【第3回:現役コンサルタントが語る】「コンサルタント」という言葉の響きに憧れを感じた時に読む話

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最終更新日:2025年04月07日

【第3回:現役コンサルタントが語る】「コンサルタント」という言葉の響きに憧れを感じた時に読む話

企業研究

株式会社コーポレイト ディレクション(CDI)の現役コンサルタントによる全3回のシリーズ寄稿です。

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【前回の記事はこちら】
▶︎▶︎▶︎【第2回:現役コンサルタントが語る】解を導くのがコンサルの仕事か?

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戦略コンサルタントは、難しい問題にもパキパキと答えを出していくスマートな仕事、という憧れを抱いたことのある方もいるかもしれません。しかし、これまでの3回分のコラムを読んでくださった方であれば、戦略コンサルティングとは愚直に考え続けることが求められ、決してスマートな仕事ではないことがお分かりいただけたと思います。

すでにいい具合に「憧れ」を崩せているとは思うのですが、今回はさらに追い打ちをかけるべく(笑)、どういう心構えでこの業界に飛び込んでいただきたいか、お伝えしたいと思います。

本選考とインターンの締め切り情報

「自分の頭で考え続ける」ことのプレッシャーに耐えられるか?

第3回のコラムでは、戦略コンサルタントの本質的な価値は解を導くことではなく認識を示すことであること、また、認識を示すことがいかに大変かについて、お伝えさせていただきました。

認識にかかわるプロセスは、新米コンサルタントも熟練コンサルタントも平等にかかわることが求められます。

とはいえ、新米コンサルタントが最初から議論をリードできることはそうそうありません。ではどうすれば勝負できるかというと、事前にとにかく時間を取って深く考えてから議論の場に臨む、くらいしか方法はありません。概念的には、能力×掛けた時間=アウトプットの質、ですから、能力が不充分なうちはとにかく掛けた時間で勝負するしかありません。

しかしながら、新米コンサルタントはそれと同時に基礎力としての「解を導く力」も身につけていかなければなりません。いくら始めに「こうだと思う」と認識することが本質とはいえ、その後で思ったことが正しいと証明できなければ意味が無いからです。前回のコラムで挙げた例で申し上げると、解を導くための「高校までの勉強」と、解くべき問いを立てるという「大学の研究」を同時にやることが求められます。

よって、新米コンサルタントとして入社すると、まずは時間的プレッシャーと、自分の頭で考えて自分の言葉で何か言わなければならないという精神的プレッシャーにさらされることになります。新米コンサルタントの生の声として、「調査分析の作業に追われて大変だ」という言い方をされることがありますが、本質は少し違っていて、「調査分析の作業に追われながら、自分の頭で考え続けなければならない」ことが大変さの根源です。

作業時間の確保は最悪体力で何とかなりますが、自分の頭で考え自分の認識を示すことには、精神的なプレッシャーも伴います。プロジェクトチーム(およびそのメンバーである自分)の認識・発言で、クライアントの重要課題に関する明暗が分かれる。「そもそもこの『問い』を解くことが本当に正しいのだろうか」「本当にこの提言でよかったのだろうか」。こういった思いは、経験年数にかかわらずどんなコンサルタントでも常に持っている孤独な不安であると思います。常に不安と向き合っているからこそ、極端な話、報告の前日であっても、伝えるべきメッセージが違うと思えば報告書の大幅な組み直しも辞しません。

「腰を据えて」取り組む覚悟はあるか?

解を導く力は技能に近いので、一定以上の能力を持つ人であれば、しばらく時間を掛けて真面目に取り組めばできるようになる属性の能力です。一方、認識する力とそれを伝える力は、明確な正解が無い分、すぐにできるようになるものではない上、どこまで行っても究めきったというゴールが無い属性の能力です。

コンサルティングの本丸である認識の領域で充分なパフォーマンスをするには、個人的な目安としては最低でも3年以上は腰を据えて取り組む必要があると思いますし、そこから先は何年働いてもゴールは無いと思っています。無論、ただ年数を過ごせば良いわけではなく、その間ずっと、前述の精神的プレシャーにさらされ続けることになります。

実際に、私自身もコンサル業界の平均勤続年数と言われる3年よりも長く働いていますが、できるようになったことが増えた分だけ(あるいはそれ以上に)できないことが見えてきて、特に認識を示すという点では、まだまだ先は長いという思いです。(私が根から優秀なタイプではないので時間がかかっているという要因もあるでしょうが(笑))。

もちろん、3年経たずに他にもっとやりたいことが見つかって業界を離れる人もたくさんいますし、私達もそういう場合は喜んで送り出しています。ですがそれはあくまで結果論であり、入社する時点から数年での転職を前提にしている人は、じっくり考え続けるというこの仕事には合わないと考えます。何より、コンサルティングの本丸である認識を示す仕事に特に興味が無いまま入社し、深く携わることなく短期間で出て行ってしまうのは、単純にもったいないと個人的には思います。

