Smart Mobilityの実現へ。事業を支えるNTTコミュニケーションズ社員の仕事・素顔とは|unistyleインタビュー
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最終更新日:2023年09月28日
本記事では、Smart Mobilityに携わる3名の社員の具体的な業務内容や役割、「仕事で大切にしていること」など、NTTコミュニケーションズ社員の素顔に迫ります。
『Smart World・Smart Mobilityの現在地と展望とは。事業を支えるNTTコミュニケーションズ社員に聞いてみた。』の記事では、同社が現在注力しているSmart World、その7つの重点領域の中のSmart Mobilityに迫っていますので、こちらも併せてご覧ください。
- 本記事の構成
- 成宮さんへのインタビュー:1年目に感じた苦労とやりがい、入社して感じた自社の魅力とは
- 船引さんへのインタビュー:多くの仕事に携わってきた中、なぜSmart Mobilityへの挑戦を決めたのか
- 吉富さんへのインタビュー:仕事に対する想い、そして今後のビジョンと実現させたい未来
- 終わりに
※上記の写真:左から吉富さん、成宮さん、船引さん
成宮さんへのインタビュー:1年目に感じた苦労とやりがい、入社して感じた自社の魅力とは
2021年NTTコミュニケーションズに入社。スマートモビリティ推進室に所属。入社1年目からエンジニアとして、大手自動車メーカーとの研究開発や車・その他IoTデバイスのデータの収集・管理を行うサービスの提案活動に携わる。
__就活生時代の話をお聞かせください。また大学時代はどのようなことをされていましたか?
出身学部は経済学部ですが、IT系のゼミに入っていたため、アプリやWebサイトの制作などを行っていました。
就活時は、IT系の業界や金融業界など幅広く見ていました。さまざまな業界や会社を見る中で、沢山の検討要素はありましたが、最後は自分が楽しいと思える仕事ができる会社に行きたいと思いました。
その楽しいと思える仕事が、Smart Worldのプロジェクトに代表される、未来を作るようなプロジェクトです。このことが弊社への入社の決め手にもなりました。
__文系出身ということですが、エンジニアになる際に特に苦労された点について教えてください。
アプリやWebサイトの制作などの経験が少しあったとはいえ、ほぼゼロからのスタートでしたので、今まさに苦労しています。
例えば、「監視ツールのインストール方法」を調べていると、調べた先でまた分からないことが出てきて、追加で調べる、というような形で次々と分からないことが出てきます。
そのため、調べる時間に制限を設けることと、調べた結果を自分の言葉でまとめることを意識しています。時間内に調べて理解できた場合は理解したことを自分の言葉でまとめ、時間内に理解できなかった場合はチャットなどで先輩方に聞いています。
聞く際は「ここまでは自分で理解できたが、この先が分からない」や「こうだと思うが正しいか」という聞き方をするように意識しています。このことにより、メリハリをつけて調べることができるのと、調べた内容の定着につながります。
__現在の役割や業務内容について教えてください。
現在は大きく分けて2つの業務を行っています。
1つめは開発です。大手自動車メーカーと行っている研究開発に関わっています。具体的には、実証実験で利用するサーバーへのモニタリングツールの導入やサーバー構築の自動化開発に取り組んでいます。
2つめは提案です。車やその他IoTデバイスのデータ収集や管理を行うサービスの提案を行っています。
__仕事をするうえで意識していることや大切にしている点について教えてください。
まずは自分で仮説を持っておくことを意識しています。分からないことがあった際に聞くのではなく、自分で一度考えるように心がけています。ただ今後、どういったことを大切にしたいかを働く中で探していきたいと思っています。
__2021年に入社されたということで、就活生に最も近い立場だと思います。入社して感じる御社の魅力について教えてください。
もちろんすべての希望が叶うわけではありませんが、自分のやりたいことができる環境があることだと思います。
私はスマートモビリティ推進室で働きたいということを入社前に話していて、実際に配属もされました。
また、配属された後は「どういった仕事をしたいか」を聞いてもらい、希望を伝えるとそれに合った仕事にアサインしてもらえました。
