように自身のスキル・魅力を高めていくか"を就活生の内から考えておくべきでしょう。【関連記事】まとめ本記事では、直近で大規模なリストラ・早期退職を実施した大手企業とその背景の紹介に始まり、そこから読み解く日本社会の実情と市場価値とはという内容までを紹介しました。本記事を一通りご覧いただいた方はこういった実情を知り、どのような感想を持ったでしょうか。今や、日本を代表する大手企業でも「大規模なリストラ・早期退職」はそこまで珍しいものではなく、就活生の方もこういった実情を「他人事のように捉えてはいけない」ことが理解できたのではないでしょうか。ただ、改めてにはなりますが、「上記で取り上げたような大規模なリストラを実施している業界・企業は避けるべきだ!成長している業界(成長の見込みのある業界)に絶対行くべきだ!」などといったことを本記事を通して伝えたかった訳ではありません。"現在の日本社会(大手企業)の実情をどのように捉え、その上でどのように自身の行動に落とし込んでいけばよいか"ということを見つめ直す機会を提供することで、"納得のいく企業選び・自らの理想とするキャリアステップ"に近づいてもらえればと思い本記事を執筆しました。本記事を通じ、何か一つでも得るものがあったのであれば幸いです。【関連記事】 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