CDIのように少人数採用のファームは特に、入社前に「腰を据えて」取り組む覚悟があるかどうかをしっかり見極めるために、採用される側とする側が悪い面も含めて「本音で」語り合って合意形成することを大切にしています。過去に多数の企業の選考を受けたことのある弊社の中途社員の中には、「面接でこんなにネガティブキャンペーンをされた会社は他に無かった」と言う人もいるほどです(笑)。

戦略コンサルは「勉強の場」として目指す場所ではない

ここまで考えると、よく言われるような「勉強になりそうだからとりあえずコンサル」といったモチベーションだけで続けられるような仕事ではないことがお分かりいただけると思います。

こういった場合に勉強したいこととして挙げられる内容も、表面的であると感じることが多いです。「パワーポイントやエクセルができるようになりたい」という方には、それができて何になりたいのかを問いたいですし、「とりあえずMBA(注)を取りたい」という方にも、それによってどうなりたいのかをしっかり考えてもらいたいと思います。

MBA取得に関しては、もちろん知識・人脈等あらゆる面でプラスがあるのは確かですが、コンサル出身者に限らずMBAホルダーが増え、MBAを持っていること自体では明確な価値を認められなくなってきているのも事実です。また当然ながら、MBAを持っていなくてもビジネスのあらゆる領域の最前線で活躍している方はたくさんいます。

大事なのは、膨大なお金と時間を掛けてMBAを取得して、その結果どんな自分になりたいのかを徹底的に問い続けることです。それによって初めて、コンサルからMBAを取得することの、自分だけの価値を見出すことができます。

将来自分で事業をやるための勉強として、まずはコンサルを経験したいというモチベーションも聞かれます。これに関しては、自分で事業をやることとコンサルタントであることは根本的に性質が異なるので、経営者としての勉強という目的は、コンサルタントとしての経験では充分には達成できないと考えます。例えるならば、経営者は自分でレールを敷きその上を自分が走る仕事、コンサルタントはレールを走る経営者と並走する仕事です。並走者としてのコンサルタントは、基本的に表に立つことはありません。経営者が社員の誰にも言えない孤独・悩みを打ち明けることができ、時には耳の痛いことも言ってくれる、そんな「良妻」とも言うべき立場です(笑)。

初めから経営者になりたいという明確な目的があるのならば、とにかくレールの上を自分が走る経験を積むべきです。今は学生さんでも起業しやすい環境ですし、そういった機会を積極的に活用して失敗も積み重ねながら実践経験を積む方が近道ではないでしょうか。

ただ、繰り返しになりますが、結果的に短期間でコンサル業界を離れ他の様々なフィールドで活躍する人(起業する人も含め)はたくさんいますし、それは非常に奨励すべきことです。コンサル業界が優秀な人材のプールになっていると言われるのも、同じく結果論です。初めからスキルをつけることだけを目的にコンサル業界を目指すのは筋違い、目的と結果を混同しないでいただきたい、ということです。

「自分の言葉」で就職活動をしてほしい

ここからはかなり個人的な思いになりますが、戦略コンサルで勉強しておいた方が良いのではないかという考え方が出てくるのは、就職先を選ぶときに、自分がやりたいことをベースにして考えるのではなく、他人からの評価をベースにしているからではないかと思います。

「新卒で○○に入っておいた方がいいですか?/××に入るのはやめた方がいいですか?」といった質問を受けることがたまにありますが、「あなたのやりたいこと」がわからないと、答えられません。

やりたいことがまだわからなければ、今の時点で何となくでも興味のあることや、他人から評価されやすいことをとりあえず選んでみるというのも一手です。大事なのは、わからないなりに自分で基準を決めて自分で選択することです。

これはコンサルに限った話ではないと思いますが、面接官は、あなたが何に対してやる気のスイッチが入るのかや、何に対して憤りを感じるのかなど、生き方の価値観を丸ごと知りたいと思っています。特にCDIのように、規模が小さく、ひとりひとりの考える力というきわめて定型化しにくいものに頼っている企業は、なおさらです。

余談になりますが、3年以内で辞める新社会人が多いことの一因は、企業も学生も、ノウハウ化された型に頼った採用・就職活動をしていることによって、お互いの本音をきちんとわからないまま採用をしてしまっていることにあると思います。だからお互い後になって、「こんなんじゃなかった」という結果になってしまうのではないでしょうか。

ですので、ぜひ自分の言葉で就職活動をしていただきたい、と思います。業界本に書いてあることや面接の問答例に書いてあるような言葉しか出てこない人は、自分の頭で考えていないな、と思ってしまいます。奇をてらって変わったことを言わなければならないということでは決してありません。「本当にやりたいことはまだわからないけれど、コンサルの●●というところに興味があるので、とりあえず受けてみました」でも構いません。正直なあなたの体験を、あなたの言葉で、教えてほしいです。