__御社が推進しているSmart Mobilityに対して、ご自身のビジョンと携わりたいことや実現したいことについて教えてください。
入社の決め手にも関連しますが、時代を創るような新しいモノを作りたいと思っています。
そのため、新しい取り組みや10年先に当たり前になっているようなモノを作ることに携わりたいと考えています。
そして、それはこのスマートモビリティ推進室で行っていることでもあるので、自分ができることを増やしていき、新たなモビリティ社会の実現に寄与したいです。
船引さんへのインタビュー:多くの仕事に携わってきた中、なぜSmart Mobilityへの挑戦を決めたのか
2017年NTTコミュニケーションズに入社。関連企業にて、約3年半にわたってネットワークの運用から構築、ソフトウェアの内製開発などを行う。2020年7月よりスマートモビリティ推進室にてコネクティッドカーの協業を主に担当。
__就活生時代のお話をお聞かせください。
就活時は、出身が情報学研究科ということで通信系の会社や機械系メーカーを見ていました。
情報学での学びを通じてネットワークの分野に技術的な興味を持ち、それを実際に自分の手で開発したり運用したりしてみたいという想いが強く、それを実現できると感じたのがNTTコミュニケーションズでした。
__現在のスマートモビリティ推進室にて、1つめの部署での経験がどのように活かされているのかについて教えてください。
ネットワークやサーバー、アプリケーションといった幅広い技術領域に触れた経験が活きていると感じています。
協業の取り組みでは主にコネクティッドカーを支えるNW基盤の検討や検証を行っているのですが、関連する技術分野が多岐に渡るため、着任当初は取り組んでいる内容をキャッチアップすることに非常に苦労しました。
しかし、前部署での経験があったこともあり、比較的スムーズに内容を理解し、社内外のエンジニアとの議論に参画することができたと思います。
また、スマートモビリティ推進室では実証実験のための検証環境を独自で持っており、その環境の構築や運用についても前部署での経験を活かすことができています。
__船引さんはジェネラリスト寄りだと思いますが、御社ではどのようなキャリアプランを歩まれる方が多いのかについて教えてください。
おっしゃる通り、私のこれまでの経験からするとジェネラリスト的なキャリアに進み始めている印象を持たれるかなと思いますが、入社当初からジェネラリストを志望していたわけではありません。まずはとにかくさまざまな経験をしてみたい、とお伝えしたところ、人事に汲み取ってもらい現在に至る、というイメージです。
社内のエンジニアの方々を見ていると本当にさまざまなキャリアプランがあるのだな、と感じます。これまで業務に関わらせていただいたある先輩社員の方は多岐にわたる技術領域について非常に豊富な知識を持っておられて驚かされました。他にも特定分野のスペシャリストとして社外的にも有名なエンジニアの方も社内にいます。
当然キャリアプランは人によって異なると思いますが、それぞれの希望を叶えられる場所が弊社にはあると思っています。
__仕事をするうえで大切にしている点について教えてください。
コミュニケーションを大切にしています。一人でできることは当然限られていますし、会社で仕事をする上では必ずチームとして動かなくてはなりません。その根幹となるのがコミュニケーションだと思います。
コロナ禍の影響もあり、弊社でもリモートワークの割合がかなり多くなっています。そういった新しい職場環境に合わせて、コミュニケーションの取り方も変化させていく必要があると強く感じています。
その取り組みの一つとして、スマートモビリティ推進室では「Nework」を使ってリアルタイムに会話ができる仕組みを取り入れています。
__やりがいを感じる時について教えてください。
あるゴールに対して自分が分からないことやできないことを少しずつ理解し、できるようになっていく過程が楽しいですし、その結果としてゴールを達成できた時がエンジニアとしてすごくやりがいを感じます。
もう少し広い範囲で言えば、チームとして連携し目標を達成し、お客さまに感謝される時にもやりがいを感じます。
__御社が推進しているSmart Mobilityに対して、ご自身のビジョンと携わりたいことや実現したいことについて教えてください。
コネクティッドカー協業を推し進め、Smart Mobilityの実現に貢献したいです。
その中で、自身の強みである幅広い技術への理解といった点を活かしつつ、NTTコミュニケーションズでコネクティッドカーといえばこの人、と認知されるようなエンジニアになりたいです。