今回の連載は、ここで結びとなります。これまで4回に渡ってお付き合いいただいたみなさま、本当にありがとうございました。

外側からは見えにくい業界の中身をお伝えするのが本連載の目的ではありましたが、「認識を示す」話など、実際に何年か働いてみないとわかりづらい部分は、結局抽象的にならざるを得なかった面もあります。しかし、学生さんの段階では中身をすべて理解している必要はなく、興味を持っていただければ充分だと思います。

戦略コンサルティングという業界についてもっと知りたいという興味を持ってくださった方、ここから先は働きながら学ぶ領域です。ぜひ門を叩いてみてください。採用選考でお待ちしています。

シリーズ一覧

▶︎▶︎▶︎「売上2倍」系GDの背後に見える、表面的ディスカッション力の横行

▶︎▶︎▶︎【第2回:現役コンサルタントが語る】解を導くのがコンサルの仕事か?

▶︎▶︎▶︎【第3回:現役コンサルタントが語る】「コンサルタント」という言葉の響きに憧れを感じた時に読む話

 

【筆者紹介】


佐藤  沙弥(さとう さや) 京都大学経済学部卒業後、株式会社コーポレイト ディレクション(CDI)に入社。 IT事業会社の新規事業開発支援、食品会社のマーケティング戦略立案、サービス事業会社の店舗網再構築のアドバイザリーなど、消費者向けサービス提供会社のプロジェクトを中心に経験。CDIの新卒採用活動にも携わる。

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(注)MBA:Master of Business Administrationの略称で、経営学修士号の意。 ビジネススクールと呼ばれる経営大学院で、通常1〜2年の間に必要な単位数についてある一定以上の成績を修めることで取得可能。

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【グループディスカッション(GD)の頻出テーマ89例】業界別に過去の出題テーマも公開 【グループディスカッション(GD)の頻出テーマ89例】業界別に過去の出題テーマも公開 本記事では、実際の企業の選考で出題されたグループディスカッションのお題・テーマ89例を紹介します。グループディスカッションのテーマを閲覧するためには会員登録が必要です。以下のバナーから会員登録をお願いします。本記事の構成グループディスカッション5つのパターンパターン(1):課題解決型パターン(2):売上アップ型パターン(3):新規事業立案型パターン(4):自由討論型パターン(5):選択型業界別のテーマ一覧業界別(1):コンサルティングファーム業界別(2):広告・出版・マスコミ業界別(3):食品業界別(4):金融業界別(5):IT・情報通信業界別(6):保険業界別(7):交通・運輸業界別(8):人材・教育業界別(9):自動車・重工業業界別(10):素材・その他メーカー業界別(11):製薬最後にグループディスカッションのテーマにおける5つのパターングループディスカッションのお題のテーマは大きく、以下の5つのパターンに分かれます。テーマ(1)課題解決型:与えられた課題に対する解決策を考える(2)売上アップ型:企業の売り上げを増加させる方法を考える(3)新規事業立案型:企業が取り組むべき新規事業を提案する(4)抽象テーマ型:抽象的なテーマに対する解決策を考える(5)意思決定型:与えられた選択肢の中から当事者が取るべき選択を決定するそれぞれのパターンによって出題されるテーマは異なるため、以下でパターンごとに実際に出題されたテーマを紹介していきます。グループディスカッションテーマ(1):課題解決型【考え方】与えられた「現状の問題点」や「課題」に対して、原因を分析し、実行可能な改善策を提案します。【ポイント】・具体的かつ現実的な課題解決策を提示すること。・実行までのプロセスがイメージできると◎。出題例としては、以下のようなものが挙げられます課題解決型一覧:6選「外国人観光客の一人当たり支出額を増加させるにはどうすればいいか」参考:PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社本選考レポート(コンサルタント職)「住友不動産がデベロッパーNO.1になるにはどうすればいいか」参考:住友不動産本選考レポート「さらに売れる電気自動車リーフを考えよう」参考:日産自動車インターンレポート(技術職)「一つの時事問題を挙げ、それに対してホンダは何ができるか」参考:本田技研工業本選考レポート(事務系)「今後の旅行業界はどのような業界と手を組んでいけばいいか」参考:日本旅行本選考レポート(総合職)「オリエンタルランドの新卒採用をどのように行っていくか」参考:オリエンタルランド本選考レポート(総合職)コンサルティング業界からメーカー・ベンチャーまで幅広い業界で出題されています。また、企業によっては選考を受けている業界・自社理解が問われることもあるので注意してください。グループディスカッションテーマ(2):売上アップ型【考え方】売上の構成要素(客数×客単価など)を軸に、「どうすれば売上が伸びるか」を数字ベースで検討します。【ポイント】・売上が具体的にどう伸びるかを、ロジックと数字で裏付けられると評価が高い。出題例としては、以下のようなものが挙げられます売上アップ型一覧:2選「日本レンタカーの売り上げを推定し、それを1.2倍にせよ」参考:ローランド・ベルガーインターンレポート「HISの大学生向けの旅行プランの策定した上で、その売り上げを推定せよ」参考:経営共創基盤インターンレポート(コンサルティング)特にコンサルティング企業の選考で出題されることが多いと言われています。基本的には課題解決型ディスカッションと同様のプロセスを踏みます。グループディスカッションテーマ(3):新規事業立案型【考え方】企業のリソースや強みを活かしつつ、社会や市場のニーズに合った新しい事業を提案します。【ポイント】・「なぜ今、この企業がこの事業をやるべきなのか」が明確で、将来的な広がりも見込める提案が望ましい。出題例としては、以下のようなものが挙げられます新規事業立案型一覧:6選「スポーツビジネスを始める総合商社が最初に取るべき方策は何か」参考:三井物産本選考レポート(担当職)「外国人観光客をターゲットにしたベンチャー企業のビジネスモデルを構築せよ」参考:アクセンチュア本選考レポート(ビジネスコンサルタント職)「新幹線の新しいサービスを考案せよ」参考:ジョンソン・エンド・ジョンソン本選考レポート(営業職)「日本の成長のためのDNPの新規事業を考案せよ」参考:大日本印刷本選考レポート(総合職)「たばこの本質的価値を訴求するための新規事業を立案しなさい」参考:JT(日本たばこ産業)インターンレポート(経営企画部)「2020年に向けてサイバーエージェントが取り組むべき新規事業を立案しなさい」参考:サイバーエージェント本選考レポート(ビジネス職)新規事業の創出に意欲的なベンチャー企業だけでなく、幅広い業界から出題されています。また、日系大手企業では自社の強みを活かした新規事業の立案求められることが多いので、その業界・企業のビジネスモデルについても理解しておくとよいでしょう。こちらも基本的には課題解決型と同様のプロセスを踏みます。グループディスカッションテーマ(4):自由討論型抽象的なテーマに対する解決策を考えるタイプのものです。【考え方】正解のないテーマに対し、多角的に意見を出し合い、議論を通じて一定の結論や定義に収束させます。【ポイント】・論点の整理・合意形成のプロセスが重要。