また、ネットワークやサーバーといったインフラだけではなく、アプリケーション開発の面も対外的にアピールしてNTTコミュニケーションズの新たな一面を世間に発信し続けたいと思います。
吉富さんへのインタビュー:仕事に対する想い、そして今後のビジョンと実現させたい未来
2009年NTTコミュニケーションズに入社。社内システムの開発管理を行う部署にて、申込処理の電子化に関するシステム開発に携わった後、法人向けのSI(システムインテグレーション)を行う部署に異動し、主に金融系の業務システム開発を行う。2021年4月より、スマートモビリティ推進室のコネクティッドカーチームにて、マネジメント業務などを中心に幅広く活動している。
__就活生時代のお話をお聞かせください。
当時、さまざまな社会課題を新しい技術で解決するという点で情報システム系の仕事に興味を持ち、SIer(System Integrator)と呼ばれていた業界の企業を中心に就職活動をしていました。
入社の決め手は、「レイヤーの幅広さ」と「社員の方の印象」の2つです。
さまざまなSIerの方から説明会などで業務内容を聞いた中で、NTTコミュニケーションズが一番対応レイヤーが広いのではないかと感じました。具体的にはデータセンターや物理的な回線のレイヤーから業務アプリケーションのレイヤーまで、すべてを対応範囲としており、「さまざまなことが経験できそうだな」と思いました。
また、先輩社員とお話する機会があったのですが、楽しそうに仕事の話をされているのと、学生の私にも分かるように丁寧に対応していただき、職場の雰囲気も良いのだろうなと感じたのも決め手になったと思います。
__仕事をするうえで大切にしている点について教えてください。
私の業務では、社内だけでなくNTTグループ内外の協力会社、お客さまなど、さまざまな方と一緒に仕事をさせていただいています。
そのため、仕事をするうえでは「相手の立場になって考える」ということを大切にしています。あたり前のことですが、文化やミッションの異なる方と一緒に仕事をする上では非常に重要なことで、とても難しいことだと思っています。
__やりがいを感じる時について教えてください。
法人のお客さまの業務システムに携わらせていただくことが多かったので、一連の開発プロジェクトが完了し、サービスを開始できた時に一番やりがいを感じます。
__一緒に働きたいと思う人物像について教えてください。
主体性を持って考え、コミュニケーションを取ろうとしてくれる方と一緒に仕事をしたいと思います。
Smart Worldのような新しいビジネスを考える上では、自分で考え、情報を発信し、さまざまな人とコミュニケーションをとり、人を巻き込んでいくことが大切です。考えの正確さや年齢などに関係なく、自分の考えをしっかり伝えようとしてくれる方は魅力的に感じます。
また、リモートワークになり、対面でのコミュニケーションが難しくなったこともあり、自ら発信しコミュニケーションをとることが今までより重要になってきたと思います。
__御社が推進しているSmart Mobilityに対して、ご自身のビジョンと携わりたいことや実現したいことについて教えてください。
Smart Mobilityはこれから発展していく分野であり、提供する価値や市場性、提供のスピード感が重要になります。
今までは法人の業務システムということで、QCD(品質・コスト・納期)を意識する業務が多かったですが、今後は新しい価値の創出やスピード感を持った市場提供へ意識を向け、現在取り組んでいるコネクティッドカーアーキテクチャの商用化を推進していきたいと思っています。
また、Smart MobilityではMaaS(Mobility as a Service)などの新しいサービスの検討も行っており、新しい価値や生活スタイルの提供など、さまざまなことに取り組んでいきたいと思います。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
今回のNTTコミュニケーションズの社員の方々へのインタビューを通じ、各社員の仕事内容や価値観などについて理解いただけたかと思います。
以下の記事は、同社が注力しているSmart Mobilityに関する記事となっていますので、こちらも是非ご覧ください。
また、以下の記事は、NTTコミュニケーションズが注力している「Smart City」のインタビュー記事となっています。本記事と併せてご覧ください。