・全員で納得できる一貫性のあるアウトプットが評価されます。出題例としては、以下のようなものが挙げられます自由討論型一覧:6選「日本人が海外に誇れる強み3つあげて発表せよ」参考:双日本選考レポート(総合職)「東京オリンピックを成功させるには何が必要か」参考:豊田通商本選考レポート(総合職)「リーダーに必要なものは何か」参考:Pwcコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社インターンレポート(ビジネスコンサルタント)「いい本とはどんな本か?」参考:みずほフィナンシャルグループインターンレポート(IBD)「物を売る際に必要な力は何か」参考:みずほ証券インターンレポート(リテール営業)「良い鉄道とは何か」参考:JR東日本本選考レポート(総合職)総合商社・銀行・インフラなどのチームワークが重視される日系大手企業の選考で出題されることが多いようです。このタイプのお題では「論理的思考力」だけでなく、「議論を進める主体性」と「周囲の意見を尊重する協調性」を持ち合わせた人物が評価されやすいと思っています。グループディスカッションテーマ(5):選択型こちらは、複数の選択肢の中から当事者が取るべき選択を決定するものです。【考え方】企業のリソースや強みを活かしつつ、社会や市場のニーズに合った新しい事業を提案します。【ポイント】・「なぜ今、この企業がこの事業をやるべきなのか」が明確で、将来的な広がりも見込める提案が望ましい。出題例としては、以下のようなものが挙げられます選択型一覧:7選「うどんとそば、世界に売り出すならどちらか」参考:アクセンチュアインターンレポート(和魂偉才塾)「ブランド価値を高めるために、工場を新たに立地するにはどこの国がいいか」参考:日本ロレアル本選考レポート(マーケティング)「新規牛丼店を出店する際にどのような店にするか」参考:野村證券インターンレポート(IB部門)「2024年のオリンピック開催地をどこにするか」参考:三井住友海上インターンレポート「架空のイタリアンレストランのフランチャイズをどこに展開するのか3つの候補地から選べ」参考:森永製菓本選考レポート(総合職)「新店舗出店の場所はどこが最適か」参考:三菱地所本選考レポート(総合N職)「架空のホームセンターチェーン店をどの街に出店するべきか」参考:商船三井本選考レポート(陸上事務職)大手日系企業から外資系コンサルティング企業まで幅広い業界で出題されています。また、中には以下のような自分と異なる立場におかれた学生と交渉・議論を行う、ディベート形式のグループディスカッションを採用している企業もあります。【例】「救急車の有償化に賛成か、反対か。またその理由は何か」参考:伊藤忠商事本選考レポート(総合職)業界別グループディスカッションテーマ以下では過去に出題されたテーマを業界ごとに紹介します。コンサルティングファームコンサルティングファームでは、主に「ビジネス戦略」や「テクノロジーの活用方法」「業界特有の課題解決」などのテーマに関連した問題が多く出題されます。データを分析し、論理的な背景を整理した上で提案をする力が試されています。テーマ一覧「AIを用いた経営戦略における差別化要因を網羅的構造的に上げる」参考:PwCコンサルティング合同会社Strategy&25卒本選考「認知症患者についてこれからの時代の介護方法を考えよ」参考:アクセンチュア25卒本選考「①2030年のキャッシュレス比率を求めよ②キャッシュレス化を加速させる施策を議論せよ」参考:アクセンチュア25卒本選考「日本の運送業界の人手不足を解決するには」参考:アクセンチュア24卒本選考「酒類の売り上げをあげるためには」参考:アクセンチュア24卒本選考「オンライン化の是非について」参考:アクセンチュア24卒本選考「オレオレ詐欺などの特殊詐欺が近年後を絶たない。通信会社ができる特殊詐欺対策サービスを考えよ。その際、被害者層とそれが抱える課題を明確にして、具体的な施策を考えなさい。」参考:アクセンチュア24卒本選考「あるサッカーチームから売り上げ向上の相談を受けた。それに対する施策を立案しなさい」参考:アクセンチュア24卒本選考「官公庁に少子高齢化のへの取り組みについて提言せよ」参考:EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)26卒本選考「ITを用いた戦略立案」参考:PwCコンサルティング合同会社・PwCアドバイザリー合同会社24卒本選考「ある業界に生成系AIを導入する際、KPMGとして何を提案するのか」参考:KPMGコンサルティング25卒インターン選考「企業のテクノロジー戦略を考え提案せよ」参考:KPMGコンサルティング24卒本選考「ガムの販売量を増加させよ。そのお題に対してロジックツリーを描きながら、どのような施策が最も効果的かを評価軸を設定し1つに定めよ」参考:アビームコンサルティング25卒本選考「ある焼肉店の客数向上施策」「ある銭湯の売上向上施策」「冷凍食品の消費量増加施策」参考:アビームコンサルティング24卒本選考「飲食店の売上を伸ばすにはどの案(3つの提案から選ぶ)がいいか話し合い、理由を説明した上でどのように運用するか発表しなさい」参考:野村総合研究所(NRI)24卒本選考広告・出版・マスコミ広告・出版・マスコミ業界においては、「プロモーション戦略やマーケティング」「新サービスの提案」「オリジナル商品の発案」などが出題されることが多いです。グループディスカッションを通して、発想力や独創性を測ることが重視されています。テーマ一覧「若者の○○量を上げるプロモーション」参考:ADK23卒本選考「2025年には50%が50歳以上になる超高齢化社会の日本において、高齢者が今後の人生を豊かに過ごすためのモノ・コト・サービスを「スポーツ」の分野から提案せよ。また、クライアントを設定し、その理由とプロモーション案も提案せよ。」参考:読売広告社25卒本選考「子供用サンダルを売り切るためには」参考:大日本印刷(DNP)25卒本選考「地上波サッカー中継を技術を用いて盛り上げるには」参考:テレビ朝日24卒本選考「工作道具を使って双六を作れ」参考:テレビ朝日24卒本選考「最近気になっていることについて順番に話し、それらの要素を起点に番組企画を考える」参考:テレビ東京25卒本選考「カンテレで実現したい企画を班で一つまとめてプレゼンせよ」参考:関西テレビ24卒本選考食品食品業界においては、商品やサービスに関する戦略的思考を問うものや、自己成長に関するものなど多様なテーマから出題されます。そのため、議題解決型や自由討論型などグループディスカッションのパターンは様々になっています。テーマ一覧「ある商品を3パターンのどの売り方で売るか」参考:ロッテ23卒本選考「どんな能力でも身につけられるとしたら何を身につけたいか」参考:森永乳業25卒本選考「人生を豊かなものにするには何が必要か」参考:雪印メグミルク24卒本選考「日本ハムが食品ロスを減らすためにやるべきこと」参考:日本ハム(ニッポンハム)24卒本選考金融金融業界においては、金融における知識を問うものに限らず、「社会的な課題解決へのアプローチ」「消費者のニーズに合わせた施策提案」などがテーマとして出題されます。そのため、議論解決型だけではなく、自由討論型のパターンが用いられることも多くあります。テーマ一覧「ある地域の過密化、人工増大問題について」参考:三井住友カード(SMCC)25卒インターン選考「働くことの価値とは?」参考:三井住友カード(SMCC)23卒インターン選考「フードロスをなくすためには?」参考:三井住友カード(SMCC)22卒インターン選考「コンビニ24時間営業はありかなしか」参考:ジェーシービー(JCB)23卒本選考「高齢者にキャッシュレスをより普及させるための施策を1つ考え、理由とともに発表してください。」参考:ジェーシービー(JCB)25卒インターン選考「旅行に行くならTDLかUSJか」参考:ジェーシービー(JCB)23卒インターン選考IT・情報通信IT・情報通信業界においては、「業務の効率化」「組織運営」「特定の業界における課題解決策」などがテーマとして問われる傾向にあります。そのため、課題解決型のグループディスカッションが用いられることが多いです。テーマ一覧「〇〇業界における課題を発見し、その解決策を提示」参考:日本IBM23卒本選考レポート「OLPでどれが一番重要か(お題は英語で示される)」参考:amazon25卒本選考レポート「活躍する社会人とは何か」参考:Speee24卒インターンレポート「リモートワークをする上でのルールを3つ決めてください」参考:東日本電信電話(NTT東日本)23卒インターン選考「あなたが新卒の採用官だとして、どういう質問をしますか」参考:NTTデータ23卒本選考「社会人が活躍するのに必要なスキルは」参考:NTTデータ25卒インターン選考保険保険業界においては、「新規事業やサービスの戦略立案」「市場やターゲット層の理解」などがテーマとして問われる傾向にあります。そのため、新規事業立案型や選択型のグループディスカッションが多く用いられています。テーマ一覧「新規アプリの開発」参考:三井住友海上火災保険25卒インターン選考「大手学習塾役員の立場で新規事業展開を図るなら、保育か介護か」参考:日本生命(日本生命保険相互会社)25卒インターン選考「ホテルを建設するなら都市部か地⽅か」参考:日本生命(日本生命保険相互会社)25卒インターン選考交通・運輸交通・運輸業界では、「新規事業の立ち上げ」「市場分析と企業戦略」などがテーマとして問われる傾向にあります。また、インフラ業界として、地域活性化などの地域課題についての解決策を問われる場合も多くあります。テーマ一覧「上司に求められるのは熱意か仕事を遂行する力のどちらか?」参考:全日本空輸(ANA)23卒本選考「実際にあった新規事業の立ち上げ段階の施策の優先順位について」参考:東急24卒本選考「京王電鉄が今後力を入れていくべきセグメントを考えてください」参考:京王電鉄24卒本選考「地域活性化するために最適な施策を選んでください」参考:商船三井25卒本選考「新規事業を始めるための用地をA.B.Cの中から選ぶ」参考:商船三井24卒本選考人材・教育人材・教育業界では、仕事内容に関連して「働き方改革の推進」「人材不足の解決策」などの社会課題の解決について問われることが多いです。そのため、議題解決型のディスカッションを通して、課題を分析し現実的な解決策を提示する力が試されています。テーマ一覧「現在最も関心のある世の中の課題について」参考:Visional(旧ビズリーチ)23卒インターン選考自動車・重工業自動車・重工業業界においては、「環境課題に対する取り組み」「教育に関する考察」「マーケティング戦略」などがテーマとして問われる傾向にあります。そのため、特定の課題を論理的に解決する力ではなく、抽象的なテーマに対して思考する力や自由な発想でアイデアを発案する力が重視されているということが分かります。テーマ一覧「この広告を広めるには」参考:本田技研工業(ホンダ、Honda)25卒本選考「子供の習い事3つ」参考:川崎重工業25卒本選考「中学生の学習する科目の中で2つ残すべき科目をあげよ」参考:川崎重工業24卒本選考「中学生の時間割で廃止せずに残すべき科目を3つ挙げよ」参考:川崎重工業23卒本選考「カーボンニュートラルに向けて,東洋エンジニアリングが今後取り組めることについて」参考:東洋エンジニアリング24卒本選考「日本のモノづくりメーカーが今後生き残るためには」参考:日本精工(NSK)25卒本選考素材・その他メーカー素材業界では、特定の課題ではなく抽象的な内容がテーマとなることが多く、グループディスカッションのパターンとしては自由討論型や、選択型が多く用いられています。玩具や化粧品などのメーカーでは、「新商品の開発提案」や「市場トレンドの分析」などがテーマとして扱われています。そのため、創造的な発想力や顧客のニーズ理解が重要になります。テーマ一覧「新入社員研修に誰の力を借りるか」参考:クラレ25卒本選考「新入社員の研修で、ある選択肢の中から三人呼ぶことができて、その三人を選んでどのような内容にしたいか」参考:クラレ23卒本選考「ホワイト企業とは」参考:信越化学工業25卒本選考「自分達が戦隊もののヒーローだったら、どんなタイトルを付けるか、またその理由」参考:バンダイ24卒本選考「中長期経営計画に基づく新商品開発提案」参考:日本ロレアル23卒本選考「3年以内に打ち出したい商品・サービス・ビジネスは何ですか」参考:資生堂23卒本選考製薬製薬業界では、「社会・環境課題へのアプローチ」「企業戦略に関する提案」「時事問題への対応」などがテーマとして問われる傾向にあります。企業や社会が現在直面している課題について理解しておくことが重要です。テーマ一覧「日本の過疎化地域の高齢者のQOLを向上させるために取り組むべき課題を1つ設定し、解決策を提示せよ」参考:ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson&Johnson、J&J)22卒本選考最後に本記事ではグループディスカッション(GD)のテーマを89例紹介しました。業界ごとに出題されるテーマの傾向が異なるため、自分が志望している業界はどのようなテーマが出題されるかチェックしておきましょう。グループディスカッション(GD)のテーマについて理解できた方は、次はグループディスカッション(GD)の進め方を理解しましょう。以下の記事からグループディスカッション(GD)の進め方について学ぶことができますので、確認していただければと思います。グループディスカッション(GD)完全攻略記事一覧1.【まず始めにこれを読もう!】GDとは?基礎知識を解説2.GDの対策方法・コツ3.GD頻出テーマと業界別の過去に出題されたテーマ4.GDのテーマごとの進め方5.GDの役割別(司会・書記・タイムキーパー)の対策方法6.一人でも複数人でも出来るGD練習方法(11選) 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【3メガバンク比較】入社1年目の仕事 【3メガバンク比較】入社1年目の仕事 こんにちは、16卒のメガバンク内定者です。さて、メガバンクに入社することを決めてから、筆者と同じように他のメガバンクに入行する学生と関わりを持つことが多くなりました。入行を目前に控える中、1年目の大まかなスケジュールを共有しあったりして、モチベーションを維持しています。今回の記事では、入行1年目にはどのような仕事を任されるのかについて書いていきたいと思います。▼目次クリックで展開本記事のコンテンツ・前提:1年目は勉強、勉強、勉強…・三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・最後に前提:1年目は勉強、勉強、勉強…まずメガバンク3行に共通することとして、1年目・ひいては入行前から勉強に勤しむことを奨励されるということです。入行前には証券外務員の資格取得が望ましいとされ、内定者の実に9割以上の方が入行前にこの資格を取得します。みずほ銀行と三井住友銀行においては英語学習が推奨され、具体的にTOEICで730点に満たない内定者には大量の英語力向上のための通信教育が用意されているとのこと。就職活動時に730点以上のスコアを持っていても、内定式後に課されるTOEICで730点を超えなければ例外なく通信教育が待っているので、注意が必要です。ちなみに730点を超えた内定者にはスカイプ英会話が待っているようです。実際筆者の内定者サイトには、義務ではないものの「ビジネスコミュニケーションルール」や「簿記3級」「FP取得」のための映像が用意されておりました。入行後1年間は幾多の研修を通して生損保商品を売るための資格や、簿記3級・FP3級の取得が目標とされているようです。10月に某メガバンクに勤務する1年目のOBにお会いした時も、「1年目は資格、資格のオンパレード」とおっしゃっておりました。勉強ばっかりで私生活で遊んだりする時間が無いのでは?と思いましたが、各行共通で新入行員研修時にはほとんど定時退社、その後1年目社員として働く中でも20時までしか残業が許されないという暗黙のルールが存在することから、家や寮に帰って勉強をするということが多いようです。共通内容を抑えた上で、これから各銀行の新卒1年目行員の働き方や暮らし方について話を進めていきたいと思います。三菱UFJ銀行:お固いながら、1年目からお客様を持つ三菱UFJ銀行では、4月の入行時点で配属先支店は決まっておらず、決まるのは夏以降とのことです。お固いUFJは配属されてからも書類処理などの下積み期間が長いのでは?と筆者は思っていたのですが、そんなことはむしろなく、秋口にお会いした先輩はその時点で十数件のお客様を担当しながら融資業務を行っているとのことでした。入行1年目の行員にそこまで裁量が与えられるのかと驚いたものですが、もちろん最初のうちは先輩行員がメンターとして営業先まで同伴してくれるようで、1年目から銀行業務全体を先輩のフォローも得ながら学ぶことができるので成長しやすいのではないかとのことでした。辛いこととしては、先輩のように融資のノウハウがないため、支店長の融資の許可がなかなか得られないとおっしゃっておりました。参考:三井住友銀行:強制入寮で束縛されるも、実力がつくと評判三井住友銀行の特徴としてあげられるのは、内定者全員が自宅から支店の距離が近かろうと入寮を強制されるということです。寮から出る条件は「結婚すること」であり、寮生活とおさらばするために行員は恋人探しに精力的になるとのこと。寮の規則も厳しいようで、門限があったり飲み会は1次会で必ず切り上げなければならず、原則として次の日の仕事に響く行動は厳しく制限されると聞きました。他のメガバンク会社から「軍隊のようだ」と揶揄される三井住友銀行ですが、1年目行員の実際の仕事内容はというと、UFJと同じく1年目からお客様を任され、わからないことがあっても寮に帰ればたくさんの先輩がいるので、何でも相談できるとのこと。資格の勉強でわからないことがあってもすぐに先輩に聞くことができ、自由は制限されるも我慢できると入行3年目の社員の方はおっしゃっていました。学生から上がりたての新卒1年目社員にとっては仕事や私生活が厳しいと感じる一方で、自身が着実に成長していっているという実感を持つ行員が多いようです。参考:みずほ銀行:支店配属は早いものの、裁量を持つことができるのは遅めみずほ銀行は入社前の3月上旬に自宅に配属通知が届き、一通りの新入行員研修を終えた5月の上旬からは実際の支店での業務となりますので、文面のみからではみずほ銀行がメガバンク3行の中で一番手が早いと感じられると思います。しかし、そこから支店のお客様対応をこなすためのOJTや、自分より1,2年上の先輩の下について書類の整理をするなど、1年目はお客様を任せてもらえるということはないようで、お客様を持つに値する銀行員を着実に育てるということが根底にある育て方をされるようです(もちろん支店によってそうではない場合もあると考えられます)。参考:最後に各行における新卒1年目行員の育て方を見ても、それぞれの銀行がどのようなことを重視していて、どんな行員に育て上げたいかが浮き彫りになってきます。筆者が就活生の時は目の前の情報を集めるのに精一杯で、入社後教育にまで気にかけて説明会時に質問するようなことはしませんでしたが、この記事を拝読された読者の皆様が就職活動を進める上で自身のキャリアを考える一つのきっかけになれば幸いです。photobyPaulDowney 99,113 views
総合商社内定を蹴ってエネルギー業界に就職をした理由と納得できる志望動機 総合商社内定を蹴ってエネルギー業界に就職をした理由と納得できる志望動機 こんにちは。エネルギー業界に内定した大学院生(14卒・国立理系)です。もともと文系職の総合商社や金融系を第一志望群として考えており、内定もいくつか頂いたのですが正反対の理系職である現業界に決めました。今回はその辺りの心境の変化について書かせていただきます。志望動機・会社選びの軸皆さんの中で、自己PRは得意でも志望動機が苦手な方が多いのではないでしょうか。私も例に漏れずその一人でした。志望動機には2パターンの種類があると思っています。ウソ(表面上)とホントの志望動機です。この2つがイコールならば就職活動を有利に進められると思いますが、残念ながら私はそうではありませんでした。そして当時の私の志望動機は以下のようなものでした。・モテたい(イケてるか)・おもしろい社員と仕事がしたい(OB訪問で波長が合うか)・内定先のブランド力を誇示したい(内定が取りにくいか)この3点から、総合商社やメガバン・損保を第一志望群に絞ったというありがちな就職活動でした。当時は、「どんなタイプの仕事でも自分ならものに出来るし、その中でやりがいも見つけられるから問題ない。バブル期で就活してない面接官なんて表面上の志望動機で余裕でしょ」という生意気な考えを持っていました。そして、「理系職なんかイケてないから却下。イケてる同期とモテる文系職の会社で働いて他人に羨ましがられたい」という欲望のまま志望業界を決めました。転機4月中旬、運良く第一志望群から内定も頂いたのですが、何となく自分の就職活動が腑に落ちていませんでした。当時は、「表面上の志望動機と盛り上げた自己PRを自信満々に面接官に話す」というウンザリする行為を、大人へ進む階段と思い込むようにしていました。笑しかし、4月末に自身の研究内容から面白半分でエネルギー業界を受けたとき考え方が変わりました。「理系企業は競争相手が雑魚だから面接対策なんていらない」と調子づいていた私ですが、根が真面目なので前日は志望動機を考えました。そこで、今まで苦労していた志望動機が自分でも驚くくらい早く思いつき、面接本番でも自分でいった志望動機に自分が納得できる状態でした。この面接での自分でいった志望動機に自分が納得できる状態が忘れられずに、周りの反対を押し切り最初の志望業界・業種とは真反対のエネルギー業界へと就職を決めました。最後に私の自己満コラムに付き合っていただきありがとうございました。志望動機・会社選びの軸を決める際に迷っている学生は本当に多いと思います。私の場合は運良く、表面上の志望動機とホントの志望動機がイコールとなるような会社をみつけられましたが、過半数の内定者は何となく自分を納得させる形で会社を決めた人が多いと思います。これは悪いことではなく当然なことであると思いますが(事実、私は運動会に所属しており、就職活動に割ける時間は少なかったですが先輩や同期は就職してから楽しそうにやっています。)、日本人は大義名分を大事にする人種なので、ブレないホントの志望動機を見つけて入社できればそれをモチベーションに働いていけると思います。是非、就職活動中のOB訪問や自己分析の機会に自分が納得できるホントの志望動機を見つけてください。photobyMarcoVerch 57,974 views

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